漢方薬の効果、性質を「方意」「方格」ということもあります。
方意とは、漢方薬の意志であり、方格とは、漢方薬の性格です。
西洋医学では、このお薬は○○の効果があるといいます。
これは、一定の決まった効果があるという意味です。
病院の薬は、どんな体質の人が飲んでも、効果は一定です。
飲む方の体質によって効果が変わることがありません。
漢方薬は性格をもっているので、はっきりとした意志をもっています。
漢方薬は一定の効果があるわけではなく、「ある症状とある症状の組み合わせをもっていて、これこれな体格の方なら私は働きます。しかしそうでない場合は働きません。」といったはっきりした性格(効果)です。
また漢方薬の性格は1つの決まりきった性格ではありません。
人間と一緒でつきあう人によって微妙に性格が変わるのと一緒で、同じ漢方薬も飲む人によって効果が変わったりします。
いろいろな性格(効果)をもっている漢方薬を「方意が広い」と現し、「いろいろな病気に使える」といいます。
例えば、葛根湯は、風邪にも使いますが、フレグモーネス(蜂窩織炎)という難しい病気にも使います。
もちろん、葛根湯の体質であれば、風邪やフレグモーネスのどちらの病気でもあっても使えるということで、葛根湯の体質でなければ、どちらの病気に使っても無意味!です。
ですから、同じ漢方薬でも、良くなる人と、良くならない人にわかれます。
正に友達の相性のようなものです。
漢方医同士で漢方薬の話しをするとき、「あの漢方薬は体力のある人には、効いてくれなくて冷たいけど、体力のない人にはやさしい」などと、知り合
いの人付き合いのことを話すように話します。
こんな話し方ができるのは、そうとう勉強している先生に限りますが・・・
漢方とは、この漢方薬のもっている多彩な性格を熟知していないと使いこなせないのです。
使いこなすというよりは、漢方薬たちとつきあっていくといったほうが、わかりやすいかもしれません。
東洋医学は、経験の医学なので、漢方薬も長年、つきあうことによって、性格がわかってきます。
いろいろな漢方薬達と仲良くなればなるほど、病気や症状で困っている方にうまく引き合わせることができるのです。
医者がやっているようなマニュアルだけみて漢方薬を処方するような「上辺の付き合い」では、漢方薬にあいそを尽かされて、全く効果を発揮してくれません。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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2009年01月19日
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