2016年03月30日

花粉症に対しての小青龍湯の間違った使い方!?

花粉症のいや〜〜〜な季節ですね。

あいかわらず病院の漢方はマニュアル大好き漢方なので、花粉症と言えば、小青龍湯を何も考えずに処方しているようですね。

うちの近くの耳鼻咽喉科も以前までは、この時期になるとツムラの営業さんが小青龍湯(ツムラ19番)のみを山のように抱えて、その病院に納品していました。
その様は、まるでスーパーの特売品!
あそこまで割り切って漢方薬をマニュアル特売してたら、逆に清々しいですね。
病院だけど安売りのドラッグのようです(遠い目・・・)

そういえば、その特売品も最近は見なくなりました。
よく、そこの病院で漢方薬を処方された人が、うちにその漢方薬の事を聞きに来るので、マニュアル漢方がやりにくくなったのかな・・・。
真相はわかりませんが。

それはさておき、どこの病院も得意の全国共通商品券のように花粉症と言えば小青龍湯を処方していますね。

アレグラなんかと同じだと思っているのでしょうか。
あんな発想だけで漢方薬を処方できる厚顔さが羨ましい限りです。
僕は漢方は複雑で難解な医学だと思っているのですが。

と言いながら、小青龍湯は花粉症によく効きます。
でも、その効き方が問題。
うちでは、その効き方のことを詳しく説明しています。

小青龍湯は効くのですが、効き方が新薬みたいな感じです。
いわゆる、皆さんが漢方薬で想像するような、根本的な治療効果ではない感じ。

小青龍湯は漢方的には「上焦の水毒と熱」という体質に合わせるとよく効きます。
よく効くと言っても、そこは漢方薬なので、誰にでも効くわけじゃありません。

花粉症だと言っても、人それぞれ、体質がありますので基本的にはその人独自の体質に合わせます。
あくまで漢方なので「小青龍湯の合う体質であれば効く」ですね。
小青龍湯が合わない花粉症だったらウンともスンとも効きません。

漢方では、病位という、どんなレベルの状態かを判断する属性レベルを判断する基準があるのですが、小青龍湯は太陽病と太陰病という2つのレベルを持っている変わった漢方薬です。

この病位というもの、詳しく説明するとブログ記事でvol.10位まで書かないと理解が難しい理論なので、簡単に説明するとレギュラーの4段階の上から4、3、2、1と弱くなり、レベルが高いほど、急性で使用し薬性も強く、レベルが低くなると慢性病で使用し薬性も穏やかになります。
(漢方薬性は強い=効果が強いではなく、体質と合わせるレベルと指します)
他にイレギュラーレベルが2つあります。

つまり、小青龍湯は、急性で薬性も強い状態のものです。
もうひとつ、裏属性で穏やかな薬性レベル2も持っていますが、これはイレギュラーな特殊なものなので説明すると、かなり長くなるので、今回は割愛。

要するに小青龍湯は早く強く効くのです。
その代り、漢方は自然界の陰陽の法則で動いているので、早く効くということは、じっくりと効かせて、根本的に治す治療に使うのは難しいということ。
治療の世界でも一夜づけは、すぐに忘れちゃうんですね。

経験上、効果の持続時間は大体、2〜3時間位。
飲んで40分しないうちに鼻水なんかが止まってきますが、3時間もすれば、ドバーと鼻水が再開です。

病院の薬、お得意の「薬を飲むと症状が止まる → 時間が経ったら症状が再開」のループが小青龍湯でも始まります。

効き方が新薬的なんですね。
その上、病院では誰でも効くと勘違いしているかもしれませんが、そこは漢方薬なので、体質が合ってなければ小青龍湯も全く効かない人もいます。

基本的には小青龍湯のみで花粉症を治せないことはないかもしれないですが何年もかかると思います。
ちなみに僕は小青龍湯で花粉症を根本治療できると考えていませんので、花粉症の時期でない時も飲んでても意味がないと思っているので、うちでは「新薬で眠気や頭がボーッとするなどの副作用がなければ、花粉症の時期が短ければ新薬を飲んだほうがいいよ」と新薬の方を勧めています。

その新薬も病院は保険で若干、安いですが、ドラッグでも病院が処方するものと同じ成分のものが売ってますので、病院に行く時間や待ち時間を短縮できる方が大事だと思う人は、ドラッグで買ってください。
ドラッグでもそんなに高くありません。

まとめると、新薬の副作用が困るなら、小青龍湯が治療薬になりますが、レベル4の漢方薬なので、飲み続けていたら、だんだん効いて根本治療してくれるということは稀です。

小青龍湯も体質を選ぶので最初の何包かで、症状が緩和されなかったら、飲み続けても効いてきません。
小青龍湯とあなたの体質が合ってません。
小青龍湯はあきらめましょう。他に花粉症に使用する漢方薬はいくらでもあります。

小青龍湯が、その時に効いたとしても、新薬的なので花粉症の時期を過ぎて飲み続けても根本的には治らないと思います。
長くても1ヶ月飲み続けて、やめた時に症状が再開していたら、さっさと違う漢方薬にしたほうがいいです。

一応、花粉症からガンまでの漢方相談を専門にやってきた僕の見解です。


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2016年03月23日

漢方は食べ物、西洋医学は覚せい剤!?

世の中の身体を良くする手段として病院の手術や薬、漢方薬、薬膳、サプリメントなどが代表的ですね。

これらの治療手段は、それぞれ、どう違うのか?
よく、うちの患者さんから質問されます。

これらの違いを化学的だったり、観念的だったりといろいろな方面の理屈をこねくりまわしてお話できるのですが、一般の人が治療として考える場合は、どういう属性のものかをスパッとわかるのがよいと思います。

そこで本当に簡単に説明すると西洋医学の薬は覚せい剤。
漢方薬は食べ物です。
そして、薬膳は当然、食べ物に入りますが、サプリメントは効果の考え方が西洋医学の劣化版といった感じです。

西洋医学の薬が覚せい剤?と疑問に思うかもしれませんが、治療の考え方が覚せい剤と同じなんです。
というか、病院の薬は治療の考え方も作り方も方向性は覚せい剤と同じです。

治療の考え方としては、覚せい剤は、実際はどんな感じになるのかやったことないからわかりませんが、薬学理論的に考えていくと、自分の意思とは無関係に気分が高揚したり、疲れを感じにくくなったりするわけです。

自分の意思とは関係なくというのがミソで薬自体が身体の働きを強制的に変えることができますので、いわゆるラリっている状態に変貌するわけですね。

これは、病院の薬も原点の考えは同じです。
西洋医学の薬は、基本的にその人の持っている体内の自然な働きを無視して、人工的に作り出した薬の力で身体の働きを変えてしまうわけですね。

だから、逆に言えば「どんな体質の人にでも、すぐに効く」わけです。

鎮痛剤は、薬の強制的な力で痛みを伝えようとする物質を働けなくして痛みを緩和します。
アレルギー剤は、薬の強制的な力で免疫反応を起こそうとする反応をカットして免疫反応が起こらないようにします。

覚せい剤と共通するキーワードは、どちらも人工的に個人差を考えずに無理やり身体の働きを変えるという点です。

そして、薬の材料は、人工的に精製したもの。
実は覚せい剤は、漢方薬の生薬である麻黄の中のメタンフェタミンという物質から抽出されたエフェドリンという物質をさらに化学合成したものです。

病院の薬も元は自然界の植物などから成分を抽出し、それを化学合成しています。
だから、考え方としては病院の薬も覚せい剤も同じなんですね。

サプリメントは食べ物を原料にしていますが、考えは覚せい剤や病院の薬とよく似ています。
食べ物の中の効果のある主成分だと思われるものを抽出しエキス化しています。

病院の薬もサプリメントも主成分だけを濃くしていけば、強くなって治してくれるという発想です。
それが本当なら、サプリメントだけで食生活が事足りすはずなのですが、サプリメントだけでは生きていけません(昔に1ヶ月間、サプリメントだけで生活した実験がありましたが、病気にはなりませんでしたが、衰弱していました。おそらく年単位では健康を保てないでしょう)

漢方薬と食べ物、薬膳は、覚せい剤の発想とは真逆です。
そもそも、麻黄を麻黄のままで使っている時点で真逆ですね。

漢方では、自然界のものには無駄がないと考えます。
ですので、食べ物も自然界から得たものをそのまま使います。

西洋医学で「主成分」と定義しているものは、あくまで現時点の分析技術で勝手に決めたもので、時代が進み、研究が進めば、あれは毒だったなんて話は、西洋医学の薬の世界ではめずらしくもありません。

だから漢方薬、食べ物、薬膳は真っ向勝負。
何千年と良いと確認されてきたものをそのまま使います。

どれが主成分でどれがいらないものなんて、そんな傲慢な考えで勝手に取捨選択しません。
全てが必要なもの。

その上で、どうやったら効果的に治せるかを考えられてきたのが、漢方薬です。
漢方薬は、強制的に変えることのできる強い効果で体内の働き自体を変えようとは考えていません。

その人の体内の働きのクセ(それが体質)を分析し、そのクセに沿って、その人の自然治癒力が働きやすいように調整、応援します。

それゆえに西洋医学の薬のように効果が明確ではありません。
体質を無視して効いたり、すぐに効かせるのも難しいです(急性病は体質と漢方薬が合えばすぐに効きますが)

それは当たり前なんです。
漢方は人工的な強い効果で体内の働きを無理やり変える気がないからです。

漢方薬で効果を見る場合は「効いたか?」「効かなかった?」ではなく、体質に沿って、良い方向性に進んでいるかどうかを身体の症状全体から判断していきます。

なので、病院がやってるような病名や特定の症状だけにスポットを合わせて漢方薬を処方している方法は本来の漢方から見たら間違いです。
そんな治療方法は漢方、東洋医学には存在しません。

考えが違いますので、漢方薬で治療する場合は、根元の考え方から変えていかないと漢方薬は、まともに扱えません。

食べ物は言うまでもなく生きていくために絶対に必要なもの。
薬膳は、食べ物と漢方薬の間のような感じですね。
それに薬効の強い生薬や食べ物で構成されているのが薬膳です。
治療の側面もありますが、食べ物と治療が半々な感じです。

なんか生薬が入ってたら薬膳ではなく、基本的には漢方薬と同じで薬膳も体質に合わせます。

漢方薬は薬効のある生薬だけで構成されたもので、積極的な治療が目的です。
体質を見誤ったり、漢方薬を合わせ損なったりすれば、副作用を起こしたり、悪い方向に体質を変えてしまうというリスクも出てきます。

だから、しつこいようですが、病名や症状だけで漢方薬を合わせてはいけません。

うちではこんな感じで患者さんに説明しています。


posted by 華陀 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月15日

捻挫や骨折の治療の役に立たない病院

お店で仕事をしていると嫁さんの方から焦った口調で電話がありました。
どうも、うちの息子がサッカーをやっている途中でくるぶし辺りを捻って捻挫をしたらしいです。

「整形外科に連れて行ったほうがいい?」という電話。

患部の腫れ具合もそれほどひどくなく、膝あたりに手で振動を与えた時にくるぶし周辺の骨に痛みが走るかどうかを確認したところ、ないとのこと。

だったらと即座に「病院は行く必要はない」と答えました。

このブログでも過去に書きましたが、去年に僕自身がスケートで事故に合い、左人差指の靭帯を断裂?しました(?なのは、6つ行った病院のどこもが曖昧な診断しかしなかったため)

最初は骨にヒビがいってるとか、いってないとか、靭帯が切れている、ただの突き指など3つの病院でどれも曖昧。

行った病院は近くの老人介護主体の腰掛け的な整形外科。
近所でリハビリに放り込んで儲けているというところから鶏小屋と呼ばれている町の整形外科。
元、大病院のリウマチ専門の権威の先生が個人開業した整形外科。
うちの周辺だと事故などの救急でも運ばれ手指の手術でも定評のある大病院。
由緒ある鍼の学校と併設されている整形外科(院長に診てらもいました)
もう一つはスポーツ専門外科をしている友人の整形外科。

おそらく同じ整形外科でも、あらゆる種類の整形外科に行ったと思います。

怪我をした当時は同時に複数の病院に行ったら実際はこんなことになるんだと勉強になりました(友人のところは親身に相談にはのってくれました)

あの時は、6つの病院に順に行ったので毎朝、仕事前にどこかの病院に行っているという状態。

しかもどれも初診で他の病院の情報は話していません。
なぜなら、どこもどんな治療能力をもっているのか見てみたかったから。

そこから学んだことは、病院は行っても、ほぼ無意味、治してくれないということ。

今回の場合、病院に行くかどうかのポイントは、骨が折れているかどうか?です。
さすがに骨が折れているかどうかは、最後はレントゲンで見ないとわからないからです。

ただし、病院に行けばわかるのではありません。
僕の経験からいくと、病院でもポッキリと素人でもわかりそうな骨折しかわからないようです。
しかも、骨折してても僕らがイメージするような治療ではありません。

整形外科の捻挫や骨折の治療は多分、全国同じです(たかだか6つで6種類のバリエーションの病院しか行ってませんが)

湿布、痛み止め、テーピングなどによる固定、それと安静。

多分、どこに行っても同じです。
僕も6つの病院ともこれでした。

残念ながら自然治癒力を研究している僕ら東洋医学の人間からすると、これらは治療ではありません。

看護師さんなど医者以外の補助の方がする応急処置です。
補助処置といってもいいでしょうか。
結局、その人の自然治癒力にまかせているだけで、医者自身から積極的に治療として働きかけているものはありません。

(湿布)怪我した直後に腫れたら医学のド素人の人でも冷やしたほうがいいと思います。
しかも、湿布をし続けたところで湿布の薬効が骨や靭帯を治してくれるわけじゃありません。

(痛み止め)医者、これ好きですよね。僕の時も痛みは耐えれると何度もいってるのにやたら処方してきました。鎮痛剤は痛みを緩和するだけで、これまた骨や靭帯を治してくれるわけじゃありません。

(テーピング)最初は動かさないほうがいいというには、これも医学のド素人の方でもそうしたほうがいいって思いますよね。
しかもテーピングするのは看護師さんかリハビリ師さん。僕の経験では医者は下手くそでした。
固定は実は諸刃の剣で怪我の度合いによって、動かす箇所と動かさない箇所を状態に応じて考える必要があります。またどれくらいの時期から動かすかは重要なのですが、僕の経験からすると4週間固定とか、マニュアルっぽかったです。

(安静)言うまでもなく自然治癒力。これも医学のド素人の方でも休んだほうがいいのはわかります。

そう、僕の経験では診断は曖昧。治療はただの補助的な措置。
どこに医者が必要なの?と思いました。

しかも僕の時は結局、有名な大病院で一生治りませんと言われただけ。
「いやいや、あなたの無能をカミングアウトされても・・・」と苦笑いしか出ませんでした。

でも、西洋医学には手術があるじゃないか。
そうです。僕の西洋医学の師匠は元細胞顕微外科医。
神経を1本、1本繋ぎあわせる手術をする先生。

もちろん、その先生にも当時、相談しました。
そうしたら、先生、曰く、
「手術は単純に治してくれると考えてはいけない。
生活できないほど、どうしようもない状態を生活できるようにするのが目的で、手術といえば聞こえがいいが、要は健康な組織をぶった切る傷害行為に違いはない。
基本的には人間の身体は一度、傷をつけると2度と本来の元の姿にはならないので、なるべくしないほうがいいし、もっとひどくなる失敗とも隣り合わせだ」
とおっしゃっておられました。

だから、怪我した状態を本当の意味で元の状態に戻したい。
と思ったら病院って役に立たないんじゃないかと思うのです。
少なくとも6つの病院に行ったって。

なので、うちの息子も病院には行かせず、一緒に治療コラボしている鍼の先生に電話。
すぐに診てくれて、見るなり「あーこれ鍼ささないとダメですよ」とのこと。

小3ですが、遠慮なくブスブス、鍼を15本ほど刺しましt。
そうしたら、翌日からほぼ、痛みなし。歩くのも少しの違和感だけ。
手前味噌ではありますが、東洋医学ってスゲーと改めて思いました。

で、鍼の先生と病院だったら、今頃、鍼の痛みに耐えられる子に痛み止めの薬、出して、次の日から歩いている子に2週間、固定して安静って全国共通商品券みたいな治療するんだろうな。と笑い話になってました。

2日目から走ろうとする息子に固定と安静は必要ないけど、もうちょっと怪我したことを自覚した動きをしなさいと注意するので大変です。


posted by 華陀 at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月08日

漢方薬にはエビデンスがないのか!?

本当にごくたまに、このブログに「あなた、医学のことを何もわかってないよね」的なコメントが来ることがあります。

おそらく医者のコメントの感じですが、どうも大きな勘違いされているようなので、ちょっと説明しようと思います。

僕は別にこのブログで正しい医学についての論議がしたいと思っておりません。
そもそも、絶対的な正しいなんて誰が決めてるんだという話ですが。

自分の病気の治療や漢方に対する思いを綴って、それに共感してくれた人が、うちの相談に訪れてくれたら、嬉しいなと思って書いています。

そんな文句や揶揄っぽいものの中に「漢方ってやっぱ、怪しいよね。なんで効くのかよくわからないもん」みたいなのもよくあります。

これもコメント欄だけで説明しようと思っても物理や化学の観点からだけでは説明できないので、コメントでは僕は返信しません。
そもそも、ブログの目的からいけば説明する必要も感じていないのですが。

確かに漢方薬に西洋医学でいうところのエビデンスというものがありません。
漢方は何千年の結果論を体系化したものなので、化学的に成分的にどうたら、こうたらというものが治療上、必要ないからです。

人間の身体は人それぞれですが、それでも延々と皆、それぞれ体質が違うということはなく、いろいろな種類の体質はありますが、似た様な体質のグループというものは存在するわけですね。

それらを東洋医学理論的にまとめて、診断したり、処方したりしたのが、漢方です。

アメダスとか温度系とかで明日は雨です。と予報しているのは科学的な根拠です。
仮に過去4千年間の日本の天気の結果のデータがあり、そこから、今日の要素をインプット→その要素を考慮して経験値から明日の予報をするのが漢方みたいなものです。

みなさん、ご存知のようにアメダスなどの人工衛星とかの科学データとか引っ張り出しても結局、なんだかんだハズします。

お薬もそうですね。
添付文書には化学的臨床によって、理論的に証明が書かれています。
こんな効果がある!と断言されていて、化学的にはっきりしているから一見、間違いないように見えますが、結局、思ったような効果を感じない人もいますし、そんな風に治ってほしいんじゃない!と思っている人もいます。
真の結果は容赦なく残酷です。

何よりも副作用です。
エビデンスがしっかりしているとか言いながら、どんな人だったら副作用になるというのは推測できないのです。
推測できるのは素人でもわかりそうな肝臓の悪い人とか、他の大病を患っている人とか、
「そんなのおまえじゃなくてもなんとなくわかるわ!」みたいな感じ。

余談になりますが、お湯が沸いたらピーッ!ってなるケトル。
あの音がなるメカニズムって、この最近、科学的な理屈がわかったんですよ。
なんと100年以上も理屈を説明できなかったのです。
要するにエビデンスは、なかったけど「便利だから使ってた」のですね。

なんか漢方っぽい。
漢方は自然思想理論からの根拠は説明できますけどね。

病院はエビデンス、エビデンスと言いますが、皆さんが使用しているもので、一見、科学的に見えているものも「実は、なぜそうなるのか、かわからない」ってものは多いのです。

病院のお薬から1つ紹介しておこうと思います。

サラゾピリンというお薬です。
潰瘍性大腸炎なんかに使われるお薬です。

メーカーの添付文書はこちら。

このお薬のエビデンスは・・・
不明。効果不明。
潰瘍性大腸炎の原因も不明だし、効果も不明。
(これ、僕が言ってるのでなくて薬の添付文書です。
3Pに書いてあります)

でも、良い結果も得られるから使ってる。

潰瘍性大腸炎で最近、使われているのはペンタサです。
ペンタサは化学的メカニズムがはっきりしているのか?
していません。
簡単に言えば、サラゾピリンの副作用が少ない版です。

実は、このお薬だけが特別でなく、効果が化学的→生理学的にはっきりとわかっていない
薬は結構あります。
しかも、わかっていないけど、なんだか結果を得られるから使われています。

これもなんか漢方っぽいですね。
ただし、漢方は、そもそも西洋医学と効果の考え方が違うし、三陰三陽、気血水弁証、臓腑弁証、その他モロモロで、ちゃんと診断すれば、自然科学的理論的には説明がつきます。
東洋医学的な問診をとらないで、マニュアルだけで漢方薬を処方していたら説明できないと思いますが。
だって、誰かがデタラメに近いようなマニュアルを受け売りでやってるだけだから。


posted by 華陀 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする