2014年05月01日

漢方薬の効果を説明するのは簡単だし難しいし

漢方薬を飲むに当たってみんな気になるのが漢方薬の効果ですね。

ツムラの医者が使う漢方薬のマニュアルを例にみてみましょう。
当帰芍薬散では、どうなっているでしょうか。

初めの項目はいきなり効能効果です。
おっ!いきなり効果がわかる感じですね。

で、見てみると・・・

当帰芍薬散
【効能又は効果}
筋肉が一体に軟弱で疲労しやすく、援脚の冷えやすいものの次の諸症:
貧血、倦怠感、更年期障害(頭重、頭痛、めまい、肩こり等)、月経
不順、月経困難、不妊症、動惇、慢性腎炎、妊娠中の諸病(浮穫、
習慣性流産、痔、腹痛)、脚気、半身不随、心臓弁膜症

なんか症状と病名がズラズラと並んでいます。
よく見てみると【効能又は効果】の項目欄ですが、効能も効果も書いていません。

漢方の医学理論がわかっていなかったら何が書いてあるのか訳がわかりません。
ヘタしたら毎日処方している医者もワケがわかっていないかもしれません。

これ、何が書いてあるかというと、初めの症状は当帰芍薬散を使うべき人が持っている症状です。
その後に続いている病名は、先の症状を持っている体質の人のこういった病気に使いますと言いたいのだと思います。

でもこれは効能効果ではありませんね。

効能効果って「血管を拡張して血流を良くします」とか「●●成分にホルモン作用があります」とかですね。

当帰芍薬散の効能効果の欄に書いてあるのは、どんな人に使うかがおおまかにざっくりと書いてあるだけで効能でも効果でもないです。

医者が使っているマニュアルでもこう書いてあるように、実は漢方薬の効能や効果って説明しようとすると、とーーーっても難しいのです。

漢方薬は身体に合わせて処方を選びます。
漢方薬の場合は、効能や効果を考える前に現在、どんな体質なのかを考えなくちゃいけないのですね。

効能や効果が最初から決まっているのであれば、体質なんて分析する必要がないのです。
新薬は最初から薬の効能や効果が決まっています。

体質がどうであろうとその薬がもっている効能や効果は変わらないです。

ところが、漢方薬は体質と合っていなければ目標の効能効果は発揮できないのです。
ちょっと難しいですか。詳しく説明します。

例えば、当帰芍薬散の基本の役割は温補、補血、利水です。

温補とは身体を温める役割です。
当帰芍薬散の場合は、陰証という体質い合わせるので温める範囲は全身です。

補血とは血を補うことです。
血を補うのにも漢方ではいろいろな経路がありますが、当帰芍薬散の場合は、生薬の補助とホルモンを手助けすることによって血を増やすといった感じです。
他の処方の役割で消化器系を助けて血を補うとかいろいろあります。

利水とは身体の中の余分な水を外に吐き出させるものです。
むくみなどを解消するのに役立ちます。

ここまでは当帰芍薬散が持っている基本的な役割ですね。
効果とか役割とかどっちも一緒じゃないか!と言われそうですが、これは意図的に使い分けています。

というのもここまでの役割はあくまで効果でなく当帰芍薬散が基礎的にもっている方向性なんですね。

で、ここからが皆さんが考える効果です。

僕は熱証タイプの体質で熱が身体の上部に溜まりやすい体質です。
真冬でも手足は冷えません。
逆に夏は体調が悪いとのぼせたりします。

要は熱が余っているタイプですね。
この僕が当帰芍薬散を飲んでみましょう。

当帰芍薬散の役割は温補、補血、利水ですね。
まず、熱くなってる身体を更に温めます。ただでさえのぼせやすいのにもっと体調が悪くなります。温補という効果は僕の身体を更に熱であふれさせます。

漢方では熱は不眠や耳鳴り、頭痛などを引き起こしたりしますので、僕にとっては当帰芍薬散は不眠や耳鳴り、頭痛、更に強いのぼせを起こす効果があるのですね。

次に補血。
僕は血が少なかったことがありません。
どっちかというと多いほうではないでしょうか。
身体の中に十分にある血の量を増やしていくようにするとどうなるか。
血は停滞を起こすのですね。
ここで血の巡りを悪くする効果も発揮します。

そして利水。
僕は水の巡りが悪い部分ももっているので、この部分の役割はいいかもしれません。
オシッコが増える利尿効果があるかもしれません。
でも先の2つの悪い効果と合わせて考えると良い方向に働いてくれるのでしょうか。

僕はおそらく当帰芍薬散を飲むことがありません。
なぜなら当帰芍薬散の体質ではないし、悪い効果が2つもありますから。
わざわざ体調を悪くするために飲む気はありません。

でもこの効果が全部良い効果になる人もいますね。
身体が冷えて、血が不足して水の溜まりやすい人は、バッチリです。
ただしこの3つの状態だったらバッチリ合うというわけではないですよ。
この3つの働きにも効果の強弱で他の漢方薬もいろいろありますので、それらも一緒に考えないといけまえsん。

漢方って温めるとか巡らせるとか治療の原理は単純で簡単な働きです。
でもその働きはあくまで体質をあっていればストレートに働くといったもの。
体質を分析せずに効果を考えると果たしてそれって良い効果かどうかわからず、とっても複雑になっちゃうのですね。
posted by 華陀 at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の中味について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月17日

漢方薬の調合ってどういうこと?

「私の身体に合わせて調合してもらえるのですか?それとも、ツムラの粉薬などの規制品の漢方薬ですか?」

よくこういう質問がありますが、これって漢方薬がすごく誤解されてるんだなぁ〜と感じる質問です。

多分、漢方薬は体質に合わせるものだから「既製品よりも調合してもらう方が、よりいいんだろう」と漠然と思っていらっしゃると思うのですが、これ大きな間違いです。

漢方相談している先生自ら誤解を受けそうな宣伝をしているものもあります。
「あなたの体質に合わせておつくりします」

でも、そもそも漢方薬って、いちからつくらないんです。
漢方って治療の考え方による派閥の違いがあって、その中の中医学とよばれる派閥の治療をされている人はツワモノになると、いちから生薬を組み合わせていって1つの処方を作り上げます。

これは皆さんがイメージしている自分だけに合わせてくれた「調合」と言えるでしょう。
しかし、実際に、こんな方法をとるのは中国くらいで日本でこんな方法をとる先生はほとんどいません。
日本では例え煎じ薬で、いちから生薬を組み合わせて処方をつくっていったとしても、結局、いわゆる既製品と思われている基本処方をただ単に生薬から、つくっているだけだったりします。
要するに出来上がりは既製品と一緒ということ。

ただし日本でも、その基本処方に更に他の基本処方を加えたり、生薬を1つ、2つ加えたりすることはあります。
基本処方と基本処方を合わせることを合方と言います。

これも調合ではないですが、その先生のオリジナルですね。
基本処方に生薬を1つ、2つ加えるのは加減と言いますが、これもオリジナルです。

実は一般の人に既製品と思われている漢方薬は医薬品として認可を受けた処方だけで212種類あります。

例えば僕なんかは不妊症の場合、20種類の基本処方の中から何がその人の体質に合うのかを考えますが、それでも20種類もあるんですよ。

漢方薬の場合、どれくらいの期間で効いてくるかなんて決まってませんので、どの処方が合うかなんて20種類だけでも天文学的な確率になります。
つまり既製品だけでも一人一人の体質に合わせることが、できるほど膨大な種類があるのです。

中国では調合もされていますが、いちから、その人だけに調合することは実は大変なリスクがあります。

漢方の治療の利点って2千年前からの膨大な知識と経験があり、それが学問的にしっかりとつくられていることです。僕がやってる日本漢方は特にココを大切にします。

基本処方を使うというのは、見方を変えれば、2千年間、なくならずにそれなりに結果を残してきたデータのある処方達です。

これはすごいことですね。
新薬だって古くから使われているアスピリンで、たかだか140年くらいです。
漢方薬の基本処方達は2000年間使われてきているのです。
アスピリンの140年間のデータと漢方薬の2000年間のデータ。どっちがすごいかは一目瞭然です。

歴史があるということは、それだけいろいろな体質の人に使って、良い効果があったり又はすごい副作用があったりといろいろな紆余曲折があったのです。

また、一人の人間が使ってきたのではなく歴史の中でいろいろな考えの漢方の先生が使って、その結果をデータとして書き残してきたのですね。
ちなみに漢方では歴史上、様々な処方がつくられてきていますが、その歴史の中で役に立たない処方はたくさん消え去っています。

それらが書物となって僕ら漢方家はどんな体質の人にどんな風に使えばいいのか、
どんな体質の人に使ってはいけないのかがわかるのです。

しかし、いちから調合するということは1人の先生のたかだか数人、数年の経験。
アスピリンの140年にも満たないです。

良いか悪いかのデータが2000年間の歴史から見ると圧倒的に不足しているのです。
例えば40年間、漢方一筋でいちから調合してきたとしても、基本処方のデータには1960年分足りない。
いわば検証されていない未知の処方ですね。
効果も危険性も未知数。

いちから調合して、つくった処方をこれからいろいろな先生が300年位、使い続ければ何かがみえてくるかもしれません。

こういった調合って中医学派の先生がよくやるとお話しましたが、この学派は成り立ち上、西洋医学の考え方が入っています。
どちらかというと伝統的な漢方の考え方ではなく西洋医学や化学の理屈で調合するようなところもあります。

こういう調合の仕方って逆にもったいないと思います。
だって、2000年間の膨大な東洋医学のデータを無視して、自分の何年かのデータと思い込みでやるんですよ。
僕だったら2000年間のデータに勝てる気がしません。
また、そもそも西洋医学の理屈と漢方の理屈は何の関係もありません。

ということで漢方薬は調合ではなく「多数の処方から選び出す」というイメージが正しいです。
基本処方とそれらの組み合わせだけで500種類はあると思います。

いちから調合してもらったほうが自分の体質に合わせてもらっているように感じますが、その方が医学的には危険度が高くなっているのですね。

僕はまだその500種類をマスターできていません。
今も勉強中。おそらく一生終わらないでしょう。

基本処方群の500種類以上をマスターできたら、一から調合してみたいですね。
300年後位になりそうだけど。
posted by 華陀 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の中味について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

小青龍湯の実際のところを検証してみた。

小青龍湯という漢方薬があります。
漢方薬をあまり知らない人でも小青龍湯なら知っているかもしれません。

花粉症の時期になると近くの耳鼻咽喉科が処方箋を出している薬局にツムラさんの営業さんが小青龍湯の箱を山のように積み上げて持っていってるのを見かけます。

「あ〜あそこの耳鼻咽喉科は<花粉症、鼻炎=小青龍湯>ってモロにマニュアル漢方なんだな」と思いました。

それくらい、小青龍湯はマニュアル的に使われているので有名になっているんじゃないかと思います。
ま、病院の漢方薬の変な使い方は小青龍湯に限らないんですけどね。

それはさておき、僕は小青龍湯はあまり好きではありません。

なぜなら、効き方が対症的だから。
なんか、飲んだら効くけど切れたら症状が復活!みたいに感じるんですね。
いっつも1包飲んで鼻水が止まって、2時間後に復活し、その時点でやめています。
でも文句言いながら、毎年飲んじゃってますが・・・。

僕も急性で漢方薬を使います。
漢方は急性の時は急性の時で2、3包で効いてくれますので。
だったら、飲んだら鼻水が止まる小青龍湯は急性の鼻炎などで一時的に飲むのはいいんじゃないの?

と思われるかもしれませんが、なんというか、ほんと対症的なんです。
例えば、風邪に使う漢方薬は2、3包で効かせたりしますが、あくまで自然治癒力を助けて飲み終わった後は自力の自然治癒力がUPして快方に向かっていくという、いかにも漢方的な感じがあるのですが、小青龍湯は新薬のように「飲んだら鼻水が止まって、薬効が切れたら元に戻って」となんとも西洋医学のその場しのぎ治療っぽい感じがあるのです。

ちょっとカッコつけて漢方的にいうと治療効果が「浅すぎる感じ」

このことを真剣に漢方をされている先生達に話してみたら、その先生達もそれはなんとなく感じていたとおっしゃいました。

そこで小青龍湯の中味の生薬構成から考えてみました。

小青龍湯は麻黄、桂枝、芍薬、半夏、細辛、五味子、乾姜、甘草となっています。
麻黄、桂枝、芍薬、甘草、乾姜までなら風邪でよく使う葛根湯や麻黄湯系統ともいえる組み合わせです。
厳密に言うと乾姜は使わずに生姜を使うことが多いですが。
(生姜を乾かしたものが乾姜です)

小青龍湯らしい生薬は残りの半夏、細辛、五味子。
これらは喉とか肺の痰飲をとりさるものです。
要するに喉と肺あたりの余分な水分を取り除き鼻水をなくしていく感じです。

生薬の組み合わせでなく小青龍湯全体の効果としては表寒といって身体の表面が冷えて水が溜まっている人に合う漢方薬です。(これは日本漢方的な効果です。同じ小青龍湯でも古方や中医学派の効果の考え方は変わってきます。)

そこから考えてみたら温熱と駆水が主たる目的で、先程の半夏、細辛、五味子は駆水に当たりますが、とりあえず喉肺の水を取り除くというのがメインの効果になっているのではないかと思いました。

通常、より深く効かせていこうと思ったら、もうちょっと麻黄の量が多かったり、身体のより深い部分の水を取り除く為に茯苓や白朮などの生薬もいるんじゃないかと思うのですが喉と肺の水と取り除くために身体の浅い部分に効かすことに主軸をおいているからこそ、強く働きピタッと止まるけど、効果が切れたらダメみたいな感じになるのかなと思いました。

でもでも、だからこそ、勉強はしないけど、漢方薬を使いたいという医者受けがいいのかなとも思いますね。
だってお医者さん、飲んだら効いて、切れたら元通り再発って薬が好きですから。

ただ、いろいろな文献を読んでて思ったのは、子供には再発せずに効くかもと考えました。

なぜなら、子供の体質は複雑ではないからです。
だから、鼻水に限らず子供に使う漢方薬は得てして単純な処方の方がよく効きます。
身体の余分な水も大人ほど、変なところまで余分な水が溜まっていない体質だと思うので、パッととってあげれば治りやすいのかななんて思ったりします。

で、結論的にはやっぱり小青龍湯は再発してもいいから、とりあえず2時間だけ鼻水ダラダラを止めたいという時はいいけれど、鼻水が2時間止まって、またダラダラ。鼻水が2時間止まって、またダラダラが嫌な人は、小青龍湯は補助としてメインは他の漢方薬にしたほうがいいんじゃないかと思ったりします。

ちなみにツムラの小青龍湯の場合は業界的に効果が薄いと専らの噂がありますので、頓服的に飲んで鼻水が止まるのかどうかは知りません。
この考察はあくまで効果の高そうな品質の生薬を使っている漢方薬の話です。

後、本当の漢方は西洋医学みたいに決まったガイドラインがなく、ある程度自由な発想での治療ができるものなので「こんな考え、間違っている」とか検討違いのコメントはやめてくださいね。


posted by 華陀 at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の中味について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月31日

漢方薬は症状ではなく体質にあわせます。

漢方は体質に合わせるもの。
全く漢方薬を知らない人でもそれはなんとなく聞いたことありますよね。

でもその体質って具体的に何?

体質というのは、その人の現在の身体の状態のことです。
この中にはもって生まれた遺伝的な体質も含まれます。

もうちょっと、掘り下げてみましょう。

その人の体質を知る手がかりになるものは、その人の体格、歩き方、話し方、住んでいる環境、考え方、仕事を含めた生活リズム、食事、過去のその人の病気、肉親の病気、症状などです。

これらを漢方診断フィルターにかけて、アレやコレやと総合的に分析し現在の体質をいうものを割り出します。

ここでとんでもない間違いを犯す人がいます。

それは症状だけ聞いて漢方薬を処方すること。
症状は体質を知る手がかりの1つですが、症状だけで体質を知る事ができないのです。

この間抜けな方法を更に発展させヒドイ人になると、症状や病名ごとに漢方薬を処方します。

そうなると1日に数種類の漢方薬を飲む事になるのですね。

1種類の漢方薬の中には数種類の生薬が含まれています。
例えば耳鳴りなどに使うことのある桂枝加竜骨牡蠣湯。
この漢方薬には桂枝、芍薬、大棗、甘草、生姜、竜骨、牡蠣という7種類の生薬が含まれています。

生薬はそれぞれ働きが違いますが、互いに協力しあったりして1つのチームとして耳鳴りを「治すぞー!」と一致団結しているのですね。

それぞれ働きの違う生薬がバランスのとれた働きをすることが漢方薬の不思議さというか絶妙なところなんです。正に桂枝加竜骨牡蠣湯というチームですね。

例えば、この耳鳴りの方に便秘があったとします。

さっきの症状ごとに漢方薬をあわせる人は、全体の体質を考えないので「じゃあ、便秘に大黄牡丹皮湯!」と処方したとします。

そうすると大黄牡丹皮湯の中の生薬(芒硝、冬瓜子、牡丹皮、桃仁、大黄)という5種類のものが増えることになります。

こんな調子で頭痛もあるから五苓散とか冷えもあるから人参湯なんてやってたら、膨大な生薬の数を飲む事になります。

「でも、たくさんの効果のある生薬を飲めば治りやすいんじゃないの?」

大は小を兼ねそうですよね。問題はお金だけかに見えますが・・・。
漢方医学的に大きな問題なんですね。

もちろん総合的に体質を判断しないで、症状ごとに漢方薬を合わせることが問題ですが、それだけではありません。

漢方薬の生薬構成というのは、絶妙なバランスで成り立っています。
長い歴史の中で治療薬として使われ、このバランスが良い!とされているのです。

それに生薬構成は少ないほどシャープに効きます。
生薬数が少ない漢方薬ほど、治せる範囲が狭くなりますが効果がシャープになり、生薬数が多くなるほど治せる範囲が広がり効果がボヤけてしまうのです。

それに漢方薬同士の相性というものもあるのですね。

例えば桂枝湯と葛根湯を合わせたり同時期に一緒に飲むことはありません。
非常に無駄な組み合わせだからです。
桂枝湯に麻黄、葛根という生薬を加えれば葛根湯になります。
だから桂枝、芍薬、大棗、甘草、生姜は被ってしまうのですね。

漢方薬同士の相性などを考えないで症状ごとに漢方薬を処方してしまうとこういった無駄なダブりが起こってしまいます。葛根湯チームと桂枝湯チームは協力し合える関係ではないのです。

無駄になるだけならいいですが、見方を変えれば被っている生薬は倍量になるので効果も本来のものとどう変わってしまうのかわからないのですね。

生薬達は互いに、ある生薬の働きを補助したり、ある生薬の強すぎる働きを抑えたりして1つの漢方薬としてバランスを保っているのです。
このバランスは2千年間、ほぼ変わらないのです。

だから同時期に複数の漢方薬を使う場合は、相性が悪くないか、症状や病気ごとではなく、全ての状態を分析して体質に対して漢方薬を合わせているかを慎重に考える必要があります。
大体、たくさんの生薬で治るのなら、全部の生薬を加えたスーパー漢方薬をつくればなんでも治せるはずですから。何百種類も漢方薬いりませんッ!

漢方薬はそれぞれの生薬1つずつの効果で治すのではなくチームとして働きますので、チームの性格を無視したら、全然治してくれません。
そこが西洋薬と全く違うところですね。


posted by 華陀 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の中味について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月14日

漢方薬の本当の効果を知っていますか?

漢方薬の効果というのは、非常に伝えづらいです。

なぜなら、漢方薬の効果を理解しようと思ったら、東洋医学の基本的な知識がないとチンプンカンプンになるからです。

また漢方を東洋医学の理論から理解していない先生は、自分もよくわかっていないので、勝手に西洋医学の理論とくっつけて、患者さんに説明することが多いんです。

漢方は西洋医学の生まれる1800年前にすでに医学理論が出来上がっていたので、いくら西洋医学が科学的でわかりやすいからといっても漢方とは何の関係もないのですが・・・。

でも「この漢方薬は着床しやすくする」とか「腸の免疫を高める」とか、西洋医学的に説明する方が楽なんですね。

患者さんの方も、なじみのある西洋医学で説明されたほうがなんとなく、わかった感じになれます。その説明は心地いいウソなんですけどね。

僕は、東洋医学理論を理解した上で漢方をやってますが、先ほど、お話したように漢方薬の効果を理解しようと思ったら、相手方に東洋医学の基礎知識がないとわからないので、説明に苦労します。

もちろん、それでもうちでは、ちゃんと、現在の体質のことや漢方薬はその体質に対してどのような働きをするのかを説明しますが、ほとんどの方は、西洋医学的な効果として理解しようとしているので、ちょっと「??」になってしまいます。

ブログなので、簡単な感じにはなってしまいますが、少し漢方薬の効果について考えてみましょう。

漢方薬の効果として代表的なものに「温」とか「清熱」というものがあります。

「温」は温める効果。
「清熱」は冷やす効果。

疲れてたり、手足が冷えてたりしたら、当然、温める生薬を使います。
身体の中の余分な熱のせいで湿疹や頭痛をおこしている人には、冷やす生薬を使います。

これ位だったら、誰でも説明できますし、誰でも理解できますよね。

「この漢方薬は温める効果なのか」
「この漢方薬は冷やす効果なのか」

難しいのはこっから。

当然ですが、現実はこんなに単純な体質ではありません。

アトピーなどは、皮膚表面、身体の上部に熱があるが、お腹や足は冷えている。
不妊症でも首から上は、のぼせて熱があるが、腰から下は冷えている。

といった「熱」と「冷」だけとっても複雑な体質になっているのですね。
しかも、こういった体質って標準的で別にめずらしい体質じゃありません。
(ここでは簡単に説明するために両極端の「温める」と「冷やす」しか説明していませんが、実際には「発散させる」とか「水を巡らせる利水」などいろいろあります。)

むしろ、全身全部冷えてるとか全身全部熱いとかいうほうが、めずらしい。

熱や冷えが混じっているのが標準的ですが、そういった体質にあわせる漢方薬の中には、当然、温める効果の生薬も冷やす効果の生薬も混ざっています。

漢方薬によって、その中に構成されている生薬の数は変わってきますが、平均的には、8種類くらい。

ある漢方薬では、@温める生薬 A温める生薬 B冷やす生薬」C利水する生薬 D胃を整える生薬 Eはじめの温める生薬の毒性をまろやかにする生薬 F Cの冷やす生薬を補助する生薬 G全ての生薬の間を取り持つ生薬 といった感じで構成されています。

この8つが混ざって1つの漢方薬「葛根湯」とか「当帰芍薬散」になるのですね。

皆さんが「この漢方薬はどんな効果があるのですか?」って聞いている時は、無意識に西洋医学の薬のような1つの効果、例えば「この漢方薬は血をサラサラにします」とか「この漢方薬は肝臓を強くします」みたいな1つの効果の説明を期待していると思うのですが、

実際には、
「あなたは現在、これこれこういう体質です」
「その体質は@の働き、Aの働き。。。。Gの働きで調整します」
「調整された結果、●●の症状がなくなるのです」
というような説明になります。

うちでは、漢方の知識がなくても理解できるように、なるべく、いろいろな例えを使いながら納得いくまで説明します。

「免疫を調整する効果で湿疹がなくなるよ」とか「黄体ホルモンを整える効果ですよ」とか、西洋医学的に簡単に説明した誘惑にかられますが、ウソついて漢方薬の説明してもしょうがいないので、納得いくまで質問してもらい、自分のパートーナーになる漢方薬について理解を深めてもらっていますよ。
posted by 華陀 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の中味について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

柴胡(さいこ)

柴胡は、主に肝の臓のお薬として使います。

柴胡自体の役割は

@急性の発熱に対して使用します。
 柴胡は主に朝方は平熱で夕方にかけて熱が高くなる往来寒熱に用います。
 熱の中でもウィルスやバクテリアなどの影響による発熱には弱く、ストレス
 やアレルギーからくる熱に特によいです。
 
A肝機能のアンバランスを調整します。
 
B胸協苦満を楽にする。
胸協苦満とは肋骨弓下の下がつかえている感じで押さえられると苦しい状態
 のことをいいます。

以上の3つの役割があります。

柴胡は鎌倉の三島で育てられるものが最高級品です。
質のよい柴胡と悪い柴胡では、柴胡の成分であるサポニンの量が全然違います。

柴胡は三島柴胡以外に南柴胡と呼ばれるものもありますがこちらは品質はあま
り良くないようです。

身体の状態によって柴胡を使ってはいけないときがあります。

@陰病(太陰病、少陰病、厥陰病)のときには使ってはいけません。

A胃がアトニーの状態のときには使ってはいけません。

B肝臓機能のアンバランスに使いますが肝機能が亢進しすぎて炎症や胆汁の分泌
 過多を起こしているときは使ってはいけません。


柴胡を使った漢方薬には・・・

小柴胡湯・柴胡桂枝乾姜湯・四逆散などがあります。
 

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2006年06月19日

甘草(かんぞう)は喉の痛みに使います!  

甘草は、漢方処方をつくる場合に必須といっても過言ではないくらいに必要な
生薬です。
なぜ必須なのかといいますと強い働きの生薬を中和したり、また働きをより高めたりするのです。

さしづめ優秀なサポーターといった感じですね。

この生薬だけでつくった風邪のときに飲むドリンクもあります。

いろんな生薬のサポートだけが甘草の働きではありません。
急性の息苦しさや胸苦しさを防いでくれます。

ただ甘草の場合、虚弱体質の方には薬性が強すぎる場合があるので、甘草を炙って使うと虚弱な方にも安心して使えます。わーい(嬉しい顔)

生薬のおもしろいところは、炙ったり調理することで働きがまったく変わると
ころです。これを漢方医学では修治と呼びます。

甘草には、解毒の力があります。
解毒できる対象はかなりひろく、どうもアレルギー反応を阻止する力があるよ
うです。

甘草には、去痰や喉の痛みを鎮める働きもあります。
次項有喉が腫れて痛むときは、甘草の煎液でうがいをすると痛みが和らぎます。

また痔のカントンや脱腸、脱肛に甘草の温かい煎液で蒸しながら押し込むと痛みもとれて出ているものも納まることもあります。自然薬の力には驚かされますね。
ひらめき

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2006年05月29日

麻黄(まおう)

麻黄は、漢方処方でよく主剤となる生薬です。
シナマオウの茎を乾燥して用います。

乾燥する前の麻黄は、青みを帯びた緑色なので麻黄のことを青竜ともよびます。
咳などを鎮める小青竜湯は麻黄を主剤としているのでこんな呼び名がついてい
ます。

漢方では、発汗によって治療する方法があります。あせあせ(飛び散る汗)
麻黄はこの発汗を促し治癒に向かわせる生薬です。


また発汗させる生薬は他にもいくつかありますが、麻黄は、体力のある人を発汗させて治療する際に用いる生薬です。

次項有虚弱な人にはあまり向いているお薬ではありません。
漢方でいうところの実証タイプの方に向いている生薬です。

麻黄には、抗アレルギー的な働きもあります。
ですから水が原因で症状が出ている方に麻黄を主剤とした処方を用います。

麻黄にはエフェドリンとよばれる覚醒物質が多く含まれています。
眠たくてしょうがないとき、口の中に含んでおくと粘膜からエフェドリンが吸
収され目が覚めます。

麻黄を飲んで動悸が激しくなることがあります。
そんなときは、麻黄に耐えうる体力がないので違う生薬で構成される処方の方
が体質にあうと思います。


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2006年04月12日

漢方薬は何でできているのか

漢方薬は、薬という名前がついていますが、病院で貰うお薬とはちょっと違い
ます。
病院で貰う薬は、新薬とよばれているもので科学的に人工的につくり出します。


漢方薬は薬といっても材料となるものは、すべて自然界の食べ物です。ですか
ら{生きている薬}生薬とよびます。


病院のお薬は、科学的につくり出しているので働きは研ぎ澄まされてシャープ
です。しかしその分、副作用もあります。ふらふら

漢方薬は自然界にあるものを使い、科学的に分析した結果、できたものではな
いですが働きが鈍いということはありません。
例えば、ハッカを食べたとき口がすぅーっとして気分的にも晴れやかなになり
ますね。しかも結構、食べてすぐに効いてきます。
これが生薬の力なんですね。
しかも自然界の食べ物なのできつい副作用の心配はありません。

ただし、そのときのお身体の状態にあっていないと効きません。

次項有先ほどのハッカも部屋で閉じこもってなんとなくやる気が起きないときや頭痛のあるときに食べるとスッとして気分がかわりますが、外で爽快な気分で運動をしているときに食べても特に状態はかわりません。やや口がスッとするな・・程度です。

漢方薬は新薬と違ってどの状態のどんな体質の方でも同じように効くわけでは
ないのですね。ここが漢方薬の難しいところで効果よりどの生薬をそのときの状態にあわせて選ぶかが重要です。あせあせ(飛び散る汗)

効果のある生薬は結構みなさんの身近にあります。

ひらめき例えば、よもぎ、ゼラチン、だいだい、くず粉、アーモンド、ゴマ、シナモン
、山椒、ショウガ、シソ、やまいも、ハッカ、みかんの皮、ゆり根、はとむぎ
、あずきなどなどでらっきょうやはちみつも立派な生薬です。

漢方薬が副作用の心配がないのはこういう材料でできているからなんですね。


自然界で住む人間は、自然界のもので治すことができるexclamation×2
漢方のすばらしい考え方です。

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2006年04月03日

漢方薬と副作用

病院の新薬には、副作用がつきものです。
体質を選ばないどんな方にでも効くお薬は作用も強くそれだけに副作用という副産物も生み出します。もうやだ〜(悲しい顔)

漢方薬にも副作用はあるのでしょうか?

生薬の中には副作用ではないかと呼ばれているものもあります。

代表的なのは、附子・大黄・麻黄・甘草・地黄・柴胡・黄ゴンなどです。

●附子は、トリカブトの根のことでトリカブトとは、ご存知の通りの毒物です。一度に多量に飲むと中毒症状を起こします。

●大黄は、身体の中のものを外に追い出す力にすぐれていて漢方的には痩せていて体力のない方には使ってはいけないものなのでそういったタイプの方には用いません。市販薬の中にもよく入っているので↑のような体質の方は気をつけてください。

●麻黄は、興奮作用のあるエフェドリンが含まれているので心臓系に問題のある方には用いません。

●甘草は、一度に多量にとると低カリウム血症を起こすといわれています。

●地黄は、胃をもたれさすことがあります。ですから食欲不振などで胃腸の弱い方は注意です。

●柴胡は、地黄と同じく食欲不振などで胃腸の弱い方は注意です。胃をもたれさすことがあります。

●黄ゴンは、ごくまれにアレルギー反応を起こす方がいらっしゃいます。


病院のお薬つまり新薬はどれも効果と副作用がセットになっています。
後はそれが出るか出ないかです。


漢方でも附子・大黄・麻黄などは、伝統漢方でも取り扱いには注意することとあります。
ですが
ひらめきこの取り扱い注意は副作用があるといっているのではありません。

漢方では副作用というものは存在しません。
ではなんなのでしょうか?

漢方薬はかならず効果と副作用がセットになっているのではなく、体質を見誤ったことによって起こるいわゆる 誤治(誤って治療する)によって起こるのですexclamation

例えば、冷えている方とのぼせて、ほってってしょうがないという正反対の2人がいた場合に、冷えている方を冷えていないと漢方的に判断し身体を冷やす効果の漢方を飲ませた場合やその反対にのぼせて、ほってっている方に身体を温める効果の漢方を飲ませた場合、冷えている人は更に冷え、のぼせている人は更にのぼせて当然2人とも副作用的な症状を感じることとなります。

これは、漢方薬自体が副作用を起こすのではなく、体質を間違えて判断した結
果、起こることなんですね。


の2人もお互いの漢方薬を反対にすれば、さっきは、副作用をおこしていた
漢方薬も今度は身体のバランスを整えてくれる漢方薬に早変わり!!


ということで漢方での副作用というのは、誤治 ということとなります。

誤治がもっとも起こりやすいのは、病名とカンタンな問診だけで漢方薬を選ん
だ場合や漢方薬にある適応する症状の部分だけをあてはめて飲んだりした場合です。カンタンに選べるお薬であればあんなに種類は必要ありませんので少ない情報から選んだ漢方薬はあっていないことが多いのです。


しかしこの誤治も重要な役割をすることがあります。
難しい体質の方に漢方薬を飲んでいただく場合に、副作用的な症状によってよ
り身体にあった漢方薬を選ぶ情報として役立てることができるのです。

まとめると
◆漢方薬の副作用は、体質を見誤った結果の間違えた処方である。
◆病院の新薬は、効果と副作用がセットになっている。(ビタミン剤除く)
◆漢方薬の中でも附子・大黄・麻黄は新薬の副作用と同じくらい慎重に取り扱う必要がある。
ということですね。

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2006年01月29日

朝鮮人参

人参は漢方薬の中でもかなり重要な位置をしめます。
スーパーで売ってる赤い人参とは別もので漢方で用いる人参は、オタネニンジ
ンとか薬用人参と呼ばれています。


ちなみに朝鮮人参とオタネニンジンは、一緒の意味です。

白い人参と赤い人参をみますが、あれも同じ人参で皮をはいで陰干しし
たものを白参、白参を蒸してそれを乾燥したものを紅参と呼びます。

朝鮮人参は、一部の健康食品のように万能薬的に売られていますが、本来の生薬とし
ての働きは、万能薬ではありません。


ではどんな方にいいかというと
眼鏡胃がもたれやすく心臓が衰弱して動悸のある方によいです。

眼鏡また気管支の働きが鈍っているときに用いるのも効果的です。
ですが肺の炎症が強い症状などの方に用いるのは、不向きです。

眼鏡胃腸の働きも盛んにしてくれます。
これは新陳代謝を活発にして胃液の分泌を促してくれます。
ですから胃がもたれる方に向いています。
ひらめき逆に胃液の分泌の過剰な方が人参を使う場合は黄連や黄ゴンといった苦味の生
薬を一緒に飲むほうがよいです。


むかっ(怒り)こういったことを考えないで人参エキスなどを単体で飲み不快な症状が出てく
ることを漢方的な副作用と捉えます。

人参=動悸があったり胃が悪ければ飲んでもよい←ということには、なりませんexclamation

これは、人参の効果が副作用を起こすのではなく、こういった漢方の理論に合
わない現代風に勝手に考えた飲み方をすると起こります。


ここが漢方薬は体質にあわせないといけないと言われているところなんですね。ぴかぴか(新しい)

人参は元気を出させてくれます。
体力はつきますが人参が直接増血する効果は持っていません。

人参は、基本的に陰証向き(体格が華奢で疲れやすく冷えの症状が目立つ人)
のお薬で普段、体格よく体力のありそうな人は、人参のように新陳代謝を高め
るものより身体の中の熱をさますようなお薬が向いています。

もちろんこれもそのときの症状によりますが・・・


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2005年11月25日

漢方の効果の秘密

漢方薬は、いくつかの生薬で構成されています。
例えば婦人科系でよく使われる桂枝茯苓丸は桂枝、茯苓、牡丹皮、桃仁、芍薬
5つの生薬で1つの漢方薬となります。

桂枝はシナモン、茯苓はきのこの一種、牡丹皮は牡丹の根の皮、桃仁は桃の種
芍薬は芍薬の花の根っこを使います。

どれも食べ物となんらかわらないものです。
だから漢方薬は身体にやさしいのですね。晴れ

でも食べ物に近いといっても効果は、すごいんですよ。
食べ物は、おなかが減ったから食べるのではありません。
(もちろんお腹が減るから食べるのですが・・)
食べ物は、身体の機能や材料を維持するために食べるのです。exclamation

肉はたんぱく質なのでそのまま、僕らの筋肉などの材料になります。
油は、ホルモンの原料になったり、皮膚をまもる成分となります。
甘いものは、脳の活動源になったり、臓器を活発にするエネルギーとなります。

本来、食べ物にはそれぞれ独特の働きがあるのです。
その食べ物の効果がだんだんと認められて健康食品がブームになっていますね。

漢方薬も自然界にある食べものです。
ただ普段、僕らが口にするものよりも効果がはっきりとしていて強いのです。

冷え症の人が、冷たいものをほしがらないように食べ物は、その人に合う合わ
ないがあります。

普段、食べているものなら特に身体に合わなくても大きな影響はないですが漢
方薬は、身体に合わなければ何か副作用的な作用がでることもあります。ふらふら


皆さんが食べたいものじゃなく、身体がほしがっている食べ物が漢方薬なんですね。

僕らは今、身体が何をほしがっているのか身体に聞いてあげてその料理を組み
合わせるそれが漢方薬です。

最近の健康食品のブームで僕は少し心配なところがあります。たらーっ(汗)
健康食品も食べ物ですが、一人一人の体質にあわせて作られていません。
その健康食品が中には、すごく合う人もいれば合わない人もいます。

健康食品も長く飲み続けるなら身体にあわせないとかえって悪影響を及ぼすこ
ともありますよ。

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2005年11月06日

ごぼうの種

漢方薬は、薬草や根、木の実、石などから構成されています。
皆さんがよく食べることのある、ごぼう
その種は漢方薬として使います。

漢方名は、悪実!

ごぼうの実の殻には、刺が多くそこらにひっかけるので悪さをする実というこ
とで悪実という名前になりました。

この生薬、どんな効能があるかというと
いろいろな、おでき、腫れ物を治します。

おできの中でも特に見た目が汚く、へこんで治りにくいものや化膿している中
心がよくわからずどこから膿が出ているのかわからないものに使います。眼鏡

おできは皮膚の表面はもちろんのこと喉の部分や気管支などにできるものに特
に有効です。

扁桃腺肥大症やアデノイド、ルイレキなどに効果が高いです。

漢方薬では柴胡清肝湯や荊がい連翹湯の中の1つの薬味として含まれていますよ。

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2005年10月09日

メントールは漢方薬では重要です!!

頭スッキリのガムなどメントール入りの商品はたくさんありますね。
実はこのメントール
漢方薬では重要な薬味(漢方薬を構成している1つの薬)の1つなんです。

薄荷(ハッカ)からとれる精油がメントールやタンニンexclamation
目草の葉目のことを漢方薬的に呼ぶと薄荷となります。

この目草の葉
この葉っぱに熱湯をそそいだ液を使うと目のただれなんかが治ったりすること
から目の薬の草 目草(メグサ)となったんですね
。(´ρ`)ヘー

薄荷は漢方では辛涼解表の効があります。
なんてかっこつけていってみました。

ようするに辛い味で清涼な状態にさせやや汗をかかせて悪いものを身体の外に
出す!!という効果です。

生体のアレルギー反応でできた、おできやできものを少し汗をかかせることに
よって毒素を追い出し治していきます。

ひらめきよくこう説明するとおできやできものに効くものなんですね。と早とちりして
しまう方がいらっしゃいますが漢方薬はここからが違います。

こういった解表薬は他にもたくさんありますが
(葛根湯の葛根や菊の花など・・・)

同じおできやできものに使う薬味でも薄荷は少し体力が少なく、とくに身体の上
部に症状がある方に使います。

おできやできもの以外にも頭痛や目の痛み、のどの痛みなどにも使いますよ。

頭痛も何種類かの原因が考えられますが薄荷の入ったものを食べるとよくな
る頭痛もあります。


頭痛があるときは一度お試しあれかわいい

その他、薄荷を少量、使うと胃を刺激され食欲が増したり、消化不良の胃が少
し活動し始めます。


むかっ(怒り)ただし多量に使うと吐き気がしますのでご注意あれ

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2005年09月20日

カレーにも登場!!【ウコン】とは?

【ウコン】読み間違えないで下さい。【ウンコ】は、読み方が
なんか似ていますが全く違うものです手(パー)

さてウコンですが別名「ターメリック」
これは、皆さんご存知のカレーの主原料となるものです。

メモウコンは胆汁の分泌を盛んにしてくれる作用があります。
胆汁は、脂の分解に関わっていますからウコンを食べれば胆汁分泌が
さかんになり脂ものが分解されづらい原因からくる胸焼けなどを抑えてくれます。

メモウコンは食欲を増進させる作用もありますexclamation
うだるように熱くて食欲ないときにカレーはサイコーです。
ただし、胃をもたれさせる性質もあるため、あまり食べるもの考えものたらーっ(汗)

メモウコンは、うっ血やうっとおしい気持ちを取り去る作用も持っています。

例えば月経が止まってのぼせたり、出血したりするときに使うと
気分をサッパリさせたり出血を止めたり、うっ血を散らし血行をよくしてくれます。


カレーもそこから考えると他ににんにくなんかも入ってますので
食欲増進・滋養強壮・のぼせ改善の漢方処方のようなものですね。

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2005年09月15日

びっくり漢方薬味 止血活血の【アキョウ】

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こんな漢方薬があります。
びっくりですねexclamation&question
もちろんこれを丸ごと食べるわけではありません。
こういった獣類の骨や皮やひずめなどを熱で溶かして作ります。
漢方名はその名も阿膠
「アキョウ」って言います。皆さんはニカワでよくご存知なのではないでしょうか・・・

何でニカワと呼ばれているかっていうと「煮た皮」だからです。→そのままたらーっ(汗)

いろいろな働きをもっていますが血を止める働きが強いです。
女性の不正出血や紫斑病、血友病にも漢方処方として使います。
漢方薬は自然にあるいろいろなものを組み合わせて1つの処方になっているんですね。


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