ようこそ漢方相談室にお越しいただきありがとうございます。
漢方薬の働きや病気・症状の原因を徹底解剖!
あなたの悩みにお答えします。

このブログではあらゆる流派の漢方医学を勉強しサプリメントや病院などの業界の裏側を見てきた経験や知識を活かし私の独断と偏見で思ったことを書いています。 漢方マニアの本音としてお読みください。

※専門家に対して漢方の情報提供をしているつもりはありませんので、漢方を処方する側の人(医師や薬剤師などで特に病名や症状だけで漢方薬を処方している人)は不快な気分になる可能性があるので、読まないでください。

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漢方相談室

2017年10月13日

保険適応の漢方薬と実費の漢方薬の違い

ここで書いているブログは個人的な考えや思いもありますが、元のネタは病院や医者やネットの漢方情報に対する実際の患者さんの疑問だったりです。

年に二人もいない位レアですが、たまにトチ狂った医者か、病院や西洋医学の大ファンの人がブログに文句をつけてきますが、むしろ元ネタは患者さんが現場で体験し、心の中で思った真実を僕が代弁しているようなものなのでキツイことを書いているというよりも「王様、すっぱだかですよ!!」と親切に言ってるつもりなのですが、ごくごく一部の人には届かないようです。

うちによくある質問です。
「保険適応の漢方薬と実費の漢方薬ってどう違うのですか?」という質問の時に、ほとんどの人が「多分、漢方薬の質が違うんだろう」みたいに思いながら質問してこられるのですが・・・

これは当たっているようで的ハズレというか・・・

多分、サプリメントのノリで「品質がよければ、それだけ効きがいい!!」という感覚を漢方薬も同じノリで考えてしまっているんじゃないかと思います。

実際のサプリって中国から汚ったないコンテナで運んできた原料を「〇〇県産の上質のエキスが・・・」みたいに宣伝して売るのですが。

確かに品質の良し悪しは間違ってはいないのですが、重要度でいうと2番手です。

漢方薬において重要なのは品質よりも「体質と漢方薬が合っているかどうか」が最も重要です。
「体質と漢方薬が合っているかどうか」が最も重要です。本当に大事なので2回言っときます。

最も重要な「体質と漢方薬を合わせる」が重要度ランキング1位としたら、2位の「品質が良い」とは結構、離れています。

言い方を変えれば、最悪、漢方薬の品質が悪くても「体質と漢方薬が合ってたらそこそこイケる」ということ。

その絶対に外しちゃいけない漢方治療の重要なこと「1位 体質に合わせる」、「2位 品質が重要」を軽々とスルーしているのが、保険適応のツムラの漢方です。

体質は漢方とは何の関係もない西洋医学の病名マニュアルで処方する。
病院の悪しき漢方の習慣である病名漢方についてはこちらから ツムラが国民を欺いた「漢方」の大嘘Vol.1

品質、効果に至っても去年の週刊新潮で生薬の農薬管理を徹底していると言いながら現実は管理ができていなくてツムラの社員が自分の家族にツムラの漢方薬を飲ませたくないほど、農薬まみれになっているという記事がありました。

品質に関しては、現実にはわかりませんが、漢方業界では何十年も前から、ツムラの漢方薬が薄いと言われています。

友人で漢方相談と調剤薬局もやっている先生も自分で飲んでみても味というか効果は1/3位に思うとのことでした。

どれも個人の見解ですが、真剣に漢方相談している先生にツムラの漢方のことを聞けば普通に「効きが薄いよね」って申し合わせたようにいいます。そしてなぜか「みんな1/3位の感じ」と言います。

実は昔に堺市のツムラの勉強会で講師の医者が「ツムラの漢方薬は効きが薄いから重い病気は多めに使ったほうがいい」と言っていました。その時もなぜか「3倍量」でした。

そして、僕は実際、どうなのかを試したことがあります。
患者さんにスパイと臨床をしてもらったのですが、過去3人の患者さんで頭痛や鼻水、副鼻腔炎による鼻詰まりなど、わかりやすく治しやすい病気で、うちの漢方薬で症状が良くなったのを確認した後に5日ほど放ったらかしにして症状を再発させて、その後に病院に行ってもらい、ツムラの漢方薬を2倍量、3倍量と増やして飲んでもらったら、3人ともに「3倍量で先生のところの漢方薬の80%位の効果感がある」とのこと。

「80%って何?残りの20%の悪さって何なの?」とお聞きすると、効き始めるまでの時間とか、持続時間が、なんか頼りない感じだから、総合で20%引かせていただきました。とのこと。

そして、更にその後にまた漢方薬を飲まないで症状を再発させて、うちの漢方薬を飲んで、どう効いていたかという確認も行いました。

本当はどうなのかわかりませんが、実際にはこんな感じでした。
ツムラの漢方の品質に関してのブログはこちら ツムラの漢方薬は、なぜ効かないと言われるのか? その1

その時に患者さんが「もし、本気で漢方薬で治療したかったら結局、3倍量を出してもらって、漢方としての診察はナシに等しく、飲む苦痛も3倍、金額も3倍かかるから保険適応の意味がないっすね」って言っておられました。

思わず漢方薬の品質のくだりが長くなりましたが、漢方薬の場合は西洋医学の薬のように薬のある有効成分が何かの症状を抑えるのではないので、薬の力が強いかどうかが、良いかどうかとは関係がありません。

むしろ、漢方薬の効果の強さは、あなたの体質の漢方薬を受け入れられる強さとも合わせないといけないので「効果が高い=治る」にはなりません。

薬性と効果が強い薬はあなたの受け止める体質が弱く、漢方薬と体質のバランスがとれていなければ、漢方薬は毒薬と化します。

漢方薬はごく単純にいえば、冷えている人に温める漢方薬。
余分な熱がある人に冷やす漢方薬を合わせれば、体がニュートラルになって症状や病気が治るという仕組みです。

現実はやっかいなことに冷えているだけの人とか余分な熱があふれているだけの人なんて単純な人はいません。

実際は、足は冷えて頭はのぼせて、肝臓は熱をもって気は胸で滞り、水が下半身で溜まっているけど、首から上は水が不足しているみたいな複雑な体質で、しかも「冷えている」という判断も「足が冷たいから→冷え体質」にならず、実際の温度で判断するわけでもありません。

例えば「胃もたれ」でも「余分な熱が胃にこもっている」とか「胃が冷えている」とか「胃の気が停滞し機能が停止に近い状態になっている」など、いろいろな診断があり、しかもこの診断は処方した漢方薬で症状が治れば診断が合っていたことになるし、症状が治らなければ診断が間違っていた。という風に考えます。

だから、漢方と何の関係もない病名マニュアルで漢方薬を合わせたって意味がないわけです。

漢方薬は全種類、どれも良いもので悪いものです。
要は冷えている人に冷やす漢方薬を与えれば、それは毒なのです。
そのまま、それを体の余分な熱で困っている人に渡せば薬になります。

その診断が病的体質である「証」をみるということ。

さっきの漢方薬の品質としての良さと体質をみて漢方薬を合わせるというのは、料理が全くできない人に最高級の野菜などの食材を与えて料理してもらうのと、最高の腕を持ったシェフに最高級ではない普通の食材で料理してもらった場合、どっちのものを食べたいですか?ということ。

保険適応の病名マニュアルで処方している医者の漢方薬は言うまでもなく、料理が全くできない人。「切る→焼く→味付けする」ということしか書いてないアホみたいなレシピで料理したものです。

一方、食材が普通でも最高の腕を持ったシェフなら、めっちゃ美味しい料理をつくることができるのです。

だから、よく皆さん「やっぱり保険適応の漢方薬は品質が悪いですか?」とお聞きになりますが、問題はそこじゃなく、相談に1時間位かけてもらって東洋医学的な体質を診断するための問診も書いたかどうかが重要です。

品質なんてさっきの料理の話からいったら二の次。品質が悪くても体質をちゃんと診断して治療方針を考えて治療していれば、若干、時間がかかっても治ります。

実際、僕も昔に漢方薬局をお手伝いしていた時分に、時間はかかりましたが、ツムラの漢方薬でリウマチを治したこともあります。効果が弱いせいか時間はかかりましたが。

漢方薬の品質に関して「ドラッグのものはどうですか?」と聞かれたのでついでに説明します。
これも真実はわかりませんが、僕は昔、営業時代にドラッグさんと値段交渉していた経験がありますが、ドラッグは徹底して薄利多売で利益を出します。

なので経営上、高級なものを置けません。
また、ドラッグさんが想定しているお客さんも富裕層とかではなく、どちらかというと安いものを求めて来られる方が大半ですので店を存続させるマーケティング上「良くて高いもの」を置くと、在庫として、かえって弊害になります。セグメントが違うのです。

漢方薬は体質と合っていないと副作用になります。
つまり、どの漢方薬も良い効果があるし副作用にもなるので、東洋医学的な体質も診断できないし、東洋医学的治療を説明できない人の処方する漢方薬であれば「いっそ飲まない方が治療になります」と説明しています。


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2017年10月05日

漢方薬で根本治療するための最初の方法

週刊新潮の記事でマニュアルかつステレオタイプ的にしか仕事ができない医者を糾弾していましたがツムラの病名漢方マニュアルやそれらのマニュアルを使っていた医者に限らず、漢方薬局も含めて、体質(証)をちゃんと判断して治療方針を考えて漢方薬を使うことができる先生なんて、そもそもほんの数%しか存在してません。

