2013年04月11日

漢方薬の効果をもう少しわかりやすく説明してみる。

前回の漢方薬の効果が後で自分で読み返してみて、結構、意味不明なので、もうちょっとわかりやすく書いてみようと思います。

「結局、わからんわっ!」ってなるかもしれませんが、漢方って基本的には東洋医学の基礎知識がないと理解不能だということをご了承ください。

自分の飲んでる漢方薬はどんな効果なのか?
気になるところですね。

病院のお薬の効果は複雑ではないです。

例えば鎮痛剤は痛みを認識させる発痛物質というものを薬の効果で作られないようにします。抗生物質は、細菌を殺す。排卵誘発剤は、性腺刺激ホルモンを刺激してホルモン分泌を促進します。

基本的には1つのお薬は1つの効果。
また、体質の違いで薬の効果は変わりません。

実に単純、専門用語がなければ、小学生でもわかるメカニズムです。

一方、漢方薬はというと、効果に4種類のカテゴリーがあります。
漢方薬は、いくつかの生薬からつくられています。

例えば「当帰芍薬散」という処方は「当帰」「芍薬」「川芎」「白朮」「茯苓」「澤瀉」という6種類の生薬から成り立っています。

カテゴリー1の効果は、生薬を組み合わせた漢方薬全体としての効果。
当帰芍薬散の効果には「補血」「駆お血」「利水」「補虚」「血証の精神症状の調整」があります

「なんだこれ、聞いた事ないし、わかわからんわっ」ってなるかもしれませんが、漢方薬は東洋医学理論をもとにつくられているお薬なので、西洋医学は一切関係ありません。

漢方理論を知らない病院で説明している当帰芍薬散が黄体ホルモンを活性かするとかいうのは、当帰芍薬散の効果ではなく「漢方薬を勝手に西洋医学的に見たらこんな効果だと思います」ってことを正に勝手に言ってるだけ。

なので、効果は全て東洋医学理論に基づいたものになります。

この記事では、漢方薬の効果は西洋医学的な考えは関係ないということを伝えたいので、1つずつの効果がどんなものなのかは、ここでは割愛します。

次にカテゴリー2の効果は、生薬1つずつの効果。
「当帰」の効果は「温中」「補血」「行血」「潤腸」「生肌肉」があります。
「芍薬」の効果は「緩和」「利水」「行血」があります。
「川芎」の効果は「温中」「止痛」「行気」「行血」があります。
「白朮」の効果は「利水」「除熱」「除湿」「補脾」があります。
「茯苓」の効果は「利水」「除湿」「補脾」「補気」があります。
「澤瀉」の効果は「利水」「除湿」「清熱」があります。

ここでちょっと、ややこしくなりそうですが、「利水」とか「除湿」とか、生薬どうしで効果が被ってますね。

これは、厳密には、同じ効果ではなく、効果の強さや効く場所が変わってきます。
「利水」は身体の余分な水を出していく効果ですが、ある生薬は特に胃内の水を出したり、ある生薬は身体の表面の水を出したりします。
また、体力が強い人ならほどよく水を出すけど体力がない人だと脱水になるとか、体質とのマッチングの違いなどもあります。

効果だけで見ると「利水」ですが、利水の中にも、いろいろな効果にわかれます。
これを言い出すとかなり長くなるというか本になっちゃうので、ここではザックリと「利水」としときます。

効果のカテゴリー3は、生薬と生薬の組み合わせの効果。

当帰と芍薬は合わさることで芍薬が当帰の「温中」と「補血」の効果を高めます。
白朮と茯苓は合わさることでより胃腸系の水の「利水」の効果となります。
澤瀉はやや強めの利水剤なので、白朮+茯苓の「利水」の効果を高めます。

効果のカテゴリー4は方意としての効果。
当帰芍薬散、全体の効果としてと似ていますが、その漢方薬がフォローしているおおまかな方向性の効果です。

当帰芍薬散は、身体の余分な水を排出する「利水」系の生薬が半分で、もう半分は四物湯という血を補う原方(原典的原始処方)が元になっています。

だから、体質に合わせることを考える時に四物湯の効果としても必要かどうかを考える場合もあるのですね。

当帰芍薬散の効果は、この4つカテゴリー、全てです。
「当帰芍薬散の効果を教えてください」って質問には、この効果全部が答えです。

ただ、漢方薬は、この効果全部で治しますというわけではありません。

当帰芍薬散は、これだけの効果を秘めています。
それに対して、患者さんの体質を分析し、この効果が一番最適なのか、どうかを考えて、選んでいくのですね。

体質によっては「花粉症などで余分な水が溢れてて、身体は冷えというよりも、のぼせや上半身の熱感があって」となってくれば、これだけの効果でもどれもあてはまらなくなってきます。

当帰芍薬散の効果は、4つのカテゴリー全部を利用するのではなく、体質によって、利用する効果を選ぶともいえます。

ちょっとややこしいかな。

ま、強引にまとめると西洋医学のような感覚の効果はないし、同じ漢方薬が人によって効果が変わってしまうということです。

だから「当帰芍薬散はホルモンを活性化する〜」とかは、たまたま、その人の体質にあった結果論でしかないということです。
当帰芍薬散の効果じゃないよ、先生!

あっ、後、どんな体質だったらどんな副作用が出るかみたいなのもわかるようになっているのですが、それ書き出したら終わらないのでやめときます。

ちなみに当帰芍薬散で胃もたれなどが出たら、身体に合ってませんよーーーー。


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2013年04月09日

医者ですら誤解している漢方薬の効果を解明してみる

漢方薬を飲み始めるにあたって気になるのは、その効果ですね。

みんな、西洋医学の考え方が無意識にベースになっているので、病院の薬と同じように何か決まった効果があるのではないかと思い、こういった質問をされます。

しかし、この効果というのがクセモノで、漢方薬には、病院の薬のような感覚の効果はありません。

みんなが思っているのは、病院の薬のような●●成分が、どこの臓器にどう効くのか?みたいなことを期待されていることが多いです。

病院の薬に限らず、サプリメントも●●成分が●●の働きをして・・・と言ったような効果の説明が多いので、漢方薬も同じように考えてしまうのでしょう。

しかーし!漢方薬の効果というのは、そういったものではありません。

漢方薬は同じ種類の処方でも、合わせる体質によって効果が異なります。

あっ、ここでちょっと注意していただきたいことがあります。
漢方には、現在3つの大きな流派があります。

1つは、ほとんどの病院や薬局がやっている流派である中医学。
近代中国医学とも言えます。

2つ目は、古方。
2千年前からの伝統的な東洋医学理論にのっとって行う治療です。

3つ目は日本漢方。
僕がやってる流派です。
ベースは古方で、それにプラス日本独特の風土や気候、気質を考えて、日本人のために考えだされた医学です。これは古方とは仲間で、日本漢方も伝統的漢方と言えます。

中医学は、一度、伝統的漢方がなくなり、その後、学校教育用につくられた医学で、まだ何十年の歴史です。

東洋医学の理論もその時に近代的なものに作り替えられたので、漢方薬の効果などの説明や考え方は西洋医学的です。

なので、この記事でいってる漢方薬の効果のお話は、中医学は関係ないです。

話が、かなーーーり、横道にそれましたが、漢方では、1つの漢方薬の効果が、どんな体質の人でも共通しているということはないです。

漢方薬は複数の生薬で構成されています。

例えば「葛根湯」なら「葛根」「麻黄」「桂枝」「芍薬」「大棗」「甘草」「生姜」の7種類。

7種類の生薬は、みんなそれぞれ効果が違います。
おまけに組み合わせによっても効果が変わってきます。
もひとつ、おまけに1つずつの生薬の時は効果が違いますが、それらが合わさった全体の効果も変わります。

その効果を、僕は1つずつの生薬の効果を配分しながら考えるときもあるし、それらが合わさった組み合わせの効果で見る時もあるし、全体が合わさった、総合的な効果で見る時もあります。

効果の捉え方は、体質によって考えます。

葛根湯は、基本の東洋医学的な効果が「発表させる」「表寒を温める」「表の実証に対応する」「脾胃の熱証を清熱する」(総合的な効果です。他に生薬単位や生薬の組み合わせ単位の効果もあります)

この基本効果がありますが、これはどんな人にも、この効果ではないです。
(ここは簡単に説明できません。基本効果が合わせる体質によって変わると考えてください)

「発表」させる効果とは、汗などで病邪を発散させる働き。

「表寒を温める」というのは、身体表面を温める働きです。これには、ただ温めるというだけでなく、温めることによって滞っている体表の水や血を巡らせるという働きも含まれます。

「表の実証に対応する」というのは、実という病邪をつぶしたり、通したりして、身体の表面の緊張を解いていくというものです。
厳密には違いますが、これを理解しようと思ったら、漢方理論の虚実を理解していないといけないので、今回は簡単に説明します。

「脾胃の熱証を清熱する」とは、消化器内にたまった熱をとりさっていくというものです。

基本的効果はこんな感じです。
どうでしょうか?これが漢方薬の効果です。
漢方は東洋医学の理論で使われていて、西洋医学とは一切関係がないので、実際の効果の説明はこんな感じになるのですね。

不妊治療の病院で当帰芍薬散はホルモンを活性化させるとか、補中益気湯が精子の運動率を上げるとか漢方と関係のないワケのわからないことを説明している医者がいますが、あれは、その漢方薬と体質がたまたま合った人の「結果」がそうなったというだけで、漢方薬の効果ではありません。

それぞれの漢方薬はグループごとに別れていて、同グループの漢方薬は先ほどのような基本的な効果が、どれも似通っています。

漢方薬ごとに効果が全く変わっていくわけではないのですね。

なので、複数ある効果の微妙な特徴の差をみながら体質と合わせていきます。ま、この話はかなり高度な戦略理論になってくるので、全ての効果で治していくわけじゃないと思ってください。

先ほどの基本的な効果は同時に、その体質を現しています。

だから、漢方薬の効果は誰にでも平等に同じ効果ではなく、その効果に合う体質であれば、効果として働くということです。

ややこしいですが、要するにさっきの葛根湯の効果は、葛根湯の合う体質でなかった場合、「効果はなし」です。

漢方薬の効果は、「体質と合えば」という前提がかならずつきますよ。


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2013年04月02日

漢方薬は効かなかった時もそこから得られるものがある。

漢方薬は「効くか?」「効かないか?」の2つの選択肢で飲むものではありません。
ここんとこが、かなり誤解されてる・・・。

そして、病院や薬局自体が勘違いか知識がないのか、わかりませんが、西洋医医学の薬と同じように考えて効果の「あるなし」で処方しているところが、ほとんどなので、業界自体が患者さんに漢方医学を誤解させてしまっています。

病院のお薬は、どんな効果があるのかが飲む前から決まっていますが、漢方薬は飲む前から効果は決まっていません。

例えば、頭痛に効く「鎮痛剤」は、誰が飲んでも、どんな体質の人が飲んでも、効果は「鎮痛」で痛みをなくす効果です。

漢方の場合は、頭痛を治すために処方する漢方薬は「体質」によって種類が変わります。

水毒という水の巡りの問題で頭痛になっている人。
月経時に強い頭痛に襲われる人。
気が巡らない気滞が原因んで頭痛という症状が出ている人。
など、頭痛1つとっても、いろいろな体質の人がいます。

漢方では、それらの人、全員、一緒くたに「鎮痛」して痛みを抑えるのではなく、
水毒の人なら水を巡らせる漢方薬。
月経時の問題なら血の巡らせる漢方薬。
気が巡らないなら気を巡らせる漢方薬。
をそれぞれの体質に合わせて体質を調整した結果「頭痛」という症状をなくしていきます。

実際は「頭痛」という症状だけに合わせるのではなく、身体全体の症状や状態をみて、総合的に見つつ、主に水の巡りが悪いとか、血の巡りが悪いとか、気が巡らないとかを判断します。

このように漢方薬は「痛み → 薬で痛みを止める」といったような単純な働きではないのですね。
「体質を頭痛がなくなる方向に向かわせる」といったほうがよいでしょうか。

だから、漢方の場合は「飲む前から体質に合っている」とわかることはあり得ません。

「僕が考え出した漢方薬を飲んだら症状が治った。 → 治ったから考え出した漢方薬が合っていた」となるんですね。

体質と合っていない場合は、悲しいくらいに効きません。
つまり、違う人でめちゃっくちゃ効いた漢方薬でも体質が違えば「自分には全く効かなかった」ということもあります。

そのために漢方は、病名や症状をあてはめていって漢方薬を選ぶのではなく、過去の病気や現在の症状、自分を取り巻く状況など、いろいろなことから今の体質を分析するのです。

ものすごーく詳しく分析しても、当たらないときもあります。
漢方薬の効果は、結局は結果論なので。現実はキビシーです。

じゃあ、効かなかったら、もうダメなのか?

そんなことはありません。
はじめに東洋医学的な体質の診断がされていて、今後の治療方針が考えられていれば、はじめに選んだ漢方薬が効かなくても、次に違う種類の漢方薬に変更することによって、治療の一歩を再び進めることができます。

全くの変化がないということはありません。
例えば、病院や薬局でやっているマニュアル的な病名や症状をあてはめて漢方薬を選んだ場合、言い方を変えれば、マニュアルまかせのあてずっぽうなので、目的の病気や症状が「治ったか?」「治らないか?」の2択になります。なので、細かな変化を見る事ができません。

最初に体質を判断し、治療方針を立てていれば、変化がなかった症状、変化があった症状を見直して、次の一手を打つ事ができます。
より詳しくみて、飲んだ漢方薬の後の変化を踏まえて、次の体質を考えていくのですね。

「この漢方薬、効かなかったな〜」ってなっても、次に進めていけます。

ただ、先ほどのマニュアル的に選んでいる場合は、治らないからといって、いろいろな漢方薬に変えていっても、やってることは毎回同じです。

元の体質判断や治療方針がないので、何と比べて「よかったか?」「悪かったか?」を考えることができないので、毎回、「治った、治らない」で次々に適当に漢方薬をためしていくだけになります。

それでも漢方薬自体は、いいものなので、ラッキーで体質とマッチングすることもあります。
でもそれは、狙ってではなく、ただ運がよかっただけ。

ルーレットと一緒ですね。
そんな先生は「なぜ、治ったのか?」「なぜ治らなかったのか?」は永遠にわかりません。

漢方薬は、どんな体質にでも共通する効果がなく、合わせる体質によって効果が変化するので、漢方医学理論の詳しい先生と毎回、話し合いながら一歩、一歩、治していくものです。

東洋医学的体質の診断なく、今後の治療プランのないものは、漢方ではなく、漢方薬を商品として買ってるだけだと思います。


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2013年01月29日

漢方薬の効能効果はネットで調べても意味がない(うちに関しては)

うちの患者さんで、よく質問してくださる方がいます。
僕が書いている最近のブログは結構、その方に答えたものや、そこからヒントを得たものを元に書いていることが多いです。

僕自身が漢方でわからないことに答えようとすると、嫁さんから「それって学術的すぎて誰もそこまで小難しいの求めてないで!」って言われちゃいます。

なので、その方からの質問は「なるほど、そういった点が疑問なんだな」と逆に勉強になったりしてます。

いつもありがとうございます。

他の方も「漢方ってなんなの?」って素朴な疑問から、
「病院でこんな漢方薬飲んでるけど、全然よくならないのどうして?」っていう具体的なのまで、なんでもご質問くださいね。

わからないことは、友人の外科医やサプリのメーカー、医薬品のメーカーの人などにも聞いたりして調べて、できるだけお答えします。

さて、さて、前置きだけで長くなりました。
「えっ今からなの!?」って言わないで読んでね。

うちで漢方薬をお渡ししたときに皆さんよく、その漢方薬はどんな働きなのかを調べるようです。

何を飲んでいるのか?
どんな効果があるのか?

