2015年02月17日

抗ヒスタミンなどの対症療法の治せる範囲

久々に師匠の勉強会に参加しました。

僕は西洋医学と東洋医学の師匠が別々に2人いるのですが、今回は西洋医学の師匠の勉強会。
西洋医学の師匠という呼び方をしていますが、西洋医学だけにとどまらず、キレっ!キレっ!の頭の賢い使い方を僕に教えてくれた先生です。

先生曰く、
「生理学やら薬理学などの西洋医学の「知識」はネットでも本でも今は誰でも勝手に勉強できるから、それは適当に勝ってにやってくれ、大事なのは西洋医学の論理的思考法や
身体の捉え方や原理原則だよ」とのことです。

実は僕は薬業界の勉強会が大っ嫌いなんですが、師匠の勉強会だけは別です。
その他の勉強会がなぜ、嫌いかというと単純に時間の無駄だから。

漢方相談や健康相談を主体としているお店を対象にした勉強会のほとんどは「どうやって説明すれば売れるか」的なものが多く、まじめに勉強しているものはそれはそれで「自分で本読めばいいやん!」ってものを無駄にやってる感じで全く時間の無駄なのです。

まーそれはおいといて、一応、1年に1回は師匠とは会うようにしています。
会った時は、自分の相談の中で疑問に思った西洋医学のことなどを僕が相談します。

最近は患者さんから聞かれた西洋医学的な難しいことや現場の先生じゃないとわからないことは、即、師匠に電話して教えてもらっているので、まとめて聞くってことはないので、今回、質問したのは患者さんの事と関係のないお話し。

去年は、師匠に「西洋医学のお薬は対症療法の薬なのに、それを長期間、続けたら慢性病が治るとする理論的かつ科学的根拠はなにか?」と問うたところ、逆に「なんで対症療法の薬を続けたら慢性病が治ると思ったのかわからない???」と言われました。

対症療法の薬を続けたら慢性病が治るというのは、僕が思ったことではなく「日本の医療の現状がそうなっている」と説明すると「意味不明」だと言われました。

師匠は日本人ではないので、日本で対症療法の新薬だけをダラダラと長期間、処方している意味がわからないと言っておられました。

西洋医学の治療薬である薬は薬理的に細かく紐解いていけば、身体の中の酵素やホルモン、内臓機能等を化学薬の力で無理やり遮断したり、抑えたりするわけです。

症状などを無理やり抑え込むみたいな感じですね。
それを全体的にファンタジーで捉えたら「治療」となります。

師匠が言っておられるのは「薬理的に考えて対症療法の薬を飲み続けて慢性病が治るわけないやん!」というわけです。
その根拠がありません。

なぜなら慢性病の原因は1つの問題だけで引き起こされていないからです。
例えば、花粉症によく使う抗ヒスタミン剤(アレロック、ザイザル、ザジテンなど)は鼻水や涙の原因になるヒスタミンを抑えるものですが、薬理的には、鼻水や涙の原因になるヒスタミンを持っている肥満細胞の反応を抑えてしまいます。
鼻水や涙の原因になる細胞の働きを抑えてしまうので、症状は出ないわけです。

ここでちょっと考えてみましょう。
なぜ、肥満細胞は鼻水や涙を出させようとしたのか?
身体が嫌がらせをした?そんなわけありません。
身体に無駄な働きはないのです。

体内にたくさん入ってきた邪魔者である花粉を取り除くために鼻水や涙で追い出そうとした結果、肥満細胞が反応したのです。
鼻水や涙は実はよい働きだったのですね。
ただ、それが強すぎるだけ。

なので花粉症の原因は、鼻水や涙が出ることが真の原因ではなく「反応が強すぎること」が真の原因なのです。
それに対して西洋医学がとる治療?が花粉を追い出そうとちょっとがんばっている肥満細胞を弱らせること。これは反応が強すぎた「結果」にしか対応できていません。

解決策が表面的で付け焼刃的なのです。
抗ヒスタミン剤が悪いという話ではありません。
これは身体に元から備わっている反応の一部なのです。

抗ヒスタミン剤は構造的に「その場をしのぐ薬理しか持っていない」ということです。
花粉に対して反応が強すぎる原因はもっと深い部分にあるのです。
しかも1つではなく、複数のいろいろな要因が絡み合ってる。

師匠が病院の薬で慢性病が治る根拠が不明というのがここですね。

鼻水や涙が出て、眠れなかったり、まともな生活ができなければ、新薬でしのぐのは悪いことではありません。
しかし、対症療法の薬を飲み続けても元より慢性病を治す道理がないということですね。

最近は、その言い訳に漢方薬を使っているところも多いです。
病院はそもそも東洋医学的な体質をみれないので西洋医学の理屈だけで漢方薬を使おうとするものだから、意味不明な漢方薬の使い方がされていますが。

これを踏まえて、今度は「逆にそうは言っても、病院の薬を1週間ほど飲んだだけで、ずっと治っている人もいる。あれはなぜか?」と問いました。

漢方家の僕と外科医の先生が逆転したような質問です。

そうしたら師匠は、2つのタイプにわかれると。
1つは、症状がごく初期で、それほどひどくない。だから、新薬は無理やりな作用かもしれないが、その刺激ときっかけで後は身体の恒常性と自然治癒力(結局、自然治癒力なのね)が治してくれる。というタイプ。

もうひとつは、治ったように見えるが、一時期、治ったように見えるだけ。
治っている期間が長いから一見、治ったように見えるが、長期間、観察すると、結局、同じ症状が発現している。

つまり「その場しのぎ」の「その場」が、ちょっと長いだけ。

やはり、慢性病は、基本は、体質や生活との掛け合わせで作られているから、真の原因をなんとかしない限り、終わらないとのことです。

僕が常々、新薬は急性にしか使えない。しかし急性では威力を発揮する。という考えが合っているようですね。
日本人の医者に聞いても、こんな冷静には答えてくれなかったと思います。


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2014年12月02日

病院の風邪治療は無意味かも!?

さてさて、寒くなると風邪やらインフルエンザが流行ってきます。
風邪になると皆さん、病院に行きますが、アレ僕ら日々、現場で病気を治療している人間からみると無意味です。

実際に僕の意見だけでなく、今、制度的にも風邪の治療の保険適応はやめようという動きになっています。
「風邪薬は無意味」は医療界の常識?保険適用除外の動き 医療費削減議論が本格化

そもそも、西洋医学で風邪を治療する薬や治療方法は存在しません。
「でも、この時期に病院に行ったら治療してくれるよ」

はい、これ治療の内容をよーく見てみましょう。抗菌剤が中心になっていて、後は、咳止め、喉の炎症止め、痰を出すものなどです。
病院では抗菌剤が処方される事が多いですが、抗菌剤に至っては、「風邪で弱って二次的に菌が強くなって、症状が悪化しないよう」にと、ややこしい処方になっています。

要するに病院で風邪を治してもらいに行ったけど、風邪ウィルスそのものを治す治療薬や方法はないので、病院が勝手におせっかいに、次になるかもしれない菌による炎症に対して薬を処方しているという図です。

「でも、体力が弱って風邪のせいで菌が繁殖して炎症も起こしちゃうんじゃない?」

はい、その可能性はあります。
しかし、抗菌剤は効果だけでノーリスクとうものではありません。
西洋医学は人工化合物ゆえに常に効果とリスクが、つきまといます。
抗菌剤は、喉や鼻そのものに効くのではなく、全身に効きます。
喉や鼻が菌による炎症を起こしていれば確かに炎症は治りますが、腸の良い菌もやられて下痢になったり、胃もやたれたりします。

僕はだいたい、どっちもやられますので、風邪では、まず飲まないです。
そもそも、忘れてはいけないのは、抗菌剤は風邪を根本的に治すために処方されたものではありません。

あくまで二次的な菌による炎症に対しての治療です。
肝心の風邪に対しては治療薬も治療方法も何もないのです。無力!

風邪で病院に行く利点があるとすれば、体力がなく食欲もなくなり、胃腸もダメになっちゃった場合の点滴ですね。

これも風邪には効きませんが、自分の体力はカバーできます。
消極的な治療ではありますが、これだったら、100歩譲って、風邪で病院に行く意味があるかもしれません。

それでもリスクはあります。
それは病院に行くことによって、より風邪がひどくなる可能性。

風邪は感染症です。
風邪って、ここからは「風邪って病気ですよ」なんて境界線はありません。
身体の中を見てみると風邪ウィルスと自分の免疫が戦っています。

自分の免疫が勝てば、風邪にならないし、自分の免疫が風邪ウィルスに負ければ、いろいろな症状がジャンジャン、出てきます。

つまり、風邪は自分の免疫軍と風邪ウィルス軍の戦いです。
単純にどちらが多いかという数からも強さをみることができます。

風邪の時期に病院に行ったら、風邪ウィルスを持った人が集まっています。
そんなところに滞在していたらどうなるでしょうか?

風邪は非常に感染力の高い病気です。
もし、実は、それほど風邪ウィルスが体内にいなかったのに、病院に治療に行ったら・・・
治療に行ったのにわざわざ、風邪ウィルス軍団の応援をしに行くようなものです。

点滴は、体力をなくしてしまいがちの人には、有効ですが、風邪ウィルスを強くしてしまうことと、天秤にかけないと、より悪くなることもあります。
ただし「自分が行く病院は、めずらしく自分しか風邪の患者がいない!」なんてところだったら、治療に行くのも1つの方法ですね。

では、抗菌剤以外の治療薬はどうか?
これはケースバイケースです。

西洋医学でも漢方でも、風邪を治すのは自分の自然治癒力です。
なので、風邪を治療する時ってのは、自分の自然治癒力の使い方で決まります。
漢方薬は、この自然治癒力を効率よく発揮できるように体質に合わせて処方します。

そして、病院で抗菌剤と点滴以外の風邪の治療といえば、咳止めや鼻水を止めるもの、去痰薬ですね。
これらは不快な症状を止めるもの。

「不快な症状を止めてくれるから、この薬は悪くないんじゃないの?」って思います?

そう、悪くはないです。
しかし使い方を誤ると、さっきの抗菌剤のように悪者に早変わりします。

風邪をひくと発熱や咳や鼻水が出るのは、不快な思いをさせてやろうとしてやってるのではありません。
体内に入ったウィルスを体外に追い出そうとして、咳や鼻水が出るのですね。
つまり、これらを薬で強制的に止めてしまうと、ウィルスは体内に残ることになります。
解熱は、安易にやっちゃいけないのは、今は病院でもわかるようになってきたようですが、咳や鼻水は、まだ単純に止めればいいと考えているようですね。

それでは、止めないで放っておくのがいいのか?
それもダメ!なぜなら、体力が奪われて、風邪ウィルスが強くなるから。
ここで、漢方得意のバランスをとるという考えが出てきます。

答えは症状は止めてもダメだし、放っておいてもダメ。
適度にウィルスを追い出すようにしむけながら、体力を奪われないように症状を止めるのです。
漢方薬は体質を見ながらするので、これが可能ですが、

西洋医学はオンオフの融通の効かない治療なので、症状は止めるか、放っておくかの2択しかありません。
症状を一切止めていまったらどうなるか?
自分的には楽ですが、要するに体内が風邪ウィルスと戦うのをやめさせますから、結果、風邪をダラダラを長引かせます。

病院での風邪治療、政策的にも無駄だと考えられつつありますので、病院に行く前にちょっと考えてみましょう。ちなみに病院のマニュアル漢方治療だと風邪に通用しないと思いますが、体質からみてしっかりと治療すれば、漢方は風邪治療に最適です。


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2014年11月18日

漢方的に考える冷えの原因

今年はなんか、急激に寒くなりましたね。
僕はサーフィンが趣味なので、楽しい半分、辛い半分の時期でもあります。
お〜さむッ!

さて、この時期になると冷えを解消する食べ物とか、冷えを克服するライフハック系の記事などが、ちらほらと目立ちます。

冷えを解消するための食べ物や料理、克服の方法は、記事ごとにそれぞれの事が書かれているのですが、どの記事にも共通していることがあります。

それは「冷えの原因」です。
どの記事も冷えの原因が「末端の血の巡りが悪いから冷える」という感じ。
更に「血の巡りが悪くなると代謝も落ちて熱がつくれなくなるから」といった感じ。

対策はどの記事でも、それぞれですが、原因はどの記事も同じです。
なので、一般的にも「冷え=末端の血の巡りが悪い」が常識化しているようです。

漢方で冷えを考える場合、漢方は東洋医学なので、末端の血流うんぬんは関係ありません。
もし、漢方相談しているのに「あなたの冷えの原因は末端の血流がどうたらこうたら」と説明しだしたら「あっこの人、漢方の医学理論の事、知らないな」って思ってもらって差し支えないです。

「末端の血流が悪い」は、西洋医学的に考える「冷えの原因」であって、漢方が考える「冷えの原因」ではありません。

ちなみに西洋医学では「冷え=血流悪い」みたいに考えるので、血流を良くする薬だとか、血流を邪魔しているコレステロールや血糖を下げるみたいな治療になりますが、血流を良くする薬なんて、薬理的なカラクリをみれば「血の中の出血を防ぐ血小板などを少なくして血流を良くしよう!」みたいな「それ、なんか違うだろ!」みたいな治療です。

コレステロールや血糖を下げるのも、血に混ざっているものを下げるだけで、甘い物や油もの食べて、即効に冷えてくるわけではないので、その治療って、いつまでかかるんだよって感じです。

西洋医学やサプリメントだと「冷えの原因=血流悪い」になりますが、漢方では違います。

漢方が考える冷えの原因は1つではありません。
だって、漢方って体質に合わせて治療しますから。
当然、「冷え」だって1つの原因ではないのです。

漢方では、冷えの原因は何パターンもあります。
一般的になじみ深い「血流が悪いから冷える」という原因も漢方にはあります。

漢方では「お血証」と言います。
でも、こっからが漢方らしいのですが「お血」というのは「血がドロドロ、だから血流悪い」といったものではありません。

「お血証」もおおまかに2種類に別れます。
陽のお血と陰のお血です。
※〜証の「証」とは体質の構成要素を現すものです。

陽のお血とは「肝熱+お血証」というもの。
肝臓の機能がうまくいっていなくてお血になるタイプ。
このタイプは、足はすごく冷えますが、手はそれほどだったり、全身の寒さを感じる感覚は周りの人とそれほど変わらなかったりします。

陰のお血とは「血虚+お血証」というもの。
血虚とは、血が不足している状態。これも貧血と同じではありません。
血虚の事はまたの機会に詳しく説明するとして、血が足りていないのとお血が関わります。
漢方では血はエネルギーそのものとしても捉えるので、血が不足すると巡っていく力も衰えます。
これが寒証につながっていきます。

お血だけでも、どんどん記事が長くなってしまいそうです。
漢方では冷えの原因は「お血証」だけではないので、次にいきますね。

次の冷えの原因は虚証です。
体力や抵抗力が全体的に落ちている状態です。
漢方では肉体と精神を分離して考えないので、気疲れなどもここに含まれます。
とにかく身体全体が疲れているので、熱を作り出す力が弱く冷えを受けやすいです。

次の冷えの原因は水毒水証。
身体に余分な水がたまっている状態です。
衣服でイメージしてもらえばわかりますが、濡れている服を着ているとすごく冷えますよね。
体内であの状態。
いらない余分な水がたまっているので身体が冷えます。

次の冷えの原因は気証。
漢方では気は血を巡らせることと関わっています。
いわゆる漢方での推動作用というものです。

原因はまだまだあります。裏の寒証というものです。
わかりやすく言うと腸が冷えている状態ですね。

そして、脾虚証。
脾とは漢方で消化器の事です。
さっきの裏の寒証の腸と胃も含まれます。
食べたものからエネルギーがとれずに熱を思うように作り出すことができません。
脾虚証は血虚証や虚証などとも結びつきます。

後、腎の虚証です。
老人など腎の臓が衰えた状態。腎は火と水を司る臓器なので、腎が衰えると体温の調整が難しくなります。

よく漢方の事を書いてあるサイトで「冷えの原因→お血証パターン」などがあります。
今回も冷えの体質をパターン的に紹介しましたが、これは教科書上の理論で、実際は「お血証+水毒証+気虚証」など、それぞれのパターンが複雑に絡みあっていることが多いですよ。
一般の方は、なかなか難しいかもしれませんが、冷え対策は自分の体質に合った対策が良いです。


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2014年10月21日

病院に聞かれる「他で何の漢方薬を飲んでいますか?」は意味不明

最近、よく患者さんが「病院の方からどんな漢方薬を飲んでいますか?って聞かれたのですが、何と説明すればいいですか?」という質問があります。

これ、僕は意味がわかんないのです。
病院が他で飲んでいる新薬を気にかけるのはわかります。
飲み合わせとかがありますからね。

「漢方薬だって、それで聞いているんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、どう考えても漢方治療や漢方薬の事を本当の意味で理解していない病院が聞いているのですよ。
そんなところが聞いてどうすんの?と。

この前も堺市で人気のあるとある不妊治療病院で、うちの患者さんが「当院で治療されるのなら、他で漢方薬などを飲まれていると困ります」と言われました。
そして「一応、どんな漢方薬を飲まれているのか教えてください」と言われたので「どうしましょう?」と僕に相談がありました。

もちろん、いつでも説明は、させていただくので漢方薬の説明書というのか処方箋というのでしょうか・・・を書きました。
僕は、医者があまり好きでないので、ちょっと意地悪してやろうと思い、ほぼ「ひらがな」がない位、漢字だけで説明を埋め尽くしました。

おそらく、10年位やってる漢方専門の先生でなんとか理解できるくらい。
ほぼ漢方の専門用語。
タテマエ的に「医療の専門家として尊重して専門家向けに書きました!」みたいな一切、手加減なしの説明文。

患者さんは、そのままそれを向こうの不妊治療の先生にお渡ししたそうです。
そして、結果・・・
「スルー」
それがどうだという反応は一切なし。なかったかのように次の話しに移ったそうです(笑)

患者さんにしたら「???」
「他での漢方薬を飲まれていたら当院では困る」とかまで言いながら、超漢方医療的な説明書を渡したらオールスルー。
患者さんからしたら「なんだったの?」って感じですよね。

これが僕は意味がわかんないのです。
病院は漢方薬の名前や「ただのマニュアル的な効果」はツムラなどから資料をもらっていたり、勉強会に出ているから知っています。

しかし、漢方治療としての漢方の医学理論や漢方治療としての漢方薬の事はわかっていないはずです。
八綱弁証とか三陰三陽とかで診断しませんよね。
要するにマニュアルを見ながら「漢方薬の販売」はできますが漢方薬を使って治療はできないと思うのです。

そんな状態で他で飲んでいる漢方薬の名前を聞いてどうすんの?って思うのです。
さっきの病院みたいに、わざわざ恥をかくために聞くのでしょうか?
それだったら、かなりのマゾっぷりですね。

大体、西洋医学の新薬同士でも、最近は1つの病院でたくさん薬を処方するので、複数、通っている人なんて、いろいろと飲んでいます。
それらの飲み合わせの身体への害はありますが、はっきりいって、多数の新薬を長期連用した場合の害なんて西洋医学的にも、ほとんど把握できていません。

おまけに厳密に調べようと思っても、当の本人が他の病院での処方薬を忘れていたりするので、自己申告性なんて意味ないと思う次第ですよ。

それに新薬と新薬、新薬と漢方薬だけでなく、新薬とグレープフルーツを始めとした様々な食べ物との飲み合わせの害もいろいろと出てきています。
こんな要素もいれたら、聞いたって意味がないんじゃないのと思うのです。

それに病院に勤めている薬剤師さんが言ってましたが医者は個々の薬の詳しい薬理を理解していないことが多いと言っていました。
薬理を理解していなかったら、自分で組み合わせの害を考えることができませんので、更に聞いても意味がないように思うのです。

新薬と新薬、新薬と食べ物でもこの有様です。
漢方薬の場合は、これより更に厄介です。

なぜなら、漢方薬はツムラなどのマニュアルに書いてある効果がそのまま効果になっているわけではありません。

漢方薬は西洋医学のように特定の決まった効果を目標にして処方するのではなく、その人それぞれの体質を見極めて、その体質を調整するように漢方薬を合わせます。

病院はマニュアル漢方しか知らないから、マニュアルの書いてある通りの副作用など参照するつもりかもしれませんが、あれは漢方薬は法令上、医薬品になっているので、その法令上、西洋医学のルールにのっとって表記している副作用などです。

要するに漢方的に言えば、タテマエ上だけの副作用等となり、本来の漢方は体質に合わせて処方し体質に合わなければ全部の漢方薬が副作用を起こしますので、メーカーのタテマエ副作用は現場では通用しないのです。

また、漢方薬は同じものでも、体質によって「方意・方格」といって治療効果の捉え方を変えて考えるのが常識です。
例えば、加味逍遙散はある体質の人(ある病気じゃないでよ)には清熱効果として処方し、ある体質の人は同じ加味逍遙散を発散効果として処方するのです。
どっちが正しいではなく、どちらも体質に合っていれば治るし、治れば正しいのです。

いわば、1つの漢方薬に異なる方向性の効果がいくつもあるのです。
そして、その効果の方向性を決めるのは処方する先生です。
西洋医学とは根本的に世界が違います。

だから、自分の処方する新薬と他で飲んでいる漢方薬の兼ね合いを知りたかったら「漢方薬の名前」を聞くのではなく、漢方薬を処方した先生自身に、その患者さんの体質をどのように判断し、どういう方針で治療しようと思っているのか「治療の方針」を聞かないと意味がないのです。

と言っても、さっきの話しじゃないですが、漢方薬の販売知識しか持っていないから、「治療の方針」を聞いたところで「???」となって「飲まない方がいい」という一択しか言えないと思うのですが・・・

だから、いつも「何のために聞くんだよ?」と思うわけです。


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2014年09月16日

治すための養生は厳しくアドバイスするべきか?

西洋医学では病気の原因を1つに絞ろうとしますが、急性病、感染症、外科的治療以外の慢性病はその病気の原因が1つではないと思います。

感染症は、いろいろな症状を引きおこしますが、原因は全てウィルスや菌に集約されます。
菌やウィルスがなくなれば、頭痛や発熱、下痢などは、全てなくなります。

外科的なものも、症状の発端となった身体の器質的な原因があります。
骨折や腫瘍ができているなどです。
症状と原因の関係ははっきりとしていて、その原因を手術なりで取り除けば治ります。

急性的な症状は原因がわからなくても、病院の薬の強い作用で一時的にでも変えてあげれば、すぐに治ります。
急激になったものは、急激に治せるのですね。
これも症状の起こる原因は単純だったりするからです。

問題は慢性病です。
どれくらいから慢性かというのは病態別に変わってくると思いますが、病院の治療から逆算して考えてみましょう。

病院の新薬は対症療法といって、飲んだその場、その場で効いて、何時間かして薬効成分が身体からなくなれば、再び病気の状態に戻るので、飲み続けたからといって、だんだんと治っていくものではありません。

なので、そういった新薬独特の性質から2週間も飲んだり塗ったりを続けても、やめた時に2週間前に戻っていれば、後はいくら飲んだり塗ったりしても、同じことの繰り返しだと思います。
これは、よくアトピーの方の治療の話しでさせてもらっています。
ステロイドは炎症を強力に止めるものですが、薬効時間が切れれば、元の状態に戻ります。
塗れば、炎症がなくなって、薬効が切れれば、また元の状態に戻って・・・

理屈からみれば、長期使うことによって、だんだんと治っていく道理はありません。
(最近、ステロイドの長期連用でよくなる臨床例などが紹介されていますが、生理学、薬理学的に長期連用で何がどう変わって慢性湿疹が治るのかは一切解明されていません)
毎度、同じことを繰り返していくだけです。

つまり、症状や病気が慢性状態に突入すると、その場の薬効で治療しようとする対症療法の薬は適正な治療ではなくなってくるのではないかと考えられます。

だったら、慢性病の原因はなんでしょうか?
出だしは1つの原因だったかもしれません。
でも、症状が治らずに続くうちに他の身体の部分なども病的状態に陥っていきます。

慢性病になると原因1つでは語れません。
いろいろな要素が全部、原因として存在しているのです。
西洋医学の治療の基本は因果関係のない1つの病的状態に対して1つの治療なので、複数の病的状態になると実質、治療できないと思います。

そのいろいろな病気の原因は何かというと、あなたを取り巻く全てです。

住んでいる環境や食事、睡眠、運動、ストレスなど、その人を取り巻く全ての要素の中に病気になってしまう原因があるのです。

だから、元の健康な状態に戻そうと思ったら、生活習慣なども変えていく必要があります。
「生活を変えたほうがいいかも」ではなく、
漢方では生活を変えていくことも治療の1つになるのですね。

漢方薬が得意なのは、慢性病の治療です。
なぜなら、漢方薬は身体全体を整えて体全体のバランスを整えるからです。

慢性病は病的な状態が身体全体に散らばっているので、1つ1つの症状に薬を対応させても治せません。全体でバランスをとっていかないといけないのです。

それにプラス、もう一つの治療「養生」ですね。

生活習慣を病気にならない状態に整えていくことです。
この時に難しいのが、習慣を変えて行く事。
今のある習慣が身体にとってダメなことは皆さん、十分に分かっているのでね。
だから習慣なんです。

でも、その習慣をやめないと治療は片手落ちです。
根本的に治ろうと思ったら、身体のバランスを整える漢方薬と原因になっている生活習慣を整える養生の2つの治療を揃えることが必要ですから。

でも、習慣なんてなかなか変えられません。
僕の立場上、理想論を理論的にぶちかまして「生活をちゃんとしなくちゃ治らないよ」と言うのは簡単。それで変われば誰も苦労しませんよね。

しかし、自分もそうですが、言われて簡単に「ハイハイ」と変えられるものではありません。
漢方治療の難しさはここにあるのかもしれません。

厳しく指導するべきか、嫌なら「今までの感じで良いよ」と流すべきか・・・

僕自身もあんまりルールに縛られるのは嫌いなので、これは漢方治療の永遠のテーマですね。
今、うちで実践しているのは、どちらでもありません。

要は養生という治療も、どう取り組んで行くのか、話し合うといった感じ。
だから人によって、取り組み方がみんな違います。
漢方は人それぞれの体質に合わせるものだから、養生もそんな感じでいいんじゃないかと思います。


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2014年08月05日

漢方治療の真髄は体質診断にある(夏の養生編)

一般的に漢方治療は病院の補助的な治療とか、病院で処方される人工化学薬に対して、自然の穏やかな、ゆっくり効くやさしい薬というようなイメージがあるようです。

このイメージは漢方治療の本質からかなり、ズレているように思います。

漢方治療は西洋医学の補助的治療どころか、一部の急性病は西洋医学のお薬より早くよく効くことがあります。
現にうちでは、近所に耳鼻咽喉科がありますが、そこで副鼻腔炎の治療を受けていた人が3週間、全然、よくならなかった人もうちの漢方薬で1週間で鼻詰まりとれたりしています。ちなみにその耳鼻咽喉科、新薬と一緒に漢方薬も処方していましたが、僕からみたらまるで的ハズレでした。

慢性病の治療に関しては遥かに西洋医学を凌いでいると思いますよ。

漢方治療って皆さんが思っているよりも積極的な治療なんですね。
そして、漢方治療は実は漢方薬が凄いというわけではないのです。

漢方治療ってまず、その人の体質を判断してから、その体質に合わせて漢方薬を選びます。
だから、漢方薬って頭痛を止める効果とか、湿疹のかゆみを止める効果ではないのですね。

体質のアンバランスを調整した結果、頭痛がとれたり、湿疹のかゆみがとれるのです。

自分に合った漢方薬を選ぶためには東洋医学的な自分の体質を知る事から始めなければいけないのです。

そして、この体質は漢方薬を選ぶだけのデータではありません。

自分固有の体質がわかれば、どんなものを食べて、どんな生活を送ればいいのかが、自ずとわかるのですね。

漢方治療は漢方薬の処方よりもこちらの方がよほど重要です。

なぜなら、自分の体質がわかって、その体質がおかしくならないように気をつけていれば、病気になりずらいからです。

体質は、生まれつき持っている体質もありますし周りの環境の変化でつくられる体質もあります。

例えば、ここのところ猛暑が続いていますね。
外にいるだけで汗がダラダラ。

汗は元々、身体表面を濡らすことによって体表の温度を下げようとしますが、今のような高温が続くと、最早、汗は体表の温度を下げることができません。

そうなると身体の中に発生した熱が発散できないのです。
熱は身体の中でどんどん溜まっていきます。

一般的にはこれを熱中症と呼びますが、漢方では身体の中に余分な熱が溜まって発散できない状態を熱証といいます。

熱証の症状はそれこそ、その人の体質によって様々です。
また、熱が身体のどこの部分に滞るかで症状も変わってきます。

よくあるのは、熱証が首から上に溜まってしまう上焦の熱証というもの。
症状は頭痛や口内炎、吐き気などが起こります。
顔の湿疹なども熱証で起こることもありますし、乾いた咳が止まらなくなることもあります。

胸の辺りに熱が滞ると胸脇の熱証です。
不眠気味になったり、気の巡りも邪魔されるので、悩みから抜けづらくなったり、急激にイライラ感に襲われたりします。

心下の熱証は動悸が激しくなったり、みぞおちの痛みや詰まり感なども起こったりします。

これらの症状は熱証になったら、全部起こるわけではなく、元の持っている体質や他にもってる証(体質的要素)によって、人それぞれ、いろいろな症状が出たりるすのですね。

他にも表熱の証や肺の熱証、下焦の熱証など、熱証にもいろいろとありますが、夏に起こりやすいのは先程の上焦の熱証や心下の熱証、胸脇熱です。

漢方薬では肝の臓の熱をしずめるものや熱そのものをしずめるを使用します。

養生的にはお風呂で全身を温めないことです。
上半身に熱が溜まっているので、下半身をちょこっと温めるのがよいです。

熱を循環させてやるのですね。

激し過ぎたらよりひどくなりますが、運動も良い熱の発散となります。

またピーマンやセロリは身体の中の内熱をとりさってくれますよ。

冷たい水分は身体を冷やしてくれますが、急激に冷やし過ぎると身体中の熱の巡りがおかしくなります。

また水分はとれば、とるほど、胃腸に負担がかかるので、冷たい飲み物は一気にとらずにチョコチョコと少ない量を回数に分けて飲むようにしましょう。


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2014年07月30日

病院の薬の副作用を甘く見ないほうがいいですよ。

薬の恐いところは副作用です。
だけど、この副作用。

処方する先生も飲む側の患者さんもイマイチ、ぴんときてない部分もあるんじゃないかと思い、今回は薬の副作用について考えてみたいと思います。

昔、友達のいわゆる超優秀なエリート薬剤師にステロイドの副作用ってなんだと思う?って聞いたことがあるのですが、その時に「ステロイドの添付文書に書いてあるよ」と教科書まるおぼえな答えが帰ってきて固まった記憶があります。

僕が聞きたかったのは、製薬会社が定めた副作用の条件を聞いているのではなく、生理学的にこの薬の薬理は身体にどんな影響をおよぼすと考える?と聞いたつもりだったのですが、調べたら素人でもわかるような答えを言われてしまいました。

新薬においての副作用は確かに添付文書に書いてあります。
大体、どの薬の副作用も、なぜか頭痛、吐き気、発疹と書いてあります。

病院はよく「副作用なんて滅多に起こらないから」的な感じで、どんどん飲んでも大丈夫と言います。
あの感覚って、まさに製薬会社の添付文書に書いてある感じの「副作用なんて滅多に起こらないから」的な単純な部分だけで考えて言ってるように感じます。

それは患者さんも同じで「副作用なんて滅多におこらないもの」「たまにおこる嫌な症状」みたいに考えている人が多いのではないでしょうか。

しかし、僕が師匠から教えていただいた副作用は考え方が全く違います。
ちなみに師匠は元外科医のバリバリの西洋医でしたので、師匠に教わったのは、漢方的な考え方ではなく、西洋医学としての考え方です。

師匠から教わったのは副作用は「たまに起こる悪作用」ではなく「副作用」なのです。
サブ作用ですね。

たまに起こるのではなく、メインの作用の裏側にあるれっきとした2つ目の作用です。

僕が先程、友達になぜ副作用の考え方を聞いたかというと、僕ら、体質から治療をしているものは製薬会社が設定した副作用だけでなく、実際にその薬の「副」の作用は身体にどんな影響をおよぼすかをメカニズム的にみていかなければいけないからです。

例えば、鎮痛剤は胃腸薬と一緒に出されることが多いです。
また、鎮痛剤を飲むとかならず胃が悪くなる方もいらっしゃいます。
僕がそうです。鎮痛剤は強いものだと大体、1日2回が限度で、その後、2日ほどおかないと胃がめちゃめちゃになります。

鎮痛剤の効果は痛みを止めることですが、もう1つのサブ効果が、胃粘膜に対する効果です。

鎮痛剤はプロスタグランジンという痛みの元となる物質ですが、この物質は、同時に胃粘膜の血流などをよくしている効果ももっています。

で、非ステロイド系の鎮痛剤とよばれているものは、このプロスタグランジンを阻害してしまうので正確には「痛みと止める効果」と「胃を悪くする効果」の2つが同時に起こります。

「胃を悪くする効果」は「運が悪ければそうなる」というものではなく、薬理学的にみれば、胃を悪くするのもりっぱな効果です。

だから、鎮痛剤は胃腸薬とセットで出されるのですね。

この状況、冷静に考えてみましょう。
僕は「熱を下げたい。痛みをなくしてほしい。そこを治してください」といって病院に相談するわけですよ。

そうしたら、なぜか、頼みもしないのに胃を悪くされるわけですね。
つまり、病院に治療に行ったつもりなんですが、痛みという病行きを1つ治してもらって胃腸を悪くする病気を1つもらってくるのですね。

「だから、胃腸薬を出してるじゃないか!」と言うかもしれません。
でも、それもよく考えてみましょう。

保険で僕ら自身が払う金額が安いから「なんか、つけてもらっちゃった」みたいに勘違いしがちですが、胃腸薬だって余分にお金がかかっているのです。
普通のお店で考えたら、いらないものを付け足して売られたのと一緒ですよ。
「いや、胃腸薬ほしいなんて一言も言ってないから。」

だって、こっちの相談は「痛みを止めてほしい」だけなんだから、素直に痛みだけ止めるお薬をくれたらいいのに「なんで胃腸薬も買わなくちゃいけないの?」状態ですよ。

しかし、西洋医学のお薬は大体、こういった副作用というか、裏作用があるのです。
西洋医学の治療の考え自体がこういった状況をひきおこしています。

鎮痛剤だけでなく排卵誘発剤のクロミッドやセキソビットも同じですね。
「まれに内膜が薄くなる副作用がある」ではなく「排卵を促す効果」と「内膜を薄くする効果」2つの効果がバッチリ、身体に効くようになっているのです。

メカニズムはここでは割愛しますが、薬理学と生理学からみれば、なぜそうなるのかがわかります。
その他にも菌にかかりやすくなるステロイドや眠くなる抗ヒスタミン剤など、薬はどれも良い表の作用と嫌な裏作用の2つがあるのですね。

大きな病気を治すことだけに注目していると気づきませんが、漢方のように全身の症状を見回すと何かしら悪いことも起こっているのがよくわかります。

でも、なぜか、医者は薬をこういう見方をしません。
西洋医学のメカニズムなのに・・・

西洋医学は身体全体のバランスをとるとか、個人の体質ごとに調整するという2つの考え方が完全に抜け落ちているのですね。

だから、医者は副作用をもう一つの効果として説明せずに、たまにしか起こらない、気にする必要のない作用として半分詐欺みたいに勝手に胃腸薬もセットにするわけです。

急性のある一部分の治療にはこの作用は効果を発揮しますが、慢性病でじっくり治していこうと思ったら、もう一つのダメな方の裏作用がどんどん身体を悪くしちゃって、全然治らなくなるのです。
ステロイド剤などが典型的ですね。

僕の勝手な予想ではこの「身体全体のバランスをとる」という感覚が西洋医学にはないから漢方薬を処方する場合も全身の問診をとらないで病名やある症状だけを聞いて処方してしまうのだと思います。


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2014年07月22日

西洋医学の検査を活かすも殺すも医者次第!?

西洋医学は診断の前に化学的検査をすることが多いです。
血液検査、レントゲン、胃カメラ、心電図、アレルギー検査等々。

漢方では身体の中を見る事ができないので、身体の中の状態を知る方法としては非常に有効的ですね。

しかし、これもハードとソフトが揃って初めて威力を発揮すると思います。
ハードとは検査機械から分かる結果ですね。
ソフトはそれを判断する医者の能力。

身体の中を調べる検査技術はすばらしいのですが、どうもソフト側は頼りなく、うまくバランスがとれていないようです。

日本の医者は僕の経験上、検査の結果が極端な結果(極端に高いとか極端に低いなど)か、ある病気のベタベタな条件にモロあてはまるような結果でないと診断できない人が多いように思います。

僕の実体験で2つおもしろい結果があります。

1つは毎日、胃の激痛で悩まされて病院に行った時。
「検査しないとわからない」ということだったので、血液検査と腹部エコーと胃カメラの検査をしました。

結果は、どれも異常ナシ。
胃に関しては、かなりキレイな状態だったそうです。

で、検査をした結果の診断が「特に問題ない」
らしいです。
胃痛の症状が出るまで、胃腸系の症状なんて、ほぼなかったし、うつ等で心療内科系にかかろうと思うほどのストレスを抱えたこともありません。

今まで胃のトラブルがなかったけど、痛みが続いたから数年に1度行くか行かないかの病院に行ったのですが、検査で異常がなかったから「問題ナシ」ですって。

別に「僕は検査してほしい」と希望したわけではなく「胃の痛みの原因を検査して説明してほしい」と言ったわけでもありません。

「胃の痛みが連日、続くので治してほしい」とお願いしたのですが、検査をして、異常がなかったから「何も問題ない!」って決めつけていました。
検査で異常があろうがなかろうが、痛みがあるから病院に行ったんですけどね。

これが検査で何も問題なかった時の医者側の能力の問題ですね。
こういう検査で異常がない場合に、よくあるのが「検査異常がないから異常ないですよ」ってやつ。
この状態から更に食い下がると「気のせい」とか「思い込み」にされて心療内科に回そうとします。

心療内科に紹介すると行ったら聞こえがいいですが、言い換えたら検査で異常がなかったら「自分はもう、何もわからない」から他の科へ責任転嫁ですよね?

僕は当時、若かったし、ストレスも抱えていなかったので、他に説明のしようがなかったようです。

次は逆の経験。
検査で異常な数値が出たのに「よくわからない」で終わったやつ。

5年前に突然40℃以上の熱、嘔吐、全身の痛みと痺れ、幻覚に襲われたことがあります。
「なんかしんどいな〜」から1日後にこの状態になりました。

病院でみてもらったら「即、入院してください!ヤバいですよ!」とのこと。
さっそく、血液検査、エコー、心電図、生検(ウィルスや菌系)の検査をしました。

エコー、心電図と生検は異常なし。
つまり気質的な異常はないし、心臓は直接関係ないし、なんらかの感染症でもないということです。

でも、血液検査の結果が異常だらけ!!
身体の炎症反応を示すCRPは基準値が通常は0.3ですが、それが27でした。
小数点がありません。2桁違います。
ちなみにリウマチのひどい痛みの人でも20を越えないことが多いようです。

その他、肝臓系、腎臓系の数値もむちゃくちゃ。
白血球も6倍位だったと思います。

さっきのケースと反対ですね。
今度は、ほぼ全てが異常値。
それも微妙な異常値じゃなくて、極端な異常値。

前は異常がなかったので、身体も異常ナシという診断?でしたが、今回は異常値しかないといっても過言ではありません。
これは結果が楽しみです。

そして結果は「原因不明」「全くわからない」
わからんのに入院って!? 不思議な施設です。何をするんでしょう。

この2つの正反対のことで僕は「病院は異常があっても、なかっても検査を活かした治療はできない」という実体験をしました。

お医者さんって多分、検査で異常を見つけだせるんじゃなくて、教科書的な異常にあてはまったら、ちゃんと診断?できるんだろうな〜と思いましたよ。

教科書パターンしかできなかったりして。

ちなみにどっちのケースも病院の検査も治療も、ただの時間とお金の無駄使い。
で結局、漢方で治しました。


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2014年07月18日

皮膚科や耳鼻咽喉科にあるアレルギー科って何?

今日、真っ赤な湿疹になっている赤ちゃんが、うちの近くの耳鼻咽喉科に入っていきました。

「うわっ!どうせ、ステロイド一択なんだろうな・・・赤ちゃん、かわいそう」と思いました。

「うちに来たら、赤ちゃんなんて、スキンケア品だけで治せるし、お金だってかからないのにな」と思いましたが、世の中の一般的な常識は「病院が治してくれる」という、うちとは正反対のものなので、しょうがないですね。うちが非常識な常識をもっているので。

そこでふと、不思議に思いました。
その赤ちゃん、一瞬なので顔が真っ赤な感じで湿疹に見えたのですが、耳鼻咽喉科じゃなくて、皮膚科じゃないの?なんて思ったのですが。

ちゃんと確認したわけではないので、喘息発作で赤く湿疹は乳児湿疹だったかもしれません。

そういえば最近、皮膚科や耳鼻咽喉科でアレルギー科なんてのを付け加えるようになったんですね。
ひょっとしたら、そのアレルギー科として受診しにきたのかもしれません。

ただ、その事を深く考えてみたら、ちょっと変に思いました。

アトピーとか蕁麻疹とか、喘息、花粉症などは、一応、病気のメカニズムがわかっています。
その病態に対して治療目標があって、治療をします。

治療目標なんて書きましたが、病院ではステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤くらいしかなくて、それぞれをどう治していくかなんて方針も戦略もないんですけどね。

それはさておき、アレルギーというのは、それらと違って何かの決定された病気ではないのですね。
さっきのアトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症なんかは、アレルギー反応が主に関わっている病気です。

だから、アレルギー病というのはないのですね。
免疫系の病気になる反応、免疫系の病気になりやすい体質とでもいうのでしょうか。
モヤモヤした感じのものです。

現時点では、アレルギーから起こっている、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症などは、どれもほぼ、ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤位しか治療の手がないのです。

もちろん、僕は皮膚科でも耳鼻咽喉科でもないので、ひょっとしたら、もっと画期的な治療方法があるのかもしれませんが、実はうちの近くの皮膚科や耳鼻咽喉科に通っていて治らなかった人が何人も、うちにおとずれているので、どんな診断して、どの病気に何の薬を処方しているのか、具体的に薬の名前やメーカーもわかっています。

それらをみていると、やっぱり、ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤の処方です。
3種の神器というか「これしかないのかよ!」と言う感じ。

現状で、一応、病態生理がわかっているアトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症でも、その場しのぎの対症療法的な治療しか手がないようです。

なのにアレルギー科。

アレルギーの治療となると病気の治療というよりも体質を変えていかないといけないと思います。
どの病気と特定できないですからね。
「免疫がうまくいかない状態」なんです。

アレルギー系のメカニズムが一応わかっている病気ですら、その場しのぎのステロイドで治療しているのに、それによりも、つかみどころのないアレルギーを治療するってアレルギー科ってどんな治療をするのでしょうか?

漢方薬を使うのでしょうか?
でも、うちの近くの皮膚科も耳鼻咽喉科もうちの患者さんでそこを受診した人に聞いたところによると、問診もとらない、いわゆるベタベタな病名マニュアル漢方です。

いろいろな病院の薬でうまくいかなくて、最後に苦し紛れに「漢方薬を飲んでみますか?」なんて、医者自身が不安げに聞くような処方の方法だったと患者さんご本人から聞いています。
おそらく、漢方の医学理論なんて、小指の先ほども知らないと思います。

この状態では漢方薬の「販売」はできても「治療」としては使えない。ということですね。

となると、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症よりも更に病態生理や原因がはっきりとしないアレルギー反応をどう治すのでしょうか???

すごく不思議です。
まさかアレルギー体質をその場しのぎの対症療法のステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤で治るとでも考えているのでしょうか。
さすがにそこまでバカではないと思いますが・・・

ちなみに師匠の西洋医学の元外科医の先生に「ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤で身体って根本的に治るのですか?」と聞いた事がありますが「人間の身体の生理学上、薬の薬理学上、根本的に治る理屈はない!」と言い切っておられました。

ひょっとしたら、僕も知らないような治療をしているのかもしれません。
今度、漢方やってるって隠して治療受けにいってみようかな。
おもしろい話しが聞けそうです。

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2014年07月08日

対症療法で慢性病を治そうとするのって無理がないですか?

僕は昔っから病院の治療って病気に対して、そもそも対応を勘違いしているんじゃないかと感じていました。

その思いは漢方をこころざし、漢方薬がジワジワとなんとなく効くものではないことが、分かってから確信に変わりました。

僕が病院の対応の何を勘違いしていると思っているかというと、慢性病をその場しのぎの対症療法で治療しようとしていることです。

ネットがなかった時代は、専門的な知識はある種のブラックボックスでした。
しかし知識は知識でしかなく、医療に限らず人の持っている問題を解決するのは、知恵と想像力のはずです。
ネットがなかった時代は、専門的な知識を「知っているだけ」で専門家を気取ることができていたのだと思います。

ところが、現在のネットの時代になれば、専門的な「知識」はただ単に「知識」でしかなく、この「知識」は誰もが平等に持つ事ができるようになりました。
確かにネットにはデマが多く、どんな専門知識の分野も自分が正しく選り分ける能力が必要ですが、選り分ける選択眼があれば、どんな専門的な知識も平等に手に入るのです。

多分、そんな風潮もあってか、最近の病院は「一時しのぎの薬でしかないからね」なんて言いながら処方していたりします。

そう言うしかないですけどね。
事実、一時しのぎの対症療法でしかないし、ネットで調べれば、薬の説明自体に「原因を治すものではありません」と明記してあります。

そもそも、病院も製薬会社の資料に基づいて処方しているわけですから、そのつくった会社が「一時的に対処するものです。原因を治すものではありません」と説明していたら、そう説明せざるえないですからね。
自分がつくったんじゃないんだから。

専門的知識を得る事が一部の者のしか許されていない環境だった昔は、専門的な知識はブラックボックスだったので「なんとなく病気は病院の薬で治る」と思っていましたが、平等に情報を見る事ができる状態になってみると、病院で処方するほとんどの薬は対症療法で対症療法は、症状を一時的に緩和することでしかない事が分かったわけです。

つまり、昔っから慢性病を最終的には薬を飲まなくてもよい身体に治す方法は病院にはなかったのです。
まーでも、高血圧なんかは「薬を一生飲み続けなさい」とか言ってるので「誰が薬に頼らなくてもよいように治すって言った?」って言われそうですが。

しかし西洋医学はこの対症療法、つまり一時的に部分的に良く効く治療が利点でもあるのです。
なぜなら、西洋医学の役割は外科的な処置、救急の処置が得意分野だからです。

薬を飲んでいるだけじゃ、いつまで経っても治らない手術が必要なケガなどの病気。
放っておいたら分単位で危なくなる病気。
薬を飲み続けなければ死に至る難病。

これは、西洋医学ならではの治療ですね。
漢方でも急性的に対応することはありますが、外科的には無理です。
これは「西洋医学ならでは」です。

西洋医学の歴史自体も外科的治療や急性の治療。
つまり対症療法的な背景で発展してきたと思います。

だから個人個人ごとに無数の原因が絡み合って発生している慢性病に対して、無理矢理1つの原因に絞って一時しのぎの薬を処方したからって治るわけがありません。

病気の枝である症状を良くしたり、復活させたりとそれを永遠と繰り返すだけです。
でも所詮、枝は枝。
根本が変わらないから、いつまで経っても薬が離せないわけです。

特にステロイドを使用した治療なんてステロイドを万能だと勘違いしてんじゃないの?
と思うことが相談をしていて多々、あります。

うちに来る患者さんの話しを聞いていたら、最近の治療ってなんでもステロイドを処方しているような感じです。

近くの医院なんて、ステロイドと抗ヒスタミン剤の自動販売機でも置いとけばいいんじゃないの?なんて思ったりしますよ。

ステロイドによる副作用がどうとか、言うかもしれませんが、現実は医者に延々とステロイドを処方されて何年も一向によくならなかった患者さんを見ていると、自動販売機で支障あるのかな?なんて思ったりします。

僕自身は今の時代、その場しのぎの対症療法で慢性病を治そうとするのには、無理がきてるというか、みんなに治らないってバレちゃっているんじゃないかと思うのですが、僕だけでしょうか。

ちなみに漢方は漢方薬を処方することだけが治療ではありません。
これも漢方薬を処方する事だけが治療だと勘違いしている人がいますが。

一人一人、異なる体質をみて、漢方薬を処方するだけでなく生活そのものも、一人一人の体質に合わせて見直し再発しない身体つくりをアドバイスしなくてはいけません。

漢方薬の処方よりも、むしろ一人、一人の生活の中の複数の原因を探しだすことが漢方治療のミソだと思うし、それをするから長年の慢性病も最終的には再発しないようにできるのです。
漢方薬の効果のみが再発しない治療をしているわけでありません。

これからの時代は、西洋医学の利点と東洋医学の利点を使い分けた治療を患者さんが選択できるようになればいいんじゃないかと思います。


posted by 華陀 at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月20日

漢方薬は常に「今」の体質に対応しなければいけない

体質というとなんとなく血液型や性格みたいな生まれつきのもの。
という感じがありませんか?

確かに持って生まれた体質というものはありますが、漢方では2つの体質の考え方があります。
そう、もう一つの体質があるのですね。

1つ目の「体質」のイメージは皆さんが持っているような、持って生まれた「体質」です。
これは、血液型や性格みたいなものですね。
遺伝とも言えるかもしれません。

100%健康という人は漢方では存在しません。
身体が冷えやすい人がいれば、身体が温かい人がいます。

身体が冷えやすい人から見れば、身体が温かい人は手足なんかは冷えませんが、身体が温かい人は熱がこもりやすい状態があったりします。

身体がやたら暑く冷え知らずの人がより健康ではなく、暑ければ身体を冷やし、寒ければ身体を温める。
即座に柔軟に対応できる調整力の高い人が健康だと言えます。

でも、この調整力も遺伝などの影響でクセがあって、どちらかというと冷えやすいとか、どちらかというと熱がこもりやすいという、偏りがあります。

身体が冷えたり、熱がこもったりだけでなく、胃がどちらかというと弱い方とか、腎臓がちょっと悪くなりがちなど、身体全体にクセがあったりするのですね。

皆さんが「体質」でよくイメージするのは、この潜在的な「体質」です。

そして、今、悩んでいる症状や病気は、潜在的な「体質」を踏まえつつ、今、現在の環境によって「今の体質」が日々、つくられています。

漢方薬は体質を分析し、その体質に合わせて選びますが、この2つの体質をどちらも見ながら考えていかないといけません

遺伝的な持って生まれた体質は、若い時には出てきません。
健康の力とは環境に合わせる調整力なので、若い時は調整されて、表には症状などが出にくいのです。

皆さん、気づいていました?
葬式って、急激に暑くなったり、寒くなったりすると多くなるのって。
あれって、歳をとると調整力がなくなってくるので、急激な環境変化についていけないのですね。

もう一つの体質は、環境変化によって起こる症状や病気の体質です。
これは、遺伝的な体質と関係なく、いろいろと起こる可能性があります。
しかし、いろいろな病気や症状になる可能性があるといっても、ベースは持って生まれた体質の弱点を踏まえていることが多いです。

遺伝的な持って生まれた体質は漢方では身体の中の深い体質だとみます。
深い体質からの病気は、深い部分にあるので、文字通り、治るのに時間がかかります。

対して、もう一つの環境変化によって起こる体質は、浅い部分に起こるので、深い部分の体質よりも早く治せます。

だから、通常の漢方治療は、その人独自の深い体質を見つつ、なぜ今の2つ目の体質(病位や不快な症状)の治療を考えていかなければいけません。
環境変化によって、なってしまった浅い体質を優先的に考えて治療しなければ、効率のよい治療とは言えないのです。

この環境変化とは、季節の移り変わりだけでなく「仕事の時間が長くなった」「ストレスを常に受ける生活になった」なども含まれます。

こういった環境は、常々、変わっていきますので、持って生まれた体質でない、今の体質って、どんどん変化していくのです。

その時々の状況に合わせた結果の体質(病気や不快な症状)なんですね。
だから「私は昔から●●体質だから」といって、ずっと同じ漢方薬を飲み続けることなんてあり得ません。

自分の元の体質を踏まえつつ、今なっている2つ目の体質に常に対応した漢方薬が必要なんですね。

だから、うちでは3ヶ月とか半年間、同じ種類の漢方薬を飲み続けるなんて、あり得ません。
そんな長期で同じ種類の漢方薬を飲むのは本当に弱った体力のない方か、年配の方だけ。

でも、漢方薬って結構、同じものを処方され続けてますよね。
なぜか?
それは、処方する人が体質に合わせて漢方薬を変更したくても、体質をみる能力がない人が処方しているからできないんですね。やらないのじゃなく、できない。

だから漢方薬を選ぶ時は、まず「今」の自分の体質を考えないと、なかなか治らないですよ。


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2014年06月13日

薬は多ければ多いほど、治療効率が悪いと思う

現在の先進国って、戦後などと違ってモノが溢れていますね。
何かが足りないというよりもモノが多過ぎてどうしたらいいかわからない状態です。

ちょっと前にネットの記事で見たのですが、日本人は狭い家に住んでいるというイメージがありますが実は持ち家の平均床面積は世界で2位の広さであるということがデータからわかりました。

でも、実際は狭いと感じますよね。
お金持ちの人はそう感じないかもしれませんが・・・

あれって、モノが多すぎるかららしいです。
多分、いらないものが敷き詰められているのですね。

ちょっと本題から外れそうなので、戻したいと思いますが、このモノが溢れている状態って医薬品や化粧品、サプリメントにも現れていると思うのです。

化粧品なんかだと、うちもスキンケアを扱っているからわかるのですが、最近のスキンケアってやたら種類があります。
基礎ローション、なんとかローション、基礎クリーム、なんとかクリームとか・・・。
うちはアトピーの治療なんかもやってるので、肌を医学的な面からみると「あんなに種類いらないだろ」と思うのです。(スキンケアを扱ってるのに言うのもなんですが)

じゃあ、なんであんなに種類があるのか?
ズバリ!化粧品の製造メーカーが儲けるためですね。

本当にいいものを厳選していたって、あきられちゃうのです。
そうなると、メーカーは困ります。
会社って売上げの目標を立てる時に去年よりも今年は儲けの目標を高くするのですけど、それを年々高くしていきます。
そこで、毎年、余分に儲けていこうと思ったら無理矢理にでも新製品が必要なんですね。

新しい商品分を去年の売上げ分に上乗せするわけです。
そしたら、儲けの目標は去年よりも高くできそうですね。
そうなると、より肌がキレイになるものよりも、どうやったら買ってもらえるか?になるので流行の成分いれたりして「実は今までの商品と大差ないじゃん!」みたいな商品を次々に販売し始めます。

そういうのが毎年、どんどん積み重なってくると新しくできたもの同士をグループ分けして●●シリーズとか言ってごまかします。

うちは、スキンケアをアトピーの治療で使っていますが、あるメーカーさんの数あるラインナップの数十種類ある中の数種類しか使っていません。

そのモノ達も多分、初めの方に開発されたものです。
要するに途中から次々、出て来た新製品はシビアに治療として見たときはイラナイモノなんですね。

この状態って化粧品だけではありません。
医薬品もそんな傾向があるんじゃないかと思います。

年々、対したことない病気でも処方される薬が増えています。
たかだか、風邪に5種類とか。

細かにいろいろな作用のものを処方しているのでしょうが、昔はそんなにたくさんの種類を処方していなかったように記憶しています。

ああいうのも、薬理からみれば、同じような成分に何か少し加えたものだったりとAという薬とBという薬にそれほどの大差がなかったりします。

ガンや難病などの一部の治療薬は別ですが、一般的な病気に使うお薬って本質的な治療効果を見たら、そんなにたくさんの種類は必要ではなく、本質的に必要な薬って、とうの昔に出揃っていて、もう打ち止めなんじゃないの?と思ったりします。

ようするに化粧品のノリでちょこっとだけ改良された種類のモノが増えてるだけ。

サプリメントだってそうですよね。
あれは身体のこの部分にいい。
これは身体のあの部分にいい。とまるで身体が部品ごとに動く機械のように考えていますが、人間の身体は全部つながっていますので、あれやこれやといろいろと飲む必要はないと思うのですよ。

サプリメントなんて、ほんと化粧品のノリですよ。
売上げ苦しいからなんか新しいの出そう!みたいな。

ところで漢方薬は何百年、何千年と変わっていません。
次々に新しいものが増えていってないですよ。
だって、どっかのメーカーが処方構成を考えているわけではないですから。
漢方薬の構成は漢方の歴史の中に記されているのです。
だから、儲けるために勝手に増やすことはできないのです。

それに漢方薬は、全身のいろいろな症状をお聞きして原則は1種類の漢方薬を選び抜きます。
中には漢方の腕が悪くて、症状ごとに、病名ごとに漢方薬を複数処方する人がいますが、漢方の医学理論から考えれば、種類が増えるほど今後の治療がややこしくなるし、漢方の医学理論がわかっていないほど、複数の処方で複雑になっていくように思います。

漢方薬の良いところは様々な全身症状が1つの漢方薬で治療できるところが魅力なんですね。
posted by 華陀 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月07日

皮膚科で更にひどくなった湿疹の赤ちゃん

なんというかいきなりですが、最近の皮膚科ってどうなってんの?って思います。
昔の皮膚科がよかったのかどうか知りませんが・・・。

赤ちゃんの湿疹に限らず大人の皮膚トラブルでも皮膚科って本当に役に立ってんの?と感じることが多々あります。健康保険を使って税金を垂れ流しているだけなんじゃないだろうか・・・

そういうとステロイド剤で治った人がたくさんいるとか言いそうだけど、ステロイド剤なんて今や誰でも【一時的】に湿疹を抑えてキレイにするのを知ってるし、それは医者が治したんじゃなくて、キレイにしたのステロイドを納品した製薬会社ですよね。

同じ西洋医でステロイドを断って何もしないことを治療としている医者が有名だったりして西洋医学ってコントかいなと思う。

診断してステロイドの強さを選ぶったって、治療ガイドラインに沿って(この情報は古いかもしれません)まず強めのランクから始めるか、慎重に弱めからはじめるか位の単純な2択位しかないでしょ。
そんなの医者じゃなくても思いつきそう。

「治った」というのも、ステロイドを使ってキレイになったことじゃなく、ステロイドをやめた後がどうかだと思います。「どれくらい塗ってやめれば出なくなるのか」←皆が求めているのはココ!が、その辺の治癒の価値観は僕らとズレてそうなので、いろいろ言っても無駄そうですね。

ごちゃごちゃといろいろ話しましたが最近の実例でお話しましょう。

相談の子は生後3ヶ月の男の子。

体中に湿疹が出たので皮膚科に連れて行きました。

その方はステロイドを塗りたくなかったので、初めにそのことを医者に伝えました。

そうしたらその医者「ステロイドは悪いものではないし【ずっと塗り続けない】のでステロイドを使っても大丈夫ですよ。どうしても嫌だったら、うちではそれ以外の治療ができないので、ステロイドを使わない病院を紹介します」とのこと。

この時点でツッコミどころ満載ですね。
「うちではステロイド以外の治療ができない」ってさっきも書いたけど、ステロイド自体は塗ればキレイになるのは誰でも知ってるし、それは製薬会社が設定したものです。
「ステロイド以外の治療ができない」ってそれってもはや治療じゃなくて、ただのステロイド屋さん?いっその事【治療】なんて言葉で煙にまかないでハッキリとうちでは「いいステロイド売ってますよ」ってやったほうがわかりやすい。

結局、どこの病院に行っても同じなんじゃないかと思われるような治療?としてステロイドを処方されました。

そしたらステロイドで1日でキレイになりました。
医者スゲー! 1日で治った・・・すみません。ステロイド塗ればキレイになるのは、医者じゃなくても今や誰でも知ってましたね。

はい、誰もの予想通り、キレイになりました。
ただ、一発でキレイになったのを見てその方は気持ち悪いと感じました。
ごく当たり前の反応ですね。

そして医者に「1週間、塗ってキレイになったのでやめてもいいですか?」と聞きました。

そしたら、「ステロイドをやめたらまた再発しますよ」

デター!
初めに”【ずっと塗り続けない】のでステロイドを使っても大丈夫ですよ。”
って言ってるにも関わらず、今度は「塗り続けないとダメ」

だからといって、具体的にどれくらいの期間塗ってから、やめればいいのかの指示やアドバイスはナシ! 放りっぱなし!!

この塗る期間をリアルに予想し廃薬の日を検討することこそ医者の役割だと思うのですが、誰でも湿疹が一時的にキレイになることを知ってるステロイドを売る(処方?)だけ。

医者に聞いても、しょうがないから2週間くらいでステロイドを塗るのをやめました。
そしたら、初期のステロイドを塗らなかった時よりも状態は1.5倍くらいヒドクなりました。

まーよくある皮膚科の王道パターンですね。
湿疹を治すフリしてこじれた湿疹の人を増やしていくやつです。

その後、うちを思い出してくれて相談。

さすがに生後3ヶ月の子に漢方薬はあまりおすすめできません。
そんな場合は、うちでは美肌になるための刺激のないスキンケアを皮膚治療に応用します。

それと日々の生活の中での赤ちゃんとの接し方のアドバイス。

これで1週間後に湿疹は、かなりひいてきた感じです。
そして3週間後には、ほぼ完治。
ちなみに治療に使用したスキンケア品は医薬品でもないし、漢方薬でもない、薬理効果はありません。治った後はいつ、やめたってステロイドみたいに再発しません。←ココが重要ですよね。

おまけにオムツかぶれがひどかったらしいのですが、それも強くなってかぶれなくなったそうです。よかったね。

今回のうちの治療は漢方でもなんでもありません。スキンケア品も薬理効果のないもの。ポイントは日々の生活をお母さんと赤ちゃんの体質や状態に合わせて適切にアドバイスしてあげること。(これは東洋医学の医学理論と西洋医学理論を融合させて考えます)

僕はこれが本来の治療じゃないかなと思ってます。
右から左にステロイドを売る(処方?)ことが【治療】ではないでしょ。


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2014年02月20日

赤ちゃんの湿疹すら治せない病院の勘違い

うちの家族は病院に行きません。
全く行かないわけではないですが、行くとしても検査をしてもらうだけ。

近くの病院は自分の診断や意見を言わないで検査だけしたり書類だけ書いてくれる、うちからするとイイ病院なので、行ってるのはソコくらい。

治療としては4年前に僕が死にかけた時に点滴だけしかできなかった病院にあきれはてたきり行ってません。
当時、医者に胸を張って言われましたよ。「原因不明で点滴くらいしか手がない」って。

最近、思うのは「病院って何だったら治せるのだろう?」という疑問。
(根治のことです。対症療法の新薬で症状が一時的に抑制されるのは知ってます)

ただし手術をされる外科医や救急対応される先生はこの話しとは関係ありません。
内科系全般と手術を必要としないケースですね。

治療できる薬はありますよ。
でも全部、対症療法のお薬です。

その場の症状を薬の有効時間だけ無理矢理抑えたり誤摩化したりするだけ。
どんな病気でも内科系だと大体これ。

先日もなんじゃそりゃ!って話しがあったので、こういった記事を書こうと思いました。

友達の赤ちゃん(生後3ヶ月)の子が湿疹になったので病院に行ったらステロイドを処方されました。
ステロイドで肌がキレイになったので「生後3ヶ月の子にステロイドを使い続けたくない」ということを医者に伝えたら「ステロイドをやめたらひどくなりますよ。だから使い続けないと」

ここまできたらこの医者はバカとしか言いようがないですね。
生後3ヶ月の子にステロイドを使い続けて治療するとか、あまりの高等技術に感動すらおぼえます。

大体この湿疹は乳児湿疹ですよ。
養生でも治せるレベル。というか生後3ヶ月なんだから常識的に考えて養生で治せるように指導しないと。
対症療法の王様であるステロイドとか・・・

医者は治療に対して2点、勘違いしてると思います。

僕もおそらく一般の大半の人も「治してほしい」という意味が医者と違っています。
僕らはある一定の期間治療したら再発しないように治してほしいと思って病院に行っているのです。

新薬も身体にいいものと思っていません。
人工化合物は嫌だけど治療中はしかたないから飲んでいるのです。

そもそも、症状をその場だけ抑える薬で治療するのであれば、わざわざ病院に行かなくてもドラッグで事足ります。今だったらネットだけで。

最近はスイッチOTCでドラッグの医薬品もそれほど効果が弱いわけではないですからね。
それに新薬を処方するだけでは治療に値しないですよね。買い物レベル。

昔ならいざ知らず、今はAppleとGoogleのおかげで手のひらにおさまる携帯端末で医療の専門的情報なんていくらでも手に入ります。

勘違いの1点目はその場しのぎの薬を続けている間は治っていて、やめたら再発する治療は求めていないということです。

いやいや医者は専門知識と経験から診断し処方するよって?
それだったら乳児にステロイドってどこの素人やねんって知恵のレベルですよね。

そもそも僕が行った事のある病院で製薬会社のマニュアルから、おおきく外れて考え出された治療や処方なんて見た事ないです。
診断もマニュアルベタベタ。それに対する処方もベタベタ。

どんな専門情報でも知る事のできる世の中でこんなのでいいの?って思います。
知識ではなく知恵をお借りしたい。知識はiPhoneにまかせましょう。

勘違いの2点目は治療期間。

いつ頃治るの?
使い続けている間は治まるのは今や誰でも知ってますよ。
そういうメカニズムですから。

知りたいのはステロイドをいつ頃やめたら再発しないと考えているのか?
どれくらい使い続けるとよいと考えているのか?
全部知恵の部分です。

別にいつまでに治るかを保証してくれといってるわけではありません。
専門的な見解からの目安、目処、未来の方針を知りたいのです。

またどんな風に症状が変化したら減らしてもよいのか。などその変化予測などを知りたいのです。

僕らは薬を使ったら対症療法で治まることを望んでいるのではなく、その薬をどういう風に使っていけばいいのか、どうつきあっていくのが「根治治療」になるのかを知りたいのです。

ステロイドを塗ったら湿疹がなくなる。
そんなの今や素人でも知ってますよ。
そんな当たり前のことを聞くために病院にあんな高額な治療をお支払いしているわけではありません。(健康保険で僕らが支払う金額は少ないですが、病院自体は治療費に対して僕らが支払う約3.3倍の料金をとっています。安く済んでいるのは病院ではなく国の税金のおかげです。病院側は3.3倍した100%の金額をとっています)

漢方治療は違いますよ。
漢方薬はマニュアル的に選びません。対症療法にも対応しますが、基本、対症療法ではありません。目指すのは根治。(医者は漢方も勘違いして西洋医学と同じようにマニュアル的に病名や症状にあてはめて選んでいますが)

本来の漢方は体質をみて、その経過と変化を予測、観測していくことが最も重要です。
ある症状がどう変化したら、いつ漢方薬を変えていくのか?
どんな漢方薬に変更するのか? いつやめるのか?

常に身体の変化をみて漢方薬を調整します。
「ずっと飲んでないと再発するよ」とか「長く飲まないと効かないよ」なんてウソっぱち。それは漢方を医学的に全然分かっていない人の決めゼリフ。

大人の治療はあきらめますからせめて、赤ちゃん位は自分自身が考えた治療の計画と目処を立ててやりましょうよ。製薬会社、医学のマニュアルにまかせずに。


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2014年02月18日

風邪や菌の漢方治療は病との戦争

漢方は治療を病と戦う戦争に例えて考えます。
また漢方は西洋医学とは全く違うものなので、この考え方や感覚をもっていないとある症状や病名にあてはめてマニュアル的に漢方薬を選んでも効きません。

そういった使い方だと一般的に思われているような漢方薬は補助的なもの。
もしくは思ったより効かないものに成り下がってしまいます。

漢方薬を効かないものにしてしまっているのは薬自体の効果が強い、弱い以前に使い手がヘタだからです。
使い手、つまり処方する先生のうでがヘタクソだと漢方薬は一向に言う事を聞いてくれません。
僕も含めて漢方家はヘタクソにならないように日々、勉強が怠れないのですね。

話しが逸れましたが、特に風邪などの急性治療は西洋医学的な治療感覚を全部捨て去り漢方的な感覚が必要になります。

漢方では風邪などの感染症系は戦争と同じように考えます。
いわば「病」と「体内」の攻城戦です。

治療が戦いのストーリーになっています。

病を漢方では「邪」と呼びます。
「邪」はイメージで言えばウィルスとか菌系の感じですね。
ただ漢方の場合はイメージ医学なので「邪=ウィルス」ではありません。

カゼではない「風邪(ふうじゃ)」という邪は風の病の元となるもので、風にふかれると骨に影響するなど、実態のうすいものも病の原因となります。

今回は急性の話しなので、カゼなどのウィルスや菌のイメージです。

その邪は身体の上部から攻め込んでくると考えられます。
漢方では肺から上の部分を上焦というのですが、その上焦が自分の陣地(体内)の城郭ですね。

鼻や口が最初の城郭です。
ここから邪は侵入を開始します。

この邪を免疫がどうたらこうたらという西洋医学の話しにはなりません。
漢方では急性の場合はまず、どこまで攻め込まれているかを考えます。

喉まで症状が来てなければ邪の侵入は浅いとみて漢方薬を考えます。
初期ほど侵入度合いは浅く強めの漢方薬を使います。
ちなみに漢方薬の場合は「強めのお薬=効果が高い」ではありません。

強いお薬はそれなりの体力が必要になりますので、あくまで現状の体質と合っているかどうかが重要です。

強いお薬は効けば早いです。
戦と同じで城への侵入が浅いほどやっつけやすい。
つまり治療しやすいです。

この時もどんな強さの武器(漢方薬)を使うか選ばないといけません。
この時点で数種類の武器(漢方薬)があります。

武器の使い方を誤れば自分の陣地もダメージを受けます。
そしたら敵方有利です。
漢方薬は慎重に選ばないといけません。

急性の病気の初期の漢方治療は1回ずつが勝負です。
急性の場合は見誤れば、敵は一気になだれこみます。

邪がさらに攻め込んでくると戦いの場は中焦という肺からおへそまでの位置に移ります。
まずは上から順番なので、喉。そして気管支。

同時に病を見るとき漢方では身体の表面に邪がいるのか、裏にいるのかということもみます。
3次元的な見方ですね。
なんか漢方っておもしろくないですか?僕だけかな治療でワクワクしながら戦略を考えてるのって。

喉や気管支系は中焦の位置の病気でもあり、半分が表面で半分が裏面の半表半裏という位置に病がいるとも見ます。

敵は喉から胃、腸、膀胱へと下へ下へと侵入していきます。
漢方的は下にいくほど病が深いとみます。

それと胃腸などの消化器は漢方では補給基地です。
補給基地がやられたらいくら強い武器をもっていても戦えません。

だから食欲があれば戦えますが、食欲がなくなると戦は不利になります。
漢方薬を吸収するのも胃腸ですからね。

なんか順番に書いていったらおそろしく長くなりそうなので重要なポイントだけ。

なぜ病気の軍隊がどの位置にいるのかとか、病気の軍隊がどれくらい侵略しているかを知る必要があるのでしょうか?

それは各戦場の場所や侵入の度合いごとに使える漢方薬が決められているからです。
その状況に合わせた武器(漢方薬)を使わないといけないのですね。

漢方は「カゼ=葛根湯」や「インフルエンザ=麻黄湯」といった幼稚な考えで処方はしませんよ。
それはヘタクソな処方だと思います。

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2014年02月12日

自分の腸炎の漢方治療

一昨日、強烈な腸炎になり、それを漢方薬のみで治したときのお話です。
漢方は症状の微妙な感じで処方が変わるものなので生々しく語っています。
閲覧注意!また食事中も注意です。

朝起きると腰が抜けた感じでした。
と同時に急な便意。急いで便所へいきました。
下痢だったけど水みたいな下痢ではなくベチャベチャな感じ。

元々、普通便もやや軟っぽさもあるので、あまり気にかけませんでした。

起きた時からやや吐き気があり、食欲はゼロ。
休みだし無理して食べなくてもいいか!と思って朝ご飯はやめました。

その時は朝から iPhone5s に機種変更する予定だったので、腰が抜けるような脱力感がありましたが、そのまま電気屋さんへいきました。

機種の変更手続きが思ったよりも時間がかかり1時間くらい経った頃から手足に全く温かさがないことに気づきました。

僕は冬でも手足はかなり温かいので、こりゃおかしいと気づきました。
しかし、もうちょっとで登録が終わる・・・。

こんなとこで「体調悪いんで次にします!」なんて言えない。

そんなことを思っている間に膝が痺れて胃と腸を雑巾絞りされたような痛みも参戦。

まぬけなことにここでやっと「こりゃ結構、ひどい腸炎だな」と思い至りました。
おそー!

