2014年07月18日

皮膚科や耳鼻咽喉科にあるアレルギー科って何?

今日、真っ赤な湿疹になっている赤ちゃんが、うちの近くの耳鼻咽喉科に入っていきました。

「うわっ!どうせ、ステロイド一択なんだろうな・・・赤ちゃん、かわいそう」と思いました。

「うちに来たら、赤ちゃんなんて、スキンケア品だけで治せるし、お金だってかからないのにな」と思いましたが、世の中の一般的な常識は「病院が治してくれる」という、うちとは正反対のものなので、しょうがないですね。うちが非常識な常識をもっているので。

そこでふと、不思議に思いました。
その赤ちゃん、一瞬なので顔が真っ赤な感じで湿疹に見えたのですが、耳鼻咽喉科じゃなくて、皮膚科じゃないの?なんて思ったのですが。

ちゃんと確認したわけではないので、喘息発作で赤く湿疹は乳児湿疹だったかもしれません。

そういえば最近、皮膚科や耳鼻咽喉科でアレルギー科なんてのを付け加えるようになったんですね。
ひょっとしたら、そのアレルギー科として受診しにきたのかもしれません。

ただ、その事を深く考えてみたら、ちょっと変に思いました。

アトピーとか蕁麻疹とか、喘息、花粉症などは、一応、病気のメカニズムがわかっています。
その病態に対して治療目標があって、治療をします。

治療目標なんて書きましたが、病院ではステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤くらいしかなくて、それぞれをどう治していくかなんて方針も戦略もないんですけどね。

それはさておき、アレルギーというのは、それらと違って何かの決定された病気ではないのですね。
さっきのアトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症なんかは、アレルギー反応が主に関わっている病気です。

だから、アレルギー病というのはないのですね。
免疫系の病気になる反応、免疫系の病気になりやすい体質とでもいうのでしょうか。
モヤモヤした感じのものです。

現時点では、アレルギーから起こっている、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症などは、どれもほぼ、ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤位しか治療の手がないのです。

もちろん、僕は皮膚科でも耳鼻咽喉科でもないので、ひょっとしたら、もっと画期的な治療方法があるのかもしれませんが、実はうちの近くの皮膚科や耳鼻咽喉科に通っていて治らなかった人が何人も、うちにおとずれているので、どんな診断して、どの病気に何の薬を処方しているのか、具体的に薬の名前やメーカーもわかっています。

それらをみていると、やっぱり、ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤の処方です。
3種の神器というか「これしかないのかよ!」と言う感じ。

現状で、一応、病態生理がわかっているアトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症でも、その場しのぎの対症療法的な治療しか手がないようです。

なのにアレルギー科。

アレルギーの治療となると病気の治療というよりも体質を変えていかないといけないと思います。
どの病気と特定できないですからね。
「免疫がうまくいかない状態」なんです。

アレルギー系のメカニズムが一応わかっている病気ですら、その場しのぎのステロイドで治療しているのに、それによりも、つかみどころのないアレルギーを治療するってアレルギー科ってどんな治療をするのでしょうか?

漢方薬を使うのでしょうか?
でも、うちの近くの皮膚科も耳鼻咽喉科もうちの患者さんでそこを受診した人に聞いたところによると、問診もとらない、いわゆるベタベタな病名マニュアル漢方です。

いろいろな病院の薬でうまくいかなくて、最後に苦し紛れに「漢方薬を飲んでみますか?」なんて、医者自身が不安げに聞くような処方の方法だったと患者さんご本人から聞いています。
おそらく、漢方の医学理論なんて、小指の先ほども知らないと思います。

この状態では漢方薬の「販売」はできても「治療」としては使えない。ということですね。

となると、アトピー、蕁麻疹、喘息、花粉症よりも更に病態生理や原因がはっきりとしないアレルギー反応をどう治すのでしょうか???

すごく不思議です。
まさかアレルギー体質をその場しのぎの対症療法のステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤で治るとでも考えているのでしょうか。
さすがにそこまでバカではないと思いますが・・・

ちなみに師匠の西洋医学の元外科医の先生に「ステロイド剤、抗菌剤、抗ヒスタミン剤で身体って根本的に治るのですか?」と聞いた事がありますが「人間の身体の生理学上、薬の薬理学上、根本的に治る理屈はない!」と言い切っておられました。

ひょっとしたら、僕も知らないような治療をしているのかもしれません。
今度、漢方やってるって隠して治療受けにいってみようかな。
おもしろい話しが聞けそうです。

posted by 華陀 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月08日

対症療法で慢性病を治そうとするのって無理がないですか?

僕は昔っから病院の治療って病気に対して、そもそも対応を勘違いしているんじゃないかと感じていました。

その思いは漢方をこころざし、漢方薬がジワジワとなんとなく効くものではないことが、分かってから確信に変わりました。

僕が病院の対応の何を勘違いしていると思っているかというと、慢性病をその場しのぎの対症療法で治療しようとしていることです。

ネットがなかった時代は、専門的な知識はある種のブラックボックスでした。
しかし知識は知識でしかなく、医療に限らず人の持っている問題を解決するのは、知恵と想像力のはずです。
ネットがなかった時代は、専門的な知識を「知っているだけ」で専門家を気取ることができていたのだと思います。

ところが、現在のネットの時代になれば、専門的な「知識」はただ単に「知識」でしかなく、この「知識」は誰もが平等に持つ事ができるようになりました。
確かにネットにはデマが多く、どんな専門知識の分野も自分が正しく選り分ける能力が必要ですが、選り分ける選択眼があれば、どんな専門的な知識も平等に手に入るのです。

多分、そんな風潮もあってか、最近の病院は「一時しのぎの薬でしかないからね」なんて言いながら処方していたりします。

そう言うしかないですけどね。
事実、一時しのぎの対症療法でしかないし、ネットで調べれば、薬の説明自体に「原因を治すものではありません」と明記してあります。

そもそも、病院も製薬会社の資料に基づいて処方しているわけですから、そのつくった会社が「一時的に対処するものです。原因を治すものではありません」と説明していたら、そう説明せざるえないですからね。
自分がつくったんじゃないんだから。

専門的知識を得る事が一部の者のしか許されていない環境だった昔は、専門的な知識はブラックボックスだったので「なんとなく病気は病院の薬で治る」と思っていましたが、平等に情報を見る事ができる状態になってみると、病院で処方するほとんどの薬は対症療法で対症療法は、症状を一時的に緩和することでしかない事が分かったわけです。

つまり、昔っから慢性病を最終的には薬を飲まなくてもよい身体に治す方法は病院にはなかったのです。
まーでも、高血圧なんかは「薬を一生飲み続けなさい」とか言ってるので「誰が薬に頼らなくてもよいように治すって言った?」って言われそうですが。

しかし西洋医学はこの対症療法、つまり一時的に部分的に良く効く治療が利点でもあるのです。
なぜなら、西洋医学の役割は外科的な処置、救急の処置が得意分野だからです。

薬を飲んでいるだけじゃ、いつまで経っても治らない手術が必要なケガなどの病気。
放っておいたら分単位で危なくなる病気。
薬を飲み続けなければ死に至る難病。

これは、西洋医学ならではの治療ですね。
漢方でも急性的に対応することはありますが、外科的には無理です。
これは「西洋医学ならでは」です。

西洋医学の歴史自体も外科的治療や急性の治療。
つまり対症療法的な背景で発展してきたと思います。

だから個人個人ごとに無数の原因が絡み合って発生している慢性病に対して、無理矢理1つの原因に絞って一時しのぎの薬を処方したからって治るわけがありません。

病気の枝である症状を良くしたり、復活させたりとそれを永遠と繰り返すだけです。
でも所詮、枝は枝。
根本が変わらないから、いつまで経っても薬が離せないわけです。

特にステロイドを使用した治療なんてステロイドを万能だと勘違いしてんじゃないの?
と思うことが相談をしていて多々、あります。

うちに来る患者さんの話しを聞いていたら、最近の治療ってなんでもステロイドを処方しているような感じです。

近くの医院なんて、ステロイドと抗ヒスタミン剤の自動販売機でも置いとけばいいんじゃないの?なんて思ったりしますよ。

ステロイドによる副作用がどうとか、言うかもしれませんが、現実は医者に延々とステロイドを処方されて何年も一向によくならなかった患者さんを見ていると、自動販売機で支障あるのかな?なんて思ったりします。

僕自身は今の時代、その場しのぎの対症療法で慢性病を治そうとするのには、無理がきてるというか、みんなに治らないってバレちゃっているんじゃないかと思うのですが、僕だけでしょうか。

ちなみに漢方は漢方薬を処方することだけが治療ではありません。
これも漢方薬を処方する事だけが治療だと勘違いしている人がいますが。

一人一人、異なる体質をみて、漢方薬を処方するだけでなく生活そのものも、一人一人の体質に合わせて見直し再発しない身体つくりをアドバイスしなくてはいけません。

漢方薬の処方よりも、むしろ一人、一人の生活の中の複数の原因を探しだすことが漢方治療のミソだと思うし、それをするから長年の慢性病も最終的には再発しないようにできるのです。
漢方薬の効果のみが再発しない治療をしているわけでありません。

これからの時代は、西洋医学の利点と東洋医学の利点を使い分けた治療を患者さんが選択できるようになればいいんじゃないかと思います。


posted by 華陀 at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月20日

漢方薬は常に「今」の体質に対応しなければいけない

体質というとなんとなく血液型や性格みたいな生まれつきのもの。
という感じがありませんか?

確かに持って生まれた体質というものはありますが、漢方では2つの体質の考え方があります。
そう、もう一つの体質があるのですね。

1つ目の「体質」のイメージは皆さんが持っているような、持って生まれた「体質」です。
これは、血液型や性格みたいなものですね。
遺伝とも言えるかもしれません。

100%健康という人は漢方では存在しません。
身体が冷えやすい人がいれば、身体が温かい人がいます。

身体が冷えやすい人から見れば、身体が温かい人は手足なんかは冷えませんが、身体が温かい人は熱がこもりやすい状態があったりします。

身体がやたら暑く冷え知らずの人がより健康ではなく、暑ければ身体を冷やし、寒ければ身体を温める。
即座に柔軟に対応できる調整力の高い人が健康だと言えます。

でも、この調整力も遺伝などの影響でクセがあって、どちらかというと冷えやすいとか、どちらかというと熱がこもりやすいという、偏りがあります。

身体が冷えたり、熱がこもったりだけでなく、胃がどちらかというと弱い方とか、腎臓がちょっと悪くなりがちなど、身体全体にクセがあったりするのですね。

皆さんが「体質」でよくイメージするのは、この潜在的な「体質」です。

そして、今、悩んでいる症状や病気は、潜在的な「体質」を踏まえつつ、今、現在の環境によって「今の体質」が日々、つくられています。

漢方薬は体質を分析し、その体質に合わせて選びますが、この2つの体質をどちらも見ながら考えていかないといけません

遺伝的な持って生まれた体質は、若い時には出てきません。
健康の力とは環境に合わせる調整力なので、若い時は調整されて、表には症状などが出にくいのです。

皆さん、気づいていました?
葬式って、急激に暑くなったり、寒くなったりすると多くなるのって。
あれって、歳をとると調整力がなくなってくるので、急激な環境変化についていけないのですね。

もう一つの体質は、環境変化によって起こる症状や病気の体質です。
これは、遺伝的な体質と関係なく、いろいろと起こる可能性があります。
しかし、いろいろな病気や症状になる可能性があるといっても、ベースは持って生まれた体質の弱点を踏まえていることが多いです。

遺伝的な持って生まれた体質は漢方では身体の中の深い体質だとみます。
深い体質からの病気は、深い部分にあるので、文字通り、治るのに時間がかかります。

対して、もう一つの環境変化によって起こる体質は、浅い部分に起こるので、深い部分の体質よりも早く治せます。

だから、通常の漢方治療は、その人独自の深い体質を見つつ、なぜ今の2つ目の体質(病位や不快な症状)の治療を考えていかなければいけません。
環境変化によって、なってしまった浅い体質を優先的に考えて治療しなければ、効率のよい治療とは言えないのです。