それを知る事は安心にもつながるだろうし理解も深まると思います。

しかし、それでも言わせていただきますと、

うちで治療されている方は「漢方薬の効能効果は調べても意味がない」です。

なぜなら漢方薬は、効能効果で選んだり、飲んだりするものではないから。

大半の漢方を処方している病院や薬局は体質(日本漢方では証、中医学なら弁証論治)を分析できません。

なので、どうしても西洋医学と一緒の発想で漢方薬を考えて処方します。

「この漢方薬は何の成分がどの臓器に効くのか?」

病院の先生ですら一般素人の方と一緒の発想なんですね。
当帰芍薬散が【ホルモン】を活性化するといったような漢方理論とは全く関係ない意味不明な説明とかがそうですね。

そして、大半の先生が、そんなですから、ネットで出回ってる情報も検索しやすく調べやすいものは、どうしてもそんな西洋医学チックな、わかりやすい漢方薬の説明が多いです。

本来なら、体質を分析してから、その体質を整えるものが、あなたにあった漢方薬なので、効果なんてないのです。

また漢方薬は症状を当てはめて選ぶものだと思われている方やそんな病院の先生もいます。

この方法は、どこから出てきたのか知りませんが、漢方薬は症状を合てはめていくものではありません。(と言いながら僕も初心者の頃はそんなやり方でした)

例えば婦人科でよく使う処方のグループ
当帰芍薬散、温経湯、桂枝茯苓丸、人参湯、六君子湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、呉茱萸湯、桃核承気湯、加味逍遙散、四物湯、柴胡桂枝乾姜湯などですが、

これらには全て月経が不順、手足が冷える、肩こり、頭痛がする、疲れやすいなどの症状が共通してます。
細かくみていけばもっと共通している症状があると思います。

しかも、現実で考えれば女性に冷えのことや肩こりのことなんて聞けば十中八九、ありますとお答えになります。

症状だけをあてはめて選べるのは、実はいろいろな種類の漢方薬のことを知らないからできるのです。

漢方を東洋医学理論的にあまり知らない一般の方や理論を理解できない病院や薬局は、元々、深く理解している漢方薬のレパートリーが少ないです。(一般の方は知る必要がないですね)

レパートリーが少なければ迷うことがないですから、症状を当てはめることは簡単です。
だって、3種類から当てはめて考えるのと11種類から当てはめていって考えるのでは難易度が全然違いますね。
その少ないレパートリーから、あたかもピッタリのを見つけたように思うのです。(少ないパイの中からなのに)

僕が漢方の修行をし始めた頃も当然、それほど漢方薬のこともわかっていなかったので、症状をあてはめていって選び、「やったー!ピッタリのを見つけたッ!」って勘違いをしていました。

そこから、師匠に本物の漢方家になるのなら、とにかくいろいろな種類の漢方薬を深く知りなさいと言われ、いろいろな漢方薬を知っていくと、ある壁にぶつかりました。

今考えたら初級を抜ける壁ですね。

たくさんの漢方薬を深く知った場合、症状だけをあてはめると、どの漢方薬も合っているような気がする・・・。

結構、この初級の壁はきつかったですね。
なんせ体質を判断しようと思ったら、漢方薬の事だけでなく東洋医学理論がわからないといけないので。

なので、ネットなどにあるものや、なんちゃって漢方をやってる病院の説明は、あなたも漢方薬を体験してみようって感じで初心者、初回限定です。

だから、うちの治療に関しては調べても意味ないです。
調べるなら、うちの店にある本のような、読んでもチンプンカンプンなもので調べないといけません。

時々、見せると「何が書いてあるのかサッパリわかりません。とりあえず全部、漢字ですね」って言われます。

それと、うちで体質によっては桂枝茯苓丸と八味丸の2種類を飲んでもらったり、何かの処方プラスいくつかの生薬を組み合わせたりしますが、これも単純に2つ、3つが合わさった効果ではないです。

その時の体質や状況によって東洋医学的に判断して、その人独自の処方を考えています。

そんな訳でネットなどで調べて「えー合ってなさそう」「なんか違うやん」って思ったときはうちでは当たり前なので僕に直接聞いてくださいね。
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2012年11月13日

ツムラの漢方薬が効かない!わけじゃないというか・・・

曖昧なタイトルです。
最後まで読んでもらえれば、
「なるほどッだからこのタイトル」と思ってもらえると思います。

以前に「ツムラの漢方薬は、なぜ効かないと言われるのか?」というブログを書いたところ、
「だからツムラの漢方薬はずっと飲んでるのに効かなかったのか」とおっしゃられる方がたくさんいらっしゃいました。

そのご意見を聞いていると、どうも、ちょっと誤解されている部分もあるなと思って、
今回のブログを書く事にしました。

ツムラの漢方薬が効かないと業界内で言われるのは、漢方薬自体の質が悪いんじゃないか、それは、これこれこういう理由でと書きましたが(詳しくはコチラを読んでください)漢方は物がいいとか悪いとかだけではないんです。

病院のお薬などは効果のある成分がたくさん入っているからとか、よいサプリメントは原料を上質のものを使ってるから効果が違いますッ!みたいな話があります。

もちろん、漢方薬も構成されているのは、生薬なので、生薬の質が高いほど、効果がよいと考えられます。
だから品質をケチってるのではないかと思われるツムラの漢方薬は業界内では、
よく効かないと言われていると書いたのですね。

ところが、漢方では品質の良さは二の次なんです。

最も重要なのは・・・

「体質にあった漢方薬を選んでいるかどうか」

漢方は一人一人の細かな体質を分析し、その体質に合わせて漢方薬を選びます。
だから500種類以上あるのですね。
漢方薬の数は人の体質の数みたいなものです。

漢方の場合は、誰が飲んでも変わらない効果というものは設定されていません。
合わせる体質によって効果も変わるともいえるのです。

だから、体質とあっていないと漢方薬は全然効きません。
詳しくは 漢方薬は選び方を間違えたら全く効かないこともある を読んでみてください。

そーなんです。
例え世界最高級の生薬を使った漢方薬を使っても、先生が体質の分析を見誤り、更に漢方薬を間違って選択すれば全く効きません。(ちなみに体質を見誤ることを漢方では「誤治」その誤治で選んだ漢方薬で更に体質が悪くなることを「壊病」といって昔から本に書いてあります)

品質のよい漢方薬とは、プロスポーツ選手が使う道具みたいなものです。

一流のプロの選手は一流の道具を使います。
ゴルフのクラブ、野球のバットやグローブ、サッカーのスパイク。

一流の選手は、上質のものを使って更に良い成績を残しますが、かといって三流の道具を使うと全く結果は出せないかというとそんなことはありません。

ベストは出ませんが、やはり一級品の技を披露します。

逆に腕のない人は、いくら最高級の道具を使っても豚に真珠。

かえって、プロの道具が邪魔になります。
実際、品質のいい漢方薬は、効果がシャープなので、副作用も半端じゃないです。
体質を見誤れば、副作用も大変です。
誤治壊病の知識がなければ、修正不可能な場合もあります。

