2014年07月02日

子供の治療から発見した漢方薬が効かないタイプ

以前に漢方薬が効かない体質はないという記事を書きました。
漢方薬自体は数百種類あり、何かしら、あなたに合う漢方薬はあります。

ただ、体質判断も、それに合わせる漢方薬も処方する先生が推測することなので、その根元の推測が間違っていれば、漢方薬は効いてくれませんので、あなたが「漢方薬が効かない体質」と考えてしまってもしょうがないんですね。

でも、それは実は処方した先生の責任なんですよ。
探せば、きっとあなたにあった漢方薬はあるはずなんです。

あなたに合った漢方薬は、かならず、ドコかに存在すると思うのですが、例え、漢方の達人が選んだ漢方薬でも、漢方薬が効かない体質。というよりも漢方治療自体に向いていないタイプというものはあります。

8年間、実際に相談してくると、どうやっても治せない人が出て来ます。
それらの方々の統計データをとっていくと、あるパターンが浮かび上がってくるのです。
(単純にあなたの腕が悪いと言われればそれまですが・・・)

漢方治療は、体質の推測、そして推測した体質から漢方薬を選ぶので、漢方薬が効くか効かないかは、漢方薬の効果よりも優先的に考えないといけないのは、選んだ先生の腕です。

ということは「あなたは漢方薬が合わない人」ということは、先生側からは決めることができないのです。
では、なぜ、漢方治療に向いていないタイプというのがわかるようになったのか?

それは、こどもの治療です。
うちでは、こどもの治療を結構、やってます。
アトピーや喘息、蕁麻疹やてんかん発作、慢性便秘など。
いろいろな、こどもの病気を漢方で治療しているのですが、過去2人を除いて、全部、治しています。(現在、治療中の方は除いてます。単純に僕の腕が悪くて治せてない人が今後は出てくる可能性もあります)

その2人のうち1人は遠隔地の方で直接お会いせず、お母さんと電話でお話するだけの状態。こどもさんも写真でしか見た事がありません。
その写真も湿疹の患部の写真です。

2人目は、苦くて飲めなかった人。これは飲んでいないので・・・漢方薬では治らないですね。

というわけで、こどもの治癒率は大人に比べて9割はいってんじゃないでしょうか。
この話し、別に「すごいでしょう!」という話しではありません。

何が不思議かって大人の治癒率とこどもの治癒率が異常に違うのです。
治癒率から考えると、大人とこどもという要素自体に何か、漢方薬が思うように効かないヒントがあるんじゃないかと思って、今も研究しています。

安易に考えれば、こどもの代謝と大人の代謝が違うとも言えますが、こどもの病気自体が様々で中には入退院を繰り返すほどの子供さんもいました。
このケースだと代謝が高いから。という理由は違うような感じです。

では、一体、どこに違いがあるのでしょうか?
正直、今も研究中ですが、現時点での考察を進めていきましょう。

西洋医学は客観的治療です。
問診で症状などを聞き取りする時もなるべく本人の主張よりも検査などの本人以外の他覚的な症状を尊重します。

患者さんが「よく微熱を感じる」と主張したとしても西洋医学では体温計で計った時に熱がなければ、その微熱は「気のせい」扱いですが、漢方では「上焦に熱がある」と捉えます。

西洋医学のお薬はお薬として病院などから処方される段階では、効果というものが決まっています。
この効果は漢方薬のように体質によって効果が変わる事はないのです。

そして、この薬を選ぶのも体質ではなく、できるだけ、検査数値などの自覚的でない客観的なデータに基づいて診断されて処方されます。

本人がどう思おうが薬の効果はあらかじめ決まっていて、その効果以外はありません。
人間である限り「設定した効果がある」ということが前提になっています。

ところが漢方薬を選ぶ際は検査数値や心電図などの客観的なデータはとりません。
最初から最後まで、患者さんの主張する自覚症状を元に体質を分析して、その体質を元に漢方薬を選びます。

だから自覚症状の意識や主張の表現が間違っていたら、体質分析する際の情報自体が間違っていることになります。
そのままいっちゃうと間違っているかもしれない体質を分析し、間違っているかもしれない漢方薬を処方することになります。

なので漢方薬が効かない体質なんてのはないですが、自覚症状の捉え方や表現の方法によっては、漢方治療が効果的でないという事態は起こることが考えられます。

どうも、ここら辺りが、こどもと大人の違いのような気がしてきました。

こどもは症状を聞いた時に思ったまま答えます。
わからなければ、わからないと。

そして、そのわからない部分はママが客観的にフォローしてくれます。
「私が見た感じでは・・・」と。

つまり、主観性と客観性が混ざっているのですね。
漢方治療ではめずらしい状態です。

漢方治療で体質を分析する際に本人の主張。
つまり自覚症状を元にしますが、100%の純度の自覚症状の情報が良いとは限りません。
なぜなら、例えば年配の人になるほど、また寂しい思いをしている人ほど、自分の自覚症状の主張が大袈裟になる傾向があります。

逆に男性なんかで、それなりに地位のある人や僕は見た目が若いので、それを見て「この先生、大丈夫かな?」なんて思ってしまう人は、強がって症状を過小に申告する傾向があったりします。

どちらも体質を分析する情報としては、曖昧で不安定になりがちな情報なんですね。

ところが、こどもは、そんな、しがらみなどは一切、関係ありません。
気にしているのは、漢方薬が苦いかどうかだけ!(笑)

それにママのフォローで客観的な症状も教えてもらえるのです。
だから、こどもの場合の問診は、主観性と客観性の入り交じった、バランスの良い情報です。

どうも心理学的な側面が診断などに影響してそうです。
大人はオトナの社会的な事情やらなんやらで、問診のコミュニケーションが誰もが同じようにとれないのが、ネックになっているのかもしれません。

そこから発展させて、どうも一定の思考の大人の人は、より漢方薬が効かないんじゃないかという考えも出てきました。
漢方薬が効かない一定の思考の大人の人の問題は、もう少し、研究してみて、後日、記事にしてみたいと思います。


posted by 華陀 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

漢方薬は長く続けても治らないこともある。

漢方薬って体質に合わせて処方します。この辺りは知ってる!知ってる!って感じですよね。
この「体質に合わせる」という意味が一般的には誤解されているようなので、漢方治療で体質に合わせていくとはどういうことなのかを詳しくみてみましょう。

「体質に合わせる」という意味合いは病院でも誤解されていることがあります。

どんな誤解かというと体質に合った漢方薬を飲み続けていけば、いつか自動的に治っていくんじゃないかということ。

だから、よく同じ種類の漢方薬を何ヶ月も飲み続けている人がいます。
で「飲んでいてどんな感じでしょうか?」って聞いてみても「よくわからない」という答えが返ってきます。何年も飲んでるのに。

病院などは漢方薬ってどれくらい飲み続けないといけないのかわかっていないことが多いので、ただ漠然と処方し続けているのです。

でも、いくら飲み続けても漢方薬ってダメな時はダメなことがあります。
これには2つのパターンがありますよ。

1つは単純に漢方薬と体質が合っていない。
病院などは最適な漢方薬を選ぶための体質診断をしませんので必然的に自分に合っている漢方薬を選んでもらう確率が非常に低くなります。

こうなると、もともとが合っていないので、いくら何年続けても良くならないものは良くならないのです。

漢方薬が効いてくるのに時間がかかることはありますが、あくまで体質と漢方薬が合っていればの話しです。
「合っていないものも時間をかければ、いつか効いてくる」なんて漢方薬はファンタージーに出てくる魔法の薬ではありません。
何百種類の中から、ピタッと体質に合ったものを選ばないといけないのです。

そんな超現実的な治療の漢方ですが初めに体質を分析していない方法(漢方的な問診をとらないで処方する)で処方しちゃうと、良くならなくっても次にどの漢方薬に変更していっていいか、ぶっちゃけ先生自身がわからなかったりするのですね。

こうなったら悲惨。
ただ、ただ、合ってるかどうかもわからない漢方薬を永遠と続けていくだけです。

今の漢方薬を続けてもダメなパターンの2つ目は、その漢方薬の治療範囲が終わっている場合。

ちゃんと漢方治療をするところは、全身の症状や状態をみて体質を分析し最適な漢方薬を選びます。

漢方は全身の症状などをお聞きしているので、治る時も1つの症状ではなく、いろいろな症状が良くなっていくことが多いです。

でも、漢方薬だからって、どれもが全身の症状の改善全てをカバーしているとは限らないのです。

漢方薬はその漢方薬が持っている治療の守備範囲というものがあります。
全ての症状を良くできるわけではないのですね。

ただし基本的には全身全ての症状が治るように漢方薬を選ぶようにはします。
でも漢方薬も万能ではないのです。

漢方薬ごとに特異な治療範囲や役割があるのですね。
この治療範囲はマニュアル的にはっきりとは決まっていません。

治療している中で漢方の先生が分析していくしかありません。
初めに劇的に腰の痛みが良くなった。
しかし、まだ4割位、腰の痛みが残っている。

この場合、単純に飲み続けていけば良くなることもありますが、そ具合の悪い状態と漢方薬の治療範囲が合っていなければ、どれだけ飲み続けても、初めに良くなったレベルから進まないのです。そこで治療終了。

この状態に陥ったら、今、飲んでいる漢方薬は直ちに変更しなければいけません。
ダラダラと治療の止まった漢方薬を飲み続けても事態は変わらないのです。

事態が変わらなければ、漢方薬事態を変更し、次のステージに治療を進めなければいけません。

一般的には漢方薬は長く続けないといけないと思われていますが、身体の様子をマメにチェックしながら、漢方薬はどんどん変更していく場合も必要なんですね。

漢方薬自体が持っている守備範囲。
自分の体調の変化がどこ辺りで止まってしまったか、チェックしてみてください。
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2014年05月30日

粉末代替食品は不健康!の記事とサプリメント

サイエンス系の記事で粉末代替食品だけを食べていると不健康だというものがありました。

粉末のものだけで食事代わりになる「Soylent」などが近未来の食事として注目されていますが、栄養バランスのことを考えてつくられた粉末食材だけを食べたマウスは通常の食べ物を噛みながら食べたマウスよりも健康状態が悪いという結果です。

17週間後に両者を比べてみると粉末代替食品だけを食べていたマウスは血糖値や血圧、血液中のストレスを示すホルモンの値が増加していました。

その記事をみて、昔のある実験を思い出しました。
それはあるサプリメント会社の社長と募集した人たちで、サプリメントだけで健康を保てるかといったものを実験していました。
これはマウスではなく人間です。

サプリメントは牡蠣肉エキスです。
成分的にはビタミン、ミネラル、アミノ酸、グリコーゲンなどとサプリメント会社のやり手営業マンがお年寄りを騙す時の殺し文句のような成分が盛りだくさんです。

要は今回のマウスの実験と同じで理論的に健康を保つ為の必要な成分が含まれていますよ。といった感じですね。

何日、実験したか忘れましたが、結構な期間やってました。
結果、血圧や血糖などが特に病気に関わるような異常な数値にはなりませんでした。
逆にコレステロールや体重が下がっていました。激減。
いわゆる軽い栄養失調状態。

まー「検査系数値だけ」見れば、もう1回言うと「検査系数値だけ」を見れば、成功です。
人間として全体的にみれば失敗です。
この実験で何十年も前のものだったと記憶しているのですが、人間ってこりないなと思います。

未だにネズミで実験し理論的な栄養だけでなんとかなるのか検討しているのです。
到来するかもしれない食料問題を解決するなら簡易的な食事の開発ではなく農業を視野に入れた食品開発を考えればいいと思うのですが、人間は自然にかえっていくのが嫌なようです。

そもそも、この健康を保つために必要な栄養成分だと考えられているものは誰がモデルなのでしょうか?
まさか、老若男女、皆同じ成分と同じ分量が必要だとは考えづらいです。

そして、それが本当に健康を保つのに最適な成分なのかもわかりません。
西洋医学が現時点で勝手に健康であろう栄養成分を出しているだけですね。

元から全然的はずれのことも考えられます。
また、どう考えても、年齢、性別、体格、運動能力、生きている環境で人それぞれ、必要な栄養素や分量が微妙に違うように思います。

現にその西洋医学で、ひと昔前までガンに良いとかされていたβカロチンやビタミンEについて「不用意に飲まないでほしい。却ってガンを酷くする可能性があります」なんて、日新月歩で自分で自分の理論を否定して回っています。

また漢方では毒物のトリカブトはある体質の人にとって少量なら、とっても良い薬になるのですが分量を増やしていけば、誰でも死にます。

だから、絶対普遍の誰にでも良い成分と分量なんてないと思うのですよね。

サプリメントがこの粉末食品と同じようなものです。
●●成分が簡単にたくさん摂れます!みたいな。
サプリメントだって何かの成分をたくさん摂ったからって、その時だけ都合よく良いように働くわけがないのです。

いいとこ、身体にいらない分は身体が棄てているんじゃないでしょうか。
大量に。

うちでは、サプリメントなんか飲む必要ないっていってます。
だって漢方ではバランスを大切にしていますから。
だから、食事もバランスです。

サプリメントのように何かのエキスをたくさん摂れるということは、ものすごくバランスが崩れているとも言えるのです。

そんな偏ったものを摂り続けて身体がよくなるわけがありません。

誤解しないでもらいたいのですが、なんらかの効果がないってわけじゃないですよ。
むしろ、偏ったものなんだから効果があると思います。

良い効果かどうかはわかりませんが・・・
効果というのは良いとか悪いを選びませんから。
結果的に自分が良いととったか、悪いととったかです。

偏った成分のものなど、一時、良い感じの効果があったとしても、長い目でみれば、かならずバランスを崩すようになります。
だから、サプリメントとか、健康食品なんてやめたほうがいいです。
お金の無駄。

バランスの良い食事を心がけて、いつもよりもちょっと野菜の多い生活にしてみればいいのです。お金もサプリメントほどかかりません。

漢方薬はその時の体質に合わせて体質を調整します。
サプリメントや健康食品みたいに飲み続ければ良くなりますよってものではありません。

だから、体調が悪くなったらその時の体質をみてもらって、最適な漢方薬を合わせてもらいましょう・・・と最後はちょっと宣伝です。

posted by 華陀 at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月27日

前に飲んで効かなかった漢方薬はもう効かないのか?

漢方相談をやっていると、
よく「過去にはこんな漢方薬を飲みました」「これこれの漢方薬は全然、効きませんでした」
と書いてくれています。

多分「以前に、これこれという漢方薬を飲んだから、今回はそれ以外で効くようなものを選んでほしい」ということで書いてくれているのだと思います。

「前に全然、効かなかったから、そりゃ違うのを飲まないと同じことをしても治らないだろう」
誰でもそう思いますよね。
しかし漢方薬では、そうとは限らないのです。

なんでか?

漢方薬では以前に飲んだけど何も変わらなかったものをもう一度飲んでよくなることがあります。

もちろん、ただやみくもにまた同じ漢方薬に再チャレンジすれば、よくなるといったものではありません。

再び、同じ漢方薬を選んで飲むケースにはいろいろな条件が必要です。

西洋医学のお薬は処方する先生によって効果に対する考え方が変わることがありません。
効果に対する考え方とはなんだと思います?

漢方薬は診断の方法や効果の考え方が西洋医学と根本的に違います。
例えば、西洋医学の頭痛などに使う鎮痛薬は誰が飲んでも痛みを止める効果です。
西洋医学では体質の違いを考えないので人間であれば、皆、同じ効果があるということになります。

漢方で頭痛を治療する場合は、おおまかに芍薬甘草湯、桂枝人参湯、五苓散などがあります。

頭痛だったらどれを飲んでも良いというわけではありません。
どんな体質の頭痛なのか?を分析することが重要です。
なぜなら、これらの処方は頭痛薬でも鎮痛効果でもないからです。

芍薬甘草湯は筋肉や気の緊張からくる頭痛に効果を発揮します。
桂枝人参湯はお腹から下の下半身が冷えて頭痛がある時に効果を発揮します。
五苓散はオシッコが出づらく汗が出過ぎているときの頭痛に効果を発揮します。

頭痛を治すための漢方薬は他にもいろいろありますが、これらのどれかを飲めば頭痛が治るというものではありません。

漢方の先生がどの漢方薬が合う体質かを考える必要があります。
つまり、同じ頭痛で悩んでいる患者さんでも漢方の先生によって診断する体質やそれに合わせる漢方薬が異なってくるのです。

だから漢方薬に対する効果が変わるとも言えます。
芍薬甘草湯は、筋肉や気の緊張を緩める効果です。
桂枝人参湯は下腹や下半身を温めて頭の気を降ろす効果です。
五苓散は水の巡りの悪さを整える効果です。

漢方では頭痛1つとっても体質によって原因や治し方が変わります。
漢方の先生が、患者さんをどの体質と判断するかで効果が変わるとも言えます。

ちなみに病院で体質から漢方薬を選べる先生ってほぼいないので、効果が変わることはないです。
西洋医学と同じような方式で頭痛に対してマニュアルで選んでいるので「効果が変わる」なんてことはありません。そのかわり、効いたと感じる人も少なくなります。だって、あてずっぽうみたいなものになりますからね。

で、ここから更に複雑になっていきますが漢方治療って1つの症状に対して1つの漢方薬を選んで治していくのではないのですね。

頭痛に限らず、冷えや胃もたれ、夜中に目が覚める、便秘などなど、身体全体の症状を総合的に考えて、できるだけ1つの漢方薬を選ぶわけです。

そうやって選んだ漢方薬が体質と合っていれば、いろいろと良くなってきます。
しかし、いろいろな症状が例えば1ヶ月後に一辺に全部良くなっていると思います?

残念ながら、そんな都合が良いわけがありません。
良くなった症状があったり、変わらない症状があったり、逆に悪くなった症状が新たに出てきたりとカオスな状態を示すこともあるのです。

その時に「いろいろあってややこしいから、この漢方薬は効いていない」としますか?
そういうわけにもいきません。
漢方の場合は1つ1つの症状がどうなったかなどをみていくのではなく、全体的に体質が良い方向に向かっているのかを漢方の先生が総合的に判断していくのです。

めっちゃ、前置きが長くて、すでに主題がなんだったのかすら危ういですが、だから、以前に飲んだ漢方薬は何がどう効いていなかったのかを体質から判断していかないと「ただ自分自身の気になる症状がよくならなかった」では、本当に自分にとって効かない漢方薬だったのかどうかがわからないのです。

また、飲む期間の問題もあります。
漢方薬はどれくらい飲んだら効いてくるなんて設定はありません。
それこそ体質によりけり。

どれくらい飲めば変化があるのか?ないのか?は、自分が勝手に1ヶ月とか3ヶ月とか決めるものではありません。

体質を判断した先生が設定して区切りを設けて、効いたか?効いていないか?をその都度、判断していきます。
これも病院は、そもそもが体質を判断しないでマニュアル処方しているので、一定の期間や区切りでみることができません。

ただ、ただ、いつか効いてくるのを待つか、「漢方薬はジワジワと穏やかに効いてくるから」と言い訳して逃げるかです。

漢方の先生の体質の判断によって、同じ漢方薬でも「どう効いたか?」の判断が違うのですね。

だから以前に効かなかった漢方薬も「どんな体質だと判断して」「それがどれくらいの期間でどう変化すると推測し」「結果、どれくらいの期間でどうなったのか?」これらのデータが全部ないと、本当に効いていなかったのかが判断できないのです。

以前に効かなかったからといって「もう、効かない」とは限らないのです。

ちなみに漢方薬の場合、前に効いたけど、今は効かなくなったというケースもありますよ。
posted by 華陀 at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月27日

漢方薬がなかなか効いてこない時はどうする?

漢方ほど誤解されて広く一般に知られているものってないんじゃないかなと思います。

本来なら、ロクに勉強もせずにとりかかることなどないはずの医者が実は漢方に関しては医学理論的にはほとんど知らずに漢方薬を処方していることが更に一般的に誤解を生み出すことに拍車をかけていますね。

その中で「漢方薬は半年位かけてジワジワ効いてくる」といったウソほど、それが当たり前のように通っているものはないんじゃないでしょうか。

「漢方薬は3ヶ月〜6ヶ月ほど経つとジワジワと効いてきますよ」というのは大ウソ!と言う話しはこのブログでよく書いていますが、具体的にそれがなぜウソと言えるのでしょうか?

そのことを説明したいと思います。

漢方薬は体質を分析しその体質に合わせて漢方薬を処方します。
病院のお薬は体質と関係ありません。

「人間」だったら後は病気が何かを判別するだけ。
そこに体質がどうだとか、こうだ、という条件はありません。

ボルタレンなどの鎮痛剤は頭痛がするなら「人間」であれば同じように効くようにつくられています。

だから病院の薬はいちいち体質なんかを判断する必要なありません。
その病気や症状さえ決めることができれば体格のよいスポーツマンのような人も病弱で、きゃしゃなおばちゃんも同じ薬が処方されます。

薬の効いてくる時間は「人間」であればどれくらいで効いてくるのかを製薬会社が実験して事前に調べてあります。
だから、病院のお薬で3ヶ月とか6ヶ月くらい飲み続ければジワジワ効いてくるなんてことはありえません。

漢方は薬を処方する前に体質を分析します。
当然ですが、みんなの顔が違うように体質もそれぞれ違うのですね。

そして体質が違うのだから、当然、選ぶ漢方薬も違ってきます。

病院の薬は「人間」であること「同じ病気や症状」であれば「同じお薬」が処方されますが、漢方の場合は病気が同じでも体質が違えばそれに合わせる漢方薬は違ってきます。
ちなみに漢方では「症状=体質」ではありません。症状は体質を考える上での1つのピースですね。

そして、ここからがミソ。
みんな体質が違い、それに合わせる漢方薬も違うので効いてくる時間も当然、変わってきます。

人それぞれ。
はい、終わり。

ってわけではありません。

体質には大まかに陽証と陰証というものがあります。
陽証とは充満した状態、体内のシステムがうまく噛み合ない状態。
充満した状態とは例えば便秘とか。アトピーも体質によっては毒の充満があります。

陰証とは不足の状態。体内のシステムが根本的に弱った状態。
下痢とか疲れやすいとか、弱った感じのものは陰証です。

そして、陽証は比較的、早く効果が現れます。
陰証は反対に時間がかかります。

で、この陽証か陰証かっていうのはその人の体質なので、僕や患者さんが選ぶものではありません。

今、現在の体質がそうなのです。
早く治りたいからといって陽証にしたいとかというのは無理。

体質が決めます。
僕らは体質に従うのですね。漢方は西洋医学のお薬と違って体質に従うことこそが根本的治癒への早道なのです。

ただ陰証だからって3ヶ月も半年もかかりません。
根本的に治るまでには体質によってそれなりの時間はかかるかもしれませんが、効果や変化は陰証の人でも1ヶ月くらいもすれば、なにかしら現れてきます。

1ヶ月してもなーーーーんにも効果や変化が感じられなかったら?
それは単純に漢方薬が合っていないのかも。

なにせ漢方薬は500種類以上もありますので、合ってなければ3ヶ月も6ヶ月も待たないで1ヶ月で漢方薬の種類をサッと変えてしまいましょう。

1つの処方を半年も飲んでたら、本当に合っている漢方薬にいつ出会えるかわかりませんから。
500種類目だったらとんでもない時間がかかっちゃいます。


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2014年03月25日

ナウシカと漢方治療の共通性

患者さんといろんな話しをしていて「ジブリの作品って漢方と考えが同じなんですよ」という話題になりました。

ジブリ作品と一緒?

自分でも昔からなんとなくそれは思っていました。

最近のジブリの作品って作品のテーマが変わってきたので、漢方と考えが一緒か?と言われるとそうとも言えませんが昔の作品は結構、漢方的テイストを含んでいると思います。

最近、病院で漢方が処方されるようになりましたが、ほとんどの病院は漢方薬の処方の方法というか、根本的な治療の考え方を理解せずに西洋医学の治療の考え方だけで最後に処方するのが新薬か漢方薬かの違い位しかありません。

そんなヘンテコな漢方治療の方法が一般的になっちゃってるのでそれを基準に考えると、この記事は「何言ってんだ?」的な感じになりますが、そもそも東洋医学と西洋医学は根本的な治療の思想からして違うということを念頭においていただいたら、なんとなーく漢方の考え方がお分かりいただけるのではないかと思います。

昔のジブリ作品は一貫したテーマがありました。

「自然を科学によってないがしろにするとロクなことにならない」
「自然に逆らってはいけない」

これが作品の底流に流れているテーマなんじゃないかと勝手に考えています。
コナン、ナウシカ、ラピュタ、宮崎駿作品の中では群を抜いて人気の作品です。

どれも近代的な発展やそこからの戦争によって文明が一旦滅びたという設定。

もののけ姫やトトロなんかも全く同じテーマではないですが「自然をないがしろにするとダメだよ」的なテーマがあると思います。

宮崎駿氏は、地球という大きな問題からこういったテーマにしていると思うのですが、これが漢方の考えと非常に似ていると思います。

医療の世界では近代文明や兵器、滅びた文明が西洋医学。

科学的で合理的な産物ですね。
現在もどんどん新しい薬の開発がすすんでいます。

西洋医学は自然の理とは逆行しています。
全面的に悪いものではありませんが身体の自然なメカニズムに沿って治療していこうとするものではありません。

どちらかというと科学(化学)の薬の力で強引に身体のメカニズムをねじ曲げて治療しようとします。
それが西洋医学も公言している対症療法の治療ですね。
(大半の西洋医学のお薬は対症療法とよばれる、その場の症状だけを取り除き根本的には治療できないものです)

大自然も人間の身体も自然に逆らった動きには反動があるのですね。
一旦、便利になった!よくなった!というものは自然の歪みに溜まったエネルギーで台無しにされます。

ジブリ作品なら科学的に強引に突っ走った結果、自然は失われ、当の科学文明自体が自分たちの行動によって滅びるのです。
で、結局「本当の救済は自然にあるじゃん!」みたいなメッセージを残して終わり。

科学的な産物は便利で合理的ですが、科学的に優秀であれば、あるほど自然には存在しない法則やモノになっていくのですね。

漢方治療の根本的な考えは、その人の自然治癒力を高めて治癒に向かわせること。
体質に合わせた漢方薬というのは、その人の身体の自然の営みを見つけて、それに漢方薬を沿わせるのですね。

決して「漢方薬を新薬の代わりに使う副作用のないもの」ではありません。

「その人の身体の自然の営み=体質」
東洋医学的に体質を判断しないで漢方薬を使用するのは一度も漢方治療がはじまっていないのです。
それは、あてずっぽうで新薬の代わりに漢方薬をただ、飲んでいるだけ。

ナウシカのトルメキア軍、ラピュタのムスカ大佐ですね。
結局、やっていることは同じ過ちの繰り返し。

漢方って言い換えれば自然治療そのものなのです。
そこには体質に合った漢方薬を飲む事だけでなく、自分の身体の自然の営みにあった生活をしないといけないことも含まれます。

ちょっと宗教じみていますが、漢方治療ってそういう側面もあるのですね。


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2014年03月12日

病院の薬と漢方薬の併用は効果的なのか?

よく患者さんからこんな質問されることがあります。

「病院で漢方薬を処方されると新薬も一緒に処方されますがアレってありなんですか?」

僕は「ナシ」だと思います。
厳密には病気や状態によるかな。

どんな病気でも併用はナーーーーッシ!ということもないし、新薬があれば、どんな場合も、より治りやすいとも思っていません。(医者は大は小を兼ねると思っているような節がありますので、薬はたくさんあればいいと思っているかもしれませんが)

なぜ僕は併用しないほうが良いと考えているか、その理由を聞いてもらえますか。

それは西洋医学の新薬と漢方薬の治療の考え方や方向性の違いにあります。

ここで、まごころ漢方お約束のおことわり。
この両者の治療の違いという考えを適用できるのは、あくまで漢方薬を東洋医学的な体質を見極めて東洋医学的に治療できる先生に限ります。

大半の医者や薬剤師は東洋医学的な体質を判断しないで西洋医学の西洋医学の理屈のみで処方する薬が漢方薬という漢方医学理論にないデタラメ処方なので、この考えの限りではありません。

新薬というのは薬の説明書にも書いてありますが対症療法といって、薬の成分の効果が続いている時間だけある目的の症状を抑えたり遮断します。
効果の時間が切れれば、身体の状態はまた元通りになります。
原則的には根本的に治療するものではありません。

漢方薬は症状などを遮断したり抑制したりしてその場だけしのぐものではありません。
また、ある症状。例えば頭痛を止めるとか、咳と止めるとかの1つの症状を目的として治療するものでもありません。

両者は全く治療の考え方が違うのですね。

新薬はその薬が効くはずのターゲット。
つまり頭痛なら頭の痛みなど、どの症状にどう効くかがあらかじめわかっています。
その効き始める時間や薬の効果が続く時間も飲む前からわかっています。
これは製薬会社がそう設定してつくっているからです。

漢方薬は薬が効くはずのターゲットは決まっていません。
だから漢方薬で頭痛のみをピタっと止めることは難しいです。
急性病に対して1つの症状に対して頓服的に効かせることはできますが、かなりの腕が必要です。

基本的には全身のバランスを整えてその結果、ターゲットとなる症状が自然になくなっていくように導く感じです。
例えば頭痛が水毒という水の巡りの問題からきていたらオシッコを出させることによって頭の痛みをなくします。

だから漢方薬は具体的に頭痛を止めるとか、咳と止めるといった効果ではありません。
どんなタイプの頭痛なのか体質を見極めてそれに合わせて漢方薬を処方します。

漢方薬自体は新薬のように絶対に目的の症状を止める設定がされているわけではないので実際に良くなるかどうかは漢方薬を飲んだ後にしかわからないのです。
要するに狙い通りに治ったら合っていたし、狙いと通りに身体が変わらなければ合ってなかった。

また漢方薬の場合は効いてくる時間や期間は体質や合わせる漢方薬によって変わります。
新薬と違ってこれくらいで効いてくるという設定が全くないのです。

そこは先生の経験などからの判断に頼るしかありません。

いつ効いてくるかがはっきりとわからない。そして効果はターゲットとする症状に限らず、全身が整えられた結果よくなってくる。

だから、すぐに効いてまた再発する新薬と一緒に併用すると新薬か漢方薬かどっちが効いているのかがわからないのです。

「でも、どっちも飲んで治ればよりいいじゃん!」

そう思いますよね。

ところが新薬はそのターゲットである症状を治すことがあらかじめわかっていますが、漢方薬は体質と合っていなければ全く効果を発揮しません。

効果を発揮しない場合は同じ漢方薬をゴリ押しで飲み続けるのではなく、変更していかないといけないのです。
その際に考えないといけないのが漢方薬を飲んで症状がどのように変化したか?

新薬と併用していたら例えばアトピーならステロイドでかゆみや湿疹は抑えられるのです。この場合、漢方薬が効いたかどうかは全くわからないですね。

では、効いてないとして漢方薬を変更したほうがいいでしょうか?
それもわかりません。
効いているかどうかがわからないので、ただ漠然と続けるしかないかもしれません。

それが病院などで「漢方薬は3ヶ月〜6ヶ月かかる」というウソを説明することにつながっているのかもしれません。

本当に根本から治そうと思い、自然治療を使おうと思っているなら、できたら漢方薬のみで勝負しないといけないのですね。

でないと新薬が症状を抑えることはもうわかっていることなので、その治療はただ根本的な治療を先延ばしにしているかもしれないのです。

ただし、どんな状況でも併用しないほうがいいということではありません。
併用したほうがどちらの治療も邪魔せずに相乗効果を上げることもあります。

そこはケースバイケースですね。

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2014年02月25日

自覚症状の漢方と他覚症状の病院

病気の診断の際に西洋医学は他覚的症状や見方を重視します。
他覚症状とは自分の感じている症状や状態ではなく医者などの第三者や検査などで確認される症状や状態です。

例えば、熱っぽいから熱があるという自覚があるとします。
この「熱があるんじゃないか」という症状は自覚している症状です。

で、実際に体温計で熱を計ってみたら平熱だった。
実際に平熱だったという観察は他覚症状ですね。

客観的にみたら熱はなかったわけです。

病院の場合は、実際に熱がなければ、解熱剤などは処方しません。
例えあなたが熱があるように感じていたって、体温計では熱がなかったから。

いろいろな症状があるのに検査で何もなければ「何も異常ないです」とか、ひどい先生になると精神的な問題にしてしまいます。客観的にみて何もなかったので、あなたが何を感じていようが健康ってことですね。

あれってすごい誤解を与えていると思います。
医者が西洋医学が万能だと勘違いしている節があるので、上からあんな風に言ってるのかもしれませんが、あれ、言い方を変えたら「現時点の西洋医学の検査や僕の医学レベルではわかりません」というのが正解ですね。

だから自分に不快な症状があっても「異常ないですから何も治療できません」という風になったら、それは「異常なく健康です」ではなく「僕にはわかりません」って言ってるのと同じなので、そこでの治療はあきらめたほうがいいかもしれません。

漢方ではどちらかといえば自覚症状を重視します。
つまり、患者さんが熱があるようだと言えば、実際に体温計で熱が平熱でも、熱証という体質になっていると判断して身体に熱がこもっていると考え、余分な熱をさます漢方薬を処方します。
体温計で平熱だから「熱っぽいのは気のせい」にはしません。

体温計の温度を無視するわけではないですが、漢方では、そもそも温度が何度あるかを知りたいのではなく、熱の度合いが本人はどう感じているかを知りたいのです。
それで、本人が症状をどう自覚しているのかを聞くのですね。

しかしここで病院のような他覚的な見方と漢方のような自覚症状的な判断に利点と欠点が見えてきます。

病院の検査などは誰が検査しても基本的には変わりません。
体温計を渡す先生によって温度が変わるなんてことはないのです。

他覚的な見方は先生などによって見方が変わったりぶれたりすることがないのです。

熱があれば38℃は38℃なんですね。
患者さんや先生の考え方によって36℃になったり38℃になったりはしません。

こういった冷徹な客観性は治療をすすめていく上で利点です。
しかし欠点は検査で出ないような要素のもの以外だと途端に太刀打ちできなくなることです。

それが、いろいろな症状に苦しめられているのに現時点の化学検査で何かの異常が出なければ、精神的な問題にされたりするのです。

漢方が重視する自覚症状はこれとは逆に検査で何の異常がなくとも治療することができる点が利点です。

元々、その人が感じている自覚症状を元に体質を考えそれに対応した漢方薬を処方します。

あッ!そう言えば大半の病院の漢方って漢方薬を処方する前に体質を判断するための自覚症状を聞かないか、聞いても体質を判断できないようなレベルの少ない質問をチョコチョコするだけだから、病院の漢方に関してはまともに漢方薬を扱えるレベルにすら達していないですね。

話しは逸れましたが漢方は他覚症状よりは自覚症状を重視して漢方薬を選びます。

しかしこれには欠点もあります。
自覚症状とは自分自身が感じている症状です。

症状は人によって、それほどでない症状でもひどく悲観的に訴えたり、逆にがまん強く、症状がないかのように強がって主張しない人もいて、症状に対する価値観がいろいろなんですね。

ここが客観的な見方との違いです。
またこれに合わせて先生自身も患者さんの訴えを大袈裟に捉えたり、逆に軽くみたりとある2人の先生が1人の患者さんから症状の訴えを聞いても2人とも捉え方が簡単に変わったりします。

だから僕が思うのは漢方は症状だけを聞けばいいのではないです。
病院の検査などの客観的な他覚症状と今、実際に感じておられる自覚症状をいったり来たり、一見、関係のなさそうな症状をいろいろ聞いて、なるべく冷静なその人の本質的な症状を捉えて体質を考えていかないといけないと思うのです。

ただ漠然と「冷えてますか?」とか「疲れがひどいですか?」ではダメなんですね。
そんな単発の受け答えでは本当のところはどうなのかわかりません。

同じ症状を確認するのでも、いろいろな聞き方で症状を確認しないといけないのです。
だから、漢方を処方する先生でコミュニケーション能力に欠ける人は、それだけで漢方の治療の腕はヘタクソだと言えると思います。

「なんか、この先生苦手・・・」「なんか、この先生話しにくい・・・」
それだけで漢方治療はうまくいかないかもしれません。
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2013年12月12日

漢方は西洋医学の薬より上かもしれない件

西洋医学のお薬は即効で効いてきますが、そのほとんどが対症療法のお薬です。
対症療法とは薬の効果のある時間は症状などが、なくなったりしていますが効果の時間が切れれば症状は元通りになります。

慢性的な病気や症状だと薬を飲んだり塗ったら治って、薬が切れたら元に戻って、また飲んだり、塗ったりしたら治って・・・
と無限ループで繰り返します。
「まー、皆さん実際に経験していますよね」

それでも、薬が即効で効いてくるのは確かで急性の病気や症状だったら、結構、良かったりします。
西洋医学の薬は慢性病には太刀打ちできないと思うけど急性だと「やっぱ、西洋薬パねぇ〜」なんて思ってました。
今までは。

漢方相談をやり初めた頃は慢性病を中心に治療していました。
ま、風邪なんかは、自信あったので急性でも治療してたけど。

「風邪なら急性でも漢方薬でなんとかなるよ」とやっていましたが、うちの家族は僕の影響もあってか、大の病院、医者嫌い。

できたら、一生お世話になりたくないって感じなんです。
その流れから風邪だけでなく「いろいろな急性の治療も漢方薬で」というのが当たり前になってきていました。

特に子供ができてからは「小さい子に化学人工物を飲ますのもなぁ〜」なんて考えていたので、自然、なんでも漢方薬でという風になってきたのです。

僕自身も「化学人工物の対症療法で一時的に抑えてもなぁ〜」なんて考えなので、日々のちょっとした症状は全て漢方薬で治療していました。

急性の頭痛、下痢、吐き気や胸焼け、二日酔い、肩などの関節の痛み、蕁麻疹、やる気が出ない、疲れがとれない、ものもらい、耳鳴り、夜中に目が覚める、風邪、インフルエンザ。

家族は下痢、頭痛、ぎっくり腰、ヘルペス、膀胱炎、便秘、みずぼうそう、月経痛、水イボ、むくみ、風邪、インフルエンザ等々。

これらは、全部1、2包か、長くて3日以内に治してきています。
症状に気づいてから3日以内のものとお考えください。
だからうちは家に結構な種類の漢方薬をおいています。
後、旅行にもってく用とかもあります。

いつのまにか、3日以内の治療というのを普通にやってるのですが冷静に考えてみると今まで漠然と急性は西洋薬の方が上と思っていましたが、漢方薬も結構、やるなー!と思いました。

ちなみに4年前に原因不明の高熱で死にかけたことがあったのですが、その時も病院ははっきりと原因不明なので「点滴と解熱剤くらいしか治療がない」と言ってましたが、結局、点滴はやめて、解熱剤と漢方薬で治りました。(解熱剤は根本治療にはなっていないと思う)

そう、漢方薬は結構やる子なのです。
できる子です。
徐々に効いてくるとかウソです。

医者の中には「漢方薬は補助的なもの」みたいな位置づけで処方している人がいますが、漢方薬自体は何百種類とあり、その中には急性に使えるものから、ジワジワと効く慢性に効くものまでいろいろと取り揃えられているのですね。

漢方薬自体が「即効で効いてこない」のではなく、選ぶ人、体質を判断する人が悪いから、下手だから、急性に効かせられないのです。

これからは漢方薬が補助的な治療とか何ヶ月かたつと徐々に効いてくるといったウソを言うのをやめて「実はよくわかってないんですよ。ごめんね」と正直に言いましょう。
でないと漢方薬がかわいそう。完全な濡れ衣です。

ということで、うちでは病院にいかなくていいので気楽です。
新薬は効果があるので、あまり身体に悪いイメージがないですが、100%化学人工物!!
治療を別としてモノとして考えた時に身体にいるか、いらないかっていうと「いらない!勘弁してくれ」って方になります。だから、飲まないに越したことがありません。

新薬がダメってことじゃないですが、新薬は抗菌と解熱鎮痛くらいあれば十分じゃないかと思います。

後の新薬は結局、一時しのぎなだけで治療でなく問題の先延ばしかも。
ただし2、3日単位でなく時間単位で急速に悪くなる症状や病気は「やっぱ新薬さん、パねぇーっす」


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2013年10月01日

漢方薬の効果をアトピーを例に具体的に考えてみる。

一般的に漢方薬の効果というのは誤解されているんじゃないかと思います。
病気で悩んでいる患者さんだけでなく、その患者さんに実際に漢方薬を処方している病院や薬局の先生も含めて。

そこで、うちでよく相談するアトピーから具体的に漢方薬の効果を考えてみましょう。

アトピーの治療目的は、身体の湿疹やかゆみがなくなること。
でも漢方薬に直接、かゆみを止める効果はありません。

ここで西洋医学の治療目的を考えてみましょう。
アトピーで受診された患者さんをどう治療しようとするのか。を考えてみます。

西洋医学は基本的に原因を特定し、その原因に対して治療効果のある薬を処方します。
アトピーの場合なら、治療薬としてはステロイド剤や非ステロイド剤です。

非ステロイド剤は、ステロイドが含まれない、かゆみ止めです。
それに対して、よく使われるのはステロイド剤です。

ステロイド剤は、免疫抑制が中心となっている炎症を抑える抗炎症剤です。
湿疹は皮膚の炎症ですので、抗炎症とは湿疹とかゆみを直接抑える効果ですね。

元々、身体はステロイド剤のような抗炎症の効果のあるステロイドを自前で持っています。

病院のステロイド剤はそれを何十倍、何百倍にした人工ステロイドです。
本来なら自前のステロイドで、湿疹(皮膚の炎症)を抑えてしまうのですが、それがなんらかの原因(原因不明)で炎症が抑えられなくなって、だんだんとひどくなっていくのがアトピーです。

抗炎症のステロイドを人工的に塗る事によって強制的に炎症を抑えるのですね。
ただし、自分の身体が持っているステロイドよりも、はるかに強力な効果がなので、副作用もそれなりに強くなります。

最も、大変な副作用は、免疫抑制によって、感染系の湿疹にかかりやすくなること。
白癬菌などの菌系の湿疹はステロイドを使うことによって、よりひどくなります。
なぜなら、感染系の菌などは免疫の働きによって、抑えられますが、ステロイドはその免疫を抑えますので。他にも皮膚の透過性やらなんやらといろんな副作用がありますが、ここでは割愛します。

次の問題は外部からステロイドを長期間使っていると、自分の身体の中のステロイドは使わなくなってしまうこと。
これによって、外部のステロイドをやめると、自前のステロイドが使われないため、湿疹はよりひどくなります。

後、非ステロイド系のかゆみ止めは、うまくいけばかゆみが止まりますが、大体、効かない人が多いです。だから、ほぼ、アトピーの人は、非ステロイド系の薬からステロイド剤へと治療が変わっていきます。

簡単に言えば、ほとんどの人はステロイドを飲む、もしくは塗るということが西洋医学でのアトピーの治療です。

ステロイドで治る人は、ごく初期で治るはずなので、慢性化している人は、ステロイドの治療方法では治りずらいと考えもいいんじゃないかと思います。

そうなると「漢方薬」ってどうなんだろう?
って思いますよね。

だって、西洋医学のアトピー治療って結局、ステロイド剤、一択ですもの。

これは、僕の勝手な思い込みかもしれませんが、病院のステロイド治療の失敗から漢方薬なら治るんじゃないかと考えた人は、漢方薬もステロイドと同じように、かゆみを止める効果があって、湿疹をなくしてくれて、なおかつ、自然のものだから副作用がないという風にイメージしているのではないでしょうか?

残念ながら、漢方薬は、そんな都合の良いものではありません。
漢方薬は「副作用のないステロイド剤のような働き」ではありません。

漢方薬は治療の根元の考え方自体が違います。

冒頭でお話したように漢方薬は体質に合わせます。
じゃあ、体質って何?ってことです。

アトピーがある → 体質 ではありません。
アトピー(湿疹)は体質を形づくる一部のパーツでしかありません。

日本漢方では、体質はいくつかの「証」というものから成り立っていると考えます。
その「証」は症状と症状の組み合わせなどから成り立っています。
ちょっと、ややこしくなってきますよ。

【体質】 ← 【いくつかの証】 ← 【病気のなった期間や症状と症状の組み合わせ】

例えば。風邪の時によく飲まれる葛根湯は【表の寒証】と【表の実証】【脾胃の熱証】と【太陽病】【実証】という1つの病位と4つの証からなりたっている「体質」に合うとされています。

【表の寒証】とは悪寒、発熱、頭痛、首のこわばり、身体の痛み、関節痛、のぼせ、喉痛、鼻汁などです。
【表の実証】とは 汗をかきづらい、分泌液が少ない、硬い腫瘤、痛みを伴う発疹、鼻の詰まり などです。
【脾胃の熱証】とは 下痢などです。
【太陽病】とは 病気状態になってから初期の状態を示し。
【実証】とは それなりに強い薬を使える体力がある。ことを示します。(こんな単純ではないですがこれを書き出すとブログで書ききれないので簡略します)

これらの「証」の条件にあえば葛根湯が効果的に働く体質だということです。

漢方が難しいところはここから。
各【証】にある症状はかならず、全部が一致するわけではありません。
大体この体質なんじゃないか。と判断するのは、漢方医のセンスと経験です。マニュアルなんてりません。

また【表の実証】に「痛みを伴う発疹」という条件がありますね。
風邪にそんな症状はありません。
これは、葛根湯を風邪だけでなく、イボや炎症で腫れた状態にも使うことを示しています。

話が大分、それちゃいましたが、要するに漢方の治療目的は、アトピーの湿疹をなくすとか、かゆみを直接止める効果ではないということです。

一見、関係のない症状をそれぞれフォローし、身体が正常に働くようにしむけるのです。

これを踏まえて考えると病院などで東洋医学的な問診をとらずにアトピーなら消風散みたいな処方をしていることが、いかにマヌケな行為しているかがわかります。

そして、効果というのは、先程のいくつかの「証」を正常化していくことが「漢方薬の効果」になります。
「証」ごとに対応する効果があるので、1つの漢方薬に4つ、5つの効果があるということですね。

しかも、その効果はあくまで、予測した体質と合えば効果が発動するという条件があります。

うちでも初回は「私の漢方薬の効果って何か教えてください」って言われて、上記のように細かに説明しますが、2回目になると、漢方薬の効果が複雑すぎて、「私に合うものをみつくろってください」みたいになって、効果に対する質問はなくなることが多いです。

もちろん、毎回、お聞きいただいて結構ですが。

そんなわけで漢方薬の効果は西洋医学ような1つの問題に対する1つの効果というような単純な構造で成り立っているわけではないということですね。
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2013年09月17日

漢方薬の値段と治療効果

漢方で治療するにしろ、なんにしろ、値段が安いことは嬉しいことです。
ですが、金額の比較だけで考えると逆にとても損をしていることもあります。

日本人は経済的な観点から見るとサービスの値段や価値などを含めて考えることが苦手だと言われています。

どういうことかというと、何かを買う時にモノなどの自分の推し量りやすい見えているモノの値段だけで比較するクセがついている人が多いのです。

最近、ネットが普及するにつれ、その傾向はますます強くなっています。

例えば、食べるもの。
イタリアンなどの店を探す時にまず、どの店が安いかを探しますよね。

誰でも安くおいしいものを食べたいです。

ここで問題は、ただ、ただ値段が安いところを探すのか、違う要素も含めて値段という価値を考えるのかが問題です。

とにかく、安ければいいということで、値段の安いところは、当然、味なんて期待しちゃいけません。
店内も汚いかもしれません。
料理が盛りつけられているお皿だってどこにでもありそうなセンスの悪いものを使っている可能性もあります。
店員の態度だって洗練されていないこともあるでしょう。

でも、値段は安いです。

この時に考えなければいけないのは、自分の目的と払ってもいいお金とのバランスです。

とにかくイタリアンっぽいものをできるだけ安く食べたいのか?
おいしいイタリアンを食べたいのか?
大事な人を誘っていくので、料理の味、店内の雰囲気、食器、店員の態度などトータルで良いところを探しているのか?

自分の目的で選ぶ店も変わってきます。

その時に考えてしまうのが、安いのに料理の味、店内の雰囲気、食器、店員の態度などトータルで良いところを探すこと。

ちょっとキツイ言い方かもしれませんが、相場に対してかなり安いところに全ての要素が揃っている店なんて存在しません。
あるとしたら、それは宣伝でそう思わせているだけ。

経営は所詮、売上げがちゃんと上がらなければ潰れます。

この事は目に見えないサービスの度合いが大きくなるほど強まります。

漢方など治療でも一緒です。
漢方薬というモノが高いか安いかではありません。

漢方治療は漢方薬自体の効果ではなく、体質と合わせることによって初めて効果を発揮するので、その価値はほとんどがカウンセリングです。

漢方は4タイプのお店があると考えていただいたらいいと思います。

@ 漢方専門の病院
病院ですが、一般の西洋医学の診察などは行っていません。
漢方薬のみの治療が基本です。

保険適応で処方することができますが、保険適応にすると法律上の制約などで、自分の能力をフルに発揮できないのであえて保険適応をやめて実費で治療しています。

当たり前の話ですが、東洋医学的な診察に基づいて診断、処方します。
難点は漢方治療1本でやっている病院はほとんどありません。
見つけることが大変です。

A 漢方薬も処方する一般の病院
一般の西洋医学の診察を行いながら、漢方薬も処方してくれます。
よくある病院です。
治療の中心は西洋医学です。
漢方は西洋医学の補助的なものだと勘違いしている先生が多いです。

おかしな話ですが、東洋医学的な診察をしないで漢方薬を処方します。
要するに東洋医学的な問診などをとりません。
メーカーの資料や勉強会で得たマニュアルを元に漢方薬を処方します。

B 漢方専門の薬局などのお店
@と同じです。漢方専門のお店です。
基本はサプリメントなども治療の邪魔になるのでそれほど多くは扱っていません。
漢方薬1本で勝負です。

言うまでもないですが、東洋医学的な診察に基づいて診断、処方します。
個人店などは手取り足取り、一緒に治療していく感じです。

C 漢方薬も処方する薬局などのお店
漢方薬は処方しますが、サプリメントも加えようとします。
漢方薬のみで治療をやっていくほど東洋医学に精通していません。

先生は上辺の漢方の知識があるので、一般の方には本当に詳しいのか、知らないのかが判断しずらいです。
特徴的にはサプリメントも漢方薬と同じようにメイン治療で、すすめてくるといった感じです。

ここで誤解してはいけないのは、高い値段だから効果が高いとは限りません。
安いものにいいモノたサービスはありませんが、同じように高いモノやサービスがいいとも限りません。

先程のイタリアンではないですが、あなたの目的がどこにあるかで、どのタイプを選ぶかが変わってきます。

治るために選ぶのであれば@とBです。
相談に時間がかかり、養生などでやっていった方がいいこともアドバイスされます。
もちろん、お一人、お一人にじっくり時間をかけて相談するこのタイプのところで金額が安いところはないと思います。
ただし値段が安くないというのは、保険適応などの一番安いモノと比べての値段です。
値段の価値観に関しては先生とじっくり話して、自分の目的と値段が見合っているかを考える必要があります。

Aは治りたいけど、ギャンブルでもいいという人向けです。
このタイプの病院は先生自身が体質や漢方薬のことを理解していません。

しかし漢方薬はあてずっぽうで出していっても、中にはその体質に当たることもあります。
保険適応で値段が安いので、あてずっぽうでもいいから漢方薬をためしてみたいという目的ならばこのタイプの病院です。
ただし3ヶ月とか半年飲んでも、よくわからないからといって、不満を言ってはいけません。

初めから、あてずっぽうというサービスであることを理解して、当たるまでじっと待ちましょう。

Cのタイプはなんとなく何かに頼りたいという目的の人向けです。
高いお金を払ったり、いろいろなバリエーションのモノを飲んでいると安心するという人の目的にかなっています。

このタイプの店の先生は治療理論は怪しいですが、良くなるための説明は抜群にうまいです。
行く度になんか励まされた感じになり、モチベーションが上がることが多いです。
結果は先生が説明しているほど、ついてきません。

本格的な漢方治療の場合は、自分の体質を観察しながら先生と一緒に進めないといけない部分があります。
全面的に何かに頼りたくて、能動的に治療しようと思わない人は漢方治療には向いていません。

そういう人は、このCのタイプのお店が合います。

どちらにしても誰もが高いとか安いと感じる絶対的な値段があるわけではありません。

保険適応の漢方薬は支払う値段は安いです。
しかし、漢方のルールを無視して漢方薬を処方し治療が順調に進んでいることを確認もせずに、ただ漫然と同じ漢方薬を処方し続ける病院の値段は僕の価値観からすると、とても高いです。

だって、要は診察ではなく病院で漢方薬を販売しているだけなんだから、それだったら高いです。見えないサービスはゼロですから。

ネットで値段比較が簡単になったからこそ、見えないサービスに対してどうなのか、本来の価値観を考えてみてはいかがでしょうか。


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2013年09月04日

サプリメントで治すコツは「思い込み」

日本人は、いつのまにかサプリメントが大好きになりました。
サプリメントがアメリカから渡って来た時、当初は怪しくてキワ物系の扱いでしたが、そのうち、儲かると見るとサントリーなどの大企業が次々に参入し、より飲まれる人が増えました。

今では、どのサプリメントが良くってどのサプリメントが粗悪なものなのか?
ほとんど見分けがつかないくらい、いろいろなものが混ざったカオス状態です。

僕らのような業界の人間から見れば、どこの企業も有名人を使ったり体験談の多さでアピール!
どこも同じような方法でアピールしているので、良い物を当てることすらできない感じです。

こういったブームの中で僕ら漢方家にとって、非常に困った問題があります。
それは、サプリメントと漢方をごっちゃにされていること。

「どちらも自然のもの」
かなり広くていいかげんなカテゴリーでくくっています。
でも両者は全然、違うものです。

そこでまず、漢方とサプリメントの違いを知ってもらいたいと思います。

最も大きな違いは成分や効果ではありません。
サプリメントには医学理論がありません。

大体のサプリメントが栄養学的なことを医学的な根拠としています。
○○の成分が□□に効くみたいな。

そこには飲む人の体質などは関係ありません。

サプリメントは、本来、本当のところはどうなるかわからないけど、良いものを補充していればよくなるだろう・・・というもの。

だから、物量的に明らかに足りていないというものなら効果的です。

例えば、カップラーメンしか食べない人が青汁で野菜系のビタミンやミネラルを補給するとか、うちでもやってる、年齢が高くホルモンが減少している人の不妊症に天然の生薬由来のプラセンタを補給してもらうとか。

残念ながら病気になると何かの成分を補給するだけでは治りません。

なので、漢方薬は体質に合わせて補給することもあるし、水や熱を抜いたり、ある臓器の気を巡らせたりといろいろな方法があります。

体質に合わせた最適な方法をとるために漢方には東洋医学理論があるのです。

「ちょっと食生活が悪くって」「最近、年をとって疲れた」

はっきりとした病気の原因はないけれど、なんとな〜く体調が悪いくらいならサプリメントでも十分ですが、不妊症を克服するとか、アトピーを克服するなどのレベルになると、サプリメントでは治すための理論がないので治療の方針が立てる事ができません。

そうなると「治る人もいるし、治らない人もいる」という状態になりがちです。
すすめた当の先生も医学的根拠が乏しいので「治るかもしれない」という、あてずっぽうに頼らざるえないです。

サプリメントは、そのサプリを売りたい会社が独自で根拠になるデータをとることが多いです。
ちゃんと大学病院に何百万払ってデータをとることもあるし、誰かに飲んでもらった近所レベルの感想を並べ立てて良い根拠とする場合もあります。

サプリメントは医薬品ではないので、そこに厳格なルールはありません。
サプリを売りたい会社がどこまでやるかです。
めっちゃ、そのサプリの良さを分析してもいいし、ちょー適当でもOK!

さっき、業界人でも良いサプリを見つけるのが難しいというのは、こういう性質があるからです。

医薬品の場合は、効能効果や副作用をちゃんと出さないといけません。
何百万なんかの予算ではなく何十億レベルです。

漢方の場合は「体質や効能効果のことをどこまで考えて治療方針を立てるか」です。
病院によっては、サプリメントと変わらんようなノリで漢方薬を処方していますが、漢方は勉強しようと思えば、いくらでも医学理論を勉強でき、自分のレベルを上げていくことができます。

どちらも医学理論的な根拠をしっかりと立ててそれを方針として治療をすすめます。

サプリメントの場合は、会社が出したデータを信じるしかありません。
後、体験談ですね。

実際に医学的根拠があったのかどうかは、その利益を上げたがっているサプリの会社を信じるしかありません。

体験談だって、どこまで本当かわからないし、そこに医学的根拠はありません。
「あの人がそう言ってた」レベルです。

「信じる者は救われる」ある種の宗教レベルです。

だから、サプリメントを効かそうと思ったら、医学的理論の根拠に頼ってはいけません。

「きっと良くなるはず!!」

これがサプリメントを効かせるコツです。
実際に効くかどうかはわかりませんが。

健康維持ならサプリでいいと思いますが、治療で考えるなら、西洋医学の薬か漢方にしたほうがいいと思います。

ちなみに僕がサプリメントを治療に使わない理由があります。
それは、サプリメントは「あれに良い」「これに良い」とは言いますが「誰だったらダメなのか」「どの体質だったら合わないのか」が言えないところ。
漢方はこの体質には良いけど、反対にこの体質にはダメという理論があります。

「誰にでも良い」なんて都合の良いものは存在しないと思いますよ。


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2013年08月30日

漢方薬の副作用情報ほどあてにならないものはない。

時々、漢方薬をつくっているメーカーさんから貰う副作用情報。

どんなヤツかって言うと「ある漢方薬で新たな副作用が発見されたので、各医薬品を扱っている期間に広く告知します」ってものです。

これ、新薬だったらめっちゃ重要。

新薬は莫大なお金をかけて臨床試験をして安全性を確かめて販売していますが、それでも実践で使いはじめたら、予期せぬ副作用が出てきます。

そういう事実が発覚すれば、次には以前まで、なんかよくわからなかった副作用に注意して2次被害を防げるのですね。

こういった後から出てくる副作用って新薬ではめずらしくないです。
薬によったら、後から後から副作用報告が出てきて、薬自体の承認取り消しだってあります。

「せっかく作ったけど、テヘッ!毒薬でした!」みたいな感じですね。

業界にいるとそんなケースも聞きます。

そんな同じようなノリで漢方薬でも時々「こんな副作用があったので、今度の使用に注意してください」って告知がくるのですね。

「そっか、そんな副作用があるから、こんどから処方を気をつけないと・・・」って漢方ではなりません。

実はこれ漢方医学的には、とてもおかしいことです。
(医薬品の法律上はおかしくないのですが)

漢方は西洋医学と根本的に違います。

医薬品の副作用というのは、あらかじめ決められている効果などと違う変化や症状などが出た場合のことをいいます。
良いとされる目的の作用があって、その裏の反作用として副作用があります。

漢方薬の場合は、こういった理屈とは全く違ってきます。

漢方薬の場合の副作用は実に簡単!
「体質と合っていなければ副作用を起こす可能性」があります。
または「副作用的な症状があれば、体質と合っていないとみる」

今回の医者からの漢方薬の副作用情報は、黄連解毒湯という漢方薬が、長期服用すると腸間膜静脈硬化症を引き起こす可能性があるということ。

病院において、この漢方薬を飲んで副作用が出たかもという資料を見て、もう笑いました。
えっこれって、お笑いのネタじゃないですよね?
黄連解毒湯を10年服用って!

なんか、もう、お医者さん、おもしろすぎ!!

大体、10年も同じ処方を飲まないといけない体質なんてないです。
しかも黄連解毒湯は漢方薬の中でも比較的長期連用しない急性的な方向性で使うもの。
それに黄連解毒湯と併用している漢方薬に五苓散もあったのですが、こちらも長期連用は慎重に考えないといけない処方。

特に五苓散は体質とのミスマッチを起こしやすい漢方薬です。

大体、なぜ、黄連解毒湯の副作用とわかったのでしょうか?
10年も経って・・・
もし、最近、五苓散を併用し始めたのなら、五苓散も疑うべきだと思います。
五苓散は強い利水力を持っているので、それこそ腸に関わります。

なによりも漢方では、どんな細かな症状の変化でも、おかしいなと判断したら、漢方薬を変更します。
だから「マジメ」に漢方をやっていれば、長期連用による副作用なんて起こりっこないのです。

だって、患者さんが、なんとなく不調だって言った時点で、次の処方に変えるかどうか考えますから。
なんせ漢方薬は体質に合わせて500種類以上あります。
どんどん変えていく手があります。

なので、これって、漢方薬の副作用ではなく、無知な医師が起こした事故なんじゃないの?と思いました。それを厚生労働省を巻き込んで副作用情報って派手な茶番です。
(ま、医薬品の法的問題としては必要なんでしょうが。)

もう少し漢方の概念を勉強したほうが患者さんのためなんじゃないのと思いました。

ということで、漢方薬の場合は、副作用になった場合は、漢方薬が悪いのではありません。
選んだ先生が悪いのです。

選んだ先生が副作用の原因をつくっているのですね。

そこが新薬と全く違うところです。




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2013年08月28日

どんな病院で治療するのが自分にとって最適か?

西洋医学と東洋医学は、全然、違うものです。

医学という文字が同じなだけで、治療の根本的な考え方。
薬の考え方など、なにもかもが別物です。

そんな、全く別ものの医学も病院では、一緒のように考えているところが多いです。

どういうことかというと、西洋医学の診断で処方薬を新薬ではなく、漢方薬で処方する。
そんなデタラメな漢方処方が横行しています。

また、漢方だけでなく、西洋医学の治療を受けるに当たっても知っておかなければいけないこともあると思います。

うちに相談に来る患者さんによくあるのですが、結構、大変な病気や症状で、何件も何件も病院を変えて通っている患者さんがいらっしゃいます。

これ、実はいくら通う病院を変えてもあまり効果的でないことがあります。

西洋医学は、治療のガイドラインが決まっています。
病気を調べるための検査。
検査から診断。
診断からの投薬。

現在は、このガイドラインがほぼマニュアル化されています。
僕はうちの家族や僕が西洋医学の病院にどうしてもかからないといけない場合は「今日の治療指針」というWebサービスの会員になっているので、その医療マニュアルを徹底的に調べて、どんな検査をして、どんな診断をして、どんな投薬をするのかを頭に叩き込んでからいきます。

そんなマニュアルが誰でも勉強できる時代。
便利になりましたねぇ〜

多分、これを書くと「治療は経験だ!マニュアルは所詮、マニュアルでしかない!」なんて言い出しそうですが、残念ながら、少なくとも僕の近くの病院は全部、マニュアル通りか、ヘタすると古いマニュアル通りな感じです。

病院で診断される前から何を処方するかわかるのです。

何が言いたいかというと、西洋医学の場合は、ある程度、ガイドラインに沿って治療するようになっている医学なんです。

個人の治療方針よりもグローバルなガイドラインを優先しないといけない性質をもっているのです。
薬の効果や副作用はあらかじめ製薬会社が決めていますから。

だから、ある病院で治療がうまくいかないからといって、次の病院に変えても、大筋の検査方法や診断方法、処方する薬は変わらないのです。

よくあるパターンは前の病院の治療結果を聞いて、その時になかった新たな薬を埋めていくパターン。

要するに薬の種類が増えていくか、前の病院で出ていた薬よりも強いのだすだけ。
結局、薬がどんどん増えて、ややこしくなるだけ!ということもあります。

だから、西洋医学で病院を変える場合は、よっぽど、自分の病気に対して、それ専門だけでやってるか、病院業界の中でも変わった治療や考え方で浮いている(業界人じゃないと情報がとりずらいかもしれませんが)くらいの病院でないと、そこらの家の近くの病院だと対して、治療方法は変わりません。
ガイドラインが一緒ですからね。

せいぜい、扱っている薬のメーカーの名前が変わるくらいです。(名前が違うだけ)
自分の自宅周辺という狭い範囲での検証ですが、内科、婦人科、皮膚科、眼科、整形外科はどこもほぼ治療方法が一緒でした。

だから、西洋医学の病院で次の病院を紹介してもらう場合は、ちゃんと専門で研究をしているところかどうかを確認したほうがいいです。
でないと、ただ単に難儀な患者だから「投げる」ってこともあるかもしれません。

一方、漢方の場合もどこにいっても治療方法は一緒か?というと漢方の場合は、全然違います。

ただし、東洋医学的な問診をとらず体質判断もしないで処方するようなマニュアル処方の病院や薬局などは別です。
これらは、さっきの西洋医学の病院と同じで、どこにいってもマニュアルで処方しているだけなので、どこに行っても治療は同じです。

違うのは、ちゃんと東洋医学的な問診をして体質を判断してから漢方薬を処方しているところ。
こういったところは、治療の考え方によって、いろいろ変わります。

極端に言えば別の医学くらい変わります。

ちゃんと東洋医学的に治療している先生は、みんな独特の漢方に対する考え方をもっています。だから、先生によって処方する漢方薬や、それをどれくらい飲めばよいのかなどがバラバラなんです。
そして漢方医学理論では、それが正しい方法!

さっきのマニュアルで処方するデタラメ漢方は別として、本来の漢方は、マニュアルに沿って、処方するわけではないので、その先生の東洋医学に対する考え方や知識、経験によって変わってくるのですね。

だから、漢方の場合は、自分がなんか合わないとか、納得がいかない場合は、病院やお店を変えていったほうがいいかもしれません。

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2013年08月22日

漢方治療には科学的根拠(エビデンス)がない?

よく漢方にはエビデンスがないと批判されます。
特に西洋医学の優秀な医師から。

エビデンスとは、簡単にいうと科学的根拠のことですね。

「漢方は科学的な証拠がない!だから効果なんてあるのかないのか疑わしいっ!」
ってな感じに言われます。

実はこの感覚。
西洋医だけではありません。

一般の人は批判はしませんが「なんか怪しい・・・」と思っている人もいます。

なぜか特に男性。
漢方の効果を疑っている人は、なぜか男性が多い。
かく言う、僕も初めは漢方って、占いかなんかの眉唾ものだと思っていました。

その点、女性はすごいです。
漢方が科学的にどうなのか?なんて気にしません。

「もし、漢方治療にチャンスがあるのなら、やってみよう!」
みたいな感じです。
多分、新しいことや環境に飛び込む度胸が女性の方が男性よりもあるのだと思います。

ちょっと、話が逸れましたが、漢方にはエビデンスがないと言っている人は、そもそもの前提を間違っています。

その前提とは、漢方に医学がついているからといって科学的かどうかで考えること自体が違います。

こう書くと「ほら、ほら、漢方をやってる人って、問題をすり替えようとするし、宗教じみてるよね」って思われるかもしれませんが、まー聞いてください。

漢方が科学的でないから非科学的かというと、そんなことはありません。
これほど、科学的に捉えていこうとした医学はないと思います。

ただ、科学的、理論的な捉え方が違うのです。

漢方は科学的でないと言われる人は、大概が西洋医学的な方向の思考から考えています。

西洋医学の思考とは「何か1つの現象が何か1つの原因に起因する」という考え方。(僕の勝手な持論ですが)

だからすぐに「その漢方薬の成分は何か?」「なんの成分がどう効いたのか?」ということを問題視します。

しかし、そもそも、漢方医学自体が1つの現象を細かく細かく捉えていこうとは考えていません。

身体を全体で捉えて、その全体がどんなバランスで成り立っているのかを考えていきます。
根元の考え方が違うのですね。

漢方薬は何か1つの病気や症状を何か1つの成分で治そうとはしません。
また、その成分を増やしていって治す症状を増やしていこうとするような単純な足し算もしません。

何種類もの異なる働きをもった生薬が1つの処方となって、身体中のいろいろなところに効いていくのです。

構成されている生薬、1つをとってもいろいろな働きがあります。
何百種類、ひょっとしたら、何千種類の働きが組み合わさって身体全体を調整しようとします。
組合わさった生薬は足し算ではありません。(しつこいか・・・)

だから、漢方は非科学的に効いているのではなく、働きが複雑すぎて、現在の科学では捉えられないのです。

それに加えて、漢方薬は病名に合わせるのではなく体質に合わせます。
体質は人それぞれ違います。

2人の同じ頭痛持ちの人がいたとします。
一方の人の症状には頭痛以外に軽いめまいや胃もたれがある状態。
もう一方の人に頭痛以外に夜中のオシッコ。
このたった1つか2つの特徴的な症状が加わるだけで頭痛持ちの2人の体質は全く変わるのです。

体質が変われば、当然、選ぶ漢方薬も変わります。
同じ漢方薬で治せないのです。

この 「体質=漢方薬」 というお薬の選び方も科学的に証明する邪魔をします。
漢方薬が、その都度、その人に合わせた、それぞれの働きになるので一定して分析できないのです。

だから、非常に理論的ですが、科学的には捉えることは難しいです。

では、科学的に捉えるのは難しいから、適当な医学なのか?

そんなことはありません。
漢方は2千年前から発達してきましたが、その2千年間で一度も「西洋医学的な科学理論で捉えて治療しなさい」なんて言ってません。

現在のヘンテコな方法は、厚生労働省やツムラなどに代表される漢方薬メーカー、漢方的体質をみれない医師達が、自分たちの都合でやり始めたことです。

大昔から、漢方は漢方の理論で診断すれば、スムーズにいくようになっています。

なぜ、あれだけの漢方理論が揃っているのに、なぜ、漢方では指示したこともない西洋医学理論を無理矢理あてはめて漢方をやろうとしたり「エビデンスがない」と言っているのか・・・とても不思議です。

頭を科学でガチガチに固めないで、人間の感情や自然など、世の中のまだまだ科学で解明できない部分に目を向ければ、漢方がなんとなくみえてくるように思います。


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2013年08月09日

漢方薬の効果は量を増やせば、よく効くようになるわけじゃない!

西洋医学的な発想からいくと最も誤解しがちなのが、効果のある漢方薬や生薬の分量を増やしていけば、それだけ効果が高くなるという考え方。

これ、一般の人は、そう思っても、しょうがないと思うのですが、漢方を東洋医学理論として理解していない先生なんかも誤解していたりします。

一般にドラッグなどに売っている痛み止めなどのお薬と病院の同じような痛み止めのお薬の違いって何かご存知ですか?

全てがそうというわけじゃないですが、大体は成分濃度の違いです。

要するに病院のは濃度が濃いだけ。

人工的に作り出した新薬は、成分の濃度が濃くなるほど、作用が強くなります。

ここで、もう一つ、勘違いしてはいけないのは「良くなる効果」が強くなるわけじゃないですよ。

「作用」が強くなるのです。

例えば花粉症の鼻水を抑えてくれる薬の濃度が強いということは、鼻水を抑える力も強いですが、同じように眠くなったりボーッとしたりする症状も強くなったり、長く続いたりするということです。

作用とはそんなものですが、処方する医者側でも「濃度が強ければ治る」と単純に考えている場合があります。

中には、その西洋医学の化学的な考え方を勝手に漢方薬にあてはめている先生もいます。

もちろん、漢方では濃度が「濃い=作用が強い」になるとは限りません。

漢方薬は生薬でできています。
そして、その生薬は食べ物の延長線上にあるものです。

例えば、砂糖は脳の活動や筋肉の活動のエネルギー源になります。
それでは、この砂糖は、たくさんの量をとれば、とるほど身体は元気になると思います?

答えは・・・余計に疲れます。
体内の砂糖の濃度をどんどん濃くしても、膵臓が疲れ、血液が粘るだけです。
そして、漢方的には砂糖にも副作用がありますので、その副作用である「吐き気」が出てきます。

こういった食べ物と同じように漢方薬も2倍量飲んだりしても効果が高くなるわけじゃありません。

まず漢方薬の種類自体が体質と合っているかどうかという問題があります。
漢方は体質と合っていない漢方薬を飲むと副作用になる場合があるので、量を増やすということは、副作用を増やす、強めるということにもつながりかねません。

病院のお薬は、体質がどうであろうと、薬の成分の力で強制的に身体の働きを変えて治ったということにしますが、漢方の場合は飲む人の自然治癒力が発揮できるよう、漢方薬がお手伝いするのです。

漢方薬が無理矢理、身体の働きを変えて治そうとするわけじゃありません。

漢方薬を体質に合わせて飲まないといけないのは、この働きゆえですね。

身体のバランスを調整していく力やペースには個人差があります。

スポーツをしていて病気知らずの人は、回復させる力が強いです。
逆に大病を長い間、患っているおばあちゃんは、回復させる力が弱いです。

人それぞれの治ろうとする力の違いがあるのですね。

だから、分量も適量があります。

早く治したいからといっても、身体の回復力は早まらないのです。
病院のお薬の場合は、体質に関係なく「強制的に変化」させるので量を増やせば増やすほど、作用が強くなっていきますが、漢方の場合は、漢方薬の分量を増やしても、体質の調整する力は増えません。

だから、倍量にしたからといって2倍、速く治るわけでもないし、
2倍、効くわけでもないのですね。

それどころか、僕の治療経験では、少ない量にしたほうが劇的に効いたことが多かったです。

要は、東洋医学の大原則。
バランスなんですね。

あまり、あせって効果を期待しすぎてもいけない。
でも、1ヶ月も2ヶ月も経って、何も効果を感じないのであれば、それは体質や漢方薬の種類を考え直さないといけません。

漢方治療する場合は、あせらず、しかし着実に少しでも進んでいけるようにすることが大事だと思っています。

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2013年08月06日

別々の病気も1種類の漢方薬で一辺に治る。

漢方薬はいろいろな症状を一度に治してくれます。

西洋医学では、頭痛は鎮痛剤。
胃炎は胃腸薬。
不眠は睡眠薬。
と症状が多ければ多いほど、薬の種類も増えます。

1つの症状に対して1つのお薬です。

でも漢方薬は違います。

基本的には1つの漢方薬で、その人の持っている全部の症状を治します。
もちろん、体質のパターンによって1種類の漢方薬だけでは治らないこともありますが、かといって1つの症状に対して1つの漢方薬で治すわけではありません。

なぜ、漢方薬はいろいろな症状を1つの漢方薬で治すことができるのでしょうか?

それは、西洋医学と病気の考え方が根本的に違うからです。
西洋医学はミクロの医学です。

身体全体をみません。

頭痛は、頭の神経だけの問題として捉えます。
そして、ついでに言えば個人差も考えません。
病気の原因は量産された機械のように皆一緒と考えます。

「神経部分でどうなっているか?」を考え、強制的に痛み物質などを遮断することによって、痛みを感じなくしたりします。

漢方の場合は、「水」が原因なのか? 「血」が原因なのか? 『気』が原因なのか? 「脾」が原因なのか?人によって頭痛を起こす原因が違うので、頭痛 の原因をその人の体質を調べることによって分析します。

この時に漢方と西洋医学の違いがはっきりとします。

漢方では、頭痛を発端に体質をみますが、体質をみるためには全身の症状をみないと身体全体の状態である「体質」はわかりません。

「水」が原因の頭痛の場合は、他に夜中のオシッコがあったり、耳鳴りがあったりします。もちろん、これらの症状は人によって変わってきます。

全身のいろいろな症状を組み合わせて、それぞれの症状の関連性を考えて「体質」を考えるのです。

普通に考えればわかるのですが、僕たちは機械でできているわけではないので、何かの症状は、その部分だけの問題ではなく、かならず全身の状態と関係しているのです。

西洋医学の場合は、この時点で頭痛であれば、頭や神経の部分しかみません。
全て部分、部分で判断します。
夜中のオシッコがあれば、別で原因を考え薬を考えます。
頭痛とオシッコがつながっているとは考えません。
機械を部品ごと修理するような感覚ですね。

漢方は一見、関係のなさそうな症状と症状の関連をつなぎあわせて、それを総合的に、まとめたものをその人の体質として判断します。

そして、その1つの総合的な体質に対して1つの漢方薬を合わせます。

症状と症状を関連づけて体質を考えていますので、当然、治る時は、頭痛だけでなく、関連づけられた症状。
夜中のオシッコや耳鳴りも同時に治ってきます。

たまに漢方でも頭痛にはこの漢方薬。
不眠にはこの漢方薬。1つの症状に1つの漢方薬。みたいに処方している先生がいますが、あれは「西洋医学の1つの症状に対して1つの効果」という西洋医学の発想です。

漢方では、そんな考え方はありません。

そもそも、新薬は働きがはっきりと分かっている特定の有効成分が1つの症状に効くようになっています。

しかし漢方薬は1つの有効成分ではありません。
働きがそれぞれ違う生薬が平均8種類位で構成されているのです。

そして、その生薬の効果は1種類ではないし、その生薬が他の生薬と合わさった時の効果なども、ありますので西洋医学的な発想で1つの症状に1つの漢方薬を処方するのは、おかしいのです。

ということで漢方薬は体質を調整していくので、体質の中に含まれる症状は全て治ってきます。

だから1種類の漢方薬で不妊治療をしていて、腰痛が治ったり、アトピーの治療をしていて、慢性胃炎が治ったりします。

でもこれは「体質」を調整しているから一辺にいろいろな症状が治るのです。
なので、処方する先生が「体質」の判断を間違ったら、1つの症状すら治らないです。

そこが漢方がマニュアルでできない、僕らの悩みどころでもあり、腕の見せどころでもありますね。


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2013年07月12日

漢方治療とは治療をクリエイトデザインすること

僕はギターをやってるのですが、この間、ギターの師匠の話の中で漢方の世界と似ているな〜と思う事がありました。

師匠の話によると、音大のエリートは、ちゃんとした楽譜があると、それを完璧に弾きこなせるそうです。

優秀になればなるほど。1つも間違えずに・・・。
その音大の人と師匠がセッションする時にちゃんとした楽譜がなかったので、師匠が耳コピでとって、それを楽譜にしました。
厳密なやつではなく、なんとなくな感じのやつ。

それを元にみんなでセッションしよう!ってことになったらしいのですが、音大の人は、ちゃんとした楽譜じゃないので、どう弾いたらいいのかわからないと言われたらしいです。

師匠はいかにもなミュージシャンなので「なんとなくこんな感じでいこうよ!」って話たのですが、「よくわからない、やっぱり、ちゃんとした楽譜をください」とのこと。
いやだから・・・とその時のことを「あいつはソウルが音楽じゃない!」って話されてました。
つまり、音大の人は楽譜を元にキレイに演奏ロボのように再現する力をもっているけれども、自分で曲をクリエイトできない。それは音楽じゃない!って憤慨されていたのです。

僕は、この話を聞いた時に現在の漢方業界とよく似ているなと思いました。

西洋医学はデジタル的な理屈があって効果などを証明するエビデンスがあります。
非常に科学的で、そこに感覚的なものが入る余地はないです。

一方、漢方は科学のない時代に確立されたもの。
驚かれるかもしれませんが、実は漢方の診断方法や漢方薬を合わせる方法は2千年前にすでに確立されて現代も、その方法を元に処方することが正しい漢方治療の方法なのです。

古いから非科学的とかそんな次元ではなく、西洋医学の科学的思想と漢方は根元の考え方が違うのです。
漢方は自然との調和を目指している医学なので、アナログな感覚が多く、感覚的なものも重要になる医学です。

今、漢方薬が流行っているのか病院でも処方されるようになりました。
でも残念ながら大半の病院の漢方の方法は、メーカーから貰ったマニュアルなどを参考にして処方しているだけ。

例えば「不妊症に当帰芍薬散」とか。「アトピーに消風散」とか。
ぶっちゃけ素人でも本さえあれば処方できるレベルで病院が「漢方ができます」とか言ってます。

あらかじめ決められたことを覚えるのは優秀なお医者さんなので、おそらくマニュアルに書いてあることは完璧に覚えているでしょう。

でも、これって西洋医学のやり方です。
ガイドラインを覚えて、その手順に沿って診断、処方する。

さっきの音楽の話でいったら、音大の人は楽譜がちゃんとあるならキレイに演奏できますよっ!てやつ。

でも、漢方は西洋医学じゃないんですね。東・洋・医・学!
当たり前ですが、大半の病院が、それを混同してなんとか西洋医学にあてはめようとやってるようです。

漢方は東洋医学の理論に沿って、東洋医学の手順で漢方薬を処方しなければいけません。

科学的に漢方を解明するのもいいと思いますが、それは患者さんを治療する場ではなく、研究かなにかで勝手にやってくれ、といったところです。

漢方薬はひとりひとりの体質に合わせて選びます。
体質は皆さん違います。
マニュアルは、あくまで一例が書いてあるだけで、本来は毎回、ひとりひとりに対して、体質を考え処方を変えていかないといけないのです。

楽譜にない曲を楽譜にないニュアンスでやらなければいけないのです。
毎回、オリジナル曲の作成。

「前のアトピーの人は消風散で治ったから、今回の人も消風散でいっか!」
ブー!これは漢方では通用しません。
そんな、体質がきっちり同じ人なんかまず来ません。
西洋医学的な病名診断はアトピーかもしれませんが、東洋医学的な体質は、絶対にひとりひとり違うはず!

だから、アトピーの人それぞれに治療をデザインしていかないといけません。

新しいニュアンスの弾き方。
自分、オリジナルの作曲。

僕はWebデザインもするのですが、初めてお会いした患者さんの体質を考え、治療方針をデザインするのは、新たなデザインを考える作業に似ています。

デザインにはマニュアル的なテンプレートデザインというものがありますが、テンプレートでつくったWebサイトは、専門家でなくとも、なんか味気ない感じを受けるのですね。要するに感動がない。

勝手なこじつけかもしれませんが、漢方は西洋医学とは別物です。
どちらかというと西洋医学よりも音楽やデザイン、料理の世界の方が近いです。

だから、趣味のギターやデザイン、料理は一見、関連がなさそうですが、僕の漢方治療に役立ってくれているのではないかと思っています。


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2013年05月31日

漢方薬は効くのに3ヶ月かかるはウソ!!

前回から、自分の飲んでいる漢方薬が身体に合っているかどうかを調べる方法や考え方を書いてきました。

その時の記事では「漢方薬が誰でも1ヶ月で効いてくる」と【仮定】してお話しました。

過去記事はコチラから 自分の漢方薬が合っているかどうかを知る方法 病院編

しかし、実際は自分の飲んでいる漢方薬が合っているかどうかを調べるに当たって、最も障害になるのは、どこの期間で区切って確認するのか?

これが一番重要で、難しい問題なのです。

病院なんかでは、漢方薬は効くまでに3〜6ヶ月かかると意味不明なデマが流れています。

でも、コレ、ほんっとに不思議な話。
僕は、本好きなので、漢方関連の本も大概、読みましたが、3ヶ月かけてジワジワと漢方薬が効いてくるなんて話、どこにも載っていません。

一般の漢方知らない人やマニュアル的に処方できるように書かれているような素人向けの漢方の本は読まないので知りませんが、少なくとも専門家が読む本には、一切書いていません。

そういった専門書には、実際の治療例が載っていますが、もちろん、人によって治った期間はバラバラ。

それどころか、古い本になるほど、10日で治ったとか、7日で漢方薬の種類を変えたとか書いてあります。

どちらかというと、専門的になればなるほど、3ヶ月で効くとか悠長な話ではなく、10日とか7日とか短い期間なんですね。

ただし、短い期間で治りましたと書いてあるのではなく、短い期間で漢方薬を飲んだ後の変化をみて、続けるなり、漢方薬の種類を変えるなりしなければならないと示唆されています。

どちらにしても、漢方薬を飲んで変化が現れる期間は、人、体質によってバラバラということです。

3週間から変化が出てくる人や3ヶ月から変化が出てくる人。
現場での経験から見ると、ほんと、人それぞれ。

アトピー歴3年の人とアトピー歴30年の人だとアトピー歴3年の人のほうが早く変化が出る感じですが、体質によってはアトピー歴30年の人のほうが早く変化が出てくることもあります。

自分の飲んでいる漢方薬が合っているかどうかは、治るか、治らないじゃなく、あらかじめ、たてた症状変化の推測をもとに、みていきますよ。と前の記事で書きましたが、

じゃあ、どの期間で「変化があった」「変化がなかった」を見るのか?

処方する日数は、かならず変化が出る期間ではありません。
飲み終わったら、変化が出ますよってことではないのです。

病院やお店の都合だったり、なんとなく1ヶ月分だったり・・・。

患者さんは、無意識に飲み終わった頃に変化があるはずと思うかもしれませんが、それはこちら側の都合です。

では、どう考えればいいのか?

それは、その変化の期間も推測しておくのです。

どうやって?

本に載ってません。
先輩に教えてもらったって、それが合っている情報なのかどうかはわかりません。

期間は、自分の経験から考えるしかないのです。
数々の経験から、これくらいで変わってくるのじゃないかと。

誰かに効いた、ある漢方薬でも、それが同じ病気の人でも同じようには効きません。
アトピーの誰かが柴胡桂枝湯で治っても、病名が同じアトピーの人が同じ柴胡桂枝湯で治るかどうかはわからないのです。その人は、荊芥連翹湯で治るのかも。

体質が合っていなければ、漢方薬はウンともスンともいわないこともあるのです。

そんな状態に陥ったら、漢方薬が効かない身体ということ?

そうじゃないです。漢方薬は500種類以上あるので、あなたに合う漢方薬はきっとあるのです。
ただ、漢方医の腕が悪くて見つけられていないだけ。

そんな場合は、新たな漢方薬に変えていかないといけませんが、何の変化もなければ、どのタイミング、どの期間で変えるのでしょうか?

1ヶ月?2ヶ月?
1ヶ月、全く効いていなかった漢方薬は、そこから1週間後に変化があるかもしれない。

それだと、1週間不足したために、効いていたかもしれない漢方薬をやめることになるかもしれません。
逆もしかりで、もうちょっと、もうちょっとで効くという漢方薬は初めから合っていなくて、いくら飲んでも効かないかもしれない。

この期間も患者さんにいろいろと聞きながら、一緒に考えていかないといけないのです。

結構、長い事、同じ漢方薬を飲んでるけど、変化を感じていない人。
漢方薬が合っていない場合もあるので、処方してくれた先生に、どれくらいの
期間で、どういう症状が、どうなると考えているかを聞いたほうがいいと思います。



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2013年05月28日

ツムラが効かないからやめる!それもちがうだろ!

昔にツムラの漢方薬は効果が薄いから効かない。

そんな噂が業界で、まことしやかにあるという記事を書きました。

ツムラの漢方薬は、なぜ効かないと言われるのか? その1」はコチラ

ツムラの漢方薬が効きにくいというのは、噂だけでなく、僕自身もツムラの漢方薬を飲んでいた何人かの人にツツムラとは違うメーカーの同じ種類の漢方薬を飲んでもらって、効き方が全然違ったと言う経験があります。

後、自分なりの分析として、厚労相が決めた薬価と経営上のコストの問題、ツムラの勉強会で、ツムラを使っている医者が3倍は使ったほうがいいと公言していたこと。
なぜか、全国の離れたところの諸先生方の噂が共通してツムラは3倍量飲んだ方がいいとなっていること、その他、諸々と効果が薄いというような噂があります。

誤解されるといけないので、言っておくと、これらは漢方相談を実践でされている先生方の業界内のあくまで噂であって、真意はツムラの社長か役員クラスしか知らないと思いますよ。

それを踏まえて、今回は、それはそれで違うだろっと言う話を聞きました。
今回の主旨に似ている記事は過去にも書いているのですが、今回は、ほんと病院の漢方の捉え方ってずれてるなって話です。

ある不妊治療をしている病院ですが、患者さんは、そこで漢方薬を希望されました。

そしたら、その先生、昔はツムラの漢方薬をやってたけど、処方しても処方しても効かないから、やめたとのこと。

ここで大きな勘違いがあります。「それは違うだろっ!」

おそらく、この病院、いわゆる病名漢方というマニュアル的に処方しているところじゃないかと思います。
患者さん自身も東洋医学的な問診や説明は一切、なかったと言われているので。

何の勘違いがあるかここで考えてみましょう。
西洋医学のお薬の効果は、ある1つの症状などに対して、何かの効果があり、それが効くようになっています。

鎮痛剤なら痛みを止める。
咳止めなら咳を止める。

1つの症状が薬を飲めば良くなる。
効果が非常にわかりやすいですね。単純とも言えます。
(効果が1つとは限らない薬もありますが、おおむね単純です)

そしてこの効果は体質によって変わることはありません。
特殊な遺伝的な問題がない限り、一般的な人なら、効果は皆、同じです。
また、誰でも同じような効果が得られるようにつくられています。

ところが、漢方薬は違います。
まず、誰にでも共通した決まった効果がありません。

例えば、漢方薬で「行気」という効果がありますが、これは、気を巡らせる働きです。
この働きは、気滞といって気が滞っている人であれば、気が巡るので、良い効果となって現れますが、逆に気が漏れていたり、気が不足している人は、行気で気が巡ることによって、余計に疲れたり、ひどい症状が出てきたりします。

単純な例にしていますが、体質と漢方薬を合わせるとは、こういうことですね。

気滞の人には、行気の作用。
気が滞ってなければ行気の作用は必要ないのです。
余計なだけ。

こういった作用が1つの漢方薬で4つとか、5とか複数あります。
だから、新薬のように1つの症状に1つの作用を考えればいいのではないので、実際はもっと複雑です。

漢方薬はこのようにあらかじめ誰にでも共通して作用するものがないです。
だから、漢方薬が体質に合っていたとか、効果があったというのは、治ってから初めて確認できるのです。

初めに体質を分析して、それに漢方薬を合わせる。

初めの体質の分析もそれに合わせる漢方薬も飲む前は推測でしかないのです。

漢方処方の過程で先生が犯す間違いは2つあります。
1つは、体質の分析が間違っている。
すると、自動的にその間違った体質に合わせた漢方薬は自動的に間違っているので、効かないのです。

かしこい、あなたなら、気づきました。

そうなんです。
漢方の場合は、新薬と違って、効かない結果が出た場合、悪いのは漢方薬ではなく、それを選んだ先生の「腕」

漢方薬の場合は、誰にでも共通する効果がないから。
だから、病名だけで漢方薬を処方していたら、まず、効いたか効いていないかの判別すらできません。

それは、ラッキーに頼っているだけ。
だって、うちでも不妊症で23歳〜47歳の方が来ていますが、漢方の理論を知らないあなたでも23歳と47歳の人が同じ体質だと思います?

だからツムラの漢方薬は決して悪くないのです。
(上げたり下げたり、大変だなと思われてるかな)

もちろん、漢方薬自体の効果がもし薄ければ、効いているか?効いていないか?の判別がしずらいので、やりにくいですが・・・

でも、それより最も重要なのは、体質の診断力。
次にその体質に最適な漢方薬を合わせる能力。
そして、漢方薬が合っているかどうかを見極める能力。

そういった理由から「漢方薬」が効かないということはあり得ない。

ツムラだって業界の噂的に言えば、効果は薄いんでしょうが、ないわけじゃない。

仮にその先生が、漢方の事に詳しくて、ちゃんと腕があって、それで漢方薬を扱っているのであれば、効果の高い漢方薬を探せばいいだけのこと。

漢方薬が効かなければ、まず疑うのは自分の漢方の「腕」

どのメーカーさんの漢方薬であれ、漢方薬全般を指して効かないという人は、自ら「私は漢方の事を知りません」と言ってるようなものですよ。

「漢方薬」をバカにしたら漢方治療は始まりません。
まず、バカにするのは自分の漢方の腕!
それを何度も乗り越えて漢方の腕が上がっていくのだと思います。

posted by 華陀 at 20:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする