2008年10月11日

漢方薬を変更する危険性 その1

うちに相談にこられる方は、以前にどこかで漢方薬を飲まれていたことがある方が多いです。

最近、相談に来られた方に聞いたんですが、通っておられた病院で処方された漢方薬は3年間で、なんと13処方(13種類の漢方薬)も変更されていました。

前に、【自分で選んだ漢方薬って効くの?】を書きましたが、病院に通ってても、こんなことは普通にあります。

漢方では、飲んでも効果がないのであれば、漢方薬を変更したほうがいいですが、そう、簡単に変更はできません。あせあせ(飛び散る汗)

なぜなら、漢方薬には誤って漢方薬を飲み続けた結果、新たな病的体質になる壊病と呼ばれるものがあるからです。

もともと、病的体質があって、それにプラス壊病が重なるともう、漢方薬の何が効いていて、何が効いていないのかわからなくなります。

なかには、壊病のリスクを知らないで、出してれば、いつか当るひらめきだろうと、漢方薬をギャンブルみたいに思っている方もいるみたいです。

ただし、変方にもよい変方があります。

体質にあわせて漢方薬を飲んでいくということは、よくなってくると体質がよい状態に変わってくるということです。グッド(上向き矢印)

ですから、体質がよくなってくれば、それにあわせた漢方薬が必要になります。

その場合は、漢方薬を変更することによってどんどんよい体質に変わっていくのです。

しかし、この場合も次項有誤った診断による壊病のリスクはつきまといます。もうやだ〜(悲しい顔)

せっかく、よくなりはじめていたのに漢方薬を変えて、一気に体調が悪くなったexclamationといったようなことにもなりかねません。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

次項有漢方薬をコロコロ変える方には特徴があります。

まず、東洋医学的診断(八綱、三陰三陽、気血水、臓腑、病因、五行などの診断)を考えないで、ほぼ症状だけで漢方薬を選択すると、患者さんの訴える症状が変わるたびに漢方薬がかわります。

次項有漢方は、確かに症状を重要なデータとして扱いますが、その症状も一過性なのか、もともとの体質と深い関係があるのかなど患者さんの聞いた症状をそのまま鵜呑みにしてもうまくいきません。ふらふら

漢方的分析に照らし合わせて訴えられた症状を取捨選択する必要があるのです。

ですから、前に書いたように素人の方では、どの症状は捨てて、どの症状は取り上げて考える必要があるのか、わからないのです。

また、漢方薬の治療期間を見ようとしない方もよく変更します。

風邪に葛根湯を飲むのであれば、3日すぎて治らなければ、すぐに柴胡桂枝湯とか香蘇散とか体質に応じて漢方薬を変更しなければいけません。

反対に慢性疲労などで補中益気湯を飲まれている方が1ヶ月でやめてしまっては、よかったのか悪かったのかがわかりません。バッド(下向き矢印)

この場合、かならずしも、自分が気にしている部分からよくなるとは限りません。ひらめき

例えば、『アトピーの方がステロイドを使えば、かゆみが止まる』ように、はっきりと効果がわかりますが、漢方の場合は、体質によってかゆみが止まってくる場合もあれば、『かいても出血しなくなる。』『かゆみはあるけど下痢しなくなった』とか漢方の知識がなければ、本当によくなってるのかわからない場合もあります。

こういったように症状だけをあてにしていると治療経過が見えないのです。

結果、『効いてないから変更する』となります。どんっ(衝撃)


続きの 漢方薬を安易に変更する恐さ その2 はコチラ 


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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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