2014年05月20日

漢方薬の数だけ、体質の種類があります。

漢方薬は、とてもたくさんの種類があります。
基本処方だけでも何百種類もあると思います。

新薬もたくさんの種類がありますが、新薬の場合は全く同じ薬でも販売する製薬会社によって名前が変わったり、効果は同じだけどジェネリックで名前が変わったりするので、同じ効果の薬に何種類もあるように見えるので、余計にたくさんあるように見えます。

新薬は治療原則というか効果の原則というものが、1つのターゲットに対して1つの効果のものを合わせます。

痛みがあるなら「痛み」という1つのターゲットに対して「鎮痛効果」という1つの効果のものを使います。
だから、胃もたれもあれば、それは違う薬が必要になります。

ほとんどの新薬は1つの薬で複数の効果を発揮することはありません。

しかし漢方薬は違います。
漢方薬はいろいろな症状、さっきので言えば、痛みも胃もたれも、プラス足の冷えも、憂鬱な気分も全身の気になる症状や状態、全部ひっくるめて、それを分析して1つの体質に診断し直して1つの体質に1つの漢方薬を合わせます。

ちなみに病院がやってる漢方処方は、全身の症状を聞き出す時間もないし、たくさんの症状を1つの体質に診断し直す知恵も知識もないので、しかたがないので新薬と同じノリで病名や2、3の症状だけ、あてはめて漢方薬を処方します。

ちょっと、話しが飛びましたが要は偽物でない漢方医学では、
「この漢方薬は●●の効果がある」ではなく、
「この体質を調整するものが●●の漢方薬」です。
となります。
だから「あなたの体質=漢方薬」なのですね。
漢方では体質の分析が終わった瞬間に漢方薬も決まっているといった感じです。
逆に体質判断ができなければ「あなたに合った漢方薬は永遠に決まらない」ということ。

当然、人間は顔や体格を見ればわかりますが、誰一人として同じ人はいません。
家族は似ていますが、それでも全く一緒ではありません。

外見は同じだけど、身体の中は一緒?
そんなわけありませんよね。

足が冷えやすい人、僕みたいに年中、足が温かい人。
少し食べたら胃もたれする人、ものすごく食べても胃もたれ1つしない人。

やっぱり、身体の中の状態も人それぞれ、みんな違います。

漢方薬が何百種類も必要なのは・・・
「もう言うまでもありませんね」

漢方薬は病名や症状に合わせるのではなく、病名や症状を漢方医学的に分析し診断した体質に合わせるのです。

体質はみんな違うので極端に言えば、人の数だけ必要なのですね。
だから何百種類と必要になります。

しかし、外見と少し違うところは、身体の不調になるパターンというのは、外見ほどの微妙な違いではないのですね。

それでも何百種類とありますが・・・。

今の漢方薬って何千年前に考えられたものなんです。
その何千年の歴史の中で消えていった漢方薬もたくさんあります。

たくさん、消えていったハズなのにそれでも、まだまだたくさんあるのです。
歴史の中で消えていった漢方薬はなぜ消えていったのでしょうか?

答えは簡単!
使われないから。使われない漢方薬は消えていく運命です。
そう、漢方薬の世界は厳しく、結果を残さなければ消されていくのです。

そんな歴史を踏まえて、まだ何百種類も残っています。
現代でも、それだけの体質の違いがあるのですね。

漢方はいかに体質を分析していかないといけない医学であるかということです。
現在医学もどきのマニュアルで漢方薬が処方できるほど漢方の歴史は浅くないですね。
posted by 華陀 at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の選び方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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