2006年03月27日

掌蹠膿庖症(しょうせきのうほうしょう)と漢方治療 その1

掌蹠膿庖症、しょうせきのうほうしょうと呼びます。
難しい名前の病気です。名前だけでなく難治性のたいへんな病気です。

手や足の裏に膿庖、つまり袋ができてしまいます。
膿庖は、次々にできて2〜3日後には乾燥し褐色の鱗屑となります。
それを慢性的にくりかえしていきます。
爪もでこぼこになったり、若干変形したりすることもあります。

ときに胸肋鎖骨間骨化症を合併することもあります。

実際の状態としては、白癬や汗疱,接触皮膚炎,乾癬などと区別する必要があります。(他の病態については、また書きたいと思います。)
膿庖ができたからといって即、掌蹠膿庖症(しょうせきのうほうしょう)とはなりません。

掌蹠膿庖症(しょうせきのうほうしょう)の西洋医学的な原因として扁桃やむし歯などの細菌による感染のアレルギーで起こっているとする説や歯医者で使う歯に詰める金属に対するアレルギーで起こっているとする説、糖尿病があると起こりやすいとする説などがあり、はっきりと原因がわかっていません。

次項有病院での治療としては、
お薬の内服;ペニシリン系の抗生物質・抗菌薬を服用します。
塗り薬の外用;ステロイド系の軟膏・クリームを塗ります。
ソラレン光化学療法;重症の場合は長波長紫外線を照射する光化学療法を用い          ることもあります。

重症であれば結構強いステロイドを内服します。

続きの 掌蹠膿庖症(しょうせきのうほうしょう)と漢方治療その2 はコチラ


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posted by 華陀 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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