登録終わって、いつもなら存分にiPhoneをいじり倒すのですが触る余裕もないほど辛い。

腹痛は「普通に痛い」位になっていたのですが、膝や肘の痺れが今度は痛みに変わってきています。

これは誤解されるとダメなので一応、説明しとくと腸炎になったからといって膝や肘に痛みは走りません。
原因はわからないのですが、炎症系の症状が強くなるとどうも関節や頭に痛みが走る、僕の持病みたいです。

急いで漢方薬を飲まないと!

漢方薬は急性の強い病気でも十分に効果を発揮してくれますが、とにかく初動が遅れると後手後手に回ってどんどん病にやられます。

今のタイミングはやや遅れていますが、まだまだ初期治療。
まだ間に合いそう。

問題は何を飲むか。

頭の中で症状を時系列に整理します。

まずは腰が抜けた脱力感。起き抜けの吐き気。
→ ベチャッとした軟便。食欲不振。
→ 手足の冷え。
→ 腹痛。
→ 肘、膝と頭の痛み
→ 便は後から水様性。

ツムラなどのマニュアルからいけば、急性腸炎や大腸炎は桂枝加芍薬大黄湯となっています。
腰が抜けている時点で大黄が入っている漢方薬などあり得ません。
次にツムラのマニュアルからいけば下痢に使うメニューが五苓散、猪苓湯、四君子湯、啓脾湯、清暑益気湯です。

五苓散は腰が抜けた脱力感や手も冷えているところからあり得ない。
猪苓湯は薬性が強いので今の僕の体質の状態で受けきれません。
飲んだら更に悪くなるでしょう。

四君子湯、啓脾湯は慢性の下痢症などの人に対してえっちらおっちらとゆっくりと治すもの。
急速にすすむ腸炎に対抗できるはずもない。それに啓脾湯は血虚という血の少ない体質の人に使用するので女性に使うことが多いです。

清暑益気湯に至っては夏の熱さで汗をかきすぎて水分代謝がおかしくなった時に出てくる下痢に使うので論外。

後、水の下痢ならツムラだと柴苓湯がマニュアルにのってます。
これは五苓散と小柴胡湯を合わせたものですが冷やして水の巡りを整える五苓散に強烈に肝の臓の熱を抑える小柴胡湯という時点でこれも論外。

病院のマニュアル漢方なんてこんなものです。
病名だけでみていたら、どれもなんとなく治せそうな感じにみえますが、こまかな体質をみていけば。どれもまーーーったく!あてはまりません。

僕は初めに吐き気があって、便がベッチャっとしていたところから半夏瀉心湯と考えました。
上焦の熱と下痢の混合ですね。

しかし、半夏瀉心湯は病気の亜急性期。
つまり急性から少し時間がたった慢性期までいかないところで使うことが多いです。

でも方針はここら辺りだろうと思いました。

やや胸脇の熱(胸に余分な熱がたまる)があり脾気虚(消化器の気が落ちてる)それに水毒にやや腎虚(水の巡りが悪いと腰の脱力)。
手足の冷えは温めるよりも炎症が治まり「気」が戻れば自然に戻るだろうとみました。

それに加えて亜急性期または急性期に使う処方。
これだ!とある処方に決定。(処方名は秘密。腸炎イコールの病名処方と誤解されたくないので)

それをとにかく2時間ごとに服用。
飲めば20分もすれば吐き気が治まります。
よし!はまったなと。

しかしここから大変。
しばらくして、きょーれつな下痢。
20分ごとにシャーみたいな。予告ナシな下痢です。
肘、膝、頭の痛みもさっきの3倍増し。

漢方薬が合っていないか?はたまた合っているか?どっち?
迷いに迷いましたが、このままいこうと思いました。

夜は普通通りに寝て次の朝には治っていました。

いやー早かった!
自分でもまさかあれだけひどい腸炎が1日で治るとは思いませんでした。
今回も自分の臨床はおもしろかったです。

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2014年02月05日

漢方が効いているかどうかの確認方法

「以前に漢方薬を飲みましたが効いているかどうかわからないのでやめました」
うちに相談に来た人からよく聞く話しです。

以前、効かなかった漢方薬を再チャレンジしてもらえるのはありがたい話しです。

さて、ここでよく誤解しがちなのが「前に飲んだ漢方薬が効かなかったのはモノが良くなかったから」と思われていること。

確かにそれはあります。
でも漢方の場合は西洋医学とは違うので、その前に重要なことがあります。
それは今、飲んでいる漢方薬が体質と合っているかどうか。

漢方薬の場合は体質と合っていなければ効果を発揮しません。
だから世界一の品質と効果をもった漢方薬であっても処方する先生の体質の判断が間違っていれば効かないのです。

逆にそこそこの品質の漢方薬でも体質と合っていれば効果を発揮してくれます。

最も重要なのは良い成分だとか成分濃度が濃いとか、漢方薬自体の効果の高さではなく処方する先生の体質を分析する力です。「体質を分析する力=漢方薬の効果」といってもいいと思います。

以前に漢方薬を飲んでもよくわからなかったという人の大半は病院で処方された漢方薬を飲んでいたことが多いです。

病院は腰掛け的に漢方薬を処方していることが多いので、大体のところが体質を判断せずに処方します。
いわゆるマニュアルを見て病名だけで処方する方法です。

おまけに病院で処方するのは3倍量は飲まないと効かないと業界的にもまことしやかに噂になっているツムラの漢方薬。

体質を分析しない。効かなさそうな品質の漢方薬。
こんなダブルパンチなので逆に効いたほうがラッキーなんじゃないかと思うくらい。

僕的には「東洋医学的な問診をとらない」「体質判断もしないで漢方薬の処方をする」病院の漢方なんて治療ではなく漢方薬のお試し体験だと思ったほうがいいと思うくらいです。

多分、出してる医者本人も「漢方薬が新薬よりもシャープに効くことがある」なんて思ってないですから。

漢方薬が効いているかどうかというのは、それを確認するより前に「体質をちゃんと見て効くように出してくれているのか?」という問題があるということですね。

それにもう一つは「その薬が効いたか?」「効いていないか?」の考え方の違い。

漢方を東洋医学理論的にわかっていない医者も一般の人も漢方薬の効果を考える時って西洋医学のお薬と同じように考えちゃっているのですね。

通常の新薬までの処方の流れは。
@頭痛で悩んでいる患者さんがいる。
Aだから痛みを止める鎮痛剤を処方した。
B鎮痛剤は体内の痛みの物質を止めるので頭痛がなくなる。
といった感じです。

西洋医学の薬の効果の考え方は直接的で単純なものが多いです。
→ 痛みがあるから体内の痛み物質を止める。
→ 胃酸が出過ぎているから胃酸を止める。
→ 血圧が高いから血管を広げる。
→ 湿疹があるから皮膚の炎症を抑える。

大体どれも「止める」「抑える」「切り替える」といった働きです。
その効果は単純で基本的には1つの治すターゲットがあって、
その1つを1つの薬で治す感じです。
しかも新薬は設計上、20分位で体内に吸収されて効果を発揮して、その後は排泄されて体内に成分がなくなれば効果もなくなります。

飲んだら治って薬の効果時間が切れたら、また症状が復活して、飲んだら治って・・・
と繰り返すのはこういった新薬の性質上からきます。

漢方薬の効果はこれと同じように考えることができません。
漢方薬は痛みの発する体内の物質を止めるとか、直接的に効かせるわけではないからです。

漢方薬の中の●●という成分が痛みを止めているんじゃないか?とか必死で研究しているところもありますが、漢方薬を使うに当たっての東洋医学のルールの中にそんな考えはありません。
それはそれで「まー趣味でやってればいいんじゃないの」と思います。

漢方薬は体質をみて血が不足しているから、とか水がうまく流れていないからとか、そういう東洋医学的な体質の結果、頭痛という症状が出ていると考えます。

体内の痛みの物質を直接抑えるわけではありません。
「血」からくる頭痛。「水」からくる頭痛。だから漢方薬は同じ頭痛でも漢方薬が変わります。

漢方薬の効果は直接的に働きかけるわけじゃないので「自分の気になる症状が良くならない。だから漢方薬は効いていない」ではないのですね。

全身の身体の状態の変化をみて、気になる症状の改善につながるかどうかを見ていかないといけないのです。

漢方薬でも急性になった咳をなんとかしたいとか、頭痛をなんとかしたいなどの時は漢方薬で咳が治まったか?頭痛がなくなったか?と目的の症状自体が直接的にどうなったか?をみていきます。

それ以外は、全体的にみないといけないのです。
だからひょっとしたら、今の漢方薬を飲んでからの不快な症状も治っていく途中なのかもしれません。
はたまた、単純に漢方薬が体質と合っていなくて効いていないだけなのかも。
気になる人は漢方薬を処方してくれた先生に直接、聞いてみましょう!


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2014年01月16日

近藤医師vs長尾医師のがんの治療法で感じた違和感

最近、近藤誠医師のがんの”放置療法”に対して反論されている医者が登場して、なにやら物議を醸しだしています。

近藤誠さんは医師でありながら「がんもどき理論」を提唱し簡単にがんの手術をすることに対して警鐘を鳴らし、がんは「放置」することを勧められている。

がんもどき理論というのは、がんには本物と偽物があるという考えで「がんが検査で発見されたからといってすぐに簡単には手術しないほうが良い」というもの。

先に言っておくと僕は近藤誠医師の考え方に同調するわけでもないし、その反対でもありません。

近藤医師のこの考え方は医療界で結構な物議を起こしていて近藤医師の「がんは手術しないほうがよい」という証明のために見せている統計グラフは「捏造だ」と言われていたり、その捏造がどのようにうまく捏造されているかを説明しているものがあったりします。

また最近では長尾和宏医師が「近藤医師の主張による影響で検査を拒否する人を増やし、助かったかもしれない人も亡くなっている。あなたのせいで犠牲者が出ている」と反論されています。

うちでもがん相談をやっています。
その経験からこの両者の主張を聞いていてすごく違和感を感じました。

がんは未だ謎の病気です。
がん細胞自体の構造などはある程度、わかっていますが治すために必要な肝心な「何の原因でがんが発生するのか?」「がんが転移する時、転移しない時の違いのメカニズムは?」「がんの進行速度の違いは何からくるのか?」などは何もわかっていないし、がんは全世界レベルで克服できていません。

治療も抗ガン治療は簡単にいうと「がん細胞と正常細胞をもるごとやっつける」というものです。
放射線治療も方向性は抗がん治療と同じで抗ガン剤は薬の成分で細胞を殺しますが、放射線治療は放射線で細胞全体を殺します。

外科的手術はがん細胞を取り除くものですが、がん細胞が体内でイボみたいに都合良くできているとは限りません。
血管やら他の組織とくっついて成長していることもあるので、全部をきれいに取りきったとは常に言えないです。

治療のために薬を飲んだら毛が抜けるとか爪がはがれるとか、それって薬とは言えないのですよね。
頭痛を治すために薬を飲んだらかならず、ひどい下痢になるとか、鼻炎を抑えたら手足が麻痺するとかいう薬だったら皆さん、飲みます?
命がかかっているから麻痺しているけど、抗がん剤って普通の薬から見たら、研究レベルでとてもじゃないけど外に出せるレベルじゃないですよね。

出したらダメってことじゃなくて、通常の西洋医学の薬に比べたら、そんな危なくて頼りない薬を現場では使わざるえないくらい、がんは謎だということですね。

転移の問題もあります。
そもそも、どうなったら転移するということがはっきりとわかっていません。

近藤医師が主張するように手術によって悪化し転移するのかもしれないし、手術しなくても転移するときは転移するのかもしれない。

とにかくわかっていません。

長々と書いちゃいましたが、ようするに誰も何もわかっていない病気ということです。

感じた違和感は近藤医師に反論する長尾医師の書いた文。
まるで早期なら病院でちゃんと処置すれば治るかのような書き方。
病院も目隠し手探り状態のはずです。
全世界レベルで原因がわからず有効な治療方法も確立されていません。

なのになぜ、病院でちゃんと処置を受けていれば治るかもしれないと言えるのかがよくわかりません。

僕が今までがんを見てきた経験では、早期でがんが発見されてあれよあれよと半年位で亡くなった身内が3人います。

余命半年と言われて何もせずに6年生きている人。
余命半年と言われて手術や抗ガン治療をして副作用に散々苦しんで7ヶ月後に亡くなるという微妙な経過だった人。
また手術や抗ガン治療を行って今はほとんど、がんの心配のなくなった人。

本当にいろいろ。

全体の統計データで見れば早期発見は確かに治癒率が上がっているかもしれませんが、実際の現場で「私は早期だからかならず助かりますか?」って聞いたら、どうせ「がんはどうなるか、わかりません」って言いそう。
実際にうちに相談に来られた方はそう言われているんですけどね。

現場の声を聞いていると「病院でちゃんと処置すれば治る」という考えはどこからくるのかと思います。

そう考えると医師だって「がんって謎すぎてどっちが正しいのかわからないんですよ」というべきではないかと思うのですが・・・。

ここでは長尾医師の意見を取り上げていますが、長尾医師個人の意見からというより西洋医学全体のこの傲慢な考え方に違和感をおぼえます。

こういうコラム的な文になると「早期であれば、ちゃんと病院で治療すれば治る」的な意見がまことしやかに語られますが、そのくせ、がんどころか、即死亡につながらないアトピーですら治すどころか、年々、患者数は増えています。
アトピーだけに限らず、その他の慢性的な病気という病気は対症療法の薬を飲んでいる間だけ症状を抑えているだけで薬をやめたら元通り再発。

同じノリで言ったら、そのうち「抗がん剤を飲み続けている限りはがんは治っています!」って大マジメに言うのだろうか。(正常細胞がもちませんが)

急性がんなんて、ほぼないだろうからがんは慢性病の王様といえます。
がんの事でああだ、こうだと言う前に西洋医学に直接的には死亡につながらないアトピーなどの慢性病はどうにかできないのか?と思います。

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2014年01月14日

西洋医学の正しい使い方

今日の記事の内容は僕の考えの方がレアだと思われるかもしれません。
ただ見る方向性を変えて地球単位や大自然からみればごく当たり前なことかもしれません。

何の事かっていうと僕は一般的に病院の利用の仕方。西洋医学の利用の仕方を間違っているんじゃないかと思っています。

西洋医学は元々の発祥は感染症や外科的な治療から始まっています。
細菌やウィルスなどの感染症は人々の間で一気に広がり死に至らしめます。
こういったものに対して西洋医学はすばらしい能力を発揮します。

ブドウ球菌を駆逐するペニシリンは西洋医学の中でも画期的な発見だと思います。

また外科手術の技術もすばらしいものがあります。
現在の医学レベルでは切断された手足でさえ元に戻ることがあります。
また骨折したり切れたりしてしまったものを治療できるのは外科的な手術だけです。
飲み薬だけで複雑に骨折した骨を元に戻したり酷い切り傷は戻りません。

そして西洋医学の能力が発揮できるのは急激に変化していく急性病です。
心臓発作などの処置は西洋医学でないと助けられません。

産科なども産科の医療が充実することによって死産などは爆発的に減っています。
出産は母子ともにリスクの高いことだったけど安全な出産が確立されました。

しかし、これだけすごい医学でも問題があります。
それは慢性病に対して。
先程のような検査すればわかるようなウィルスや細菌。
事故などの外傷など明らかな原因のものは得意分野だとおもうのですが慢性病に関しては実際に治せているのかと思うほどです。

もちろん、西洋医学はエビデンスがしっかりとしているので理論上はいろいろな病気に対して「これこれ、こういう原因があって、これこれこういう成分の薬で治療します」と一見、完璧に分析され対処されているように見えますが、実際の現場をみてみると本来は急性の処置に対応する対症療法の薬をダラダラと処方していたり、検査をして明らかな異常が出なかったらお手上げ!など頼りない状況です。

そもそも、慢性病の治療に対して処方している治療薬は西洋医学が本来得意な急性的な対処をするものばかりです。
それを何ヶ月も続けたからといって長年の病気が治るわけがありません。

急性病は何か大きなきっかけや原因があることが多いです。
風邪や膀胱炎などは原因にウィルスや細菌があることがわかっているので、その原因である細菌を殺す薬を使用すれば治療できます。(残念ながらウィルスを殺す薬はありません)

ところが、慢性病はジワジワなんとなく体調が悪くなっていって、ある日、限界がきて病院で調べて見たらアトピーやら関節症やらと慢性的な病気になっています。

急性病は原因がわかりますが、慢性病はよく考えたらかなり昔からジワジワと体調が悪くなっていたことなどが多いので、はっきりした原因なんてわかりません。
と言うか原因が1つではない。

また西洋医学で根本的に治療できるのは細菌を殺す薬くらいで後は現在の症状に対処するだけです。
つまり、症状を抑えるだけ。
薬が切れたらまた同じ症状が出てきます。

ただし症状の起こり始めに何日か薬を使えば、再発しないこともあります。
しかし、なぜ対処するだけで再発しないのかはメカニズム的にはわかりません。
メカニズムとしてわかっていることは薬の成分が一定の時間だけ効いて症状を抑えるということだけなので。

そして慢性病は特別な病気でない限り、原因は1つではありません。
その原因は生活習慣や生活環境とも結びついています。

だから飲む薬の成分だけでなんとかしようと思っても治せるわけがないのです。

漢方薬は急性病にも慢性病にも使えます。
食あたりや冷えなどの急性の下痢や急性の頭痛なんて漢方薬でも1包、2包で治ります。
ただし体質に合わせることができたらですが。

もちろん、慢性病の治療は漢方の得意とすることろ。
漢方薬は食べ物に近い自然のものなので、長い間飲んでも安心です。
身体の機能を薬の成分で無理矢理に変えるのではなく、現在の体質を見極めてその人独自の自然治癒力を発揮させて症状をなくしていきます。

西洋医学と東洋医学、どちらの利点も生かして治療するのであれば、まずは病院に行ってみる。それで慢性病だろうが急性病だろうが新薬は急性病の治療に対応する傾向がありますので1、2週間使ってみる。病気によったら1ヶ月。

そしてやめてみる。やめて元通りに再発したら、それは西洋医学で治すのは難しいと思います。やめて再発するということは飲み続けないといけないパターンかもしれません。
西洋医学の薬は対症療法なので、飲み続けても体質は変わっていきません。

そうなったら漢方薬を選ぶのも1つの方法ではないかと思います。
ちなみに漢方は急性病にも対応できるので、初めから病院に行かずに漢方薬をやってみるのも1つの方法かしれません。
僕は急性病でも漢方薬で治療しています。
この何年も病院には行ってません。

ただその場合は、検査だけはしたほうがいいかも。
ひょっとすると大病が隠れているケースもありますから。
漢方は化学検査はできませんので。

これからは漢方の自然治療も1つの候補として考えていただけたら嬉しいですね。

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2013年12月17日

病院の漢方薬の適当処方は資源の無駄使い!?

最近、西洋医学は切羽詰まってきているのかなと勝手に思ったりします。

というのも以前よりも、そこらの病院が漢方薬をやたら処方するようになったから。
別に漢方薬を処方するのは問題ないと思います。
ただ問題は病院が「漢方薬が治療薬として有効だ」と認めたから処方したように見えないから。

その証拠に処方の方法が西洋医学と一緒です。
つまり、漢方として体質を診断せずに、おそらくツムラなどの漢方薬メーカーから貰ったマニュアルだけ見て処方している感じがあるからです。
学校で教えられた医学のガイドラインに沿って処方する新薬のように。

これは新たに漢方薬で治療しようとしているのではなく、最近、西洋医学の薬が対症療法で「そのばしのぎ」ということが一般の人にバレてきたり「検査ばっかで実はほとんど原因がわかっていない」とかがバレてきたりで西洋医学としての治療がしずらくなってきているのが原因ではないかと思う。

漢方薬を処方するのは、新たな治療を考えての事ではなく、ただ単に逃げ手の1つとして苦し紛れに処方しているのでは?と。

なんで、新たに漢方薬を処方することが病院が考え直した新たな治療ではなく、逃げの方法と思うのか?

それは漢方を1つの医学として勉強して、やるつもりがないのが丸出しだからです。

言うまでもなく漢方は西洋医学と全く違う医学です。
診断の方法も治療経過の観察の方法も薬の効果の考え方も何もかもが違います。

例えていうなら、野球とサッカーくらい。(余計わかりにくいかな)
野球とサッカーは同じボール競技という共通点があるだけで両者は全く違う競技です。

野球のプロの人がすぐにサッカーのプロになれるでしょうか?
もちろんなれません。そんな甘くない。
フィジカルは高いから練習すれば一般の人よりも習得しやすいでしょうが、反対に野球の概念やクセが強いからこそ、サッカー自体になじまない可能性もあります。

今の病院は、これと同じことを漢方でやっているように思います。
要するに西洋医学と漢方は医学(ボール競技)という、くくりでしかないのに「同じような医学」というとんでもない勘違いをしているように思います。

その証拠に病院は漢方薬を処方するにも関わらず漢方薬を選ぶための問診をとりません。
そして漢方薬は西洋医学の客観的な他覚症状と違って、ほぼ自覚症状のみを頼りに体質を判断するものなんです。

自覚症状というのは、本人が主張するものです。
だから、じっくり話し合い整理する必要があるのです。ただこれを病院でやったら、たくさんの患者さんをこなせませんが。

初めて漢方薬を処方するなら最低でも1人の患者さんと30分は話さないと、自覚症状を整理できないと思います。

ところが漢方専門でやってる病院でないところは、この漢方薬を選ぶための問診も相談もせずに処方します。

この結果から見れば「マニュアル的に流れ作業でやっている」ということと「漢方薬を選ぶための体質を判断できない」ということが透けて見えてきます。

ヘタしたら東洋医学理論を全く理解せずにやってるんじゃないかと状況から考えられます。それが、僕には切羽詰まって、なりふりかまわずやっているように見えます。

1つ不思議なのは西洋医学を6年間。人によれば子供の頃から医学部に入る為に十年以上勉強してきた人が、なぜ歴史で言えば西洋医学の20倍もある東洋医学はメーカーから貰ったマニュアルと研修会に出ればできると考えたのかが僕にはわかりません。
(そこは逆に、かしこいんだから気づきそうなものですが)

医学者として漢方薬で治療したければ、少なくとも6年は基礎から勉強して、それから自信がついたら患者さんと接していこうと、なぜ考えつかなかったのかが不思議です。

儲けたいだけでしょうか?
医学者なのに東洋医学をナメてるのでしょうか?勉強しなくてもできると。
でもナメてるのなら、そんな気持ちのモノをなぜ患者さんに処方しようと思うのでしょうか?(だったら、がっちりと勉強してきた西洋医学でいいように思います)

どっちなのか僕にはよくわかりません。

うちには以前に治療していた人がまた訪れることが多いのですが、その時に言われるのが「病院に行った時に漢方薬を適当に処方されたので、それで先生を思いだして来ました」というパターンが多いです。

そして、病院がいかに適当に漢方薬を処方したかについて「聞いて!聞いて!」という感じで僕に話してくれます。

そんな状況を聞いていると非常にもったいないと思う事があります。

何がもったいないって漢方薬。
漢方薬は新薬のように化学合成で作られる人工物ではありません。

食べ物と同じで土からできる自然のもの。
人工物よりも限りがあるのです。

だから、もし「新薬だけで治療がやりにくいから」とか「漢方薬があると患者受けがいいから」とか、一から東洋医学を勉強する気がなく漢方薬を処方するのなら、一医学者として、よく考えてほしいなと思います。

こうやって書くと誤解する人がいるから、先に言っておくと「治せないなら、しないほうがいいんじゃない」なんて一言も言ってませんよ。
漢方を漢方として基礎から勉強してルールに則って、やる気がないなら自然資源の無駄使いじゃないかなと思う次第です。

現に再度、うちに来た人は「漢方薬を処方はされたけど、もちろん、病院の適当な漢方薬なんて飲んでませんっ!」って笑顔で言っておられるのです。
その病院からの漢方薬は捨てるしかありません。もったいない・・・


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