今まで病院で不妊治療をされていた方がうちに来られて質問されました。
「病院の不妊治療と漢方の不妊治療は何が違うのですか?」
確かにこの違い、知られているようで知られていません。
実は全く違います。
たまにお医者さんや漢方医の中にも 「病院の薬は作用が強くて、副作用があり、漢方薬は穏やかで副作用がない」 なんて違いくらいしか言ってない人がいますが、完全な勘違いです。
更に言うと、お薬が自然のものかどうかとかという問題でもありません。
治療に対する根元の考え方が全然違います。
不妊症を例に話しますと、
西洋医学の治療では、ホルモン剤。人工授精。体外受精。のおおまかに3段階の治療があります。
このうち、人工授精と体外受精は明らかに漢方との違いがわかるので除きます。
ホルモン剤での治療は、妊娠するために必要な条件である、30日前後の月経周期、14日間の低温期、残り14日間の高温期、西洋医学必要だと決めたホルモン数値に整えるために強制的にお薬で変化させようとします。
強制的な作用なので、基本的には誰でも基礎体温などが変わってきます。
一方、漢方は月経リズムやホルモン数値を直接的に変えるわけではありません。
漢方的に体質を分析し、人それぞれの体内のアンバランスを見つけ出し、そのアンバランスを整えるようにもっていきます。
バランスが整えば、体調がよくなり健康になります。
健康になれば、正常な月経バランスを取り戻し結果的に妊娠すると考えるのです。
西洋医学は、人それぞれの体質などは関係ありません。
なぜなら、ホルモン剤は強い作用で誰にでも強制的にホルモンが働くようにするからです。
漢方の場合は、漢方薬自体が直接ホルモンなどに影響させるわけではなく、体内のいろいろな要素を修復するようにもっていき、自然治癒的にホルモンバランスを整えていきます。
月経リズムにはホルモンが関わっているから直接、ホルモンを足せば整うだろうと考える西洋医学。
月経リズムには女性ホルモンだけでなく、冷えやストレス、いろいろな生活の中での環境が関わっていて、それは人それぞれ、だから、一人一人にあわせてトータルで体調を整えるのがいいだろうと考える漢方。
同じ、医学でも治療の考え方は全然違います。
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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉
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2012年03月14日
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