2012年10月18日

漢方薬を体質にあわせるってどういうこと?

漢方薬はあなたの体質にあわせて選びます。

大半の病院は、病名だけ聞いて、マニュアル見て漢方薬を処方します。
そのマニュアルはツムラさんなんかのメーカーがつくってます。

皆さん、治療といったら病院なんで、この病名漢方(漢方家の間こう呼んでる)が漢方薬の選び方なんだと思っていることが多いようです。

もちろん、そんな漢方薬の選び方なんて漢方の医学理論にはありません。
あれは、メーカーが漢方を本格的に勉強しなくても医者が処方できるように勝手につくったものです。

薬を処方するのに本格的に勉強する気がないのもいかがなものかと思うですが・・・

それはおいといて、では、本来の漢方薬を体質にあわせて選ぶとはどういうことなのでしょうか?

漢方薬は西洋医学と根本的に考えが違います。当たり前ですが。

西洋医学は薬の有効成分に効果があり、それが、痛みを抑えたり、気管支を拡張したりしますが、漢方薬は、なんかの有効成分が含まれていて、その成分にしたがって選ぶわけではありません。

これも医者で勘違いしている例ですが、当帰芍薬散は、ホルモンを活性化させる成分があるから飲むのではありません。

漢方では、身体は温かさと冷たさ、流れたり、留まったりのバランスを取りながら健康を保っていると考えられています。

ある人は、足が冷えるけど、逆に足が火照ってたまらない人もいるのですね。
例えば、アトピーで悩んでいる人でも、女性で湿疹からはジュクジュク汁が出て、身体全体が冷えやすく、体力がない人もいれば、同じアトピー湿疹を持っていても、男性で湿疹は乾燥して、出血し、身体が火照ってのぼせやすく、体力は普通という方もいらっしゃいます。

ちょっと話が飛びますが、この状態を見ても、アトピーだったら消風散と決めつけるのはあり得ないですね。

つまり、さっきの状態、簡単にいえば、同じアトピー湿疹でも寒系(冷える系)の体質の人と熱系(火照る系)の体質の人、正反対の体質の人がいます。(詳しくなればみぞおちから上は熱で腰から下は寒などもあります)

そして、漢方薬を体質にあわせるというのは、寒系(冷える系)の体質の人には、温めることが中心の漢方薬を選ぶのです。
そうすれば、冷えと熱で中和され、寒も熱もバランスのとれた中庸という状態になります。

では、アトピーの人に効くからといって、この同じ漢方薬を熱系(火照る系)の体質の人に処方したらどうなるでしょうか?

湿疹は熱を持って乾燥、出血している人です。そこから更に漢方薬で熱をいれるのです。
当然、ひどくなります。

体質と漢方薬をあわせるとはこういうことです。

病名だけで選んだり、症状だけで選んだりしちゃいけないのは、こういうことだったんですね。

ところで、漢方は一番最初に陰陽の法則を学びます。

白と黒の魂が重なり合ったみたいなマークですね。

陰陽は漢方治療の原則といってもいいと思います。

月と太陽、火と水、巡ると留まる、世の中正反対でバランスと保っている。
その正反対はどっちがよくてどっちが悪いということはないです。

要は、バランスを考えるのが漢方ですね。




posted by 華陀 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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