この環境変化とは、季節の移り変わりだけでなく「仕事の時間が長くなった」「ストレスを常に受ける生活になった」なども含まれます。

こういった環境は、常々、変わっていきますので、持って生まれた体質でない、今の体質って、どんどん変化していくのです。

その時々の状況に合わせた結果の体質(病気や不快な症状)なんですね。
だから「私は昔から●●体質だから」といって、ずっと同じ漢方薬を飲み続けることなんてあり得ません。

自分の元の体質を踏まえつつ、今なっている2つ目の体質に常に対応した漢方薬が必要なんですね。

だから、うちでは3ヶ月とか半年間、同じ種類の漢方薬を飲み続けるなんて、あり得ません。
そんな長期で同じ種類の漢方薬を飲むのは本当に弱った体力のない方か、年配の方だけ。

でも、漢方薬って結構、同じものを処方され続けてますよね。
なぜか?
それは、処方する人が体質に合わせて漢方薬を変更したくても、体質をみる能力がない人が処方しているからできないんですね。やらないのじゃなく、できない。

だから漢方薬を選ぶ時は、まず「今」の自分の体質を考えないと、なかなか治らないですよ。


posted by 華陀 at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月13日

薬は多ければ多いほど、治療効率が悪いと思う

現在の先進国って、戦後などと違ってモノが溢れていますね。
何かが足りないというよりもモノが多過ぎてどうしたらいいかわからない状態です。

ちょっと前にネットの記事で見たのですが、日本人は狭い家に住んでいるというイメージがありますが実は持ち家の平均床面積は世界で2位の広さであるということがデータからわかりました。

でも、実際は狭いと感じますよね。
お金持ちの人はそう感じないかもしれませんが・・・

あれって、モノが多すぎるかららしいです。
多分、いらないものが敷き詰められているのですね。

ちょっと本題から外れそうなので、戻したいと思いますが、このモノが溢れている状態って医薬品や化粧品、サプリメントにも現れていると思うのです。

化粧品なんかだと、うちもスキンケアを扱っているからわかるのですが、最近のスキンケアってやたら種類があります。
基礎ローション、なんとかローション、基礎クリーム、なんとかクリームとか・・・。
うちはアトピーの治療なんかもやってるので、肌を医学的な面からみると「あんなに種類いらないだろ」と思うのです。(スキンケアを扱ってるのに言うのもなんですが)

じゃあ、なんであんなに種類があるのか?
ズバリ!化粧品の製造メーカーが儲けるためですね。

本当にいいものを厳選していたって、あきられちゃうのです。
そうなると、メーカーは困ります。
会社って売上げの目標を立てる時に去年よりも今年は儲けの目標を高くするのですけど、それを年々高くしていきます。
そこで、毎年、余分に儲けていこうと思ったら無理矢理にでも新製品が必要なんですね。

新しい商品分を去年の売上げ分に上乗せするわけです。
そしたら、儲けの目標は去年よりも高くできそうですね。
そうなると、より肌がキレイになるものよりも、どうやったら買ってもらえるか?になるので流行の成分いれたりして「実は今までの商品と大差ないじゃん!」みたいな商品を次々に販売し始めます。

そういうのが毎年、どんどん積み重なってくると新しくできたもの同士をグループ分けして●●シリーズとか言ってごまかします。

うちは、スキンケアをアトピーの治療で使っていますが、あるメーカーさんの数あるラインナップの数十種類ある中の数種類しか使っていません。

そのモノ達も多分、初めの方に開発されたものです。
要するに途中から次々、出て来た新製品はシビアに治療として見たときはイラナイモノなんですね。

この状態って化粧品だけではありません。
医薬品もそんな傾向があるんじゃないかと思います。

年々、対したことない病気でも処方される薬が増えています。
たかだか、風邪に5種類とか。

細かにいろいろな作用のものを処方しているのでしょうが、昔はそんなにたくさんの種類を処方していなかったように記憶しています。

ああいうのも、薬理からみれば、同じような成分に何か少し加えたものだったりとAという薬とBという薬にそれほどの大差がなかったりします。

ガンや難病などの一部の治療薬は別ですが、一般的な病気に使うお薬って本質的な治療効果を見たら、そんなにたくさんの種類は必要ではなく、本質的に必要な薬って、とうの昔に出揃っていて、もう打ち止めなんじゃないの?と思ったりします。

ようするに化粧品のノリでちょこっとだけ改良された種類のモノが増えてるだけ。

サプリメントだってそうですよね。
あれは身体のこの部分にいい。
これは身体のあの部分にいい。とまるで身体が部品ごとに動く機械のように考えていますが、人間の身体は全部つながっていますので、あれやこれやといろいろと飲む必要はないと思うのですよ。

サプリメントなんて、ほんと化粧品のノリですよ。
売上げ苦しいからなんか新しいの出そう!みたいな。

ところで漢方薬は何百年、何千年と変わっていません。
次々に新しいものが増えていってないですよ。
だって、どっかのメーカーが処方構成を考えているわけではないですから。
漢方薬の構成は漢方の歴史の中に記されているのです。
だから、儲けるために勝手に増やすことはできないのです。

それに漢方薬は、全身のいろいろな症状をお聞きして原則は1種類の漢方薬を選び抜きます。
中には漢方の腕が悪くて、症状ごとに、病名ごとに漢方薬を複数処方する人がいますが、漢方の医学理論から考えれば、種類が増えるほど今後の治療がややこしくなるし、漢方の医学理論がわかっていないほど、複数の処方で複雑になっていくように思います。

漢方薬の良いところは様々な全身症状が1つの漢方薬で治療できるところが魅力なんですね。
posted by 華陀 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月07日

皮膚科で更にひどくなった湿疹の赤ちゃん

なんというかいきなりですが、最近の皮膚科ってどうなってんの?って思います。
昔の皮膚科がよかったのかどうか知りませんが・・・。

赤ちゃんの湿疹に限らず大人の皮膚トラブルでも皮膚科って本当に役に立ってんの?と感じることが多々あります。健康保険を使って税金を垂れ流しているだけなんじゃないだろうか・・・

そういうとステロイド剤で治った人がたくさんいるとか言いそうだけど、ステロイド剤なんて今や誰でも【一時的】に湿疹を抑えてキレイにするのを知ってるし、それは医者が治したんじゃなくて、キレイにしたのステロイドを納品した製薬会社ですよね。

同じ西洋医でステロイドを断って何もしないことを治療としている医者が有名だったりして西洋医学ってコントかいなと思う。

診断してステロイドの強さを選ぶったって、治療ガイドラインに沿って(この情報は古いかもしれません)まず強めのランクから始めるか、慎重に弱めからはじめるか位の単純な2択位しかないでしょ。
そんなの医者じゃなくても思いつきそう。

「治った」というのも、ステロイドを使ってキレイになったことじゃなく、ステロイドをやめた後がどうかだと思います。「どれくらい塗ってやめれば出なくなるのか」←皆が求めているのはココ!が、その辺の治癒の価値観は僕らとズレてそうなので、いろいろ言っても無駄そうですね。

ごちゃごちゃといろいろ話しましたが最近の実例でお話しましょう。

相談の子は生後3ヶ月の男の子。

体中に湿疹が出たので皮膚科に連れて行きました。

その方はステロイドを塗りたくなかったので、初めにそのことを医者に伝えました。

そうしたらその医者「ステロイドは悪いものではないし【ずっと塗り続けない】のでステロイドを使っても大丈夫ですよ。どうしても嫌だったら、うちではそれ以外の治療ができないので、ステロイドを使わない病院を紹介します」とのこと。

この時点でツッコミどころ満載ですね。
「うちではステロイド以外の治療ができない」ってさっきも書いたけど、ステロイド自体は塗ればキレイになるのは誰でも知ってるし、それは製薬会社が設定したものです。
「ステロイド以外の治療ができない」ってそれってもはや治療じゃなくて、ただのステロイド屋さん?いっその事【治療】なんて言葉で煙にまかないでハッキリとうちでは「いいステロイド売ってますよ」ってやったほうがわかりやすい。

結局、どこの病院に行っても同じなんじゃないかと思われるような治療?としてステロイドを処方されました。

そしたらステロイドで1日でキレイになりました。
医者スゲー! 1日で治った・・・すみません。ステロイド塗ればキレイになるのは、医者じゃなくても今や誰でも知ってましたね。

はい、誰もの予想通り、キレイになりました。
ただ、一発でキレイになったのを見てその方は気持ち悪いと感じました。
ごく当たり前の反応ですね。

そして医者に「1週間、塗ってキレイになったのでやめてもいいですか?」と聞きました。

そしたら、「ステロイドをやめたらまた再発しますよ」

デター!
初めに”【ずっと塗り続けない】のでステロイドを使っても大丈夫ですよ。”
って言ってるにも関わらず、今度は「塗り続けないとダメ」

だからといって、具体的にどれくらいの期間塗ってから、やめればいいのかの指示やアドバイスはナシ! 放りっぱなし!!

この塗る期間をリアルに予想し廃薬の日を検討することこそ医者の役割だと思うのですが、誰でも湿疹が一時的にキレイになることを知ってるステロイドを売る(処方?)だけ。

医者に聞いても、しょうがないから2週間くらいでステロイドを塗るのをやめました。
そしたら、初期のステロイドを塗らなかった時よりも状態は1.5倍くらいヒドクなりました。

まーよくある皮膚科の王道パターンですね。
湿疹を治すフリしてこじれた湿疹の人を増やしていくやつです。

その後、うちを思い出してくれて相談。

さすがに生後3ヶ月の子に漢方薬はあまりおすすめできません。
そんな場合は、うちでは美肌になるための刺激のないスキンケアを皮膚治療に応用します。

それと日々の生活の中での赤ちゃんとの接し方のアドバイス。

これで1週間後に湿疹は、かなりひいてきた感じです。
そして3週間後には、ほぼ完治。
ちなみに治療に使用したスキンケア品は医薬品でもないし、漢方薬でもない、薬理効果はありません。治った後はいつ、やめたってステロイドみたいに再発しません。←ココが重要ですよね。

おまけにオムツかぶれがひどかったらしいのですが、それも強くなってかぶれなくなったそうです。よかったね。

今回のうちの治療は漢方でもなんでもありません。スキンケア品も薬理効果のないもの。ポイントは日々の生活をお母さんと赤ちゃんの体質や状態に合わせて適切にアドバイスしてあげること。(これは東洋医学の医学理論と西洋医学理論を融合させて考えます)

僕はこれが本来の治療じゃないかなと思ってます。
右から左にステロイドを売る(処方?)ことが【治療】ではないでしょ。


posted by 華陀 at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

赤ちゃんの湿疹すら治せない病院の勘違い

うちの家族は病院に行きません。
全く行かないわけではないですが、行くとしても検査をしてもらうだけ。

近くの病院は自分の診断や意見を言わないで検査だけしたり書類だけ書いてくれる、うちからするとイイ病院なので、行ってるのはソコくらい。

治療としては4年前に僕が死にかけた時に点滴だけしかできなかった病院にあきれはてたきり行ってません。
当時、医者に胸を張って言われましたよ。「原因不明で点滴くらいしか手がない」って。

最近、思うのは「病院って何だったら治せるのだろう?」という疑問。
(根治のことです。対症療法の新薬で症状が一時的に抑制されるのは知ってます)

ただし手術をされる外科医や救急対応される先生はこの話しとは関係ありません。
内科系全般と手術を必要としないケースですね。

治療できる薬はありますよ。
でも全部、対症療法のお薬です。

その場の症状を薬の有効時間だけ無理矢理抑えたり誤摩化したりするだけ。
どんな病気でも内科系だと大体これ。

先日もなんじゃそりゃ!って話しがあったので、こういった記事を書こうと思いました。

友達の赤ちゃん(生後3ヶ月)の子が湿疹になったので病院に行ったらステロイドを処方されました。
ステロイドで肌がキレイになったので「生後3ヶ月の子にステロイドを使い続けたくない」ということを医者に伝えたら「ステロイドをやめたらひどくなりますよ。だから使い続けないと」

ここまできたらこの医者はバカとしか言いようがないですね。
生後3ヶ月の子にステロイドを使い続けて治療するとか、あまりの高等技術に感動すらおぼえます。

大体この湿疹は乳児湿疹ですよ。
養生でも治せるレベル。というか生後3ヶ月なんだから常識的に考えて養生で治せるように指導しないと。
対症療法の王様であるステロイドとか・・・

医者は治療に対して2点、勘違いしてると思います。

僕もおそらく一般の大半の人も「治してほしい」という意味が医者と違っています。
僕らはある一定の期間治療したら再発しないように治してほしいと思って病院に行っているのです。

新薬も身体にいいものと思っていません。
人工化合物は嫌だけど治療中はしかたないから飲んでいるのです。

そもそも、症状をその場だけ抑える薬で治療するのであれば、わざわざ病院に行かなくてもドラッグで事足ります。今だったらネットだけで。

最近はスイッチOTCでドラッグの医薬品もそれほど効果が弱いわけではないですからね。
それに新薬を処方するだけでは治療に値しないですよね。買い物レベル。

昔ならいざ知らず、今はAppleとGoogleのおかげで手のひらにおさまる携帯端末で医療の専門的情報なんていくらでも手に入ります。

勘違いの1点目はその場しのぎの薬を続けている間は治っていて、やめたら再発する治療は求めていないということです。

いやいや医者は専門知識と経験から診断し処方するよって?
それだったら乳児にステロイドってどこの素人やねんって知恵のレベルですよね。

そもそも僕が行った事のある病院で製薬会社のマニュアルから、おおきく外れて考え出された治療や処方なんて見た事ないです。
診断もマニュアルベタベタ。それに対する処方もベタベタ。

どんな専門情報でも知る事のできる世の中でこんなのでいいの?って思います。
知識ではなく知恵をお借りしたい。知識はiPhoneにまかせましょう。

勘違いの2点目は治療期間。

いつ頃治るの?
使い続けている間は治まるのは今や誰でも知ってますよ。
そういうメカニズムですから。

知りたいのはステロイドをいつ頃やめたら再発しないと考えているのか?
どれくらい使い続けるとよいと考えているのか?
全部知恵の部分です。

別にいつまでに治るかを保証してくれといってるわけではありません。
専門的な見解からの目安、目処、未来の方針を知りたいのです。

またどんな風に症状が変化したら減らしてもよいのか。などその変化予測などを知りたいのです。

僕らは薬を使ったら対症療法で治まることを望んでいるのではなく、その薬をどういう風に使っていけばいいのか、どうつきあっていくのが「根治治療」になるのかを知りたいのです。

ステロイドを塗ったら湿疹がなくなる。
そんなの今や素人でも知ってますよ。
そんな当たり前のことを聞くために病院にあんな高額な治療をお支払いしているわけではありません。(健康保険で僕らが支払う金額は少ないですが、病院自体は治療費に対して僕らが支払う約3.3倍の料金をとっています。安く済んでいるのは病院ではなく国の税金のおかげです。病院側は3.3倍した100%の金額をとっています)

漢方治療は違いますよ。
漢方薬はマニュアル的に選びません。対症療法にも対応しますが、基本、対症療法ではありません。目指すのは根治。(医者は漢方も勘違いして西洋医学と同じようにマニュアル的に病名や症状にあてはめて選んでいますが)

本来の漢方は体質をみて、その経過と変化を予測、観測していくことが最も重要です。
ある症状がどう変化したら、いつ漢方薬を変えていくのか?
どんな漢方薬に変更するのか? いつやめるのか?

常に身体の変化をみて漢方薬を調整します。
「ずっと飲んでないと再発するよ」とか「長く飲まないと効かないよ」なんてウソっぱち。それは漢方を医学的に全然分かっていない人の決めゼリフ。

大人の治療はあきらめますからせめて、赤ちゃん位は自分自身が考えた治療の計画と目処を立ててやりましょうよ。製薬会社、医学のマニュアルにまかせずに。


posted by 華陀 at 18:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月18日

風邪や菌の漢方治療は病との戦争

漢方は治療を病と戦う戦争に例えて考えます。
また漢方は西洋医学とは全く違うものなので、この考え方や感覚をもっていないとある症状や病名にあてはめてマニュアル的に漢方薬を選んでも効きません。

そういった使い方だと一般的に思われているような漢方薬は補助的なもの。
もしくは思ったより効かないものに成り下がってしまいます。

漢方薬を効かないものにしてしまっているのは薬自体の効果が強い、弱い以前に使い手がヘタだからです。
使い手、つまり処方する先生のうでがヘタクソだと漢方薬は一向に言う事を聞いてくれません。
僕も含めて漢方家はヘタクソにならないように日々、勉強が怠れないのですね。

話しが逸れましたが、特に風邪などの急性治療は西洋医学的な治療感覚を全部捨て去り漢方的な感覚が必要になります。

漢方では風邪などの感染症系は戦争と同じように考えます。
いわば「病」と「体内」の攻城戦です。

治療が戦いのストーリーになっています。

病を漢方では「邪」と呼びます。
「邪」はイメージで言えばウィルスとか菌系の感じですね。
ただ漢方の場合はイメージ医学なので「邪=ウィルス」ではありません。

カゼではない「風邪(ふうじゃ)」という邪は風の病の元となるもので、風にふかれると骨に影響するなど、実態のうすいものも病の原因となります。

今回は急性の話しなので、カゼなどのウィルスや菌のイメージです。

その邪は身体の上部から攻め込んでくると考えられます。
漢方では肺から上の部分を上焦というのですが、その上焦が自分の陣地(体内)の城郭ですね。

鼻や口が最初の城郭です。
ここから邪は侵入を開始します。

この邪を免疫がどうたらこうたらという西洋医学の話しにはなりません。
漢方では急性の場合はまず、どこまで攻め込まれているかを考えます。

喉まで症状が来てなければ邪の侵入は浅いとみて漢方薬を考えます。
初期ほど侵入度合いは浅く強めの漢方薬を使います。
ちなみに漢方薬の場合は「強めのお薬=効果が高い」ではありません。

強いお薬はそれなりの体力が必要になりますので、あくまで現状の体質と合っているかどうかが重要です。

強いお薬は効けば早いです。
戦と同じで城への侵入が浅いほどやっつけやすい。
つまり治療しやすいです。

この時もどんな強さの武器(漢方薬)を使うか選ばないといけません。
この時点で数種類の武器(漢方薬)があります。

武器の使い方を誤れば自分の陣地もダメージを受けます。
そしたら敵方有利です。
漢方薬は慎重に選ばないといけません。

急性の病気の初期の漢方治療は1回ずつが勝負です。
急性の場合は見誤れば、敵は一気になだれこみます。

邪がさらに攻め込んでくると戦いの場は中焦という肺からおへそまでの位置に移ります。
まずは上から順番なので、喉。そして気管支。

同時に病を見るとき漢方では身体の表面に邪がいるのか、裏にいるのかということもみます。
3次元的な見方ですね。
なんか漢方っておもしろくないですか?僕だけかな治療でワクワクしながら戦略を考えてるのって。

喉や気管支系は中焦の位置の病気でもあり、半分が表面で半分が裏面の半表半裏という位置に病がいるとも見ます。

敵は喉から胃、腸、膀胱へと下へ下へと侵入していきます。
漢方的は下にいくほど病が深いとみます。

それと胃腸などの消化器は漢方では補給基地です。
補給基地がやられたらいくら強い武器をもっていても戦えません。

だから食欲があれば戦えますが、食欲がなくなると戦は不利になります。
漢方薬を吸収するのも胃腸ですからね。

なんか順番に書いていったらおそろしく長くなりそうなので重要なポイントだけ。

なぜ病気の軍隊がどの位置にいるのかとか、病気の軍隊がどれくらい侵略しているかを知る必要があるのでしょうか?

それは各戦場の場所や侵入の度合いごとに使える漢方薬が決められているからです。
その状況に合わせた武器(漢方薬)を使わないといけないのですね。

漢方は「カゼ=葛根湯」や「インフルエンザ=麻黄湯」といった幼稚な考えで処方はしませんよ。
それはヘタクソな処方だと思います。

posted by 華陀 at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月12日

自分の腸炎の漢方治療

一昨日、強烈な腸炎になり、それを漢方薬のみで治したときのお話です。
漢方は症状の微妙な感じで処方が変わるものなので生々しく語っています。
閲覧注意!また食事中も注意です。

朝起きると腰が抜けた感じでした。
と同時に急な便意。急いで便所へいきました。
下痢だったけど水みたいな下痢ではなくベチャベチャな感じ。

元々、普通便もやや軟っぽさもあるので、あまり気にかけませんでした。

起きた時からやや吐き気があり、食欲はゼロ。
休みだし無理して食べなくてもいいか!と思って朝ご飯はやめました。

その時は朝から iPhone5s に機種変更する予定だったので、腰が抜けるような脱力感がありましたが、そのまま電気屋さんへいきました。

機種の変更手続きが思ったよりも時間がかかり1時間くらい経った頃から手足に全く温かさがないことに気づきました。

僕は冬でも手足はかなり温かいので、こりゃおかしいと気づきました。
しかし、もうちょっとで登録が終わる・・・。

こんなとこで「体調悪いんで次にします!」なんて言えない。

そんなことを思っている間に膝が痺れて胃と腸を雑巾絞りされたような痛みも参戦。

まぬけなことにここでやっと「こりゃ結構、ひどい腸炎だな」と思い至りました。
おそー!

登録終わって、いつもなら存分にiPhoneをいじり倒すのですが触る余裕もないほど辛い。

腹痛は「普通に痛い」位になっていたのですが、膝や肘の痺れが今度は痛みに変わってきています。

これは誤解されるとダメなので一応、説明しとくと腸炎になったからといって膝や肘に痛みは走りません。
原因はわからないのですが、炎症系の症状が強くなるとどうも関節や頭に痛みが走る、僕の持病みたいです。

急いで漢方薬を飲まないと!

漢方薬は急性の強い病気でも十分に効果を発揮してくれますが、とにかく初動が遅れると後手後手に回ってどんどん病にやられます。

今のタイミングはやや遅れていますが、まだまだ初期治療。
まだ間に合いそう。

問題は何を飲むか。

頭の中で症状を時系列に整理します。

まずは腰が抜けた脱力感。起き抜けの吐き気。
→ ベチャッとした軟便。食欲不振。
→ 手足の冷え。
→ 腹痛。
→ 肘、膝と頭の痛み
→ 便は後から水様性。

ツムラなどのマニュアルからいけば、急性腸炎や大腸炎は桂枝加芍薬大黄湯となっています。
腰が抜けている時点で大黄が入っている漢方薬などあり得ません。
次にツムラのマニュアルからいけば下痢に使うメニューが五苓散、猪苓湯、四君子湯、啓脾湯、清暑益気湯です。

五苓散は腰が抜けた脱力感や手も冷えているところからあり得ない。
猪苓湯は薬性が強いので今の僕の体質の状態で受けきれません。
飲んだら更に悪くなるでしょう。

四君子湯、啓脾湯は慢性の下痢症などの人に対してえっちらおっちらとゆっくりと治すもの。
急速にすすむ腸炎に対抗できるはずもない。それに啓脾湯は血虚という血の少ない体質の人に使用するので女性に使うことが多いです。

清暑益気湯に至っては夏の熱さで汗をかきすぎて水分代謝がおかしくなった時に出てくる下痢に使うので論外。

後、水の下痢ならツムラだと柴苓湯がマニュアルにのってます。
これは五苓散と小柴胡湯を合わせたものですが冷やして水の巡りを整える五苓散に強烈に肝の臓の熱を抑える小柴胡湯という時点でこれも論外。

病院のマニュアル漢方なんてこんなものです。
病名だけでみていたら、どれもなんとなく治せそうな感じにみえますが、こまかな体質をみていけば。どれもまーーーったく!あてはまりません。

僕は初めに吐き気があって、便がベッチャっとしていたところから半夏瀉心湯と考えました。
上焦の熱と下痢の混合ですね。

しかし、半夏瀉心湯は病気の亜急性期。
つまり急性から少し時間がたった慢性期までいかないところで使うことが多いです。

でも方針はここら辺りだろうと思いました。

やや胸脇の熱(胸に余分な熱がたまる)があり脾気虚(消化器の気が落ちてる)それに水毒にやや腎虚(水の巡りが悪いと腰の脱力)。
手足の冷えは温めるよりも炎症が治まり「気」が戻れば自然に戻るだろうとみました。

それに加えて亜急性期または急性期に使う処方。
これだ!とある処方に決定。(処方名は秘密。腸炎イコールの病名処方と誤解されたくないので)

それをとにかく2時間ごとに服用。
飲めば20分もすれば吐き気が治まります。
よし!はまったなと。

しかしここから大変。
しばらくして、きょーれつな下痢。
20分ごとにシャーみたいな。予告ナシな下痢です。
肘、膝、頭の痛みもさっきの3倍増し。

漢方薬が合っていないか?はたまた合っているか?どっち?
迷いに迷いましたが、このままいこうと思いました。

夜は普通通りに寝て次の朝には治っていました。

いやー早かった!
自分でもまさかあれだけひどい腸炎が1日で治るとは思いませんでした。
今回も自分の臨床はおもしろかったです。

posted by 華陀 at 18:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月05日

漢方が効いているかどうかの確認方法

「以前に漢方薬を飲みましたが効いているかどうかわからないのでやめました」
うちに相談に来た人からよく聞く話しです。

以前、効かなかった漢方薬を再チャレンジしてもらえるのはありがたい話しです。

さて、ここでよく誤解しがちなのが「前に飲んだ漢方薬が効かなかったのはモノが良くなかったから」と思われていること。

確かにそれはあります。
でも漢方の場合は西洋医学とは違うので、その前に重要なことがあります。
それは今、飲んでいる漢方薬が体質と合っているかどうか。

漢方薬の場合は体質と合っていなければ効果を発揮しません。
だから世界一の品質と効果をもった漢方薬であっても処方する先生の体質の判断が間違っていれば効かないのです。

逆にそこそこの品質の漢方薬でも体質と合っていれば効果を発揮してくれます。

最も重要なのは良い成分だとか成分濃度が濃いとか、漢方薬自体の効果の高さではなく処方する先生の体質を分析する力です。「体質を分析する力=漢方薬の効果」といってもいいと思います。

以前に漢方薬を飲んでもよくわからなかったという人の大半は病院で処方された漢方薬を飲んでいたことが多いです。

病院は腰掛け的に漢方薬を処方していることが多いので、大体のところが体質を判断せずに処方します。
いわゆるマニュアルを見て病名だけで処方する方法です。

おまけに病院で処方するのは3倍量は飲まないと効かないと業界的にもまことしやかに噂になっているツムラの漢方薬。

体質を分析しない。効かなさそうな品質の漢方薬。
こんなダブルパンチなので逆に効いたほうがラッキーなんじゃないかと思うくらい。

僕的には「東洋医学的な問診をとらない」「体質判断もしないで漢方薬の処方をする」病院の漢方なんて治療ではなく漢方薬のお試し体験だと思ったほうがいいと思うくらいです。

多分、出してる医者本人も「漢方薬が新薬よりもシャープに効くことがある」なんて思ってないですから。

漢方薬が効いているかどうかというのは、それを確認するより前に「体質をちゃんと見て効くように出してくれているのか?」という問題があるということですね。

それにもう一つは「その薬が効いたか?」「効いていないか?」の考え方の違い。

漢方を東洋医学理論的にわかっていない医者も一般の人も漢方薬の効果を考える時って西洋医学のお薬と同じように考えちゃっているのですね。

通常の新薬までの処方の流れは。
@頭痛で悩んでいる患者さんがいる。
Aだから痛みを止める鎮痛剤を処方した。
B鎮痛剤は体内の痛みの物質を止めるので頭痛がなくなる。
といった感じです。

西洋医学の薬の効果の考え方は直接的で単純なものが多いです。
→ 痛みがあるから体内の痛み物質を止める。
→ 胃酸が出過ぎているから胃酸を止める。
→ 血圧が高いから血管を広げる。
→ 湿疹があるから皮膚の炎症を抑える。

大体どれも「止める」「抑える」「切り替える」といった働きです。
その効果は単純で基本的には1つの治すターゲットがあって、
その1つを1つの薬で治す感じです。
しかも新薬は設計上、20分位で体内に吸収されて効果を発揮して、その後は排泄されて体内に成分がなくなれば効果もなくなります。

飲んだら治って薬の効果時間が切れたら、また症状が復活して、飲んだら治って・・・
と繰り返すのはこういった新薬の性質上からきます。

漢方薬の効果はこれと同じように考えることができません。
漢方薬は痛みの発する体内の物質を止めるとか、直接的に効かせるわけではないからです。

漢方薬の中の●●という成分が痛みを止めているんじゃないか?とか必死で研究しているところもありますが、漢方薬を使うに当たっての東洋医学のルールの中にそんな考えはありません。
それはそれで「まー趣味でやってればいいんじゃないの」と思います。

漢方薬は体質をみて血が不足しているから、とか水がうまく流れていないからとか、そういう東洋医学的な体質の結果、頭痛という症状が出ていると考えます。

体内の痛みの物質を直接抑えるわけではありません。
「血」からくる頭痛。「水」からくる頭痛。だから漢方薬は同じ頭痛でも漢方薬が変わります。

漢方薬の効果は直接的に働きかけるわけじゃないので「自分の気になる症状が良くならない。だから漢方薬は効いていない」ではないのですね。

全身の身体の状態の変化をみて、気になる症状の改善につながるかどうかを見ていかないといけないのです。

漢方薬でも急性になった咳をなんとかしたいとか、頭痛をなんとかしたいなどの時は漢方薬で咳が治まったか?頭痛がなくなったか?と目的の症状自体が直接的にどうなったか?をみていきます。

それ以外は、全体的にみないといけないのです。
だからひょっとしたら、今の漢方薬を飲んでからの不快な症状も治っていく途中なのかもしれません。
はたまた、単純に漢方薬が体質と合っていなくて効いていないだけなのかも。
気になる人は漢方薬を処方してくれた先生に直接、聞いてみましょう!


posted by 華陀 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

近藤医師vs長尾医師のがんの治療法で感じた違和感

最近、近藤誠医師のがんの”放置療法”に対して反論されている医者が登場して、なにやら物議を醸しだしています。

近藤誠さんは医師でありながら「がんもどき理論」を提唱し簡単にがんの手術をすることに対して警鐘を鳴らし、がんは「放置」することを勧められている。

がんもどき理論というのは、がんには本物と偽物があるという考えで「がんが検査で発見されたからといってすぐに簡単には手術しないほうが良い」というもの。

先に言っておくと僕は近藤誠医師の考え方に同調するわけでもないし、その反対でもありません。

近藤医師のこの考え方は医療界で結構な物議を起こしていて近藤医師の「がんは手術しないほうがよい」という証明のために見せている統計グラフは「捏造だ」と言われていたり、その捏造がどのようにうまく捏造されているかを説明しているものがあったりします。

また最近では長尾和宏医師が「近藤医師の主張による影響で検査を拒否する人を増やし、助かったかもしれない人も亡くなっている。あなたのせいで犠牲者が出ている」と反論されています。

うちでもがん相談をやっています。
その経験からこの両者の主張を聞いていてすごく違和感を感じました。

がんは未だ謎の病気です。
がん細胞自体の構造などはある程度、わかっていますが治すために必要な肝心な「何の原因でがんが発生するのか?」「がんが転移する時、転移しない時の違いのメカニズムは?」「がんの進行速度の違いは何からくるのか?」などは何もわかっていないし、がんは全世界レベルで克服できていません。

治療も抗ガン治療は簡単にいうと「がん細胞と正常細胞をもるごとやっつける」というものです。
放射線治療も方向性は抗がん治療と同じで抗ガン剤は薬の成分で細胞を殺しますが、放射線治療は放射線で細胞全体を殺します。

外科的手術はがん細胞を取り除くものですが、がん細胞が体内でイボみたいに都合良くできているとは限りません。
血管やら他の組織とくっついて成長していることもあるので、全部をきれいに取りきったとは常に言えないです。

治療のために薬を飲んだら毛が抜けるとか爪がはがれるとか、それって薬とは言えないのですよね。
頭痛を治すために薬を飲んだらかならず、ひどい下痢になるとか、鼻炎を抑えたら手足が麻痺するとかいう薬だったら皆さん、飲みます?
命がかかっているから麻痺しているけど、抗がん剤って普通の薬から見たら、研究レベルでとてもじゃないけど外に出せるレベルじゃないですよね。

出したらダメってことじゃなくて、通常の西洋医学の薬に比べたら、そんな危なくて頼りない薬を現場では使わざるえないくらい、がんは謎だということですね。

転移の問題もあります。
そもそも、どうなったら転移するということがはっきりとわかっていません。

近藤医師が主張するように手術によって悪化し転移するのかもしれないし、手術しなくても転移するときは転移するのかもしれない。

とにかくわかっていません。

長々と書いちゃいましたが、ようするに誰も何もわかっていない病気ということです。

感じた違和感は近藤医師に反論する長尾医師の書いた文。
まるで早期なら病院でちゃんと処置すれば治るかのような書き方。
病院も目隠し手探り状態のはずです。
全世界レベルで原因がわからず有効な治療方法も確立されていません。

なのになぜ、病院でちゃんと処置を受けていれば治るかもしれないと言えるのかがよくわかりません。

僕が今までがんを見てきた経験では、早期でがんが発見されてあれよあれよと半年位で亡くなった身内が3人います。

余命半年と言われて何もせずに6年生きている人。
余命半年と言われて手術や抗ガン治療をして副作用に散々苦しんで7ヶ月後に亡くなるという微妙な経過だった人。
また手術や抗ガン治療を行って今はほとんど、がんの心配のなくなった人。

本当にいろいろ。

全体の統計データで見れば早期発見は確かに治癒率が上がっているかもしれませんが、実際の現場で「私は早期だからかならず助かりますか?」って聞いたら、どうせ「がんはどうなるか、わかりません」って言いそう。
実際にうちに相談に来られた方はそう言われているんですけどね。

現場の声を聞いていると「病院でちゃんと処置すれば治る」という考えはどこからくるのかと思います。

そう考えると医師だって「がんって謎すぎてどっちが正しいのかわからないんですよ」というべきではないかと思うのですが・・・。

ここでは長尾医師の意見を取り上げていますが、長尾医師個人の意見からというより西洋医学全体のこの傲慢な考え方に違和感をおぼえます。

こういうコラム的な文になると「早期であれば、ちゃんと病院で治療すれば治る」的な意見がまことしやかに語られますが、そのくせ、がんどころか、即死亡につながらないアトピーですら治すどころか、年々、患者数は増えています。
アトピーだけに限らず、その他の慢性的な病気という病気は対症療法の薬を飲んでいる間だけ症状を抑えているだけで薬をやめたら元通り再発。

同じノリで言ったら、そのうち「抗がん剤を飲み続けている限りはがんは治っています!」って大マジメに言うのだろうか。(正常細胞がもちませんが)

急性がんなんて、ほぼないだろうからがんは慢性病の王様といえます。
がんの事でああだ、こうだと言う前に西洋医学に直接的には死亡につながらないアトピーなどの慢性病はどうにかできないのか?と思います。

posted by 華陀 at 18:02| Comment(3) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月14日

西洋医学の正しい使い方

今日の記事の内容は僕の考えの方がレアだと思われるかもしれません。
ただ見る方向性を変えて地球単位や大自然からみればごく当たり前なことかもしれません。

何の事かっていうと僕は一般的に病院の利用の仕方。西洋医学の利用の仕方を間違っているんじゃないかと思っています。

西洋医学は元々の発祥は感染症や外科的な治療から始まっています。
細菌やウィルスなどの感染症は人々の間で一気に広がり死に至らしめます。
こういったものに対して西洋医学はすばらしい能力を発揮します。

ブドウ球菌を駆逐するペニシリンは西洋医学の中でも画期的な発見だと思います。

また外科手術の技術もすばらしいものがあります。
現在の医学レベルでは切断された手足でさえ元に戻ることがあります。
また骨折したり切れたりしてしまったものを治療できるのは外科的な手術だけです。
飲み薬だけで複雑に骨折した骨を元に戻したり酷い切り傷は戻りません。

そして西洋医学の能力が発揮できるのは急激に変化していく急性病です。
心臓発作などの処置は西洋医学でないと助けられません。

産科なども産科の医療が充実することによって死産などは爆発的に減っています。
出産は母子ともにリスクの高いことだったけど安全な出産が確立されました。

しかし、これだけすごい医学でも問題があります。
それは慢性病に対して。
先程のような検査すればわかるようなウィルスや細菌。
事故などの外傷など明らかな原因のものは得意分野だとおもうのですが慢性病に関しては実際に治せているのかと思うほどです。

もちろん、西洋医学はエビデンスがしっかりとしているので理論上はいろいろな病気に対して「これこれ、こういう原因があって、これこれこういう成分の薬で治療します」と一見、完璧に分析され対処されているように見えますが、実際の現場をみてみると本来は急性の処置に対応する対症療法の薬をダラダラと処方していたり、検査をして明らかな異常が出なかったらお手上げ!など頼りない状況です。

そもそも、慢性病の治療に対して処方している治療薬は西洋医学が本来得意な急性的な対処をするものばかりです。
それを何ヶ月も続けたからといって長年の病気が治るわけがありません。

急性病は何か大きなきっかけや原因があることが多いです。
風邪や膀胱炎などは原因にウィルスや細菌があることがわかっているので、その原因である細菌を殺す薬を使用すれば治療できます。(残念ながらウィルスを殺す薬はありません)

ところが、慢性病はジワジワなんとなく体調が悪くなっていって、ある日、限界がきて病院で調べて見たらアトピーやら関節症やらと慢性的な病気になっています。

急性病は原因がわかりますが、慢性病はよく考えたらかなり昔からジワジワと体調が悪くなっていたことなどが多いので、はっきりした原因なんてわかりません。
と言うか原因が1つではない。

また西洋医学で根本的に治療できるのは細菌を殺す薬くらいで後は現在の症状に対処するだけです。
つまり、症状を抑えるだけ。
薬が切れたらまた同じ症状が出てきます。

ただし症状の起こり始めに何日か薬を使えば、再発しないこともあります。
しかし、なぜ対処するだけで再発しないのかはメカニズム的にはわかりません。
メカニズムとしてわかっていることは薬の成分が一定の時間だけ効いて症状を抑えるということだけなので。

そして慢性病は特別な病気でない限り、原因は1つではありません。
その原因は生活習慣や生活環境とも結びついています。

だから飲む薬の成分だけでなんとかしようと思っても治せるわけがないのです。

漢方薬は急性病にも慢性病にも使えます。
食あたりや冷えなどの急性の下痢や急性の頭痛なんて漢方薬でも1包、2包で治ります。
ただし体質に合わせることができたらですが。

もちろん、慢性病の治療は漢方の得意とすることろ。
漢方薬は食べ物に近い自然のものなので、長い間飲んでも安心です。
身体の機能を薬の成分で無理矢理に変えるのではなく、現在の体質を見極めてその人独自の自然治癒力を発揮させて症状をなくしていきます。

西洋医学と東洋医学、どちらの利点も生かして治療するのであれば、まずは病院に行ってみる。それで慢性病だろうが急性病だろうが新薬は急性病の治療に対応する傾向がありますので1、2週間使ってみる。病気によったら1ヶ月。

そしてやめてみる。やめて元通りに再発したら、それは西洋医学で治すのは難しいと思います。やめて再発するということは飲み続けないといけないパターンかもしれません。
西洋医学の薬は対症療法なので、飲み続けても体質は変わっていきません。

そうなったら漢方薬を選ぶのも1つの方法ではないかと思います。
ちなみに漢方は急性病にも対応できるので、初めから病院に行かずに漢方薬をやってみるのも1つの方法かしれません。
僕は急性病でも漢方薬で治療しています。
この何年も病院には行ってません。

ただその場合は、検査だけはしたほうがいいかも。
ひょっとすると大病が隠れているケースもありますから。
漢方は化学検査はできませんので。

これからは漢方の自然治療も1つの候補として考えていただけたら嬉しいですね。

posted by 華陀 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

病院の漢方薬の適当処方は資源の無駄使い!?

最近、西洋医学は切羽詰まってきているのかなと勝手に思ったりします。

というのも以前よりも、そこらの病院が漢方薬をやたら処方するようになったから。
別に漢方薬を処方するのは問題ないと思います。
ただ問題は病院が「漢方薬が治療薬として有効だ」と認めたから処方したように見えないから。

その証拠に処方の方法が西洋医学と一緒です。
つまり、漢方として体質を診断せずに、おそらくツムラなどの漢方薬メーカーから貰ったマニュアルだけ見て処方している感じがあるからです。
学校で教えられた医学のガイドラインに沿って処方する新薬のように。

これは新たに漢方薬で治療しようとしているのではなく、最近、西洋医学の薬が対症療法で「そのばしのぎ」ということが一般の人にバレてきたり「検査ばっかで実はほとんど原因がわかっていない」とかがバレてきたりで西洋医学としての治療がしずらくなってきているのが原因ではないかと思う。

漢方薬を処方するのは、新たな治療を考えての事ではなく、ただ単に逃げ手の1つとして苦し紛れに処方しているのでは?と。

なんで、新たに漢方薬を処方することが病院が考え直した新たな治療ではなく、逃げの方法と思うのか?

それは漢方を1つの医学として勉強して、やるつもりがないのが丸出しだからです。

言うまでもなく漢方は西洋医学と全く違う医学です。
診断の方法も治療経過の観察の方法も薬の効果の考え方も何もかもが違います。

例えていうなら、野球とサッカーくらい。(余計わかりにくいかな)
野球とサッカーは同じボール競技という共通点があるだけで両者は全く違う競技です。

野球のプロの人がすぐにサッカーのプロになれるでしょうか?
もちろんなれません。そんな甘くない。
フィジカルは高いから練習すれば一般の人よりも習得しやすいでしょうが、反対に野球の概念やクセが強いからこそ、サッカー自体になじまない可能性もあります。

今の病院は、これと同じことを漢方でやっているように思います。
要するに西洋医学と漢方は医学(ボール競技)という、くくりでしかないのに「同じような医学」というとんでもない勘違いをしているように思います。

その証拠に病院は漢方薬を処方するにも関わらず漢方薬を選ぶための問診をとりません。
そして漢方薬は西洋医学の客観的な他覚症状と違って、ほぼ自覚症状のみを頼りに体質を判断するものなんです。

自覚症状というのは、本人が主張するものです。
だから、じっくり話し合い整理する必要があるのです。ただこれを病院でやったら、たくさんの患者さんをこなせませんが。

初めて漢方薬を処方するなら最低でも1人の患者さんと30分は話さないと、自覚症状を整理できないと思います。

ところが漢方専門でやってる病院でないところは、この漢方薬を選ぶための問診も相談もせずに処方します。

この結果から見れば「マニュアル的に流れ作業でやっている」ということと「漢方薬を選ぶための体質を判断できない」ということが透けて見えてきます。

ヘタしたら東洋医学理論を全く理解せずにやってるんじゃないかと状況から考えられます。それが、僕には切羽詰まって、なりふりかまわずやっているように見えます。

1つ不思議なのは西洋医学を6年間。人によれば子供の頃から医学部に入る為に十年以上勉強してきた人が、なぜ歴史で言えば西洋医学の20倍もある東洋医学はメーカーから貰ったマニュアルと研修会に出ればできると考えたのかが僕にはわかりません。
(そこは逆に、かしこいんだから気づきそうなものですが)

医学者として漢方薬で治療したければ、少なくとも6年は基礎から勉強して、それから自信がついたら患者さんと接していこうと、なぜ考えつかなかったのかが不思議です。

儲けたいだけでしょうか?
医学者なのに東洋医学をナメてるのでしょうか?勉強しなくてもできると。
でもナメてるのなら、そんな気持ちのモノをなぜ患者さんに処方しようと思うのでしょうか?(だったら、がっちりと勉強してきた西洋医学でいいように思います)

どっちなのか僕にはよくわかりません。

うちには以前に治療していた人がまた訪れることが多いのですが、その時に言われるのが「病院に行った時に漢方薬を適当に処方されたので、それで先生を思いだして来ました」というパターンが多いです。

そして、病院がいかに適当に漢方薬を処方したかについて「聞いて!聞いて!」という感じで僕に話してくれます。

そんな状況を聞いていると非常にもったいないと思う事があります。

何がもったいないって漢方薬。
漢方薬は新薬のように化学合成で作られる人工物ではありません。

食べ物と同じで土からできる自然のもの。
人工物よりも限りがあるのです。

だから、もし「新薬だけで治療がやりにくいから」とか「漢方薬があると患者受けがいいから」とか、一から東洋医学を勉強する気がなく漢方薬を処方するのなら、一医学者として、よく考えてほしいなと思います。

こうやって書くと誤解する人がいるから、先に言っておくと「治せないなら、しないほうがいいんじゃない」なんて一言も言ってませんよ。
漢方を漢方として基礎から勉強してルールに則って、やる気がないなら自然資源の無駄使いじゃないかなと思う次第です。

現に再度、うちに来た人は「漢方薬を処方はされたけど、もちろん、病院の適当な漢方薬なんて飲んでませんっ!」って笑顔で言っておられるのです。
その病院からの漢方薬は捨てるしかありません。もったいない・・・


posted by 華陀 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月26日

インフルエンザ=麻黄湯は余計にひどくなる処方!?

インフルエンザの季節になってまいりました。
かかったら嫌ですね。お店を初めてから、この5年程、1度も罹っていないので、このままいけたらと思ってます。

あっそう、そう、僕はインフルエンザのワクチンは4年前に1回やったっきり。それから1度もやってません。

この時期になると漢方理論をよくわかっていない医者がインフルエンザや風邪に意味不明な処方をする時期でもありますので、先に患者さん達にどんな処方だと意味不明なのかを知っておいてもらえたらと思って書きます。

そのインフルエンザに対しての意味不明な処方とは。

インフルエンザに麻黄湯ってやつです。

確かにインフルエンザに麻黄湯は確かによく使いますよ。これ、問題の処方です。
何が問題かって言うと、医者が麻黄湯の漢方的な意味もわからずに処方すること。

漢方薬は西洋医学の病名で処方しません。
そもそも、西洋医学の病名と漢方は一切、関係がありません。

漢方は基本的には病名がなく全体の症状をみて「○○証」という呼び方をします。
病名もありますが、病名で考えることは、めずらしいです。
ちなみに糖尿病に似た体質を漢方では消渇って言います。西洋医学と名前や状態が違うのですね。

なので、当然、インフルエンザに麻黄湯なんてマニュアル的な方法で処方はしません。

でも漢方理論を知らない医者はインフルエンザだったら麻黄湯を処方します。

なんで、こんな素人でもマニュアル見れば処方できそうなことになっているかというと、僕が友達の先生に聞いた話ではどうもツムラさんの営業担当が「麻黄湯の中に含まれる麻黄という生薬がインフルエンザに効く」という素人バリのことを説明してまわっているらしいです。

その話を聞いた先生は実は漢方の事を詳しいのですが、よくいる医者と同じような感じにしてみようと漢方を知らないフリをして質問していたみたいです。

先生もおもしろがって、いろいろ質問したら、ツムラさんのその営業さん、終いには「実は麻黄湯すら使わなくてもいい麻黄湯の中の麻黄だけでいいんですよ」とか言いだしたらしくって、この漢方理論も何もあったもんじゃないむちゃくくちゃぶりに「おもしろい話があった!!」って僕に教えてくれました。

これには僕もまいりました!
日本の代表的な漢方薬のメーカーであるツムラさんの前線部隊である営業さんが、麻黄湯の麻黄だけでインフルエンザに効くという漢方理論をぶっ飛ばした説明。

ここまで来たらさすが!としか言いようがない。
じゃあ、麻黄湯じゃなくて「麻黄」だけを売ればいいやん。

実は僕も元ツムラさんの営業社員を2名ほど知っていて、普段、医者に説明しているツムラさんの営業がどの程度かは知ってるんですけどね。

ここからは当たり前の話ですが、インフルエンザ=麻黄湯ではありません。
しかし、インフルエンザに麻黄湯を使う可能性は高いです。

漢方薬なので、当然、あくまでその時の体質に合わせてですが。
これはインフルエンザでも風邪でも一緒。

風邪っぽかったら葛根湯ではないです。
あくまでその時の風邪をひいた人の「体質」をみて処方します。

漢方で風邪を治す原則は「体力を使って風邪を追い出す」というのが原則。

そのため、まず風邪体質の中でみていくのが、現在、体力があるかどうか。
漢方では高熱が出るのは体力が強いとみます。

しかし、インフルエンザの高熱は、一気に高熱を出して、そこでエネルギーを使い切ってしまうようなイメージの体力です。一時的な限定的な体力ですね。

その体力は、すぐになくなって、その後は体力のなくなった隙をつかれて、いろいろなところが盛大にやられていきます。

だから、その人の体力の状態を見誤るとかえってとんでもない状態になってしまいます。
そういう方向からみると麻黄湯は体力のある人の熱を一気に上げて、ウィルスを追い出し、その後、一気に解熱に向かわせて治すのです。

「だったら、インフルエンザに最適じゃん」って思いますよね。
問題はさっきツムラさんの営業が言ってた麻黄湯に含まれる麻黄。

この麻黄の副作用が胃を傷めること。
そして漢方では体力をつける又は維持する為に最も重要なのは胃などの消化器だと考えます。

極論すれば、食べ物を食べることができていれば、ウィルスに対抗できる体力をつくれるのです。
しかし、食べることができなくなった途端、エネルギー不足。
どんどん体力が落ちていきます。

だから、インフルエンザでも風邪でも治す時に大事なのは胃の状態。
ここをやられると基地がやられたも同然で、一気に崩れていきます。

麻黄湯は熱を上げて一気にウィルスを追い出すように働いてくれます。
だから激烈に進行するインフルエンザに麻黄湯は合っているともいえます。
でも、胃がやられていたり、腸がやられて軟便だったりしたら、麻黄が合わなくて胃がやられたりするとヘタすると麻黄湯のせいで一気にインフルエンザがひどくなる可能性もあるのです。

だから「インフルエンザ=麻黄湯」なんて理屈は漢方医学にはありません。
あくまでその時の体質をみて麻黄湯が適正かどうかを考えていきます。

僕ら、漢方家の中では麻黄は要注意生薬です。
強く効きますが、副作用も強く効きますので。


posted by 華陀 at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月14日

ひどい手荒れの患者さん

いやーこの症例、書きたくて、しょうがなかったんですよ。
でも、来られた時はまだ治るかどうかがわからなかったし、自分の見立てがあっているかもわからなかったので1ヶ月待ちました。

なんで治るかどうかも分からない相談し始めた時から書きたかったかというと、医師の診断がひどかったから。

ただ、こっちで治らないとそれは言えない。結果を出さないとただの批判です。
だから、このブログを書くのが待ち遠しかったのですね。

今回、長いですが最後まで読んでください。病院には怖さがあることもわかります。

患者さんはひどい手荒れの方。
60代で両手の皮膚がボロボロにめくれています。かゆみと痛みが混ざった状態で両手が使えない。
それまで病気一つしたことがない元気な患者さんです。
4月頃から軽い手荒れはあり、7月位から急激に悪くなったとのこと。

悪くなった頃、足の皮もポロポロとめくれていたとのことです。
急激にひどくなったため病院へ行きました。

初めは医師の大好きなステロイド。
その後、よりひどくなったので、ステロイド+抗菌剤。

で、より悪くなるばかり。

その後、医師は掌蹠膿疱症と尋常性乾癬の合併の状態との診断。
すごいですね。
掌蹠膿疱症と尋常性乾癬の合併!
どちらも難病ですが、70歳近くまで元気だった人が急に2つの難病を併発したと診断!!
今までの生きてきた背景とか仕事の環境とか完全無視。

で、この方にステロイド+抗菌剤を処方していましたが、それにメトトレキサートという抗がん剤を処方。

「抗がん剤」の処方です。やります。
尋常性乾癬だと自分の診断を疑わないすばらしい処方。
抗がん剤出すのに診断が間違っていたらどうしようなんて1mmも考えてません。

抗がん剤まで動員して総攻撃した結果・・・順調に悪化。
で、病院ではラチが開かないと、うちに相談に来られました。

僕は相談する時にまず医師の診断が誤診かもというところから入ります。
普通の方は医師は最高クラスの学歴を持っているので疑わないですが、高度であるのは間違いないですが所詮、免許なんですよ。免許。

運転免許をとったからといって、F1レースで優勝できるのは世界で一握りなんです。
F1まで行かなくてもレーサー並に運転できる人なんて免許があろうがなかろうが関係ない一握りの才能ある者だけです。

だから、医師免許も一緒。
免許持ってても医学を知ってるだけっていうのが大半だと思います。
運転免許取得者とレーサーが違うように医師免許取得者と「治すこと」は別物。
「治す」とはレースで勝つことができること。運転できることじゃないです。

僕の経験では7割がヤブ医者(免許もってるだけ)で2割が普通医者、1割が優秀な医者って感じだと思っています。(外科医、小児科医、救急医除く)

だから、病院の診断が誤診かどうかから入ります。
別に僕が新たに西洋医の真似事するわけじゃないです。
誤診するということは誤った薬を処方をするということ。
誤診による薬は身体に悪い影響を与えます。

その誤った処方による身体に対する悪い影響を調べるために誤診してないかどうかから入ります。体質みますから。(ちなみに自分の知識でわからない場合は、師匠のツテを辿って慶応とか阪大とかの西洋医のアドバイスも求めますよ。だから揚げ足とらないでね。)

そして今回、僕は見た瞬間、白癬菌による手荒れとみました。
足の皮がめくれるというのも詳しく聞くと半月も経たずに治ったとのこと。
これもただ単に水虫だと思う。

医師には足の皮がめくれることが治ったのは聞かれていないから答えていないらしいです。このパターンよくあります。医学の問題はなくコミュニケーションの問題。

ということで掌蹠膿疱症がそんな簡単に治るはずがない。
おそらく水虫に抗菌剤が効いたのでしょう。

手荒れの状態は文字では説明しずらいですが、特に湿疹が密集している部位とめくれている部位をみていけば菌系なんて一目瞭然。

ここで病院は西洋医学的に1つの間違いをしています。
漢方的にじゃないですよ。「西洋医学的に」

手荒れの見た目がひどかったので単純にそうしちゃったのと思うのですが、
抗菌剤とステロイドを一辺に処方しているのです。

ステロイドは炎症を抑えますが、免疫抑制の効果もあるのです。
だから菌だと診断したのであればステロイドと一辺に出しちゃダメ。

どっちか決めて様子をみながらやっていかないと。
様子を見ながら治療を変えていくことが必要。
大体、医師は治療方針を再検討して変えていくのではなく、薬をいたずらに増やしていくことが多いみたいです。

そして、うちでは簡単な外用ケアと体質に合わせた漢方薬をお渡ししました。

結果、2週間でかゆみがほぼなくなり、手のめくれていた皮は新たには、めくれなくなりました。
1ヶ月後は手のところどころ赤みが残っている状態。
一皮めくれた状態は普通の肌になっています。
まだ指先はひび割れたりしています。爪も半月はキレイになってますが、先はボロボロ。
でも完全に治るのは時間の問題。

菌による手荒れとみて、それに対する外用ケアと漢方薬をお渡しして短期間で治っています。ということは結果からは見立ては合っていたと考えられます。

で、もひとつ問題になるのは「抗がん剤」を処方していたこと。
医師が誤診して「抗がん剤」を処方。その時に抗がん剤なのに何の説明もなし。

実際、聞いた見たところ、飲んでいた時期は本人も、ものすごく身体がしんどかったそうです。そりゃそうですね。「抗がん剤と何の関係もない人に抗がん剤処方している」のですから。

なんにせよ、治ってよかったです。


posted by 華陀 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月12日

病院に通っても「治らない」のはなぜか?

慢性病は長いこと病院に通っていても、なかなか治らないですよね。
長い人だと、何年も病気の状態が変わらない人も多いと思います。

アトピーや慢性蕁麻疹なんか最たるものですね。
後、耳鳴りや不妊症、言い出したらキリがない。
病院の通い始めは、ちょっとした湿疹や蕁麻疹だったのに、気づいたら1年間通って、ちっとも変わっていない。もしくは徐々にひどくなっている。

どの病気でも慢性病は、なかなか状態が変わらないと感じている人が多いと思いますが、なんで治してもらうはずの病院に通っていてこんなことになるんでしょう?
おかしいですね。

これ実は医師と患者さんの「治る」という価値観の根本的な違いが関係しています。

西洋医学の治療は切れた傷を縫い合わせるとか骨をくっつけるとか、菌を殺す以外は根本的な治療になりません。

西洋医学の中心になる治療は対症療法と言われる治療で「その場をしのぐ」治療です。
なんか嫌な症状があれば、それをその場だけ止める。

湿疹があれば「湿疹をなくす」
かゆみがあれば「かゆみを止める」

「湿疹をなくしたり、かゆみを止めたりできてるんであれば治ってるじゃん!」
って思うでしょ?

これには1つの条件がつきます。
それは「薬が効いている時間だけ」

薬の効果時間は薬の種類によって変わりますが、薬を飲んだ後、2〜3時間は「治っている」のです。

何時間かの夢の時間。
ファンタジーな感じですね。
って、病気だとそんなのは困ります。

「薬を飲む → 何時間か「治る」ドリームタイム → ドリームタイム終わってまた再発 → 薬を飲む・・・」後は永遠ループ。

ラッキーだとこの治療を繰り返せば根本的に治ることもあります。しかし例え治った人がいたとしても問題があります。それは薬を作った会社自体が、それらのお薬を「対症療法のお薬なので病気を根本的にあ治すものではありません」と名言していること。

医師がなんと言おうと、薬を作ったのは製薬会社。
その製薬会社が「この薬は根本的に治らない薬ですよ」って言ってるのですね。

病院での治療とは大半はこの対症療法のことを指します。

ところが患者さんが考える「治る」は「薬を飲んでいる間だけ治ってたらいい」というものではないですよね。

病院側がどんな治療を用意していようが患者さんが望む治療は「しばらく治療したら後は何にも頼らなくても良い状態」にしてほしいということだと思います。

ここで医師と患者の「治る」という価値観のすれ違いが起こっています。

病院側が持っている治療方法は慢性病に対して、ほとんど対症療法しか持っていません。
「今の症状をとりあえず緩和しますよ」
患者さんが望んでいるのは「しばらくしたら病院に来なくもいいように治してほしい」

これって、他のもので例えたら、機械の修理をお願いしたら、これから毎日、修理に来ないと使えませんよ。とか家の修繕をお願いしたら、毎日、修繕しないと住めませんと言われているのと一緒です。

誰がそんな修理を望むでしょうか。「治ることまで、ちゃんとしろッ!」って話。
修理が終わったら、しばらく使えるようにしてほしいとお願いしているのです。
ずっと治し続けないと使えないなら、それってもう「治せない」ってことですよね。

物なら、そんなめんどいものは捨てて交換です。

「治る」には、そんなすれ違いがあるのです。

漢方は違います。漢方が目指すのは、病院の薬にも漢方薬にすら頼らなくても良い「体質」をつくること。

漢方薬で治療する期間は病態や体質によって変わってきますが、最終的に目指すのは何にも頼らずに健康な身体になることです。

でも、そんな漢方にも弱点はあります。
漢方薬は西洋医学の対症療法のように使うこともできますが、数時間で1つの症状を止めようと思ったら、西洋医学の薬の方が優れていること。

かゆみを止めたり、湿疹などの炎症をなくしたり、何時間かでピタッと止めるという芸当は漢方薬では難しいです。

下痢や痛み系だったら、何時間かでいけますけどね。

だから、とにかく症状だけを今すぐになんとかしたい。と言う場合は、西洋医学の薬の方が得意なんですね。
薬の効果時間が切れたら再発するっていったって、とりあえずは症状を止めてくれます。
ただし、ステロイドのようにそれを使ってしまうと漢方の治療を邪魔するというものもあります。

なので、僕の勝手な考えかもしれませんが、西洋医学の治療は、とりあえず今なんとかしたいとか、外傷を治すとか、即刻、解熱しないといけないとか、菌を殺す以外の治療には向いていないと思っています。

要は急性病とか、外科的なものだけで、西洋医学はほとんどの慢性病は治せないということですね。
病院側も、それに気づいているから勉強もしてなくても漢方薬を処方しているのではないでしょうか。
僕ならその場しのぎの対症療法の治療で1ヶ月位してダメだったらサッさとあきらめて漢方に切り替えます。

実際は急性病も漢方薬で対応していますが。

西洋医学と東洋医学はどっちが上とか下とかではありません。
治療の用途が全く違うということですね。
自分の状態を考えて適切な治療を選びましょう。
病院は治し続けないと治らない。治りきらない治療をしていますので。


posted by 華陀 at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月29日

Webサイトで漢方の体質チェックしてみましょう!ってやつどうなの?

最近、Webサイトで漢方の体質チェックしてみましょう!

見たいなサイトがありますよね。
「へぇー漢方ってこういう症状のチェックだけで、自分の体質がわかるんだ!」って思われるかもしれませんが・・・

ちょっと待った!
それは違います。

確かに漢方は西洋医学と違って自覚症状を元に体質を分析していきます。
西洋医学は逆に自覚症状よりも他覚的なデータを重視します。
自覚症状とは自分の感じている症状なので、確かに医者に見てもらわなくても、そういったサイトの症状も自分でチェックしていくことができます。

しかーし、症状というのは、そう簡単なものではない。

ここで、自覚症状と他覚症状の違いについて説明したいと思います。
他覚的なデータというのは、血液検査の数値や医者自身(自分以外の人)がどう判断したかです。

例えば「熱」という症状。

体温計で37℃を超えていれば「熱」がある。
それ以下であれば「熱」がないですね。
体温計は自分の感覚とは関係ないので他覚症状です。

漢方の場合は体温計で実際に「熱」がなくても本人が「熱」を感じているのであれば、その人は「熱」があるとみて、体質を判断します。
逆に37.6℃とか体温計で実際に「熱」があっても本人が寒いと感じていれば「寒」として考えます。

ここで一つの問題が起こってきます。
他覚症状は主に機械などを使いますね。

だから、本人がどう思おうとその結果は変わらない。
でも自覚症状は、その人の「思い」なので、ヘタすると言いたい放題になっちゃうんです。

例えば「足の冷え」

女性に「足の冷え」がありますか?
って聞くと「冷えるかどうかって聞かれると冷える」って8割の人は答えます。

これをさっきのサイトで考えたら、
「足が冷える」という項目があれば、迷わずチェック!ですね。

ところが自覚症状をこんな風に「あるっちゃ、ある」
みたいな感じでチェックしていくと、どんどんいろいろな病的体質が増えていきます。

漢方は自覚症状を聞いて体質を判断するとは言え、なんでも思うことをなんてつけていったら→「いろんな病的体質ですね」って身もフタもない答えになります。

なのでいくら自覚症状で「冷え」があるにしても、
どれくらい冷えるのか?
夏でも冬でも手足が冷えるのか?
夏はクーラーのところでは手足が冷えるのか?
クーラーがかかっていなくても手足が冷えるのか?
足は冷えるけど手は冷えないのか?

などなど、いろいろな冷えのパターンがあるのです。
だから、Webサイトの体質チェックするもので「足が冷える」「手が冷える」に単純に「冷えるよ」ってチェックしてもそれが体質判断していく時に正しいことなのか疑わしくなってきます。

それにチェックする時も間違いなく「冷えてる」って自分自身が確信もってチェックできない場合もありますよね。「冷えてる時もあるし冷えてない時もある。どうなんだろう??」みたいな。

その症状にあてはまったら無条件で チェェック!というわけではないんです。

漢方は自覚症状を重視しますが、その人の言ってること全部を無条件に取り上げるわけではありません。

そこは漢方の先生が漢方フィルターを通して他覚的にデータ処理します。
冷えだったら冷えの度合いがどんなものなのか?
膝も腰も首も、あちこち痛いと言っているが、毎日、休みなく膝も腰も首もあちこち痛いのか?

他の症状と組み合わせて考えてみたり、過去の病気から体質の傾向をみたり、他の自覚症状との組み合わせで一致しているか答えあわせしてみたり。

「冷えてますか」 → 「はい、冷えてます」 → 「冷えだったらコノ体質、コノ薬!」
みたいな「体質」はそんな単純なものではないのですね。

うちでも相談用の症状チェック表がありますが、かなり細かく聞きます。
まず手軽にやってみようなんて思わないと思います。

また、チェックしたら「あなたは瘀血タイプ!」血の巡りが悪いよ。みたいなお遊びではありません。

チェックしてもらった症状などは、一度こちらで検討し何回か症状を詳しく聞き返して最終的な体質を考えていきます。
さっきの冷えであれば「冷えは1年中ですか?」とか、「冬でも屋内では温かさが戻ってきますか?」など冷えという自覚症状を僕の他覚的なところから見て検討します。

だから、Webサイトで症状チェックして「血虚タイプ」って出たって、お遊びのレベル。
遊園地の古ぼけたゲームセンターでいつの時代かわからない星座占い、やるようなものです。

「魚座、今日はついてるらしい!帰りは車とかの交通機関のものに気をつけたほうがいいらしいよ」
誰がそんなもの信用するでしょうか。

残念ながら、あの手の症状チェックのものは、お遊びでしかありません。
見てもらった後に「だから何?」ってやつです。
僕はB型ですが時間に細かいです。A型だけが几帳面じゃないよ。

気軽な分、何の意味もないですね。
うちは、あんないくつかチェックしたらプロブラムがあらかじめ書いていた体質パターンを出してくれる。
みたいなものはやりません。
だって、遊びで治療してないから。
posted by 華陀 at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月25日

自分の肩の痛みを漢方薬で治してみた結果

僕は十代の頃からサーフィンをしています。
サーフィンを楽しむためには大波に負けない筋肉が必要なので、定期的に筋トレをがんばってます。

それで、最近、ダンベルのウェイトを上げたら右肩の付根のジョイント当たりに鋭い痛みが走るようになりました。

そこから念入りにストレッチをしながら、筋トレしたりしたのですが、ひどくなるばかり・・・。

1週間位、筋トレを休むと、それなりに痛みは和らぐのですが、これでは筋トレができません。
だまし、だまし、やってたら、今度は、肩から肘にかけて痛みが響くようになってきました。

こりゃ、本格的に治さないとマズい。
と思って、自分で体質を分析して桂枝加苓朮附湯を飲みました。

この漢方薬は附子という生薬が含まれていて、この附子が即効で痛みをとってくれるものなんですね。

狙い通り、寝る時に横向きになれなかったのが、痛みがとれて横向きになれるようになったのです!
ヤッター!漢方さまさま!

皆さんも肩が痛かったらコレを飲みましょう!ってことではないです。
本題はここから。

飲んでたら、だんだん良くなっていくというよりは、飲んでしばらくすると痛みがとれるけど、3、4時間してくるとまた元位の痛みになるという感じ。
なんか、対症療法の新薬みたい。ちょっとヤバいな。
漢方薬で対症療法的な動きはマズいです。

それに後から気づいたのですが、桂枝加苓朮附湯を飲み始めて1週間の間、毎日、寝つきが悪かったんです。

僕は、布団に入ったら気絶するように寝るタイプです。
サーフィンで夜中に運転してサッと寝るクセがついているもんで。

「寝つきが悪い」なんて年に数回、あるかないか。

それが1週間連続、寝つきが悪い。
1度などは、0時に布団に入って朝の4時まで眠れませんでした。

どう考えても漢方薬のせい。
眠れないなんて症状が出たということは肩の痛みがとれても全体のバランスは崩れてます。
つまり体質には合っていないということ。

それに、新薬みたく飲んだら治って、3時間経ったら、痛くなっての繰り返しなので、経験上、こういう動きをする時は、いつまで経っても体質が変わらないので、漢方薬を飲み続けないといけません。

これでは、その場しのぎの新薬と発想が同じ。
漢方治療的にはダサいし、具合が悪いですね。

そこで、その漢方薬から附子という生薬を抜いた処方に変更しました。

そしたら、途端に寝つきがよくなりました。
現金なくらいに。

肝心の肩の痛いはというと6〜7割位、痛みが弱くなる感じ。
2週間、飲んでみましたが、治る感じはいつも6〜7割位で、そこから一向にすすみません。

これは悪くないかもしれないけど、時間がかかりそうだなと思い、他になんかないかなと探して、「バカでも簡単に処方できる。肩の痛みに二朮湯!」を飲んでみたら、すっかり元の痛みに元通り。
これにはワロタ。

漢方薬ってほんっと体質と合わないと効いてくれないな。とこの時ばかりは、ちょっと腹立ちましたね。

んで、どうしようかと悩んでいたのですが、これはもう、整体かなんかでないと無理かもと思い、整体行くつもりで、とりあえず肩の治療は保留にして、鼻炎気味を治すためにいつも飲んでるある処方を飲んでいなかったので、再び飲み始めました。

そしたら、鼻もいい感じだったのですが、なんと、2週間ほどした時に肩の痛みがとれてる!

でも、考えてみたら、その処方って肩の痛みにも使う処方だったんですね。
「なーんだ、この処方だったのか」
と相変わらず、漢方薬は体質とピッタリ合わないと効いてくれないと改めて思いしらされました。

ちなみにその治った処方は秘密です。
この処方は僕の体質上にある肩の痛みに合ったもので「肩の痛み」の治療薬ではありませんから。


posted by 華陀 at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

漢方医に必要なのはプライドを捨てること

漢方治療で最も大事なことはなんでしょうか。
東洋医学の診断理論を詳しく知っている事でしょうか?
何百種類もある漢方薬を全て知っている事でしょうか?

どちらも漢方家としては知っていなくてはいけないことですが、最も重要なことではありません。

では何?

それは、自分が「先生」として治療しているというプライドを捨てること。

「プライドと治療に何の関係があるの?」
それがオオアリ。

プライドを捨てるといっても困難な病気でも治療をあきらめずに考えぬく漢方家としてのプライドは必要です。

しかし漢方を勉強して詳しくなるほどプライドを捨てないといけない場面があります。

それは「患者さんに漢方薬を飲んだ後に症状の変化を聞く時」

体質を考え抜いて、それに合わせる漢方薬を考え抜いて、これがベスト!
と考えた漢方薬をお出しします。

しかし、漢方薬の効果というのはあくまで【結果】です。
事前に「こう良くなるだろう」「ああよくなるだろう」って考えてたって、自分が考えた体質と漢方薬が合っていれば結果が出ますが、結果が出ないのは要は自分の考えた体質も漢方薬も合っていなかったということです。

たまに病院で、ある西洋薬の処方で良くならなかったら、
「この薬で治るはず・・・」「その症状は気にしすぎじゃないの」など患者さんの精神的な問題じゃないかという先生がいますが、漢方ではこれは一切通用しません。(西洋医学でも通用しないはずですが)

良くならなかったのは、処方した先生が体質を見誤り、漢方薬を選び間違いしているのです。

だから、漢方薬を飲んでもらう時点で「全然、よくならなかった」という結果を考えておかなければいけません。

「全然、変わらないですよ」「漢方薬を飲んでからひどくなった気がします」
などはそのまま受け止めなければいけないのです。

それを「僕はこれだけ漢方を勉強しているのだから、この薬が効かないはずはない!」なんて、しょうもないプライドを発揮したら治せるものも治せません。

ただし「良くならなかった。ハイ終わり」じゃないですよ。漢方の場合は「変わらなかった」「余計にひどくなった」からが本当の勝負どころ。

漢方薬は病名に合わせて処方するものではないので、初めから答えなんてないのです。
先生と患者さんが一緒に試行錯誤しながら何百種類の中から合うものを探していくのです。

そのために何百種類も漢方薬があるのですね。
ただ、合わなかった場合、患者さんには非常に申し訳ないですが・・・。

何百種類の漢方薬は、それぞれ理論的なつながりがあります。
ここでそれを詳しく説明はできないですが、ある漢方薬が合わなかった理由が体質に対して強すぎたと判断した場合、同じような方向性のもので弱い体質にも使えるものにすることができます。

そうやって、Aの漢方薬はBの漢方薬より強くて、CはAに比べて血の巡りを変えていく力が強くて・・・といったように漢方薬同士は有機的なイメージで互いに、つながっています。

うまくいかなかった場合も、この有機的なつながりを伝って、次の漢方薬を探していくのですね。

病名マニュアルで漢方薬を処方している先生のようにマニュアルに書いてある漢方薬を順番に適当に試してもらうわけではありません。

そんなわけで、患者さんに症状の変化を聞く時は「治っている」という想定で聞くよりも「治っていないかも」という想定の方を優先して聞かないといけません。

なぜなら、患者さんの中には、あまり良くなっていなくても気を使って良いように言ってくれる人がいるからです。

だから「僕は詳しいよ」というプライドが高い雰囲気も出してはいけません。
むしろ「ダメだったみたいです」という意見を言いやすい環境をつくらないといけないと僕は考えています。

なぜなら、漢方は自覚症状を聞いて体質を判断するから。
患者さんが申告する自覚症状が、例え気を使った上での嘘でも情報はねじ曲がってしまいます。ねじ曲がった症状の情報は、ねじ曲がった体質判断につながり、間違った漢方薬の処方につながります。

先生がプライド高くて、話しにくいなんて思っている人。
それ、漢方じゃ治療としてどうにもならないですよ。

クレームつけるくらいで言ってみましょう!
それを受けるのが漢方家なのだから。


posted by 華陀 at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月17日

西洋医学に慢性病は治せない!と思うその理由

このブログを読んでくれている人だったら「知ってた」と思うかもしれませんが、
僕は病院があまり好きではありません。

といってますが師匠は西洋医学の外科医です。師匠は別。
ちなみに師匠は日本人ではなく、某有名大学の元外科医です。
国際レベルだと思います。

それはおいといて。
ただ好きじゃない!って言ったら感情論なんで、なんで好きじゃないのか、また西洋医学での治療は治療目的を分かって使い分けないといけないということをお話していきたいと思います。

僕自身は西洋医学は「慢性病」に対してはもう手詰まりなんじゃないかと思っています。
それに根本的に医療システムが患者さんのためになっていないし、それを疑問に思わずにルーティンワークを繰り返している医者もどうかと・・・。

好きじゃない理由は、実体験からです。
僕がよっぽど運がないのか、よくわかりませんが、僕、僕の家族を含めて、病院で治してもらったという記憶がありません。

自宅周辺はほとんど行きましたが「さすが、お医者さん、見解が違うわ」って1mmも感じたことがないです。ちなみに師匠の話は感銘の嵐ですが。

加えて、誤診も何度とありますし(当の医者が認めている)一度、僕自身、高熱で死にかけた時は「原因はサッパリわからないし、治す薬もハッキリとわからないけど、入院したほうがいい」って意味不明なことを言われたこともあります。

ただし、病院が全面的にダメだとは思っていません。
ただ、現在は、西洋医学の役割が大きく誤解され、それをそのまま通していることが問題なんじゃないかと思っているのです。

僕自身が思うのは西洋医学には西洋医学の得意分野があるということ。
西洋医学は病気のことならなんでもできるというわけじゃないと考えています。

なのに得意分野でない慢性病も治そうとしています。

これまた、僕の勝手な考えですが、西洋医学のルーツは感染症の治療や戦争などの怪我に対する手術です。

そして、このルーツは今も変わっていないと思います。
ようするに西洋医学は感染症、急性病、手術が必要な状態が主な治療分野で慢性病は治療分野ではないと思っています。

その証拠に西洋医学で処方される薬は対症療法とよばれるお薬でお薬にも「このお薬は根本的な原因を治すものではありません」と書いてあります。

対症療法とは薬の効果時間、3時間とか6時間とかの効果時間内は症状は緩和されたりするけど、効果時間が終わったら、また最初からですよ。元の病気です。ってやつです。だから根本的な治療にはならないということです。

長期間の治療が必要な慢性病から見たら、ただのその場しのぎ。

僕が1つ西洋医学で不思議なのは、薬をつくった会社が「その場しのぎ」の薬です。って言い切ってるのに「なんで長期間、飲ませてんの?」「対症療法の薬の長期間の服用で治ると思ってる科学的根拠って何?」ってこと。(西洋医学は科学的根拠で成り立ってますからね。)

ここは患者さんにしっかりと「長期間飲んだって治るかわかんないよ。基本的には長期間飲んで、どうにかなるかもわからないからね」って言うべきではないでしょうか。

西洋医学の治療は、その効果やメカニズムから考えると長期間、ダラダラ治療したって治らないですよね。

なんかこの辺が今の西洋医学ってちょっと違うんじゃないの?って思います。

それともう一つは、診察っていうけれど診察してないじゃん!

僕は病院に行く前に「今日の診療」っていう医療マニュアルやネット(大学などの根拠のしっかりしたところ)などを徹底的に調べます。

今のこの状態は西洋医学ではどんな状態で、どんな検査をして、第一選択薬は何で、そしてそのお薬の作用機序(効果ではないですよ。作用のメカニズム)を徹底的に調べてから病院に行きます。場合によっては、師匠に頼んで、東大やら阪大での見解などの資料をもらったりもします。

そうして、基本的な医学と薬学の知識を一通り、頭にいれてから病院に行きます。

なぜ、そんなことをするかというと職業柄もありますが、医者に「診察」してもらうために病院にいくからです。

診察とはその病気について独自に考えてもらうことです。
たかだか僕が20分くらいで、iPadで調べたことと同じことを言われたってしょうがないですから。だってそれだったら医者いらないですよ。iPadあるんだから。

僕は、その基礎の病態生理と基礎薬理を踏まえて、現場の知識と経験から得られた独特の「診察」を求めて病院に行っているのです。
マニュアルから得られるガイドラインを聞きにいってるわけではありません。

でも残念ながら、どこの病院にいっても、どんな病気の時も iPadで20分位で調べていった診察、投薬方法となんら変わらない。

誰でも調べられるものと同じ知識だったら「診察料」って何に対して発生しているんでしょうか?

特に問題なのは、初めの治療でうまく行かなかった時に僕は「今後はどうやったら治るとお考えですか?医学としてではなく、先生の経験から個人的にどうお考えです?」って聞いても、またまた、ガイドライン的なことしか説明しないのです。

「だから医療人個人としての見解を聞きたいって言ってるじゃん・・・
それって聞かなくても iPadで調べりゃわかるし・・・」

まー逆にあれだけガイドラインに忠実なのもすごいですね。
僕は iPadにデータをまとめて持っていきますが、それが頭にはいっているんだから「記憶力」はすごい。

病院は好きじゃないけど西洋医学がダメとは思いません。
西洋医学の利用の仕方ですね。

急性病の風邪や急性の下痢、頭痛、ヘルペス、膀胱炎なんかは漢方薬で余裕で治せるので、それ以外の急激に病態がすすむものは病院で治療したいと思います。
ただ、今のところ、それ以外で西洋医学が必要だと感じた場面はないです。

後、手術は漢方では無理なんで、外科的な手術も西洋医学の得意分野ですね。
こちらも西洋医学でお願いしたいですね。

でも後の慢性病を含む、病気は・・・。
西洋医学で「その場しのぎ」をしてもしょうがないので、必要ないです。
通うだけ時間もお金も無駄ですね。

ただ、これは今までがあまりに運が悪かっただけかも。
家族も「主治医はほしいよね」って言ってます。

ガイドラインを徹底的に調べて、必要であれば大学の論文なんかも取り寄せて、現場の治療の様子も師匠に聞いて基本は徹底的に頭にいれて診察に望みますが「おまえ、何もわかってない!現場をなめんなよ。聞いた事もないような知恵で治してやるよッ」って病院があったら教えてください。

「ごめんなさい」って言って、慢性病でも通います。


posted by 華陀 at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月03日

2回目の治療から途端に弱腰になる病院

うちに相談に来れる方は、どんな病気であっても、ヘビーな状態な方が多いので、うちに来るまでに結構、いろいろな病院に通っていたということが多いです。

通っていた病院も最終的には近大だったり阪大だったりと有名どころが多いです。

そんな感じで何件も病院に通っていた人達に共通した意見があります。

それは、そういったところの先生は、初めて診察し処方する時は、自信満々で、上から目線で処方するが、それが全く効かないと途端にオロオロしたり「効かないはずがない!」と逆ギレし出すとのことです。

これは、西洋医学の1つの大きな特徴が現れています。

西洋医学は検査などによって何かの病名を決定して、その病名に使うことが決まっている薬を治療として使用します。

つまり、病名を診断した後は、処方する薬はほぼ決まっているようなものです。
そして、その薬の効果の設定は自分で決める事ができません。
薬の効果を決めているのは、医者ではなく製薬会社です。

西洋医学のお薬はあらかじめ、この病気にはこの薬を使うという設定が決まっています。

患者さんの病気がいつでも診断しやすい病気とは限りません。
中には西洋医学的に見れば複数の病気に一度にかかっていて、「あなたはこの病気です!」と特定できなかったり、特定の病名にあてはまらないこともあります。

そんな時は、漢方みたいに人それぞれの体質を考えて・・・というわけにはいきません。
その症状などから近い病名のものにあてはめてしまうのです。

もしくは正直に何かわからないから、一応、この薬出しときます。みたいな適当な感じだったり。

例え、無理矢理あてはめた病名でも、その決定した病名に対して薬の効果も、これまた決まっています。

お薬はあらかじめこの病気や検査の状態などに使うと決まっているのです。
初めの病気の診断が違っていれば、そのまま連鎖して当然、薬も思ったように効きません。

さっきのように複雑で本当のところは西洋医学的にどの病気かわからないとなると、あくまで便宜上、近い病名か何かの病名にあてはめて、その病気ズバリそのものではないので、薬も効かないのです。

だって「ある病気に対して、この薬を使いましょう」って設定になってるんだから、初めの病名が確実じゃなかったら、思ったように効くわけないんですね。

そうなると、実はもう手がないから、オロオロしたりします。
または、新薬の治療のバリエーションってみんなが思っているほどないんですね。

例えば皮膚病関係だったら、抗菌剤、非ステロイド剤、ステロイド剤。
これだけ。
後はメーカーが違うとか、薬の強さが違うとかだけで、菌を殺すか、炎症を抑えるか。

治療の手法だけで言ったら、これしかありません。
そりゃ、すぐに詰まりますよね。
効かなかったらオロオロするのもしょうがない。だって手がないものですから。

こんだけ、ボロクソ言ってんだから、当然、漢方は違うってことです。

漢方には、そもそも病名を確定するという概念がありません。
病名診断が西洋医学の考えですから。
漢方は体質を分析し判断するのですが、この体質は分析する先生によって、それこそ無数に考えられます。

もちろん、治すべき体質はひとつですが、ある分析した体質が間違っていて、治らなくても漢方の場合は、オロオロする必要はないんですね。

今の漢方薬が効かないということは、自分が分析した体質か、体質に合わせる漢方薬かが間違っているということ。

だから、全然、良くならなければ、今の失敗を踏まえて、次の体質や漢方薬を考えればいいのです。
漢方は体質も漢方薬もつながりを持っているので、次はこの漢方薬にしてみようという技が使えます。
漢方は「ある病名=漢方薬」ではないです。

この体質とそれに合わせる漢方薬の予測が高いほど治癒率が高く、漢方医の腕がいいということになります。

漢方の場合は、西洋医学のように「この病気や状態ならこの薬で治ります」なんて決まった設定がないです。また、西洋医学は「絶対にこうなるはず!」という設定に縛られすぎ。人間の身体は実験結果だけでうまくいくほど甘くないです。

事前に設定が決まっているから、思うようにいかないとオロオロしないといけないのです。

漢方は、はじめから自由。
体質をどう捉え、どういう漢方薬を合わせるかは先生の発想次第。
どんな戦略で組んでもいいのです。

「この漢方薬は絶対にこの効果」ではないですから。
だから粘り強く先生と患者さんが一体になって一緒に探していけば、体質をよくしてくれる漢方薬はあるのです。

その代わり、マニュアル好きな先生や戦略のアイディアが次々に浮かばない先生には漢方は向いてないでしょうが。


posted by 華陀 at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする