2013年01月10日

鍼灸って実際どうなの?

鍼灸ってどうなの? 未入稿// seesaa

漢方って西洋医学の治療がスタンダードの医学として馴染んできた日本人にとっては、よくわからない、ちょっと奇妙な医学にうつりますね。

実際、本来の東洋医学理論にのっとって漢方治療をしている病院や薬局は、ほとんどありませんので余計に「よくわからない医学」になってしまっています。
だって、医学の専門家ですら理解できていない人が多いので。

その漢方と同じくらいよくわからない医学に鍼灸があります。

うちは、患者さんから「良い鍼灸のお店があれば教えてもらえませんか?」
とよく聞かれます。特に不妊症の方から。

でも、僕がおすすめできるところは今のところはありません。
おすすめできない理由としては漢方業界が抱えている問題と同じ理由があります。

日本では鍼灸と漢方は業界自体が違うので、僕自身はどこが良くって、どこが悪いのかはわかりません。
なので、いろいろな人から聞いたり自分が体験したことから判断したことをお伝えしたいと思います。

>>どんな人から聞いたかというと・・・
・うちの患者さんで鍼灸院に通っている人、又は通っていた人(複数)
・鍼灸師の知り合い(2人)
・元鍼灸院の受付をやっていたうちの患者さん(複数)
・鍼灸の専門学校に通っているうちの患者さん(2人)
・親が鍼灸院をやっている息子さんや娘さんを僕が漢方で治療した経験から。
・うちの親や嫁さんに店の周りの鍼灸院で実際に治療を受けてもらった経験から。

鍼灸院に通っていた、または通ったことがある人から聞いた話から。

患者さんが鍼灸の先生に漢方薬も不妊治療にいいですか?
ってきいたところ「漢方薬ってどうかな?」みたいな返事が返ってきたらしいです。

これは非常に奇妙な返事だと感じました。
なぜなら、漢方薬と鍼灸は実は一緒の医学だからです。

どちらも、証(体質)を分析し、治療手段として、湯液(漢方薬)にするか、鍼にするか、お灸にするか、といった感じで、最終の治療手段の違いだけで、体質分析するとこまでは漢方薬も鍼灸も全く一緒です。
(厳密には鍼灸の証の出し方は経絡が中心ですが)

だから「漢方薬ってどうかな?」なんて返事が返ってくるはずがありません。

治療の一連の手順を聞いてみても、脈診や腹診をやっていることはやっていますが、どうも証(体質)を分析するためにしているのでなさそう。

どんな風に体質を説明されていました?
って聞いたら、
たいてい「特に体質の事は言われていません。触って硬いとことか、痛いところを聞いて鍼を打つだけです」って答えがかえってきます。

うちの嫁さんと母親にも鍼灸院にいってもらったらことがあるのですが、
「東洋医学と全く関係なかった、マッサージの延長上の治療みたいな感じ」だったらしいです。(嫁さんは漢方というか東洋医学に詳しいです)
店の周りの4つの鍼灸院に関しては、どこも東洋医学を知らないに等しい状態でした。

鍼灸の先生と話してみると、知識的になんとなく東洋医学は知っているが、実践的な東洋医学の理論は理解していない感じです。

学校で習った知識はあるので、説明できるみたいですが東洋医学の実践的知識は断片的で、バラバラ。

治療の一連の手順としては理解できていない感じでした。

これは漢方薬でも同じ問題があります。
病院の先生や薬局の先生のほとんどの人は、断片的にバラバラに漢方のことを知っているのですが、東洋医学の医学理論としては理解していない人が多いです。

なので、説明は漢方っぽくできたりするのですが(病院によってはそれすらできないこともある)治療を考える思考は西洋医学のまんまなのです。

だから、不妊症なら当帰芍薬散とか、体質をみない(みれない?)で病名だけでマニュアル的に漢方薬を処方しているのです。

鍼灸もいろいろと聞いていると「病名鍼」みたいなのがあって、不妊症ならここに打つッみたいなマニュル的な方法でやってるとこが多いみたいです。

でも、それで1つ納得いったことがありました。
僕は鍼灸院をやっている先生の娘さんや息子さんを治療しているのですが、当初、「なんで自分で治療してあげないんだろう?」って思ってましたが、鍼灸の現実を知って納得でした。

ただ、昔に一人だけ僕と一緒の診たての先生がいらっしゃいました。

患者さんは、元鍼灸の受付をしていた女性。
当然、自分が働いていたところの先生は東洋医学の鍼灸は全くダメ。

それで友達の鍼灸の先生に診てもらったらしいです。

僕は、患者さんに漢方的な体質の説明をするのですが、その先生が診たてた証(体質)の説明と僕が診たてた証(体質)の説明が一緒だったらしいのです。

それから1ヶ月後に体調が整い妊娠されました。

だったら、そこを紹介できるじゃないかと思われるかもしれませんが、詳しく聞くと日中は保険適応でサラッと患者さんの数をこなしていて、今回は友達だったから営業時間外にめっちゃ丁寧に詳しくみたから治療が特別だったらしいです。

治療と商売の難しいところですね。

今回は、鍼灸業界とは違う業界の僕が思ったことを書いてるので、間違っている部分もあるかもしれません。

どなたか鍼灸の先生で「素問」「霊枢」「難経」を詳しく勉強されて、治療の際には、ちゃんと証を分析し証の説明(西洋医学的な生理学的説明でない)ができて病名鍼みたいな邪道はやらない先生がいらっしゃったら、うちの患者さんご紹介します。

ご連絡ください。


posted by 華陀 at 19:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
漢方医院の中に鍼灸師がやってくるので針も始めたのですが、漢方医と経過観察をしていたり指示を仰いでいたりしていたので、てっきり、どこの鍼灸院も医者と連動しているのだと思っておりました・・・。
Posted by とと at 2013年03月09日 22:49
コメントありがとうございます。
いや〜普通の鍼灸院は医者とは連携していませんよ。
Posted by 華陀 at 2013年03月11日 18:31
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