大概は西洋医学の病名マニュアルか、症状を2,3あてはめるだけ、もしくは訴える症状ごとに漢方薬を当て物のようにあてはめて選んでいます。

そして漢方の説明は五行論や瘀血タイプ、気滞タイプなど、またお得意のマニュアル的なパターンのはめこみで説明します。

漢方薬を西洋医学の薬を補助する副作用のない薬。
ひどいのになると、なんとなく飲み続ければ根本的に治る魔法の薬みたいに考えている人がいます。

漢方薬を処方している当の医者も素人と同じようにこんな間隔で処方したりするので、始末が悪いです。

西洋医学は「薬自体に頼って飲んでさえいれば治る」みたいな、ある種、他人任せのファンタジーな治療だと思います。根本的に治るまでのイメージもメカニズムもエビデンスもないからです。

実際に現場でも医者も患者さんも「薬の成分がどうにかしてくれる」という、ちっぽけで単純な治療理念にすがって治療しているように僕にはみえます。

漢方治療や根本治療の場合は有効成分がどうとか、漢方薬という薬自体が主役ではありません。
西洋医学的な感じだと薬が主役なので漢方薬もそう考えがちですが、漢方薬というのは根本治療の1つの方法にしかすぎないです。

薬の成分がどうとかこうとかではなく、漢方では「どうやって治すか?」という「治療」に対する考え方自体が重要なのです。

西洋医学の薬は外部から人工的な有効成分を体内に入れて、無理やり症状が起こらないようにします。

自分でどうにかできなくなったものを外部の成分が一定時間だけ肩代わりしてくれます。
その成分は症状が起こらないようにする成分なので、薬を飲めば症状は消えます。

しかし、これは外部の薬の成分が働いて薬が体内にある数時間限定で、あくまで一時的に働いてくれているだけなので、数時間すれば、元の病気の状態に戻ります。

これが西洋医学の治療の考え方。治療理念ですね。
簡単に言えば根本治療には、程遠い「症状や状態のごまかし」です。
もちろん、そのゴマカシが必要な時もあるので、悪いというわけではないですが、実は必要な場面が皆さんが考えているよりもはるかに少ないです。

漢方の場合は症状自体を消すことを目的にしていません。もちろん最終的には症状もなくなりますが。

体質をみないで漢方薬を処方している先生は、この辺を大きく勘違いしていると思いますが。

漢方においては「症状」とは体内のいろいろな臓器や組織の連携や働きのバランスが崩れた結果、警告として知らせていると考えます。

ですので、西洋医学のようにただ単に症状を薬の成分で消しても何の意味もないのです。
症状が即座に消えれば、確かに嬉しいですが、症状のみ消すことを目的にしてしまったら、体内のアンバランスが見つけられなくなり根本的に治ることはありません。

漢方の治療理念は実に単純で「大自然の中で生きているものは大自然の流れに沿うことが最も悪くならない方法である」という考えです。

そして自然は循環と一定のリズムで巡っています。
単純ですが、地球で生きていくなら理にかなっていますね。

漢方は自然の営みと体内の営みは大なり小なりの違いはあれど同じものだと考えました。
同じというのは、全く何もかも同一ということではなく、自然も体も一定のリズムを保つために全体の調和をはかる営みという感覚が同じだということです。

これを元に考えると、最も健康なのは、常に最も調和のとれた状態を保つことです。
ですから漢方では「健康」という考え方そのものが西洋医学と違います。

西洋医学の考える「健康」は病気か病気でないかの状態。
病気じゃなくなれば「健康」です。
病気はしょっちゅうなるものではないと考えられ病気と健康は違いに行き来する固定されたものです。

でも漢方では毎日、いろいろな要因で病気に傾いていると考えます。
生活環境、生活リズム、ストレス、普通に生活しているだけで、健康を保つバランスはいとも簡単に崩れますので、保つほうが難しいと考えます。

健康と病気の明確な境目がありません。
健康か健康でないかではなく現在、バランスのとれた状態なのかを考えます。

バランスのとれた状態とは、何も不調がなかった時の状態。
これは西洋医学的に病気かそうでないかというものではなく、何も問題のない頃の状態です。

漢方治療や根本治療とは体の状態をバランスのとれていた元の状態に戻すことなのです。
病的な体質から何も不調がなかった時代まで漢方薬を使って巻き戻すといってもいいです。

不妊治療なんてまさにこの状態で、ホルモンがどうとか、そういった小手先の問題ではなく、月経周期や体調におかしなことがなかった時代に巻き戻すのです。
若返れば誰でも妊娠しやすくなります。

子供の頃は特別な遺伝的な病気でない限り、誰もが何も気にすることのない体でした。
それが、いろいろな要因でバランスが崩れて悪くなり、そのバランスの崩れがひどいと「症状」となって警告音がなります。

元の病気も症状もなかったバランスというのは人それぞれです。
体つきや体力、生活環境、生活リズムに見合った状態でその人独自のバランスで健康を保っています。
なので、誰でにも共通する健康なんてものは漢方には存在しません。

今、病気じゃないという人も不調がゼロか?と問われたら、そうではないでしょ?
漢方では元でない状態。一つでも慢性的に気になる症状がある場合は、治療対象です。

病気や症状が現れた場合は、その人に応じたバランスの崩れが起こっていることを知らせてくれているので、その人の状態に応じて、元に戻るように漢方薬で調整します。

漢方薬の魔法成分が症状を抑えるのではありません。
病気を治すのではありません。
体内が何もなかった頃のバランスとリズムで営めるように調整するのです。

これが漢方の原則です。
西洋医学の病名や症状に合わせて漢方薬を処方することが、いかにマヌケな行為であるかはこの漢方の治療理念からわかります。

漢方治療とは枝葉末節の漢方薬の小手先の使い方を学ぶのではなく、治療理念をどれだけ深く理解しているかが、治療の武器となるのです。
漢方の専門書には、だいたい、こういったことが当たり前のように冒頭で書かれています。

病名で選んだり、症状をあてはめて選んだりなどの低レベルな知識で治せるようなものではありません。
それでも治ることはありますが、それは治しているではなく、たまたま治っただけのギャンブルです。

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2017年09月29日

ツムラが国民を欺いた「漢方」の大嘘Vol.2について

・週刊新潮 2017年09月14日号 40P〜  こちらでは”医者が漢方薬を処方していても実はその医師自体は漢方薬や漢方医学理論のことには詳しくなくツムラが売らんがためにつくった病名マニュアルで漢方薬を処方している。”といったことが書かれていました。

この記事の内容にあるように実際に保険適応の漢方薬を処方しているほとんどの医者はメーカーのつくったマニュアルで処方しています。

こちらの記事では本来の漢方治療では漢方と何の接点もない西洋医学の病名で漢方薬を処方する道理はないということを ツムラが国民を欺いた「漢方」の大嘘Vol.1について に詳しく書きました。

この週刊新潮の記事は以下の第2弾も出ています。

・週刊新潮 2017年09月21日号 44P〜  こちらでは”ツムラがいかに自社の儲けのために本来の日本の漢方を歪めていったかが書かれています。
漢方薬が保険適応になった当時は漢方の講義は行われていなかったようで教習所がないのに車が売り出された状態と例えられています。

実は医大では漢方教育は行われておらず漢方薬を売っている当のツムラが教育していたことや、その勉強会に参加した際に本格的に漢方を行なっている先生がツムラの勉強会で講師をしていた大病院の副院長に鋭い質問(方証相対の事)を投げかたところ、講師の先生が口ごもってしまい(文面からは恥をかかせた感じ)、その後、質問した先生はツムラの社員に「なんてことをしてくれたんだ、漢方界で食えなくしてやるぞ」と脅されたらしいです。

この「方証相対」については、質問した漢方専門の先生もツムラの勉強会の講師である大病院の副院長もどっちもどっちだなと疑問に思うくだりです。

「方証相対」は難しい概念なので、また別で書きたいと思います。

その後、ツムラによって役に立たない漢方専門医という地位が認定制度によって作られたのですが、これは審査も実力もクソもなく要はツムラにお金を払えば認定医になれるという粗いものらしいです。

ツムラの営業にお金を払ってまかせておけば、事務手続きみたいな感じでなれるということが詳細に書かれていました。

ツムラは大学にも次々に自社の儲けを寄付して、寄附講座というものを設けていき、お金を巧みに使いながら医学界に侵食していったとのこと。”

ざっと記事の内容はこんな感じ。

ツムラが自社が儲けるための病名マニュアル漢方薬処方の普及のために自前の都合の良い勉強会を全国で展開し、その結果、歪んだ漢方自体が常識になってしまったのかもしれません。

現に今も、医者は西洋医学の病名だけで漢方薬を選ぶための本来の問診もとらず、体質も分析せずに何のおかしさも感じずにツムラの漢方薬を処方していると思います。

患者さんも「なぜ漢方薬を選ぶための問診をとらないのか?」「体質の説明なんて一言も聞いた事がないけど?」と思ったとしても、まさか「医者」が実は漢方独自の診断方法や治療の考え方など何も知らずにメーカーのマニュアルだけみて漢方薬を処方しているとは夢にも思わないでしょう。

しかし、現実は週刊新潮の記事にある通り、ド素人でもできる「病名のマニュアルだけみて漢方薬を処方する」という漢方的にみたらウソみたいなことを平気でやってます。

自分が実は知らないのに知っているように見せかけて、売ってるって・・・いいのでしょうか。
(ちなみにこのツムラのマニュアル、僕は持ってますので、うちの患者さんで見たい人いれば、見せますよ)

医者は「国民だけでなく僕もツムラに騙されたんだ!」っていうかもしれないですが、普通の感覚だったら、漢方と西洋医学は違うものって気づくと思うのです。

「西洋医学の病名と漢方薬は関係ないじゃないか!!」と医者自身がツムラに文句言ってもいいくらいです。

でも、そこはスルーで「ツムラ自前の勉強会で勉強しているぞ!」と言うかもしれません。
薬を売るためのメーカーであるツムラの勉強会にです。

実は僕は実際にツムラの漢方の勉強会に何度か潜り込んだことがあります。
言うまでもなく「〇〇の病気には□□の漢方薬を使います」と記事にあったように権威のありそうな先生が、話していて、それを聞きにきた医者が必死でメモってました。

それが終わるとると次はある漢方薬の成分が化学的にどんな成分が含まれているかを化学式や数値のデータで説明します。

西洋医学の病名漢方薬の科学成分もどっちも本来の漢方理論とは何の関係もないアサッテの方向の勉強会。

これに参加したからってどうなの?って感じ。

ちなみに僕自身は漢方専門店に修行に行って、毎日、毎日、実際の漢方治療をしながら、その臨床とともに勉強させてもらいました。

自論になりますが、漢方は机の上の勉強じゃなくスポーツや楽器と一緒で実地と理論を一緒に勉強しないといけないものだと思います。

ツムラの勉強会といっても毎日やってるわけではありません。
あっても3ヶ月に1度くらいでしょう。実際はそんなにもないんじゃないかな。
これが勉強?しかも、講義は漢方と関係のない病名と漢方薬マニュアルのこと、化学成分と漢方薬のこと。

ツムラでない他の漢方専門の勉強会にも参加していましたが、正直、どこも漢方の本を説明しているか、どこかの先生が治療した経験を語っているかです。

漢方の治療という考え方、診断方法、病名や症状を当てはめるようなものでない東洋医学的な選び方などを教えてくれる勉強会はなかったです。
それっぽいことはやってるのですが、なんというか、本のことばっかりやって、いかにも机上論なんです。

サッカーやサーフィン、ピアノやギターを本だけ読んでうまくなれ!みたいな感じです。

ツムラでないもう少し専門的な勉強会にしろ、そうそう回数はありません。
いろいろなところを探したって月2回、参加できたらいい方じゃないですか。

この手の勉強会って聞いている時はわかった風に思えるでのすが、実際の現場では「どうやって体質を診断するんだー」って感じ。
日本ってこういう試験ありきのような暗記型の方式が好きですね。
サプリの勉強会は毎週ありますけれど。

僕も実際に治療させてもらいながらの修行(勉強)でなければ、西洋医学の病名で漢方薬を処方していたかもしれません。

あッでも僕は医者じゃないので、医者のように何も突っ込まれずになんとなくで誤魔化して押し通せるオイシイ状況がつくれないから、漢方専門ですって宣伝して、病名だけ聞いて「はい、〇〇漢方薬」って医者と同じようにやってたら3ヶ月で潰れてますね。

人間の体を根本的に治すのに西洋医学でやっているような一時しのぎの西洋薬を処方する病名マニュアルの方法を「漢方薬」に振り替えただけで根本治療になると思うのはあまりに考えがお気楽すぎないかと思います。

根本治療がそんな甘いわけがない!
西洋医学が200年(新薬系の歴史)かけて、いろいろと科学の力も使い、結局、一時しのぎの対症療法の薬しかできなかったじゃないですか。

西洋医学においては根本治療は未だ何もできていないのです。
なのに「一時しのぎの治療方法で漢方薬を処方する」こんなおかしな方法はありません。

ツムラのつくった病名漢方マニュアル以前にその人のことを何も知らないで病名マニュアルと2,3の症状を聞いて漢方薬を処方し続けていれば、いつか根本的に治るとそんな簡単に思っているなら、それはちょっと・・・お花畑すぎやしませんかと思う。
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2017年09月20日

ツムラが国民を欺いた「漢方」の大嘘Vol.1について

普段、雑誌、テレビなんか見ないのですが、患者さんから「先生、ツムラのあの保険適応の漢方薬の話って何なのですか?」なんて何人からも聞かれたので早速、雑誌を買いました。

週刊新潮 2017年09月14日号 40P〜
週刊新潮 2017年09月21日号 44P〜

正直、週刊新潮の「ツムラが国民を欺いた!!「漢方」の大嘘」という見出しを見た時、本来なら「そうだ!そうだ!それが真実だ!」と喜ぶところですが、なんか複雑でした。

なぜなら、僕は漢方を始めた当初から「医者は漢方のことは、ほぼ何も知らず、マニュアルでやっているだけ」と、このブログでも散々言い続けてきたからです。

僕が言い続けてきたと言っても「医者が西洋医学の病名や症状でマニュアル的に漢方薬を処方する」というのは、実は昔から真面目に漢方をやっている先生界隈では当たり前に知っていることでした。

医者に限らず、漢方薬局でも病名や症状だけを当てはめてマニュアル的に処方している先生の漢方を「病名漢方」「症状漢方」と呼び、こういう方法しかとれない先生の漢方のことを「なんちゃって漢方」と呼ぶのは僕ら的には半ば常識でした。

それどころか、昭和初期の昔の漢方の専門書籍の文中にも「病名漢方の誤治による弊害で・・・」なんて文も出てきたりで、昔からマニュアルでしかできない、どうしようもない先生というのはいるのだなと知っていました。

ちなみに「誤治とは誤った体質判断で間違った漢方薬を選ぶこと」ですが、西洋医学の病名や2、3の症状をあてはめて漢方薬を処方している医者や、なんちゃって漢方薬局は東洋医学的な体質判断すらしていないので、誤治にもならない、ある意味、無敵(気の毒な意味で)だと思います。

新潮の記事の内容を要約すると、一般の人は病院で漢方薬を処方してもらったら、誰でも「医者は、ちゃんと考えて処方してくれているだろう」と考えるかもしれないが、実は漢方のことなんて1mmも知らないでツムラから渡されたマニュアルをみるだけで処方していますよ。というもの。
(これって大げさな表現でなく本当に素人と医者に何の違いもありません)

それはレアケースではなく、そんな異常な状態にしたのはツムラであると。
ツムラは一時、倒産寸前までなりましたが、保険適応の漢方薬である医療用医薬品のシェアを獲得し、売り上げは回復します。

ツムラ復活の鍵になったのが、マニュアルだけで漢方薬が処方できるという方法です。
漢方の医学理論や漢方薬の薬学理論の知識を持たない医者でも簡単にマニュアルをみるだけで漢方薬を処方できるようにしたのです。

こんな方法は「歪んだ漢方」そのもので、ツムラ曰くはこの漢方を「日本独自に発展した漢方」と主張していて、北里大学にもツムラの宣伝が行き届いているのか、同じことをパンフレットに書いてあります。

本来、一人一人の体質に合わせる漢方薬を既製品化し、診断や処方の方法もマニュアル化し、それを日本独自と主張するとは嗤うしかない状態である。

というような内容で、この記事はゴシップでもなんでもなく、漢方という難しい分野をよく調べてあって問題の核心に切り込まれていると思います。

この記事のよいところは、ちゃんとツムラにもこの問題点について、細かく指摘した取材依頼書を送ったのですが、当のツムラからは<弊社は「自然と健康を科学する」という経営理念のもと、高品質な・・・」とパンフレットに書いてある宣伝文句の回答が送り返されただけらしいのです。

つまり、ツムラは逃げた → 書かれている問題点にしっかりした反論はできません。ということですよね。

この後は漢方薬の副作用のことが書いてあるのですが、これはVol.2にも書いてあるので、まとめてツッコンでみたいと思います。

さてさて、実は業界では昔から言われてきたことですが、実はこの問題って僕は漢方薬やツムラに限らない問題ではないかと思い、次の問題提起をしたいと思います。

そもそも、普通で考えれば、西洋医学と漢方は場所も時代も全く違うところで活躍している医学なのです。
なので、西洋医学の病名で漢方薬を処方する道理なんてありません。

では、なぜ、そんな意味不明な方法が医者にウケたのか?

実は僕もド素人で漢方を勉強したての頃は、体質診断なんて訳がわからないし、できないので、最初は西洋医学の病名では、どんな漢方薬を使うのかと勉強し始めました。

だって、その方が楽ですやん!
風邪→葛根湯とか、アトピー→消風散とか、不妊症→当帰芍薬散とか。

でも、さすがにそこまでお花畑脳じゃないので、一通り「病名=漢方薬」を覚えた時に「いや、そもそも漢方と西洋医学って関係ないじゃん!」って嫌でも気づきます。

漢方家でなくとも「漢方は人それぞれの体質に合わせるもの」みたいなことは最初からモヤ〜と知ってるので実は病名で漢方薬を選んでいる時も「いや、西洋医学の病名は、その人の体質じゃないし」って思っていました。

そして、漢方の治療概念や考え方、診断方法の勉強を進めていくと、どんどん、西洋医学から離れていっちゃって、勉強すればするほど、西洋医学とは似ても似つかないものになっていきます。

しかし、漢方治療の第一歩である体質診断は、マニュアルがあってできるようなものではなく、漢方理論を全部、駆使して診断していかないといけないようなものなので、病名漢方の次は、症状漢方に逃げました。

症状が、一人一人違う体質を表しているから症状に当てはめたら体質で漢方薬を選んだことになるよね。と勝手に思い込んで。
しかし、これも結局、病名でマニュアル的に選ぶことと根元の方法が変わらないのです。
そこに漢方独特の根本的な治療していく治療方針が欠落していたのです。

そこからは漢方修行中、実践で治療経験を積み重ね、自分や家族、今のお店で患者さんの治療経験を積み重ねながら、体質である「証」を分析し根本的に治療していく治療方針をつくることができるようになりました。

何が言いたいかというと、ツムラから西洋医学の病名で漢方薬を処方できるマニュアルを教えてもらっても、普通の感覚だったら「いや、西洋医学の病名と漢方薬、関係ないしょっ!」ってなるわけです。

ちょっと漢方の本に手をのばせば、西洋医学から見たら、意味不明、訳がわからないことで埋め尽くされていることに、当時のお花畑脳の僕でも気づいたのです。
医療のド素人の人が読んでも、西洋医学とは全く違うって最初の5ページで気づきますよ。

実際に真面目に漢方をやっている先生はそうやって病名・症状マニュアル漢方から離れて、その訳のわからない理論の勉強に突入していき、病名漢方をやっているのは「漢方家として恥ずかしいこと」とう認識に変わっていきます。

なのに、副作用があろうが、西洋医学の病名で漢方薬の処方することを続けられるのは、医者の元の性質もあるんじゃないかと思うのです。

来る日も来る日もアトピーにステロイド。工夫したってランクが変わるくらい。
花粉症や鼻炎、蕁麻疹にアレロック。
不妊症にクロミッド、HCG注射、ルトラール、ソフィアA。
無月経や月経困難症にバカみたいにピル。
ちょっと困った自体に陥ったら「手術しかないです」

普段の西洋医学の治療もマニュアルなんですよ。見事に。
僕が漢方家だから言ってるのではなく、僕も僕の家族もマニュアル以外の治療をしてもらったことがありません。

僕は医学知識があり、西洋医学の治療のガイドラインを知っているので、どこの病院に行ってもバリバリのマニュアルでやっているのがモロバレ。

そして、ガイドラインの流れのようにいかなくなったら、初回の自信満々、上から目線の説明が急に萎んで、ひたすら効くかどうかも分からない薬を出し続けて、漫然と薬の種類を増やしていくか、「手術しかないですね」の一言。

ちなみに僕は、1度、死にかけて、1度指の関節が曲がらなくなったことがありますが、どちらも病院の見解は「死にかけている原因がわかりません」「指は治りません」ということは自信たっぷりに宣言していただけました。

40年以上、生きていますが、今のところは医者に助けてもらった記憶が一度もありません。(救急、外科手術、歯科、産科には助けてもらっています)

病院の薬に関しては医者に処方されるまでもなく、事前に何を使えばいいのか、どんな作用機序なのか、わかっていますので、薬でよくなったことはありますが、病院(市役所)で処方箋という事務手続きをしてもらったようなものですね。

「マニュアルで治療」は言わば、医者の十八番。
ツムラは復活のために、見事にそこにマーケティング的に漬け込んだのでしょう。
いいかげんなマニュアル漢方処方になる下地は実は医者自身が昔から持っていたと思います。

ツムラも昔は部会によっては、地道に体質診断して治療方針を打ち立てて、漢方薬を選んでいくという勉強会をやっているところもありました。

でも、うちの相談もそうですが、実際に真剣に相談となると問診だけで書いてもらうのに20分かかることもあります。
そこから更に症状の1つ1つの状態を詳しく聞いていきます。
要は一人一人の体質に本気で合わせてたら、めっちゃ時間がかかります。

なので、漢方薬局業界でもそうですが、本当に漢方薬のみの治療だと滅多にちゃんとやっていけるほど売り上げは上がりません。
現に漢方薬局も専門とか言いながら、乳酸菌とか、深海ザメエキスとか、かき肉エキスなどのサプリを漢方とか漢方薬の補助とかいって、無理やりくっつけて売り上げを膨らませないとやっていけないところも多いのです。

医は仁術。聞こえはいいですが、実際はイバラの道。
ましてや上場会社のツムラの最も優先すべき目的な「売り上げ」です。
どれだけキレイ事を並べようが上場会社は立派な目標よりも、とにかく株主のために「売り上げ」を何がなんでもあげないといけないのです。

そういった背景もあるのか、昔の地道な勉強会もなくなっていきました。

残念ながら、人を治すことと商売は矛盾するのです。
だから倒産を回避するためとか売り上げ倍増を目的とすると治療はうまくいきません。
手前味噌にはなりますが、漢方は昔から宮廷系のお金を気にしないでよい位置づけか、町の個人の漢方でないと成り立たないのだと思います。

もちろん、うちでも存続のための売り上げは必要ですが、それ以前に患者さんから「漢方マニアの変態」と言われるほど、漢方が好きじゃないとダメじゃないかと思います。


ご相談ご希望の方はこちらの「漢方相談する」に現在の状態を入力し送信してください。
お問い合わせはこちらまで。


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2017年09月15日

漢方薬が合っているかどうかの間違った確認方法

追記:うちの無料漢方相談に関して誤解があったようなので追記します。
記事は他の病院や漢方薬局で飲んでいる漢方薬が自分に合っているかどうかだけを聞かれても漢方治療の性質上、他の処方していない先生が評価をするのは難しいということを根拠とともに詳しく書いています。

ぶっちゃけ、保険適応の漢方薬は、ほぼ病名マニュアル(例えばツムラ)で漢方薬を処方しているので「今、病院でもらっている漢方薬は私の体質に合っているかどうか?」と聞かれても病院は体質の診断すらしていないので「診療が始まってもいない当てずっぽう」としか言いようがなく「ちゃんとしたところで体質を診断して処方したもらったほうがいいんじゃないですか」としか答えようがないです。

病院のツムラの漢方薬などについてはこちらを読んでみてくださいツムラが国民を欺いた「漢方」の大嘘Vol.1について

下記、本文にも書いてありますが漢方薬と診断、相談はセットですので、今後も病院の保険適応の漢方薬を飲み続けるつもりだが、体質と合っているか、答えあわせだけをしたいという方は相談してこないでください。

処方された先生は漢方を詳しく知らなさそうなので質問できない。でも今後も、その病院で漢方薬をもらう。というのであれば、質問をあきらめるか、漢方薬自体を飲むのをあきらめるか、ラッキーを期待して飲み続けるしかないです。

当の医者に質問しても要領を得ないから、このまま納得いかなければやめることも視野に入れている。その前に漢方って何なのかを知りたいというのであれば、ぜひ、ご相談ください。


〜本文〜
ちょっと長いですが、本当に漢方薬で根本治療をしたいとお考えの方には読んでいただきたいです。

うちのWebサイトの方で無料漢方相談をやっているのですが、たまに誤解した相談をしてくる人がいます。

何かって言うと、病院から処方された現在、飲んでいる漢方薬が合っているかどうかを僕に聞いてくる人。

これって多分、漢方治療に対して根本から誤解があるのだろうと思います。

漢方薬は「体質に合わせて選ぶもの」というところは、皆さん、なんとなく知っていると思うのですが、ここに誤解がありそうです。

その「体質」ですが、生まれつきの体質があって「その生まれつきの体質を漢方薬で治せば、いろいろな病気が治るではないか」と考えているっぽいのです。

これは半分は間違いです。
漢方では体質のこと「証」といいます。病的な状態の体質である証があり、その証は複数のいくつかの「証」で一人の体質をつくっています。

例えば、子宮筋腫があって、頭痛、耳鳴り、月経不順、足冷え、頭はのぼせ気味という人は、本人は足冷えが一番気になって、自分は冷え性と思っていても、これを漢方の体質で分析すると「瘀血の証」「気の上衝の証」「上熱下寒の証」と3つの証であると診断したりします。

体質には大まかに3つあります。
1つは皆さんが考えている生まれつきの体質。
2つ目は現在の病気に関わる体質。
3つ目は急性病で現れる体質。

生まれつきの体質というのは身内から遺伝的にもらう体質。
腎臓が弱かったり、リウマチのけがあったり。
これは、現在の病気と直接関係あるかはわかりません。
関係がある時もあるし、生まれつきの体質と今の病気が、ほとんど関係ないこともあります。

現在の体質というのは、アトピーの人だったら、昔はなかったけど今はアトピーが現れてしまっているという体質です。

生まれつき、アレルギー反応の強い家系かもしれないですが、現在のアトピーのアレルギー反応の強い素因は家系と無関係ではないかもしれないですが、その素因に食事や睡眠時間の乱れ、ストレスなどなどが合わさって、今の自分自身の臓器の働きが変わってきた結果、アトピーが出ているのです。

生まれつきの体質も関係しているかもしれないですが、存在しているんだけど、現在、関わっているかどうか、わからない体質なんかに漢方薬を合わせていたら、何年、飲み続けないといけないかわかりません。

