2006年03月15日

体質チェック 三陰三陽 その2

前回の続きです。
三陰病の始まりは、太陰病です。
病気は身体の中に入り込み、病気に抵抗する体力も落ちはじめ熱の症状よりも寒の症状(冷え症や下痢)が中心となってきます。
雪
代表的な症状は、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢、お腹が痛いなどです。

次の段階は少陰病
病気に対して身体の抵抗力も体力も少なくなって、完全にエネルギー不足になっている状態です。
代表的な症状は、水様性の下痢、消化不良の下痢、手足の強い冷え、オシッコの量が増えるなどがあります。

どの段階でも病気を治すことができずにくると最後の段階
けっ陰病(けっちんびょう)になります。

この段階では、ほとんど体力がない状態で症状も冷える、食べることができないなどネガティブな症状ばかりになります。この段階は、命におも関わってくるほど重大です。

なぜ病気の段階をチェックしていくのかというと
それぞれの段階で使える漢方薬というのがあるからです。


漢方には、西洋医学のような科学検査はありませんが、こういったいろいろな体質をチェックする、ものさしを使ってどのお薬が一番身体にあっているのかを探していきます。

先日、ご自身で漢方薬を選んで飲んでみたという方のコメントがありました。
「”〜”の漢方薬は、冷え性と月経不順に効くと書いてあり、飲んでみました。この漢方薬は私の身体にあっているのでしょうか?」という質問です。
最近はそういった感じで飲まれる方もいらっしゃるみたいですが、それはいわゆる薬方と呼ばれる、その漢方薬にあう症状を元に選ぶ方法で【薬方】で選ぶのも1つの方法ですがこれだけで決定するわけではありません。
又その薬方でも上のような症状だけですと16種類位は候補の漢方薬として考えられます。

だからといって16種類の漢方薬を順番に飲んでいくわけにはいかないので、
今回の【三陰三陽】だけでなく先ほどの【薬方】【陰陽】【表裏】【虚実】【寒熱】【燥湿】などの体質チェックも行って候補の16種類の中かから更に絞り込んでいきます。

ひらめきこれは、方法は違えど病院で問診をとり、更にいろいろな検査をして病気の原因をつきとめベストな治療を施すのに似ていますね。
漢方の場合は、いろいろなチェック方法を使って体質を見極めて治療薬と養生の方法を探します。


漢方薬の箱などにはカンタンな説明にするためにこんな症状のある方に合います。といった感じで書いてありますが伝統的漢方薬の選び方は、勉強しても勉強してもムズカシーです。ふらふら


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posted by 華陀 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方的 体質チェック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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