2012年11月13日

ツムラの漢方薬が効かない!わけじゃないというか・・・

曖昧なタイトルです。
最後まで読んでもらえれば、
「なるほどッだからこのタイトル」と思ってもらえると思います。

以前に「ツムラの漢方薬は、なぜ効かないと言われるのか?」というブログを書いたところ、
「だからツムラの漢方薬はずっと飲んでるのに効かなかったのか」とおっしゃられる方がたくさんいらっしゃいました。

そのご意見を聞いていると、どうも、ちょっと誤解されている部分もあるなと思って、
今回のブログを書く事にしました。

ツムラの漢方薬が効かないと業界内で言われるのは、漢方薬自体の質が悪いんじゃないか、それは、これこれこういう理由でと書きましたが(詳しくはコチラを読んでください)漢方は物がいいとか悪いとかだけではないんです。

病院のお薬などは効果のある成分がたくさん入っているからとか、よいサプリメントは原料を上質のものを使ってるから効果が違いますッ!みたいな話があります。

もちろん、漢方薬も構成されているのは、生薬なので、生薬の質が高いほど、効果がよいと考えられます。
だから品質をケチってるのではないかと思われるツムラの漢方薬は業界内では、
よく効かないと言われていると書いたのですね。

ところが、漢方では品質の良さは二の次なんです。

最も重要なのは・・・

「体質にあった漢方薬を選んでいるかどうか」

漢方は一人一人の細かな体質を分析し、その体質に合わせて漢方薬を選びます。
だから500種類以上あるのですね。
漢方薬の数は人の体質の数みたいなものです。

漢方の場合は、誰が飲んでも変わらない効果というものは設定されていません。
合わせる体質によって効果も変わるともいえるのです。

だから、体質とあっていないと漢方薬は全然効きません。
詳しくは 漢方薬は選び方を間違えたら全く効かないこともある を読んでみてください。

そーなんです。
例え世界最高級の生薬を使った漢方薬を使っても、先生が体質の分析を見誤り、更に漢方薬を間違って選択すれば全く効きません。(ちなみに体質を見誤ることを漢方では「誤治」その誤治で選んだ漢方薬で更に体質が悪くなることを「壊病」といって昔から本に書いてあります)

品質のよい漢方薬とは、プロスポーツ選手が使う道具みたいなものです。

一流のプロの選手は一流の道具を使います。
ゴルフのクラブ、野球のバットやグローブ、サッカーのスパイク。

一流の選手は、上質のものを使って更に良い成績を残しますが、かといって三流の道具を使うと全く結果は出せないかというとそんなことはありません。

ベストは出ませんが、やはり一級品の技を披露します。

逆に腕のない人は、いくら最高級の道具を使っても豚に真珠。

かえって、プロの道具が邪魔になります。
実際、品質のいい漢方薬は、効果がシャープなので、副作用も半端じゃないです。
体質を見誤れば、副作用も大変です。
誤治壊病の知識がなければ、修正不可能な場合もあります。

一番大事なのは、「漢方の腕」だということです。

ツムラといえば病院の漢方薬ですが、大半の病院の先生は、漢方を基礎からしっかりと勉強していない人が多いです。漢方薬は知ってるけど、東洋医学は知らないという状態。

漢方をやっているといっても、ツムラのセミナーに参加したり、ツムラなどのメーカーからもらった臨床例読んだり、病名や症状をあてはめてマニュアル的に選ぶ漢方薬を覚えているだけで、
体質判断や東洋医学的な治療戦略なんか組めません。
興味あれば、漢方薬は、症状をあわせるだけ?を読んでみて下さい。

つまり
「だからツムラの漢方薬はずっと飲んでるのに効かなかったのか」
と感じておられる方の中には、

漢方薬の品質の善し悪しだけでなく「漢方の腕が悪い先生が選んだ」という、
ダブルパンチの可能性もあります。

実際、僕は修行時代にツムラの漢方薬を使っていたことがあります。
もちろん、病名や症状をあてはめるのではなく、漢方理論に基づいて、しっかりと体質を選び、東洋医学的治療戦略をたててやってました。

その時はツムラの漢方薬でも治ってはいましたよ。
確かに今、自分で選んでいる漢方薬よりは、時間がかかったり、分量を3倍にしたりといった工夫は必要でしたが、それでもそれなりに結果は出てました。

漢方は漢方薬の品質よりも、まずは「漢方の腕」です。
漢方の腕を上げるには知識も必須ですが、それよりも大事なのは「経験・センス・感覚」です。

いろいろ漢方の知識を知っていれば治るわけではありません。

そして、残念なことに大半の病院は、漢方をやっているといっても、病名・症状をあてはめるマニュアル式漢方です。処方薬としては使っていますが、漢方を東洋医学としては理解していない先生が多いです。


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お問い合わせはこちらまで。

※ブログはこちらに引っ越しします。しばらくは新しいブログとこちらを併用しますが、ぜひ、新しいブログもお読みいただけたらと思います。→漢方薬相談ブログ 




posted by 華陀 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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