それは、化粧で美しくみせることでは、ないと思います。
素肌を美しくすることが本当の美肌ですね。
きれいな肌の条件とは、ツヤがあること。表面がなめらかでツルツルしている
こと。潤いがあることです。
それにやわらかく、適度なハリがあり、それでいて弾力があると言うことなし!!
こういった肌になるためには血行が重要!とよく言われます。
漢方では、気・血・水の3要素がうまくいっているかをみていくのですがその中で
も血の状態と肌は、非常に関係が深いですよ。
血が滞ることを漢方ではオ血と言います。
身体の中で血が少なく足りない状態を血虚といい
熱感などを伴うと血熱と呼ばれる状態になります。
漢方でいう血とは、いわゆる赤血球だけでなくリンパ液や栄養素を含んでいる血
漿などもひっくるめて血と呼びます。
ですから血は、体力の源にもなりますし、物事を考えるための材料にもなり、身
体の表面を潤す役割もあります。
つまり、血が滞ったり、血が足りなくなることで身体表面の血が少なくなり、潤
いがなくなって皮膚がカサカサしたり、弾力がなくなったりするのですね。
一般的には、血行が悪いから皮膚がカサカサしたり、身体の調子が悪くなったり
するとよくいわれますが、全体的に血が少なくても血行が悪い症状と同じ症状が
出てくることになります。
漢方では、このあたりをポイントにただ血行が悪いと捉えず、
全体的に血行が悪いのか、
部分的に血行が悪いのか、
血をつくり出す力が弱いのか、
出血があって血が少ないのかを判断しないといけません。
その体質を的確に見つけ出せば素肌のきれいな本当の美肌
になります。
漢方では美肌”血”のいろいろな状態がすご〜く関係するということですね。