2015年06月23日

がんやアトピーの根治と不老不死

不老不死は人類の夢です。
昔々もお金も地位、権力も得た秦の始皇帝が求めたのは不老不死の仙薬でした。

そして、今、世界的な大企業であるGoogleも不老不死の研究を始めています。
今も昔もお金、地位、権力を得ると残りは不老不死なんですね。

先日、攻殻機動隊というアニメ映画を観に行ったきっかけで不老不死ってなんだろう?といろいろと考えてみました。
ついでに今まで見たいろいろな映画を織り交ぜて不老不死を考えてみました。

攻殻機動隊のアニメの世界の設定では、義体といって全身サイボーグに自分の脳だけを移植して生きていきます。

サイボーグなので、人間の身体のように歳をとりません。
病気にもなりません。
これは、ある種、不老不死です。

しかし、このアニメが人気なのはリアルに近い社会派アニメであるところ。
サイボーグは歳をとりませんが、メンテナンスが必要なんですね。
だから、メンテナンスができなければ、命は終わってしまいます。リアルですね。
修理に莫大なお金がかかります。お金がなければ、自分の命が続きませんね。

次にトランセンデンスという映画のケースを考えてみました。
ある博士の脳の中身である記憶や経験、感情をまるごとパソコンやネットワークに移し替えてしまうお話です。

肉体的には死にますので不老不死ではないですが、自分の脳はネットワークの中で生き続けますのである種の不老不死です。

しかし、これも問題があります。
高速でいろいろなネットの中の知識にアクセスし、肉体的な感覚を持たない知の集合体みたいになると、おそらく、自分の感情などの個を保てなくなるかもしれない問題。

この辺の問題は「トランセンデンス」だけでなく「攻殻機動隊」、「her」という映画の中でもテーマとして取り上げられています。よかったら観てください。こういった視点から見るとまたおもしろいですよ。

自分の個が保てなくなると自分自身でも他人でもあるわけだから不老不死ではないですね。溶けてなくなっちゃいます。

これらは、すべて、肉体は失っている状態です。
寿命よりも長い時間を生き残れる可能性がありますが、肉体はないので死んでいるといえば死んじゃってます。

次にインターステラーって宇宙もの映画で考えてみましょう。
相対性理論が関連してきます。「光速に近い速さで運動する物体は限りなく時間の進みがないことになる」という理論と「地球のような重力場の発生する惑星上では、重力の無い宇宙空間に比べて時間がゆっくり進むことになる」という理論。インターステラーの内容から見ていくと宇宙空間や他の星に行くと、地球とは違う時間の進み方でこの状態は歳をとらないともいえるのです。いわゆるウラシマ効果です。

しかし、地球でみんなと一緒に暮らせないという問題が生じます。
この辺りはインターステラーでも語られています。

冷凍睡眠はどうでしょうか?
今のところ人体を冷凍すると水分が凍結した際に起こる体積膨張によって細胞を破壊してしまうため、生命を保ったまま人間を冷凍ができません。

卵子の冷凍保存などが行われていますが、実は科学的には空想科学の領域なんですね。
不妊治療では当たり前のようにしていますが、病院がやってるのに空想科学的なところがすごいでしょ。

冷凍睡眠は例えば可能だったとしても結局、眠ったまま時間をすごすので、結局、皆さんが思っているような不老不死ではないですよね。

いつもの活動をしているままで、寿命なく生きて行く。
それが求めている不老不死だと思います。

となると細胞が時間とともに朽ちていかなければ、不老不死は実現するはずです。
でも、この朽ちない細胞って実は現代にも存在します。
なんだと思います?

答えはがん細胞。
増殖し続けて死にません。

でも、皮肉なことに、がんになったら寿命が長くなるどころか、短くなってしまいます。

なぜか?

それは一部の細胞だけが強くなり、他の体内の臓器に負担をかけてしまうからです。
要するにバランスが悪いのです。

では、肉体全部が一斉にがん細胞になれば不老不死になれるのか?

おそらく無理です。
まず、膨大なエネルギーが必要です。
強い細胞は大量のエネルギーを必要とします。

そこをクリアーできたとしても、身体全体のバランスをどうするか?
西洋医学や科学では人間の身体をバラバラに細胞単位でみますが、人間の身体は様々な代謝のリズムをもった細胞がつながった集合体なのです。

右足を捻挫して2週間ほど、かばって歩くだけで左足もやられたりします。
人間の身体は、常にバランスをとっていないと、次々に悪いところが広がっていき身体全体がおかしくなっていきます。

このバランスをどうするかがキーポイント。今の西洋医学や科学の発想では、この先、将来も、がん細胞のような細胞をコントロールできないのではないかと思います。

漢方治療のおもしろいところは、常に全身のバランスをとって治療していくところ。
アトピーのある皮膚や胃の痛みだけなど、一部だけをなんと治そうとする治療ではないのです。

皮膚上のアトピーを治すために皮膚だけをステロイドでどうにかしようとしたり、胃だけを薬でなんとかしようとしたって、他の臓器や組織のバランスが崩れるのです。

西洋医学、科学に東洋医学のような自然科学的な要素も含めるとまず、アトピーやがんなどを根治できる方法が成功しないと、不老不死は夢のまた夢でしょう。
まずはいろいろな病気が治せるようになることでしょうか。


posted by 華陀 at 17:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
北海道で栽培されているシーベリーから取れる油がアトピーの改善効果があるようです。
シーバックソーンオイルとも呼ばれパルミトレイン酸を多く含む不飽和脂肪酸で黄色ブドウ球菌を減少されるようです。シーベリーの果実は食べる美容液とのこと本当ですかね。
Posted by みさこ at 2015年06月24日 07:18
シーベリーに限らず、研究すれば世の中の食べ物には、何かしら効果があります。黄色ブドウ球菌のみがアトピーの原因であれば、良くなるのではないでしょうか。ただ、黄色ブドウ球菌だけがアトピーの原因ではなく、人それぞれだと思うので全体的にどうするかが問題ですね。美容も同じです。水の巡りで綺麗になる人、血の巡りで綺麗になる人、やっぱり人それぞれなので、その人に、たまたま合っていればシーベリーも美容液になると思います。
嘘か?本当か?よりも自分の体質に合っている働きをしてくれるか?ですね。
Posted by かだ at 2015年06月30日 18:39
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