年末からちょっと休んでました。読んでくれていた方すいません<(_ _)>
シミやアトピーは、肌が関係する病態です。
今回は、肌の構造やアトピーーの原因にと漢方についてのお話です。
肌は1枚だけの皮でできているのではありません。
おおまかには4層に別れています。
表皮は、健康な人で28日周期で新しい皮膚と入れ替わります。
一番おもては、角質でいわば死んだ肌です。
角質は皆さんご存知のアカやフケですね。
肌は下の方からどんどんと新しくできてきます。
皮膚の働きは、内部の細胞を守ることが目的です。
皮膚は、弾力性が非常に高いので衝撃に強いうえ、ウィルスや細菌から防ぎ
耐水性にもすぐれています。
この肌の働きにかかわっているのがセラミドです。
セラミドは角質細胞の間を埋める脂質でアトピーの方はこのセラミドが減少
することによって皮膚の保水機能やバリアーの機能が低下します。
このセラミドの減少している状態にダニやカビなどの外からの刺激が加わっ
てアレルギー状態を引き起こしアトピー性湿疹になるといわれています。
肌はその他、紫外線をカットし、汗を出したり、皮膚を閉めることによって
体温の調節も行ってくれます。
紫外線は様々な影響をおよぼし、シミが出来る引き金になったり、黒皮症の
原因の1つになったりします。
漢方で皮膚の治療をする場合、1ヶ月は、全く状態がかわらないこともあり
ます。それは当然ですね。
なぜなら漢方薬を飲むことによって新しくきれいになった皮膚が表に出てく
るのは28日後だからです。
それもこの28日後とは、健康な方の基準なのでアトピーやシミなどの方は
もう少し時間がかかることが考えられます。
皮膚病の漢方治療は、皮膚がどうなっていくかをみていくだけでなく、いろ
いろな症状がどう変わっていくのかをみていくのも重要なことなんですよ。
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