2016年04月06日

良い漢方相談の条件を考えてみた。

「漢方相談してみたい!」と思っても、どこに相談すればいいのか迷いますよね。

漢方相談というと街の薬局さんという感じがしますね。

漢方相談とう看板自体は、調剤専門かドラッグでない場合は、大概の薬局さんが揚げていたりしますので、何も考えなければ、そこらで漢方相談を受けようと思ったら可能なわけです。

ところが、ところがですよ。

現実は、どこの薬局も「薬局=漢方相談可能」みたいに見えますが、実はほとんどの薬局さんは、漢方相談ではなく漢方薬を医薬品として取り扱っているだけで東洋医学としての相談はできないというのが悲しい現状です。

薬局以外で漢方相談となれば、次に思い浮かぶのは病院ですが、正直、記事に書くまでもなく論外です。

病院は東洋医学の問診もとらないし、相談の時間も取らないし、漢方相談の根本的な基本もやってないので、良いとか悪いとかの判断のしようがないというのが僕の見解。
良いか悪いか以前に漢方として始まってもいない感じ。

例え、病院で漢方治療の才能がある医師がいたとしても、あの時間のとれない環境じゃ、能力が全然、発揮できないでしょうね。
結局、本気で漢方をしている医者は保険適応でないのが、それを現しているように思います。

といった具合に、実は漢方の治療を受けてみようと思っても、初歩的な東洋医学としての漢方をやっているところすら、ほぼないのが現実です。

相談の実際の中身は素人の方にはわからないので、店が朝鮮人参の瓶がおいてあるいかにもなところや、認定漢方医や国際中医師みたいな、どうでもいいような飾りっぽいバッジを指標にして選ぶしかなくなります。

今は、僕のようなブログを書く人もいますのでブログの記事が良い店か、悪い店かの判断材料になるかと思いますが、それもこの業界では大半の人は、人のよさげな記事を平気でパクったり、漢方の専門書をほぼ丸写しみたいなことをやってます。

要するに言ったもん勝ちみたいなダメな業界なのです。
そういう僕も、言ったもん勝ちみたいな記事になっちゃってますが、自分自身では、伝統的な手法を踏襲して、体質を判断し、漢方薬を合わせているつもりです。
病名や症状に合わせて漢方薬を処方するような詐欺占い師みたいなことはしてません。

現実はそんな状況で、漢方や東洋医学の治療ってわかりやすく説明するとなんだろうと考えたのです・・・

いろいろな漢方薬を知ってること。
いろいろな病院の薬を知ってること。
いろいろな病気や検査のことを知ってること。

どれも必要だと思うし、どれも治療者としては必須ですが、漢方医に最も必要なことではないような・・・

僕は漢方医に最も必要なのは、情報整理能力だと気づきました。

漢方は化学的な検査をしません。
漢方薬を選ぶ際には、体質を判断しますが、その体質は、患者さんの自覚症状という情報を材料にして分析します。

この唯一の情報である自覚症状という情報が間違っていたら・・・実はちゃんとした漢方薬は、選べないわけです。

もし足が冷えている。というのが嘘だったら・・・

漢方薬はざっくりと説明すると冷えている人には温める薬でプラマイゼロにして治療するわけです。

冷えているというのが嘘だったら、冷えてない人に温める薬を体内に入れるわけですから、余計な熱のせいで、のぼせたり頭痛が発生したりと副作用が起こります。
漢方薬の副作用は、体質と合っていないと起こるのです。

病院の薬みたいに、たまたま起こる人もいる。みたいな感じではありません。

「でも、治してほしい患者さんが自分の症状について嘘をつくはずないじゃない!」

そりゃそうです。嘘はつきません。
でも、以外とみんな自分の症状には曖昧なんです。
それほど、細かく認識してないし覚えてません。

今朝、すごく冷えこみが強かったら、その晩に足が冷えてますか?と聞かれると、しょっちゅう冷えていますと答えちゃうのです。
嘘をつくつもりはないのですが、性格によって、他のマイナスイメージに引きづられて症状を言ってみたり、ほぼ意識していないけど、質問されたから答えてみたりと、結構、曖昧な部分も多かったりするのです。

でも、漢方薬は、冷えるのなら、この漢方薬。熱があるなら、この漢方薬。みたいな、わかりやすい二択ではありません。

冷えでも「足も手も冷えて、身体全体も寒気を感じやすい」とか「足しか冷えない」とか「足は冷えるけど、ある条件で回復する」とか、冷えや痛みなども何段階も何種類もあり、漢方は素晴らしいことに、何段階もある冷え、何種類もある冷えごとに対応しています。

逆に言えば、冷え一つとっても細かく調べる必要があります。

だから、自覚症状はなるべく正確に細かくとる必要があるのです。
冷えも、今の時期は寒暖の差があるので「前の冷えこんだ寒かった時はどうだった?」「温くなり始めた今はどう?」など、その変化と詳細を分析する必要があるのです。

そこから僕が考える漢方相談に必要な最初の第一の重要な能力は患者さんと一緒に自覚症状を整理する能力が重要だと考えます。

自覚症状を正確に把握し、その情報を元に漢方の知識や経験で体質を判断していけばよいのですが、漢方薬を選ぶための正確な問診がとれなかったら、漢方相談は始まりもしないのです。
それができないと漢方医の治ると思い込んでる処方を押し付けることになります。

posted by 華陀 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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