スーパーで売ってる赤い人参とは別もので漢方で用いる人参は、オタネニンジ
ンとか薬用人参と呼ばれています。
ちなみに朝鮮人参とオタネニンジンは、一緒の意味です。
白い人参と赤い人参をみますが、あれも同じ人参で皮をはいで陰干しし
たものを白参、白参を蒸してそれを乾燥したものを紅参と呼びます。
朝鮮人参は、一部の健康食品のように万能薬的に売られていますが、本来の生薬とし
ての働きは、万能薬ではありません。
ではどんな方にいいかというと
胃がもたれやすく心臓が衰弱して動悸のある方によいです。
また気管支の働きが鈍っているときに用いるのも効果的です。
ですが肺の炎症が強い症状などの方に用いるのは、不向きです。
胃腸の働きも盛んにしてくれます。
これは新陳代謝を活発にして胃液の分泌を促してくれます。
ですから胃がもたれる方に向いています。
逆に胃液の分泌の過剰な方が人参を使う場合は黄連や黄ゴンといった苦味の生
薬を一緒に飲むほうがよいです。
こういったことを考えないで人参エキスなどを単体で飲み不快な症状が出てく
ることを漢方的な副作用と捉えます。
人参=動悸があったり胃が悪ければ飲んでもよい←ということには、なりません
これは、人参の効果が副作用を起こすのではなく、こういった漢方の理論に合
わない現代風に勝手に考えた飲み方をすると起こります。
ここが漢方薬は体質にあわせないといけないと言われているところなんですね。
人参は元気を出させてくれます。
体力はつきますが人参が直接増血する効果は持っていません。
人参は、基本的に陰証向き(体格が華奢で疲れやすく冷えの症状が目立つ人)
のお薬で普段、体格よく体力のありそうな人は、人参のように新陳代謝を高め
るものより身体の中の熱をさますようなお薬が向いています。
もちろんこれもそのときの症状によりますが・・・
漢方相談受付中
痔や脱肛、痔ろうの方、もちろんその他、病院のお薬を飲んでもなかなかよくならない方
あなたに1番あった漢方薬をお探しします!相談は無料ですよ。
人気ブログランキングに参加しています。
役に立ったと思ったら、ぜひとも応援クリックお願いします m(__)m
↓