2017年07月05日

卵巣嚢腫の漢方治療2(病院の治療)

卵巣嚢腫の治療について、西洋医学的な部分をみていきましょう。
西洋医学の診断はこちらの卵巣嚢腫・嚢胞の漢方治療 1(病院はどんな診断)を読んでみてください。
僕自身の考えではなくメルクマニュアルとう国際的な医者が監修している西洋医学の情報をわかりやすく説明できたらと思っていますので詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

メルクマニュアルプロフェッショナル版

メルクマニュアルによると、
@嚢胞部分の切除。
Aときに卵巣自体の摘出手術。
8cm未満の卵巣嚢胞の大部分は自然消失すると書かれています。

卵巣摘出術する場合は以下の条件があります。
・10cm以上の嚢胞が月経3周期の間、大きさが変わらない。
・嚢胞性奇形腫(10cm未満)
・腹膜炎を伴う出血性黄体嚢胞
・線維腫および他の固形腫瘍

ポイントとしてX線上の悪性腫瘍の特徴がある場合は切除するとなっています。

次にメルクマニュアル家庭版をみると、
直径7cm未満の嚢胞は特に治療しなくても自然消失と書いてあります。
プロフェッショナル版は8cmでしたが、何が違うのでしょうか。
参照するならこちらメルクマニュアル家庭版

嚢胞の大きさが約7.5センチメートルを超えて月経周期が3回、経過しても消えない嚢胞は手術の対象です。

あとの手術の条件はプロフェッショナル版と同じです。

メルクマニュアルは海外系の医学情報ですが、海外ではホルモン剤をガンガン使う感じがないようです。

医者は最悪のパターンや可能性を想定して話すので、現場では、少しでも大きければ、捻転、破裂、卵巣ガンになるかもという話をする傾向にあるようです。

間違ってはいないですが「卵巣嚢腫・嚢胞が大きい=捻転、破裂、卵巣ガン」ではありません。確かにどれも可能性はゼロではないですが「車に乗ったら事故をする」と言われても確かに事故のパーセンテージからいけばゼロではないですが、その人それぞれの運転技術とかいろいろな要素を加味してどうなのかを考えるべきなので、卵巣嚢腫、嚢胞がある程度の大きさであり、捻転、破裂、卵巣ガンが言われた場合は、卵巣嚢腫、嚢胞は誰でも「ガンになるかも」という可能性がゼロじゃないという話ではなく、また「甘くみてもいい、大げさにみてもいい」という話でもなく「なぜそう思ったのか?」をガイドライン上の意見ではなく、その医者の経験から個人の見解として説明してもらうとよいと思います。

危ないから車には一切乗るな。というアドバイスしかもらえないなら、そもそも相談しませんよね。

知識だけで説明するのではあれば、可能性を考えれば、とにかく切除するに越したことはないわけですから。

治療は手術以外にも薬物療法がありますが、こちらは「今日の治療指針」を参考にしてみたいと思います。
こちらはネットでは公開されていません。
買って読むことはできます。

GnRHとよばれるゴナドロピン分泌を抑制することでエストロゲンを低い状態にします。
前回の卵巣嚢腫の原因の部分で「ホルモン異常は認められないが嚢腫などにエストロゲンが関わっている」というわかったようなわからないようなやつです。

ホルモンを操作して縮小という目的です。

薬にはナサニール、スプレキュア、リュープリンなどがあります。

よく使われるは低容量ピルです。
ディナゲスト、ルナベルなどです。

うちに相談に来られる患者さんからよく効くのは、ディナゲストです。
黄体ホルモンをいれることによって、エストロゲンを抑えてしまうという作用ですが、ホルモンは分泌量が多いかで、少ないかではなく、多くなりすぎれば、かえって増えることもあったりと、体内で自動的に調整を行っているので、ホルモン剤を飲んで、余計に卵巣嚢腫が大きくなった人もいます。

ホルモンは単純な量だけで作用しているわけではなく、複数のホルモンとの関わりもあり、おまけに個人差もありますので、ホルモン検査で異常がないけれど「ホルモン剤で治せる」というのは、科学的に筋は通っていないなと不思議に思います。

実際にうちに相談に来られている方に病院では、どんな様子だったか、どんな治療だったかをお聞きしていると、検査はエコーのみで「がんになるかも」と説明しながら、MRIやガンマーカーを調べることになった人はいませんでした。
大学病院などの大きな病院でないところは、検査日の指定もありません。
排卵付近の自然に卵巣が大きくなる時に検査に行ったとしても特に何も言われません。
僕の方から検査に行く時は月経終了2日後に行って欲しいと頼んでいるくらいです。

受診は毎回、エコーで検査し、卵巣嚢腫や嚢胞が「今、何cmです」と言われ、ほとんどの人がディナゲスを処方されています。
大きさは2回目、3回目の受診でも大きさは±0.5cmで変わらない感じが漫然と続くことが多く、卵巣の大きさが8cmを越えない患者さんの場合は、2回目、3回目の受診も「検査→ホルモン剤処方」と同じパターンがただ続く感じですね。

この時に、逆にホルモン剤を飲み始めてから急に卵巣嚢腫が大きくなった人もいます。

同じ感じの受診が続くので「どれくらいで小さくなるのか?」「今後、どうするのか?」を聞くと、急にしどろもどろになり、曖昧なよくわからない感じで「続けるしかない」みたいなことを説明されるようです。

続きの卵巣嚢腫の漢方治療 3(漢方の治療)はこちらから。


卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞、子宮内膜症などでお悩みで、ご相談ご希望の方はこちらの「漢方相談する」に現在の状態を入力し送信してください。

お問い合わせはこちらまで。


posted by 華陀 at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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