2015年07月29日

一度飲んだ漢方薬を再び飲んで治ることもある

うちの相談で来られた方から、たまにこんな相談があります。

「私は過去に消風散、清上防風湯、荊芥連翹湯を飲んだことがあるので、それ以外の漢方薬で効くものはないですか?」

過去に3つの漢方薬を飲んでも良くならなかったから、他のものをためしたいとのこと。
その気持ちわかります。

確かに過去に飲んで効かなかったものを再び処方してもらってもしょうがないですよね。

しかし、うちでは、すでに飲まれた3つの漢方薬も僕が体質的に必要だと考えれば、再度、処方することもあります。

「同じ漢方薬だったら効かないだろうからいらないや」

まーそう言わずに、この後も読んでみてください。

漢方薬が新薬と同じような役割や効果なら、過去に飲んだものを再び飲んでも同じです。
効かないものは効かない。

しかし、漢方薬と新薬は同じ「薬」という名前はついていますが、治療の目標や働きは別物です。

大半の新薬は対症療法といって、ある成分がある特定の組織に効くようにつくられています。

例えばアトピーなら皮膚炎の原因になっている炎症をしずめます。
アトピーの人にステロイドを使えば、その人の体質は関係なく炎症を鎮めてくれるので、誰でも、かゆみは治まります。(効かない人もいるので効くのはあくまで理論上)

新薬の対症療法では、飲む人の体質も関係ありませんし効き方も同じです。
一応、「人間」であれば、いつでも、誰でも効くようにつくられているので、新薬で効かなければ、どんな工夫をしても効かないと思います。

確かに新薬の薬理から考えれば過去に効かなかった薬は再び、飲んだって効かないのです。

新薬と漢方薬を同じように考えれば、1度、効かなかった漢方薬は再び飲んでも効かないと思うのが道理。

でも、それが違うのですね。
なぜなら、漢方薬は効かせ方や治し方が全く違うから。

新薬は飲んで20分位経って消化吸収されれば効果を発揮します。
もしくはステロイドなど塗れば、何十分かで効いてきます。
また、効くターゲットは決まっています。

ステロイドなら、かゆみを止める。
鎮痛剤なら頭痛などの痛みを止める。

ところが、漢方薬は消化吸収されたからといって、すぐに効果を発揮するのかわからないし、また効果のターゲットも決まっていません。

例えば、アトピーの人はかゆみを止めたいですね。しかし漢方薬はかゆみ止めではないので、新薬のように飲んで20分位でかゆみが止まるかというと止まらないです。

病院の漢方は西洋医学の理屈で漢方薬を処方しますので、新薬と同じノリで漢方薬で、かゆみを止めようとしたり、頭痛を止めようと処方していますが、漢方薬の治療は体質を整えて湿疹が出ない方向の体質にもっていくのが本来の目的です。

だから、体質と漢方薬がピタッと合っていたからといって、最初に、すぐにかゆみが止まってくるとは限りません。

仮にそのアトピーの人の東洋医学的な原因が表の水毒といって体の表面の水の巡りが悪い状態であれば、1ヶ月位飲んだ後に湿疹があまり変わらないで、頭痛や耳鳴りの頻度が少なくなってきたり、少なかったオシッコの回数が増えたりなどの変化が治ってきていると判断する場合もあります。

また、漢方薬は、どれくらいの期間で効いてくるのかも決まっていません。
新薬は消化吸収されれば、効果を発揮するようにつくられていますが、漢方薬は個人差です。

1ヶ月分の漢方薬の処方は何も1ヶ月後に効果が現れるというものではありません。
便宜上、1ヶ月で区切ってるだけ。
先ほどのようにアトピーだからといって、1ヶ月後にかゆみがとれるとは限らないのです。

その人の体質によってどんな症状から変化するのかわからないのです。
少なくとも西洋医学の薬のように「アトピーならかゆみが止まる」という単純なものではないのですね。

僕はそんな、いろいろな体の変化を捉えて体質が、最終的にかゆみがなくなる方向へ進んでいるのかをみて、漢方薬を調整していきます。

なので、過去に飲んだ漢方薬で効かなかったと言われても、多分、「自分が気になっている湿疹に効かなかった」ということなので、本当にその処方が東洋医学的にダメだったのかどうかが僕にはわかりません。
病院で処方してもらっていたり、漢方専門の薬局であっても、東洋医学的な体質判断なしに処方されていたら、処方した先生自体が単純にかゆみが止まるかどうかしか見てない可能性がありますので。

漢方薬を飲んでも「かゆみが止まらなかった」
漢方は新薬と違って、そんな単純なものではないのですね。

それに加え、品質の問題もあります。
病院のお薬は化学合成品なので、同じ名前の薬で成分や効果が変わることはありませんが、漢方薬は自然のものです。
料理のように使う生薬や加工で効果が変わる可能性もあるのです。

カウンターで食べたら1人8000円位かかる寿司と回転寿司の寿司が同じ品質だと思う人はいないでしょう。

漢方の世界もこれに似たようなものです。
葛根湯とか小青竜湯とか漢方薬名は同じでも安価で売ってるものなんて、おそらく安い生薬を使ってると思いますので回転寿司で極上のトロを食べたいと言ってもそれは無理な話です。
安いものは単純にまずいのです。
そして漢方では「美味しさ→効果」ですね。

実際にうちでは以前にも飲まれてことがある漢方薬や以前に飲まれた漢方薬と新たな漢方薬を組み合わせたもので良くなったりしている人はたくさんいらっしゃいますので、以前の病院などで、どんな体質と診断されて、どれくらいの期間で、どんな変化(悪い変化も含めて)があったのか?が明確にわからなければ、一度効かなかったからといって、その漢方薬はもう無効とは考えません。

病院なんかで漢方としての問診もとらず東洋医学的な体質判断もせず、漢方薬を飲んだ後の細かな状態の変化も確認しないような飲み方は、例え長く飲んできたとしても最初から飲んでいないに等しいと思います。


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2015年07月24日

漢方薬が補助薬だと勘違いしている病院

未だに漢方薬が補助薬だと勘違いしている医者がいるようです。
このネット時代にすごい化石!貴重です!

「漢方薬でも飲んでみる?」って恐る恐る漢方薬をすすめている、あなたですよ。
新薬を順番に処方しまくって、どれもいまいち治らなかったから漢方薬!
挙句のはてに言うことが「漢方薬は補助薬だけど飲んでみる?」

漢方薬がなぜゆえに補助薬?

補助薬ということは、メインの治療が西洋医学のお薬ですよね。
メインの西洋医学のお薬があって、補助として漢方薬という存在がある。

いつから、西洋医学と東洋医学って同一の医学になったのでしょう。
新薬はエビデンスがあって科学的だからメインになって、漢方薬は自然のもので穏やかな効果だから補助みたいな稚拙な理論でしょうか。

サッカーやってる人が、野球って、サッカーの前のウォーミングアップの補助の運動だよね。って言ってるようなもの。

あのー、サッカーと野球って全く違うスポーツなんですよ。
球技って、くくりが一緒なだけで。

漢方薬も同じです。西洋医学と東洋医学は「医学」とか「薬」とか同じような用語を使ってますが、全くの別物。歴史や発祥の地の事など、ちょっと勉強すれば、わかります。

治療の考え方も診断の方法も何もかも別物。
あなたたちが西洋医学の理論で勝手なマニュアルつくってやってるだけです。
それ、漢方とか東洋医学じゃないですから。

西洋医学で考えて処方する薬が新薬でなくて漢方薬ってだけ。
だから、漢方薬は補助薬なんて発想が出てくるのかなと思います。
頭の中がゴッチャゴチャにこんがらがってるから、まず、ちゃんと分離したほうがいいですよ。

僕は西洋医学と東洋医学は治療の目的が違うと考えています。
別にどっちが上とか下ではありません。

西洋医学の治療方法のほとんどは、対症療法とよばれるものです。
姑息的療法とも呼ばれています。

僕、この言葉が好きですね。
この姑息は「一時的な」という意味で「ずるい」とか「卑怯な」という」意味に勘違いされる。と言ってますが、患者さんが治してほしいという願いには根治が含まれています。その思いを無視して、一時的に凌ぐ治療は結果的に「ずるい」とか「卑怯な」になるんじゃないかなと思うのですが。

対症療法とは、あるお薬の一文から引用すると、

「花粉症などによるアレルギー性鼻炎をはじめ、じんま疹や皮膚のかゆみ、気管支喘息などに有効です。ただし、対症療法薬になりますので、アレルギーの原因そのものは治せません。」

原因そのものは治せません。
原因そのものは治せません。

要するに薬を飲んで、その薬の成分が効いている2、3時間は一時的にかゆみなどを抑えて治りますが、薬の成分が切れたら、はい元どおりという治療。

なんかこんな書き方すると、どうしようもなく役立たずに聞こえますが、原因を治せない代わりに、割合どんな人でも効いて、速攻で効いてくれるという利点もあります。

だから、何かの症状を感じた時の初期だけ対応したり、例えば、寝る時に無意識で掻きむしってしまうのなら、強制的に薬で、掻きむしらないように「一時的」に対応できます。

漢方薬は、根本的に治療するものです。
ただし、これも誤解があります。
実は漢方薬の成分が、根本的に治す成分があるわけではありません。
(これでは西洋医学と同じ発想です)

東洋医学の場合は、その治療の考え方の中に薬だけで治すという概念がありません。
確かに体質に合わせた漢方薬で調整しますが、体質に合わせた養生も必須です。

どちらもが揃って漢方薬での治療です。
なので、その人の体質も見ないし(見れない?)、その人の体質に合わせた養生のアドバイスもしない(できない?)漢方は漢方ではありません。
そんな治療は処方する薬が新薬を使うか漢方薬を使うかの違いだけで、治療の根本がおかしいのです。

