2017年10月05日

漢方薬で根本治療するための最初の方法

週刊新潮の記事でマニュアルかつステレオタイプ的にしか仕事ができない医者を糾弾していましたがツムラの病名漢方マニュアルやそれらのマニュアルを使っていた医者に限らず、漢方薬局も含めて、体質(証)をちゃんと判断して治療方針を考えて漢方薬を使うことができる先生なんて、そもそもほんの数%しか存在してません。

大概は西洋医学の病名マニュアルか、症状を2,3あてはめるだけ、もしくは訴える症状ごとに漢方薬を当て物のようにあてはめて選んでいます。

そして漢方の説明は五行論や瘀血タイプ、気滞タイプなど、またお得意のマニュアル的なパターンのはめこみで説明します。

漢方薬を西洋医学の薬を補助する副作用のない薬。
ひどいのになると、なんとなく飲み続ければ根本的に治る魔法の薬みたいに考えている人がいます。

漢方薬を処方している当の医者も素人と同じようにこんな間隔で処方したりするので、始末が悪いです。

西洋医学は「薬自体に頼って飲んでさえいれば治る」みたいな、ある種、他人任せのファンタジーな治療だと思います。根本的に治るまでのイメージもメカニズムもエビデンスもないからです。

実際に現場でも医者も患者さんも「薬の成分がどうにかしてくれる」という、ちっぽけで単純な治療理念にすがって治療しているように僕にはみえます。

漢方治療や根本治療の場合は有効成分がどうとか、漢方薬という薬自体が主役ではありません。
西洋医学的な感じだと薬が主役なので漢方薬もそう考えがちですが、漢方薬というのは根本治療の1つの方法にしかすぎないです。

薬の成分がどうとかこうとかではなく、漢方では「どうやって治すか?」という「治療」に対する考え方自体が重要なのです。

西洋医学の薬は外部から人工的な有効成分を体内に入れて、無理やり症状が起こらないようにします。

自分でどうにかできなくなったものを外部の成分が一定時間だけ肩代わりしてくれます。
その成分は症状が起こらないようにする成分なので、薬を飲めば症状は消えます。

しかし、これは外部の薬の成分が働いて薬が体内にある数時間限定で、あくまで一時的に働いてくれているだけなので、数時間すれば、元の病気の状態に戻ります。

これが西洋医学の治療の考え方。治療理念ですね。
簡単に言えば根本治療には、程遠い「症状や状態のごまかし」です。
もちろん、そのゴマカシが必要な時もあるので、悪いというわけではないですが、実は必要な場面が皆さんが考えているよりもはるかに少ないです。

漢方の場合は症状自体を消すことを目的にしていません。もちろん最終的には症状もなくなりますが。

体質をみないで漢方薬を処方している先生は、この辺を大きく勘違いしていると思いますが。

漢方においては「症状」とは体内のいろいろな臓器や組織の連携や働きのバランスが崩れた結果、警告として知らせていると考えます。

ですので、西洋医学のようにただ単に症状を薬の成分で消しても何の意味もないのです。
症状が即座に消えれば、確かに嬉しいですが、症状のみ消すことを目的にしてしまったら、体内のアンバランスが見つけられなくなり根本的に治ることはありません。

漢方の治療理念は実に単純で「大自然の中で生きているものは大自然の流れに沿うことが最も悪くならない方法である」という考えです。

そして自然は循環と一定のリズムで巡っています。
単純ですが、地球で生きていくなら理にかなっていますね。

漢方は自然の営みと体内の営みは大なり小なりの違いはあれど同じものだと考えました。
同じというのは、全く何もかも同一ということではなく、自然も体も一定のリズムを保つために全体の調和をはかる営みという感覚が同じだということです。

これを元に考えると、最も健康なのは、常に最も調和のとれた状態を保つことです。
ですから漢方では「健康」という考え方そのものが西洋医学と違います。

西洋医学の考える「健康」は病気か病気でないかの状態。
病気じゃなくなれば「健康」です。
病気はしょっちゅうなるものではないと考えられ病気と健康は違いに行き来する固定されたものです。

でも漢方では毎日、いろいろな要因で病気に傾いていると考えます。
生活環境、生活リズム、ストレス、普通に生活しているだけで、健康を保つバランスはいとも簡単に崩れますので、保つほうが難しいと考えます。

健康と病気の明確な境目がありません。
健康か健康でないかではなく現在、バランスのとれた状態なのかを考えます。

バランスのとれた状態とは、何も不調がなかった時の状態。
これは西洋医学的に病気かそうでないかというものではなく、何も問題のない頃の状態です。

漢方治療や根本治療とは体の状態をバランスのとれていた元の状態に戻すことなのです。
病的な体質から何も不調がなかった時代まで漢方薬を使って巻き戻すといってもいいです。

不妊治療なんてまさにこの状態で、ホルモンがどうとか、そういった小手先の問題ではなく、月経周期や体調におかしなことがなかった時代に巻き戻すのです。
若返れば誰でも妊娠しやすくなります。

子供の頃は特別な遺伝的な病気でない限り、誰もが何も気にすることのない体でした。
それが、いろいろな要因でバランスが崩れて悪くなり、そのバランスの崩れがひどいと「症状」となって警告音がなります。

元の病気も症状もなかったバランスというのは人それぞれです。
体つきや体力、生活環境、生活リズムに見合った状態でその人独自のバランスで健康を保っています。
なので、誰でにも共通する健康なんてものは漢方には存在しません。

今、病気じゃないという人も不調がゼロか?と問われたら、そうではないでしょ?
漢方では元でない状態。一つでも慢性的に気になる症状がある場合は、治療対象です。

病気や症状が現れた場合は、その人に応じたバランスの崩れが起こっていることを知らせてくれているので、その人の状態に応じて、元に戻るように漢方薬で調整します。

漢方薬の魔法成分が症状を抑えるのではありません。
病気を治すのではありません。
体内が何もなかった頃のバランスとリズムで営めるように調整するのです。

これが漢方の原則です。
西洋医学の病名や症状に合わせて漢方薬を処方することが、いかにマヌケな行為であるかはこの漢方の治療理念からわかります。

漢方治療とは枝葉末節の漢方薬の小手先の使い方を学ぶのではなく、治療理念をどれだけ深く理解しているかが、治療の武器となるのです。
漢方の専門書には、だいたい、こういったことが当たり前のように冒頭で書かれています。

病名で選んだり、症状をあてはめて選んだりなどの低レベルな知識で治せるようなものではありません。
それでも治ることはありますが、それは治しているではなく、たまたま治っただけのギャンブルです。

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2017年09月07日

漢方はアトピーのかゆみだけをなんとかできるのか?

アトピーの方の治療をしていると良く言われることがあります。
「じっくりと根本的に治したいのもちろんですが、とりあえず、かゆみが止まる漢方薬はないですか?」

この気持ちはわかります。痛いほどに。
僕も以前に目頭が湿疹でグチャグチャになった時に、夜なんか何度ステロイドを塗ろうとしたことか(ごめんなさいウソです。表現上、言ってみました)

ステロイドを塗っても1mmも根本的な解決策にならない上に、使えば使うほど根本治療から遠ざかるのは科学的、理論的に悲しーほど分かっているので、塗る気はハナからありませんでしたが、せめて寝る時は塗ってったいとはチラッとは思いました。

自分の湿疹(アトピー?)の具体的な治療方法

となると漢方薬は自然のものなので、根本治療に加えてステロイドのような人工化合物でない害のない自然派ステロイドのようなもので、かゆみが止まれば「めっちゃいいじゃん!」と思いますよね。

残念ながら、どんな人のかゆみも止めてしまう漢方薬はありません。存在しません。
そもそも漢方薬をアトピーのかゆみを止めることだけで処方している人がいたら、それは漢方を医学的には実は何もわかってないんじゃないの?と疑ってしまいます。

でもそうなると「アトピーのかゆみが止められないのだったら漢方薬を飲む意味ないじゃん!」ってなりますよね。

そんなことはありません。
漢方とステロイドでは「症状」に対する考え方、その症状の治し方が全く違うだけで漢方薬の最終的な目的は、かゆみをなくすことなのです。

ステロイドは炎症やアレルギー反応を強烈な薬の作用で止めます。
どんな人にでも効くということは、その人の本来持っている体内の働きやリズムなんて無視して、強制的に効かせることができるということです。

効かせるといえば聞こえがいいですが、要は詳しい薬理からいくと無理やり炎症を起こらなくしてしまうのです。

そして炎症は体にとって必要な免疫反応です。
炎症は体外から入ってきた異物などに対抗するために熱感や痛みやかゆみなどの症状を発して、そこに免疫が集まるようにし、体にとって有害な異物が体内に侵入して悪さをしないように守ろうとしている、けなげな反応なのです。

確かに「かゆみという症状」は不快極まりないですが、かゆみや痛みがなければ菌や異物は体内に入り放題。かゆみや痛みがないと不快な症状はなくなりますが、原因不明でバタバタ死んでいくと思います。

かゆみや痛みがあるから、かゆいところがどうなっているのかを探り、怪我して切れたり折れたりしたところを庇うのです。
骨が折れた時に痛みがなく、折れたまま使い放題、使っていたら、そのうち再起不能になるのです。

かゆみや痛みなどの「症状」というのは、僕たちを不快な気分にさせるためではなく、むしろ、健康な状態を維持するための警告灯や警告音なのです。

車でもバッテリーが少なくなったり、エンジンオイルが少なくなっていたりして放っておくと、しまいに車は動かせなくなります。車が動けなくなった状態は人間では危篤状態です。

もし、警告灯も警告音も何も反応が出ない車であれば高速道路で高速で走っている最中に故障することもあります。この時はもう終わりですね。

この警告灯や警告音が人間でいうとかゆみや痛み、頭痛などの症状です。
体内のなんらかの不調を症状という警告灯で示しているのです。

アトピーのかゆみが示しているのは、大きな原因としては「アレルギー反応、免疫反応が壊れちゃった」ということ。
かゆみのメカニズムである炎症は原因ではありません。

何かの原因で皮膚がかゆくなるのは、誰にだってあることです。
逆に体を守るバリアー反応なのですから、かゆみが一切、起きない人は、それこそヤバい病気です。

皮膚がかゆくなることが問題なのではなく「その反応が強すぎること」が問題なのです。
ステロイドがやっているのは、この反応を丸ごと強烈に叩きのめすこと。
炎症反応は、生きていくために必要な反応ですので、ステロイドの強烈な作用で、まるごと叩きのめしても、それは「体を守るために必要な免疫の反応性を壊している」だけ。

本来の目的は「免疫のコントロールを正常にすること」です。
例えば車でオーバーヒートの警告灯が点灯していると不安になるからといって、警告灯をぶっ壊す。
ドアが開いたままで、うるさいけれどピーピーうるさい警告音を鳴らないようにぶっ壊す。

これがステロイドがやっていること。

警告灯も警告音もぶっ壊して一見、平穏な感じなったからといって、それって問題が解決しています?
警告灯も警告音もないので運転は静かにできますが、どっかで突然、エンジン止まるわ、ドアは運転中に開いてしまうわで、下手したら死にますね。何も知らずに死ねるかもしれないですが。

症状をなくしても実は問題は何も解決していないのです。
西洋医学の治療が、対症療法、その場しのぎ、姑息療法と言われるのはこういった理由ですね。

漢方は、かゆみや痛みなどの「症状」に対する考え方自体が西洋医学と全く正反対。
症状は即座に消すべきものではなく、それこそ、警告灯、警告音とみます。

人間の体は車のように単純ではないですから、かゆみという警告灯が点灯していたら「ここが悪い」なんて簡単にはわかりません。

全身を詳しく問診をとっていけば、「かゆみ」だけでなく「暑い時でも寒気がする」「唇がすぐに乾燥する」「喉が常に軽く痛い」「胃がもたれる」「常に軟便」などなど、何の問題がない健康な状態と比べて調査すると、いろいろ問題が出てきます。

西洋医学では、細かな不調ではなく、大きな症状などを3つ位だけ探して該当すれば病気としますが、病気の時に出てくるような大きな症状が出ている時は、すでにアウトなのです。

漢方では、これら大小様々な全身の症状を組み合わせて考えて、証という病的体質のパーツを分析し導き出すのです。(証をちゃんと分析できる方に限りますが)

そうしたら、だんだんとかゆみにつながっている病的体質のパーツがわかってきます。
ちなみにこの病的体質のパーツは複数に及びます。

病的体質のパーツは複数になるので、漢方薬で治す時も複数に対して複雑に効きます。
間違っても「かゆみや湿疹を治すのが十味敗毒湯」なんて低レベルな医学ではありません。

それは、漢方ではなく漢方薬を選んでいる人が低レベルなのです。

漢方では「症状」に対してこんな考えなので、ステロイドなどの薬で、その人自身の体内の働きとは別で症状がなくなっちゃったら、困るわけです。
なぜなら、根本治療のための「症状という手がかり」を失うからです。

そして漢方の考え方では、体内の悪い部分の調整を漢方薬で行なっていけば「症状」は自然、消えていくと考えます。
だって、エンジンオイルの交換をすれば、警告灯をぶっ壊さなくても警告灯は消えるでしょ。

この体内の状態、病的体質パーツである証はアトピーの人だったら誰でも一緒ということはありえません。
漢方は病名では分析しないので(本格的にやってる人は)、西洋医学と考えが反対で人それぞれのたくさんの病的体質の中の1つにアトピーという湿疹があると考えます。

なのでどのアトピーの方にでも効く漢方薬なんてありえないのです。
誰にでもアトピーだったら十味敗毒湯とか、誰にでも消風散とか、誰にでも柴胡桂枝湯・・・まだまだありますが、誰にでもアトピーだったら同じ漢方薬を処方するなんてありえません。

それは、処方する人間のレベルが低すぎるゆえの思い込み。

実は僕も昔は、体質に合わせて選んだ基本の漢方薬とは別でなんとかかゆみをとろうと「かゆみ」をとる生薬みたいなのをすすめていた黒歴史があります。(その時の患者さんはごめんなさい)

しかし、見事にかゆみはとれませんでした。20人に1人、かゆみが若干治るといった感じだったので、要するにその人は、たまたま、その生薬が体質に合っていただけ。正に黒歴史!

それよりも、少しでも現在のアトピーを含めた病的体質に合う漢方薬を選べるように調整と再検証を繰り返したほうが、結局、かゆみがとれるのが早かったです。

結論としては、残念ながら漢方の医学理論から考えると体質を無視した漢方薬の処方では、かゆみはとれない。とれたとしたら運まかせ。
ゆえに全身の体質を分析せずに処方した漢方薬で、かゆみがとれるなんて言ってたらそれは・・・残念なんちゃって漢方ですね。


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2017年08月04日

漢方で美容とかのウソ!?

前回、漢方はアニメで言うところの原作レイプが甚だしいという記事を書きました。
前回の記事はこちら漢方でダイエットとか美容とかのウソ!?

要は漢方の本来の診断方法や漢方薬を選ぶ方法、治療の考えなどを無視して、自分たちがわかりやすかったと思った部分だけを切り取って生薬や漢方薬さえ使えば「漢方してます!」みたいな、原作(漢方の本来の方法)なんか余裕で無視されている感じです。

漢方は漢方薬を使うことが「漢方治療」ではなく、そもそも治療理念が西洋医学とは全く違うものなのですが、ほとんどの病院や漢方薬局は西洋医学に基づいた?マニュアル的な漢方をやっていて、なんだったら、その偽物の方がスタンダードになっているくらいです。

医者や漢方薬剤師とよばれる人が率先してマニュアル的にあてはめて漢方薬を選んだりしているのもひどいことですが、最近はエステやマッサージ屋さんまで「東洋医学の知恵を生かした〜」なんてものが増えてきています。
薬膳もひどいものがありますが、薬膳はおいおい話していきたいと思います。

そういうところでは東洋医学(漢方)がオプションでつける、ちょっとした味付けみたいに使われているのですが、漢方ってゴリゴリの医学なんです。

例えば「東洋医学を取りれたエステ」なんてなんかよくわからないけど「良さそう」みたいに思いますが、これを西洋医学にしたら「皮膚科と内科の生理学を取り入れたエステ」になります。

急にカチカチになりますね。当たり前です。医学ですから。

漢方の目的も病気の治療。ダイエットでも美容でもありません。
フワフワ、キラキラしたものではなく東洋医学もカチカチの医学なんです。

だから、美肌のために誰が飲んでも大丈夫な漢方薬なんてありません。
この記事、いきなり結論にいっちゃって終わっちゃいましたね。

そう、悲しいことですが漢方は漢方薬だろうと生薬だろうと「その人の体質に合ったもの」を選ばないと、かえって害になります。

美肌のつもりで飲んでいるのに、かえって悪くなっていることだってあるのです。

ここで漢方専門家として身も蓋もない話をします。
美肌には2種類あります。
漢方的にいうと血と水系。

血系の人の肌はどちらかというと浅黒く肌トラブルに強いです。
水系の人の肌はどちらかというと白い肌で肌トラブルに弱いです。

血系はその名の通り、血の巡りや血の質との関連が深い肌。
水系はその名の通り、水の巡りや水の質との関連が深い肌です。

例えば、アトピーやニキビの人を判別するときも、ものすごく大まかには「血系」か「水系」にわけていきます。
そこから、どんんどん複雑な判別にはなっていきますが。

水系の肌がみんなが憧れる美白のモチモチ肌です。
しかし、体質によりますが、とにかく水系の美肌はトラブルが多いです。

そして、この持って生まれた肌は変えることはできません。
背丈や体格を薬だけで変えられないのと同じ。

体質とは体内のことだけではないのです。体全部でその人の体質です。

なので美肌になりたい場合、まず自分がどっち系かを見極めることです。
血系の人が美白をしようとしてもトラブルが増えるだけです。

水系の人は肌が綺麗であっても常にトラブルに弱い状態ですので、手入れや体調管理を怠るとすぐに肌トラブルとなります。

その昔、僕もよくあるキラキラフワフワ美容漢方ノリで真珠やヨクイニンなどの生薬を選定して、美肌になる漢方を作ろうと思った時期がありました。

でも美肌漢方薬をつくるにあたって、生薬を調べていくと「誰でも飲める美肌漢方って作るの無理じゃん!」ってなりました。

例えば、クレオパトラも飲んでいたかどうか知りませんが「真珠」は美肌に良いとされていますが、真珠の持っている性質が「寒」で冷やすため、うちの嫁さんでためしたら、しばらく飲み続けたら下痢になりました。

ヨクイニンもよく美肌に良いと言われますが、ヨクイニンは消化器の問題がある人にはダメージとなります。

どちらも美肌に良いですが、生薬自体がダメなのではなく「合う体質と合わない体質」があるということですね。

次にいわゆる女性ホルモンを強烈に補うことができる生薬を使ってみました。
また、嫁さんで試したのですが、そうしたら今度は美肌どころか、胸が大きくなりました。
しかし、そこから「のぼせ、耳鳴り、足冷え」と上熱下寒の証が出てきたので、ここで終了。

生薬の美肌効果だけで、こっちで勝手に選んでも飲む人の体質がわからないと「薬になるのか毒になるのか」がわからないのでキラキラフワフワ系美肌漢方はあきらめました。

そして、いろいろと真面目に治療しているうちに、今までにないくらいに美肌になってきた。という漢方薬が現れました。

これは、美肌漢方として売り出せるのでは!?と邪な考えが頭をよぎりました!

何人かの人が「肌が綺麗になった!」といっていた漢方薬。
中には「過去のエステの効果の何十万円分をも凌駕している!」とまで、おっしゃっておられました。

これはいいものを見つけたと思いましたが、なぜか中には、その漢方薬で月経周期が異常に早くなる人が現れました。
この人も美肌にはなるのですが月経周期がおかしくなっちゃうのです。
これは微妙なトレードオフです。

結局、どれも「生薬」「漢方薬」なんですね。
しばらく続けていると体に合っていない場合、徐々に不調が出てくるのです。

それでも、確かに大体の人が美肌になる漢方薬は存在します。
「美肌の漢方薬も処方してください」と頼まれることもありますが、そのときは「その漢方薬の合う体質だったら出してあげる」と話しています。

となると漢方薬で美肌は無理なのか?

そんなことはありません。
うちでは30年以上のアトピーで全身古木の皮のようになった人が美白モデルのような色白美肌になりました。

もちろん、美肌のためではなくアトピーの治療の結果ですが、漢方はアトピーのように傷ついた肌を美肌にしてくれるのです。
だったら、傷ついていない肌を治すのなって、もっと簡単ですね。

この方は美肌にしようと思ってやった治療ではありません。
全身の体調を整えた結果、アトピーがなくなり、肌も美肌になったのです。

美肌になるためには複雑なことはありません。
美肌のための特別な漢方薬や生薬など存在しません。

漢方で美肌になるには全身の体調を整えること。

漢方薬の美肌成分があなたの肌を・・・
生薬の美肌成分があなたの肌を・・・

自分の体質に合ってない漢方薬だと体調も肌も綺麗になりません。

体調が絶不調で肌がツルツル綺麗!
あるわけないです。インフルエンザで高熱がある時の自分の顔を見てください。
腸炎で苦しんている時の自分の顔を見てください。いつもより美肌だったら怖いです。

ただしアトピーの方の中には高熱時に肌が綺麗になることはあります。
なぜ、こうなるのか?うちに相談しに来てくれた時にでも説明します。

「漢方で美肌に!」みたいに話している人がいますが、漢方はゴリゴリの医学です。そんなキラキラフワフワ系ではありません。

最近、漢方がダイエット、美容、薬膳なんかでキラキラさせられているのが、かわいそうに思います。

しつこいようですが、漢方はキラキラではなくゴリゴリの医学です。
そして美肌は体全体の調子と関わっています。

もっとも綺麗な美肌は体調も合わせて整っているときの肌です。

ちなみにアトピーやにきびの人は、見た目が治ってからもしばらく漢方薬を続けていれば、肌が強くなりながら綺麗になっていきます。

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2017年07月13日

卵巣嚢腫の漢方治療3(漢方の治療)

前回の記事はこちらから卵巣嚢腫・嚢胞の漢方治療2(病院の治療)

卵巣嚢腫の治療相談はうちに結構、来られます
漢方薬で卵巣嚢腫をどう治療するのかを書き始める前におさらいですが、病院での治療は、どうするのかというと詳しくはこちらの 卵巣嚢腫・嚢胞の漢方治療 1(病院はどんな診断) を読んでもらいたいのですが、まとめると、

@卵巣嚢腫・嚢胞の部分摘出手術。
A卵巣自体の摘出手術。
Bホルモン剤

この3つにわかれます。ホルモン剤に関して、かならずしも治療になるのか、その辺りのことは、こちらので 卵巣嚢腫・嚢胞の漢方治療 2(病院の治療) 書いています。

病院でのホルモン剤の治療は、卵巣嚢腫の西洋医学的な見解の中に、「エストロゲンが関わっていることはわかっているが、ホルモン値は卵巣嚢腫がない健康な方と同じで正常である」というホルモン剤が治療になるのだか、ならないのだか、よくわからない感じで西洋医学の専門書に記されています。

実際に治療のつもりのホルモン剤を飲んで、かえって卵巣嚢腫や嚢胞が大きくなる人がいますが、これにはホルモンなどの内分泌とフィードバックというものが関わっていて、大きくなってもおかしくない理論も西洋医学的にあります。

ホルモン剤の決定的な問題は、不妊症でも同じなのですが、ホルモン剤自体の問題よりも、ホルモン量が、果たして、その人にとってどれくらい不足していて、どれくらい過剰なのかが、全くわかっていないことです。

よしんば、個人の必要な量がわかったところで、ホルモン剤自体は個人、個人、分量を変えられるわけでもなく、誰でも同じ分量を服用することになるので、治療が確信をもってできないのが現在のホルモン治療の問題だと思います。

となると、病院の方で自信を持って、おすすめできるのは手術です。
理想は卵巣嚢腫、嚢胞だけが、手術で取り除ければいいですが、卵巣のほとんどを除くことになったり、卵巣自体を摘出することになることも少なくありません。

漢方的には、最終的には体質によってタイプは別れてきますが、大きくはへそから下の下半身の部位を示す下焦部の血の水の巡りが問題になっていることが多いです。

現在の漢方では手術はありませんので、この下焦の血の巡りと水の巡りを整えていきます。

ここで西洋医学の手術と比較してみましょう。
卵巣嚢腫や嚢胞は放っておけば、卵巣ガンにも変わる可能性があるので、手術で取り除いてしまえば、少なくともガンになる可能性は低くなります。

ところが、この裏のリスクもあります。
それは「妊娠に悪影響を与えるかもしれない」ということと、漢方では人間の体で失ってよい臓器というものはありませんので、年配の女性の治療の経験から、卵巣がないことが直接的な原因ではないかもしれないですが、どうも更年期以後も血の道症的(ホルモンがらみの病気のこと)な症状で悩んでいる人に卵巣を摘出した人が多いのです。というリスクです。

リスクの方向性は、その人の捉え方もあるので、一概には言えないですが、少なくとも、まだ閉経していない人は、治療自体のホルモン療法で、ホルモンリズムを薬でむちゃくちゃにしちゃうのも問題だし、手術でとってしまうのも具合悪いわけです。

卵巣嚢腫はウィルスや菌が直接的な原因によってなるわけではありません。
病院の薬やホルモン剤でなりやすくはなりますが。

卵巣嚢腫の治療で使用するホルモン剤が卵巣嚢腫の原因にもなるのが人間のホルモン分泌の複雑なところですね。

漢方的には血と水の巡りの悪い状態が、長い間、続いて徐々に血と水が卵巣に溜まっていきます。
つまり、急に事故のように卵巣がおかしくなるわけではなく、ベースに血と水の巡りの悪さがあるので、僕ら的に自然治療から体質を考えると、卵巣の全摘出でない限り、嚢腫や嚢胞を取り除いたところで、また徐々に水と血が溜まっていって卵巣嚢腫や嚢胞を形成するわけです。

西洋医学では再発とかいいますが、手術が応急処置であって、手術では、血と水の巡りを整えていないので、もともと治療してないんじゃないのと根本的治療からみると思うのです。

もともと、応急処置なので、また卵巣嚢腫や嚢胞ができるのは、応急処置のままで「根本的には治してなかったもの」がひどくなるだけですね。

また、このような漢方の自然治療の考えからいくと、下焦の血の水の巡りが悪い状態が奥底であるわけですから、手術でとったところで、次は子宮自体の巡りが悪くなったりして、子宮筋腫につながると漢方的には考えます。

だから、西洋医学でも卵巣嚢腫と子宮筋腫は同じ項目で書かれていたのかもしれません。
根本的に治そうと思ったら、下焦の血と水の巡りを整えていくしかないのです。

病院で卵巣嚢腫や嚢胞が漢方で「治らない」と患者さんに言い切っている医者がいます。
もちろん、漢方薬で治せますとも言い切れませんが、おかしなのは、そういう医者って漢方のことを全くわかってないところが多いのです。(実際に患者さんに探ってもらいました)

漢方治療なんてしたことないし、やっていても、病名マニュアル漢方で漢方薬の治療というよりも、ただの販売レベル。

そんな漢方をわかってない人が、「治らない!」と言い切る根拠って、どこにあるのでしょう???

いいかげん「医者なら漢方を知っている」という、ざっくりした、まやかしのポーズはやめるべきではないかと思います。
東洋医学の基礎から概念、治療哲学等を勉強していないことは本人が一番、わかっていますからね。

漢方の治療というのは、こういった風に考えますので、ホルモン剤のように卵巣嚢腫、嚢胞が小さくなるのか、大きくなるのか確信を持てない不安定な治療でもなく、手術のような、応急処置的なものでもない根本的な治療を目指します。

漢方的には卵巣嚢腫や嚢胞は、下焦の血と水の巡りの悪さといっておりますが、あくまで大まかには、その傾向があるというだけで、細かくは一人一人、体質が変わってきますので、お悩みの方はご相談ください。

明らかに卵巣嚢腫のガン化の高そうな人は、手術を検討されたほうがいいですが、漢方が考える卵巣嚢腫や嚢胞は、下焦の血や水の巡りの悪さから考え、卵巣嚢腫や嚢胞になりにくい体質へと調整するのが目的ですので、手術と併用して治療されるのも良いかと思います。

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2017年07月05日

卵巣嚢腫の漢方治療2(病院の治療)

卵巣嚢腫の治療について、西洋医学的な部分をみていきましょう。
西洋医学の診断はこちらの卵巣嚢腫・嚢胞の漢方治療 1(病院はどんな診断)を読んでみてください。
僕自身の考えではなくメルクマニュアルとう国際的な医者が監修している西洋医学の情報をわかりやすく説明できたらと思っていますので詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

メルクマニュアルプロフェッショナル版

メルクマニュアルによると、
@嚢胞部分の切除。
Aときに卵巣自体の摘出手術。
8cm未満の卵巣嚢胞の大部分は自然消失すると書かれています。

卵巣摘出術する場合は以下の条件があります。
・10cm以上の嚢胞が月経3周期の間、大きさが変わらない。
・嚢胞性奇形腫(10cm未満)
・腹膜炎を伴う出血性黄体嚢胞
・線維腫および他の固形腫瘍

ポイントとしてX線上の悪性腫瘍の特徴がある場合は切除するとなっています。

次にメルクマニュアル家庭版をみると、
直径7cm未満の嚢胞は特に治療しなくても自然消失と書いてあります。
プロフェッショナル版は8cmでしたが、何が違うのでしょうか。
参照するならこちらメルクマニュアル家庭版

嚢胞の大きさが約7.5センチメートルを超えて月経周期が3回、経過しても消えない嚢胞は手術の対象です。

あとの手術の条件はプロフェッショナル版と同じです。

メルクマニュアルは海外系の医学情報ですが、海外ではホルモン剤をガンガン使う感じがないようです。

医者は最悪のパターンや可能性を想定して話すので、現場では、少しでも大きければ、捻転、破裂、卵巣ガンになるかもという話をする傾向にあるようです。

間違ってはいないですが「卵巣嚢腫・嚢胞が大きい=捻転、破裂、卵巣ガン」ではありません。確かにどれも可能性はゼロではないですが「車に乗ったら事故をする」と言われても確かに事故のパーセンテージからいけばゼロではないですが、その人それぞれの運転技術とかいろいろな要素を加味してどうなのかを考えるべきなので、卵巣嚢腫、嚢胞がある程度の大きさであり、捻転、破裂、卵巣ガンが言われた場合は、卵巣嚢腫、嚢胞は誰でも「ガンになるかも」という可能性がゼロじゃないという話ではなく、また「甘くみてもいい、大げさにみてもいい」という話でもなく「なぜそう思ったのか?」をガイドライン上の意見ではなく、その医者の経験から個人の見解として説明してもらうとよいと思います。

危ないから車には一切乗るな。というアドバイスしかもらえないなら、そもそも相談しませんよね。

知識だけで説明するのではあれば、可能性を考えれば、とにかく切除するに越したことはないわけですから。

治療は手術以外にも薬物療法がありますが、こちらは「今日の治療指針」を参考にしてみたいと思います。
こちらはネットでは公開されていません。
買って読むことはできます。

GnRHとよばれるゴナドロピン分泌を抑制することでエストロゲンを低い状態にします。
前回の卵巣嚢腫の原因の部分で「ホルモン異常は認められないが嚢腫などにエストロゲンが関わっている」というわかったようなわからないようなやつです。

ホルモンを操作して縮小という目的です。

薬にはナサニール、スプレキュア、リュープリンなどがあります。

よく使われるは低容量ピルです。
ディナゲスト、ルナベルなどです。

うちに相談に来られる患者さんからよく効くのは、ディナゲストです。
黄体ホルモンをいれることによって、エストロゲンを抑えてしまうという作用ですが、ホルモンは分泌量が多いかで、少ないかではなく、多くなりすぎれば、かえって増えることもあったりと、体内で自動的に調整を行っているので、ホルモン剤を飲んで、余計に卵巣嚢腫が大きくなった人もいます。

ホルモンは単純な量だけで作用しているわけではなく、複数のホルモンとの関わりもあり、おまけに個人差もありますので、ホルモン検査で異常がないけれど「ホルモン剤で治せる」というのは、科学的に筋は通っていないなと不思議に思います。

実際にうちに相談に来られている方に病院では、どんな様子だったか、どんな治療だったかをお聞きしていると、検査はエコーのみで「がんになるかも」と説明しながら、MRIやガンマーカーを調べることになった人はいませんでした。
大学病院などの大きな病院でないところは、検査日の指定もありません。
排卵付近の自然に卵巣が大きくなる時に検査に行ったとしても特に何も言われません。
僕の方から検査に行く時は月経終了2日後に行って欲しいと頼んでいるくらいです。

受診は毎回、エコーで検査し、卵巣嚢腫や嚢胞が「今、何cmです」と言われ、ほとんどの人がディナゲスを処方されています。
大きさは2回目、3回目の受診でも大きさは±0.5cmで変わらない感じが漫然と続くことが多く、卵巣の大きさが8cmを越えない患者さんの場合は、2回目、3回目の受診も「検査→ホルモン剤処方」と同じパターンがただ続く感じですね。

この時に、逆にホルモン剤を飲み始めてから急に卵巣嚢腫が大きくなった人もいます。

同じ感じの受診が続くので「どれくらいで小さくなるのか?」「今後、どうするのか?」を聞くと、急にしどろもどろになり、曖昧なよくわからない感じで「続けるしかない」みたいなことを説明されるようです。

続きの卵巣嚢腫の漢方治療 3(漢方の治療)はこちらから。


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2017年06月23日

卵巣嚢腫の漢方治療1(病院はどんな診断)

卵巣嚢腫、卵胞嚢胞、チョコレート嚢胞とは、どれも似たような病変で西洋医学的に簡単に説明すると卵巣に良性または悪性の腫瘍ができたり、嚢胞という袋ができている状態です。

西洋医学的な説明では無症状ですが、うちの漢方相談での経験上では、卵巣嚢腫の方は、排卵予定日周辺や高温期に入ってから、左右どちらかの腹痛やお腹の張りを感じる人が多い印象があります。
ただし、症状に関しては「腹痛」などは、あらゆる病気の可能性がありますので腹痛やお腹の張りという単一の症状だけで卵巣嚢腫かどうかということはわかりません。

月経周期は特にチョコレート嚢胞の方は32日周期など少し長くなりがちな傾向の人が多く、前後2日ほどの月経周期のズレが毎月ある人もいます。

卵巣は通常は1.5cm未満の大きさで普通の体の状態であれば5cmを超えることはありません。
病院では良く「今は良性だと思われる嚢胞から、大きくなるとガンのような悪性腫瘍に変わるかもしれない」と、おどされることが多いですが、滅多に良性腫瘍から悪性に変わることはないと医学情報には書かれていますが、腫瘍に関しては、中には発見できずにいきなり悪性腫瘍が発見される可能性もなきにしもあらずです。
心配な方はMRI、腫瘍マーカーという検査がありますので、平行して医者に相談されると良いと思います。

腫瘍は繊維性や漿液という人間の体内の水分由来の粘液でできています。

「治療はホルモン剤を飲むか」「嚢胞自体を手術で切り取るか」「卵巣ごと摘出するか」ですが8cm未満の場合は、治療しなくても自然に消えることが多いとされています。

ここで西洋医学の情報として参照したメルクマニュアルという医学情報と実際に病院を受診した時の医者の見解には食い違いがあります。

卵巣嚢腫などが大きくなりすぎると卵巣捻転しやすいと医者がよく説明しますが、卵巣が捻れる捻転は悪性腫瘍よりも良性腫瘍の方がしやすいとのこと。病院では捻転しやすいということと、悪性腫瘍になりやすいということの両方を同時に説明する人がいますが、両者は医学書では一致しません。

「大きくなると捻転しやすいし、ガンになるかもしれない」の2つを同時に説明しているのは何なのだろう?と不思議に思います。病院の現場では実は、しょっちゅう、捻転と悪性腫瘍が併発しているのかもしれません。

ただ実際によほど大きな病院でない限り、卵巣嚢胞や腫瘍から悪性腫瘍になったかどうかの確認なんかも、普段、みなさんが検査に通っている開業医レベルでは調べる人数がないに等しいと思うので、卵巣嚢腫からガンになったなんて例は実際は、その医者自身が、ほとんど知らないのではないかと推察できます。

病院で検査を受けた患者さんにお聞きした話では、どれくらいの人が実際に卵巣嚢腫からガンになったのか、という質問をしても、曖昧な返事しか返ってこないことが多いようです。
これもなぜ、曖昧な返事なのかよくわかりません。

西洋医学の情報は以下のサイトを参照しています。こちらでは西洋医学的な詳しい説明をしたいわけではないので詳しく知りたい方は下記リンクを参考にしてください。

日本の医師に限らず国際的にいろいろな医師が監修した医学情報です。
・良性卵巣腫瘤 http://bit.ly/2t0U157 
・非癌性の卵巣腫瘤 http://bit.ly/2t0Bndv
・付属器の捻転 http://bit.ly/2tQA1PQ

こちらは日本医学会のガイドラインです。
・日本産婦人科学会ガイドライン http://www.jsog.or.jp/activity/guideline.html (PDF- P85、P91)

メルクマニュアルは国際的な医学書情報ですが、次に日本の医者が書いている歴史ある医学書(今日の治療指針http://bit.ly/2t0SgkS)を参考に卵巣嚢腫、卵胞嚢胞、チョコレート嚢胞などで調べてみると卵巣嚢腫、嚢胞、チョコレート嚢胞と調べると、子宮内膜症の中の一ジャンルとして、ひとまとめにされて載っています。

なかなか、ざっくりですね。もっとも僕のは最新のものではないので、最新のものは、分類されているのかもしれませんが、なぜ、子宮内膜症の中にまるっとパッケージされて説明されているかと読みこんで見ると、これは僕の私見ですが、西洋医学では子宮内膜症も卵巣チョコレート嚢胞も原因が一緒と考えているようで、子宮内膜に類似した細胞が子宮外に発生して発育するのが原因で、その子宮外には卵巣や卵管なども含まれ、特にチョコレート嚢胞は卵巣で血腫ができることと書かれているので、原因の由来が同じだと考えているので子宮内膜とういジャンルでひとまとめで、くくられているようですね。

原因の部分で、少しおかしいと感じるのは、子宮内膜症やチョコレート嚢胞が大きくなっていくため(悪くなる)にはエストロゲンというホルモンが不可欠である。となっていますが、かといって、これらの患者さん達にホルモン異常は見当たらないとのこと。
更におかしいのは、ホルモン異常は見当たらないのに治療方法はホルモン治療というところです。

まとめると、子宮内膜症や卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞はエストロゲンというホルモンが関係していますが、かといって、これらの患者さんに特にエストロゲンの異常がない。
つまり、子宮内膜症や卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞の人と卵巣に何も問題ない人にホルモン検査上の差がないけれど治療はホルモン剤を飲むという「矛盾してんじゃないの?」的なことが説明されています。

診断に当たっての検査は、よくあるエコーだけでなく、ここにはMRIや医師が放っておくとガンになると思うのであればCAという腫瘍検査もすべきだと書いてありますが、患者さんから聞いた実際の現場では、エコーだけで診断し「ガンになるかもしれない」とおどしながら、医学会が推奨しているMRI検査や腫瘍検査もせずに、いきなり手術をすすめることが多いようです。
この変の順序や検査の必要性はどうなってるのか?僕にはよくわかりません。
子宮内膜症や卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞が良性かガンかは、特にエコーの検査だけでわかるということでしょうか?それだったら問題ないですが。

この医学書にも書いてありますが、本当に子宮内膜症や卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞なのかを調べようと思ったら、開腹手術をして直視することが必要だと書かれていますが、実際には診断、確認のためだけに開腹手術というリスクをとることはありません。

実際にうちに漢方相談に来られる前の病院の診察の話で僕が個人的に不思議だなと思うのが、卵巣内の卵包は、月経期で0.05mmだったのが排卵前になると約18mm(1.8cm)〜20mm(2cm)に大きくなります。

つまり月経リズムのあるタイミングの中で卵巣や卵巣にある卵巣嚢腫は、病的な状態と関係なく大きさが変わり、おまけにエコーは白黒の画面の中のグニャグニャ、ガサガサした影を何mm単位でみているので、毎回の卵巣、卵胞の検査の日を医者が指定しないのは、適当な検査になっちゃうんじゃないかと思います。
検査の指定日が必須のように思いますが、実際に患者さんの診察のお話をお聞きしていると検査を指定していないことが多いようです。

生理学的に考えれば、何mmという細かい部分をただの黒い影で見るだけなので、なるたけ、不確定要素を排除すべきではないかと思いますが・・・
前の検査が月経終了直後で、今回の検査が、排卵予定日。そしてその人の排卵時の膨張率もわからず、中には健康であっても、卵巣の腫れやすい人もいるので、検査日は毎回、月経から起算して「○日目」と確定して検査すべきじゃないのかと思います。

なんか、検査という技術の使い方が、僕が外科医の師匠から教えられた思考基準と随分違うのだと不思議に思います。病気を解明するために検査を使用しているのか何のための検査なのか疑問です。

今回の記事は西洋医学を個人の人が調べた時に難しい単語や言い回しが多いので、わかりづらく医師なども参照している医学情報や医学書をわかりやすくできたらと思いリンクページの情報を元に書いていますが、本など理論とは異なる患者さんからの実際の経験の話なども混ぜて書いていますので、西洋医学の情報を正しく詳しく知りたい方はリンクのページを読んでみてください。

続きはこちらから卵巣嚢腫・嚢胞の漢方治療2(病院の治療)

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2017年05月23日

家庭菜園から学んだ病院の薬を使い続ける無駄さ

家庭菜園から根本治療の真髄を学んだように思いました。
僕はフランス料理でよく使うセルフィーユというハーブを自宅の庭で育てていますが、昨日、虫にやられました。
家の庭で育てているのですが、葉がそこそこなってきた頃は、機嫌よく収穫して家でフレンチを作っていましたが、最近、温かくなって、一気にたくさんの葉ができました。

「うわぁ〜セルフィーユ、使い放題やん!」
と喜んでいましたが、フレンチは2週に1度くらいしか作らないので「葉っぱできすぎやん!」と思っていました。

もはや、料理に使うだけでは消費できないので、剪定しないといけないなと思っていた矢先、昨日、茎を見ると虫が満載!
現在、治療中ですが、人間でいったら、坊主にした状態。
植物も治さないと気が済まない性格なので、しばらく治療しようと思いますがダメっぽい感じです。

僕は家庭菜園は3年目で、ほぼ、失敗したことがないのですが、今回は、なぜ、失敗したのか?
その失敗から人間の体の根本治療のことも見えてきたように思います。

植物が病気や虫害に合うのは、その植物にとって苦手な病原菌や虫がついたからといって、即、病気になるわけではありません。

植物も人間も抵抗力が備わっていて自分自身の体が元気であれば、病気にはなりません。

今回のセルフィーユの虫害になる過程を考えて見ると、やっぱ、西洋医学ってダメだなと思いました。

虫害になったのは、ちょうど日差しが強くなってしばらくしてから。
この頃から、ぐんぐん成長して、苗だったセルフィーユが急激に森みたいになりました。

この時に「一杯、できた、やったー!」ってなってたのですが、おそらく、急激に育って、大きくなる方ばっかりにエネルギーがいき、自分の体を支えきれなくなったのではないかと思います。

中途半端に成長した葉っぱが方々に伸びて、虫に対して、つけいる隙ができてしまったのではないかと考えました。
単純に日光が強すぎてダメージにもなりますが、それだと大きく、綺麗に成長した理由がなくなります。

つまり、これって、良いことも悪いこともあって、虫害にあったのだと思いました。

病気の治療も同じだと思います。
今回は植物ですが、エネルギーがたくさん入って、肥大化し元気になったせいで、虫に対して手薄になったのです。

もっと早くに日光がそれほど、強く当たらない状態にし、今の7割くらいの成長をさせながら、葉っぱを間引いていけば、虫にやられない強いセルフィーユができていたように思います。

植物を育てている人は知っていると思いますが、うまく育てるのって、日光、水、土(肥料)のバランスなんです。

水と肥料なんて、ちょっと多いと腐るわ、虫がつくわになりますし、少ないと枯れる、実をつけない。

要は、その個体の体質にちょうどでないと、うまいものができません。
これは人間も同じ。

食事、睡眠、活動(運動)、その人、独自の体質に合わせて、丁度じゃないとダメ。
西洋医学の治療は目先の症状をなくすかどうかに終始しています。
それゆえに一時しのぎの対症療法になっています。

しかし、菌やウィルス、怪我以外のほとんどの病気は「症状」そのものが原因ではなく、体内の「何かのバランス」が悪くなっているわけです。

@体内の何かのバランスが崩れる。
A体内の様々なシステムが不具合、故障を起こす。
B不具合、故障を知らせるために「症状」が発生。

これが病気の起こっている流れだと思いますが、病院は、ここでBの症状を薬で消します。
この3ステップから見えてきますが、「症状」は何らかの不調の警告サインです。

だから、警告サイン(症状)を消したって、何の解決にもなりません。

そして、@の体内の何らかのバランスが崩れているのは、菌やウィルス、怪我以外は、先ほどの植物ではないですが、何からのバランスが崩れたから起こります。

日光も水も肥料も植物にとって、必要不可欠な良いものです。
でも、これら、3つの良いものの「バランス」が崩れると悪いものになります。

病気の根本的な原因は、菌やウィルス、怪我など、はっきりと特定できない場合は、生活の中のいろいろな「バランス」が悪いから病気になるのです。
ついでにいうと、このバランスの崩れは人それぞれ。

なので、症状を病院の薬でなくしたところで、症状は所詮、本当の原因を知らせる警告音みたいなものなので、病院の薬は症状が辛い時は、一時的に使うのはOKですが、それを続けて根本的に治そうとするのは、かなり無理があると思います。
問題の先送りであって、解決にはなっていないのですね。

薬には実はちゃんと「一時的に症状を抑えるもので根本的に治すものではありません」というようなことが書いてありますが、病院の方でも徹底して、何回も通っていて、治らない人には「通っていても治らないよ」ということを徹底して説明するべきではないかと思います。

アトピーなどで病院に長年通っている人は、本当に薬なしでも治っているバランスのとれた体になっているか、一時、薬をやめてみて、確認したほうがいいのではないでしょうか?
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2017年05月18日

病院の治療を続けられない理由

いやー上目線で偉そうなタイトルですね。
なにも僕が病院の問題を偉そうに語ってやろうと言うつもりはありません。

今、漢方動画をやっているのですが、キュートな女の子にアシスタントをしてもらっています。
その子は、うちの漢方治療の患者さんでもあるので、アシスタント兼患者さん代表といった感じですが、この間、動画でアシスタントと話していて病院にとっては、重要ではないかという話題になりました。

僕と鍼灸の先生からアシスタントにある質問をしました。
その子は、もともとは、病院の治療を続けていたのですが、やめてうちの漢方相談に来ました。

僕自身は、そもそも、その場しのぎの対症療法の薬や個人の体質によって、どんな結果に出るかわからないホルモン剤で慢性病が治るエビデンスがないと考えています。

むしろ、病院の治療は、そんなエビデンスをもった治療なのに慢性病で病院に通っている患者さんの方が不思議だったりしたので、病院の治療を続けるという概念がありませんでした。

そんな考えだったので、今まで「通っていた病院を途中でやめる理由」というのを具体的に考えたこともありませんでした。

動画の中でいろいろと話していて「なぜ、通っていた病院をやめたのか」の話しになり、やめようと思うきっかけは何のか?を聞きました。

これは病院にまじめに通っていた患者さんの生の声なので、僕の主観ではありませんよ。

そうしたら、病院を「もう、やめた!」と思う瞬間というのは「診察で言い訳やごまかしっぽいことを始めた時」だそうです。

初回の時は、検査して、原因がわかったような顔をして、効きそうな薬を処方する。
最初は、何もわからないので、患者さんもワクワクと期待もあって、治療を始める。

2、3回目の通院になると、なんか前回と同じやり取りになり、処方される薬もおなじもの。体の状態もあまり変わらない。

アトピーの人なんて、もっと悲惨です。
ステロイドで一度、ピカーっときれいになって、しばらくしたら、また元どおりのガサガサの皮膚・・・再びステロイドでピカーっときれいになって、しばらくしたら、また元どおりのガサガサの皮膚・・・をループし始めます。

そうなると、最初からの治療の流れを見たら何も進んでいないけど、大丈夫なのかな?
と思い始めるようです。

それで、気になるので「なかなか、治療が進まないのはなぜですか?」的なことを聞けば、初回のテンションだだ下がりで、急に歯切れの悪い言い訳じみた、説明に変わるそうです。

それで、アウト!!
患者さんの中で終わるようです。

そう言われてみると、不妊治療の体外受精では「年齢が高いから、いろいろなホルモン剤を使って活性化しましょう!」的な感じで勢いよく説明され、結局、妊娠せず、おまけにホルモン剤の服用以降、基礎体温は悪くなり、胸焼け、吐き気、不眠になって「治療、大丈夫なのでしょうか?」って聞くと、いきなり「卵子の老化」や「年齢が高いから」など、本末転倒なことを言いだしたり。

アトピーのひどかった人が「いつまで、ステロイドを使わないと治らないですか?」って聞くと「治るまで一生使わないといけないよ」など。

「薬を一生使う」とか「老化」とか「ストレス」とか・・・
→「だったら、あなた(医者)、いらないじゃん」
みたいな話しをよく患者さんから聞いていました。

こんな有様でも、何ヶ月か治療を続けていたので、「何で何ヶ月も治療を続けていたの?」とアシスタントに聞くと、
「ほぼ、治った実感も、治りそうな感じもなかったけど、なんとなくの希望と期待にすがっていました」ということらしいです。

ということは3,4回目で早々と治療は失敗に終わってるってこと?と思いましたね。

治療が進んでいる実感がなく、なんとなく続けているのであれば、なんで2回目に「治療の見通しと見解」を質問しないの?と聞くと・・・

「治療の見通しと見解」のような重い質問でなく、ちょっとした質問をしても「的を得た答えが返ってこない」からだそうです。

「専門用語で意味不明」「質問していることと違うことに、すり替えて答えにしようとする」「じゃあ、大手術するの?」みたいな大げさで極端な答えなど。うちでもこんなことがありました。「ものもらいが眼科で治らない?
そして何よりも丁寧さのない態度。

こういった状況なので、質問しようとは思うけど、1度、医者との質疑の受け答えを経験すると、質問する気自体が失せてしまうそうです。

実は患者さんは治してもらってないから不満があるのではなさそうです。
治療が思わしくないと言い訳じみたり、説明をすり替えしたりする態度に不満というよりも不安と絶望的な頼りさなを感じるようですね。

なので、逆に治療がうまくいかなくなった時こそ、ビシーっと今までの治療方針とは違う治療方針を堂々と丁寧に説明すれば、問題は解決しそうですね。

「いや、検査はもういいよ!治療してくれ!」だって。


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2017年04月06日

検査だけで病気の原因がわかるわけがない

今日、患者さんとお話しをしていて、病院って狂ってるよな〜なんて思うことがありました。

その患者さんは長年、不眠で悩んでこられた方で、うちで漢方治療する前は、数々の病院で治療されていました。
その中で何回か不眠に対する精密検査をされているのですが、その中のある検査は、何の意味があるのかわからないとおっしゃっておられました。

その検査は、睡眠薬を飲んで、脳波を測り、1日通してレムやノンレム睡眠の状態をみていくのですが、何がおかしいって、眠れない悩みの人が、誰でも強制的に無理やり眠れる睡眠薬を飲んで眠れているかどうか測るわけです。

もう一度、言っときましょう。
誰でも強制的に眠らされる睡眠薬を飲んで、眠れているかをみているのです。

それで、検査の結果は、非常に断続的で短い時間でバラバラに散らばっているけれど、「合計したら、それなりに眠れているので大丈夫です」とのことだったらしいです。

この話を聞いた時、本気で、それが謎の不眠症を解明するための検査だと考えているのかと思いました。
無理やりにでも眠れるように開発した薬を飲んでるんだから、眠れるに決まってんじゃん!

むしろ、その不眠を治療するとして処方している薬を飲んでも眠りの深さが断続的なのであれば、自分たちがいつも使っている治療薬としての睡眠薬が、いまいち、効いてないんだから、睡眠薬を再度、何十億円、何十年かけて再検討したほうがいいでしょ!と思います。
ある意味、この検査で睡眠薬も対して効かないというエビデンスを発揮したのに、自分達の治療が頼りないということは気にならないのですね。

僕の息子も検査で摩訶不思議な経験をしたことがあります。
乳児の頃に授乳後、5回に1回位、30秒ほど手足の痙攣が起こるのです。
僕も職業柄、常に観察、問診、分析をしていますので「もしかして、てんかんか?」と思いました。

ところが、2週間ほど観察しましたが、授乳後の30秒しか起こらないのです。
それも毎回ではない。

一応、心配なので、堺市で乳児などの専門治療として有名な病院に連れていきました。
そうしたら、最初に言った言葉が、「今は、発作がないみたいですね。今度、一度、発作の起こっている時に来てもらえませんか?」

「あのー先生、日本語わかります?」って言いそうになりました。
もちろん、医者は日本人ですが。

「授乳後の30秒しか起こらない。それも5回に1回位しか起こらない」ということを僕はすでに説明しています。

その病院までは車で30分。しかも病院ですから、着いてから何分も、長い時は1時間以上待っての診察です。
それで、どうやって「授乳後の30秒しか起こらない。それも5回に1回位しか起こらない」発作を見ることができるのでしょう。

その病院に住み込みで、毎日、診察予約しておいて、病院で授乳しろとでも?
まーでも原因解明のための検査というのであれば、それが一番、ベストかもしれませんが、そんな指示はないどころか、検査をしましょうということで息子の頭にいろいろ線をつけて、音鳴らしたり、光を点滅させたり、していました。
てんかんかどうかを検査して消去法で消しておく。
ここまでは、検査としてはありでしょう。

その後、診察室に入ったら、机の上に「てんかんの治療指針」みないな本が開けてありました。
「今から勉強かよ!」しかも、患者に見えないように隠すくらいのプライドがないのにも、あきれました。
「俺、てんかんに関して素人だぜ!」って患者にアピールしてどうするの?
で、検査の結果、異常なく、それで終わり。
「異常ありません」だって、
「おいおい、1つの検査しかしてないし、自分たちの検査をあまりに過信しすぎでしょ?」
こっちは、てっきり、その検査で急激にひどくなる、てんかんではなさそうという消去法として、検査をし、ここから原因究明をするのだと思っていたのですが、1つの検査だけして「異常ありません」だって。

そこは「異常ありません」じゃなく「なんだかよくわからなかったのですが、こんな頼りないもので申し訳ないですが診察代は、いただいてもよろしいですか?」でしょ。

本質的な検査は症状の再現だと思います。
つまり、患者さんがしてくれるかどうかは、難しいですが、一度だけでも、診察中に授乳し発作が起こるかどうか?それが、まだ的を得た検査だと思います。

病院の検査って、自分たちの持ってる数少ない答えに無理やり、あてはまるように持って行こうとしてるだけじゃないのかと思います。イレギュラーは認めないし存在しないはず!!みたいな。

血圧などもしかりですよね。
本来は、なぜ、血圧が上がったのか?を調べないといけないのに、検査してみたら血圧が高いから血圧下げる薬飲め!って、問題のすり替えです。

高血圧には、腎臓などの何かはっきりした問題のあるものもありますが、大半の人の高血圧は本態性高血圧といって、要は「原因が複雑でいろいろありすぎて、何で血圧が上がるのかわかんない」というものなのです。

だから、治療しようと思ったら、いろいろ検査して、全身の症状、生活環境、生活リズム、精神状態など、ありとあらゆることを聞き出して、患者さんと一緒に高血圧の原因を考えていく必要があります。

それを、検査したら血圧高いから血圧を下げる薬飲めって、機械で検査してサプリメントを売りつける怪しいサプリメント屋ですか。

いつのまにか、病院の検査って、薬を売りつけるためか、異常がなかったという誤魔化しを通すための機械に成り下がっているように思います。

検査というのは、本来、その検査で答えが出るかどうかなんてわかりません。

昔、外科医の師匠に検査数値それぞれの相互関係の分析方法を教わりましたが、その時に「例えば、血液検査なんて、肝臓の細胞の死骸など細胞の死骸や燃えかすのゴミをみて、あーだこーだと言ってるだけだから、検査も所詮、人間の体のごくごく一部分の情報でしかないから、検査だけでわかった気になっちゃダメだよ」と教えていただきました。

なのに、現実は「検査で異常がなかったから大丈夫」
そんなわけないじゃん!
人間の体はそんな甘くないですよ。

病気なんて、ウィルスや菌などのよほどわかりやすいのでないかぎり、基本的には、なぜ、その病気になったのかわからないものですよ。
そして、一人一人違ってます。
病名って、なんとなく、ざっくりとジャンルでくくっているだけで、病名が一緒の人が体内の働きが全く同じなわけがないのですよ。

検査は、そんな一人ずつ、何が原因かわからない原因不明の病気をその時々で解明するための補助としてのごく一部分の情報でしかないです。

検査だけでは、その病気を治すのに全然、全然、情報が足りないはずです。
足りていると思っているなら、傲慢もいいとこ。
なので、病院はこれから、「検査で異常がなかったので大丈夫ですよ」というセリフは「検査して異常がなかったけど、これ以上は、僕にはわかりません」と言ったほうが、患者さんとの誤解もなくなると思います。


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2017年03月24日

花粉症で病院に行く意味がイマイチわからない!?

この時期になると耳鼻咽喉科の前に自転車がズラーッと並んだりします。
花粉の飛散時期が、ひどい日は途端に自転車の列が多くなるので、うちでは天気予報などの花粉の飛散情報を見なくても「花粉屋(うちで、耳鼻咽喉科を勝手にそう呼んでる)に一杯、自転車が止まってるから、今日は花粉が多いよ」なんて話をしています。

この行列を見るといつも不思議に思います。
花粉症で病院に行く人は、一体、何のために行くのだろう?

もちろん、本人たちは「花粉症を治すため」だと答えると思います。
ただ、薬理なども知ってる僕からしたら、どうせ、医者に診てもらっても、最終的には、処方箋でザイザルやジルテック、アレジオンを出すだけ、それだったら、アマゾンでも買えるのだから、病院なんか行かずにアマゾンで家にいながら、薬を届けてもらえばいいじゃんと思います。

病院で何時間も待って、ほぼ相談もせず、大した相談もしていないのに診察料など余計なお金をとられる。
保険で安いからと思うかもしれませんが、時間はお金では買えません。

そして、健康保険で安いたって、その当の健康保険は大赤字で、それを賄っているのは、その病院に通っている人たちの税金です。
皮肉なことに、子供さんをよく連れて行ってるけど、アマゾンでも代わりが務まるようなレベルの低いサービスに払っているお金は、当の子供の未来をより借金づけにしているという皮肉な状態です。

西洋医学の知識が医大を出た専門家しか知らず、処方箋薬と同じ成分が手に入らなかった大昔ならいざ知らず、調べる気になれば、専門的な医学知識も得ることができるし、医者が使っている治療マニュアルも簡単に手に入り、しかも外科は別だと思いますが、内科や皮膚科なんて、ガイドライン遵守なんて、かっこいい言いかたして、おもしろいほど、そのマニュアル通りに検査、診断、処方をしています。

処方箋薬と同じ成分の薬がアマゾンが自宅に送ってくれる時代に、なんで時間と労力をかけて病院に行くのか不思議でなりません。

ひょっとして、通販で買える薬をわざわざ、時間と労力を払って病院に行くのは、対症療法の薬でも飲み続ければ根本的に治るとでも考えているのかな・・・

残念ながら、通販だろうが、病院でもらおうが、対症療法の薬は鼻水や目のかゆみを薬が効いている規定の何時間か抑えるだけで、何年、まじめに続けようが根本的に治ることはエビデンスとしてありえません。

ただ「そんなことは知ってるけど症状が辛いから」というのであれば、だったら通販でいいじゃん!って思います。

そもそも、花粉症に限らず、病院の薬は、ほぼ、一時しのぎの対症療法で、僕自身は西洋医学の薬は「どうしても症状を止めないとしょうがない」時に「化学合成品で気持ち悪いけど、しょうがないから使う」時だけ使うものだと考えています。

そのしょうがないというのは、数時間で死んじゃうかも。とか、痛すぎて眠れないとか。花粉症であれば、鼻水がポタポタ落ち続けて何もできないなど、我慢を遥かに超えて、仕事や生活が手につかない状態ではないかと思います。

症状が嫌だからだけで、この時期に薬を飲み続けるのはどうなの?って感じです
病院の薬は確かに飲み続けても命に別状はないですが、自分の肝臓に負担をかけているのは事実ですし、自然のものでない化学合成品であることに変わりありません。

僕は凝り固まったナチュラリストではないですが、それでも、わざわざ、化学合成品を飲み続けようとは思いません。
昨今は食べ物や添加物のことは、みんな気にするのに純粋な人工化学品である薬は気にしないのがどうなのかと思います。

実際に、うちに来られる患者さんたちは、純粋な人工化学品は嫌だという以外に病院の薬の鼻水を栓でフタして効果時間が切れたら、鼻水を出してやるぞ!というような利き方が、理屈でなく単純に気持ち悪いという方が多いです。

結構、こんな感じで人工化学品の薬は気持ち悪いと言われるようになってきたので、病院も病院で、漢方薬という医者本人は、よくわかってないけど「自然のもので良さそう」的な素人と同じノリで漢方薬の取り扱いを始めたりします。
ある耳鼻咽喉科も、この何年かは見なくなりましたが、昔はツムラの営業が小青龍湯の箱を山のように抱えて、病院に入っている場面を見ることがありました。

これは僕からすると非常に迷惑な漢方薬の使い方です。
漢方は東洋医学的な体質を分析し、その病的体質に対して、調整できる漢方薬を選びます。
実はツムラの漢方薬のマニュアルにも「使用目標=証」「患者の証を考慮してすすめること」と書いてあります。
※「証」とは東洋医学的に分析した病的体質のことです。東洋医学的に分析するので、西洋医学の病名は直接は関係がありません。

ところが、病院は、花粉症→小青龍湯のような病名マニュアルで漢方薬を処方したり、症状をいくつかあてはめて、自分の思い込みで漢方薬を処方しています。(処方された患者さんから聞きました)

実は昔からある漢方の専門書にそんな方法は存在しません。
あるとすれば、漢方薬を勉強したての素人の頃は、漢方の医学理論が難しすぎるので、せめて、西洋医学の病名だったら、どんな漢方薬を出すのか的な、特別措置みたいに、初心限定で、そういった勉強もしますが、当たり前ですが、お金をもらうプロとしてやっていくのに、そんな素人時代の方法のままというわけにはいきませんので、その方法はあくまで修行時代のごく初心者限定の方法です。

病院は漢方薬ですら、そんな無駄でもったいない使い方ですから、僕は余計に、みんなは何しに病院に行くのか不思議に思います。

ちなみに、うちでは漢方薬を使って、難病なども治療しますが、うちのように専門的にやっていても、花粉症に関しては対症療法になります。
小青龍湯でも2,3時間で効果が切れます。しかも漢方薬の場合は、花粉症といえども体質と漢方薬の相性はありますので、体質と小青龍湯が合っていなければ、2,3時間どころか、1mmも効きません。花粉症でも体質に合わせて何種類かの漢方薬を使い分けますので、小青龍湯で効かなければ、「証」に基づいて漢方薬を変更していもらいましょう。

体質と合わなければ効かないのは漢方では当然ですので、小青龍湯が1mmも効かないからといって、漢方薬が効かないとは思わないでね。

専門的にみても花粉症を漢方薬で根本的に治そうと思ったら年単位かかり、かなり根気がいります。
時間がかかるのは、花粉症を治すのではなくアレルギー体質を根本から治さないといけないからです。

花粉症は漢方薬だけに限らず生活養生で症状を緩和する方法もあります。
そのあたりは、また今度、書いてみたいと思います。

ついでなんで、通販で買うための薬の知識を仕入れるのに役立つURLを書いておきます。
ここで少し勉強して、自宅に送ってもらえば、病院に行く無駄な時間と労力は、ほかの楽しいことに時間が割けると思いますよ。

アレロックに似た市販薬6選!飲む回数や価格を比較!
※別に、ここの回しものではありません。
適当に検索しただけですので「花粉症の薬 スイッチOTC」で検索してみてもいいと思います。


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2017年03月03日

自分の湿疹(アトピー?)の具体的な治療方法

自分の治療シリーズです。
シリーズといっても、滅多に病気にならないので、シリーズっていうほど、記事の数をかけないのですが・・・

僕は大の医者嫌いなので、病気になっても病院には行きません。
自分自身の経験ですが過去に髄膜炎のような病態で死にかけた時は、担当の医者から「原因はわからないし、治療方法もわからない」となぜか自信満々に断言され、人差指の靭帯を断裂した時は、指が60℃以上曲がらなくなったのですが、それも6つの病院で、それぞれ「一生、治らない」お墨付きをいただきました。

いずれも結局、漢方薬と鍼で根治させましたが、医者自身に「治せない」と断言され、それは自分自身で診断したわけでもないので、今のところ、実体験から「西洋医学は治療としては非常に頼りない」という結果しか知らず、僕の中では病院は治すところではなく、検査するところ。もしくは、一時的に症状を誤魔化して、しのぐ。位にしか思わざる得ない経験しかしていません。

一時しのぎの誤魔化しの姑息療法ではなく、根治させてやるぜ!と自信のある病院があるのであれば、県外であったとしても、ぜひ、行かせていただきたいです。
うちのブログで素晴らしい治療を実況させてもらいます。

そんなわけで、自分や自分の家族は、治療といえば、病院ではなく、漢方薬と鍼灸。と昔の人みたいなノリです。

今回は、右まぶたの上がアトピーみたいな湿疹になりました。
原因は何かと思い返してみましたが、1つ位しか思い浮かびません。

お風呂で目を休めるために、タオルをやや熱めの湯で温めて、それを目の上にかけていたこと。
タオルは載せているとすぐに冷めちゃうので、だんだんと熱いお湯でタオルを温めるようになっていったのですが、とは言っても、ヤケドするくらいのものではありませんが、多分、ごく小さなヤケドみたいな傷ができて、そこを無意識に掻いたのでしょう。

こんなことでアトピーみたいになるものなのか・・・と自分でも不思議ですが、どう考えても、それ以外の原因が思い浮かびません。アトピーの始まりって、案外、そんな小さなものなのかもしれません。

IMG_2215.JPG

こういう状態になると、僕にとったら、貴重な状態なので、つい、いろいろと治療実験を試してみようという気になります。これは一大、チャンスなのです。

で、まず、外用治療の真実を検証してみようと思い、うちでもスキンケアでおすすめしているリスブランというメーカーの皮膚ベースの肌環境を整える特別な水であるジネンミストとノンEローションを使ってみました。

これは、実際にうちの治療でも使っていて、赤ちゃんの湿疹は、これだけで、すぐに治ります。

右まぶただけなので「これはリスブランだけで、サッと治っちゃうんじゃないの〜」なんて、ノンキに治療を始めました。

結果、次の日に、まぶたはカッピカピになり、右目だけ半分しか開けられない状態。
かゆみもジネンのスプレーとノンEローションを使った後は、しばらく治るのですが、その後は2倍位、かゆくなります。

2倍位、かゆくなって、掻きすぎたのか、2日後は、薄黄色の汁が出現。
かゆさも更に倍!といった感じ。

その後も、いきなり悪くなったからといって、やめるのは、漢方家としてダメだと思い、何日か、この外用を実施、同時に漢方薬は、肝の臓の熱を冷まし、和解といって、体内のアレルギー物質を分解する的な役割を持った処方としました。

まー平たく言うと、外用のリズブランで完全にこじれて、めっちゃひどくなりました。
熱感、腫れ、赤み、かさぶた、オールレッド。
かゆみは仕事に集中できない位のひどさ。
漢方薬は、多分、1mmも効いてない感じ。体質と合ってないのでしょうね。

アトピーの患者さんには、湿疹は絶対、掻いちゃダメと言いますが、「掻かずにいられるかー!」って感じ。
なんとか掻くのを耐えますが、それでも起きてる間は1日5回位は根負けして、掻くというか、湿疹を抑えてしまいます。

問題は寝た後、明らかに無意識世界で掻いてる!
なんか夢の中で掻いてて、それが現実に反映している感じです。

掻いた後をよく見ると、皮膚が破れて微小な裂け目ができていて、そこが特にかゆい感じ。

僕のアトピー治療の自論で、そもそも、アトピーって、内面からの湿疹や蕁麻疹、外面の菌の影響による湿疹の要素がごちゃ混ぜに混ざっていると考えているので、よし!うちで菌系の湿疹を治す時のある塩水を希釈して、スプレーしてみようと考えました。
この方法、うちの店では数々の手荒れの人を根治させてきました。

結果、惨敗。かなり希釈しましたが、熱感、腫れ、赤みが爆発。
次の日は、目が開かない状態に。
ほとんど、水のような塩水なのに「ある意味、ここまで悪くできるのってすごいな」と妙に感心しました。

そして、いつもなら、漢方薬は種類をどんどん、変更していきますが、外用としての効果を見たかったので、漢方薬は変更せず。相変わらず、何も効いてない感じ。
飲んでも飲まなくても一緒だよ!と思いますが、もうしばらく我慢。
病院の漢方薬を飲むってこんな感じなのかなとも思いました。

これは、ダメだと思い、リスブランのノンEローションだけとか、ジネンミストのスプレーだけとか、を何日間かずつやってみたら、どうもジネンミストのスプレーだけだと、かゆみが治り、寝た後のかゆみが治まる感じです。
掻かないので「掻いて傷ができる→かゆくなるからまた掻く」の地獄のスパイラルからは、逃れられそうです。

そして、ここから、漢方薬は変更。
表の利水といって、皮膚表面の水の巡りを巡らせる基本処方に補助処方として、強力な殺菌を行う漢方薬にしました。ここまでが1ヶ月。

ジネンミストだけにして前のひっどい状態よりはマシになったのですが、ただ、単純に、まだ湿疹としてはひどく、全然、治っていません。なので、患者さんには「先生、目、大丈夫?」と心配される始末。

IMG_2218.JPG

たまにアトピーの皮膚科の医者とか、アトピーの漢方相談をしている先生とかで、ひっどいアトピーの人がいますが、まさか「それどんなボケネタだよ。ツッコミ待ち?」みたいなことは、うちではできませんので、そろそろ、いろいろ実験はやめて、本気で治すモードに切り替え。

まず、外用は、無用なアレルギー反応を誘っていると考え、リスブランのものは、全部中止。
つまり、なにも塗らないということ。
そして、漢方薬は、殺菌系の補助処方の方が強すぎるのか、すぐに軟便になっていたので、一段階、殺菌力を落としたものに変更しました。

普段からお菓子は、ほぼ食べませんが、一切、口にしなくしました。

そして、地味そうですが、実は重要な「掻き方」を変えてみました。
掻き方というか、湿疹の患部の抑え方というのでしょうか、
日中に意識して、抑え方を変えたら、なぜか、寝た後も同じ掻き方(抑え方)になり、傷にならなくなりました。

そうしたら、見る見る、かゆみが治まってきました。
ただし、見た目は、前よりも最悪。
前は赤みと腫れ、皮膚が硬くなってシワがよっていた感じですが、皮膚の硬さがなくなってきたのですが、かさぶた感がひどく、病院に言ってたら「余計ひどくなったー」なんて騒いでいたかもしれません。(病院には行きませんが)

その後、漢方薬の飲み方を変えてみようと思い、朝、昼、寝る前は表の利水と殺菌の処方で夜に一度、表の利水で不要で汚い水を流した後に、熱を冷やして、肝の臓の解毒能力を上げてアレルギー反応を抑えるもの加えました。

1日のうちの1回だけ、方向性の違う漢方薬をあえて、放り込む感じですね。
そうしたら、それがよかった。
そこから、治療レベルアップ!
だんだんと良くなっていきました。

途中、「熱感」「腫れ」「赤み」「かさぶた」状態をみて、常に漢方薬を変更するべきかどうかのチェックも行い、変更すべきかどうかを監視していましたが、結局は変えずに治りました。

いろいろと外用で遊んでひどくなって1ヶ月経過し、こりゃ本気で治さないと漢方家のプライドに関わると思い、実験なしで治療を初めて1ヶ月です。
全部で2ヶ月。僕的には「本気で治そうと思ってからは1ヶ月で治したんだからね!」って感じ。

IMG_2249.JPG
言い訳じみているかもしれませんが、肉眼では赤みがないです。かゆみはゼロ。
ただ、時々、疲れるとカサカサはするので、完全な根治までは、まだかかりそう。

最後のまとめ。
治るのが早かった答えははっきりしてます。
それは、ステロイドを使用していないから。ステロイドに限らず、肌に塗る系のものは、大体、害にしかならない。
ぶっちゃけ、医者が処方しようが、どっかのド素人が処方しようが、一時的にかゆみを止めて、その後、再発することがわかりきっているステロイドで、どうやって根治させるのか、不思議でしょうがないです。

後、漢方薬は「アトピーに効く漢方薬」をマニュアルで探して、思い込みで「この症状あてはまるじゃん!」って選んだ消風散や柴胡清肝湯、越婢加朮湯では、やっぱり一生治らないんだろうなと思いました。


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2017年02月02日

漢方薬はマニュアルで選んでも治らない

みんなの家庭の医学というテレビ番組で漢方の事をやっていたらしいですね。
(僕はテレビを見ませんので僕は番組を見ていません)
治療提携している鍼灸の先生から、先生にブログのネタを提供しますよ。と話を聞きました。

なんでも冷えの女性が出てきて、千葉大学の漢方の先生が、いろいろと診察して、その冷えの原因を「ストレス!」と言ったらしいです。

正直、この話を聞いた時、少し悲しかったです。
千葉大学といえば、日本漢方の大先生の母校です。
バリバリの超優秀な日本漢方医がいた大学の漢方の先生の見立てが「ストレス」って、そこらのサプリを売ってる怪しい販売員じゃないんだから、嘘でも、もうちょっと漢方医らしく「証」(東洋医学的な病的体質の要素)を診断して「証」とは何かをズバッ!と説明してほしかったですね。

更におかしな話を聞いたのが、その先生、漢方のガイドラインをつくっている先生とのこと。
???
漢方のガイドライン・・・漢方は個人、個人のその時の「証」を診断して、その証と治療戦略に基づいて漢方薬を選びます。
先生ごとに分析方法や証も治療戦略も変わるので、ガイドラインで漢方なんかできません。
もし、なんらかのガイドラインがないと漢方ができないというのであれば、それは、ただの勉強不足の人です。

厚生省の役所仕事で、ガイドラインやマニュアルをつくって、どの医者も漢方ができるようになる基準を作りたい気持ちはわからないでもないですが、漢方は個人の体質を調整する治療方法なので、ガイドラインを決めること自体、漢方薬を漢方らしく使えなくしているのと同じことです。

このガイドライン、どういう意味合いでのガイドラインか詳しくは知りませんが、おそらく、西洋医学の病名や症状をあてはめて、マニュアル的に漢方薬を選んでいくような今の病院がやってるファンタジーな方法を突き詰めていく感じなんじゃないかと勝手に推測します。

例えば、漢方では、治療の考え方の違いで中医学、古方、日本漢方と大きく3種類の方法があります。
この方法論は、どれが良いとかどれが優れているというような優劣などは、誰も決める事ができません。
どれも体質の診断の理屈や診断方法、漢方薬の選び方などが違い「それぞれの治療の考えがある」といった感じ。

この方法論。漢方では派閥と言いますが、この派閥のどれかを基準にするというのなら、まだわからなくもないです。
例えば「病院は中医学を漢方の基準医療の方法とする」などです。
ただ、中医学をガイドラインにしたところで、自分の考え方で、体質を分析し、漢方薬を選び、治療戦略を策定するというのは、変わりません。

やっぱり、西洋医学の病名や症状からあてはめて、漢方薬を選ぶという本来の漢方には一切ないファンタジー理論をガイドラインにするのは東洋医学的に異常なので、そんなガイドラインをつくったところで、診察する先生自身が一人一人、治療方針をつくらないといけないことに変わりないわけです。

西洋医学は、平均の医学で、個人の体質などは考えません。
小さな子供も、体格の良いアスリートも病弱で年老いているおばあちゃんも「頭痛」を治すのは、みんな同じ鎮痛剤を使います。
個人差を一切、考えないで、「頭痛」という症状だけに対して、一時的に治る薬を処方します。
時には効かないタイプもいますが、個人差を考えず「人間」だったら「効くはず」という前提で話がすすんでいきますので、効かなかった人は「なぜ効かなかったか?」の理由はわかりません。
「おかしいな・・・効くはずなんだけど・・・」で終わり。

漢方は西洋医学とは全くの逆で、一人一人、体質が違うと考えます。
顔や体つきと同じです。全く同じ人なんていませんよね。
小さな子供、体格の良いアスリート、病弱で年老いたおばあちゃんの「頭痛」を治すのは、全部、違う漢方薬になる可能性が高いです。

頭痛だったら呉茱萸湯とか、五苓散というのは、呉茱萸や五苓散が直接、痛みをとる働きなら、効くのですが、呉茱萸や五苓散もそういった効果ではないし、漢方は直接的に症状をとるために飲むものではないからです。

漢方は、頭痛そのものを直接的に治すものではありません。
漢方において「症状」とは体の健康を保つ要素のバランスが崩れた結果、出てくる警告音のようなものだとみます。
症状はあくまで警告音なので、警告音を直接切って、音をなくしても(症状をなくす)根本的な問題は何も解決しないのです。

体の中のいろいろな要素のバランスが崩れて症状が出ているので、全身の状態をみて、なぜ、頭痛という症状が出てきたのかを分析します。
それは、気の滞りと上焦部位(肩から上の部位)の水の滞り、それに寒証(冷え)という病的な体質(証)から出てきた症状かもしれません。
証を分析をする際は、全身の症状や生活状態などを調べていきます。
例え、不快な症状が「頭痛」だけであっても、食欲、胃腸の状態、睡眠に関すること、オシッコや便など、全身の状態をかならず調べる必要があります。

この場合、頭痛は、気滞の証、上焦の水毒の証、寒証という3つの証の組み合わせによって、現れていると考え、これらの3つの証を全部調整できる漢方薬を選びます。
ちなみに、これは僕がやってる日本漢方の分析です。

頭痛に効きそうな漢方薬を順に試していくのではありません。
漢方の初心者の頃は、どうしてもレベルが低いので、病名や症状にあてはめるところから、始めますが、あくまで初心者の頃の方法なので、そんな方法でやってていいのは、せいぜい6ヶ月位じゃないでしょうか。どんなものでもそうですが、いつまでも初心者レベルでやってちゃダメですから。

そして、肝心なのはここから。
本格的な漢方のマニュアルでも頭痛によく使われる漢方薬というものはあります。
ツムラのマニュアルを見ても7つ以上の候補があります。

今のガイドラインがどんなものか知りませんが、普段は、この候補から、いくらか書いてある頭痛以外の症状があてはまるかどうかを探していくのでしょうが、ここに書いてある症状は、あくまで例です。

その証拠に他の漢方薬の本を何冊も見比べてみてください。
漢方薬に適応症と書いてある症状は、本によって微妙に違うものが書いてあるはずです。
そうなったら、どの本をマニュアルにしますか?
ひょっとしたら、この「病名・症状=漢方薬」というマニュアルを標準化して、ガイドラインにするのでしょうか?

そもそも、現実には適応症状の全部の症状が一致することなんて、ありません。
「この症状はあるけど、この症状はないな・・・」
悲しいかな、詳しく見ていけば、見ていくほど一致しません。

そうしたら、どうするか?
「多分、大体合ってるから、これでいいか!」って急にテキトーになります。
でも、それっておかしいですよね。
症状を合わせるのであれば、全一致じゃないと「どれでもいい」になってしまいます。
これが、実は、漢方の勉強を始めて、本格的に勉強しようとした時に出会う大きな壁です。

最初は病名や代表的な症状だけをマニュアル的にあてはめて、処方しているのですが、その方法は、あくまで初心者用の方法で、当然、何ヶ月か経ったら、そのド素人の方法から抜け出さなきゃいけません。

そして、その次に、漢方薬の適応症状も見て、この適応症状が、あてはまるものを選べば、効く可能性が高いんじゃないかと思いはじめるのですが、皮肉な話、勉強すればするほど、その漢方薬に合う適応症状が増えて「あてはまる症状だったり、あてはまらない症状だったりが、ごちゃごちゃになって、どれがどれだかわかんない→どれでもいいや」状態になり、そのまま、レベルの低い占いのような病名・症状漢方を続けるか、漢方をやめるかという岐路に立たされた人は大勢います。

どんなガイドラインをつくっているのか知りませんが、ガイドラインをつくるのであれば、処方マニュアルではなく、中医学、古方、日本漢方の派閥をいずれかに設定し、どの診断基準を使うのか?で設定すればいいのではないかと思います。

ちなみに「漢方は気・血・水で診る!」みたいな、これまたファンタジーな話が一般的ですが、例えば日本漢方なら「気・血・水」「八綱弁証」「五臓六腑」「五行」「六経」「病因(外因・内因)」「八法」「治法」などの分析ツールを使って証(体質)を分析します。

「気・血・水」は体質分析ツールの1つにすぎませんので、もし体質分析を「気・血・水」だけでやってるなら、そういう先生は大丈夫かな?という感じです。


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2016年12月07日

麻黄湯は取り扱いの難しい漢方薬

そろそろ、インフルエンザが流行ってきている時期ですね。

この時期になると毎年、麻黄湯とインフルエンザについて書いているような気がします。

インフルエンザが流行り始めると、よく聞かれるのが、「先生はインフルエンザワクチンを打っているのですか?」という質問。

僕はワクチンを打っていません。
別に放射脳的にワクチンは危ない!とか考えている派でもなんでもありません。
全種類のインフルエンザを100%防げるのであれば、打ちますが、そんな万能でもないというのが1つの理由。

もう一つは、病院と医者が嫌いなので、わざわざ行くのがめんどくさいし嫌。という本音。

そして、漢方ではインフルエンザという病名は存在せず、ただ強くて進行の早い傷寒(風邪)なだけなので、どうせ、自分の漢方薬で治すからという理由です。

ちなみに皮肉なことにインフルエンザワクチンを打った、お店を始めた初年度に1度インフルエンザにかかり、それ以降は、ワクチンを打ってませんが、インフルエンザには1度もかかっていません。

でも、毎年、インフルエンザになっている人、なっていた人が相談に訪れ、うちのチビも7年間で2回、インフルエンザをもらってきていますが、インフルエンザにはなっていないのは、漢方薬のおかげですね。

ここからが本題ですが、医者の記事やブログでインフルエンザには麻黄湯とか、言ってますが、あれは完全な間違った使い方。

漢方は体質に合わせるもので、そもそも、2000年前にほぼ、治療理論が確立していた漢方の世界にその約1800年後に始まる西洋医学の病名などはなんの関係もないので、漢方の世界に「インフルエンザ」という言葉も診断もないので、インフルエンザに麻黄湯を使うという概念自体が存在しません。

風邪の漢方治療は実は一番、難しいです。
なぜなら、漢方は、体質に合わせるもので、体質は「全身の症状」「生活環境」「過去の既往歴」などから総合的に診断していきますが、インフルエンザや風邪の場合は、熱、頭痛、咳、鼻水、喉の痛み、関節の痛み、食欲不振、胃腸障害くらいしかないのです。

そのくせ、風邪というざっくりした病名だけで、候補になる漢方薬を考え始めると「桂枝湯」「麻黄湯」「桂麻各半湯」「桂枝二麻黄一湯」「香蘇散」「柴胡桂枝湯」「葛根湯」「葛根湯加川芎辛夷」と絞っても8種類が考えられます。

8種類も候補として考えられる漢方薬があるのに、症状は、それほどの違いがない。
だから選択が非常に難しいのです。
なので高度な治療になるのですね。

こんな話「風邪→葛根湯」「インフルエンザ→麻黄湯」というようなマニュアルでしか処方していない病院には何の関係もないでしょうが・・・
僕もこんなド素人でもできそうな、お手軽な漢方処方だったら楽だろうなと時々、魔が指すように考えることがあります。

でも、こんなテキトーな漢方薬の選択方法では、治るかどうかが「ラッキー」に頼るだけという、これまたド素人臭いことになってしまうので、決してやりませんが。

漢方薬は、なぜ、そこまで細かく体質を分析して、体質と合っているものを選んでいけないかというと、副作用が病院の薬のような「ごくたまに少数の人が副作用になる」みたいな、ざっくり曖昧な薬ではないからです。

漢方薬の副作用は、至ってシンプルで、「体質と合っていない漢方薬を飲むと副作用となる」です。
これは、漢方治療の原理原則の物事には裏と表があるという陰陽の考え方からきています。
僕はこの陰陽の考え方がカッケー!なんて思いながら漢方をやってます。

漢方薬には、大きくざっくりと説明すると、ここに温める漢方薬と冷やす漢方薬があります。
冷えている人に温める漢方薬を与えれば、ニュートラルになり、治ります。
逆に余分な熱を持っている人に冷やす漢方薬を与えればニュートラルになり、治ります。

で、これを逆にして、冷えている人に冷やす漢方薬を与えると、余計冷えて、病状は悪化。
これは副作用です。

この例えだと、冷え体質か熱体質かを簡単に言ってますが、実際は、体温が高いから「熱体質」とかではありません。ここでは割愛しますが、もっと複雑に診断しないと分析できません。

肝心の麻黄湯の話ですが、麻黄湯は強く汗を出させる漢方薬です。
無汗(汗が出た後、ひく)になったら中止するものです。
そして、漢方薬にも裏表があります。

麻黄湯は、胃にダメージを与えやすいものです。
そして、漢方では、胃腸は脾の臓といって、体内のエネルギーを得るところとしてものすごく重要視しています。

風邪の時に気をつけなければいけないのは、胃腸のコンディションなのです。

そして、麻黄湯は、胃にダメージを与えやすいという特徴があります。
これは副作用ではないですよ。ややこしいですが、漢方では、良い効果、悪い効果の概念はありません。変化を与えているだけです。
副作用は、合わなかった結果論で考えます。
誰でも麻黄湯で胃にダメージが受けるわけではないです。

そして、漢方薬が体質に合っていたというのは、該当する漢方薬を飲んだ後に目標の症状等が治っていれば「漢方薬と証(体質)が合っていた」となります。

ここに麻黄湯とは対をなす桂枝湯があります。
桂枝湯は麻黄湯と反対の役割で、汗の出すぎを調整します。
こちらは胃の障害ではなく、胃が弱っていたり胃の調整が良くない人の消化器を強めてくれます。

さて、ここでリアルに風邪になる時を考えてみましょう。

風邪、ないしインフルエンザの本当の初期は、なんとなくだるく、鼻水と咳がちょこっとといった感じ。胃腸風邪というものもあるので、この後、胃が悪くなるかもしれないし、まだどう転んでいくのかわかりません。

この時に、頭空っぽでマニュアルだけで麻黄湯を選んだとします。
この後に、胃も悪くなり、下痢も出てくるような体質やパターンだと、風邪、インフルエンザは一気に悪くなります。

この場合、風邪やインフルエンザが悪化したのではなく、麻黄湯の「効果」で悪化させられたのです。
麻黄湯を処方した病院に悪化させられたと言ってもいいかもしれません。

こういった事態が起こるのが漢方薬なので、漢方で証(体質)を分析しないで漢方薬を処方してはいけないと思います。

漢方薬には薬性の強さのランクがあるのですが「強い=強い良い効果」ではなく「強い=強い変化を与えるもの」です。
したがって、体質と合っていなければ、強い副作用ともなります。
漢方薬は常に諸刃の剣です。

こういった風邪やインフルエンザの場面では、薬性の弱い方である桂枝湯から処方するのが体質と合っていなくても副作用が軽くなるので無難なのですが、薬性が穏やかであるということは同時に「速攻で効きづらい」とも言えます。
ちなみに薬性が穏やかな桂枝湯でも体質が合っていれば、速攻で効いてくれます。

なので、結局は、その人にその時の体質にピッタリの漢方薬を選ぶしか治療の道はないので「副作用を出さないように無難な漢方薬で・・・」とやると「副作用はないけど治せない」ということになってしまいます。
これはこれで、漢方医として、くやしい思いをしないといけないのです。

病院がやってる意味不明なマニュアル漢方の麻黄湯は、どうなのかは知りませんが、東洋医学から見たら、麻黄湯は決してインフルエンザ用の薬ではなく、悪化もさせる可能性のある、扱いが非常に難しい漢方薬ということですね。

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2016年11月02日

漢方治療は単純に効果だけで治すわけではない

こんな記事を見かけました。
「偽薬」とわかっていても、プラシーボ効果が得られることが判明:研究結果

記事の内容は、タイトル通りなのですが、昔から精神的な考えやエネルギーも薬などの物理的な効果があるのではないかと考えていました。

漢方を初めてから、年月が経つほど、その考えは、強くなっていきました。
なんか、こういう話をすると、「病も気から」という言葉を宗教的に捉えているんじゃないの?」と思われそうですが、「信じれば救われる」というような宗教的なそんな漠然としたものではありません。

漢方を勉強し始めの頃は「漢方薬自体がよくわからない」(もちろん知識としてはおぼえているが、体に落ちていない状態)状態で、言わば、本の受け売りな感じでした。
「当帰芍薬散の効果はこんな効果」「葛根湯はこんな効果」
本に書いてあることをそのまんま、効果をただ単純に理解して、その効果を単に知ってるだけといった状態で、漢方の場合は、知識と知ってる状態だけだと、「その漢方薬が効いたか?効かないか?」と言うイチかゼロという極端で意味のない状態でしか扱えませんでした。

漢方薬を選ぶための体質判断の問診をとらない大半の病院は、多分、この状態で止まっているのだと思います。

その後、勉強を進めるうちに漢方薬を「ある症状に対して効いたか?効いていないか?」だけで扱うと、対して治せないし、なによりも根本的に治せないことに気づきます。

その治せない原因が何かを考えた時、漢方薬は、西洋医学の薬のようにある症状や状態を抑制したり、遮断して失くしてしまったりすることではないことに気づきました。

考えてみたら、当たり前ですね。
西洋医学と東洋医学は違うのだから。
当時、漢方の勉強を始めた頃は、東洋医学のことがよくわかっていないので、今の漢方を扱っている医者と同じように病名や症状に当てはめた漢方薬を飲めば、症状がなくなったりして、更にそれを続ければ、いつか自動で治っていく。という非常に都合の良いファンタジーな感じで考えていたのです。

そこから、病院の薬の飲んでる時だけ治す対症療法ってなんだ?根本治療ってなんだ?対症療法と根本治療は何が違うんだ?と深く深く考えていくうちに、漢方治療は少しずつ、少しずつバランスをとっていくことだということに気づきました。

で、その少しずつバランスをとっていくというのは、具体的には表に現れている症状も少しずつ変わっていくということなんだという結論に至りました。
ゆえに漢方薬は病院の薬のように「症状がなくなったか?なくなっていないか?」では、効果を確認できないのです。

これに気づいてから、昔から読んできた漢方の本を読み返してみたら、ちゃんと「少しずつバランスをとっていくんだよ」ってことが書いてあるのです。
漢方って不思議な理論のもので、自分の気づきが増えてから、過去に読んだものをもう一度、読み返してみると以前に分かったつもりだったものが、実は解釈を間違えていたことに気づいたりします。

漢方薬は「どの症状がどれくらい変化したか?」
これを常に観察していく必要があります。

なぜ、漢方は単純に「症状が良くなったかどうか?」だけを見ていくわけではないのか?
それは漢方薬が「その人によって良い薬となった。体質に合っていた」と判断できるのは、ある程度の期間、漢方薬を飲み終わった結果からしかわからないからです。

そして、漢方薬の副作用は体質と漢方薬が合っていない場合に起こりますので、漢方薬は「先生が良いと思って処方しても結果的に体質と合っていない場合もある」ということです。

なので、「どの症状がどれくらい変化したか?」を見ていきます。
漢方薬を飲むことによっていろいろと悪くなることもあり、その場合は、結果的に体質と漢方薬が合っていなかったか、体質の分析自体が間違っていたか、が確認できます。

つまり、漢方薬の治療を進めていくには、常に観察が必要になり、ある症状がなくなったかどうかのオンオフだけでは判断できません。

治療2回目に漢方薬が体質と合っていて、良いものかどうかを見ていく時に非常に微妙な質問や患者さんんからの答えなどのやり取りがないとその漢方薬を飲み続けても良いかどうかすらわからないのです。

漢方は部分的な症状ではなく、常に全身をみていく治療なので「頭痛は感じなくなってきたけど、同時に夜中にまでオシッコに行くようになった」なんて、良い部分と悪い部分が混ざって同時に出てくることなんてザラにあります。

漢方相談は「医者→患者さん」みたいな一方通行のやり取りではなく「漢方医と患者さんが同じ研究チームの同僚として、一緒に問題を検証する」といった感じが理想です。
患者さんがフィールドワークで実際の調査をし、その調査結果(自分が飲んだ結果の症状や変化など)を漢方医が聞かせてもらって、そのデータを元に専門的に次の手(治療方針)を考えていくといった共同作業です。
だから、漢方には、「おかしいなこの漢方薬で良くなるはずなのに・・・」という、ひとりよがりな世界は存在しません。

記事の研究では偽薬とわかっていて効果を感じることができるのは、医師や看護師とのコミュニケーションや何かを飲むという行為が体を治そうと働きはじめる。と書かれています。

西洋医学の偽の薬でも実際に効果があるようですが、漢方では、効果を確かめる際により細やかに患者さんの状態の変化を調査する必要があるので、漢方医とのコミニュケーションがもっと現実的に、治るかどうかに関わってきますので、漢方本来の治療で治したいと思うのであれば、漢方医との相性や治療の説明やアドバイスの受け入れ安さ、先生が疑問にちゃんと答えてくれて、不信感が残っていないかなどを確認したほうがいいですね。
病気が治るかどうかに深く関わってきますよ。


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2016年08月30日

良い鍼灸治療院の選び方「出会い編」

今回は良い鍼灸治療院の選び方を記事にしてみたいと思います。

「なんで、漢方相談しているところが鍼灸治療院の選び方なんて記事を書くんだ」と不思議に思われますよね。

実は、うちは現在、鍼灸の先生と治療提携しています。
業務提携ではないですよ。治療提携。

「うちの患者さん紹介するから、そっちも紹介してよ」とか「患者さんを紹介してくれたら手数料を払うよ」的なのは業務提携です。
これは、たまにやってるとこがあります。こちらはお金的な、つながりですね。

僕が今、一緒にやってる鍼灸の先生は以前から知っている人でした。
以前は、漢方薬的なサプリメーカーさんの営業さんとして知り合い、意気投合し友達になりました。

でも、その時に僕は「鍼灸でまともな治療をできる人はいない」とは考えていたので、鍼灸の先生というよりは取引先の営業さんであり、友達であり、といった感じでした。

鍼灸で治療はできないと考えていたのは、その先生以外での実際の治療体験です。
うちの周りには鍼灸治療院は山ほどあり、鍼灸治療と一緒にできたら面白いだろうなと考えていたので、うちの嫁さんと母親に周りの鍼灸治療に行ってもらいましたが、どこもマニュアルの「病名鍼」や「症状鍼」。
うちの店にも鍼灸治療院の受付の方や鍼灸治療院で勤めている先生などが相談に来られたこともあり、その方々から内情を聞いても「やっぱり、まともに鍼灸治療できる人っていないんだな」という印象でした。

漢方業界も漢方内科とか漢方薬局がたくさんありますが、9割は「病名漢方」「症状漢方」といって病名や症状にあてはめてマニュアルで漢方薬を選ぶだけのものをそれを五行論などで、もっともらしく説明する感じのところがほとんど。

漢方も鍼灸も本来は東洋医学的治療思考で「証」とよばれる体質を分析して、それを調整することができる漢方薬や施術方法(ツボなど)を選ぶことが目的で、直接的に頭痛を止めたり、湿疹のかゆみをとめるといった効果があるわけではありません。

現実は東洋医学らしい治療をしているところは、ほとんどなく、漢方も鍼灸も西洋医学もどきのものをやっているというのが、この業界の情けない実情です。

漢方業界もそんな調子なので、鍼灸も信用していなかったのです。
しかし、僕が人差指1本を怪我ををした際、6つの整形外科(有名で大きな整形外科、著名な専門医含む)で「一生、曲がらない」とお墨付きをもらった状態で、その先生に一応、聞いてみる的な形で相談してみたら「あっさり「治せますよ」とのこと。

最初は、以前の嫁さんとうちの母が近所の鍼灸治療院を何件と行ったけど、どれも東洋医学の治療から見ると偽物だったので「本当に治せるのかな?」なんて失礼なことを思っていました。

治療の様子は、また別で細かく書きますが、病院のリハビリに結構、通い人差し指は60℃まで曲がるかどうかみたいな感じだったのですが、今は普通に曲がっていて、ピアノもギターも怪我する前と同じようにできています。
6つの病院で保障された「一生曲がらない指」は、ほぼ「完治」しました。

その僕自身の指を治す時に、どちらも治療をやっている者なので、指の状態を解剖学、東洋医学の両方から2人で検討したのですが、その先生も「証」(東洋医学の体質)でみることができることがわかりました。
特に解剖学に造詣が深いところがすごいと思いました。
僕は常々、漢方治療(東洋医学)をやるにしても、西洋医学の基礎生理、病態生理、薬理は理解しておくべきだという考えで治療していますので、解剖学に詳しいというのは、すごく共感しました。

「鍼灸の人もちゃんと証をみれるんだ」と思い、鍼灸業界を誤解していたなと反省しようとしましたが、その先生に聞くと、鍼灸業界は漢方業界よりもひどく「マニュアル治療ではなく、東洋医学治療として鍼灸治療ができる人間は、全体を100%としたら全国で5%もないと思う」とおしゃっておられました。

つまり、ほとんどの鍼灸は、患者さんに言われた凝っているところや痛いところをその場だけ、緩和したりはできるが、本来の「証」をみて東洋医学的な調整はできないとのことです。

言うまでもなく、漢方も鍼灸も東洋医学なので「証」を見ない治療は「偽物」です。
この「偽物」というのは治る。とか治らない。ではなく、漢方薬や鍼を本来の正しい使い方をしていないということです。

当たり前ですが、2千年も歴史のある漢方薬と鍼を東洋医学のルールにのっとって正しく使用しなければ、本来の力は全く引き出せないと思います。
病名漢方(鍼灸)や症状漢方(鍼灸)でも治ることはありますが、それは、たまたまであって、治療者側は東洋医学的な治療方針や理論がないため運任せと同じになります。

そんな感じで、東洋医学理論にのっとった漢方治療を実践しているところを探すのも難しいですが、鍼灸はもっと難しいということです。

まず、家や職場の近くで東洋医学の治療として実践できている店があるとは思わないほうがいいでしょう。

漢方も独特の考え方や理論、用語がありますので、一般の人には理解しがたいですが鍼灸は、もっと理解しがたい分野になります。
ちょっと傲慢な物言いかもしれませんが、一般の方に良い鍼灸治療院かどうかなんて、まず判別はできないんじゃないかと思います。
僕は知識的な鍼灸の知識はありますが、僕でもその先生に会うまでは「どんな鍼灸治療院がいいか?」なんて判別できなかったと思います。

次回は具体的に、どんな鍼灸がダメなのかを書いてみたいと思います。

次の良い鍼灸治療院の選び方「実践編」


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2016年08月03日

アトピーは脱ステもステロイドを使うのも間違い

アトピーでも冬に悪くなる乾燥型の人がいたり、夏に悪化する人がいたり、はたまた、年中、ずっと悪い人がいたり・・・。

症状が強くなる時期だけでなく、湿疹の形も質も、人それぞれだったりします。
まだ、僕地震、治療に慣れていない初学の頃は、肘裏や膝裏、首辺りに湿疹ができるのがアトピーなんて、幼稚くさいことを考えていたこともありましたが、何年も何人もアトピーの人を治療していて、わかったことは、体内の原因で湿疹が出ている人、アトピー系湿疹に菌系の湿疹が混ざっている人、蕁麻疹的な湿疹が混ざっている人、薬剤性の特異な、ゆがんだ新種の湿疹みたいになっている人、乾癬になっている人、それらが、複数混ざっている人など、いろいろなタイプがあることがわかってきました。

アトピー自体が「奇妙な」とか「特定されていない」などの意味なんだから、いろいろな皮膚病の総称だといってもいいかもしれません。

病院ではあたかも、アトピーという特定の湿疹があるかのような診断をするから、ややこしいんですよね。
最初から「あなたはよくわかんない皮膚病ですね」と診断?していれば、ややこしくないのですが。
ただ、これ、医者が正直に表現したら「だったら診察代とらないでくださいね」って言われますね。

話が飛びますが、病院に行って、医者が診察した時に「よくわからない」っていう場面が多いのですが、なんで、その後の支払いで診察代が含まれているのか不思議です。
はっきり「わからない」って言ってんだから「診察代」はとれないような気がするのですが・・・
あれ、場所代?

まー、そんな感じで、僕も初学の頃は、さすがにアトピーに消風散、十味敗毒湯みたいな幼稚なマニュアル処方はしてませんでしたが、それでも「アトピーという体質に対して、どんな漢方薬が良いのだろう?」と今考えたら、よくわからない病気を目標にして体質を考えていました。

それから、もうすぐ10年になろうとし、いろいろなアトピーの方の治療をしている間に、アトピーがある体質を見るのではなく、冒頭にも書いたような多様なアレルギー反応の集合体としての体質を考えなくてはいけないという結論に至りました。

うちでは、アトピーが治りやすい人と治りにくい人の差が明確に現れていて、その違いも最近、はっきりとわかりました。

これも多様なアレルギー反応の集合体を発見するに至ったきっかけなのですが、女性は比較的に早く治るが、男性は結構、苦労するという治療経験です。

女性は、早い、遅いはありますが、確実に1歩、1歩、治癒改善していく感じです。
男性の場合は、良くなって1歩進んだかと思うと、次には斜め後ろに1歩下がるという感じ。

この治療の経過を最初は、ただ単に自分の腕が悪いと思っていましたが、女性側で治った人は、30年来のアトピーが完治している人だったりするのに男性側の場合は、それよりも、もっとキャリアの少ない10年位のアトピーの男性の方が苦労する。という事態になってきました。
なので、ここは治療研究として、うちで完治した人にインタビューしてみようと思い、治った後で今は治療していない人の何人かにインタビューしました。

そうすると、1つのおもしろい事実が浮かび上がってきました。
どんなにひどい状態でもうちの治療でアトピーが完治した人は、ステロイドの使用期間が短く、かなり昔に一切、やめていたのに対し、男性はほぼ、100%ステロイド使用は今も現役で、それも、使い方も結構ハデな使い方です。

ステロイドの薬理も副腎の働きも西洋医学の生理、薬理で理解していますが、なぜ、ステロイドを使っていると治りが遅いのかよくわかりません。

ただ、ここから更に突っ込んで考えていくと、ストロイドを使用していない人とステロイドを使用している人の漢方薬に体質差が見えてきました。

漢方治療って、体質のいろいろな東洋医学的要素が湿疹にどう関係しているのかを分析し、それを調整する漢方薬を選びます。

熱の巡りの悪さからきている湿疹なのか?
水の巡りの悪さからきている湿疹なのか?
肝の臓の機能が関係している湿疹なのか?
それらが全部絡んでいるのか?など。

「かゆみを止めるとか、湿疹の炎症を抑える」みたいな、そんなストレートで単細胞的なわかりやすい治療ではありません。
それだったら楽なんですけどね〜

その人の体質を推測し、その体質が調整されるであろう漢方薬を選び、飲まれる前に治療方針として「たぶん、こんな感じ体質が変わっていくはず」という推測を元に漢方薬を選ぶわけですが、女性というかステロイドを使用していない人の場合は、割合、推測通りの体内変化を辿るのですが、過去も今も絶賛ステロイド使用中の人の場合、予期せぬ体内変化を辿ったりします。

それで、治療が1歩、1歩進まなくなっちゃったりするんですよね。

手放しにステロイドが悪い!とは言いませんが、あれ、たぶん、長期間、強いものを使っていると体の働きを何か違うものに変えていってると思います。

そんな体内を魔改造してるであろうステロイドですが、魔改造するからといって、ピタッと止めても、これはこれで難儀です。

脱ステロイドで治すとかいう病院も増えてきていますが、うちに来られるアトピーの患者さんはキャリアが長いので、そのキャリアの中で脱ステロイドで治った(?)こともあるみたいですが、とりあえず地獄だし、結局、再発するみたいです。

ということなので、実際に悩んでいる人の現実をお聞きしていると、ステロイドを塗り続けたら、漢方薬がまともに効かない体になるし、脱ステは地獄で再発するしで、病院のステロイドは結局は、その場しのぎでしかないし、完治させたいなら、その場しのぎ位にしておいたほうが無難だと思います。

どうせ、最近の皮膚科ってストロングかベリーストロングのステロイドをただ、塗らせるだけだし、ステロイドの副作用的な2次的な湿疹になっている人もいるので、最早、皮膚科は医者なしのステロイドの自動販売機でいいんじゃないかと結構、本気で思ってます。
ちなみに、これはヘビーなアトピー患者さんも同じ意見でした。

うちでの治療は折衷案です。
いきなり何の代替えも補助もなく根性で脱ステするのは、無謀というか、よろしくない行為なので、漢方薬でかゆみの元を断ちながら、調子をみて、ステロイドのレベルを順に落として、なるべく早く、ステロイドをやめて漢方薬が素直に効く体にしていくといった感じですね。


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2016年07月13日

冷やすと温める漢方薬のいろいろな使い分け

今時は、かなりレベルの低い漢方の考え方だと思いますが、それでも、未だに「温めれば病気は治る」「女性は冷えているので温めないといけない」などが漢方の考えであるかのように主張しているものがあります。

でも、今の時期なんかは、皆さん、いかがですか?
冬は寒くて仕方がなかった人も今は、それほど、冷えで悩んでないんじゃないでしょうか?

漢方治療では冷えと温めるは、実は複雑な使い分けがあります。

確かに特に女性は、冷えを感じることが多いですが漢方では「冷え」というのは、医者などが「冷えますか?」と聞いた時に「冷えます」と答えたら、イコール「体が冷えている」というような、そんな単純な考え方はしません。

東洋医学は、やや摩訶不思議なところがあるかのような説明をする人がいますが、あれは、おそらく東洋医学を理論的に理解できない人が、ごく少ない、わかった部分だけで漢方を説明しようとするので、その人のよくわからない部分が怪しげな感じになってしまっているのだと思います。

確かに漢方は科学的ではないですが、かといって、理屈のない、いい加減なものではなく、非常に理論的な医学です。

ちょっと例えが違うかもしれませんが、西洋医学が物質的な科学だとすれば、漢方は天気や感情などの自然科学みたいな感じです。

それは、さておき「冷えているから温めればよい」のような本当にいい加減なざっくりしすぎている考えの先生がいますが、漢方では冷えにも何種類かの体質があると考えます。

一般的によくある考え方である「冷えていたら温めればよい」という体質は、陰証の虚寒証とよばれる体質で、華奢で体力がなく、手足が冷え、体感的にも寒がりで、内も冷えやすいので、冷たいものなどを飲むと、すぐに下痢をしたりします。

こういった方は、冬の方がより冷えますが、夏も冷えやすく、エアコンなどで、すぐに冷えます。
冬などは眠る時に体が冷たくで寝つけないこともあります。

こういった方は、一般的なイメージ通りに体全体を温める力が強い漢方薬を使用します。
体全体を温めるといっても、なんとなくボワーンと体全体を温めますよ〜みたいな詐欺っぽいモヤモヤしたものではなく、体全体が冷えていても、熱とよばれる強さの働きと体力と気を補って、3つの働きで強く温めたり、血や気の通り道を押し開き、その巡りを活性化することによって、体のすみずみまで血と気を行きわたらせて温めたりと、強く温める場合も、その人の体質によって、微妙に治療の方法が分かれてきます。

実は、このような一般的に「冷えている」と思われているタイプは少なく、女性で多い冷えは、上熱下寒とよばれる部分的冷えや血虚系の冷えです。

上熱下寒とは体の上半身は暑かったりするけど、膝からしたなどは、すごく冷えるといった感じの体質です。

こういった方は、手は冷えません。
なので、漢方治療で問診をとる時に「冷えますか?」とざっくり聞くのではなく「手は冷えますか?」「足は冷えますか?」と別々に聞くことは重要です。

こういった証の方は、上半身の気と熱は降ろして、下半身に熱を促すようなイメージの治療になり、そういった役割の漢方薬を使用します。

血虚系の冷えというのは体で使用する血と体で消費する血のバランスが取れずに血が不足している方が血の不足から冷えを起こしている状態を指します。

漢方では、血は肉体的な活動だけでなく、思考など、体のあらゆる活動で使用すると考えられています。

ですから、西洋医学にあるような、成人の人なら「これくらいの血液量が入りますよ」というような液体の容積と平均値を比べるだけのものではありません。
西洋医学の検査で見ているのは、平均値と比べて、あるか、ないかだけですね。

漢方の場合は、悩んだり、激しく疲れたりすると血を消耗し、なくなった分を製造できなければ、不足するので、その状態を血虚とよびます。

熱を巡らせる血が不足している状態なので、冷えになってくるのですね。
この場合は、一般的にあるような温めることが治療のメインではありませんね、
血を増やすことがメインになります。
血を増やし、それから温めることによって、血の活動を活発にして、冷えを取り除きます。

その他にも、「気」の乱れ、現代の医学でいえば、ストレスなどで自律神経の調整がうまくいかなくて、一定の条件で手足だけが異常に冷えるなどの冷えがあり、この場合は、気の調整をすることによって冷えを取り除きます。
温めるわけではありませんね。

あと、体に余分な水がたまっていて、それが濡れた衣服のように体を冷やすという体質など、いろいろな体質があるので、漢方ではそれらのバランスをとるようにして温めます。

漢方で「温める」というのは、暖房にように、ただ単に「温める」というわけではないのです。

その人の体質に合わせて結果的に温まるようにもっていくということですね。

漢方は「陰陽」の法則が大原則になっています。
なので、どんな体質の人にでも良い薬というものはありません。
温める力を強い熱の漢方薬は、熱証とよばれる熱の調整がうまくいなかにタイプには毒になります。
なぜなら、そんな人を温めると熱が体の中にこもって悪さをするからです。
ちなみに僕はこの熱がこもりやすいタイプです。

体質に合わせる漢方薬というのは、こういうことですね。
誰でも温めれば、治るというものではないし、温め方にもいろいろとあるということですね。

特にこの時期は要注意です。
冬に冷えで悩んでいた人だって、今は暑くてしょうがいないのです。
でも、詳しく聞いていくと「足先は冷える」「お腹は冷える」「手はほてる」「首から上は暑くて汗ダラダラ」のように冷えと熱が混在しています。

そんな時は、足先が冷えているからといって、ただ単に温める漢方薬を使うべきじゃないですね。

温めるとか冷やすとか、そんな単純なものではなく、どう冷えと熱のコントロールをするか。
それが漢方治療です。


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2016年05月31日

薬を薬でかぶせて治そうするのは愚策じゃない!?(肝炎)

もともと、昔に、うちの患者さんだった人が、新たな相談で久しぶりに来られました。

以前に来られた時とは違う症状で、突然、肝臓の数値がものすごく上がったとのこと。

GOT、GPTが通常の8倍〜9倍に跳ね上がり、異様なだるさ、食欲不振、吐き気、ゲップ、胸の熱感や上半身ののぼせ感など。黄疸はありませんでしたが、かつてないほどの最悪状態。

年齢は30代前半の女性で、アルコールは一切飲まず、昔からの持病も一切なし。

普通で考えたら急性肝炎ですが、病院のエコーの診断結果を見たら「急性肝炎らしくない」との診断。
かといって「何」ということもなく、得意の不明という診断。

病院の治療はおきまりの「なんとなくウルソの投薬」
この辺のマニュアル治療はさすがですね。
勉強のエリートは絶対に一般的なマニュアルを外しません。

ウルソを飲み始めてから肝数値は、ほんの気持ち程度、下がったが、とにかく、異様なだるさ、吐き気、ゲップ、熱感などの自覚症状は1mmも変わらず。

検査数値も重要だとは思いますが、患者さんは「とにかく症状をとっておくれ」といった感じだったそうです。

その後、病院の「検査→ウルソ→検査」の繰り返しで「病院は詰んでるみたい・・・」と感じられたようで、一旦は近くの漢方薬局に相談に行かれたようです。

そこで処方されたのは「牛黄清心丸」
出たー!といった感じ。

漢方薬局と言いながら、牛黄清心丸と鹿茸でなんでも治ると思っているサプリメントノリの店ってあるんですね。

こういう店って、大体この2つにプラス田七などの血をサラサラにするものしか処方しません。
最近は更に腸をキレイにするものプラス!

どんな病気でも血をサラサラにする田七と牛黄清心丸みたいな。

漢方ってサプリじゃないですからー

牛黄清心丸といえば、思い出しますが、僕の西洋医学の師匠は上海人で、西洋医学はもちろんのこと、漢方のことも、よくご存知で、日本に来られた時に驚いたのが「なんで日本の薬局はどこも牛黄清心丸が山積みなの?」と言っておられました。

なぜ、そんな質問をされるかというと、牛黄清心丸って漢方の理論から言ったら、譫言、痙攣、高熱、病気で行ったら脳梗塞の直後みたいな時に使うものなのです。

その滅多に使わなさそうな処方が店に山積み!
師匠からしたら、日本はそんなヤバイ人があちこちに一杯いるのか?という素朴な疑問です。

でも、師匠、違うのです。
日本では勝手に「体力がつく」とか「元気になる」とかひどいのになったら「風邪がすぐに治る」みたいな漢方理論そっちのけで売ってるのです。

なので、今回の症状に効くはずもなく。
患者さん自身もその漢方薬局の説明に怪しさを感じたらしく、ほぼ飲まない状態で、うちに相談に来られました。

うちでは病院と関わり出してからの経緯を順に詳細に全部、聞きました。
そうすると、ある事情で一時期だけ、降圧剤をのみ、その後、ステロイド、不安感があるので、心療内科系の薬。その後も、やれ、吐き気にこの薬だ。食欲不振にこの薬だと。

薬のオンパレード。
時間経過と検査数値を並行してみていくと、どんどん、どんどん、肝臓が壊れている感じ。
そりゃ、肝数値も悪くなります。

一応、師匠に相談したら「薬は全部肝臓で処理するんだから、次々、薬を使ったら、肝臓がへばるに決まってるでしょ!生理学と薬理学の基本だよ!」

「はい、それはちゃんと理解し、おぼえています。師匠」
僕は漢方専門なので、一応、西洋医学の専門の師匠に確認しました。

で、トドメに牛黄清心丸。
漢方薬って、その人のその時の体質にも合わせる必要があるのですが、牛黄清心丸って、かなり強い負担を与える薬なんです。
その方は、虚証とよばれる体質なので、当然、そんなもの弱ってるところに放りこまれたらよけいに疲れます。

病名漢方のマニュアルからいくと、肝炎ってインチンコウ湯とか、大柴胡湯を使います。
肝臓に強く効かせる生薬が含まれる漢方薬を使用するのですね。

うちは、病名や症状ではなく、証(体全体の状態)をみて、漢方薬を選びますので、インチンコウ湯とか、大柴胡湯なんて選択肢は、弱っている虚証の患者さんに使うなんてありえません。
この辺の漢方薬を使ったら、更に悪化するのは目に見えています。
それは「証」が教えてくれています。

次に治療の方向性を考えていく上で、肝臓系のトラブルは柴胡剤とよばれるものを使うのがセオリーなのですが、治療の1段階としてやらないといけないのは「肝炎」を治すかどうかではなく「食事がまともに食べられるようにすること」

肝炎という「病気だけ」で見ると大柴胡湯とか患者さんの体力とか状況を一切無視したような処方をしかねません。
とにかく今は食べて、体力をつけるためには上焦(肩から上の部分)に熱がたまりすぎているので、それを降ろす必要があるため、上焦の熱をコントロールする漢方薬を選びました。

漢方薬名はあえて言いませんよ。
だって、この業界って、こういったブログを読むと「肝炎には○○の漢方薬がいいんだ!」とすぐに単純なマニュアルにしようとする人が多いので。(ちなみに同業や専門家は読まないでと注意していますが)

漢方薬を選ぶ時は「肝炎に○○の漢方薬」と直結で稚拙な選び方ではなく、「肝炎の□△の体質の人に○◇の漢方薬」を選ぶのです。漢方では肝炎の次に「□△な体質」という診断が必須なのです。

病名が同じ肝炎でも○○の体質だと選ぶ漢方薬も□△の体質の人の漢方薬とは種類が変わってくるのですね。
□とか△とか訳がわからなくなってきましたが。

その後、狙い通りに熱がひいて食欲が戻り、ゲップが少なくなり・・・と次々に落ち着いてきました。
もちろん、この時も漢方薬を渡すだけでなく、その人の体質に合わせた食事の摂り方をアドバイスしました。一般健康論でないやつね。

まとめ的には、具合が悪くなった時に体に負担を与える病院の薬を次々にかぶせて治そうとするのは、愚策ではないかと思う次第です。


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2016年03月30日

花粉症に対しての小青龍湯の間違った使い方!?

花粉症のいや〜〜〜な季節ですね。

あいかわらず病院の漢方はマニュアル大好き漢方なので、花粉症と言えば、小青龍湯を何も考えずに処方しているようですね。

うちの近くの耳鼻咽喉科も以前までは、この時期になるとツムラの営業さんが小青龍湯(ツムラ19番)のみを山のように抱えて、その病院に納品していました。
その様は、まるでスーパーの特売品!
あそこまで割り切って漢方薬をマニュアル特売してたら、逆に清々しいですね。
病院だけど安売りのドラッグのようです(遠い目・・・)

そういえば、その特売品も最近は見なくなりました。
よく、そこの病院で漢方薬を処方された人が、うちにその漢方薬の事を聞きに来るので、マニュアル漢方がやりにくくなったのかな・・・。
真相はわかりませんが。

それはさておき、どこの病院も得意の全国共通商品券のように花粉症と言えば小青龍湯を処方していますね。

アレグラなんかと同じだと思っているのでしょうか。
あんな発想だけで漢方薬を処方できる厚顔さが羨ましい限りです。
僕は漢方は複雑で難解な医学だと思っているのですが。

と言いながら、小青龍湯は花粉症によく効きます。
でも、その効き方が問題。
うちでは、その効き方のことを詳しく説明しています。

小青龍湯は効くのですが、効き方が新薬みたいな感じです。
いわゆる、皆さんが漢方薬で想像するような、根本的な治療効果ではない感じ。

小青龍湯は漢方的には「上焦の水毒と熱」という体質に合わせるとよく効きます。
よく効くと言っても、そこは漢方薬なので、誰にでも効くわけじゃありません。

花粉症だと言っても、人それぞれ、体質がありますので基本的にはその人独自の体質に合わせます。
あくまで漢方なので「小青龍湯の合う体質であれば効く」ですね。
小青龍湯が合わない花粉症だったらウンともスンとも効きません。

漢方では、病位という、どんなレベルの状態かを判断する属性レベルを判断する基準があるのですが、小青龍湯は太陽病と太陰病という2つのレベルを持っている変わった漢方薬です。

この病位というもの、詳しく説明するとブログ記事でvol.10位まで書かないと理解が難しい理論なので、簡単に説明するとレギュラーの4段階の上から4、3、2、1と弱くなり、レベルが高いほど、急性で使用し薬性も強く、レベルが低くなると慢性病で使用し薬性も穏やかになります。
(漢方薬性は強い=効果が強いではなく、体質と合わせるレベルと指します)
他にイレギュラーレベルが2つあります。

つまり、小青龍湯は、急性で薬性も強い状態のものです。
もうひとつ、裏属性で穏やかな薬性レベル2も持っていますが、これはイレギュラーな特殊なものなので説明すると、かなり長くなるので、今回は割愛。

要するに小青龍湯は早く強く効くのです。
その代り、漢方は自然界の陰陽の法則で動いているので、早く効くということは、じっくりと効かせて、根本的に治す治療に使うのは難しいということ。
治療の世界でも一夜づけは、すぐに忘れちゃうんですね。

経験上、効果の持続時間は大体、2〜3時間位。
飲んで40分しないうちに鼻水なんかが止まってきますが、3時間もすれば、ドバーと鼻水が再開です。

病院の薬、お得意の「薬を飲むと症状が止まる → 時間が経ったら症状が再開」のループが小青龍湯でも始まります。

効き方が新薬的なんですね。
その上、病院では誰でも効くと勘違いしているかもしれませんが、そこは漢方薬なので、体質が合ってなければ小青龍湯も全く効かない人もいます。

基本的には小青龍湯のみで花粉症を治せないことはないかもしれないですが何年もかかると思います。
ちなみに僕は小青龍湯で花粉症を根本治療できると考えていませんので、花粉症の時期でない時も飲んでても意味がないと思っているので、うちでは「新薬で眠気や頭がボーッとするなどの副作用がなければ、花粉症の時期が短ければ新薬を飲んだほうがいいよ」と新薬の方を勧めています。

その新薬も病院は保険で若干、安いですが、ドラッグでも病院が処方するものと同じ成分のものが売ってますので、病院に行く時間や待ち時間を短縮できる方が大事だと思う人は、ドラッグで買ってください。
ドラッグでもそんなに高くありません。

まとめると、新薬の副作用が困るなら、小青龍湯が治療薬になりますが、レベル4の漢方薬なので、飲み続けていたら、だんだん効いて根本治療してくれるということは稀です。

小青龍湯も体質を選ぶので最初の何包かで、症状が緩和されなかったら、飲み続けても効いてきません。
小青龍湯とあなたの体質が合ってません。
小青龍湯はあきらめましょう。他に花粉症に使用する漢方薬はいくらでもあります。

小青龍湯が、その時に効いたとしても、新薬的なので花粉症の時期を過ぎて飲み続けても根本的には治らないと思います。
長くても1ヶ月飲み続けて、やめた時に症状が再開していたら、さっさと違う漢方薬にしたほうがいいです。

一応、花粉症からガンまでの漢方相談を専門にやってきた僕の見解です。


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2016年03月15日

捻挫や骨折の治療の役に立たない病院

お店で仕事をしていると嫁さんの方から焦った口調で電話がありました。
どうも、うちの息子がサッカーをやっている途中でくるぶし辺りを捻って捻挫をしたらしいです。

「整形外科に連れて行ったほうがいい?」という電話。

患部の腫れ具合もそれほどひどくなく、膝あたりに手で振動を与えた時にくるぶし周辺の骨に痛みが走るかどうかを確認したところ、ないとのこと。

だったらと即座に「病院は行く必要はない」と答えました。

このブログでも過去に書きましたが、去年に僕自身がスケートで事故に合い、左人差指の靭帯を断裂?しました(?なのは、6つ行った病院のどこもが曖昧な診断しかしなかったため)

最初は骨にヒビがいってるとか、いってないとか、靭帯が切れている、ただの突き指など3つの病院でどれも曖昧。

行った病院は近くの老人介護主体の腰掛け的な整形外科。
近所でリハビリに放り込んで儲けているというところから鶏小屋と呼ばれている町の整形外科。
元、大病院のリウマチ専門の権威の先生が個人開業した整形外科。
うちの周辺だと事故などの救急でも運ばれ手指の手術でも定評のある大病院。
由緒ある鍼の学校と併設されている整形外科(院長に診てらもいました)
もう一つはスポーツ専門外科をしている友人の整形外科。

おそらく同じ整形外科でも、あらゆる種類の整形外科に行ったと思います。

怪我をした当時は同時に複数の病院に行ったら実際はこんなことになるんだと勉強になりました(友人のところは親身に相談にはのってくれました)

あの時は、6つの病院に順に行ったので毎朝、仕事前にどこかの病院に行っているという状態。

しかもどれも初診で他の病院の情報は話していません。
なぜなら、どこもどんな治療能力をもっているのか見てみたかったから。

そこから学んだことは、病院は行っても、ほぼ無意味、治してくれないということ。

今回の場合、病院に行くかどうかのポイントは、骨が折れているかどうか?です。
さすがに骨が折れているかどうかは、最後はレントゲンで見ないとわからないからです。

ただし、病院に行けばわかるのではありません。
僕の経験からいくと、病院でもポッキリと素人でもわかりそうな骨折しかわからないようです。
しかも、骨折してても僕らがイメージするような治療ではありません。

整形外科の捻挫や骨折の治療は多分、全国同じです(たかだか6つで6種類のバリエーションの病院しか行ってませんが)

湿布、痛み止め、テーピングなどによる固定、それと安静。

多分、どこに行っても同じです。
僕も6つの病院ともこれでした。

残念ながら自然治癒力を研究している僕ら東洋医学の人間からすると、これらは治療ではありません。

看護師さんなど医者以外の補助の方がする応急処置です。
補助処置といってもいいでしょうか。
結局、その人の自然治癒力にまかせているだけで、医者自身から積極的に治療として働きかけているものはありません。

(湿布)怪我した直後に腫れたら医学のド素人の人でも冷やしたほうがいいと思います。
しかも、湿布をし続けたところで湿布の薬効が骨や靭帯を治してくれるわけじゃありません。

(痛み止め)医者、これ好きですよね。僕の時も痛みは耐えれると何度もいってるのにやたら処方してきました。鎮痛剤は痛みを緩和するだけで、これまた骨や靭帯を治してくれるわけじゃありません。

(テーピング)最初は動かさないほうがいいというには、これも医学のド素人の方でもそうしたほうがいいって思いますよね。
しかもテーピングするのは看護師さんかリハビリ師さん。僕の経験では医者は下手くそでした。
固定は実は諸刃の剣で怪我の度合いによって、動かす箇所と動かさない箇所を状態に応じて考える必要があります。またどれくらいの時期から動かすかは重要なのですが、僕の経験からすると4週間固定とか、マニュアルっぽかったです。

(安静)言うまでもなく自然治癒力。これも医学のド素人の方でも休んだほうがいいのはわかります。

そう、僕の経験では診断は曖昧。治療はただの補助的な措置。
どこに医者が必要なの?と思いました。

しかも僕の時は結局、有名な大病院で一生治りませんと言われただけ。
「いやいや、あなたの無能をカミングアウトされても・・・」と苦笑いしか出ませんでした。

でも、西洋医学には手術があるじゃないか。
そうです。僕の西洋医学の師匠は元細胞顕微外科医。
神経を1本、1本繋ぎあわせる手術をする先生。

もちろん、その先生にも当時、相談しました。
そうしたら、先生、曰く、
「手術は単純に治してくれると考えてはいけない。
生活できないほど、どうしようもない状態を生活できるようにするのが目的で、手術といえば聞こえがいいが、要は健康な組織をぶった切る傷害行為に違いはない。
基本的には人間の身体は一度、傷をつけると2度と本来の元の姿にはならないので、なるべくしないほうがいいし、もっとひどくなる失敗とも隣り合わせだ」
とおっしゃっておられました。

だから、怪我した状態を本当の意味で元の状態に戻したい。
と思ったら病院って役に立たないんじゃないかと思うのです。
少なくとも6つの病院に行ったって。

なので、うちの息子も病院には行かせず、一緒に治療コラボしている鍼の先生に電話。
すぐに診てくれて、見るなり「あーこれ鍼ささないとダメですよ」とのこと。

小3ですが、遠慮なくブスブス、鍼を15本ほど刺しましt。
そうしたら、翌日からほぼ、痛みなし。歩くのも少しの違和感だけ。
手前味噌ではありますが、東洋医学ってスゲーと改めて思いました。

で、鍼の先生と病院だったら、今頃、鍼の痛みに耐えられる子に痛み止めの薬、出して、次の日から歩いている子に2週間、固定して安静って全国共通商品券みたいな治療するんだろうな。と笑い話になってました。

2日目から走ろうとする息子に固定と安静は必要ないけど、もうちょっと怪我したことを自覚した動きをしなさいと注意するので大変です。


posted by 華陀 at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする