2015年12月01日

自分の力だけで治すか?薬を使うか?

前回、こちらの漢方薬で治るのか?病院で治るのか? から西洋医学の病院の治療、漢方薬の治療、自分で養生して治してく治療の違いを理論的に説明してみました。

メールでの相談をお聞きしていると大体のこの3つの治療方法でどれが一番いいのかを悩んでおられる方が多いようです。

一般的には病院を選ばれます。
しかし、それぞれの治療に利点と欠点がありますので、漢方薬が一番得だとか損だとか、一言で説明するのは難しいです。

ではでは、実際に病気になったケースを元に病院、漢方、自分の養生の治療方法の違いを比べてみましょう。

僕自身の話なのですが以前にコンサートに行く前にお腹を壊しました。
いきなりの軟便からの下痢になりました。

この時にどの治療方法の選択肢を選ぶかです。

西洋医学の場合は選択するのは止瀉薬ですね。
この時は実際には西洋医学の薬は飲んでいませんが、止瀉薬ならすぐにでもピタッと便を止めてくれます。

とりあえず便は止まるので、安心してコンサートに集中できそうですね。
ただ、家からコンサート会場まで1時間、コンサートは2時間ほど、合計3時間なので、途中で薬の効果が切れると再び、下痢が襲ってくるかもしれません。

念のためにコンサート会場についてから、もう一度、薬を飲んだほうがいいかもしれません。

こういった急性の場合は、新薬は役立ちます。
薬が吸収されれば、すぐにでも効果が現れ、便を止めてくれるからです。
ただ、薬の効果の時間が切れれば、症状が元に戻ってくる可能性が高いので、その場合は、何回か飲んで対応する必要があるかもしれません。

それとこのケースのように急に襲ってきた病気で一時的にでも止まればいいという場合は、病院の薬は効果的ですが、これがかなり以前から悩んでいる病気の場合は、ずっと薬を飲み続ける必要があります。

なぜなら薬をやめたら症状が元に戻るからです。
何日か前やさっきなったような急性の病気の場合は、何回かで治るケースが多いですが、治らない場合は、薬を飲んで症状を抑えて、薬が切れて症状が元に戻って、薬を飲んで症状を抑えて・・・を繰り返します。

コンサートの帰りには、お腹のことなど特に気にせずにイタリアンを食べたのですが、病院の薬の場合は、一時的に表面上、症状を止めてくれているだけの可能性もあるので、病院の薬だけの場合は、消化のよい食べ物にしたほうが無難ですね。

次に漢方薬です。
この時は漢方薬で治しました。

お腹が冷えていたので、温めてお腹の力を高めて軟便を治す漢方薬です。
結果からいうと、家から出る前に1包だけ飲んで、それで、すぐに治りました。
再発もなしで、2包目も飲んでいません。

その時の証(軟便になった体質)にピタッとハマったのでしょう。
漢方薬は薬の成分で便を止めるわけではないので、うまくいけば、何包かで完全に治ります。

慢性病で言えば根本的に治る状態です。
ただ、漢方薬はその時の証(体質)と漢方薬を合わせるのが大変です。
腹痛や軟便の症状だけで考えれば飲んだほうがよさそうな漢方薬は何十種類もあります。

今の軟便の体質がどんな証なのか?
その証に合う漢方薬は何なのか?
この2つをクリアしないと証と漢方薬が合っていない場合、漢方薬は、びっくりするほど効きません。

数十種類の下痢や軟便に使う漢方薬から適当に選んだ場合はまず外すと思うので、外した場合は、コンサート中、ずっとトイレと友達になる必要があります。

帰りのイタリアンは遠慮なしに食べています。
漢方薬で治った場合は、自分の力で治しているので、普段の状態に戻ったということなので、いつも通りの食事でいけます。

そして病院の薬にも漢方薬にも頼らないで自分の力だけで治す場合。
これは可能です。しかし先の2つの治療に比べたらかなり治すのが難しくはなります。

とりあえずできることと行ったら腹巻位でしょうか。
コンサート会場までの道中もいつトイレに行きたくなるのかわかりません。
もちろん、コンサート中も油断できません。
うまく行けば徐々には治ってくるかもしれませんが、病院の薬も漢方薬も使わないで治すなら、一番いいのは、コンサートに行くこと自体を中止して、家で寝ていることです。

食事も消化のよいもので暖かいものを少量とるようにするのが良いと思います。
じっと忍耐強くしていれば治ります。

今回は、一過性の下痢で例えましたが、慢性病だと、どの治療方法でも時間がかかるので薬は病院の薬も漢方薬も飲み続けていく必要があります。
病院の薬の場合は、漢方薬と違って化学人工物なので、長期間、飲み続けているとだんだんと体がおかしくなってくることもあります。

漢方薬の場合は、素人の方が選んでいたり、処方している先生がおまぬけな先生だったら、長く飲み続けても状態は悲しいほど一向に変わりません。
自分の証と漢方薬を見直していく必要があります。

自分の力だけで治す場合は、どれくらいかかるのかわかりませんが、かなり長期戦を覚悟して、コンサートを休むように体に良いこと以外は全て中止にして、体を治す生活だけに集中したほうがいいですね。
でないと、いつかは治るかもしれませんが、いつまですればいいのか検討がつきません。

以上、西洋医学と漢方と自分で治す場合のそれぞれの違いでした。


posted by 華陀 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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