薬を飲めば病気が治る。
サプリメントを飲めば健康になる。
高価な化粧品で美肌になる。
それも、より高価でよいものを使えば・・・
どうも、この飲んだり、つけたりすることさえやってたら、成功するんじゃないかって風潮になっているような感じがします。
確かに何かを飲んだり食べたりして私達のからだはつくられています。
これは基本ですね。
しかし、飲んだり、つけたりは、本当に成功させるためにしている行為の一部でしかありません。
例えば、不妊症なら、誰もがホルモンの量が足りていないというわけではないので、ホルモン剤を飲んでいればなんとかなるもんではありません。
自分自身のホルモンを活性化させようと思ったら、食べ物や睡眠時間、運動など生活に関するあらゆるものが関わっています。
例えば膝が痛いという方。
グルコサミンで骨の材料をいくら足しても、膝周りの筋肉を少しずつでも強くしていかないとよくはなりません。
肌もそうですね。
肌によいクリームをつけて、寝る時間が遅ければ何の意味もありません。
食材だけジャンジャン買ってきたら、美味しい料理ができます?
食材が在庫になって腐っていくだけなのですよ。
どうも、最近は「薬やサプリメントを飲めばなんとかなる」という思考に無意識になっているような気がします。
しつこいですが、何か、からだによい薬、漢方薬、サプリメントを飲むことはよいことですが、これはよくなるためにすることの一部。
他のことも飲む行為と同じくらい重要です。
●飲んだり、つける行為(薬、漢方薬、サプリメント、美肌クリーム):40%
●食事のリズム、質や量:15%
●自分の体型や筋肉量に応じた運動:15%
●睡眠のリズム、質や量:15%
●ストレスの発散とストレスに対する考え方:15%
●お肌 毎日のマッサージなどのお手入れ:+?%
仮の各項目の割合を考えてみました。
体質によってパーセントは変わると思いますが、飲んだりする行為は確かに影響が大きいので、4割位はあるでしょう。
しかし、めちゃくちゃ高価でいいものを飲んでも、他のことを実践していなければMAXで4割までしかよくならないということです。
6割は悪い状態が続きます。
治療や飲んでいることしかしていなければ4割(半分以下位)よくなれば、「ものすごくよくなった」ということです。
飲むだけ、つけるだけ、というのは、楽なので毎日続けやすいですが、正直、他のことも実践しなければ、気休めや自己満足にもなりかねません。
長年、漢方やサプリメントに携わり、病院の治療などをみてきて、思ったのは、結局、総合的にいろいろ自分にあった正しい方法で、休まず続けた人が成功している。
いわば、ほとんどの人が実はわかっているけど、イヤなやつです。
大事なのは、薬や漢方薬だけでなく、自分の体質にあった正しい方法を続けることですね。
世で悩みを克服している方は、結果的にそうやってるのです。
簡単!便利!安い!を避けたほうが、早く成功すると思うので、やったもん勝ちです!
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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