2006年05月29日

麻黄(まおう)

麻黄は、漢方処方でよく主剤となる生薬です。
シナマオウの茎を乾燥して用います。

乾燥する前の麻黄は、青みを帯びた緑色なので麻黄のことを青竜ともよびます。
咳などを鎮める小青竜湯は麻黄を主剤としているのでこんな呼び名がついてい
ます。

漢方では、発汗によって治療する方法があります。あせあせ(飛び散る汗)
麻黄はこの発汗を促し治癒に向かわせる生薬です。


また発汗させる生薬は他にもいくつかありますが、麻黄は、体力のある人を発汗させて治療する際に用いる生薬です。

次項有虚弱な人にはあまり向いているお薬ではありません。
漢方でいうところの実証タイプの方に向いている生薬です。

麻黄には、抗アレルギー的な働きもあります。
ですから水が原因で症状が出ている方に麻黄を主剤とした処方を用います。

麻黄にはエフェドリンとよばれる覚醒物質が多く含まれています。
眠たくてしょうがないとき、口の中に含んでおくと粘膜からエフェドリンが吸
収され目が覚めます。

麻黄を飲んで動悸が激しくなることがあります。
そんなときは、麻黄に耐えうる体力がないので違う生薬で構成される処方の方
が体質にあうと思います。


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posted by 華陀 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の中味について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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