2013年03月08日

漢方薬の効果を解明してみる「西洋医学の薬偏」

漢方薬の効果は、かなーーーーーり誤解されています。
今回は、漢方薬の効果について細かく考えていきたいと思います。

「アトピーに効く漢方薬はありませんか?」というような感じで質問される方が多いです。
漢方薬も「薬」なので薬というと病院の薬をイメージするので、無意識に同じように考えてしまうようですね。

だから「この漢方薬はどんな効果があるのか?」と考えてしまいます。

さすがに「不妊症に効く漢方薬」など【ない】ことはわかってもらえてるみたいですが・・・。
いや漢方薬が不妊症に効かないってことじゃなく、正式には不妊症を克服する漢方薬であって妊娠する効果があるわけじゃないですね。

病院の薬でニキビやアトピーに効果があるといったら、炎症を抑えるステロイドやアレルギー反応を抑える薬などですね。

病院のお薬というのは、効果や働きが、あらかじめわかっています。
(漢方薬の話をしていない時点では、何のことを言っているのかわかりませんね。後で漢方薬のこともお話しますが、漢方薬は効果や働きがあらかじめわかっていません)

病院のお薬は試験管やらマウスやらを使って、「どんな成分があって」、それが「どんな効果があるのか」「実際に効くのか」などをいろいろと実験して、理屈的にも、ちゃんと効果のあるもので成分などがはっきりしているものが薬として処方されるようになります。

「えっ、病院の薬は理屈的に効くようになってるっていうけど、効かない時は全然、効かないじゃないかっ!」って感じる人も多いですよね。
それは、しょうがないのです。

西洋医学の考え方は「人間の身体は全て同じ働きをしている」という前提なんです。
西洋医学の考えの中には、一人、一人の体質の違いは考えません。

「人間は全員、コピーで作ったロボットの如く寸分狂わず、身体は同じ働きをしている」というふうに考えます。

だから、ニキビやアトピーなら皮膚の炎症が起こっているという状態だけを考え「その状態に対してだけ」対応するのです。

当然、アトピーでも性別、年齢、他の持病、生活環境などなど、ひとりずつ違うので、効かないときは効かないのです。

ようするに病院の薬で効かないのは「体質」が合っていないということですね。
じゃあ、どんな体質の人だったら合うんだということになりますが、西洋医学では体質は考えませんから、「アトピーには効くはず」、もっと厳密にいえば「かゆみや赤みはなくなるはず」という部分だけの設定や理屈しかありません。

実は、よく考えてみると一言も「ステロイドを○カ月続ければ、ステロイドをやめてもニキビやアトピーは治ってるよ」なんて言ってないのです。
ステロイドを使えば「かゆみが止まる。赤みがなくなる」と言ってるだけ。
だから、初期はちゃーんと効きますね。

やめても再発するかどうかは対症療法の範疇じゃないのです。

「そんなの知らないよっ【薬を使った時】は治ったでしょ」って感じ。

現に血圧を下げる降圧剤などは一生飲んどかないと脳卒中や心筋梗塞になると医者からおどされます。

なんか、前提だけ説明するのにものすごく長くなっちゃいました。
でも、西洋医学の効果の考え方がわかっていないと漢方薬の効果は西洋医学の薬の効果と考え方が全く違うので、もっとわからなくなっちゃいます。

ちょっと、まとめてみますね。

★西洋医学が考える薬の効果
@あらかじめ、どんな病気(症状)にどう効くのかが決まっている。
Aその薬の何の成分がどういう作用があるのかがわかっている。
B対症療法といって「飲んでる間は効く」という考え方なので、どれくらい続ければ、薬をやめても治るのかはわかっていない。

この西洋医学の薬の考え方を踏まえて次回を読んでみてください。

漢方薬はこういった考え方ではありません。
全くの別物です。

ではでは今日はここまで。

続きはこちら 漢方薬の効果を解明してみる「漢方薬編」


posted by 華陀 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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