2008年11月27日

温清飲は不思議な組み合わせ

温清飲(うんせいいん)はアトピーやにきびなどの湿疹系から更年期障害や月経不順、うつ病や紫斑病まで結構、幅広く使います。

貧血や胃潰瘍、大腸炎による下血や高血圧、難病ではベーチェット病や尋常性乾癬などにも応用して使うことがあります。

漢方では、かっか、かっかして身体に熱がこもっている人の熱をさます清熱剤とか、逆に冷え症を温める温熱剤とかいったようなお薬があります。

これらは、大体、どちらかよりの体質と判断して、処方するのですが、温清飲の場合は、温と清をどちらも備えた処方です。

温める役割は四物湯とよばれる処方。

冷やす役割は黄連解毒湯とよばれる処方。

これらが、一緒になった処方です。

温めもするし、冷やしもする。

これだけ聞けば、矛盾もしているし、一方で便利な処方だなと思います。

また実際に応用できる範囲も広いです。

でもそれだけに、体質を見極めるのが難しい処方でもあります。

体質を詳しくみれば、どんな方も冷えている部分もあれば、熱のある部分もあります。

だからといって、誰でも温清飲か、と言えばそうではありません。

やはり、症状に熱も冷えもあるといった単純なものではなく、体質に熱も冷えも混ざっているといった判断が必要です。

そこが、温清飲の応用範囲の広いところでもあり、選ぶのに難しいところでもあります。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の選び方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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