2014年08月15日

僕も病院は一旦崩壊させたほうがいいと思う。

こんな記事がネットで話題になっています。

病院がないほうが死亡率が下がる! 夕張市のドクターが説く、"医療崩壊"のススメ
なので、病院はなくすべきだと考える僕なりの意見も書いてみたいと思います。

書き始める前に病院、全部がなくなればいいと思っているわけではありません。

小児科、救急、外科、産科、歯科や遺伝的であったり特別な治療をしている分野の医療は今後も絶対に必要だと思いますが、他はいらないと思います。
特に地域密着型で一般的に必要と思われそうな開業医なんていらないでしょ。
というかなくなっても、たいして困らないでしょう。
なぜなら、役に立ってるとは思えないから。

ネットでは、この記事に対して「引用しているデータがおかしい」とか「弱者を貶める結果になる」とかいろいろ書かれています。
ある方がいいか、ないほうがいいかで言えば役に立たない病院でもあった方がいいと思います。

でも、問題はその病院の運営費が借金で賄われていて、今の子ども達の未来を奪っていることなんです。
だから、僕は病院はあったほうがいいか、ないほうがいいかの2択ではなく、これからは病院の在り方を考えるべきではないかと思います。

ようするに医者があれだけ高額な治療をとるだけの仕事をしているのかと。
病院をなくしたほうがいいというよりも、忙しいからといってマニュアル的にルーティンワークしかできない医者を排除すべきだと思います。(ほとんどの開業医だったりして)

僕は病院に治してもらった記憶がありません。
もちろん、新薬の効果で治ったことはありますが、その薬が対症療法的に効くのは、医療の勉強をしてからは、医者に処方される前に多分この薬の効果でいけるなと推測していたものなので、医者に治してもらったんではなく、製薬会社に治してもらったといった方が正確ですね。

検査にしても、マニュアル的にしか見れないんじゃないの?というような経験しかありません。
検査数値に異常値が出ても、出なくてもどちらも病院では対応できませんでした。
検査が無意味だった経験の話しはコチラから
西洋医学の検査を活かすも殺すも医者次第!?

一応、僕も外科医の師匠に生理学、病態生理、薬理学を叩き込まれました。
テストには歯が立たないでしょうが、実践の治療では、その知識は、それなりに役立っています。
そんな僕ですが病院で「そうか、そんな風に病態を捉えて、そんな薬を処方するんだ!」なんて、一度も感じたことがありません。

現実はその逆で、寸分狂わず「今日の治療指針」というマニュアルにあるような治療ばかりだと感じることばかり。逆にあれだけマニュアルに忠実なのも、すごいですが。

うちに相談に来る患者さんは今の医者のマニュアル治療を知っているので、医者で薬を処方されたら、まず、うちに電話をくれます。
その処方内容をみていたら、これも又、寸分狂わずマニュアルと今までのルーティンワークです。

うちのチビは近くの病院で2回誤診されています。
水ぼうそうの時に腸炎と誤診してビオフェルミン(笑)を出してました。
逆に腸炎の時は風邪だって言ってましたね。

この誤診なぜ、起こったかというと、漢方やってる僕から見たら、ズバリ!コミュニケーションです。
とにかく、僕が今まで会った医者は師匠以外、コミュニケーションが絶望的です。

うちって看護士さんや検査技師さん、薬剤師さんの患者さんが多いのですが、現場の裏を知っている方々の共通した意見は、みんな口を揃えて「医者はコミュニケーションが絶望的!」とのことらしいです。

うちのチビの誤診もしっかりとコミュニケーションをとって、適切な質問を繰り返していけば、誤診せずに当の病気を診断できたはずです。
正確に診断できるだけの知識は十分すぎるほど持っておられるので。
でも、コミュニケーションがうまくとれない・・・これでは例え膨大な知識を持っていたとしても正しい状況把握ができません。

ここでのコミュニケーションは「質問をいろいろする」ということではないですよ。
適切な質問だけでなく「短時間で親友のように感じてもらって、素直に話してもらう」とか「相手は自分の質問に対して誤解なく受け止めとめてくれているだろうか?」とか、個々、性格の違う人間相手の臨機応変な総合的な対応のことです。

これが全くといっていいほどできていなかったので、しょうもない誤診をしたんだと思います。
実は元々、医者に治してもらうつもりはなかったので、僕の医療知識的に「この事を聞かなくてもいいんだ」「これは知っとくべきじゃないのかな」と心の中で思っていましたが最後まで黙っていました。聞かれもしなかったですから。
結局、家に帰って漢方薬で治したんですけどね。

西洋医学って本やネットなどの活字やデータで説明されると「治りそう」って感心するんですが、現場はそれ以外のコミュニケーションの問題など医療知識と関係のない部分で治療が有効にならなったりするのですね。

だから、今はネット時代なんだから病院で処方している薬も薬局で処方できるようにして、ネットにマニュアルを公開して選べるようにしたらいいんじゃないかと思います。
病院でもどうせマニュアル処方なんだから。

「副作用があったらどうする?」なんて言われるかもしれませんが、今の皮膚科のステロイドや不妊治療のホルモン剤なんて、副作用が起こってから対応しているだけで、明らかに事前に予測している感じがありません。
それだったあら副作用対応病院をつくればいいのです。
どうせ医者だって事後対応なんだから。

なんて事を僕は思いました。
もちろん、ネットが使えない人とか、実際はいろいろな問題があるでしょうが、僕自身の経験では医者が治してくれた記憶がありません。でも漢方薬には何度も助けられています。(僕は西洋医学否定ではないです)

いい、悪いではなく、現在、病院を運営しているのは未来にも返済しようのないような借金であるということですね。
現場の実際の治療の腕と絶望的な借金で成り立っている医療費のバランスを考えるべきですね。


posted by 華陀 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月26日

病院は、ほぼ役に立たないと思っている理由

うちは、家族が病気になったら、基本的には病院には行きません。
西洋医学の医者からしたら、重大な病気が隠れているかもしれないから、病院には行ったほうがいいというかもしれないですが、病気になったら、うちでは、まず漢方薬です。

病気になっても、先に病院に行かないのは「僕は漢方医だから西洋医学が嫌いだ!」みたいな意味不明な理由ではなく、経験からの明確な理由があります。
あっ、ちなみに外科的なものは、即、病院に行きますよ。
外科は西洋医学の専売特許ですから。

外科以外ですぐに病院に行かない一番、大きな理由は過去に40℃オーバーの熱と全身激痛という意味不明な病気になった時に病院でもやっぱり原因不明と言われ、先生も、はっきりと「原因が不明なので治療になるかどうかわからないけど・・・」と言いながら、なんとなく薬を処方もらっていましたが結局、入院から脱走して漢方で治した経験があるからです。
ただしこの時に座薬の解熱鎮痛剤(医者が考えたものとは違うものをこちらから提案した)は役に立ちました。

要するに最も肝心な時(死にかけた)に「原因不明でオロオロする医者を見ただけ」というガッカリ体験ですね。

2番目が、やむを得ず病院に行く時は、うちでは事前に医者だったら自分や家族がこんな状況だったら、どんな診断をして、どんな検査が必要で、どんな病態生理で、どんな薬理のものが必要なのか、そしてどんな処方をすべきかを医療専門の書籍(仕事柄、店に一杯あります)やネットで裏のとれそうなページで勉強して、バッチリ予習してから行くのですが、今ままで行った病院でベタベタなマニュアル処方以外はされたことがないという、これもガッカリ体験しかないことですね。

そして病院でもらった誰でも、ちょっと調べればわかりそうなベタベタなマニュアル処方の薬を一応、飲むのですが、なんか、4割位その時だけ効いているかな?程度の感覚しかないことです。
むしろ、新薬で「効いた!」と感じた経験は、いっつも自分で買ったり、自分の意志でリクエストした時だけ。
一般の人はおかしく思うかもしれませんが、ぶっちゃけ、風邪とかヘルペスや蕁麻疹なんて、漢方薬の方がよっぽど効きます。

これも要するにネットで調べたらすぐにわかるようなマニュアル治療しか、された経験がない。というガッカリ体験ですね。

うちの家族にしたら、診察の前に事前に基礎的な生理学や病態生理学は頭に入れているので、もっと専門家らしい治療を期待していくのですが、結果、全然、専門家らしくない人に見てもらうのに何か釈然としないです。
「ただ免許もってるだけ」みたいな。
車でいったら、免許は持ってるけど、ペーパードライバーの人に車の運転のアドバイスを相談する。みたいな感覚です。

後、あらゆる病人が一カ所に集まっているとか。
これもダメですね。
風邪の時期なんて、病院に近づく事すら嫌ですね。
なんか、違う病気になりそうです。

そして、診察や治療処置以外の待ち時間などが長過ぎる。

うちで漢方薬、飲むなら自分でちょこっと考えて、その後は、お湯たいて飲むだけ。
5分も入りません。

患者さんとして来店していただいた場合も、予約なんで、時間にきてもらったら、即相談。
その後、即、お薬をお渡しします。もちろん、清算も即。

相談は、その方の状態やその方が聞きたいことなどによって変わりますが、治療以外でかかる無駄な時間は、ほぼナイに等しいです。

そして病院の治療で何よりも嫌なのは、医者がその治療でどうなっていくのかを全く推測できていない感じにしか見えないこと。(僕の勝手な思い込みかもしれませんが)

うちの家族が病院に行ったら、いつもこのことで揉めます。
マニュアル通りに処方するのは、もうあきらめていますが、その薬でどれくらいでどうなるのかを効いても「効いたら治るし、効かなかったら長引くし」みたいな返事で、要するに先のことは「な〜んにも考えてないじゃん!」って感じが丸出しのような気がするのです。
その時はその時に考えるみたいな。行き当たりバッタリっぽい感じ。

今の症状に、今、処方しているだけで、この先に「どうなるのか?」「どう変わったら、自分はどうするつもりなのか?」という治療方針が、まるっきり見えないです。自分が死にかけた時も「原因が全くわからないけど、入院は3週間位かな」って意味不明でしたね。原因も処置方法もわからないって自分で言っておいて、なんで入院期間は3週間?(僕の理解力が悪いのかもしれませんが)

そして治らなかったら、薬の種類を増やすだけ。

それだったら、仕事の内容で言えば、誰でもできますよね。
ただ免許の有無の違いだけで、専門性の力を感じたことがないです。

うちの家族は、外科以外では、西洋医学スゲー!って1回も感じたことがないので、病院に行きたくても、いっつも診察の後のガッカリ感がハンパないので、行きたくても行けないといった感じですね。

で、今も名医を探していますが、今のところ家の周囲の何十件は全滅です。


posted by 華陀 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月22日

ウソでも言ったもん勝ちみたいになってる漢方業界

ネットってわからないことがあれば、パッと検索して、答えを教えてくれたりするので、すごく便利ですね。

一昔前まではネットって、どんなことでも載ってるし、どんな事でも調べることができていました。

もちろん、今もネットが便利であることに変わりないのですが、以前と違う点があります。それは、その答えが本当に正しいのかどうかがわからないこと。

現在のネットは情報が多過ぎて、どれが本当の情報でどれが本当の情報でないかがわかりません。
何かを調べて、答えが出てきたら、それが本当の事なのかをまた調べる・・・
だんだんと終わりがない感じになってきています。

特に漢方に関するネット情報はヒドイです。
このブログもネットの情報なので「これも偽物じゃないの?」って言われてもしかたないですが・・・。

なぜなら、漢方って「絶対コレじゃないと間違っている!」という理屈ってないのです。
また、漢方薬自体は皆さん、なんとなく知っているのですが、漢方治療や漢方医学の事自体は全くのブラックボックスです。

体質に合わせるって何をどう合わせるのか?
漢方ではどんなふうに検査したり診断したりするのか?

何もかもが闇なんですね。

正直、この業界の大半の先生はこの漢方のブラックボックスにつけ込んで、バレないと思って自分勝手に都合のよいように相談しているのが現状のように思います。

漢方薬は処方しているけど、実は漢方の医学理論は知らないというのが悲しいかな現実なんですね。

「エラソーに、だったらお前はわかんのか?」って言われそうなんで先に言っておくと、
もちろん、僕も全てを知っているわけじゃありません。
しかし、少なくとも漢方薬をマニュアル的には処方していません。
漢方の治療理念から八綱弁証などの診断方法、治療法則の八法や方剤の法則などは基礎から勉強しています。
そして、今も古典など深い部分を突っ込みながら日々勉強はしていますので、基礎医学を勉強する気もなくメーカー主導の勉強会やメーカーの資料だけで済ませている人達よりはマシかなと勝手に思っています。

また、漢方って「このやり方が正しい!!」というものもありません。
ある種、その先生の創造的治療方法そのものが漢方だったりするのです。

しかし、そんな自由な医学でも、最低限、知っておかなくちゃいけない事はあるのです。
「医学」ですから。

西洋医学では身体の中がどうなっているのかといった知識である解剖学や身体の中の臓器がどんな風に働ているのかといった知識である生理学、身体の中がどんな風になったら病気になるのかといった知識である病態生理学。
それ以外に検査数値の知識や薬理学。
これらは診察、診断、治療するのに、最低限度、必須だと思います。

漢方だって医学ですから同じです。
治療の方法(処方の構成や組み方など)というのは自由な発想がある程度許されていますが、東洋医学的な解剖学や生理学、どんな風になったら病気的な体質になるのかといった知識である東洋医学的な病態生理学。
漢方に化学検査はないですが、体質を知るための漢方の診察方法などは、最低限、必須です。

こういう医学理論があるにも関わらず、現状は漢方薬はなんとなく知ってて漢方の医学理論をチョロっとかじった程度でガンガン処方していたり、漢方とは何の関係もないただのサプリメントを「漢方薬ですよ」みたいに説明してたり。と現状の漢方って無法地帯なんです。
正にブラックボックスの悪用です。

東洋医学的な問診をとらないで漢方薬を処方している病院なんて典型的な無法地帯を作り出している張本人じゃないかと思います。

漢方には、ちゃんと西洋医学とは全く違う、漢方の解剖学(経絡理論がこれに当たるから?)や漢方の生理学、漢方の病態生理学、漢方の検査方法があります。

漢方薬って効き目がわかりにくいと思われているのは、漢方薬が悪いのではなく、漢方薬を処方する先生がまじめに勉強せずにやろうとするからダメなんじゃないかと思う次第です。

僕は今ままで勉強してきて、漢方ってかなり高度な医学だと感じています。
だから、先生が処方する場合も自分でネットを見ながら選ぶ場合も、まずは漢方の解剖学と漢方の生理学、漢方の病態生理、そして漢方の検査方法の基本だけでも勉強して使ったほうがいいんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか。
posted by 華陀 at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月16日

経験医学の漢方はビッグデータを活かせるのか?

皆さん、ビッグデータって知っていますか?
ネット界ではちょっと注目されているものです。

コンピューターというのは、さまざまな情報を蓄えることができますので、人々の活動をデータ化してそれを生かして「どんな商品が売れるか」とか「どんな広告がうけるか」とか巨大なデータを元に算出させるということができます。

もちろん、応用は商品の販売などに限りません。
渋滞情報なんかやいろいろな事に生かすことができます。

要は膨大なデータを集めて何かの方法に役立てるというもの。

この言葉が流行ってくると、おそらく頭の堅い医者辺りが、漢方薬を飲まれた人のデータをビッグデータ化して、簡単に処方できるようにしよう!って言い出しそうなので、先にお話します。

結論から言うと現時点のアルゴリズムでは漢方はビッグデータ化しても近い将来含めても役に立たないと思います。

ビッグデータまではいきませんが、漢方界では、過去に何度か簡単に選べる漢方薬システムみたいなものが販売されています。

病名をチェックして → 症状をチェックして → そしてボタンを押せば「あなたにあった漢方薬はコレです!」みたいな。

似たようなプログラムが何度か販売されたのですが、やっぱり役に立たなかったようです。なんとなくスタれて誰も使わなくなりました。
もし、今も使っている人がいるならバカだと思います。
どうも漢方はズルを許さないようですね。

かくいう僕も実は修行時代に病名と症状をチェックしたら漢方薬が出てくるプログラムを自分で作ったことがあります。

当時の自分は浅はかですね〜
膨大な数の漢方薬を覚えていかなくちゃいけなかったから、プログラムなんか作って逃げたかったんでしょうね。

もちろん、自分でつくったものもすぐに使わなくなりました。
その理由はこれから説明します。

「でも、漢方薬って病名や症状をチェックしていって、自分の体質に合った漢方薬を探すのでしょ?」

違います!!重要なのでもっかい、違います!!

まず、病名で漢方薬は合わせません。
これは漢方の医学理論を理解できないけど、漢方薬は処方して儲けたい。
もしくは、漢方薬メーカーが、いちから医者に漢方医学理論なんかを教えて漢方薬を扱ってもらっていたら、全然、漢方薬を扱う病院が増えなくてメーカーとして倒産するからです。長いッ!

西洋医学の病名と東洋医学の体質は全くの別物です。
病名で漢方薬を選んでも何の関係もありません。

したがって、さっきのプログラムは病名で選ぶというのは、治療には何の意味もありません。

「病名と漢方薬が関係なくても症状は関係あるんじゃないの?」
はい、これは関係あります。

漢方は自覚症状から体質を診断します。
しかし誤解してはいけないのは、症状をあてはめるのではありません。
自覚症状と他覚的にみた状況などを総合的に分析して体質を判断するのです。

雑誌のお遊びの占いじゃあるまいし「いくつか症状があてはまったら、この漢方薬!」なんて遊びのような訳ないじゃないですか。

東洋医学ですよ。「い・が・く」
プログラムで症状のチェックの入ったものに該当する漢方薬を抜き出してくるようにつくるのは簡単なのですが、漢方の場合は、症状から「体質」を考えて、それに合う漢方薬を探しだすのです。

将来はコンピューターも人間の脳に近くなって、当てはまった症状から漢方医としての経験値を足して体質を導き出せるかもしれませんが、少なくとも先に人間に近い人工知能が開発されないと使える漢方薬プログラムはつくれませんね。

チェックする症状に関してですが、実はこの症状にも種類があります。
どういうことかというと、プログラムで聞くとしたら「冷えがあるかどうか」になりますが「冬は冷えるけど、夏は冷えない」とか「冬は足先が痛くなるほど冷える」とか「動き始めたら冷えはなくなる」など冷えにもいろいろな度合いや種類があるのです。

当然ですが、体質を見極める場合にザックリと「冷えがあるかないか」なんてイエスorノーで、やっちゃいけません。

漢方薬は冷えの度合いなどによって、どれくらいの温めるレベルの薬を使うかも選べるのです。それくらい体質に合わせていくことができるのですね。

それにもう一つ症状で重要なのは「自分は気づいていないけど、聞かれたらあるかも」ってやつ。

漢方薬にはそれぞれ、体質の条件、症状の条件があります。
僕らはある程度の問診をしたら、頭の中で何種類かの漢方薬を想像しながら、体質を分析していきます。

その時に「この人は多分、この体質なんだけど、こんな症状ってないのかな?」っていうものが出てきたりします。
その時に、
「頭痛はないって言ってたけど、朝方の起きた時だけ頭痛ないですか?」
「・・・そう言われてみたらあります」

この「そう言われてみたら」という症状は、当然ですが、自分では気づいていないから、プログラムだったらチェックできないわけです。
そして、先生側もあらゆる漢方薬が頭の中に入っていなければ、そもそも聞く事ができないわけです。

先生にあらゆる漢方薬のことが頭の中に入っているなら・・・
プログラムはいらないのですね。
だから、僕は初期の頃に自分でつくりましたが、勉強がすすんでいくに従って、アホくさくなって漢方薬プログラムは破棄したのでした。
posted by 華陀 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月13日

病院の「診察料」という不思議さについて考える

いきなりですが、うちの息子がサッカーの試合で指をケガをしました。
指を見てみるとボワーンと腫れている。一応、曲がるみたい。

世間一般的な噂かなんかはわかんないですが、骨が折れていたら曲げられないなんて言われていたりしますが、僕が昔、小指を骨折した時に普通に曲げたりしていたけど、見事に折れていたという経験があったので、すぐに病院に行かせました。

病院と関わるといつもこんなネタができてしまうのですが批判的に書いてやろうと思っているわけではありません。

病院や医者は嫌いだけど僕は嫌いなものには関わらない主義です。
しかし、毎回、僕から見ると常識はずれというか不思議チャンというか。
の医者の対応にどうしても突っ込まざる得ないのです。

息子の指を見てみると第2関節が紫になっていたので「折れてるかも」と思っていました。

レントゲンで見てもらった結果。
医者の答えは「骨は折れていない感じです。ただこの位の歳の子(7歳)は軟骨が成長過程でぐちゃぐちゃしていて、よくわからないことがあって・・・うんたらかんたら」

7歳の息子が???になって「結局、どっちなんですか?」って聞く始末。

結果、多分折れてないから、テーピング。
その処置の時に病院に行く前におばあちゃんにテーピングしてもらっているのを見て、それがすごくキレイにできているなんて言ってました。
(おばあちゃんは昔リウマチで関節が痛かったのでその時に自分でテーピングしてテーピング技術がうまくなりました)

まーいつも通りの安定の病院クオリティー。
うちは元々、病院に「治療」は。もう一度「治療」は期待していないので気にしなかったのですが、この時にいつも不思議に思うのが診察料です。

診察の料金ですから、診断するんですよね。
でも、この医者、はっきりと「よくわかんない」って自分で言って、そのよくわかんないのに対して行った治療も医療に関してド素人うちのおばあちゃんがやったことと「同じ」テーピングなんですね。

処置は例え【素人と同じこと】をやったとしても作業が発生したので料金が発生するのもわかります。

でも、診察料って何?
ただ見て、当の医者は「わからん」って言っただけ。
しかも7歳の子に「この人、何言ってんの?」と思われるようなズレた説明。

これのどこに料金が発生するんだろうと、普通に不思議に思ってしまうのです。

診るだけの料金だよ!(「見る」かな)って開き直られたらどうしようもないですが、そこにプライドはないのでしょうか。「よくわかんなかったから、今回は料金はいりません」みたいな。

僕自身も何度もこういう経験があります。
というか、ほぼ、こういう経験しかありません。

昔、胃痛で悩まされた時も触診、エコー、胃カメラと検査して、何も異常がない状態で「異常ナシなので、胃痛の原因がわからない」とハッキリと言っておきながら胃散を出させる薬と胃散を止める薬、正反対の薬を同時に処方するという意味不明な治療を受けたことがあります。

この時も当の医者がハッキリと「わからない」と言っているのですね。
つまり、診断できなかったのです。
「診断できないって自分で言っておいて、よく処置できたな」って感じ。

こういうこと言うと「医者だからってなんでもわかるんじゃないんだよ」ってマトハズレなことを言い出しそうなので、先に言っておくと別に絶対に治療を保証しろとか、絶対に治せって言ってるんじゃないんですよ。

僕も漢方で治療しているので、人間の身体の不思議さというのは十分に理解しています。

問題は、何もできなかったのに何の金をとってるのかってことですね。
常識的に考えたら、
「今回、僕の至らなさでわからなかったので診察料はいいですわ」とか、
「僕の能力では、よくわかんないんだけど、コレ、試してみる?」とか、
そんな感じになって、投薬や処置にお金はとれるでしょうが、診察ってどうよって思うのですね。

いつも、これって素人が見たのとなんか変わるんだろうか?と感じます。
「重大な病気がないってことはわかったんだから」って現時点と関係のないことを言い出しそうですが。

あれって、いっそ弁護士みたいに相談料にしたらいいと思いますよ。
もしくは施設利用料とか。
そして、できたら「わからないことが結構多いんですよ」と事前に通告しておいてほしい。

うちなんて、僕のポッキリと折れた骨折の時以外は全部「よくわからないですが・・・」のセリフしか聞いたことがない気がします。

僕の友達も先日、腰痛で病院に行ったのですが必殺の診察「よくわかんない???」を連発。
治療は痛み止めだったのですが、友達が「病院に行く前から痛み止めは飲んでたよ!何のための病院だよ!」って怒りまくっていました。
その時にも診察料って何なの?って聞かれたけど、僕は答えられませんでした。

皆さんはどうでしょうか?
いいかげん、病院いくたびにブログのネガティブなネタになるような変な医者じゃなく「今ままでの認識が大きく間違っていました!!西洋医学、パネェっす。漢方なんて目じゃないっす!」みたいなブログが書けるような病院体験をしてみたいです。
posted by 華陀 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月07日

このブログ記事はなぜ病院の漢方薬に否定的なのか!?

ブログに炎上というものがあるのをご存知でしょうか。
ブログというものは、それぞれの書き手の主張が書いてあったりするのですが、それに反論する人達で溢れかえるとブログのコメント欄が罵倒や中傷なんかのコメントで一杯になったりします。

強烈な意見や主張の記事ほど炎上もしやすく、ブロガーの中にはわざと炎上させるような内容の記事を書いたりする人もいます。

なぜ、ワザと炎上させるかって?
それは嫌いも好きのうちで、その反論するというこはその文を読んでいることだから。
インターネット的な中味の話しをすると好きであろうが嫌いであろうが読まれれば読まれるほど検索の順位は上がり、更に読まれる可能性が高くなるのです。

書き手の方としては嫌われても読まれれば勝ちみたいなところもあるのです。

僕の記事は大体が病院の漢方否定派的な記事。
うちの患者さんの中には「病院の漢方に対してあんな攻撃的に否定的なこを書いて大丈夫ですか?」とその炎上を心配してくださる方もいらっしゃいます。

その心配はありません。
理由は後で書きます。
炎上はしませんが1年に1、2通、コメントで批判的な意見が届きますが決まって匿名なんですね。
逆に「記事をシェアさせてください」と言っていただいた方は匿名じゃないんです。
文句は考えの違う意見の相違だけの場合もあるので、文句があるのなら匿名でなく実名と病院や薬局ならその店名もしっかり書いてきた上で反論してきたらいいのにと思います。

だってその人も自分が正しいことを伝えようとしているんだから。
匿名だと「感情的に腹たった」みたいに見えます。

僕のブログの記事って別に僕が病院を個人的に病院を否定してやろうとワザと書いているのではありません。
もちろん、個人的には「内科とか皮膚科、耳鼻科の開業医って治してるのかよ!ルーティンワークで薬、配ってるだけじゃね?」なんて密かに思ったりしますが、僕自身はプライベートでは嫌いなものにはなるべく近づかない。時間を割かないというポリシーです。

では、なんで病院や薬局の漢方に否定的な記事になるのか!?
言ってることやってることが違うじゃん!て思われそうですが、このブログで書いてる記事って僕の個人的な感情で書いているのではなく実際の現場を体験した患者さんからのご意見を元に書いているのですね。

つまり、病院のテキトーな治療や薬局のテキトーな漢方薬の処方で納得いかない。もしくはエラいめに遭わされた人の体験をお聞きして、それを漢方の専門家の立場から書いているのです。いわば患者さんの代弁。

このブログの記事で書いてあることはどこかの患者さんが漢方をよくわかっていない病院や薬局の漢方の問題に実際にブチ当たった話しなのです。

自分で記事、書いてても病院の漢方の文句みたいな記事ばっかになっちゃうなあ〜
もっと明るい記事を書きたいな〜と思う事がありますが、でもよくよく考えてみると僕が文句をつけているのではなく、病院がちゃんと治療や漢方薬を扱えば、そもそもこんな否定的な事を書く必要がないのではないかと思いました。

大半の漢方薬を扱っている病院は、まともな漢方医学の基礎知識も持っていないし、ただマニュアル的に素人でもできそうなことを保険(税金)を使ってやっています。

そして、そのおかしさをなんとなく肌で感じている一般の患者さんが僕に病院漢方のヘンテコな体験を教えてくれます。
僕はその「なんとなく肌で感じたおかしさ」を医学的な知識に照らし合わせてこの記事を書いています。

だから、病院や他の薬局の文句じゃなくて、なるべく漢方医学らしい本来の漢方治療を伝えたいのですね。

毎日、西洋医学の方の患者さんの数をさばくだけで四苦八苦している病院が西洋医学の対症療法のごまかしに漢方薬を使うのではなく、漢方治療の基礎理論からキッチリと学んで漢方薬を扱ってくれれば、患者さんの体験も変わるし僕ももっと建設的なブログが書けるんじゃないかと思います。

病院も含めてみんなで難病治療にも対応できる伝統的な漢方を広めましょう。

posted by 華陀 at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月24日

病院の薬の効果と副作用は同じもの

病院の薬の副作用は一般の人のイメージでは滅多に起こらないと思われていると思います。
しかし、それは副作用の捉え方の違いとも言えます。

どういうことかというと、例えば頭痛に痛み止めを使いますが、あの痛み止めって痛みを止めるけど、同時に胃痛や胃もたれも起こします。
だから、鎮痛剤などは胃腸薬と一緒に処方されたりするのですね。

あの胃腸薬ってあなたが胃が弱そうだからって親切で処方しているわけではありません。
鎮痛剤の1つの作用が痛みを止めること。
もう1つの作用が胃痛や胃もたれを起こすこと。
副作用と呼ばれていますが2つの作用は必然的に起こります。

なぜなら、そういう風につくられているからです。
みんな気づきませんが、薬は常に副作用と一体なんですね。
多分、一般的には取り返しのつかないような大きな病気などにならない限り、それほど副作用として感じないのではないでしょうか。

細かなところを見てみれば喉が乾いたり、眠くなったりと薬を飲む度にいろいろな不調も同時に起こしています。
こういうものって症状が軽いから気にしていませんが、長くなると良くない体質に変わっていきます。
だから、病院の薬は本来は長く飲むものではありません。

副作用って「副」がついていますが、作用という観点からみたら、胃痛を起こさせるのも鎮痛剤のりっぱな効果や作用です。
ただ結果的に都合の悪い方は副作用としているだけですね。

では、なぜそんな難儀な作用も一緒にあるのでしょうか?
良い作用だけでいいですよね。

鎮痛剤なら胃痛の作用をとって鎮痛だけの作用だったら副作用の心配がありません。痛みが止まるだけ。理想的。
でも、現時点の西洋医学では、そんな都合の良いものはつくれないのです。

なぜなら新薬の治療は見方を変えれば、強烈な作用で身体の働きを無理やり変えてしまうものだからです。本来のバランスを崩して身体の働きを無理矢理に変えてしまうから痛みや湿疹が早い時間でなくせるともいえます。

こういった無理矢理な作用は、どっかに無理がきます。
だって人間の身体は様々な臓器の絶妙なバランスで成り立っているから。

病院の薬のようにある一部分の働きを強烈に変えると、そこと連携していた部分はバランスが崩れるのです。

ステロイドホルモンを使い続ければ、元々、体内で自然にステロイドを分泌させている副腎はおかしくなります。なぜなら薬のステロイドは自然に分泌されるステロイドよりも強烈な作用を及ぼすからです。

また薬のステロイドも体内のステロイドも炎症を抑えるものですが、湿疹が起こったのは副腎のステロイドの分泌が弱いから湿疹になっているわけじゃありません。
湿疹になった原因はいろいろ考えられるのです。

そのイロイロをすっ飛ばしてとにかく炎症を止めるだけ。
病院の治療って原因がどうたらこうたらと言ってますが、よく考えたらその人の原因なんて一切考えていません。

だって湿疹の原因は「あなたの副腎のステロイドホルモンの分泌が弱くなったから」ではないですよね。
多分、皮膚科で「あなたのアトピーの原因は副腎が弱っているからです。だから副腎の代わりにステロイドを処方します」なんて言われた人なんていませんよね。

そう、病院の考える原因は根本的にズレているのです。
病院が自分たちの治療の都合で勝手に設定しているものを「原因」とよんでいるのです。
本当に一人一人の原因を考えてくれているなら、「副腎は悪くないんでステロイド剤はいいです。ソレ以外の治療でお願いします」→「わかりました」ってなりますよ。

病院の他の薬もどれもステロイド剤と似たり寄ったり。
あなたの「本当の原因」とはズレている「効果」で治そうとします。

原因とズレているから、ある種、おせっかいで外部から余計なことして治そうとしているようなものです。だって普通に考えたら、一人一人の原因を考えるべきですよね。

後付けで、本当の原因とは関係のない治療をしようとするから、良い作用と悪い作用をどちらも持ったものになるのです。

無理して通うそうとしたことはかならずどこかに無理が来るのです。
これは自然界の法則みたいなものですね。

漢方薬が一人一人の体質に合わせるのとは真逆の治療ですね。
その漢方薬も病院に使わせたら一人一人の体質や原因を考えずに自分たちの都合の良いマニュアルで深く考えずに処方したりしていますが。


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2014年04月22日

病院は漢方薬を逃げ道にしないでほしい。

たまたま、見つけた記事ですが、非常に良いことが書いてありました。
薬のプロが言ってるだけあって、より説得力があります。

日本薬剤師会会長(児玉孝氏)が決意の告白「患者よ、クスリを捨てなさい」

こういったネタってよく医薬業界でキワモノ的に見られますが、キワモノ的な意見ではなく冷静に新薬は毒だと思います。
毒という言い方がきつければ、百歩譲っても異物ですね。自然の観点からみたら花粉症とかの原因でいわれるハウスダストとか、排気ガスとかあんな類いですね。

なにせ化学合成物ですから。
仮に理論的に栄養が整っている化学合成だけの食事を作って、それのみを食事として続けろ!といわれても当の医者すら嫌がるでしょう。

本来、必要か必要でないかと言えば、絶対に体内には必要ないものですね。

ところが医者によっては「そんなに副作用が心配ないからとりあえず飲んでおいて」みたいに「とりあえず」で薬をすすめる先生もいます。

医者は製薬会社の副作用情報を元に「飲み続けたって大丈夫」と言ってたりしますが、おそらく、あなたが心配しているのは「化学理論的に大丈夫かどうか聞いてるんじゃないよ」って感じではないでしょうか。

うちではみんなステロイドなんて副作用のことよりも「一発で効く感じが気持ち悪い」って言ってます。

これって人間として自然な反応だな、と思います。
医学知識がなくたって「自然の中の動物の一員である僕らの身体が治るって、そういうことじゃないだろっ!」って無意識に感じるのでしょう。

医者の薬の捉え方と一般の方の薬の考え方には常にズレがあるんですね。
新薬の問題は「根本的に自然のものじゃない」とか「作用が体内のリズムを無視してかなり強引である」ということですね。

それに新薬のほとんど(9割を越えてると思います)が、対症療法といって「その場をしのぐモノ」です。
薬の成分の効果の時間、例えば2時間は症状を遮断したりしますが、その効果時間が切れたら元通りになります。

ステロイドの気持ち悪いと感じるところはココですね。
長年苦しんだアトピーが1日でキレイになって、1日でキレイに”元通り”
この結果から「いつかステロイドに頼らなくてもキレイになってる自分」なんて誰も想像できませんよね。「この感じを繰り返すんじゃないか」と誰でも思います。実際にそうなんですが。

日本ではなぜか、その対症療法のその場しのぎの薬で慢性病が治ると思っている医者が多いようですが、漢方の本場、中国では「新薬はとりあえずの対処として使って慢性病なら漢方治療の方に行ってくれ」ということが普通だそうです。

これは良いコンビネーションですね。
さすが漢方の本場です。漢方がテクニカルな治療法ではなく文化として浸透しています。

日本の医者も最近、この真似事をしています。あくまでマネゴト。
「新薬はその場を誤摩化すモノ」としての認知度が高くなってきたので、苦し紛れに漢方薬を処方するところが多くなったように思います。

これで中国のような治療になったか?
なってません。むしろ病院の治療は、より粗悪になっていってるように思います。

なぜなら、漢方薬の処方が、ただの「真似事」だからです。
新薬は処方する際に医者が何も考えなくても、ある程度製薬会社が定めたマニュアルに従えば処方できると思いますが漢方は西洋医学とは全く違う独特の治療。
新薬と同じようなノリでツムラなどの漢方薬メーカーがつくったマニュアルや臨床例に従って処方すればいいのではありません。

見た事あるでしょ。医者がチラッと茶色い小さな本を覗き見しているの。
あれ、マニュアルですよ。

漢方薬は西洋医学の問診や検査と別に漢方薬を処方するための体質の判断が必要です。
なぜなら漢方薬は体質に合わせるもので、新薬のルールとは全く違うからです。

それを新薬と同じルールで処方しているのは・・・要は漢方を医学理論としては理解していないのでしょう。だから、あんなことができるのだと思います。ちなみに漢方薬は漢方の医学ルールにのっとって処方しないと効きません。

今回の記事のような新薬の感覚が広がってきたので、漢方薬を新薬治療の逃げ道にしてるんじゃないの?なんて思ったりします。

どうせやるんなら、ちゃんと八綱弁証や気血水弁証、臓腑弁証、弁証論治など漢方医学の検査方法を駆使して漢方薬を処方してあげましょうよ。
でないと患者さんが騙されているようで、かわいそうです。
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2014年04月15日

偽物ブログを見破る方法

アメリカではネットの広告費がテレビの広告費を上回ったそうです。

年配の方はまだまだ、テレビの医療情報なんかを信用していたりしますが、ネットで検索することが当たり前になっている人はテレビの情報なんて商品を販売したいスポンサーのおかげで番組をつくれることを重々、承知なので、信用していない人が多いでしょう。

テレビで胡散臭い情報を見つけたら、ネットでちゃんと調べてみて・・・
そしたら、ちゃんとした情報がわかるはず・・・だったのですが。

何年か前まではそうでした。しかしちょっと前からネットの検索にかなり、どうでもいい情報。
ひどかったらウソの情報が混ざるようになってきました。

多分、FaceBookなんかが皆に使われ出した頃なんじゃないかなと思います。
それまでネットで検索すると1ページ目からウィキペディアがあって、企業サイトが2、3社、ニュース系サイトが2つくらい。後、ブログなどが続いて、2ページの中盤辺りからよく調べている役に立つサイトなどが続いていく感じです。

それが今は、どうもブログだと企業などが書けづらい、
ブログなら素人の人の体験にしてもお店の人の話しでも生の情報が聞けると言う感じでブログがネット界の中で重宝されるようになってきました。

かくいうこれもブログですね。
僕もブログでお店の事や相談の実際のことを書いています。

例えば、企業のサイトやお店などのホームページだとブログのように日々、書いていくわけじゃなく、一度つくってしまえばいいので、プロのコピーライターなどにお金で頼んでめっちゃいいウソの情報が書けたりします。

しかしブログはどんどん更新されていくものなので、社長や店主が自分でつくっていかなくちゃいけません。そうしたら、その人の素というか実際をブログから垣間みたりできるわけですね。

それの内容が気に入れば初めていく店でもある程度、安心していくことができます。
ホームページだと極端に言えばホームページ製作業者に初めだけ気合い入れてウソでもいいからつくってしまえば、良さそうなのをつくれますので、ある程度ウソがバレずに通せるのです。

「だったら、これからはブログを読んでからいけばいいのですね」
ところがこれもそうはならないのです。

ネットは今や調べものをする便利なものというよりも、数々の企業の宣伝媒体になっているのです。
それが、最初にお話したアメリカのネットの広告費がテレビの広告費を上回ったいうニュース。

昔はいろいろな考えの人が書いたものの中に企業の宣伝みたいなサイトがチラホラ混ざっていましたが、今は逆です。企業や店の宣伝の中に役に立つ情報がチラホラ混ざっているという感じ。

おまけにテレビの場合は広告ってすぐにわかりますが、ネットの場合は役に立つフリをして宣伝しているみたいなものが一杯溢れています。

そういったものにダマされないようにブログは社長や先生の日々の素の考えが出ているのでいいですよ的に言いたいところなんですが、昨今のブログも実はお金を払って業者に書かすことができます。

ためしに「ブログ 投稿 代行」で検索してみてください。
「ブログ1記事●●円で書きます」みたいな業者が山のように出てきます。

こういった業者はお金を貰ってやっているので、要望があれば、まるでそこの先生が素の考えで書いているように見せたり、現在、実際に治療している人の体験をリアルっぽく書いているように見せたりもできます。

ホームページの各ページも業者と結託して誤摩化せるし今やブログ記事も誤摩化せるのですね。

では、そういった店の宣伝のためのホームページやブログをどうやって見分けたらいいでしょうか?

ネット上だけで見分けるには調べている人が相当な専門知識がないと不可能です。
要するに漢方相談をしたいなら、自分も相当漢方を知らないと本当に詳しい先生なのか、ニセモノなのかを見分けられないのです。

でも1つ方法があります。
それはブログ記事やホームページに書いてある中で難しいことを書いてある事について、不意にキッツーーーい質問をしてください。不意にですよ。

その答えが、わかりやすかったかどうかも重要ですが自分の考えでホームページやブログを作っていない人はこの時点でかならずボロが出ます。

このボロって誰でも判断できます。
それは、「なんかおかしい・・・」「なんか納得いかない・・・」
これをチラッと感じた場合は、ホームページやブログで言ってることと本人にウソの隔たりがある可能性があります。
また不意に質問をした場合、偽物さんは答えるまでに間が空きます。
自分で書いてなかったり資料をまるパクリしたりしてるから、即座に答えられないのです。

なんかおかしいと感じたら電話をして、その店のホームページやブログを見ながら次々に質問しましょう。いろいろ見えてきます。この場合、専門知識はいりません。
メールは真実を知る事ができません。

だって、ゆっくりと調べて、また本をまるパクリして返信すればいいからです。
だから、真剣にお店を探しているなら「電話して不意に質問!」ですね。

ホームページやブログを読み込んでから自分なりのイメージをつくってお店に入った瞬間に答え合わせするのもいいです。その先生が自分の考えで作っていなければ、この時にも違和感を感じます。

もちろん、うちはいつでも質問をお待ちしていますよ。

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2014年01月30日

どっかいい病院知りませんか?

今回は、ノウハウっぽい事とかそんなんじゃないです。
ただ単に僕自身の考えです。

僕は、ほぼ病院に行きません。
別に病気知らずってわけではないですが人生で物心ついてから病院で治してもらったいう記憶が1度もないからです。
「どうせ、行ったって」という思いが先に立ちます。

もちろん、新薬にはお世話になることはあります。
急性の時はやっぱり新薬の方が優秀です。
解熱剤や抗生物質、抗菌目薬。使ってもこれくらいですが。

でもこれは医者に治療してもらったんじゃありません。
こんなの自分で考えることができる処方レベルのものです。

うちは家族が病院にかかったりする時は先に僕がある程度、あたりをつけます。
今日の治療指針。治療薬マニュアルなどのいろいろな医学専門マニュアル。
ネットの諸々の情報を参照します。

僕は医師ではないですが、一応、実践で必要そうな生理学、解剖学、病態生理学、薬学は外科医の先生に教えてもらいましたので、医学の専門書を読んでも何が書いてあるかはわかります。

そうやって、情報を参照して、おそらく、こういう風な検査して、こんな風に説明して、多分、この薬を処方するだろうと推測し、それを踏まえて家族などに受診してもらいます。

家族に実際に受診してもらうと予想通りの処方箋。
(つまりこれは僕は医者じゃないので、素人風情に容易に推測されるようなマニュアル処方)

途中の検査や診断は予想よりも大袈裟。
(嫁さんが咳が長期で続いていたので気管支炎だと思うから「検査してもらったら」っていったら、病院は肺ガンかも、と大騒ぎ)

説明は現実からかけ離れた理想論。
(手首が痛かった母に仕事でモノを持つのをやめたら治るよとか。簡単にやめれるのならやめてるよ!)

大体、どの病院、どの科を受けてもこの3つのパターンで「もういいよ!」ってなります。

最終的な治療である処方箋が予想通りなので、待つのめんどくさいから診察いらないし、うちが書いてきた薬だけ貰えませんか?って言いたいです。
(実経験的にも判を押したように予想通りのお薬を出すので)

昔は専門知識は今のような、なんでもネットで情報をとれる時代じゃなかったので、専門知識は知っているだけでそれなりの意味がありました。

今の時代は専門知識を知っていることなんて、それほどステータスにならないと思います。だってネット調べたら出てきますから。

専門家が知っておかなければいけないのは専門知識は知ってて当たり前の話しで、それらの知識と経験を生かし知恵を使って推測したり想像する能力があるかどうかだと思います。

以前、うちのチビの目に大きなものもらいができました。
切開するべきか、抗菌剤のみでいくべきか迷いました。

そして眼科を受診。
とりあえず、まだ小さい子だし切開の前に抗菌剤を処方しときましょうってことになりました。
処方箋は予想通りの抗菌目薬。

2週間ずつ×2で4週間だまって言われる通り、目薬をさしていたのですが、良くなったり悪くなったりを繰り返していたので「どれくらいで治りますか?」って聞きました。

そしたら「人それぞれでいつ治るかなんて確実に言えない」
そりゃそうだ。質問が悪かったと思って。

「先生の知識と経験から、いつどういう経過で治っていくと予想されていますか?確実に治るかどうかのことを聞いているのではありません。あくまで【先生の考え】を教えてほしいです。」
と聞き直しました。

そしたら「それもわからない」そしてなぜかこの時からムッとしてる。
専門家に専門的見解を聞いただけなのに。

こっちは切開するかどうかを迷っていたので、その事も聞いてみました。
「4週間、抗菌剤で一進一退なので今すぐ切開したほうがいいですか?」
そしたら医者は「切開を希望ですか?」

じゃなくて!専門家のあなたに切開でいくのか、引き続き点眼でいくのか、どちらがベストなのかを聞いているのに逆に質問されました。こっちは医者じゃない。
この後は同じようなやりとりの繰り返しで、どうも診断という責任から逃げたいようにしか見えなかったので、もうソコにいくのはやめました。

うちの家族が病院に行かないのは、どうせマニュアル通り(医者はガイドラインって言い換えるのかな)に検査して処方するだけだったら無駄だと感じるからです。

こっちが相談したいのは書籍やネットで得られる情報ではなく、その医師独自の知恵と経験からくる治療を受けたいのです。

たまたまヤブばっかりに当たったのかもしれませんが、
一応、家から自転車で10分位でいける15件は全滅です。対応が似たりよったり。

最近は急性病も漢方でどうにかできるので、本当に病院に行かなくなりました。
うちは検査や診察方法、診断、説明、処方のガイドラインは全て網羅してから受診しますが、
「そんな素人考えなんて専門家が吹き飛ばしてやる!」
「対症療法の治療じゃなく、根本的に治してやる!」
って病院があったら誰か教えてください。なんかあったら通います。



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2014年01月07日

日本人に必要なのはサプリメントではなく運動

この1月から心機一転!トレーニングジムに通うことにしました。

今までも実はお店に10kgのダンベルをおいて月・水・金とほぼ休まずに10ヶ月ほど筋力トレーニングを続けてきましたが、片方10kgではこなしてるだけ的な感じになったので「じゃあ、ジムでしっかりと鍛えてみよう!」ということで申し込みました。

そのジムは徹底的にプログラムを考えてくれて初めに身長や体重、身体のサイズ、体脂肪率や筋肉量などなど、いろいろ調べてくれて、そこから僕だけのプログラムをつくってくれる的なものでした。

体脂肪なんて計ったのは一番近いところでおぼえているのが、17年前。
なにせ、元々、勝手に痩せていくことが悩みだったので、体脂肪なんて気にしたこともない。

勝手に痩せていくといったら、ダイエットをしている人に嫌みのようにとられることがありますが僕は筋トレを続けてやっと体重が維持できる感じだったのです。

おまけに間食をすると痩せます。
つまり僕の体重を増やすための努力は痩せたい人の努力と同じなんですね。

お店に1日中いたので昔は、よく夕方頃に間食もしていましたが、それもこの8ヶ月くらいは一切やめました。

筋トレを続けて8ヶ月後位から体重が増えてきたので「しめしめ、筋肉が増えてきただろう」とほくそえんでいたのですが・・・

昨日の測定でわかったことは「軽肥満」
体脂肪が何%かは恥ずかしすぎて言えませんが、「軽肥満」です。

これにはショック!
確か前に体脂肪を計った時は11%かなんかだと思いますが、今じゃ軽肥満ですよ。

何もせずにこの状態だったら、年もとってきたので、しょうがないかとあきらめもつきますが、結構、筋力トレーニングしてきてこれです。
おまけに今は毎週ではないですが今もサーフィンはショートボードで結構、激しくやってます。

そこで、ふと思いました。
「運動って自分が思っている3倍位やってやっと普通位なんだろうな〜」と。

そこから僕が昔から気になっていることとつながりました。

僕は昔はサプリメントは大好きでした。
多い時なんか5種類くらいのサプリメントを飲んでいました。

僕に限らず今の日本人はサプリメントが好きですが、様々な病気の治療をやってきた僕が思うに大切なのはサプリメントよりも運動です。

日本人は運動が圧倒的に足りていない。
サプリメントなんて冷静に考えれば、普段の食事が異常な人がサプリメントで補ってやっとトントンかどうか。
要するに普通の食事している状態の人と同じになるだけ。

サプリメントは最近はえらそうなデータをくっつけていますが要は食べ物の延長。

そして東洋医学では何か良いといわれているものをアホみたいに食べるのがよいことではなく、バランスよく食べる事が重要だとされています。

だから、重要なのはサプリメントを飲む前に運動だと思いました。

なんかちょっと熱くてウザい感じの意見になってしまいますが、
医学を勉強してきて行き着いた答えですね。

サプリメントを摂るなら、まず運動!
今なら森光子さんが毎日、スクワットしてたから長生きできたというものうなづけます。

仕事で忙しい現在ですが、スクワット、腹筋、腕立てって20回ずつやっても7分もあればできます。

うちなんかは、正直なところ「運動なんかより忙しい現在、手軽に健康になれるサプリはいかがですか!」ってサプリ売りまくったほうがいいですが、

まず、必要なのは運動ですね。
それを自分の身体で実感しました。

習慣になるまで3ヶ月。
続けるのはなかなか難しいですが、本当の身体の強さを手にいれましょう。

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2013年11月22日

テレビ番組に出てくる漢方理論はデタラメ!?

最近、テレビで漢方の特集がよくあるようです。
患者さんの方からよくメールなんかで教えていただくのですが、僕は基本的にはテレビを見ない。というのと、その時間に外にいたりして見れない。というので見た事がありません。

自分自身が見ていないので、こういった記事は書かなくてもいいかと思っていたのですが、次々、患者さんに「こんな番組あったんですけど、見ました? 先生、どう思います?」って聞かれるので、記事で書こうと思います。

ただ、これはあくまで僕の私見です。
絶対的に正しいとか間違ってるとかじゃなくて、修行入れて8年程、難病も含めて漢方治療を実践でやってきた僕としてはこう思う。というだけです。

「あなたは間違ってる」とか「えらそうに」とか意味不明なクレームは勘弁してください。「僕はこう思った」ってだけ。あなたはそう思えば。の世界です。

テレビの漢方のことについて記事にするのにその番組は見てません。
また、見る気もないです。

いつもなら、ちゃんと調べて裏をとりながら話をすすめていきますが、患者さんから、番組の内容を聞いただけで調べるまでもなく「それ、ダメだわ」と思いました。

今回の番組は、六君子湯がガンに良いみたいな話だったらしいです。

その中で動物の腸かなんかに2つの生薬の煎液を加えても何も起こらないけど、人参末だかなんかを加えて3種類の生薬になると活動が活発になるとかどうとか。

こんなあやふやな感じのことを聞いただけで「何それ、漢方と関係ないよね」と思いました。
その話、詳しく知る必要もないです。
今の話の中だけでおかしな点がいーーーーーーっぱい!

この手の漢方の番組っていっつも同じ間違いを犯しています。

まず、第一に「なぜ、動物の腸を使ってんの?」
漢方はしっかりした文献の存在は2千年前から、その2千年前から今日まで、それこそ、何千冊、何万冊という本が書かれてきていますが、その中に漢方薬を動物に使って実験して、そこから効果を調べて・・・なんて方法を書いたものなんてありません。

動物にすら、使っていく方法は書かれていません。
動物とはしゃべれないから体質がわかんないものね。

生きている人間に使っているのです。
生きている人間に使って、その結果を何百年、何千年と積み重ね、現在、経験医学として漢方はあるのです。

こういったら、多分、科学的に調べないとわからないじゃないかと言うかもしれませんが、漢方をなんで科学的に調べないといけないのかが、僕にはわかりません。

科学的に証明されていないけど、役に立ってるものなんていくらでもあります。
そもそも、僕ら自身の脳や感情自体が全然、解明されていません。
お湯が湧いたらピーッ!!てなるケトルのしくみも100年以上たって最近やっとわかったってことだってあるのです。でもずっと前から使ってます。

ちなみに漢方でも西洋医学みたいに解剖学の本はあります。
当時の人の好奇心からいけば、絶対に実際に人間をバラバラにして詳細に調べているはずです。

でも漢方医学は、西洋医学のように身体をバラバラの部品にして治してくという方法をとらなかったのです。

江戸時代の漢方医、華岡青洲は乳ガンの外科的手術をしていますが、これは【漢方理論にのっとってやってるわけじゃない】です。(麻酔薬は漢方薬でつくってますが)

手術は蘭学、つまり西洋医学の理論でやってるのです。
漢方は漢方の医学理論にのとって、体質をみて治療しています。

そもそも、今の病院で使う新薬は自然の葉などを調べて、その成分を抽出して、そこから精製したりして、お薬ができているのです。
何もないところから生まれているわけじゃありません。

元々、生薬をヒントにつくっているのです。
だったら、その結果で出来た新薬で治せばいんじゃないの?
って思います。

でもそれでは、治らない。
だから漢方薬をまた、科学的に分析してみる。
そして、また漢方薬の成分を分析して新薬を作るのかしらん。

後は無限ループですね。一体、何がしたいんだろう。

根本的に不思議なのは、第2の問題です。
なぜ、西洋医学の先生がわざわざ、漢方をするのか?
それも漢方の基礎的な概念や医学理論を全く学ばないで、勝手に自分の土俵である西洋医学の考えや実験をとりいれて、漢方理論を歪めてまで漢方をするのか?

日進月歩といわれている西洋医学をもっと研究すればいいんじゃないの?
って思います。
だって、西洋医ですもの。

それとも何年もかけてやってきた西洋医学はもう研究の余地がないのかな?
はたまた、西洋医学は究極のところまで知り尽くしたのでしょうか。
「フハハハハ、俺は天才すぎる。西洋学で知る事はもう何もない」

なんか、漢方も西洋医学もやってる医者って対処療法しかない西洋医学の治療から逃げてるだけのように見えます。
もっと、もっと、もっと、西洋医学の研究やらないと!

最後に第3の問題。生薬の効果を調べるのなら「西洋医学の客観性と再現性を大事にして生薬全部調べたら」と思います。

生薬だけでいったら、1000種類以上あるんじゃないかな。
それを組み合わせていけば天文学的な回数の実験が必要ですね。

なんで六君子湯だけなのか? 
なぜ他の生薬の実験は必要ないと判断したのか? その根拠は?
不思議です。西洋医学の客観性からいけば全部の処方をやっていくべきです。

たまたま、患者に飲ませたら効いたからでしょうか。
全部を調べる気がない科学的な不公平さが僕にはわかりません。

主観だけで臨床実験ってダメじゃん。

というわけで、テレビ番組の漢方は、いつも調べるまでもなく、とんでも科学みたいな展開になってるのがオチなので、詳しく調べるまでもなく、実践的な漢方医学にとっては「どうでもいいことだな」と思う次第です。

厚生労働省も治療の漢方とは関係のない、西洋医学の理論で漢方薬を研究する。「トンデモ漢方実験室」って分野をつくってあげてはどうかな。
posted by 華陀 at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月08日

食品偽装と情報選別の難しさ

食品偽装が問題になっていますね。

ニュース記事をちょっとまとめてみました。

(Newsまとめ)
●ホテルオークラとホテルオークラグループ会社3社 → メニュー表示と異なるエビ、牛肉を使用していた。

●大丸松坂屋百貨店 → メニュー表示と異なるエビを使用していた。

●JALホテルズの13のホテル → ホテル日航姫路などでは、フカヒレスープに春雨や湯葉を使った人工フカヒレを一部使用していた。

●京王プラザホテル札幌 → 中華料理店で表示と違う鶏肉を使っていた。

●仙台国際ホテル → 「芝エビ料理」に「フラワーエビ」を使ったと発表。

●大丸東京店や梅田店、松坂屋名古屋店など9店に入居する17のレストラン → 各レストランで様々なメニュー表示と異なる食品を使用していた。

●丸井グループの錦糸町(東京都)など3店の飲食店。 → 各レストランで様々なメニュー表示と異なる食品を使用していた。

●東武百貨店も、本店と船橋店 → 各レストランで様々なメニュー表示と異なる食品を使用していた。

●喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」 → 「生クリーム」としながら、植物油脂などを加えた「ホイップクリーム」を使用していた。

(まとめ ここまで)

まーこれだけ、名だたるホテルやら百貨店に入っている、こ綺麗なレストランが偽装やってんだから、メニューに高級な感じでおいしそうな紹介しているものは、大概、嘘なんだろうなと思ってしまいます。

「内部告発される前にうやむやになりそうな今の間に言っとけ!」ってことでしょうか。
誠実さのカケラもないですね。

特にわかりやすいのがエビ。
エビは今、高いですからね。
「原料高いけど、うちはがんばってます!」
てな感じでしょうか。

仕入れが高くなったものを特に誤摩化しているということは、経営が苦しくなったら、人員カットだけじゃなく、材料もカットするということですね。

詳しくみていると、この何ヶ月か偽装していたんじゃなくて何年も前から偽装していたんですね。

そして今回の偽装発覚は内部告発やら自滅やらで、全部、自白しています。
「あそこはおかしいぞ」「あそこはあやしいぞ」
って外部のお客さんから、だんだんとそんな声が上がってきて圧力が高まってバレたわけじゃない。

もちろん中には「あんなマズいとこ2度と行くか!」って何年も前から言ってた人もいると思いますが、何年とバレていないということは、ほとんどの人は、わからずに食べていたということです。
クレームになっていないのですから。

これ実は本質的な味ではなく、宣伝に惑わされていたのだと思います。
霜降り和牛ロースのなんたらソース添えとか、芝えびのなんたら炒めとか、「なんか美味しそう!」っていうイメージに引っ張られちゃうんだと思います。

現在、いろいろな商品の宣伝がありますが、それが本当なのかを知るには最後は自分の判断なんです。
昔は宣伝の表現も売り方も誠実さがあったかもしれませんが、今回の偽装のことを考えれば、今は、どの宣伝もある程度、嘘でかまして売ってなんぼと売る側は考えているのかもしれません。

「ネットで書いてあったから・・・」「大学教授の誰々先生が言ってたから・・・」
そんな「誰か」の説明やコメントは裏に回れば、儲けるためだけに考えられている巧妙なワナかもしれません。

だって、そのブランド力で経営しているはずのホテルや百貨店が嘘ついているんですから。

今はネットがありますので、その商品のサイトだけでなく、いろいろな方向からその商品などが嘘ついていないかどうかを調べることができる時代です。

情報をたくさん得ることによって、騙されないように判断できるようになりますが、ここにもワナがあります。
「その情報が正しいかどうかはわからない」
特にネットなんて特に規制なく自由な無法地帯です。
「言ったもん勝ち」みたいなところもウヨウヨいます。

ネットなどで、ドンドン深く調べていくことができますが、調べれば、調べる程、その情報を判断する能力が高くないとより騙されやすくなります。

結局、最後は自分の判断。

なので情報を集める場合は「その情報は正しいのかどうか」を常に考えるようにしなければいけません。
普段からいろいろなサイトを見たりして良質な情報が集まるようにしておくことが騙されることを防ぐことになるかもしれません。

ちなみに、うちのブログは漢方相談してもらおうと良い事ばかりを書いて宣伝していません。

自分が勉強して思った事や漢方って本当は何だ?いうことをありのまま書いています。
病院や漢方の治療のことで、調べたい時に知っておいてもらえたらご参考になるかと思います。
(とちょっとブログの宣伝です)


posted by 華陀 at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月09日

5歳の子供のアトピーに補中益気湯とか、おもしろい冗談

漢方の病院やお店にはいろいろなところがあります。
一般的に漢方というのは存在自体がミステリアスなので、誤解されていることが多いです。

漢方は、西洋医学と違って、どこの病院にかかっても同じ治療になることはありません。
逆に同じような治療になるのであれば、そこはメーカーから教えてもらったマニュアルでやってます。

西洋医学は、病名を診断したら処方するお薬はマニュアル的に一定しています。
その診断の方法も今はマニュアル化が進みすぎて、どこの病院も大差がないようです。

つまり、よほど名の知れた先生や高価な検査機械がある、最新の情報に基づく特別治療などでない限りは、どこの病院に行っても同じような診断方法で同じような治療をすると思います。

西洋医学には治療のガイドラインというものがあって、その基準からずれないように診察、治療することがスタンダードです。

漢方は、絶対的なガイドライン、基準的治療というものがありません。

漢方の先生がその場で患者さんの体質をみて体質を推測し、それを調整できる漢方薬を考えます。

診断の方法もマニュアルもないし、決まっていません。
「病名」とは西洋医学の概念のものなので漢方では参考にはしますが病名が漢方薬を選ぶ基準には絶対になりません。

あくまで、病気、病名がどうのこうのではなく
「その人の体質は何のか?」
この一言につきます。

なので漢方の場合は、病院で専門の東洋医学科があるとか、漢方専門の本格そうな薬局であるとかは、腕がよいことと関係ありません。

その病院や店ではなく、
「先生の腕がどうなのか」
これのみ!

そんなわけで、どの病院が正しい漢方とか、どの薬局が正しい漢方というのはなく、治れば結果的に正しかったとなります。

だから、どんな変な方法でやっていても、あそこの漢方のやり方はおかしいとか、言える立場ではないですが、いくら自由な治療だといっても、最低限守らないといけない東洋医学の原則やルールはあります。

で、ここからが本題なのですが、先日、友達の漢方の先生のところに北摂地域の漢方で有名な病院で治療していた子供さんが見えられたそうです。

なんで、その話を僕に話してくれたかというと、それが、とってもヒドイ話だったから。

5歳の子供さんのアトピーだったらしいのですが、元々、北摂のとある漢方の病院で治療していたらしいのですが、処方されたお薬が補中益気湯。

漢方はその先生の自由な発想で治療戦略を組みますからどんな方法でもあり得ます。
でもそこはには、最低限度のお約束があります。

東洋医学的な常識で考えて、補中益気湯なんて、まず5歳の子に処方することなんてあり得ません。
補中益気湯は、簡単にいうと大病で体力をなくし気が落ちてしまったおばあさんに使う処方です。

5歳でアトピーとなると僕らからみたら逆の処方なんですね。

これだけじゃなく、その補中益気湯を子供は小さいからと補中益気湯に含まれる各生薬の分量を減らしていたそうです。

各生薬の減量はわかります。子供ですから。

しかし、全種類を減量するのではなく、ある生薬は減らしたり、ある生薬は増やしたり、ある生薬は大人量のままだったりと、てんでデタラメな分量になってたらしいのです。

ちなみに漢方薬は、生薬の種類が合っていたら同じ効果を発揮するわけではなく、種類が同じでも中の1つの生薬の分量が変わるだけで、全く違う体質にあわせる処方に変わるものもあるのですね。

更にこの漢方薬が1週間で1万円位らしいです。
5歳の子で1週間、1万円!

更に更に、この漢方薬に「抗生物質」を付け加えてたみたい。
もう、もはや漢方薬で治療する気なしっ!

漢方薬って場合によっては飲まれた後の様子をみながら薬の種類を変更していかないといけないのですが、抗生物質なんか一緒に出したら、どっちが効いているかわからなくなるので、あまり余計なことしないほうがいいかと思うのですが・・・。

それを3ヶ月続けて、よりヒドくなったというオチつき。

12万円払わせて、よりヒドくする。なかなか、できるものじゃありません。
上から目線のお医者さんならでは、な感じです。

5歳で月4万円。それにその金額を3ヶ月間よくなっていないのに取り続ける。

大人だったら、料金やサービスを理解できる立場だし、よくならなかったら意見することもできるので料金はその先生の裁量でやればいいと思いますが、5歳の小さい子で1ヶ月目で良くもなっていないのに3ヶ月よくお金とれたなと思います。

なんか、漢方家としてのプライドを持ってほしいなーと思いました。

漢方は、その先生の個人の考えに基づいて治療戦略を練るものなので、まー、ある漢方家の勝手な戯言だと思ってください。


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2013年02月28日

健康のために長く飲み続けることができるサプリや漢方薬はあるのか?

僕は基本的に元気です。趣味も多いので仕事をこなしながらいろんなことをやってます。
相談に来られている人は知っていると思いますが、身体が細くて、強いほうじゃないのですが、それでも、慢性的に感じるような症状や病気は1つもありません。

まーまー元気なんで、患者さんに、
「先生は毎日、何の漢方薬を飲んでいるのですか?」
って聞かれます。

答えは・・・「毎日飲んでいる漢方薬はありません」

漢方薬は毎日の体調を見て、その都度、合わせています。

調子悪いときは、朝、昼、晩と3回とも違う漢方薬を飲んでいることもあります。

また、漢方は変化を感じとる感覚が大事なので、この症状は治せると思ったら、あえて悪くなる処方を飲んで、状態を悪くしてから治すとかいうことをやったりします。

話がちょっとそれましたが、漢方薬は、その時の体質に合わせて飲むもので、
「やみくもに何か良さそうな漢方薬を予防で続ける」というものではないので、漢方薬はサプリメントのように特に問題ないけど、飲んどくってことはできません。

一般的には漢方薬は3ヶ月とか、6ヶ月かけてジワジワ効いてくると言われていますが、そんなのは真っ赤なウソ!

最長でも3ヶ月以上も反応がないのって、要するにそれは、選んだ漢方薬が間違ってるだけ。

「自分の腕のなさを漢方薬のせいにするなッ!っ」て感じですね。

ちゃんと働いている漢方薬がかわいそう。
変化がなかったら、1ヶ月位でドンドン考え直していかないと。

ということで漢方薬は 「薬」 なので、予防やサプリメント的な意味では飲み続けることはできません。

「じゃあ、何も飲んでないの?」

いえいえ、そんなことはありません。
飲んでいるものはあります。

それは、生薬系のエキスです。

でも、生薬って漢方薬を構成する一部です。
だったら漢方薬と一緒で飲み続けられないのじゃ・・・。

そんなことないのです。

漢方薬は、体質に合わせるために、はっきりとした設定や目標があります。
もちろん、それらを構成する生薬にも。

でもでも、生薬は処方ほど、体質限定じゃないです。

例えるなら漢方薬は出来上がった料理、生薬はそれをつくる材料なので。

そして生薬の中には「丙」という余計な影響を与えないものが少数ですがあるのです。

そう、それは霊芝。

余計な影響を与えないのって、逆に効果もないんじゃないの?と思いますよね。

そうじゃないんです。

大きな変化を与えずに根本的な調整だけ行ってくれるもの。
そう大事なのは 『調整』 です。

冷えてる人がすごく温まるものは、飲み続けたら冷えが治り、それをすぎて飲んでいるとのぼせます。そして、それでも飲み続けると熱が身体に溜まっていくのです。温めて治すのが目的ですから。

大きな特徴のある漢方薬などは、飲み続けることによって、体内環境が変わるので、変わったところで変更していくか、やめていかないといけないのです。

また、漢方薬はやっぱり 『薬』 なので、治ってるのに飲み続けてると新薬ほどにないにせよ、じわじわと身体が薬に依存しちゃうこともあるのですね。

だから、やめることによって、本当の健康な体質になるのです。

ただ、気になってる病気が治ったら、もう病気にならないか?
そんなことはないです。

時間が経つほど、老化が進んで行くので、病気になる確率は時間とともに増えるのです。

だから、身体に大きな変化を与えないで、深い部分で調整してくれるものが重要なんですね。

ちなみにそういう性質からきているのかはわかりませんが、霊芝は、上薬とよばれる最高レベルのものと位置づけされています。

霊芝のおもしろいところは、飲んでいても風邪はひきます。
なぜなら免疫を強化するものではないから。
あくまで調整。

サプリメントなんかでは免疫強化がいいみたいに説明しているものが多いですが、そもそも平常から免疫が高いのって、ただの免疫過剰です。

ちなみにアトピーもリウマチも花粉症も免疫が強化された病気とも言えます。

人間の身体は、平常運転時と緊急時は働きが全く違います。
どんな時でも全力で走りまわっている人なんかいないですから。
だから、平常時から「免疫強化」とか緊急時対応されても身体が疲れちゃうだけですね。

もともと、僕は15年前から、ありとあらゆるサプリメントを飲んでいたのですが、サプリメントもほとんどのものは続けることができません。

その理由は、ちょっと長くなったので、今度にでも理論的に書きます。

平常時は影響の少ない深い調整をしてくれる霊芝。
緊急時はその状態にあわせた漢方薬を短期で飲む。

これが今の僕のベストの若返り法です。

あッあと、ハゲ防止の生薬も飲んでます。(僕はサラブレッドなので、将来が怖いため)
これは3日に1回くらい。やや熱をいれる影響があるので。


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2012年12月27日

病気の原因の本当の正体

なぜ、病気になったのだろう?
誰でも、その原因を知りたいですね。

病院で病気の原因を聞くとスラスラと教えてくれます。
な〜んだ原因わかってるからすぐに治りそう!

実はそうじゃないんですね。

病気の原因となると皆さん無意識に1つの原因を探そうとします。

「何が原因なんだろう?これかな?あれかな?」

でも、病気の原因って1つじゃないんですね。

この何か1つの大きな原因じゃないかなという考え方は西洋医学からきています。

西洋医学は元々、ウィルスや菌などの感染症の治療や、ケガの手術などの治療から始まっています。

風邪は原因が1つです。
発熱、喉痛、咳、だるさ、食欲不審、下痢、いろいろな症状は全てウィルス1つが原因です。

だから、ウィルスがなくなればさっきのいろんな症状は全部なくなるのです。
(ちなみに西洋医学でウィルスをなくす薬は存在しません)

ケガもそうですね。
折れてるかもしれない骨は、手術なり、添え木で補助すれば、やがて治ります。

この場合の原因は、事故などで足を強く打ったことが原因です。
原因は明確でどうすればいいのか明確です。

西洋医学が得意な感染症や手術などの外科か的なものは大概が原因が1つなんです。

自分の病気もこれと同じように、何か1つの原因があって、それがなくなれば全部治るんじゃないかと考えます。

ところが慢性病は原因が不明です。
ニキビの原因は毛穴でアクネ菌が詰まってそれが異常繁殖して炎症を起こしているとあります。

これならアクネ菌を薬で取り除けばニキビは解決です。

でもアクネ菌が原因のニキビは、ほぼ思春期だけ。
大人になってからのニキビは、月経、女性ホルモン、冷え、食べ物、ストレス、環境など原因と考えられていて、それは人それぞれ。

ニキビの原因は「どんな人でもこれです!」という決定されたものはないのです。
要するにケースバイケース、人によりけり。

アクネ菌以外が原因だと、ほぼ西洋医学的に原因を知ることは不可能ですね。

だからニキビは西洋医学的に原因不明の病気なんですね。

実は慢性病のほとんどは原因不明です。
ためしに病院で聞いてみてください。

病気状態の身体の中のメカニズムを医学的に説明することはできても、本当の原因は「わからない」としか答えようがないと思います。

そして原因不明の病気なので、この薬だったらという決定的なものもありません。

病院のお薬の90%と言ってもよいと思いますが、ほとんどの薬は対症療法という働きのお薬。

対症療法とは、簡単に言えば「その場しのぎのお薬」

ニキビならステロイドなどの炎症を止めるお薬であったり、アレルギーを抑制するお薬だったりです。
残念ながら病院では「対症療法=治療」なんですが・・・

ステロイドを塗れば、炎症が治まります。
炎症が治まればニキビや湿疹がなくなる。やったーニキビが治った!
対症療法のお薬は体内で効果を発揮する時間というものが決まってますので、効果時間が切れれば、元通りの湿疹。

そして、またステロイドを塗る。
湿疹が治まる。効果が切れて湿疹復活。後はエンドレス。

治らなければ医者は薬自体を強くしていくか、種類を増やすかをしますが、対症療法の薬が強くなったり増えたりするだけで、状況は変わりません。

これは僕の持論ですが、西洋医学の考え方やお薬は慢性病の治療に向いていないのです。

では、そのニキビの原因は何か?
それは、何か大きな原因が1つあるのではなくて複数あるのです。

慢性病はまず、原因が1つと考えないほうがいいです。

そして原因は人それぞれ。
その人の体質や環境で原因は違ってくるのですね。

なので治療方法も変わります。

漢方は漢方薬を体質に合わせて選ぶだけでなく、体質に合わせた養生などの治療も、その人によって考えます。

徹底的に検査をしても問題のなかった病気。
その原因は1つに絞らないほうがいいです。
絶対、原因が1つではないですから。

漢方では病気の原因を探るのではなく「病因」を探します。
その症状が出る体質の因子を探すのですね。

因子なので1つとは限りません。
人によったら病気因子は、とんでもない数になるかもしれません。


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2012年12月25日

ノロウィルスの治療に病院に行くべきか?

昨日、ニュースで宮崎県日南市の「医療法人春光会 東病院」でノロウイルスによる院内集団感染で6人が死亡したことがやっていました。

そして、そのちょっと前にネットでフジテレビの「とくダネ!」でノロウィルスに感染しても病院に行かないほうがいいと言われていた記事が話題になっていました。

宮崎県の病院は病院の衛生管理がずさんで、それで6人もノロウィルスで亡くなってしまったらしい。
その衛生管理がきっちりできないのは、忙しさと病院のお金事情がきつかったからとのこと。

「とくダネ!」の方では、産婦人科医が「どうせノロウィルスの特効薬もないのに病院に行ったって一緒」って言ってたとのこと。

「とくダネ!」の特集に関しては、その記事に対して2つの大学病院が、「ノロウィルスなのか、インフルエンザなのか、単なる胃腸炎なのかはご自身で判断できませんから、病院で診断を受けるのは当然です。ノロウィルスの場合は、感染経路を知る必要もありますので、病院にいくな!はあり得ません。医師はいつでもノロウィルスの相談を受けるはずです」ってコメントがありました。

で、ノロかもしれないと思ったときに病院に行って大学病院が言ってるような、インフルエンザか、胃腸炎かを診断してもらうことは大事だと思いますが1つだけ気になることがあります。

それはノロウィルスだった場合「ちゃんと治す薬あるの?」ってことです。

仮にインフルエンザだったとしても48時間以降であればインフルエンザに直接効くお薬はありません。

胃腸炎だったら炎症を止める薬だったらありますけれども、ノロだった場合、せいぜい吐き気止めか、点滴。

ただ、吐き気止めと点滴に関しては「とくダネ!」で医者が言ってるように止めると余計に菌が身体にたまるのでよくないと・・・それは僕も漢方的にそう思います。

結局、ノロの治療って西洋医学必殺の症状だけ緩和する「その場しのぎ」なんじゃないの?って思ってしまいます。

点滴に関しては理論的にはブドウ糖などを補ってくれますが、僕自身、昔に40℃以上の熱が出ていたときの点滴経験からエネルギーが足されている感じは全然ありませんでした。(オシッコに全部出ているかのような臭いがしていました)

点滴か人肌に温めたポカリスエット飲みまくりかは、やったほうがいいと思いますが、
失った水分とブドウ糖を補給するだけで治療ではないです。

また宮崎県の病院はもっと徹底して衛生管理をやるべきだったのでしょうが、病院の忙しさからいったら、ものすごくレアなケースでもない気がします。

事件になったので結果から衛生管理が言われていますが、実際、新型のインフルエンザが流行している時の病院見てたら、てんやわんやになってましたもんね。
あの時はどこの病院も診察の隔離をあわててやってました。(隔離がうまくできていないとこもあった)

だから他の病院でも100%院内感染はないの?って疑ってしまいます。

大学病院が病院にちゃんと行ったほうがいいというのであれば「だったら、ちゃんと治療してほしい」と言いたい。

ノロウィルスか、インフルエンザか、胃腸炎かを診断はしてくれるだろうけど、胃腸炎以外だったら
「残念でした治す薬は、ないわ」
じゃ、やりきれないです。

なんか、嫌な事だけ言われて放置プレイみたいじゃないですか。

ちなみに漢方では体力が残っている体質であれば、下痢と嘔吐をさせて菌を早く抜いていきます。

体力がなくなっていれば、まずは、潤といって生薬から「水」(水分ではない)を補給しながら消化器である脾の気などを補い、吐かせるのは体力がいるので、吐き気は抑え便から菌が出ていくよう促します。

また、その中間の補給と菌を出すを同時にやっていくなど、ノロウィルスという病名に合わせるのではなく、ノロウィルスにかかった人の体質にあわせて漢方薬を選びますよ。

そもそも、漢方は大昔からチフスやコレラのような感染症と戦ってきましたので。



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2012年10月11日

「ブラックジャックによろしく」は現実的すぎる!

この仕事をしているとよく感じますが、日本には絶対的な「病院神話」があります。

例えば、薬やホルモン剤を飲みたくないと思って漢方相談に来ている方でも最悪の事態になれば・・・

「最後は病院にいけば助かる」

みたいな感覚があります。

かくいう、急性病であっても漢方で治療する僕にだって、その感覚はあります。
「最後は西洋医学が助けてくれる」期待というのは、もはや無意識化に刷り込まれた考え方ですね。

でも現実は結局、病院にいったからといって治りません。

病院には、過去に何度も裏切られているし、その度に漢方ってこんなのも治せるんだと感心します。
でもその漢方の感覚はなかなか一般の方にはわかってもらいにくいですね。

病院ってみんなが思っているほどたいしたことできません。と経験上感じています。
それは、僕だけじゃなく、なんとなく、みんな経験したことがあるのではないでしょうか?
特に慢性病の内科関係の病気の方は・・・

今「ブラックジャックによろしく」って漫画が無料で読めます。
漫画フリークの僕は以前からタイトルは知っていたのですが、読んだ事がありませんでした。

しかし、読んで衝撃を受けました。
「こんなに医者の現実を書いてもいいの?」って。

この漫画には、病院の現実的なドロドロした部分や、いかに本当に患者さんのために治療することが難しいかがドラマ仕立てで書かれています。
病院うんぬんと関係なく、いち漫画としてもかなりおもしろい!

この漫画の内容は、かなり綿密な取材を元につくられているそうです。
全部が全部、鵜呑みにはできないですが、「最後は病院にいけば助かる」という神話を見事にぶった切っています。

●治療に熱意がなく、マニュアル治療とルーティンワークに流されてる医者。
●プライドと金儲け、地位のために働いている医者。
●医師免許はとったけど、それほど、知恵に優れていない医者。

漫画の世界は全然、大げさじゃないと思います。現実です。

僕は、漢方の勉強の前に西洋医学の勉強からはじめています。
それも世界微小循環学会に出席などもしていた元細胞顕微外科医に教えてもらいました。

当時は、西洋医学の理論こそ、病を救うと思っていましたが、アカデミックな医学用語と説明だけ立派で現実は・・

「彼女のニキビすら治せない」
「母親のリウマチも治せない」
(のちにどちらも漢方で完治)

「理屈」と「現実の結果」が、かけ離れた医学でした。

その後も「今度こそは、やっぱり病院かな」などと通ったこともありますが、
ことごとく、ことごとく裏切られています。

どこにいっても同じ治療。
ネットでちょっと調べればわかるお粗末な治療。

西洋医学の師匠が言っていたように「今の医者は覚えるほうばっかりじゃなく、もっと想像力を働かしたほうがいい」「もっと1人の患者さんに責任をもったほうがいい」というのもこの漫画を読むとわかるような気がします。

あっちなみに僕は漢方こそ正しいとは思ってません。
うちで患者さんの体質をみるときも西洋医学の生理学部分からみてみたり、現在飲んでいる新薬の作用機序が身体にどんな影響をおよぼしているか(いいも悪いも)を考えたりもします。

それに漢方の診断方法などを混ぜたりして、体質を考えます。

どちらもうまく使うのが、治る早道ではないでしょうか。

「ブラックジャックによろしく」無料
(漫画 on Web http://bit.ly/RbqEPR

(iPhonアプリはこちら http://itunes.apple.com/jp/app/wu-liaode-quan-juan!burakkujakkuniyoroshiku/id556416566?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
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2012年08月23日

オートキャンプで健康になろう!

先日のお休みにこどもを連れてキャンプに行ってきました。

炊事場とトイレのみのキャンプ場。
写真 12-08-20 10 24 05.jpg
僕が子どもの時は、こんな環境がキャンプ場でしたが、今は、自販機やら、シャワーがあったりするみたいですね。

場補は和歌山県、龍神村の正に陸の孤島な感じのところ。

おそらく20年ぶりのキャンプだったのですが、キャンプを通していろいろと漢方医として勉強になりました。

まず、食べ物は腐るということ。

当たり前の話ですが、こっちで生活しているとなんでも冷蔵庫にいれれば済むので実感として忘れていた感じです。


2日目の料理は何の食材を使うかで悩みました。
なんせ、保存はクーラーだけですから。

外食のお店で使う食材なんていつのなのでしょう?
やっぱり食べ物は、その日とれたものを食べないといけないのだなぁ〜と思いました。

次に実感したのが、食べるのにやたらと身体を動かさないといけません。
なんせ、水道の場所まで5mくらいあって、水を汲んだり、洗い物したり、その都度、水道の場所とテントの間を行ったり来たり、食べるまで自然にいい運動になってます。
写真 12-08-19 16 45 58.jpg

身体を動かすことは大切です。
町に住んでたら本当に身体を動かさないんだなぁ〜と思います。
自然にダイエットできますね。

そして、夜早く眠れて、起きるのが早朝でもスパッと起きれる!
自分で驚くほど、気持ちよく起きました。

テントに差し込む朝日で目覚めたのですが、なんか「そういえば朝ってこんなだったな」って感じ。

早いうちに寝て、早くから起きる。
これも基本ですね。

考えてみたら、漢方治療のはじめに学ぶのが、正にこの法則で、いかに自然と一体化できるかが、治療原則なんですね。

その人の体質にとって無理のない環境、食べ物、そして漢方薬。

自然の流れに逆らわないキャンプと漢方治療は似ています。
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2011年11月17日

いい漢方のお店や病院の選び方!?

病院とか漢方のお店が、雑誌に載ってると、皆さん、有名で腕のたつ病院やお店だと勘違いしてしまうことが多いようです。

この前も、看護師の患者さんが、”「本当に頼れる漢方医が治す!」本格漢方”という雑誌をみて、「先生これってどんな基準で雑誌にお店の紹介が載ってるのですか?」
って聞かれた。

なぜそんな事を聞いたかというと、自分の働いている病院がその雑誌で紹介されているらしい。
でもそこの先生は、本をみながら、その看護師さんに漢方薬を処方したけど、全く効かせることができなかった。

だから、うちに相談に来ている。

ほぼ、漢方の事を知らない病院がなぜ、漢方の雑誌に載ってるか不思議だというのだ。

でも、実は不思議でもなんでもない。

だって、雑誌には、お金を払って載せてもらうからね。
中には、無料でよいので掲載させてくださいって頼まれる先生もいるけど、実際、頼んでいる記者自身は、ほんとに腕がいいかどうかなんて知らない。

肩書きがよかったり、他の雑誌で有名だったりで頼んでいるケースが多い。
そして、他の雑誌で有名になったのも出だしは、お金を払っていたり、奇抜なことや業界的に初めての事をやって注意をひいたというケースがほとんど。

つまり、本来の治療の実力とは関係ない。

前に患者さんに「すごくいいって有名な皮膚科にいったんですよ」って聞いたので
「具体的に何がよかったんですか?」って聞き返してみた。

そしたら、「病院の待合室がキレイだった」とか「対応が気持ちよかった」とか「あまり待たなかった」
とか、、、

なぜか、病気に関することは1つもない。
よかったのは、治療の腕以外のことなんだ・・・。

そして、その患者さん、うちに相談に来てる。
そのよい病院では治らなかったので。

僕のところにも、定期的に不妊関連の治療施設紹介の雑誌などから、載せませんかって言ってくる。もちろん有料で。

そして、その勧誘は、おもしろい事実と結びついている。

ネット検索でうちのサイトが上位にいるときは、ひっきりなしに勧誘がくるのだ。

ようするに検索をかけて、上位から、かたっぱしに電話してる。
雑誌も店、病院もグルということですね。

ちなみにネット検索で上位にあるお店は、いいお店や病院ではなく、あれもどれだけお金をかけているかのパターンが多い。

うちもいくつかのキーワードで上位にあるが、あれはあれでWeb対策としてがんばってるだけで、宣伝と治療の腕は全く関係ない。

雑誌に限らず、大概のお店や病院はネットでもいいことしか言ってないので、これからは、自分自身で善し悪しを判断していく必要がありますね。


僕の言うことがあってるというわけではなく、こんな情報もありますよってことで。
よかったら、このページを参考に → 本格的な漢方のお店・病院の選び方



posted by 華陀 at 15:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする