2015年04月14日

一流漢方医の見分け方

一流医師、二流医師、三流医師の見分け方
http://smarthospitall.com/?p=677

こんな記事を読みました。
一般の人にはちょっと難しいかもしれませんが、すごくいいこと書いてあります。
ちょっとこの記事を真似してみました。

この記事中にある通り、日本では国民皆保険という制度なので一流の医師だろうが、三流の医師だろうが治療代金は同額なんですよね。
国民皆保険というのはすばらしい制度ですが、いちサービスとして考えてみたら変ですよね。

腕が悪い医者も、腕が良い医者も同じ料金です。
普通のサービスじゃありえませんよね。

普通のサービスだったら腕が悪かったり、品質が悪いのに一流と同じ料金をとっていたら、「ぼったくり」とか「あそこは騙し」だと言われます。
そして今の時代だと、そんなサービスは、いつのまにか消えていくんですね。

ところが国民皆保険という制度は、いい意味でも悪い意味でも、そんな自然淘汰は起こりません。
この制度だと三流がゴロゴロ残るんじゃないかな。

開業医などが潰れることもありますが、一流、三流の自然淘汰が起っているというよりは周りの患者さんの評判などを聞いていると、腕の良さやサービス以前にコミュ症で人格障害?みたいだったり、経営者としてのセンスゼロ。みたいな印象です。
要するに治療の腕(サービスの品質)以前の問題です。スタート地点にも立ってないようです。

「でも、病院って安いから一流の人が三流の人の料金に合わせてるんじゃないの?」

そんなことはないですよ。
先日、骨折したかもしれないので病院に行ったのですが、僕が払った料金は全部で1500円でした。
「やっぱ、安いじゃん!」と思われたでしょうが、実質の料金はこの金額を3.3倍にした5000円ほどです。

これが病院の治療サービスとしての料金。
僕らが払う料金が安いのは国が全額の3分の2の金額を肩代わりしてくれているからです。

治療時間はいろいろ待ち時間除いて、正味の受付から治療終了までだと15分。
最初の話5分(3分かも)、レントゲン5分、最後の診断と処置(包帯巻くだけ)5分。
15分で5000円ですよ。
一流の料金ですね。

この記事中では
一流医師と二流医師の違いを

(記事より引用)
「患者の治療に対する価値観、病態に応じて「使い分け」しているかどうか?が一流と二流の医師の違いです。
例えば、働きながら治療を希望する患者には、通院回数が減り、仕事に支障をきたす副作用が少ない治療を、他の治療選択肢と比較したうえで提案できる医師は一流です。」
(引用ここまで)

これが僕の経験では、症状自体の状況などは聞かれたことはありますが、仕事などの生活の事を聞かれたことはありません。
外科医の師匠と友達の歯医者(友達だから贔屓にしていません)以外はそんな医師に会ったことがありません。
記事の基準からいけば、三流のみですね。

で、これは漢方でも言えることです。
漢方の場合は知識もさることながらセンスとコミュニケーション能力が重要です。

一流の漢方医の見分け方。
これは、かなり難しいです。
なぜなら、漢方では先生は、みんな知ってる”フリ”をしているから。

「先生」も「店構え」も「Webサイト」も”漢方を知ってるフリ”をしています。
過去に漢方を勉強する前に当時の仕事上で漢方相談などをしている店を400店以上知ってましたが、その中で実践で漢方をわかっているなと思ったのは大阪で1件。そして僕は修業で大阪からわざわざ福岡まで行ってます。

普通に考えたら信じられないことですが、薬局のほとんどは漢方を治療としてはわかっていないようです。
あっもちろん、本を読んで知っているとは思いますよ。
実践の治療レベルでは知らないといった感じでした。
例えれば、野球のルールや野球をする上での体の動かし方の知識はあるけど、実践でやらせたら単純にド下手!みたいな感じですね。
僕もびっくりしました。

こんな業界は他にないと思います。
病院に至っては9割は漢方を治療としては知らないと思います。
現状は漢方薬メーカーからもらったマニュアル通りにやったり、漢方薬メーカーの勉強会で聞きかじった方法をマニュアル的に処方しているだけな感じです。

病院の漢方で東洋医学的な体質をちゃんと診断しているのを聞いた事がありません。
あれって漢方というよりも、なんかよくわからない新ジャンルにしたほうがいいんじゃないですか。

うちの患者さんに病院が、どんなマニュアル使って処方しているかを紹介したら「えっこれだったら私でもできる!」って言っておられました。
インフルエンザに麻黄湯とか、花粉症に小青竜湯ですよ。

そんなフリをしている奴を見破る方法は大きく3つあります。
一流というよりも漢方の場合は大半の先生のレベルが低すぎるので、まともに”普通”にしている先生の見分け方ですね。せつない!

@東洋医学的な問診をとりあなたの東洋医学的な体質をちゃんと説明できる人(西洋医学の問診とは別)。
Aその体質に対してどのようにバランスを整えて治療しようと考えているかを説明できる人。(西洋医学の成分や効果ではない)。
B相談にそれなりの時間を取っている(いくら短くても初診は最低20分。うちは60分とっています。それでも短い!)

最低、これができていないところは実践伝統漢方をやってきた僕としては三流どころか「ただの偽物」だと思います。

一流になってくるとその先生独自のオリジナルの治療戦略が多彩になってきます。
見分けるのは難しいですが、見分ける方法を1つあげるとしたら、漢方のことで質問したら即座にわかりやすく答えることができる人でしょうか。即座にね。


posted by 華陀 at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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