人間の身体は、必死でその環境の変化にあわせる努力をします。
それにあわせることができなかったとき、病気となって外にあらわれてきます。
漢方薬は、身体が環境にあわせられなかった隙間を埋めてくれるのです。
清暑益気湯は、主に夏の環境に身体をうまくあわせられなかった体質の方の漢方薬です。
清暑益気湯はいわゆる夏まけの処方で、夏痩せなどにも使う処方です。
その他、慢性胃腸炎、疲労感の強い慢性肝炎、慢性頭痛、手足がだるい食欲不
振などなどにも使うことがあります。
どんな体質の方に向いているかと言うと・・・
軟便でからだが、だるく足腰に力が入りにくく食欲があまりなく、だんだんと痩せていく体質の方によいです。
夏まけだけでなく、日射病を予防するのにも役立ちます。
体格は、太っていたり、がっちりした人にはあまりおすすめできません。
舌の状態は、湿っていてやや白い苔がついている感じです。
まだまだ暑い季節が続きますが、夏の終わりにこんな体質の方は清暑益気湯です。

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夏バテの季節ですね。
私は仕事柄一年中空調の部屋にいるので、気温気候の変化にめっぽう弱いです・・・・。
診察の時に舌の状態の話がよく出ますが、個人差は見たら歴然なのでしょうか?
あえて自分のを見るくらいで(カンジダの患者は別ですが・・)そんなに違うのかな?と思ってしまいます。舌を磨く人とかもいますよね??
いつもコメントありがとうございます。
舌は急性の病気(風邪など)ほどはっきりと出ます。
急性の病気でない場合は、舌の見方がわからない方が見た場合、はっきりした違いは、わからないと思います。
漢方の知識があり、体質をある程度、推測(漢方的判断の水毒体質とか燥体質とか)できた状態で舌をみると「なるほど!」とわかる感じです。
でも大病の場合などは素人の方でもはっきりとわかる位の違いがありますよ。
舌を磨いてしまうと苔とよばれる状態はわからなくなりますが、その他の水分代謝の傾向だとか血行の状態はわかりますよ。