2013年10月17日

西洋医学に慢性病は治せない!と思うその理由

このブログを読んでくれている人だったら「知ってた」と思うかもしれませんが、
僕は病院があまり好きではありません。

といってますが師匠は西洋医学の外科医です。師匠は別。
ちなみに師匠は日本人ではなく、某有名大学の元外科医です。
国際レベルだと思います。

それはおいといて。
ただ好きじゃない!って言ったら感情論なんで、なんで好きじゃないのか、また西洋医学での治療は治療目的を分かって使い分けないといけないということをお話していきたいと思います。

僕自身は西洋医学は「慢性病」に対してはもう手詰まりなんじゃないかと思っています。
それに根本的に医療システムが患者さんのためになっていないし、それを疑問に思わずにルーティンワークを繰り返している医者もどうかと・・・。

好きじゃない理由は、実体験からです。
僕がよっぽど運がないのか、よくわかりませんが、僕、僕の家族を含めて、病院で治してもらったという記憶がありません。

自宅周辺はほとんど行きましたが「さすが、お医者さん、見解が違うわ」って1mmも感じたことがないです。ちなみに師匠の話は感銘の嵐ですが。

加えて、誤診も何度とありますし(当の医者が認めている)一度、僕自身、高熱で死にかけた時は「原因はサッパリわからないし、治す薬もハッキリとわからないけど、入院したほうがいい」って意味不明なことを言われたこともあります。

ただし、病院が全面的にダメだとは思っていません。
ただ、現在は、西洋医学の役割が大きく誤解され、それをそのまま通していることが問題なんじゃないかと思っているのです。

僕自身が思うのは西洋医学には西洋医学の得意分野があるということ。
西洋医学は病気のことならなんでもできるというわけじゃないと考えています。

なのに得意分野でない慢性病も治そうとしています。

これまた、僕の勝手な考えですが、西洋医学のルーツは感染症の治療や戦争などの怪我に対する手術です。

そして、このルーツは今も変わっていないと思います。
ようするに西洋医学は感染症、急性病、手術が必要な状態が主な治療分野で慢性病は治療分野ではないと思っています。

その証拠に西洋医学で処方される薬は対症療法とよばれるお薬でお薬にも「このお薬は根本的な原因を治すものではありません」と書いてあります。

対症療法とは薬の効果時間、3時間とか6時間とかの効果時間内は症状は緩和されたりするけど、効果時間が終わったら、また最初からですよ。元の病気です。ってやつです。だから根本的な治療にはならないということです。

長期間の治療が必要な慢性病から見たら、ただのその場しのぎ。

僕が1つ西洋医学で不思議なのは、薬をつくった会社が「その場しのぎ」の薬です。って言い切ってるのに「なんで長期間、飲ませてんの?」「対症療法の薬の長期間の服用で治ると思ってる科学的根拠って何?」ってこと。(西洋医学は科学的根拠で成り立ってますからね。)

ここは患者さんにしっかりと「長期間飲んだって治るかわかんないよ。基本的には長期間飲んで、どうにかなるかもわからないからね」って言うべきではないでしょうか。

西洋医学の治療は、その効果やメカニズムから考えると長期間、ダラダラ治療したって治らないですよね。

なんかこの辺が今の西洋医学ってちょっと違うんじゃないの?って思います。

それともう一つは、診察っていうけれど診察してないじゃん!

僕は病院に行く前に「今日の診療」っていう医療マニュアルやネット(大学などの根拠のしっかりしたところ)などを徹底的に調べます。

今のこの状態は西洋医学ではどんな状態で、どんな検査をして、第一選択薬は何で、そしてそのお薬の作用機序(効果ではないですよ。作用のメカニズム)を徹底的に調べてから病院に行きます。場合によっては、師匠に頼んで、東大やら阪大での見解などの資料をもらったりもします。

そうして、基本的な医学と薬学の知識を一通り、頭にいれてから病院に行きます。

なぜ、そんなことをするかというと職業柄もありますが、医者に「診察」してもらうために病院にいくからです。

診察とはその病気について独自に考えてもらうことです。
たかだか僕が20分くらいで、iPadで調べたことと同じことを言われたってしょうがないですから。だってそれだったら医者いらないですよ。iPadあるんだから。

僕は、その基礎の病態生理と基礎薬理を踏まえて、現場の知識と経験から得られた独特の「診察」を求めて病院に行っているのです。
マニュアルから得られるガイドラインを聞きにいってるわけではありません。

でも残念ながら、どこの病院にいっても、どんな病気の時も iPadで20分位で調べていった診察、投薬方法となんら変わらない。

誰でも調べられるものと同じ知識だったら「診察料」って何に対して発生しているんでしょうか?

特に問題なのは、初めの治療でうまく行かなかった時に僕は「今後はどうやったら治るとお考えですか?医学としてではなく、先生の経験から個人的にどうお考えです?」って聞いても、またまた、ガイドライン的なことしか説明しないのです。

「だから医療人個人としての見解を聞きたいって言ってるじゃん・・・
それって聞かなくても iPadで調べりゃわかるし・・・」

まー逆にあれだけガイドラインに忠実なのもすごいですね。
僕は iPadにデータをまとめて持っていきますが、それが頭にはいっているんだから「記憶力」はすごい。

病院は好きじゃないけど西洋医学がダメとは思いません。
西洋医学の利用の仕方ですね。

急性病の風邪や急性の下痢、頭痛、ヘルペス、膀胱炎なんかは漢方薬で余裕で治せるので、それ以外の急激に病態がすすむものは病院で治療したいと思います。
ただ、今のところ、それ以外で西洋医学が必要だと感じた場面はないです。

後、手術は漢方では無理なんで、外科的な手術も西洋医学の得意分野ですね。
こちらも西洋医学でお願いしたいですね。

でも後の慢性病を含む、病気は・・・。
西洋医学で「その場しのぎ」をしてもしょうがないので、必要ないです。
通うだけ時間もお金も無駄ですね。

ただ、これは今までがあまりに運が悪かっただけかも。
家族も「主治医はほしいよね」って言ってます。

ガイドラインを徹底的に調べて、必要であれば大学の論文なんかも取り寄せて、現場の治療の様子も師匠に聞いて基本は徹底的に頭にいれて診察に望みますが「おまえ、何もわかってない!現場をなめんなよ。聞いた事もないような知恵で治してやるよッ」って病院があったら教えてください。

「ごめんなさい」って言って、慢性病でも通います。


posted by 華陀 at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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