からだを芯からポカポカと温めてくれて、基礎代謝も高めてくれる。
おまけに血液の流れもよくなる。
いいことずくめっぽい生姜の効果!
確かに冷え症や便秘、むくみにはいいと思うのですが・・・
でも、食べ物も漢方薬も、「どんな体質でも誰にでもよい」という都合のいいものはめったにありません。
本来は、体質やその時の状況にあわせて使わないといけません。
生姜は、漢方的には、味は辛、性は微温、帰経は脾胃と肺系です。
味は辛というのは、発汗などでからだの気や水を発散させる作用のことです。
帰経の脾胃、肺系とは、とくに消化器と肺に役立ちますよという意味。
血、気、水を散する効果で代謝を高め、血の巡りをよくしてくれます。
胃なんかの水を取りのぞく力をもってるので、吐き気をとったり、酔い止めになったりもします。
でも注意しないといけないのは、精油成分が腸などを傷つけたりすることもあります。
痔の人は摂りすぎに気をつけたほうがいいです。
後、散は発散ですから、アトピーなど湿疹のある人も量を多くとると湿疹がひどくブワーッと爆発してしまうことがあります。
まっそんなに量をたくさん食べるとバランスがよくないので、少しの量をいろいろなものにとりいれるとよいと思います。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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