よくこういった質問を受けます。
前回にもこういったことに対してい記事を書きましたが、今回はもうちょっと詳しく説明します。
世間一般では、漢方薬を3ヵ月位、6ヶ月位から効いてくるというようなウソが当たり前になっています。
漢方薬は500種類以上あります。
漢方薬は、漢方薬の効果自体がその人のあう体質を示しています。
例えば、葛根湯は、発熱、悪寒、頭痛があって、背中の後ろがこわばるもの、鼻水が垂れるというよりは、詰まる方。
これが、葛根湯が合う体質の人であって、この症状を治すのが葛根湯です。
こんな感じで、漢方薬それぞれがいろいろな体質の人に合うようになっています。
つまり、いろいろな体質(病気や症状)に合わせる性質の漢方薬がある中で、それらを全部ひっくるめて、「3ヵ月で効いてくる」とか「6ヶ月で効いてくる」とかはあり得ないです。
ちなみにさっきの葛根湯の症状なら、この症状はいわゆる風邪です。
風邪なので、当然、漢方薬が効いてくるのが3ヵ月かかるなら、風邪で葛根湯を飲む意味がないですよね。
それと、その漢方薬が、あなたの体質とあっているかどうかも関わってきます。
漢方薬がどれくらいの期間で効いてくるかは?
@体質(病気)と、それに合わせた漢方薬の種類によって変わってくる。
A体質と漢方薬が合っていなければ、どれだけ飲んでも効かないので、その場合は、永遠に飲みつづけることになる。
この2つの要素が関わります。
ただし、よほど、体力がなくなっている消耗性の疾患でない限りは、症状が変化してくるのは、2週間くらい。
その後、漢方薬をやめても再発しなくなるまでの体質になるには、目安になる期間はありません。
当店では、逐一、体質の変化をみながら、いち早く、漢方薬に頼らなくてもよくなるようにみています。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