2008年11月17日

漢方薬は、ちょっとした違い!?

今年の風邪は喉が痛くなる風邪がはやっているようです。

漢方は、2千年前の古典が、実践的な漢方の始まりです。
昔は風邪のことを傷寒(腸チフスやインフルエンザなども含む)とよび、初め
の古典書を傷寒論といいます。

西洋医学で、風邪の特攻薬はありません。
漢方でも、風邪ならこの漢方薬といったような決まった処方はありません。

喉痛から始まるなら○○の漢方薬、いきなり下痢になったら○○の漢方薬とい
った感じで、風邪の場合は、体質というよりは、今の状況にあわせて処方しま
す。

風邪に葛根湯というのは、いわゆるもっともベタな風邪の初期の状態で、背中
がなんとなく寒気がして特に喉など、どこかがひどくなっていない状態で服用
するとはやくよくなることが少なくありません。


今、はやっている風邪は、どうも葛根湯では、ダメみたいで、いきなりセキと
喉にくるようです。

うちの家族も風邪をひいてしまって、声まででなくなりました。

喉の痛みに声がかすれて出ず、セキもひどかったので、麦門冬を飲ませました。
しかし、半日たっても一向に効きません。(風邪の治療の場合は、1〜2日ほど
でダメだった場合、どんどん、お薬を変えていく必要があります。)

セキに重点をおいて、苓甘姜味辛夏仁湯を飲ませました。
そうすると、次の日から、どんどん声が出るようになりました。

よっしゃ!これでうまくいくのかも

と思ってたら、声が出るようになって、セキが夜中にでるようになりました。
日中は、ほとんど出ません。

ということで、次の日、前の麦門冬に戻しました。

そうすると前に全然、効かなかった麦門冬でセキが止まるようになりました。

今は、胃腸がやられているようなので、また処方を変えて今度こそ、風邪から
脱出させることができると思います。

でも、漢方って本当にそのときの体質や状態とあわないといけないんだなぁ〜
と痛感しました。

麦門冬湯も苓甘姜味辛夏仁湯もどちらもセキや喉などに対応した漢方薬です。
でも、ちょっとした時期の違い、この場合なら体質の違いで、まったく効かな
いのです。


ピッタリとあわせれば、驚くような効果を発揮しますが、あっていないとこっ
ちを向いてもくれない!

漢方はなかなか我がままな奴だと改めて思いました。
(でも漢方薬からしたら、もっと勉強しろッ!ってことなんでしょうけど・・)


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posted by 華陀 at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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