2008年10月14日

漢方薬を安易に変更する恐さ その2

漢方薬を安易に変更する恐さ その1 からの続きです。


変更した場合、先ほどの壊病という新たな悪い体質が加わってややこしくなる危険がありますが、もっと危険なのが、安易に変えてしまった過去の漢方薬の中に、よくなるはずの漢方薬があったかもしれないことですふらふら

変更する場合は、基本的に同じ漢方薬を選ぶことがないでしょうから、飲み続ければよくなったかもしれない漢方薬には、2度と出会う可能性がないのですたらーっ(汗)
そうなると何種類、漢方薬をかえていっても、もう自分にあった漢方薬を飲む事がないかもしれませんもうやだ〜(悲しい顔)

最後の特徴は現在、使っている漢方薬で大丈夫だと考えることです。
漢方薬は、人工合成のものではありません。
生薬なので、品質が一定しません。食べ物に近いものなので漢方薬名が同じでもメーカーさんによって効きが異なりますあせあせ(飛び散る汗)

以前、難聴のご相談で、同じ漢方薬名でメーカーさんだけをを変更すると効きすぎて、元のメーカーさんに戻したところ、どんどんよくなっていったこともあります。
効果が高い、強い、ことがかならずしもよいこととは限らないのです。
結局、東洋医学はバランスです。

こういったバラつきも漢方です。
このバラつきも自分自身で経験し、使いこなす必要があるのです。

次項有1つのメーカーのエキス剤や生薬しか知らないとこの変化がわかりません。

ちなみに○ムラさんは、品質を一定にするため、成分分析を行い成分分量などを安定させるよう努力されてますが、商売的、事なかれ的な企業のための安全性にとっては正解だと思いますが、漢方の観点から考えて、どうなんでしょう。

たくさん変更されてきた方に僕はよくこうアドバイスします。

次項有『重要なのは、この漢方薬だったら当り!ではなく、処方された方になぜ、その漢方薬を選んだのか西洋医学的な診断ではなく東洋医学的診断(八綱、三陰三陽、気血水、臓腑、病因、五行などの診断基準)をお聞きし、治療方針を聞いてください』
※ただし、西洋医学的な診断は漢方診断の参考にはなります。つまり、西洋、東洋の2つの分析があるといいです。

東洋医学的診断が曖昧がだから、初めに選んだ漢方薬を変更しちゃうんです。
初めに選んだ漢方薬でスパッと治ればいいですが、少しづつ治ってきた場合などは漢方薬がわかったってあまり意味がありません。

ひらめき僕のところでは、漢方薬を飲まれて変化がなかった場合、@から優先的に順番に考えていきます。

@分量を減らす、または増やす。
A漢方薬名は同じでメーカーだけを変えてみる。
B壊病になった可能性が高いと判断すれば最低5日位は一切飲まない。
C基準処方は、そのままで他の漢方薬をつけたす。
D変方する。

1つの処方を変更するのにこの5つのことは考えないといけません。

僕は経験上、分量は増やすより減らしたほうがうまくいったケースが多かったです。


眼鏡以前、喘息でセキがひどかった方に漢方薬をお渡ししたところ、3日目にセキがもっとひどくなりました。

漢方薬を変更することも検討しましたが、診断基準に照らし合わせても変更す
る必要はないと判断し、一気に1/4量(適当に考えた分量ではありません)にしました。
すると変更した次の日からどんどんよくなっていったのですぴかぴか(新しい)

まさに漢方は体質にあわせるですね。


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posted by 華陀 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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