なので、東洋医学の問診をとらず、東洋医学的な体質を診断できないところは、東洋医学の治療ではありません。
病院でただ単に漢方薬を販売してるだけ。

漢方薬は体質に合っていれば、実は急性の病気などにも速攻性を発揮します。
ただ、新薬は大体、どんな人でも「人間」であれば効くのに対して、漢方薬は体質と漢方薬をピッタリ合わせられなければ、ぜーんぜん、効いてくれません!びっくりするほどに。

なので、かなり経験積んでる僕も一応、初めての患者さんは、毎回、ちゃんと合わせられるかどうかの勝負なのです。

つまり、漢方薬が補助薬だと言ってる医者は「東洋医学の医学理論を理解できないし、あなたの体質を東洋医学的に診断できないので漢方薬を補助程度にしか使えません」という言い方に変えないといけないと思います。

漢方薬自体は、その効果は補助の存在ではありません。
使う側の問題です。自分の能力を棚に上げて漢方薬を貶めたらかわいそう・・・。

僕は、一時的な治療にしか使えない新薬こそ、全治療中の補助なんじゃないの?と思います。
だって、処方する人の能力いらないですよ。ネットで調べればいいのだから。
今の時代、調べれば誰だって、それなりの薬のいきつきます。

とりあえず、漢方薬が補助だとしても身体全体の状態を知るための何百項目単位の問診票は患者さんに書いてもらうようにしましょうよ。ルールを無視しすぎ。


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2015年07月21日

健康保険の是非!病院は本当に治しているのか!?

健康保険関連のお話です。

健康保険で「使わない人を優遇」するのは憲法25条違反ではないのか
という記事を読みました。

簡単に要約すれば、健康な人で健康保険を使わなかった人を優遇しようとする法案は憲法違反で憲法の平等性を欠くものじゃないかという内容。

要は、国は、ほとんど健康保険を使う機会がない人は優遇し、その結果、使う人の負担を増やしていけばいいじゃん!という図式にしたい。
しかし病気で健康保険を使う人側からしたらたまったものじゃない!
そして、人はいつ病気になるかわからないんだから、そんな民間保険のような制度はダメなんじゃないの。という内容です。

記事中では「今回の法律では、健康への責任を「自助努力」という言葉を使って、国民に転嫁しようとしているのだ」となっていますが、僕は、むしろ皆さんそれぞれが、自分の健康の責任に対する自助努力の意識が大切なのじゃないかと思っています。

そもそも、国はなぜ、こんな制度にしようとしているか?

それは、国民健康保険が赤字だらけで破綻しているから。
要は、健康保険の制度のあり方の論議以前に、やっていけないのです。

すでに倒産している会社の中で従業員が不平等をなくして賃上げしろ!とか言ってるのと同じノリです。
税金だからわかりにくいけど「いや賃上げもなにも倒産してますから」って話。

そりゃ医療の事なので、理想は皆さんが安心して治療できるようになるのが良いのですが要は本当に、やっていくお金がないのですよ。
国だからお金を用意できますが借金で用意しています。

根本的に話し合わないといけないのって、そこじゃないかなと思います。
「病気の人がかわいそう」とか「自分も病気になるかもしれないのに」以前に運営するお金をどうするのか?
そんなの未来の子供に押し付けりゃいいじゃん!っていうのは乱暴すぎやしませんか。ということです。

こういう記事を読んでいると、いつも気になるのが、病気がまるで運悪くなってしまうみたいな考え方。

もちろん、先天性の遺伝的な病気や突然、発症するものもありますが、僕は西洋医学を勉強し東洋医学を勉強し、実践で治療してきた経験上、慢性病のほとんどは、自分の責任です。

ただ、病気になった本人は悪い事をしている意識自体がないので、自分のせいじゃないと思ってるケースが殆どです。

特に糖尿病や高血圧などが、生活習慣病と特別に名前をつけられていますが、糖尿病や高血圧に限りません。
慢性病のほとんどは生活習慣病なのです。
加えて、病院に慢性病は治せません。

こういった議論って「病院にかかれなくなったらどうするんだ」って話になりますが、そもそも、病院に行ったって対症療法しかできないんですから、どうせ、病院は根本的には治せないと思います。

僕自身も今、事故で人差し指を怪我して治療(病院ではない)しています。
職業柄もあって病院の本質を調べてやろうと思い、7つの別々の病院を受診しました。

各病院の診断はバラバラ。
中には診断が「もう治りませんよ」っていうだけの病院もあったり。
治療はどこも、本質的な根本治療とは何の関係もない、その場をごまかすための痛み止めとシップのみ。

結構、有名な専門の病院で「もう一生治りません」という診断?をいただいたので、結局、餅は餅屋で自分の漢方、友人の鍼治療、按摩治療で今、9割方、完治に近づいています。
毎日、ストレッチやらなんやらして自助努力もしています。

もちろん、どれも保険は効きません。
病院だったら保険制度で安価で通えますが、7つも病院行って「もう一生治りません」って診断?されて、保険制度の病院で、この後、病院に通ったから何なの?って話です。

そんなところ、どれだけ通っても意味ないですよね。
ありもしない奇跡を信じて惰性で通うだけ。
そんな人、多いんじゃないですか?
僕は自分の子供の将来のために無駄な税金を使うのをやめました。

うちは、若い患者さんが多いですが、若い人はみんな同じような思いがあるようです。
「病院行ってもまたすぐに再発するじゃないですか。薬を飲み続けて治ってることにする。これもどうなのかなと思います」

病気や治療のことを深く考えない感じの人は惰性で病院に通ってますが、本当に治りたいと真剣に考えている人は、病院では病気が治らないことを知っているのです。

だから、これからは破綻している健康保険制度を惰性で使っていくよりも各自の健康に対する「自助努力」が必要だと思います。

結局、病院に頼ったって、その場しのぎの薬を続けさせようとするだけだから。
それは、治療ではないです。
結局、自分の自助努力でしか治らないのです。

先天性の難病や突発性の病気など以外は、ほぼ自分の責任が関わっています。
ほとんどの病気は突然、降りかかってくる不幸ではなく、例え無意識であろうと本人の行動の積み重ねで、なるべくしてなっていることが多いです。

「えっでも、病気にならないように努力していますよ」

ここが大きな間違い。
テレビの健康法を毎日実践!
お年寄りにはそんな方が多いですよね。

東洋医学的には、万人に良い健康法なんて存在しません。
健康を維持するためには、自分の体質にあった、その人のための健康法が必要です。

万人に良いとされる健康法自体が不健康にしているかもしれません。

根本的な原理原則としては、自分の責任じゃないと思ったとしても、とりあえず病気という不幸が運悪く降ってきたと考えないで、自分の何が悪いのか?から始めないと人任せ(病院)だと、いつまで経っても治りません。

昔は医療のような専門知識は病院に頼らざるえない状態だったのですが、今はネットで自分で調べることができますので、治せない病院に頼るのはやめたほうがいいと思います。

なんとなく、病院で治療を受けることができる。ので安心する。
なんとなく、病院に行ったら治るんじゃないか。と考える。

このなんとなくな思いはやめたほうがいいと今回の自分の経験から思いました。
結局、初期の対症療法や手術以外は、保険制度があろうが、なかろうが、自分の病気は自分で治さないと治らないのです。
例え、運悪く降りかかってきたような病気だったとしても、その方が治る確率が上がると思います。

うちにはそれを理解されている方が多く通っておられるように思います。
みんな、口を揃えて「私は漢方薬を飲む以外で何をしたらいいですか?」って質問されますから。

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2015年07月17日

漢方治療は粘りが必要

ビジネス系の良記事を読んでいて「あー漢方の治療もこれに通ずるな」と思いました。

松下幸之助「面接で”運が悪い”と答えた人は、どんなに学歴や面接が良くても、即不採用。」
ぜひ、読んでみて!

運の良い人、悪い人のことがいろいろと書かれているのですが、記事の中で、運が良いと言われている経営者 藤田さんの言葉が印象的です。

記事中では「ビジネスは、洗面器から最後まで顔を上げなかったものが勝つ」とおっしゃられていました。

要するに運がいいとか、悪い以前に0.1%でも勝つ為の確率を上げる努力をしておかなくてはいけないということです。

漢方の治療って、実は西洋医学の治療とは全く違います。
西洋医学の治療は、基本的に前もってガイドラインがあって、ある程度、そのガイドラインに沿って治療を進めていきます。

あらかじめ、パターンが決まっていて、検査やらなんやらして、そのパターンに、はめこんで、そのパターンに沿って、マニュアル的に投薬したりして治療する感じですね。

いつも一緒の診断。
いつも一緒の処方箋。
みなさん、なんとなく思い当たるんじゃないですか?

治療の姿勢も医者が治療してあげる的な治療を患者さんに与える感じのイメージです。
だから、患者さんも受動的、ただ、ひたすら薬を貰いにいったり、医者にすがるだけですね。

漢方治療であろうと西洋医学の治療であろうと本来なら、病気というのは一人一人、原因んが違うので、治療では薬の投薬だけでなく、どんな風に生活するべきかなどのアドバイスも必要なはずですが、実際の医療現場の医者は、ほぼ一方的に診断して、原因に対して自分としてはどう対処すべきかのアドバイスなんてありません。

あったとしてら、歩いたほうがいいとか、野菜を食べたほうがいいとか、近所の健康テレビ番組が好きなおばちゃんが言いそうな一般論程度。

医者は漢方薬すらも東洋医学の理論で理解できていないので、診断、治療は西洋医学と全く同じ方法で処方しています。
あるパターンを決めて、そのパターンに近い病気や症状だったら、葛根湯とか、そういった感じですね。
要はマニュアル処方です。

西洋医学の場合は医者も患者も言わば、一方通行な感じなのですね。
医者は薬を渡す→患者は黙って薬を貰う。みたいな。

本来の漢方治療はそうではありません。
漢方治療の場合は、漢方医と患者さんが一緒のような立場で、その人にとっての独自の治療を考えていきます。

西洋医学のお薬は、人体に対して強制的な効果があるので、極端に言えば、痛みやかゆみなどをなかったことにしてくれます。
効果が切れればきっちり元に戻りますが。

症状がピタッとなくなるので、効いているのがわかりやすいのです。
しかし、漢方薬は違います。

よく誤解されるのが、3ヶ月ほど、長期で飲んでジワジワ効いてくるとか、初回に自分に合った漢方薬をしつこく飲み続ければ治るとか。

これ、全部間違いです。

漢方薬は3ヶ月経ってからジワジワ効いてくるものではありません。
かといって、効いてきたら症状がピタッとなくなるものでもありません。

体質と漢方薬が合っていれば、症状が少しずつ少しずつ良くなっていきます。
また、体質と漢方薬が合っているかどうかは、漢方に詳しそうな先生なら知ってるんじゃないかと思っている人がいますが、かならずしもそうとは限りません。

その時のその人の証(体質)を分析し、なるべくその体質に見合った最適な漢方薬を選びますが、漢方薬と体質が合っているかどうかは、飲まれた後の結果論です。

僕は東洋医学をかなり勉強していると勝手に思っていますが、だからといって、毎回、絶対に体質とそれに合った漢方薬を選べるわけではありません。
もちろん、合っている可能性が高いものを選びますが、結果は飲んだ後にしかないのです。

漢方治療の場合は「あなたは◯◯の病気だから、この◯◯の漢方薬を飲んだら治るよ」と、西洋医学のように上から下に与えるものでなく、先生も患者さんも一緒に経過を観察しながら、漢方薬をその都度、調整して治療していきます。

さっきの運の話ではないですが、少しずつ勝てる確率(治る確率)を積み重ねていくのです。

運の良さというのは、みんな同じ確率だそうです。
ただ、運の良い人は、たくさんの人に話しかけたり、いろいろチャンスのあるところに自ら出かけたり・・・ラッキーに遭遇する確率を上げているのです。

漢方も同じ、中には劇的に治る人もいますが、逆に30年以上の身体中カサカサ血まみれ湿疹だらけのアトピーの人が、うちで何年か治療して、今はむしろ、健康な人よりも白くて潤いのある美肌になっていたりします。

これは漢方薬が劇的な効果があるのではなく、漢方薬や肌をよくしていこうとする生活養生などが、少しずつ、少しずつ完治に至る確率を上げていき、ついには漢方薬を飲まなくても完治した肌を手に入れることができたのです。
漢方薬と日々の治ろうとする努力の積み重ねが完治という成功につながったのです。

西洋医学が好きな人は、多分、うちの漢方治療には向いていません。
西洋医学の治療は華々しくわかりやすいので、いかにもすぐに治りそうなイメージがあります。
しかし、悲しいかな実際は効果は一瞬で、誰もが同じ治療方法です。

漢方での治療は地味です。
ジワジワ少しずつ、変わっていきます。
時には状態が戻ってしまったりすることもあります。
西洋医学のように華々しくないですから。

少しずつ確率が上がっていって遂には完治!そんな感じです。

西洋医学の治療はすぐに効いて、効果も誰にでもわかりやすいですが、根本的に治すことができません。
東洋医学の治療はすぐには効きません。効果も誰にでもわかりやすいものではありません。時には全く効いていないように感じることもあります。しかし最後には根本的に治ります。

即効いて、効果がわかりやすく根本的に治る!そんな治療が理想かもしれませんが、そんなものは幻想です。
世の中の治療は上の2つのどちらか。これを踏まえて自分の治療を選らんでみてください。


posted by 華陀 at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月14日

現代の食生活の乱れは価値観の麻痺が原因!?

漢方薬は今のアンバランスの体質を調整するものです。
例えばアトピーに対しての漢方薬は、ステロイドのように湿疹のかゆみを止める成分があるわけではないので、漢方薬を飲んだからといって、かゆみが止まるわけではありません。

そのアトピーの人が熱がこもる体質で、その熱の影響で湿疹が出ているのであれば、熱をしずめる漢方薬で体質を整えれば、結果的に余分な熱がなくなり、かゆみがとれるだけです。
この熱がこもる体質の人に血の巡りを整える漢方薬を飲んでもらった場合は、血の巡りで湿疹が余計に活性化し、ひどくなるかもしれません。

漢方薬は直接、かゆみを止めたり、ホルモンを増やしたり、下痢を止めたりするものではなく、その人の体質の調整をバックアップしてあげるものです。

だから、受動的に漢方薬だけを飲んでいれば大丈夫!
というわけではないのですね。

病院や漢方のお店の中には、漢方薬を新薬と違って、副作用のない自然な薬というイメージしかなく薬の効き方も新薬と同じように「何かの成分が効く」的に勘違いしている人もいます。
こういう勘違いの人たちは、漢方薬も新薬と同じように病気や症状をあてはめてマニュアルで処方しようとするのですね。
残念な処方の方法です。

だから、こういった処方の方法をとっているところでは、お薬を飲むこと以外で身体が良くなることは教えてくれません。

ちょっと話が飛びましたが、漢方薬はそれ自体で、飲んでれば勝手に治してくれるというものではないのです。
自分自身の自然治癒力を高めるものなので、当然、普段の生活の方法も治療と関係してきます。

とくに食事などは毎日のことなので、食生活を整えるのは漢方では「できそうならやったほうがいい」というものではなく「治療の一部」です。

アトピーの方に食事指導などをさせていただいていると、いろいろなお菓子や食べ物を「我慢しなくちゃいけないのですね」と言われることがありますが、僕は身体に良くなさそうな食べ物を我慢するのではなく、価値観を変える努力をしてほしいとお願いしています。

例えば、外食なら「チェーン店には行かないほうがいい」とお話しします。
なぜか?
もちろん、材料の質が悪いかもしれないとか、いろいろな問題があります。

理論的にはチェーン系の仕入れは個人的に比べれば、おそらく新鮮でなかったり、出来合いの添加物だらけのパッケージの材料が多かったりといろいろな問題がありますが、価値観を変えるために知ってほしいのは、料理のことなんか何も知らないアルバイトがつくっているということです。

食に対する価値観を変えてもらいたいのは、こういう部分もあります。

わざわざ、列に並んで高校生などの料理のど素人のアルバイトの作ったものを食べるのです。

僕も高校生の頃にチェーン系の飲食店の厨房で働いていましたが、今から振り返れば半分は遊びみたいなノリでやってました。
言われたことをやってればいいので、お客さんに美味しいものを出してあげようなんて、崇高な精神はこれっぽっちもなかったです。

そもそも、仕入れている材料が全部、パッケージになってるものですから、料理もクソもないのですが。

どうせ、お金を出して何か食べるのに素人の作ったものを並んでまで食べるのって悲しすぎません?

どうしても時間がなく、手間をはぶきたい、身体に悪いのもわかってるけど、シャッと食べないといけないという状況であれば、時には利用してもいいと思うのですが、わざわざ、みんなで料理の素人の高校生のアルバイトのつくったものを楽しみで食べにいくって、よく考えたら虚しいですよ。

やっぱり、お金を出すからには、プロのサービスを期待します。

僕も漢方治療を学ぶために修行しました。
来る日も来る日も漢方相談と漢方の勉強をさせていただいて、今、プロとしてさせてもらっています。

やっぱり何かのサービスを買うのなら、宣伝や売り方のうまい企業ではなく、最低限、プロから買いたいですよね。

うちにも時々、回転寿司のチェーン系のノリで立ち話だけで「なんか治る漢方薬、ちょーだい」みたいな人が来ますが、そういった方は丁重にお断りさせていただいています。

こういう話になると個人のお店って高いじゃん!
ってなりますが、そんなことはないです。

探せば、安くて美味しい店はあなたの近くにあるのです。
ただ、探す手間が邪魔くさかったり、入りづらかったりなんですね。
チェーン系はわかりやすいですから。

うちでは、まず、外食のチェーン系で食べるのはやめよう!ってアドバイスしています。
もし、食事にお金を出すのなら料理と関係ないアルバイトが作っているところではなくプロにお金を出しましょうと。

スーパーの食材なども同じです。
添加物は食べ物をおいしくする目的ではないです。

食べ物系の企業の流通と在庫の問題を解決するために開発されただけで、要は企業の利益のためだけなんです。

それをごまかすために身体にいいかのような宣伝をしているのです。

「でも、添加物って身体にそれほど害がないっていうんじゃない?」

一部分の実験で害があるとかないとかよりも、僕は単純に企業の都合でつくった人工物を身体にわざわざ入れる必要がないんじゃないかなと思うのです。

今まで食べていた、カップラーメンやお菓子、チェーン系の安価な食べ物。

これらは食べたいのを我慢するものではなく、最初からなかった異常な食べ物として考えましょう。
人口食べ物として必要ないので、何かの病気で悩んでいる人は、普通の食べ物を食べる意識を持てば、我慢するとか、ストレスになるなどにはならないかもしれませんよ。


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2015年07月08日

漢方薬は新薬のような頓服で使えるのか?

漢方薬といえば根本治療なので、長く続けて少しずつ治していく性質です。
そして根本治療は時間がかかるものです。

かといって、そんな時間のかかる治療しかできないかというと、そうではありません。
病院の対症療法のように速攻で効かせることもできます。

漢方のバイブルの1つである傷寒論は2千年前の書物で、今の漢方の始まりの本とも言えますが、この本に書いている治療は感染病を克服するために書かれているのです。

それも1週間など、短い期間で死に至るような感染症です。
慢性病を少しずつ治していくと思われている漢方の治療の始まりは1週間以内に治さないと死んでしまう人の治療からなんですね。

実は病院の薬のように速攻で効かせることもできるし、長年悩んでいる慢性病を根本から治すこともできるのですね。

うちの家族は基本、医者が病気を治せると思っていないので、病院には検査などの必要性がない限りはいきません。

風邪、下痢、頭痛、じんましん、鼻炎、ヘルペス、ものもらい、胃痛などなど急性であっても自分のところの漢方で治します。

店から持って帰るだけだから、待ち時間ゼロ。医者と不毛な会話をする必要もないし、清算で待たされることもありません。

急性の場合は、1、2服で効いてくるし、そんなに長く続ける必要もありません。

いや〜病院のような急性にも対応できて漢方薬って便利ですね。

しかし、そこには落とし穴もあります。
それは、急性であっても、あくまで、その人の体質を見ないといけないということ。

うちの問診表は、たくさんの症状や状態についてお聞きしています。
160項目くらいだったかな。
その人の症状などの情報が多いほど、その人それぞれの体質に分けていくことができます。

ところが、急性の治療の場合は元の体質にプラス急性の原因が加わる感じです。
大もとの深い体質があって、そのベースの体質に急性の病気になる要素が関わって症状を引き起こしているのです。体質が2重のようなイメージですね。

この場合、元の体質の治療と急性の治療の速度や性質は違うわけです。

例えば急性の頭痛の場合、元の体質が水毒という水の巡りの悪い体質であれば、普段のじっくりと水の巡りを整えてくれるものから早急に水の巡りを変えてくれる性質の漢方薬に変更しないといけません。

もし元の体質がわかっていない場合、今回の急性の頭痛が水の巡りの悪さからなのか?熱がこもってなのか?気が緊張したからなのか?冷えが急に受けたからなのか?まだまだ、いろいろな要素が関わってくるので、外す可能性が高くなります。

急性の場合は、そのケースによって新薬の方が手堅い場合もあります。

こんな時は慢性病も急性病もどちらもマニュアルでしか処方しない病院の漢方はうらやましいです。

慢性病の場合は、深い体質を探っていけばいいのですが、急性になると、それにどんな影響が加わり、その影響が元の体質にどんな影響を与えたか2重に考えないといけません。

なので漢方の知識や知恵だけじゃなく経験や感覚的なものも必要になってきます。

病院のお薬が誰にでも効くのは、無理やり外的な効果で効かせるからです。
痛みの伝達物質を遮断する。炎症は免疫が反応しなくして炎症しなくする。

身体のいろいろな症状は、自分の身体が自分に嫌がらせでやっているのではなく「自分の身体のどこかに治さないといけないよ」というサインなのです。

新薬は最終的にサインを出す痛みや炎症などを薬の外部の力で治すというよりも、なかったことにします。
身体がなんらかの原因でおかしくなって、痛み物質君が痛みを緊急事態だと知らせようとするわけです。
そしてこの知らせを受け取ると「痛い!」「かゆい!」となるわけです。
新薬はこの最終の伝えようとする物質を叩き潰す役割です。
最終的な物質の伝達などは誰もが同じ条件なので、体質が関係なく理論上は誰でも効くわけです。

急性の症状をしのぎたい場合は、一時的ではありますが、新薬の方が体質を選ばずに漢方薬よりも効く可能性が高いです。

漢方薬は急性の治療であっても、あくまでその人の体質から起こっている問題が起因しますので元の体質を見誤っていれば、外す可能性が高いです。

なので、急性でパッとその場だけ凌ぐ場合は、新薬のほうが良い場合もあります。
ただし、新薬の場合は、あくまで理論上的な傾向がありますので、思ったよりも効かないこともあります。

漢方薬は急性では外して効かせられないというリスクがありますが、その急性症状が元の体質の影響でたびたび起こっていたり、新薬が飲みたくない人は、急性症状を漢方薬で治療するのも1つの方法です。

ただし、僕がこんなことを言うのもなんですが、大半の病院などは通常の慢性病の治療すら東洋医学的な体質を分析して治療することができません。
急性病は長々と問診をとれませんが、その分、経験と直感、センスが慢性病の根本治療よりも必要となりますので慢性病で、まともに体質を判断できないところは、まず不可能だと思います。

つまり、病院の風邪に対しての漢方薬の処方は適当の証かもしれませんよ。


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2015年07月03日

病院の新薬に対する誤解

病院の薬である新薬のネタって、このブログで何度も何度も書いていますが患者さんが誤解されていたり、処方している当の医者もなんか勘違いしている感じがあるので、また書いてみたいと思います。

その前にいくつかの実例をお読みください。

まずは僕。
以前のブログでも書いていますが、事故で右人差し指を怪我して関節が曲がらなくなりました。
2ヶ月でわざと6つの病院に行きましたが診断は全てバラバラ。(友人の医師はしっかりアドバイスしてくれていたので、この話とは関係ありません)

診断は各病院でバラバラでしたが、共通してたのは、なぜか「靭帯の損傷」というざっくりした診断は同じでした。
不思議ですよね。レントゲンでわかりやすい骨に関しては「折れてる」とか「折れてない」とか、自信を持って言うクセに靭帯の問題になったら、どこの靭帯や腱が、具体的にどうなっているのか、全然説明なし。「靭帯の損傷」→「怪我してるよ」的なあやふやな説明です。

そして、どこの病院でも処方してたのが、痛み止め。
ちなみに僕と鍼の先生で今回の原因を分析しましたが、おそらく左中指外側束と中心束という腱がやられ、第2関節胞がつぶれ側副靭帯が部分断裂を起こしていたという見解です。

そして、病院で処方された痛み止めは治療の役に立つのか?

次に足の捻挫がひどくなって、痛みがひどく、歩くのが困難になっている方。
足の甲から上あたりのくるぶし辺りが、ボコボコになってしまっています。
病院から何年も同じ痛み止めが処方されています。

さてさて、これも病院で処方された痛み止めは治療の役に立つのでしょうか?

アトピーの方は悩まれている方はみなさん、同じだと思います。
ステロイドを塗っては湿疹が消え、しばらく期間が経つと、また湿疹は元どおり。

これもステロイドは治療の役に立ってるのでしょうか?
病院が脱ステロイドってやってるくらいだから・・・

次が慢性頭痛の方。
次から次へと痛み止めを処方し、効かないから、種類をどんどん増やし、ついにはてんかんの薬まで。
よくある話です。

僕は病院のお薬はすぐにやめましたが、患者さんのみなさんは、病院の薬を何年も続けられていたりします。

ここが問題です。
みなさん、イメージ的にお偉いお医者さまに出していただいた薬なので一生懸命続けていたら「いつか治るんじゃないか」そんな風に考え、続けていらっしゃると思うのですが、はい、これは誤解です。

新薬は対処療法というお薬です。
対症療法って何?

Wikiに的確な説明があります。
以下引用。
「表面的な症状の消失あるいは緩和を主目的とする治療法。姑息的療法とも呼ばれる」
引用終わり。

Wikiにも姑息的療法と書かれているので、簡単に説明すると「ごまかし」「その場しのぎ」「臭いものにフタをする」です。「見なかったことにできる療法」でもいいと思います。

これでおぼえておいて問題ないです。

要するに薬を飲んでいる間だけ、表面の痛みやかゆみを抑えるだけ。
根本的には、なんら治療と関係しません。

そして、悲しいことに病院が治療といってる大半はこの姑息的療法。
「その場しのぎ」です。

東洋医学から見たら、治療の範疇にも入らないような治療。
だって、どうせ、その場しのぎなんだから、もう全部ドラッグで自由に売ればいいじゃないですか。
どうせ、長期的視野に立った根本治療じゃないんだから。
試してみてダメだったら次!今の病院だって、そんな感じですよね。

こんな治療が大手を振って公共で「治療」とよばれているので、僕は不思議に思いました。ひょっとしたら、僕の知ってる生理と薬理とは違う何かがあるのか?と。

その疑問を師匠の細胞顕微外科医にぶつけてみました。

僕「日本の病院って、慢性病に新薬を処方し続けるのですが、新薬を飲み続けたら、だんだんと治癒してくものですか?」

そうしたら先生「そんな科学的根拠なんか何もないよ。薬物動態は薬の成分が一定時間、体内にある間はなんらかの効果をおよぼして、その後は元どおり。慢性病が根本から治る科学的根拠なんかないよ」とのこと。

中国では新薬の「ごまかし治療」で治らなかったら、さっさと漢方治療院行きらしいです。それがスタンダード。

ちなみに先生は中国の先生ですが、日本人が中国に描くイメージと違って、かなりハイレベルです。上下派閥のある日本の医者だと口答えできないレベルです。
奥さんは薬剤師で、中国の薬剤師さんって日本の薬剤師と違って、医者と渡りあえるほど薬理学も生理学も詳しいんですよ。

ということで確認してみたら、やっぱり病院で処方する新薬は「その場しのぎ」で根本的治療に役に立たないようです(一部、抗菌薬などは一定期間飲み続けないといけないものもあります。一部ですが)

飲んだ一定時間は、表面的な症状は治まる。
新薬の効果時間が切れると元どおり。後はこの繰り返し。

だから、飲み続けたって状況は変わりません。

僕の感覚的には長くとも1、2週間飲んで、その薬を中止した後に、症状が再発すれば、後はその薬を何年続けようが治りません。
エンドレスにループするだけ。

だから、病院って、実は通って治すようなところではないんじゃないかというのが僕の最近の考えです。病気の初期に3日間とか1週間の薬を処方してもらって、それで終わり。
治らなかったら、うちみたいな漢方とか考えていかないと根本的な治療は無理だと思います。

これからは、病院で1週間以上の治療になるなら治療の目処を聞いてみてください。
治るか治らないかを聞くと「そんなのわかんない」と言いますので、「どの症状や、どの状態が、どれくらいの期間でどんな風に変化していくとお考えか?今、診断された先生自身の考えをお聞かせください」と問い詰めてあげてくださいね。


posted by 華陀 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする