2013年12月17日

病院の漢方薬の適当処方は資源の無駄使い!?

最近、西洋医学は切羽詰まってきているのかなと勝手に思ったりします。

というのも以前よりも、そこらの病院が漢方薬をやたら処方するようになったから。
別に漢方薬を処方するのは問題ないと思います。
ただ問題は病院が「漢方薬が治療薬として有効だ」と認めたから処方したように見えないから。

その証拠に処方の方法が西洋医学と一緒です。
つまり、漢方として体質を診断せずに、おそらくツムラなどの漢方薬メーカーから貰ったマニュアルだけ見て処方している感じがあるからです。
学校で教えられた医学のガイドラインに沿って処方する新薬のように。

これは新たに漢方薬で治療しようとしているのではなく、最近、西洋医学の薬が対症療法で「そのばしのぎ」ということが一般の人にバレてきたり「検査ばっかで実はほとんど原因がわかっていない」とかがバレてきたりで西洋医学としての治療がしずらくなってきているのが原因ではないかと思う。

漢方薬を処方するのは、新たな治療を考えての事ではなく、ただ単に逃げ手の1つとして苦し紛れに処方しているのでは?と。

なんで、新たに漢方薬を処方することが病院が考え直した新たな治療ではなく、逃げの方法と思うのか?

それは漢方を1つの医学として勉強して、やるつもりがないのが丸出しだからです。

言うまでもなく漢方は西洋医学と全く違う医学です。
診断の方法も治療経過の観察の方法も薬の効果の考え方も何もかもが違います。

例えていうなら、野球とサッカーくらい。(余計わかりにくいかな)
野球とサッカーは同じボール競技という共通点があるだけで両者は全く違う競技です。

野球のプロの人がすぐにサッカーのプロになれるでしょうか?
もちろんなれません。そんな甘くない。
フィジカルは高いから練習すれば一般の人よりも習得しやすいでしょうが、反対に野球の概念やクセが強いからこそ、サッカー自体になじまない可能性もあります。

今の病院は、これと同じことを漢方でやっているように思います。
要するに西洋医学と漢方は医学(ボール競技)という、くくりでしかないのに「同じような医学」というとんでもない勘違いをしているように思います。

その証拠に病院は漢方薬を処方するにも関わらず漢方薬を選ぶための問診をとりません。
そして漢方薬は西洋医学の客観的な他覚症状と違って、ほぼ自覚症状のみを頼りに体質を判断するものなんです。

自覚症状というのは、本人が主張するものです。
だから、じっくり話し合い整理する必要があるのです。ただこれを病院でやったら、たくさんの患者さんをこなせませんが。

初めて漢方薬を処方するなら最低でも1人の患者さんと30分は話さないと、自覚症状を整理できないと思います。

ところが漢方専門でやってる病院でないところは、この漢方薬を選ぶための問診も相談もせずに処方します。

この結果から見れば「マニュアル的に流れ作業でやっている」ということと「漢方薬を選ぶための体質を判断できない」ということが透けて見えてきます。

ヘタしたら東洋医学理論を全く理解せずにやってるんじゃないかと状況から考えられます。それが、僕には切羽詰まって、なりふりかまわずやっているように見えます。

1つ不思議なのは西洋医学を6年間。人によれば子供の頃から医学部に入る為に十年以上勉強してきた人が、なぜ歴史で言えば西洋医学の20倍もある東洋医学はメーカーから貰ったマニュアルと研修会に出ればできると考えたのかが僕にはわかりません。
(そこは逆に、かしこいんだから気づきそうなものですが)

医学者として漢方薬で治療したければ、少なくとも6年は基礎から勉強して、それから自信がついたら患者さんと接していこうと、なぜ考えつかなかったのかが不思議です。

儲けたいだけでしょうか?
医学者なのに東洋医学をナメてるのでしょうか?勉強しなくてもできると。
でもナメてるのなら、そんな気持ちのモノをなぜ患者さんに処方しようと思うのでしょうか?(だったら、がっちりと勉強してきた西洋医学でいいように思います)

どっちなのか僕にはよくわかりません。

うちには以前に治療していた人がまた訪れることが多いのですが、その時に言われるのが「病院に行った時に漢方薬を適当に処方されたので、それで先生を思いだして来ました」というパターンが多いです。

そして、病院がいかに適当に漢方薬を処方したかについて「聞いて!聞いて!」という感じで僕に話してくれます。

そんな状況を聞いていると非常にもったいないと思う事があります。

何がもったいないって漢方薬。
漢方薬は新薬のように化学合成で作られる人工物ではありません。

食べ物と同じで土からできる自然のもの。
人工物よりも限りがあるのです。

だから、もし「新薬だけで治療がやりにくいから」とか「漢方薬があると患者受けがいいから」とか、一から東洋医学を勉強する気がなく漢方薬を処方するのなら、一医学者として、よく考えてほしいなと思います。

こうやって書くと誤解する人がいるから、先に言っておくと「治せないなら、しないほうがいいんじゃない」なんて一言も言ってませんよ。
漢方を漢方として基礎から勉強してルールに則って、やる気がないなら自然資源の無駄使いじゃないかなと思う次第です。

現に再度、うちに来た人は「漢方薬を処方はされたけど、もちろん、病院の適当な漢方薬なんて飲んでませんっ!」って笑顔で言っておられるのです。
その病院からの漢方薬は捨てるしかありません。もったいない・・・


posted by 華陀 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/382912031
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック