2014年12月05日

漢方治療の説明をわかりやすくできないのは無能!?

最近、よく聞く話なのですが、病院で薬の説明などを求めたら「すごく嫌そうにされた」とか「面倒くさそうにされた」という話をお聞きします。

特に漢方薬などの場合は、不思議すぎて一般の人は余計に気になりますね。

でも漢方薬に至っては、医者からは病院の薬の説明よりも嫌がられるようです。

余談ですが、不妊症専門の病院なんかは、ホルモン剤や西洋医学の治療に関する説明は嫌がるようですが、自分のとこで売ってるDHEAやカルニチンなどのサプリメントの説明は嬉々として説明してくれるそうです。

不妊治療の専門病院が、いつのまにか往年のアムウェイっぽくなってるとこが笑えます。

まー医者が説明をしないってのは、昔から「3分診療」と言われているように2時間待って、診療時間は3分だけが当たり前なので、あなたも悪い意味で慣れていると思いますが、自分の身体に関わることなので、やはり、ソコは説明を聞きたいところですね。

病院などが説明をしてくれないのは、看護師さんなどから内情を聞いたところでは、医者自体が一般の人を見下しているところがあるらしいので「専門的な医学を何も知らない人に説明してどうなるんだ」って考えがあるらしいです。ほんとかどうか知りませんが・・・

ただ、これは一理あります。

医者の肩を持つわけではありませんが、医学は究極に専門分野です。

なので、実は短い時間で伝えようと思ったら、最低限の予備知識が必要なんです。

「それだったら、噛み砕いてわかるように説明してくれれば、いいじゃないですか」って思われるかもしれません。

確かにそれは可能ですが、医学の基礎知識すらない人に理解してもらおうと思ったら、最早、説明ではなく「講義で2時間、勉強しましょう!」みたいなレベルになります。

でも、これは、どうしても深く知りたいと患者さんが考えている場合であって、診察の際に知りたいのは、もっと簡単なことですよね。

その説明なら、実は短時間でも可能です。

しかし、それには、今度は説明する医者などの治療者側の問題があります。

その問題とは、実は「説明する側が実はわかっていない」問題です。

「そんなの仕事でやってるから、わかってるに決まっているじゃないか!」と反論があるかもしれませんが、簡単に説明ができないのは「おぼえている」だけであって、「わかってない」とよく言われます。

ビジネスの世界では「難しいことを難しくしか説明できない」のは、バカだと言われます。

難しいことをシンプルに簡単に伝えることができるから有能だと。

要するに覚えているだけで自分の身体に落ちていない。

だから、説明が断片的になって、ストーリー的に説明ができないのです。

特に漢方薬の説明なんて、ほとんどの病院がメーカーからもらった資料とメーカー主催の勉強会で上澄みの情報だけをおぼえて、後はマニュアル見て処方していることが多いので、説明してくれって言ったって、なんだったら「ツムラなんかのホームページを勝手に見てくれ」というのが本音かもしれません。

だから、患者さん側は「説明を求めたらなんか面倒くさそうにされた」とか負のイメージで思っちゃうかもしれませんが、実は悪気はなく、説明したくとも、やってる本人も「覚えている」だけで、「わかってない」タイプなのかもしれませんよ。

僕の経験では、師匠の外科医と友達の歯医者さん以外では病院でちゃんと説明してもらった経験はゼロですね。

ちなみにうちは、しっかりと説明します。

「今、東洋医学的にどんな体質や状態なのか?」

「それを漢方薬では東洋医学的にどう調整していくのか?」

「体質や原因から考えたら普段は何に気をつけるべきか?」

などです。

病院の漢方の場合は、これらを全部無視!しますが、これらは、漢方治療のために必須の説明です。

西洋医学の治療や病院の薬についても聞かれればなるべくわかりやすく説明させてもらってます。

わかりやすく説明するスキルは西洋医学を教えてもらう際に外科医の師匠から学びました。

それまで、専門用語ばかりの西洋医学は、地道に勉強しないと知ることができないと考えていたのですが、師匠に噛み砕いて説明してもらうと、スイスイ頭に入りました。

ただし、うちでも漢方の全てのことを説明できているわけではありません。

漢方も西洋医学と同じか、もしかしたら、もっと難解です。

プログラムを知らない人がプログラムの説明を受けるようなイメージをもってもらうといいと思います。

本当に理解してもらおうと思っても、10年勉強している人も理解できないのが漢方業界の現状です。

それでも、患者さんにとって、必要なことというには、それほど多くありません。

先ほどの、うちで説明している部分がわかればいいのです。

それもイメージが掴めたら、その人の治療に役立つのではないかと考えています。

ずっと相談をしてきて、最近思ったのは、説明ももちろん「理解したい」という思いがあるかもしれませんが、先ほど、話したように「無能な人は難しいことを難しく伝えることしかできない」ので、人間って無意識に説明してもらって、ちゃんとわかりやすく説明できるのかテストすることによって、有能か無能かを見分けようとしているのかな。なんて思ったりします。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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