基本的に通常、漢方薬で治療するのは、この現在の病的体質です。

3つ目は急性病で現れた体質。
急に冷えて下痢になった。とか、風邪をひいた。などです。
慢性的にアトピーの人でもありますよね。

本当の漢方治療には病名や症状に合わせてマニュアル的に選ぶ方法なんてありませんので、こういった急性病でも「体質」や「証」が現れますので、それを分析します。

でも、これは急性なので、一時的な体質です。

つまり、体質には、体の一番深い部分に生まれつきの体質があって、次に現在の病気の体質があり、風邪なんかをひいたら一時的な体質が出現したり消えたりするのです。

で、治療の基本は現在の体質。
この現在の体質は一定ではありません。
コロコロ変わっていきます。生まれつきの体質の傾向はありますが、季節の影響なんかでも変わったりして、一定していない。

だから、なんか自分に唯一無二の漢方薬をみつけることができれば、根本的に治るということはないのです。

唯一無二の自分の体質にあった漢方薬がどこかに存在しているわけではないので、僕に今、飲んでいる漢方薬が合っているかどうかを聞いても意味がないのですね。

そもそも、皆さんが質問してくるのは、どうも自分に処方してくれた医者や漢方の先生は病名、症状をマニュアル的にあてはめて処方していて、漢方の医学理論をわかっていないことを感じているからのようです。
だから、詳しそうな漢方ブログを書いている僕に質問してくるようですね。

しかし、これも無駄です。
なぜか、別に意地悪で教えてあげないと言っているわけではありません。
これは漢方治療の性質に関わる問題なのです。

「これさえ飲んでいれば全部の病気が治る」なんて「自分の体質にあった唯一無二の漢方薬」というのはないわけです。

生まれつきの体質は考慮しますが、考慮しつつ、現在のアトピーの体質、証を分析、診断しなければいけません。

しかし、ここで問題となるのは、漢方薬は西洋医学の薬と違って「○○成分が□□アレルギー物質の反応をお抑えます」というような、あらかじめ効果が決まっているものではありません。

単純に言えば「体が冷えている人には温める薬」を「体に余分な熱がある人には冷やす薬」を合わせるのですが、実際は、もっと複雑で余分な熱とか、そういった判断は「暑がりだから」とかそんな理由で決定するわけではありません。

僕が問診をとって頭痛と耳鳴りを余分な熱がこもっているからと捉えることもあるし、同じ頭痛と耳鳴りを体上部の水の巡りが悪いからと捉えることもあります。

これに答えはありません。
処方する先生が、その体質をどう考えるか?
では、それが合っているかどうか、どう答え合わせをすればいいのか?

それは、飲んだ結果論として良くなっていくかどうかです。
結果論でしか答え合わせができません。

さっきの診断は漢方の教科書に書いてあるのではありません。そんなエセマニュアルみたいな漢方の本もたくさんありますが、本格的な本には、体質をどう考えていくか、その分析の基本的な考え方などがのっていて、参考になる程度の効果が書いてあるだけ。

漢方はその効果を鵜呑みにして、使うものではないのです。
毎回、患者さんごとに先生自身が体質を分析し、漢方薬を飲んだら、どう変わるかを推測し、漢方薬を飲んだ後に患者さんと一緒に答え合わせするのです。

さっきの頭痛と耳鳴りのある患者さんに対して僕が余分な熱がこもっているから、余分な熱を冷ませば、症状は良くなると考え、飲んでもらった後の経過をお聞きした時に「良くなっていない」とします。

その場合は、これは余分な熱が原因で起こっていることではなく、水の巡りが悪いから起こっている頭痛と耳鳴りかもと考え直すわけです。

そうして、今度は特にみぞおちから上の部分の水の巡りを良くする処方に切り替えたら、耳鳴りはなくなり頭痛は少しマシになった。
そして、全身の状態を調べたら、おしっこの回数が増えていた。となれば、頭痛は、少し残ってはいますが余分な水が出ているようなので「今度は漢方薬を変更しないで様子をみる」と診断します。

こういう「分析した体質があっているか?」「選んだ漢方薬が合っているか?」を一定期間でチェックしながら治療を進めるわけです。

そして、そのチェックのために初回の体質を分析し、治療方針を立てるために200項目以上の問診にチェックしてもらっています。うちの問診票。

本来の漢方治療とはこういった体質全体をみながら調整をくわえていくものなので、医者が、体質も見ずに適当にマニュアルで選んだ漢方薬や瘀血、水毒、気滞、五行論の説明だけで漢方薬を処方した、どこかの漢方薬局の漢方薬が合っているかどうか?と聞かれても、僕は最初のそちらの先生の問診も体質分析も治療方針も何もわからないので、なんとも答えようがありません。

「その漢方薬は合ってないんじゃない!」と偉そうに勝手に合っていない点を理論立てて指摘はできますが、今、飲んでいる病院の漢方薬を続ける前提なのであれば、飲んだ漢方薬で変化がなかったり、2、3の症状は良くなったけど、肝心の気になっている湿疹が全然、治ってないなどの場合は処方した処方した医者に聞くしかありません。

もし、自分で購入し、これからも自分で購入し続けたいのであれば、自分で体質分析、治療方針を決めて、自分で検証するしかありません。

仮に僕が「それ合ってますよ。6ヶ月くらい飲んでたらいかがですか?」なんていうのは簡単です。
でも、漢方の治療方法の性質からいったら、ただの無責任発言ですよね。

どっちにしろ、なんとなく専門っぽい人に保証されたって実際に治るかどうかは別問題です。
もし、余計に悪くなったとしても僕がその後をみることはないので「なんだ、あの先生、嘘ついたじゃん!」で終了です。

そんなわけで漢方治療で重要なのは自分に唯一無二、合っている漢方薬を探すことではなく、一緒に根本的に治るように一歩一歩、治療を前に進めることのできる先生という存在とセットにしないといけないということです。

業界人としての個人的な見解ですが、保険適応の漢方薬をやっているところで、証を分析して治療方針を立てて治療をしているところは、ほぼ知りません。

医者でも本格的に漢方治療をやっているところは、相談にじっくり時間をかけて保険適応外で月3万円くらいだったりします。

「漢方薬も一応、出しとこうか」みたいなノリで漢方薬を処方してもらっていて、それが体質と合っているかどうかを知りたい場合、ラッキーで治るのを待ち続けるか、やめて違うところを探すかしかありません。


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posted by 華陀 at 18:33| Comment(0) | 漢方薬の選び方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月07日

漢方はアトピーのかゆみだけをなんとかできるのか?

アトピーの方の治療をしていると良く言われることがあります。
「じっくりと根本的に治したいのもちろんですが、とりあえず、かゆみが止まる漢方薬はないですか?」

この気持ちはわかります。痛いほどに。
僕も以前に目頭が湿疹でグチャグチャになった時に、夜なんか何度ステロイドを塗ろうとしたことか(ごめんなさいウソです。表現上、言ってみました)

ステロイドを塗っても1mmも根本的な解決策にならない上に、使えば使うほど根本治療から遠ざかるのは科学的、理論的に悲しーほど分かっているので、塗る気はハナからありませんでしたが、せめて寝る時は塗ってったいとはチラッとは思いました。

自分の湿疹(アトピー?)の具体的な治療方法

となると漢方薬は自然のものなので、根本治療に加えてステロイドのような人工化合物でない害のない自然派ステロイドのようなもので、かゆみが止まれば「めっちゃいいじゃん!」と思いますよね。

残念ながら、どんな人のかゆみも止めてしまう漢方薬はありません。存在しません。
そもそも漢方薬をアトピーのかゆみを止めることだけで処方している人がいたら、それは漢方を医学的には実は何もわかってないんじゃないの?と疑ってしまいます。

でもそうなると「アトピーのかゆみが止められないのだったら漢方薬を飲む意味ないじゃん!」ってなりますよね。

そんなことはありません。
漢方とステロイドでは「症状」に対する考え方、その症状の治し方が全く違うだけで漢方薬の最終的な目的は、かゆみをなくすことなのです。

ステロイドは炎症やアレルギー反応を強烈な薬の作用で止めます。
どんな人にでも効くということは、その人の本来持っている体内の働きやリズムなんて無視して、強制的に効かせることができるということです。

効かせるといえば聞こえがいいですが、要は詳しい薬理からいくと無理やり炎症を起こらなくしてしまうのです。

そして炎症は体にとって必要な免疫反応です。
炎症は体外から入ってきた異物などに対抗するために熱感や痛みやかゆみなどの症状を発して、そこに免疫が集まるようにし、体にとって有害な異物が体内に侵入して悪さをしないように守ろうとしている、けなげな反応なのです。

確かに「かゆみという症状」は不快極まりないですが、かゆみや痛みがなければ菌や異物は体内に入り放題。かゆみや痛みがないと不快な症状はなくなりますが、原因不明でバタバタ死んでいくと思います。

かゆみや痛みがあるから、かゆいところがどうなっているのかを探り、怪我して切れたり折れたりしたところを庇うのです。
骨が折れた時に痛みがなく、折れたまま使い放題、使っていたら、そのうち再起不能になるのです。

かゆみや痛みなどの「症状」というのは、僕たちを不快な気分にさせるためではなく、むしろ、健康な状態を維持するための警告灯や警告音なのです。

車でもバッテリーが少なくなったり、エンジンオイルが少なくなっていたりして放っておくと、しまいに車は動かせなくなります。車が動けなくなった状態は人間では危篤状態です。

もし、警告灯も警告音も何も反応が出ない車であれば高速道路で高速で走っている最中に故障することもあります。この時はもう終わりですね。

この警告灯や警告音が人間でいうとかゆみや痛み、頭痛などの症状です。
体内のなんらかの不調を症状という警告灯で示しているのです。

アトピーのかゆみが示しているのは、大きな原因としては「アレルギー反応、免疫反応が壊れちゃった」ということ。
かゆみのメカニズムである炎症は原因ではありません。

何かの原因で皮膚がかゆくなるのは、誰にだってあることです。
逆に体を守るバリアー反応なのですから、かゆみが一切、起きない人は、それこそヤバい病気です。

皮膚がかゆくなることが問題なのではなく「その反応が強すぎること」が問題なのです。
ステロイドがやっているのは、この反応を丸ごと強烈に叩きのめすこと。
炎症反応は、生きていくために必要な反応ですので、ステロイドの強烈な作用で、まるごと叩きのめしても、それは「体を守るために必要な免疫の反応性を壊している」だけ。

本来の目的は「免疫のコントロールを正常にすること」です。
例えば車でオーバーヒートの警告灯が点灯していると不安になるからといって、警告灯をぶっ壊す。
ドアが開いたままで、うるさいけれどピーピーうるさい警告音を鳴らないようにぶっ壊す。

これがステロイドがやっていること。

警告灯も警告音もぶっ壊して一見、平穏な感じなったからといって、それって問題が解決しています?
警告灯も警告音もないので運転は静かにできますが、どっかで突然、エンジン止まるわ、ドアは運転中に開いてしまうわで、下手したら死にますね。何も知らずに死ねるかもしれないですが。

症状をなくしても実は問題は何も解決していないのです。
西洋医学の治療が、対症療法、その場しのぎ、姑息療法と言われるのはこういった理由ですね。

漢方は、かゆみや痛みなどの「症状」に対する考え方自体が西洋医学と全く正反対。
症状は即座に消すべきものではなく、それこそ、警告灯、警告音とみます。

人間の体は車のように単純ではないですから、かゆみという警告灯が点灯していたら「ここが悪い」なんて簡単にはわかりません。

全身を詳しく問診をとっていけば、「かゆみ」だけでなく「暑い時でも寒気がする」「唇がすぐに乾燥する」「喉が常に軽く痛い」「胃がもたれる」「常に軟便」などなど、何の問題がない健康な状態と比べて調査すると、いろいろ問題が出てきます。

西洋医学では、細かな不調ではなく、大きな症状などを3つ位だけ探して該当すれば病気としますが、病気の時に出てくるような大きな症状が出ている時は、すでにアウトなのです。

漢方では、これら大小様々な全身の症状を組み合わせて考えて、証という病的体質のパーツを分析し導き出すのです。(証をちゃんと分析できる方に限りますが)

そうしたら、だんだんとかゆみにつながっている病的体質のパーツがわかってきます。
ちなみにこの病的体質のパーツは複数に及びます。

病的体質のパーツは複数になるので、漢方薬で治す時も複数に対して複雑に効きます。
間違っても「かゆみや湿疹を治すのが十味敗毒湯」なんて低レベルな医学ではありません。

それは、漢方ではなく漢方薬を選んでいる人が低レベルなのです。

漢方では「症状」に対してこんな考えなので、ステロイドなどの薬で、その人自身の体内の働きとは別で症状がなくなっちゃったら、困るわけです。
なぜなら、根本治療のための「症状という手がかり」を失うからです。

そして漢方の考え方では、体内の悪い部分の調整を漢方薬で行なっていけば「症状」は自然、消えていくと考えます。
だって、エンジンオイルの交換をすれば、警告灯をぶっ壊さなくても警告灯は消えるでしょ。

この体内の状態、病的体質パーツである証はアトピーの人だったら誰でも一緒ということはありえません。
漢方は病名では分析しないので(本格的にやってる人は)、西洋医学と考えが反対で人それぞれのたくさんの病的体質の中の1つにアトピーという湿疹があると考えます。

なのでどのアトピーの方にでも効く漢方薬なんてありえないのです。
誰にでもアトピーだったら十味敗毒湯とか、誰にでも消風散とか、誰にでも柴胡桂枝湯・・・まだまだありますが、誰にでもアトピーだったら同じ漢方薬を処方するなんてありえません。

それは、処方する人間のレベルが低すぎるゆえの思い込み。

実は僕も昔は、体質に合わせて選んだ基本の漢方薬とは別でなんとかかゆみをとろうと「かゆみ」をとる生薬みたいなのをすすめていた黒歴史があります。(その時の患者さんはごめんなさい)

しかし、見事にかゆみはとれませんでした。20人に1人、かゆみが若干治るといった感じだったので、要するにその人は、たまたま、その生薬が体質に合っていただけ。正に黒歴史!

それよりも、少しでも現在のアトピーを含めた病的体質に合う漢方薬を選べるように調整と再検証を繰り返したほうが、結局、かゆみがとれるのが早かったです。

結論としては、残念ながら漢方の医学理論から考えると体質を無視した漢方薬の処方では、かゆみはとれない。とれたとしたら運まかせ。
ゆえに全身の体質を分析せずに処方した漢方薬で、かゆみがとれるなんて言ってたらそれは・・・残念なんちゃって漢方ですね。


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posted by 華陀 at 17:50| Comment(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

「先生のような漢方ブログはなぜないのか?」について

東京漢方相談会でいろいろと質問があり、僕も意外に思った質問があったので紹介してみようと思います。

タイトルにあるように「先生のような漢方ブログはなぜないのか?」という質問。

これ、自分でこんなこと言っちゃったら「俺様のブログすげーだろ!」って言っているように聞こえますが、あくまで患者さんからの質問で僕自身も「漢方に関するブログなんて、うちに限らず腐る程あるじゃん!」と不思議に思いました。
一応、お断りしておくと調子をぶっこいて、こんな記事を書いているのではありません。

質問の方は東京在住の方で、最初は僕のブログを読んでブログを読んだ後にネット相談してもらい、その後、わざわざ東京から大阪の堺の店まで来ていただいた。といった流れで、最初はうちのブログがきっかけなのです。

で、僕自身は他の人の漢方のブログなんて興味もないし、わざわざ他人のブログを調べることもないので「漢方」に関するブログなんていくらでもあるという漠然としたイメージしかありませんでした。

でも時々、漢方でわからないことがあるとネットで調べたりするのですが、そんな時にネットサーフィンの時にチラチラと他の漢方に関するブログを読むことはありました。

ネットで漢方のことを調べるとブログに限らず、大体のWebサイトが漢方の本の丸パクリみたいな記事や情報、あとは行きすぎちゃって気功系みたいなのと漢方が一緒くたになっている怪しげなものなどが、よく見られます。

時には「あっこのブログの記事、あの本の○ページの文、丸ぱくりじゃん!」なんてことに気づくこともあります。

よくあるのが「夏は五行論では長夏とよび、脾の臓が影響を受けやすく冷たい飲み物を飲みすぎたり・・・夏バテには補中益気湯や清暑益気湯が良く効きます」みたいな記事。

確かに改めて、こう質問されると「先生自身の漢方に対する考え」「先生自身の根本治療に対する考え」を書いているブログは、ほとんど読んだことがないので患者さんが、「他に先生のような漢方ブログはないのですか?」と聞かれるのもしょうがないのかもしれないと思いました。

逆にごくたまにバーっと本だらけの店内の写真をあえて見せて「漢方ってこうだぜ!どや!どや!」って、むしろ宗教的な怖さを感じる位に書き綴っている漢方ブログは見かけますが、あれはあれで怖いです。
(人のこと言えないかもしれないですが)

患者さんがおっしゃってたのは「先生自身の漢方や治療に対する意見や考えを書いているブログがない」という意味だったのですね。

なぜ、漢方では教科書丸パクリっぽいブログばっかりなのでしょう。
もちろん、その真意は僕にはわかりませんが漢方薬の効果のことを書いてあるものやその効果を詳しく書いているブログはいくらでも見つかるのですが、根本治療に対する考えや漢方に対する思いを書いている人は、あまりいません。

そこで勝手になぜ、漢方ブログがないのか?を考えてみました。

漢方には厳密には3つの派閥があります。
「古方」「日本漢方」「中医学」というものです。

3つの派閥があるとはいえ、病院の先生やサプリ売りの漢方薬局さんなんかは、自分が何の流派の漢方をやっているのか、ヘタすると漢方に3つの派閥があることすら知らないかもしれません。

この3つの派閥って何の派閥かというとそれぞれ、治療の考え方や体質診断の方法、漢方薬の選び方、漢方薬の効果に対する考え方が、それぞれ違います。

ただ「日本漢方」は「古方」を基にし「古方」の形をあまり崩さないように発展してきた派閥なので、日本漢方と古方は似ています。

しかし、中医学は別物です。中医学は古方、日本漢方とは似通っている部分もありますが、治療の考え方、体質診断の方法、漢方薬の選び方、漢方薬の効果の考え方、どれもが違います。

そして日本では、ほとんどの人が意識もないかもしれないですが「漢方薬を処方している方は中医学というか、なんちゃって中医学派」だと思います。

なぜ、日本の漢方のほとんどが中医学派になっているかというと、中医学は別名「学校漢方」とも言われていて、学びやすい感じなのです。

中医学がなぜ「学校漢方」と言われるかは、その歴史を紐解いていくとわかるのですが、それは今度の機会にでも説明したいと思います。

古方や日本漢方となると一貫して順に学んでいける統一された書籍や方法がなく、僕の経験では、漢方の本を3,4冊、いっぺんに広げながら、それぞれの本の内容をつなぎ合わせていかないと1mmも理解できない感じなのです。

ある本で説明している用語を違う本で訳して理解したり、何冊か読んでいると、しょっちゅう、矛盾点が出てくるので、それを自分の治療経験に照らし合わせて解釈の理由を考えたりと日本によくいるお利口さんのように本のことを暗記しても、それは治療には役立たないという難作業なのです。

その点、中医学が学びやすいのは西洋医学的に融合させようとしているので、漢方を無理やり西洋医学的な解釈にしている感じがあり、それが医者や薬局の先生にかえって、とっつきやすいのではないかと考えています。
また中医学が発足された時の狙いもそこです。

日本漢方は自由な部分があり自分で証分析(体質分析)や治療戦略、治療方針を立てて漢方薬を使います。
反対に中医学はどちらかというと西洋医学の病名や症状にマニュアル的に合わせて漢方薬を選ぶ感じの傾向があります。
この「マニュアル」的なものも医療関連の人は大好きですよね。

ほとんどん人の漢方は中医学というよりも日本独特のなんちゃって中医学だと思います。
ごくごく一部の本格的に中医学に取り組んでいている「中医学派です」と言い切れる先生は、また別かもしれないです。

そのなんちゃって中医学は治療理論の建て方というか考え方というのが、西洋医学的です。

日本漢方が考える「治療とは体全体のバランス調整である」というよりは、西洋医学の病気のように体のどこかに悪い部分があり、その部分を改善するための効果のある漢方薬を選ぶといった感じです。

だから、アトピーに効く漢方薬とか、頭痛に効く漢方薬というような病名、症状で選ぶマニュアル漢方に陥りがちに思います。
そもそも、中医学というよりは流派のポリシーも持たずに「なんちゃって」でやっていることが問題かもしれないですが・・・

なので、ブログに漢方のことを書くとなると「マニュアルを参照して・・・」という傾向になるのかもしれません。それで漢方の本の丸パクリみたいなブログが増えていくのかな?

僕もかつて、とっつきやすい中医学から勉強しはじめて、国際中医師という中国政府が認めた「漢方の先生ですよ」という資格みたいなものをを取りましたが、僕は中医学では具体的にどうやって東洋医学的な診断をして漢方薬を選ぶのかが遂にわかりませんでしたので、中医学は昔にやめました。

ただし中医学は学校漢方と言われているくらいなので、一般の漢方の知識のない方には説明はしやすいです。

僕は中医学で具体的にどうやって治したらよいかはわからないですが、説明には使わせてもらっています。

日本漢方は、もちろん治療理念や診断、漢方薬を選ぶ際の最低限の基準の理論はありますが、経験によって自分で判断し、自分の考えで治療方針をたてて漢方薬を選ぶという傾向があります。

患者さんを治療するたびに新たな漢方薬の使い方や治療の考え方が思いつくのでマニュアル漢方から離れてやっていると、自然に「こうやって考えたら根本治療にならないだろうか?」みたいなことをしょっちゅう考える癖がつきます。

そのことをブログに書いていくと「僕の根本治療や漢方に対する考え」みたいなのが記事になってしまうので「漢方の本、丸パクリ系」のものを書く暇がなくなってきます

しかし、僕も黒歴史がありブログの書き始めの方は漢方の治療経験も少ないので、今、読み返してみると漢方薬や生薬、食べ物のこと、五行論など、漢方の本の丸パクリに近いですね・・・おハズカシイ。


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2017年08月25日

漢方、健康食品の体験談は危険です!

今まで好き放題に暴れまわっていた健康商品にメスが入ることになりました。
それがこの記事。

健康食品の体験談広告、厳しい規制へ

記事内容を要約するとサイトなどによくある「打ち消し表示は許さない」ということです。

「打ち消し表示」というのは、例えばダイエットに良いとされる健康食品の紹介で「この健康食品を飲んで、たった1ヶ月で5kgも痩せました!!」という紹介はよくあると思いますが、こういった体験談の下に小さい字で「個人の感想であり〜」とか「効果には個人差があります」とか「個人の感想であり、効果を保証するものではありません」と書いてあるものです。

健康食品を売ってる業者からしたら、たった一人がたまたま良くなっても紹介している場合がありますが、当然、売っている当人も、それが誰にでも効くわけがないとはわかっているので「打ち消し表示」を書いているわけです。

そうすれば、効かなかった人に「個人差がある」と書いてあるじゃないですか。と逃げることができるわけです。

こういった方法が当たり前になっていましたが、ある実験をしたところ、ほとんどの人が「効果には個人差があります」などの打ち消し表示は見落としていました。

そもそも、ダイエットなんかでは「飲むだけで痩せる!!」という宣伝文句がババーン!と目に飛びこんできて、打ち消し表示なんかは小さい字だったり、意図的に目立たなくしているので見落としやすいのです。

これからは、ごく一部の人に効果があったという体験談に言い訳がましく「打ち消し表示」としている健康食品を販売している業者は景品表示法違反として厳正に対処されます。

この内容を詳しく考えてみると、つまり、消費者にとって、いいかげんな体験談やそれとセットになっている打ち消し表示は騙しの詐欺行為に近いわけです。

実際、健康食品の売る秘訣は「体験談」です。
医学知識が乏しい薬局や健康食品の販売業者などは、まともな医療相談ができないので、体験談こそ命なのです。

そして、漢方薬局の体験談なんかを見てたら、実際にその体験談は盛られていたりします。

ものすごい悪い状態から、そこの漢方薬を飲んだら良くなったみたいな、
ご丁寧にどれくらいの金額を払えば治るか、みたいに書いているところもあります。

「体験談」は一瞬で「自分も治るかも」と錯覚させます。

でも、現実は当たり前ですが、誰でにも同じ効果を発揮するものなんて世の中にありません。
あるとすれば、病院の薬です。

でも病院の薬は何百億円というお金と化学の達人である人を集めて、厳密な条件を設定して科学的に「どんな効果があったか?」「どんな副作用があったか?」などを数百人規模で一度に行います。

薬が病院などで使われ始めた後も市販後調査というものが義務付けられていて、実際にたくさんの人が飲んでから、どんな副作用があったのかなどを調べないといけません。

こういったことも含めて健康食品や漢方薬まがいの体験談をみると、そういった体験談って、ものすごくチープなものです。

僕は昔の仕事柄、漢方薬局などの内情を知っていますが、ある健康食品を飲んで効果があったなどの体験談を教えてくれたら、他のサプリメントなどをプレゼントするなどのことを薬局側がやっていました。

こうなると、本当に良くなったかどうかが疑わしくなってきます。
特に怪しい体験談は、年齢、性別、病気、症状がちょこちょこっと書いてある位で「2、3ヶ月後には、いろいろ良くなって病気も治りました」みたいな体験談。

「その人の病気」が、なぜ良くなったのかなどの医学的根拠は何も書いていなくて直筆の手紙をもらったなど「嘘ついてないですよ」アピールの方が必死で、逆に「後ろめたいのかよ!」って思ったりします。

ここで断言できますが、漢方治療においての体験談は「あなたのアトピーも治るかも!」というものは成り立ちません。

うちも数少ないですが、体験談を書いていますが「アトピーやメニエルが治った人がいるから、あなたも治るよ」とうものではなく、漢方治療とはどういった風に調整されていくのかが伝わればいいと思って書いています。(大昔の記事は稚拙なままですが、書き直します)

29年間続くアトピー性皮膚炎

なので治療途中で悪くなったことも医療的根拠も書いています。
どちらかというと漢方薬はどんな医療根拠で治療に望んでいるかを知ってもらえたらと思って書いています。

漢方薬は何ヶ月か飲み続けていたら、ある日、治っているというものではありません。

体質に合っていなければ、何十年飲んでも治らないし、体質分析が間違っていたり、選んだ漢方薬が間違っていたら、逆に誤治、壊病といって新たな病気が増える可能性もあります。

副作用なんて目じゃないですね。
誤治、壊病になった場合、今、飲んでいる漢方薬をやめたとしても一向に治らず、誤治、壊病で増えてしまった病気を打ち消し治す漢方薬が必要な場合もあります。

ケースによっては漢方薬が体質と合っていなくて、体質、治療方針等を再検討して新たな治療方針、新たな漢方薬で治療することもあります。

良かったり、悪かったりと紆余曲折を経て、最後に治ったというところに行き着けるのです。

もちろん、漢方薬でもそのまま、ストレートにどんどん良くなっていくこともありますが、だいたいは微調整を加えながら最終的に良くなるといった感じです。

なので東洋医学的な医療根拠も書かずに、ただ、ただ「何ヶ月か頑張って飲んでたら治りました!直筆のお手紙ももらいました!」なんてファンタジーは漢方の世界にはありません。

そして漢方薬の治療において最も重要なのは、他人の体験談はあなたには何の関係もないということです。

西洋医学的な病名と東洋医学の体質は何の関係もありません。
人それぞれの体質要素が100(体格、冷える冷えない、胃腸が弱い、便秘など)あったとしたら、アトピーという病名は100要素のうちの1つが共通しているだけです。

つまり、アトピーという病名が一緒でも後の99要素は体験談の人とあなたは違うわけです。99要素違うとなったら、相当、違いますよね。
体質とはそういうことです。

病院が体質を分析しないで病名や症状だけで漢方薬を処方することが、なぜ、おかしい方法なのかもこういう理由です。

1/100の要素であるアトピーという病名だけであなたの体質を語られても困りますよね。

漢方治療に関しては、体験談は「自分も良くなるかも」といった期待をものではなく、その薬局は「どんな治療方針や治療方法をとっているのか」を見るものです。

そこに証(体質)のことや良いも悪いもどんな風に体質が変化したかを書いてなければ「なんとなくなんかの受け売りで良さそうな漢方薬を飲んでもらったら良くなった」ということが書いてあるだけだと思ったほうがいいと思います。


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2017年08月17日

ネット通販などでベストな漢方薬を選ぶ方法の実際

「こういう漢方薬って置いていますか?」とネットにある、どこかのメーカーの漢方薬を見せて、質問に来る方が時々います。

例えば「肝炎に○○という漢方薬が良いとネットで調べたのですが、店にその漢方薬はありますか?」という感じ。

これって病院で処方する時に医者がやってる病名だけでマニュアル的に漢方薬を処方する病名漢方と一緒なんですよ。

ネットで調べたら◯◯病に効くと書いてある漢方薬。
いろいろなメーカーから、いろいろなパッケージの漢方薬があります。

おそらく、そのいろいろある中から「これは効きそう!」「これは良さそう!」というものを選ばれて質問に来られたのでしょうが、病名で漢方薬の種類を選ぶのであれば、正直、どこのメーカーさんのどの漢方薬でもいいと思います。

なぜなら、漢方薬は病名では選ばないから。
漢方薬は一人一人違った体質に合わせて選びます。

西洋医学の病名を体質を分析する際の「参考」にすることはあっても、病名で直接、漢方薬を選ぶ道理は漢方の医学理論にはありません。

「でもネット通販やドラッグで◯◯病に効く漢方薬としていろいろと売っているじゃないですか?」

そうですね。ネット通販やドラッグは基本、深い相談はせずに販売します。

うちでは体質を分析するための問診ととりますが、項目で55項目、チェック欄は大体200箇所あります。

入力するだけで早い人で10分。じっくり長い人だと20分はかかります。
何も無駄にいろいろと聞いているわけではありません。
実はこれでも、かなりまとめて絞った質問数なのです。

当たり前です。一人一人違う体質を分析するわけです。
ちょっとの間、無口だったという1つの事だけで「暗い人」なんて決めつけられるの嫌ですよね。
いろいろ時間をかけて、相手の事を知っていけば、いろいろな考えや複雑な性質をもっているのだとわかるかもしれません。

問診でこれだけの項目がありますが、これで終わりではありません。
次はこの問診票だけでは詳細がわかりませんので、より細かくチェックされた症状のことや血縁の方の病気、普段の生活はどんな感じか、精神的な状態はどうかをお聞かせいただきます。

ネット通販やドラッグでこんな手間はかけられません。
こういったところの基本ルールは書いてある良さそうな宣伝文句でテンション上げて勝手に買って帰ってくれというのが言わば、買い物マナーです。

相談を受けたとしても・・・
あなた 「これって肝炎に効きますか?」
店員さん 「箱にそう書いてあるので効くんじゃないですか?」

漢方の専門家ではありませんから、箱に書いてあるまま説明するしかありません。
つまり、この場合、質問、相談しても無意味。
ネットや箱に書いてある宣伝文句を信じるしかありません。

ところが、この宣伝文句。これが問題。
しつこいかもしれませんが、漢方は西洋医学とは別物の医学なので、西洋医学の病名とは直接関係がありません。

病名は体質分析の参考にするだけで病名で漢方薬を選ぶ道理がないのです。
つまり、宣伝文句自体が僕から見たら嘘なんです。

なので、宣伝文句を信じて買うしかないとは言いましたが、それを信じるのもおかしいのです。

例えば、風邪によく使うといわれている葛根湯。
あなたは風邪だと思い漢方薬を飲みたかったら、葛根湯を買うかもしれません。

では葛根湯は風邪薬なのか?
はい、今ままでの流れからわかりますよね。当然、違います。

葛根湯は【太陽病 実証】【表の寒証、表の実証(麻黄湯よりも下の実証)、脾胃の虚証】という体質をもっている人に使うものです。

病名を参考にした場合、どんな病気の人に使うのかというと、
『風邪、肺炎、麻疹、副鼻腔炎、慢性頭痛、高血圧症、破傷風、小児のひきつけ、肩関節周囲炎、リウマチ、神経痛、鼻炎、乳腺炎、打撲、蕁麻疹、湿疹、大腸炎』 などの人に使います。

僕自身は葛根湯で蜂窩織炎を治したことがあります。

この時に絶対に勘違してはいけないのは葛根湯がこれらの病気に、どれでもで使えるのではなく、こういった病気で【太陽病 実証】【表の寒証、表の実証(麻黄湯よりも下の実証)、脾胃の虚証】という体質だった場合は、「葛根湯が使えるかもよ」ということ。

僕が蜂窩織炎に使ったのは、どの本をみても蜂窩織炎に葛根湯を使うことなんて書いていませんが、漢方薬はあくまで『体質』に合わせて選ぶもので、『病名』に対して選ばないからです。

なので、蜂窩織炎の人の体質が葛根湯証(葛根湯が合うと推測される体質条件)だったので、どの本にも書いてありませんでしたが、自分で治療方針を策定し応用治療をしました。

一般的な考えと漢方は逆なんです。
体質ありき。風邪だから葛根湯ではなく【太陽病 実証】【表の寒証、表の実証(麻黄湯よりも下の実証)、脾胃の虚証】という体質で蕁麻疹だから葛根湯が合うかもしれないと考えるのが漢方。

ちなみに風邪という病気だった場合、漢方薬では以下の処方が考えられます。

風邪でよく使われる漢方薬群
『桂枝湯、麻黄湯、葛根湯、桂麻各半湯、桂枝二麻黄一湯、桂枝二越婢一湯、越婢加朮湯、香蘇散、柴胡桂枝湯、小柴胡湯、五苓散、麦門冬湯、参蘇飲、麻黄附子細辛湯、人参湯、真附湯』などです。

インフルエンザに麻黄湯。そんなマニュアルで選べるような低レベルな方法で選ぶわけがありません。
もしこんな選び方をしていたら漢方をバカにしているか、本当に何もわかっていないかです。
(バカにしながら患者さんに処方するのもどうかと思います)

今回は割愛しますが、それぞれの処方に葛根湯の【太陽病 実証】【表の寒証、表の実証(麻黄湯よりも下の実証)、脾胃の虚証】のような体質タイプの条件設定があります。

風邪だったら、風邪の漢方薬群の中のどの体質が当てはまるのかを1つずつ考えるのです。
だから、先に体質判断が必要なのです。

漢方薬は体質に合わせないと、ちゃんと効いてくれませんが病名で適当に選んでも宝くじみたいに当たることもあります。

ネット通販やドラッグなんかで買える漢方薬でも、ラッキーで効果が出ることもあります。
漢方薬はどれも良いものですから。

でも、あくまで運です。
病院の病名で選んでいるマニュアル漢方薬と同じ。

どっちみち漢方薬を正しく選ぶためのルールに則っておらず、宣伝文句や説明を書いている人も専門的に体質を分析できる人でないと思います。

そんな人がコピーライティングのテクニックで「なんか、治りそう」的に説明しているだけなので「◯◯病に良い漢方薬」のどれかを選ぶなら、その説明をみて自分がテンション上がったやつを信じることにすればいいと思います。

「僕に聞きにきても、体質も分析しないで飲んでも無駄ですよ」とテンション落ちることを言われるだけです。

漢方薬を体質診断しないで選ぶなら、別にどれでもいいと思います。


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2017年08月05日

関東漢方相談会

お店の宣伝です。

まごころ漢方では3ヶ月に1度、定期的に東京で漢方相談会を行っています。
すでにネット相談などで飲まれている方と実際にお会いして相談させてもらったり、うちで相談したことがないけれど、相談してみたいという方。

東京方面の方で漢方相談をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
東北や関東甲信越方面からもお越しいただいています。

ご相談当日は漢方薬はお渡しできません。ご相談のみです。
漢方治療や漢方薬の事だけでなく現在の病院の治療のことの疑問、処方された薬などの疑問、飲まれている健康食品の疑問など、気になることはなんでもご相談ください。
相談は無料です。事前の完全予約制です。

僕自身、元々、話好きなので、お気軽にお申し込みいただけたらと思います。

【日時】
・2017年 08/26(土) 11:10〜19:00(最終受付18:00)
・2017年 08/27(日) 10:00〜19:00(最終受付18:00)
・2017年 08/28(月) 14:30〜16:30(最終受付15:30) 
※いずれかのご希望の時間帯をお知らせください。相談時間は最長で50分位です。
場所:浜松町(詳しい場所は連絡をいただいた方にメールにてご連絡します)

これから、うちのネット漢方相談を検討されている方で、なおかつ直接会っての相談希望の場合は別途、漢方相談会の予約をこちらからご連絡ください。

予約はコチラから

ネットでのご相談はコチラから。

お待ちしております。
※予約は一杯になり次第締め切ります。連絡を頂いた際にすでに予約がとれない状況もありますがご了承ください。

ラベル:漢方 相談 東京 関東
posted by 華陀 at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする