例えば、五苓散という漢方薬があう方には、三微とよばれる代表的な症状があります。
それは、『口渇、尿不利、自汗』です。
◆口渇は喉が渇くこと
◆尿不利はオシッコの回数が減ったり、でにくいこと
◆自汗は汗がダラダラとでやすいこと
三微が揃っていると五苓散があっている確立が高いと考えられるのですが、実際の臨床の場では『口渇』一微だけでも『口渇、尿不利』の二微だけでもよく効くことがあります。
また、三微がまったくなくても効くことがあります。
じゃあ、「何の症状がなくても五苓散はどんな方にもあうのか?」
というと、もちろんそんなことはありません。
そこで、必要になってくるのが、表に出ている症状をあわせるだけでなく、症状を組み合わせて、体質の分析をすることです。
漢方的な体質分析ができてはじめて三微がなくても五苓散が適方だと決定することができるのです。
ちなみに細かな問診もとらずに病名だけで処方する、いわゆる病名漢方は、この三微にあるような、おひとり、おひとりの症状すら無視して病名に対してマニュアル決まっている漢方を処方します。

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