2013年01月21日

あなたに劇的に効いた漢方薬をそのまま友達にすすめちゃダメ!

ずっとずっと困っていた悩みが漢方薬で解消されたら・・・
それも劇的な効き方で。

こんな経験をして自分と同じような境遇の人にあったら、
思わず漢方薬を勧めたくなりますね。

でも、ちょっと待ってください。

それには、絶対やっちゃいけないこともあります。

うちで以前に乳児の喘息を漢方薬で治してあげたことがあります。

その時にそのお母さんが、他府県のママ友さんで、
同じような悩みをもっている人がいるので、
「うちの子がよくなった漢方薬(具体的な処方名)を勧めますね」とおっしゃられたので、
それはやめてくださいとお話しました。

「病院のお薬よりも※漢方薬がいい時もあるよ」と「※漢方薬」を治療ジャンルの1つとして、
お勧めされるのはいいですが、具体的な処方名を伝えて「それで治ったよ」というのはよくないです。

なぜなら、漢方薬は、ひとりひとりの体質に合わせるものだから。
自分が治った処方。例えば柴胡桂枝湯が他の人にも合うとは限りません。

病院の新薬やサプリは、なんかの成分(ジクロフェナクナトリウムなど)が、どっかの臓器(胃や肝臓)器官(血管や神経)に効いて治しますって理屈です。
だから体質なんか関係なく「人」だったら効きます。理論的には。

でも漢方薬は、なんかの成分が、どっかの臓器や器官に効くわけじゃありません。
(漢方薬も、そんな理屈で効くと思ってる医者もいますが)

漢方は体質を分析して、健康を形作っている要素のバランスの崩れを見つけ出し、そのバランスの崩れを調整して本来の良いバランスに戻します。
そうすると健康になるって寸法です。

喘息という病名のくくりが一緒でも詳しくみれば、ひとりひとり体質は違います。
漢方では体質と合わない漢方薬を飲んだ場合、よくならないのです。

ヘタをすれば、より悪化します。
よかれと思って、すすめてみた漢方薬が実は体質に合っていなくて、よりひどくなる。

本当に仲のいい親友なら、「この前すすめてもらった漢方薬(具体的な処方)を飲んだら、よくなるどころか悪くなったから怖くなってやめたのよ」
って言ってもらえますが、

それほど深い仲でなかったら返事は当たり障りなく、なんとなく誤摩化されて心の仲では「どこがよくなるのよ。余計ひどくなってエライ目にあったわ」ってなります。

漢方薬がひとりひとりの体質に合わせるからといって、常に500種類以上の仲から選ぶわけじゃありません。

喘息を主症状とした体質でよく使う漢方薬の種類があります。

例えばうちでは、喘息の相談で来られたら、
柴胡桂枝湯や半夏厚朴湯をはじめとして五苓散や八味丸など全部で38種類くらいを候補として、そこから選びます。

だから自分自身が何か漢方薬で良くなった場合、正しく勧めるには・・・

「私は柴胡桂枝湯でよくなったけど、後37種類は考えられるから、そのどれか、かもって考えて飲んでみてッ!」って非常に複雑な勧め方になります。

1種類を1ヶ月で飲んでいっても、運が悪けりゃ3年ちょっと飲み続けて、自分にあった漢方薬と出会うかもしれないということですね。

また漢方薬は1ヶ月で効くとは限りません。
1つの漢方薬を飲み続ける期間も体質によります。

さっきの飲み方で2ヶ月ずつ試したら倍の6年ですね。
しかも年月が経つと体質も変わってしまうので、途中で体質に合う漢方薬の条件も変わります。

6年間探し続けて全種類を飲んだから治るとは限りません。

ラッキーに頼るのも1つの手かもしれませんが、
漢方薬を選ぶ際はちゃんと体質を分析しましょう。

友達にすすめる場合は、具体的な処方は、あくまで「自分には合った」と補足しておきましょう。
でないと、いいもの進めても人間関係が静かに壊れていく場合もあります。




posted by 華陀 at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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