便通に関してはかならず毎日なくても又、軟便気味で1日に2,3回い
くという場合などは、特に問題ではなく治療する必要もありません。
便の状態をみていくには便秘か下痢かで判断します。
便秘には、実証タイプと虚証タイプとよばれる2つのタイプがあります。
実証タイプの便秘は、大便が出るときに太く長いのが出るのが特徴ですが、虚
証タイプは、俗にいう兎便とよばれるコロコロの便が出る便秘です。
実証タイプの便秘には大黄という生薬を主剤とした処方を使うことが多く同じ便秘でも虚証タイプの便秘には、大黄の入った処方を使ってはいけません。
虚証タイプの便秘の方には、補中益気湯とか六君子湯など比較的おだやかな感じの処方を使います。
また実証タイプの便秘でも熱病などで体力が弱っている場合には、大黄の入った処方は使わないほうがよいです。
下痢には、陽証タイプと陰証タイプとがあります。
陽証タイプの下痢は、下痢の前に腹痛があり、排便にさいしては肛門に灼熱感を伴い、排便しても便が残っている感じがあり、再び便所にかけこむというタイプで臭いがきつく、粘液質を伴うこともあります。
陰証タイプの下痢は、腹痛がなく、臭いもあまりなく、水様性の便でときには、食べたものが未消化で出てくることもあります。
排便の後に体力がなくなったようになるのが特徴です。
陽証の下痢には、葛根湯や黄金湯を使うことが多く、陰証の下痢には、人参湯や四逆湯などを使うことが多いです。
いずれにしてもどのタイプの便なのかをみきわめて漢方薬を使うことが重要です。
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