一番大事なのは、「漢方の腕」だということです。

ツムラといえば病院の漢方薬ですが、大半の病院の先生は、漢方を基礎からしっかりと勉強していない人が多いです。漢方薬は知ってるけど、東洋医学は知らないという状態。

漢方をやっているといっても、ツムラのセミナーに参加したり、ツムラなどのメーカーからもらった臨床例読んだり、病名や症状をあてはめてマニュアル的に選ぶ漢方薬を覚えているだけで、
体質判断や東洋医学的な治療戦略なんか組めません。
興味あれば、漢方薬は、症状をあわせるだけ?を読んでみて下さい。

つまり
「だからツムラの漢方薬はずっと飲んでるのに効かなかったのか」
と感じておられる方の中には、

漢方薬の品質の善し悪しだけでなく「漢方の腕が悪い先生が選んだ」という、
ダブルパンチの可能性もあります。

実際、僕は修行時代にツムラの漢方薬を使っていたことがあります。
もちろん、病名や症状をあてはめるのではなく、漢方理論に基づいて、しっかりと体質を選び、東洋医学的治療戦略をたててやってました。

その時はツムラの漢方薬でも治ってはいましたよ。
確かに今、自分で選んでいる漢方薬よりは、時間がかかったり、分量を3倍にしたりといった工夫は必要でしたが、それでもそれなりに結果は出てました。

漢方は漢方薬の品質よりも、まずは「漢方の腕」です。
漢方の腕を上げるには知識も必須ですが、それよりも大事なのは「経験・センス・感覚」です。

いろいろ漢方の知識を知っていれば治るわけではありません。

そして、残念なことに大半の病院は、漢方をやっているといっても、病名・症状をあてはめるマニュアル式漢方です。処方薬としては使っていますが、漢方を東洋医学としては理解していない先生が多いです。
posted by 華陀 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月18日

漢方薬を体質にあわせるってどういうこと?

漢方薬はあなたの体質にあわせて選びます。

大半の病院は、病名だけ聞いて、マニュアル見て漢方薬を処方します。
そのマニュアルはツムラさんなんかのメーカーがつくってます。

皆さん、治療といったら病院なんで、この病名漢方(漢方家の間こう呼んでる)が漢方薬の選び方なんだと思っていることが多いようです。

もちろん、そんな漢方薬の選び方なんて漢方の医学理論にはありません。
あれは、メーカーが漢方を本格的に勉強しなくても医者が処方できるように勝手につくったものです。

薬を処方するのに本格的に勉強する気がないのもいかがなものかと思うですが・・・

それはおいといて、では、本来の漢方薬を体質にあわせて選ぶとはどういうことなのでしょうか?

漢方薬は西洋医学と根本的に考えが違います。当たり前ですが。

西洋医学は薬の有効成分に効果があり、それが、痛みを抑えたり、気管支を拡張したりしますが、漢方薬は、なんかの有効成分が含まれていて、その成分にしたがって選ぶわけではありません。

これも医者で勘違いしている例ですが、当帰芍薬散は、ホルモンを活性化させる成分があるから飲むのではありません。

漢方では、身体は温かさと冷たさ、流れたり、留まったりのバランスを取りながら健康を保っていると考えられています。

ある人は、足が冷えるけど、逆に足が火照ってたまらない人もいるのですね。
例えば、アトピーで悩んでいる人でも、女性で湿疹からはジュクジュク汁が出て、身体全体が冷えやすく、体力がない人もいれば、同じアトピー湿疹を持っていても、男性で湿疹は乾燥して、出血し、身体が火照ってのぼせやすく、体力は普通という方もいらっしゃいます。

ちょっと話が飛びますが、この状態を見ても、アトピーだったら消風散と決めつけるのはあり得ないですね。

つまり、さっきの状態、簡単にいえば、同じアトピー湿疹でも寒系(冷える系)の体質の人と熱系(火照る系)の体質の人、正反対の体質の人がいます。(詳しくなればみぞおちから上は熱で腰から下は寒などもあります)

そして、漢方薬を体質にあわせるというのは、寒系(冷える系)の体質の人には、温めることが中心の漢方薬を選ぶのです。
そうすれば、冷えと熱で中和され、寒も熱もバランスのとれた中庸という状態になります。

では、アトピーの人に効くからといって、この同じ漢方薬を熱系(火照る系)の体質の人に処方したらどうなるでしょうか?

湿疹は熱を持って乾燥、出血している人です。そこから更に漢方薬で熱をいれるのです。
当然、ひどくなります。

体質と漢方薬をあわせるとはこういうことです。

病名だけで選んだり、症状だけで選んだりしちゃいけないのは、こういうことだったんですね。

ところで、漢方は一番最初に陰陽の法則を学びます。

白と黒の魂が重なり合ったみたいなマークですね。

陰陽は漢方治療の原則といってもいいと思います。

月と太陽、火と水、巡ると留まる、世の中正反対でバランスと保っている。
その正反対はどっちがよくてどっちが悪いということはないです。

要は、バランスを考えるのが漢方ですね。


posted by 華陀 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月09日

本物の漢方と偽物の漢方

このブログでは、よく病院の漢方薬の選び方は偽物だとか、漢方薬局の大半が漢方薬の選び方をわかっていないとか言ってます。

この記事から読んだ人は、「あんた、何様のつもりなんだ」と言われそうなので、なぜそう考えるのかを理論的に詳しく説明したいと思います。

ここで理論を説明する前に漢方というか僕の治療の考え方を先に知っておいてもらいたいです。

最も大事なのは、漢方だろうが、西洋医学だろうが、治らないと意味がないということです。
逆に言えば、すごく漢方に詳しく、理論的にも何の矛盾がなくても、治らなければ何の意味もないと考えています。実践が最も大事、そしてそれを支える理論ですね。この両輪が必要です。


さて、僕が、ブログで「偽物漢方」と呼んでいるのは、

@「漢方の問診」をとらずに病名だけで選ぶ漢方薬。(病院・薬局)

A症状だけをあてはめて選ぶ漢方薬。(病院・薬局)

B体質の説明ではなく、五行や東洋医学理論の概念の説明をして、すすめる漢方薬。(薬局)

C「●●の人によい」みたいな勝手に買わせる漢方薬。(ドラッグ・ネットショップ)


ざっくりと4つです。

この4つの方法には、共通したことがあります。

それは、どれも「体質をみていない」ことです。

ここで偽物漢方と本物漢方の定義を考えてみましょう。

例えば、病院の診断や治療は「西洋医学の理論」をもとに行われます。
そのために6年間、医学知識を身につけて医者になるのですね。

まさか、医者が自分で勝手に考えた医学理論や東洋医学の考え方で診断し、西洋のお薬を処方するような、そんなチグハグなことはしないでしょう。そんな勝手な診断をしたらヘタしたら医師法違反か何かで捕まるかもしれません。

漢方も漢方薬を選ぶ際には、東洋医学の理論で体質を判断し、それに見合った漢方薬を選びます。

ところが、本格的な漢方をしていない病院は、西洋医学の診断や病名に勝手に漢方薬をあてはめて選びます。

東洋医学と西洋医学は、発達した地域も歴史も全然違うので、共通点なんて何1つありません。しかも西洋医学の病気という概念は漢方の理論が確立してから1800年後につくられているのです。

たまに医者で、西洋医学でいろいろな事がわかってきたので、漢方でも現在の病気にあてはめても良い、と大きな勘違いをしている先生がいらっしゃいますが、これこそ、漢方の理論がわかっていない意見です。

東洋医学理論を勉強すれば、元の考え方やルールが違うことがわかります。
この例えが適切かわかりませんが、「野球とサッカーは同じ球技だ。だからサッカーの考え方で野球はできる」と言っているようなもので、むちゃくちゃです。

僕は、外科医に西洋医学を教えてもらいましたし、プログラムなども好きなので、どちらかというと科学的、論理的思考なので、西洋医学は好きです。

体質を考える時も現在、診断されている病名やその病気の西洋医学的病理を参考にします。
しかし、それは、「あくまで参考にするだけ」です。

病院にかかっていて、病名がはっきりしているからといって、病名で漢方は選びません。
だって、病名は体質を現していませんから。

例え、病名で考えることがあっても、まずは、「基本の漢方の診断方法で漢方的な体質を判断」した上でそれに西洋医学の病名を加味して考えるというのが正しい考え方だと思います。

ということで、偽物漢方か本物漢方かの定義は、

「ちゃんと漢方の理論に基づいて漢方薬を選んでいるかどうか」
だと考えます。

僕は、病院の方向けのツムラの勉強会に何回か参加しました。
そこでみた感じでは、病院の先生は明らかに○○病に○○漢方薬というパターンを勉強?しているだけで漢方理論のことは一切勉強していませんでした。

また、講演の後の先生方の質問を聞いていれば素人同然の質問をしていて、患者さんとの違いは、マニュアルを持っているか持っていないくらいしかありません。

ところが、そんな先生方の病院のホームページを見ると、どっかの教科書からパクッってきたような難しい漢方の理論の事が書いてあるのです。
だから、そういった誤摩化しをする病院は偽物漢方だと思います。

症状をあてはめて漢方薬を選ぶことも厳密には間違いです。
漢方は症状をあてはめるのではなく、症状から漢方的な体質を考え、その体質に合わせるのです。

漢方を少ししか、かじった事のない人は、自分が知っている漢方薬が少ないので、症状をあてはめていけば、少ない種類の漢方薬の中から選ぶ事ができます。

でも知っている漢方薬が数百種類になってくると、症状だけで見ると似ている漢方薬がたくさんあるのです。

また、すべての症状があてはまることは、滅多にありません。
ある症状はあてはまっても、ある症状はあてはまらない。
それは、違う漢方薬でも言えることで、さっきとあてはまる症状とあてはまらない症状が違ってくるだけです。

そうなると、どの漢方薬も「当てはまる症状と当てはまらない症状がある」という状態になってどれも選べません。

だから、症状を参考に病理を考え、体質を考えるのですね。
症状だけで選ぶのは偽物です。

漢方の五行論や自然理論みたいな説明をして、「だから漢方薬は身体にいいのです」などの営業トークで説得して漢方薬をすすめているお店がありますが、これは論外ですね。

病名や症状で選ぶ努力すらしていません。
ただ、漢方薬を物として販売しているだけですね。

ドラッグやネットショップなどの自分でセルフで買う漢方薬。
これは今までの説明で言うまでもないですね。

漢方は体質をみなけければ意味がありません。

漢方薬で儲けたいメーカーが考えた「冷えによい!」などの宣伝文句はメーカーサイドの宣伝なだけで、自分の体質にあっているかどうかは別問題です。

自分でセルフで購入する場合は少なくとも、病名、症状を当てはめるのでない、体質を判断できる人しか意味がないです。
もちろん、たまたま、当たることがあると思いますが、それではラッキーかどうかの運だめしになりますね。

ちなみに僕は、自分で体質を判断できますが、ドラッグやネットショップなどの安い漢方薬は買いませんし、扱いません。
だって、吉野家の牛肉が最高級だと思っていないのと一緒で、激安でいい物なわけないですから。

ということで、僕が考える偽物漢方と本物漢方の違いは、単純です。

「漢方の医学理論にのっとって病理を考え、体質を判断し、それにあわせた漢方薬を選ぶ」
またできたら「その上で、西洋医学の検査数値や病名、新薬の服薬も考慮する」

のが本物で、それ以外のなんとか簡単に漢方薬を売ろうとするのは偽物ですね。


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2012年03月09日

漢方薬をどれくらい続ければ効果が出るを詳しく語る

「漢方薬ってどれくらいの期間飲めば治りますか?」
よくこういった質問を受けます。

前回にもこういったことに対してい記事を書きましたが、今回はもうちょっと詳しく説明します。


世間一般では、3ヵ月位、6ヶ月位から効いてくるというようなウソが当たり前になっています。

漢方薬は500種類以上ある。

漢方薬は、漢方薬の役割自体がその人のあう体質を示しています。

例えば、葛根湯は、発熱、悪寒、頭痛があって、背中の後ろがこわばるもの、鼻水が垂れるというよりは、詰まる方。

これが、葛根湯のあう体質の人であって、この症状を治すのが葛根湯です。

こんな感じで、漢方薬それぞれがいろいろな体質の人にあうようになっている。

つまり、いろいろな性質の漢方薬がある中で、全部ひっくるめて、3ヵ月で効いてくるとか、6ヶ月で効いてくるとかはあり得ないです。

ちなみにさっきの葛根湯の症状なら、この症状はいわゆる風邪です。

風邪なので、当然、漢方薬が効いてくるのが3ヵ月かかるなら、風邪に葛根湯を飲む意味がないです。

それと、その漢方薬が、あなたの体質とあっているかどうかも関わってきます。

漢方薬がどれくらいの期間で効いてくるかは?

@体質(病気)と、それにあわせた漢方薬の種類によって変わってくる。

A体質と漢方薬があっていなければ、どれだけ飲んでも効かないので、その場合は、永遠に飲みつづけることになる。

この2つの要素が関わります。

ただし、よほど、体力がなくなっている消耗性の疾患でない限りは、症状が変化してくるのは、2週間くらい。

その後、漢方薬をやめても再発しなくなるまでの体質になるには、目安になる期間はありません。

当店では、逐一、体質の変化をみながら、いち早く、漢方薬に頼らなくてもよくなるようにみています。


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2011年12月14日

漢方薬は作用が穏やかで副作用がない←???

「漢方薬はじっくりと効いてくるから・・・」

「漢方薬は自然でやさしいお薬だから・・・」

患者さんが病院でうけた漢方の説明です。

病院のWebサイトでもよくこんなことがよく書いてあります。

まーそんな風に誤解するよね。
実際、僕も漢方を本格的に勉強する前はそう思ってました。


ん、ちょっと待てよ。


僕が漢方薬のことを何も知らずに勉強し始めた時、最初に思ったのが、

「へー漢方って1服、2服で効くんだ」
というのと、
「漢方薬を1週間飲んだだけで体質とあってないと、とんでもない副作用を起こすんだな」
ということ。

それから、自分の家族に漢方薬を処方してみて、それは確信に変わりました。

特に子供なんて、すごい短い期間でよかったり、悪かったり、、、

えーーーっ

ということは、「漢方薬はじっくりと効いてくるから」とか言ってる人って、

「実は僕、漢方の事よく知らないんです」って言ってるのと同じですね。


前に患者さんによい漢方薬の病院やお店ってどう見分けたらいいですか?
って聞かれたことがあります。

考えてみたら、この質問したらいいんですね。


「先生は、私に処方した漢方薬でどれくらいの期間で効いてくるとお考えですか?」

実は効いてくる期間は体質と漢方薬ごとに変わってきます。
でも、一律3ヵ月とか6ヶ月とか説明されたら・・・

そこは行かないほうがいいですね。


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2010年08月13日

健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その3


健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その1

健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その2


前の話はこっちです。

そして、続き

健康食品は、食品って書いてあるくらいですから、食べ物の由来のものです。

つまり、もともとは、食べ物のものをエキスにして錠剤などにしているのです。

食べ物出身だから、当然、そこには、薬性があります。

ナスみたいにね。

だから、『自然の食べ物だから、誰でも心配なく飲めますよっ』
っていうのは、漢方的にはウソになります。

身体が冷えている人が、身体を冷やす寒のものはダメだし、例え、冷え症でも36℃になるような猛暑が続く夏に冷やす寒のものを飲み続けるのは、いかがなものでしょう。

そう、健康食品と言えども自分の体質とその時の季節の状態にあわせてやらないとベストな健康食品とはいえないのです。

もちろん、漢方薬にくらべたら、薬ではないので、体質にあってないからといって、すんごい副作用が出るわけではないですが、それでも、大量の食べ物をエキスにしてるので、やっぱり体質や季節にあっていなければ、やっぱりよくない。

ということで、ずっと、同じ健康食品を飲み続けて健康になるのはむずかしいのです。



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2010年08月09日

健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その2

続きです。

前回の健康食品は飲み続けることでよくなるの!?その1 はこちら

漢方の考えでは、食べ物には薬性とも考えられる性質があるんです。

例えば、ナスは、寒という冷やす性質があり、降という気などをおろす作用があります。

この薬性からいけば、当然、食べていいのは、夏
そう、あっつい夏です。
もしくは、夏の暑さで熱が身体にこもっちゃった人!

あっついから、寒で冷やす。
う〜ん、漢方って単純だけど素敵な考えですね。

そして、降なんで、のぼせや口内炎など、熱と気が身体の上のほうに上がっちゃった人。

なすが、降の性質なんで、これもさげてくれたら、症状がなくなって、うれしい感じになります。

じゃあ、ナスがダメな人。
というか、全面的にダメな人っていうのはないので、どんな時にダメか?

それは・・・

ことわざの「秋ナスは嫁に食わすなっ」

これですっ

そう、嫁という嫁はダメです。
ってウソです。

ほんとは、身体が冷えてる人。

そして、このことわざの意味は秋になって涼しい季節になったら、子宮とかを冷やすと妊娠に関わるから、これから妊娠する人は、控えた方がいぃよっていう親心ですな。

つまり、体質で食べれないときもあるし、季節によって食べれないときもある。
ということ。

そして、本題の健康食品・・・・

またまた続きます。
健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その3

今、飲んでいる健康食品のことなんかも相談にのります!
もちろん、漢方のことも、漢方相談はこちらから




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2010年08月04日

健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その1


昔、昔、まだ、漢方薬を知らない頃の僕。

健康食品をいろいろと組み合わせれば、病気が治せると思っていた時がありました。

あの頃は、どの健康食品なら、飲み続けることができて、なおかつ、身体をどんどん健康にしてくれるのかを考え、結構、いろいろな健康食品を飲んでいました。

今、漢方でいろんな病気を治療していて、時には補助として健康食品を使っています。

お店には、自分の知識や経験から厳選した健康食品を揃えていますが、どれだったら、飲み続ければいいのかわかりません。

というのも、青汁以外は、どれも、それなりに体質を選ぶからです。

その時の僕の体質にあっていればいいですけれど、その時の状況によって体質が微妙に変わっていくので、同じ健康食品を飲み続けても体調を整えてくれないのです。

この前よかった健康食品が、今は、なんとなく体質にあっていない感じがしたり・・・

健康にするはずの健康食品でなんでこんなことが起こるのか!?

それは・・・

続きます。

続きはこちら
健康食品は飲み続けることでよくなるのか!? その2

漢方は不妊症を自然妊娠に導く治療です。
一度、漢方の事を聞いてみたいという方はこちら!!




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2010年07月15日

脅しと提案


新しい不妊症の方の相談でした。

うちのお店に来る前に相談薬局さんで、不妊相談したらしくその時のお話を聞いて、ちょっとひどいなぁ〜と思った話です。

不妊の状態はいろいろと大変な状態で、そのことを相談したとのこと。
最終的に、タンポポ茶と酵素関連の健康食品、それにイソフラボンの健康食品の3つの組合せで1ヶ月3万円位だったらしいです。

うちでは、基本的には、1種類1つの漢方処方で治療しますが、漢方は1つの処方の中に、7,8種類の生薬で組み合わされているので、いくつかの健康食品を組み合わせる方法もわからなくもないです。
ただ、健康食品の組合せは、漢方処方と違ってバラバラなので、どうしても割高になりますが・・・

問題は、この後、

すすめられていた健康食品の組合せを一度、考えさせてもらおうとしていたら、先生から『不妊症で年なんだ

から、最低でもこの組合せ(3万円位)の健康食品が必要ですよ』と言われたとのこと。

これは、大きな誤解を生んでしまいますね。
まるで、年齢が高いとたくさんの健康食品(高いお金)が必要みたいな言い方です。

別にたくさんの健康食品を飲んだからって子供が授かる可能性があがるわけではありません。
『身体にいいものをたくさん飲むほど、身体にいぃ』なんて、そんな単純じゃありません。要はバランスです。

多分、そのお店では、身体にいい健康食品をたくさん飲めば飲むほど、妊娠しやすいと思っているんでしょうか??
それはそのお店の考え方で、漢方的には関係ありません。

1つの漢方薬は、何種類からの生薬で構成されています。
生薬は、食べ物と非常に近い存在です。湿疹の漢方薬でゴマが含まれているものもあるくらいです。

健康食品も詳しくみていけば、1つの食べ物のエキスなので、漢方薬の仲間になります。

漢方処方の生薬の組合せは、2千年間の経験の中で決められています。
通常は、自分達の浅はかな知識で変更することは、ほとんどありません。

健康食品なんて、最近はやりだしたものなので、「これで妊娠する!」なんてはっきりした理論なんてないに等しいのです。

なので、年なんだから「たくさんの健康食品がいる」なんてことないです。
そのお店が、そう決めているだけ。


うちでも、漢方薬にプラス補助的な健康食品を1つ足すこともありますが、ほとんどは、漢方薬1種類のみです。
漢方薬のみでも十分、妊娠されている方がいらっしゃいます。

ある程度、病院の治療を続けられて来た方に「お金をかけなくちゃ子供ができないよ」と言うのは、治療提案ではなく、脅しじゃないかと思ってしまいました。


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2008年10月16日

漢方治療でできないこと

「えッ漢方で治すってそういうことなんですかッ」


と相談で来られた方に言われました。

どういうことか言いますと、漢方薬でも治すのは、気になっている症状だけと思
っておられたみたいですふらふら

「じゃあ、漢方では、めまいや夜中に目が覚めて眠れないようなことも治ってくるんですか?」と聞かれたので

眼鏡「治ってくるというか漢方の場合、他の症状も治ってこないと蕁麻疹は治りません」と説明しました。

そこでハッと気づきました。

次項有新薬では、喉の痛みを抑えるお薬を飲んで夜中に眠れるようにはなりません。

また睡眠薬で喉の痛みはなくなりません。

そうなんです。

漢方はある特定の○○の症状を治す
のではなく
○○の症状がある元となる証(体質)を健康な状態に戻す
ことが治療です。

確かに漢方薬の中にも風邪の初期に葛根湯とか、痛みに芍薬甘草湯、急性のきつい下痢に甘草瀉心湯など、その症状にはコレ!
といったような感覚で処方することもあります。
(ただいずれの処方も全く違う症状にも使いますが・・・)

漢方では、全身のバランスがとれてくる = 全身にある症状がとれてくる

でないと肝心の症状も治らないのですもうやだ〜(悲しい顔)

次項有逆に蕁麻疹だけ出ないようにして”夜中に眠れない”症状は治さないでくれといわれてもできません。

この場合、夜中に眠れるようにならなければ、蕁麻疹が出なくなる体質にはなれないのです。どちらかというと夜中に眠れるようにならない場合は、漢方薬が間違っている可能性もあるのです。

ひらめきただし、まれに合病、兼病といって2つの体質が重なっている場合があり、この場合は、それぞれの体質に対して漢方薬が必要な場合もあります。

例えば新薬で高血圧の方に処方する血管拡張剤で血管を拡張し、血圧だけは下がったけど、夜中のオシッコはあいかわらず毎日ある。

といったような血圧だけに対しての部分的な治療は漢方では逆に難しいです。



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2008年10月14日

漢方薬を安易に変更する恐さ その2

漢方薬を安易に変更する恐さ その1 からの続きです。


変更した場合、先ほどの壊病という新たな悪い体質が加わってややこしくなる危険がありますが、もっと危険なのが、安易に変えてしまった過去の漢方薬の中に、よくなるはずの漢方薬があったかもしれないことですふらふら

変更する場合は、基本的に同じ漢方薬を選ぶことがないでしょうから、飲み続ければよくなったかもしれない漢方薬には、2度と出会う可能性がないのですたらーっ(汗)
そうなると何種類、漢方薬をかえていっても、もう自分にあった漢方薬を飲む事がないかもしれませんもうやだ〜(悲しい顔)

最後の特徴は現在、使っている漢方薬で大丈夫だと考えることです。
漢方薬は、人工合成のものではありません。
生薬なので、品質が一定しません。食べ物に近いものなので漢方薬名が同じでもメーカーさんによって効きが異なりますあせあせ(飛び散る汗)

以前、難聴のご相談で、同じ漢方薬名でメーカーさんだけをを変更すると効きすぎて、元のメーカーさんに戻したところ、どんどんよくなっていったこともあります。
効果が高い、強い、ことがかならずしもよいこととは限らないのです。
結局、東洋医学はバランスです。

こういったバラつきも漢方です。
このバラつきも自分自身で経験し、使いこなす必要があるのです。

次項有1つのメーカーのエキス剤や生薬しか知らないとこの変化がわかりません。

ちなみに○ムラさんは、品質を一定にするため、成分分析を行い成分分量などを安定させるよう努力されてますが、商売的、事なかれ的な企業のための安全性にとっては正解だと思いますが、漢方の観点から考えて、どうなんでしょう。

たくさん変更されてきた方に僕はよくこうアドバイスします。

次項有『重要なのは、この漢方薬だったら当り!ではなく、処方された方になぜ、その漢方薬を選んだのか西洋医学的な診断ではなく東洋医学的診断(八綱、三陰三陽、気血水、臓腑、病因、五行などの診断基準)をお聞きし、治療方針を聞いてください』
※ただし、西洋医学的な診断は漢方診断の参考にはなります。つまり、西洋、東洋の2つの分析があるといいです。

東洋医学的診断が曖昧がだから、初めに選んだ漢方薬を変更しちゃうんです。
初めに選んだ漢方薬でスパッと治ればいいですが、少しづつ治ってきた場合などは漢方薬がわかったってあまり意味がありません。

ひらめき僕のところでは、漢方薬を飲まれて変化がなかった場合、@から優先的に順番に考えていきます。

@分量を減らす、または増やす。
A漢方薬名は同じでメーカーだけを変えてみる。
B壊病になった可能性が高いと判断すれば最低5日位は一切飲まない。
C基準処方は、そのままで他の漢方薬をつけたす。
D変方する。

1つの処方を変更するのにこの5つのことは考えないといけません。

僕は経験上、分量は増やすより減らしたほうがうまくいったケースが多かったです。


眼鏡以前、喘息でセキがひどかった方に漢方薬をお渡ししたところ、3日目にセキがもっとひどくなりました。

漢方薬を変更することも検討しましたが、診断基準に照らし合わせても変更す
る必要はないと判断し、一気に1/4量(適当に考えた分量ではありません)にしました。
すると変更した次の日からどんどんよくなっていったのですぴかぴか(新しい)

まさに漢方は体質にあわせるですね。


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2008年10月11日

漢方薬を安易に変更する恐さ その1

うちに相談にこられる方は、以前にどこかで漢方薬を飲まれていたことがある方が多いです。

最近、相談に来られた方に聞いたんですが、通っておられた病院で処方された漢方薬は3年間で、なんと13処方(13種類の漢方薬)も変更されていました。
ふらふら

前に、【自分で選んだ漢方薬って効くの?】を書きましたが、病院に通ってても、こんなことがあるんだなぁーとびっくりしました。

漢方では、変方(漢方薬を変更すること)がありますが、そう、簡単に変方はできません。あせあせ(飛び散る汗)

なぜなら、漢方薬には誤って漢方薬を飲み続けた結果、新たな病的体質になる壊病と呼ばれるものがあるからです。

もともと、病的体質があって、それにプラス壊病が重なるともう、何が効いていて何が効いていないのかわからなくなります。

なかには、壊病のリスクを知らないで、出してれば、いつか当るひらめきだろうと思っている方もいるみたいです。

ただし、変方にもよい変方があります。
体質にあわせて漢方薬を飲んでいくということは、よくなってくると体質がよ
い状態に変わってくるということです。グッド(上向き矢印)

ですから、体質がよくなってくれば、それにあわせた漢方薬が必要になります。
その場合は、変方することによってどんどんよい体質に変わっていくのです。
しかし、この場合も次項有誤った診断による壊病のリスクはつきまといます。もうやだ〜(悲しい顔)

せっかく、よくなりはじめていたのに漢方薬を変えて一気に体調が悪くなったexclamationといったようなことにもなりかねません。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

次項有漢方薬をコロコロ変える方には特徴があります。
まず、東洋医学的診断(八綱、三陰三陽、気血水、臓腑、病因、五行などの診断)を考えないで、ほぼ症状だけで漢方薬を選択すると、患者さんの訴える症状が変わるたびに漢方薬がかわります。

次項有漢方は、確かに症状を重要なデータとして扱いますが、その症状も一過性なのか、もともとの体質と深い関係があるのかなど患者さんの聞いた症状をそのまま鵜呑みにしてもうまくいきません。ふらふら

漢方的分析に照らし合わせて訴えられた症状を取捨選択する必要があるのです。
ですから、前に書いたように素人の方では、どの症状は捨てて、どの症状は取り上げて考える必要があるのか、わからないのです。


また、漢方薬の治療期間をわかっていない方もよく変更します。
風邪に葛根湯を飲むのであれば、3日すぎて治らなければ、すぐに柴胡桂枝湯とか香蘇散とか体質に応じて漢方薬を変更しなければいけません。

反対に慢性疲労で補中益気湯を飲まれている方が1ヶ月でやめてしまっては、よかったのか悪かったのかがわかりません。バッド(下向き矢印)

この場合、かならずしも、自分が気にしている部分からよくなるとは限りませ
ん。ひらめき例えば、『アトピーの方がステロイドを使えば、かゆみが止まる』ように、はっきりと効果がわかりますが、漢方の場合は、体質によってかゆみが止まってくる場合もあれば、『かいても出血しなくなる。』『かゆみはあるけど下痢しなくなった』とか漢方の知識がなければ、本当によくなってるのかわからない場合もあります。

こういったように症状だけをあてにしていると治療経過が見えないのです。

結果、『効いてないから変更する』となります。どんっ(衝撃)


続きの 漢方薬を安易に変更する恐さ その2 はコチラ 

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2008年08月29日

自分んで選んだ漢方薬って効くの? その2

自分んで選んだ漢方薬って効くの? その1はコチラ

ここからは、僕の独断と偏見もあるので、そう思って読んでください。

西洋医学は、基本の考え方が局所攻撃排除です。
そして、どちらかというと外科的治療が得意です。

もともと発展したのは、戦争においての外科的手術や感染症の駆逐です。
ですから今もどんな病気に対しても「やっつけろ!」というのがスローガンで
す。

西洋医学は
次項有細菌による病気の治療は殺菌で、良い菌も悪い菌も皆殺し
とか
次項有胃酸が出て胃痛がするんだったら、胃酸を止めろーッ
次項有頭痛も痛みを伝達する物質自体、止めちゃえーッ

次項有子宮筋腫なんかも大きくなりすぎたら、子宮全部とっちゃえーッ
よーし全部なくなってスッキリしたぞ!

といった調子でイケイケです。

一方、東洋医学は基本の考え方が、和合・調節です。
どちらかというと慢性的で内科的な治療が得意です。
というか外科的手術という手段はありまん。

漢方も流派の中には、麻酔の湯を飲ませて手術をした記述がありますが、基本的には、手術=切り刻むと考えます。

もともとの発展は、民間から発生した治療法と考えられます。
それが、学問となり、当時の宮廷医学としてもとりいれられ、じっくり時間をかけて今に至っています。目

一般的な漢方薬の考え方は、

新薬=早く効く・副作用がある。
漢方薬=穏やかに効く・副作用が少ない。

位にしか、思われていませんが、実は考え方が違います。

漢方医学では、
次項有細菌による病気の治療は、少し弱ってしまった良い菌を力づけてあげ
れば、悪い菌とバランスがとれて悪い菌が悪さをしなくなると考えます。
また

パスワード胃酸が、ですぎて胃痛がするにしても、冷えという原因からきてるのか、熱という原因からきてるのか考え、その悪い影響を中和するようにお薬を処方します。

次項有子宮筋腫も人間の身体で切り取っていいものなんかないと考えるので、筋腫が小さくなるよう少しづつ出血しないように古血をとりのぞきます。

漢方では、病気だと判断できるデータである症状を悪いものとは捉えません。
身体が悪くなりつつある信号を出していると捉えるのです。

西洋医学では、強い力で、とっちゃったり、とめっちゃたりしたら、何が悪かったのか全然、わからないので、症状だけ止めたまま、原因ほったらかしといった状況にもなりかねません。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

つまり、西洋医学でいってる病気の原因とは、症状のメカニズムを生理学的に説明しているだけで、痛みという信号を身体が出すようになった本来の原因を一緒に考えてくれるわけじゃありません。

かといって、西洋医学の方が、ダメといってるわけじゃありませんよ。
要はほぼ、正反対の考え方をもった医学の得て不得てを場面に応じて使い分けるのがよいと思っているのです。ひらめき

一部の病院では、西洋医学の考え方のまま、漢方薬を処方していたり、(通院しているまわりの患者さんがみんな同じ漢方薬とか))←エーッと思われるでしょうが、実際にあるのです。ふらふら

漢方薬の成分を分析して、成分を主体に漢方薬を選んだりと野球のルールでサッカーしてるみたいな方もいらっしゃるのです。
(成分分析⇒有効成分の抽出、有効利用は新薬の考え方です。)

なんだかんだとその3に続く〜

自分で選んだ漢方薬って効くの? その3 はコチラ


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2008年08月27日

自分んで選んだ漢方薬って効くの? その1

不妊症の続きは、いつなんだ〜とお叱りを受けそうですが、「フフフ」思いついたことを書くのも、このブログの特徴です。キスマーク

最近、相談で、思ったのですが、自分自身で漢方薬を選んで飲まれる方が多くなったなと思いました。

それと、はやってるのか、この前、聞いた話では、病院のドクターが漢方の勉強会くらいでしか勉強したことないのに、漢方書片手に漢方を処方することが多いらしいです。バッド(下向き矢印)

なんか、一般の方にも浸透しているのは、いいことなんですが、漢方も医学として、すんごい、なめられてるなと思いました。

ま〜確かに漢方するために、かならず高学歴で超難関の国家試験ビルを受けるわけじゃないんで、実力主義が大切と言いながら、学歴社会から抜けることのできない日本じゃしょうがないかな、と思うのですが・・・

漢方は東洋医学と言い換えてもいいのですが、4000年前から存在しています。
多くの病院などが基本にしている西洋医学は、日本では、明治あたりから正式な医学として発達してきました。

つまり、医学の歴史のほとんどは、漢方なんです。
西洋は違いますけど・・・

徳川家康が漢方の達人で自分の病気を治していたことは、有名ですが、悲しいなと思うのは、方は西洋医学より↓みたいな認識があることです。

2つの医学は、どっちが上とか下とかじゃありません

ひらめきどっちも病気を治療していく考え方が、まったく違うのです。ひらめき


う〜んちょこっとだけ書くつもりが長くなりそうなんで次回に続きます。

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2006年05月22日

漢方の考え方【気・血・水】の【水】

漢方医学は西洋医学とは違う独特の考え方があります。
その中でも【気・血・水】は漢方医学の根本となる考え方です。

前回の【血】からの続き今回は【水】のお話

水のことを津液(しんえき)ともよびます。
身体の中の水に関するもの全体を指します。その中には唾液・胃液・涙・汗
ども含まれます。

水の役割はずばり!
身体に潤いを与えることです。
肌や鼻などの粘膜、関節や内臓まで含まれます。end

津液は血と同様に経脈を流れています。
水の流れが悪くなるといたるところで水の流れのつまりを起こし、関節の痛みやめまいを引き起こします。

水の流れが長い間とどこっていると湿というネバネバしたイメージのものに変
わり関節の痛みやめまいなどの症状もきつくなります。

この水が身体におよぼす問題を水毒とよびます。明日から、めまいで困っている方に言ってみましょう。
「それは水毒が原因じゃない!」


イライラや血行不良など熱の状態を引き起こす状態が続くと水は蒸発し燥とい
う状態になり、肌が乾燥したり、喉がかわいたり、乾いた咳をしたりするよう
になります。

水毒の証(体質)であればよけいな水を身体の外にだしていく生薬を用います。
茯苓や白朮などが水毒をとりさるお薬です。

今まで紹介した気・血・水で体質をみていくことを気血水弁証といいます。
これも体質を判断していく1つの方法です。

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2006年05月17日

漢方の考え方【気・血・水】の【血】

漢方医学は西洋医学とは違う独特の考え方があります。
その中でも【気・血・水】は漢方医学の根本となる考え方です。

前回の【気】からの続き【血】のお話

血液といってもいいと思います。
血液は西洋医学的には、身体中に酸素を運ぶ赤血球が含まれます。
その他、血液の中には栄養成分の血漿が含まれます。
免疫も血液の中に含まれ身体中を巡っています。

血液は、全身の細胞のエネルギーのもととなるものです。

中医学的にはやや捉え方が異なってきます。
血は全身を栄養する働きをもっていて精神活動をささえる物質です。

眼鏡人体を構成する基本的物質で西洋医学的な赤血球や血漿、免疫などと細かくわけては考えていません。

漢方的な血の働きは全身を栄養することと乾燥しないよう潤すことです。血の問題は、減ってしまうことと、巡らないことです。

血の量が少ないことを血虚とよびます。
貧血やめまい、疲れやすい、肌が乾燥するなどが血虚の症状となります。
精神的活動にもかかわり、血が少なくなると物忘れやうつっぽくなったりしま
す。

血が巡らないとオ血とよばれいろいろな症状を引き起こします。
生理痛や高血圧がその影響です。

血虚の場合は、血を補います。
オ血の場合は血をめぐるように促します。

血を補う生薬は当帰です。
オ血の場合は紅花などです。

体質を血虚と判断した場合、当帰などが配合されている処方を考えます。
体質をオ血と判断した場合、紅花や牡丹皮などが配合されている処方を考えま
す。


こんな感じでその方の体質にあったお薬をあわせていきます。

もちろん血だけの判断ではなく気もみていかないといけません!


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