食べ物には、食性といって食べ物1つ1つに性質があります。
その性質とは、トマトにダイエットの成分があるといった西洋医学のものではなく、漢方的な性質のもの。
食べるとなんらかの影響をおよぼします。
その影響には、「寒」「温」「昇」「降」「収」「散」があり、どの臓腑「肝、心、脾、肺、腎」の五臓と「胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦」の六腑に影響するのかがあります。
それに毒性があるかどうか。
これらを季節や体質、環境にあわせて食べ物をチョイスするのが理想的な食事方法。
こういった事を踏まえて最近ちょっと気になる’記事がよく目につきます。
それは、砂糖は陰性食べ物だといったよう説明や、熱帯の環境のものは冷やす効果があるといった説明。
これ厳密には間違い。
例えば「寒」は陰性です。その他、陰性には「降」なども含まれ、効果が穏やかなものも陰性と言えます。
反対に「温」や「昇」は陰性の反対の陽性ですね。
つまり、陰性、陽性というのは、ざっくりとしたグループを表すものです。
一人一人の体質にあわせていこうと思ったら、そこから更に詳しく踏み込まないといけないですね。
熱帯でできるものは冷やす性質というのも間違いです。
確かに自然はうまくできていて、熱帯系のものは身体を冷やすものが多いですが、もちろん冷やすものもあります。
砂糖は身体を冷やすという記事がありました。
砂糖の原料であるサトウキビは沖縄などにたくさんできるので、「身体を冷やす」と書いてあった記事がありましたが、サトウキビからできる黒糖は「温」の性質です。
また、熱帯といってもできる季節によっても食性は変わってきます。
漢方の理屈はけっこう複雑です。
手軽にわかるようにまとめるのは分かりますが、それでは本当の効果を得ることができないと思います。
ということで漢方の理論は非常に複雑ですが、日々勉強で乗り越えていきます。
2012年08月10日
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