貧血や胃潰瘍、大腸炎による下血や高血圧、難病ではベーチェット病や尋常性乾癬などにも応用して使うことがあります。
漢方では、かっか、かっかして身体に熱がこもっている人の熱をさます清熱剤とか、逆に冷え症を温める温熱剤とかいったようなお薬があります。
これらは、大体、どちらかよりの体質と判断して、処方するのですが、温清飲の場合は、温と清をどちらも備えた処方です。
温める役割は四物湯とよばれる処方。
冷やす役割は黄連解毒湯とよばれる処方。
これらが、一緒になった処方です。
温めもするし、冷やしもする。
これだけ聞けば、矛盾もしているし、一方で便利な処方だなと思います。
また実際に応用できる範囲も広いです。
でもそれだけに、体質を見極めるのが難しい処方でもあります。
体質を詳しくみれば、どんな方も冷えている部分もあれば、熱のある部分もあります。
だからといって、誰でも温清飲か、と言えばそうではありません。
やはり、症状に熱も冷えもあるといった単純なものではなく、体質に熱も冷えも混ざっているといった判断が必要です。
そこが、温清飲の応用範囲の広いところでもあり、選ぶのに難しいところでもあります。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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