2013年11月12日

病院に通っても「治らない」のはなぜか?

慢性病は長いこと病院に通っていても、なかなか治らないですよね。
長い人だと、何年も病気の状態が変わらない人も多いと思います。

アトピーや慢性蕁麻疹なんか最たるものですね。
後、耳鳴りや不妊症、言い出したらキリがない。
病院の通い始めは、ちょっとした湿疹や蕁麻疹だったのに、気づいたら1年間通って、ちっとも変わっていない。もしくは徐々にひどくなっている。

どの病気でも慢性病は、なかなか状態が変わらないと感じている人が多いと思いますが、なんで治してもらうはずの病院に通っていてこんなことになるんでしょう?
おかしいですね。

これ実は医師と患者さんの「治る」という価値観の根本的な違いが関係しています。

西洋医学の治療は切れた傷を縫い合わせるとか骨をくっつけるとか、菌を殺す以外は根本的な治療になりません。

西洋医学の中心になる治療は対症療法と言われる治療で「その場をしのぐ」治療です。
なんか嫌な症状があれば、それをその場だけ止める。

湿疹があれば「湿疹をなくす」
かゆみがあれば「かゆみを止める」

「湿疹をなくしたり、かゆみを止めたりできてるんであれば治ってるじゃん!」
って思うでしょ?

これには1つの条件がつきます。
それは「薬が効いている時間だけ」

薬の効果時間は薬の種類によって変わりますが、薬を飲んだ後、2〜3時間は「治っている」のです。

何時間かの夢の時間。
ファンタジーな感じですね。
って、病気だとそんなのは困ります。

「薬を飲む → 何時間か「治る」ドリームタイム → ドリームタイム終わってまた再発 → 薬を飲む・・・」後は永遠ループ。

ラッキーだとこの治療を繰り返せば根本的に治ることもあります。しかし例え治った人がいたとしても問題があります。それは薬を作った会社自体が、それらのお薬を「対症療法のお薬なので病気を根本的にあ治すものではありません」と名言していること。

医師がなんと言おうと、薬を作ったのは製薬会社。
その製薬会社が「この薬は根本的に治らない薬ですよ」って言ってるのですね。

病院での治療とは大半はこの対症療法のことを指します。

ところが患者さんが考える「治る」は「薬を飲んでいる間だけ治ってたらいい」というものではないですよね。

病院側がどんな治療を用意していようが患者さんが望む治療は「しばらく治療したら後は何にも頼らなくても良い状態」にしてほしいということだと思います。

ここで医師と患者の「治る」という価値観のすれ違いが起こっています。

病院側が持っている治療方法は慢性病に対して、ほとんど対症療法しか持っていません。
「今の症状をとりあえず緩和しますよ」
患者さんが望んでいるのは「しばらくしたら病院に来なくもいいように治してほしい」

これって、他のもので例えたら、機械の修理をお願いしたら、これから毎日、修理に来ないと使えませんよ。とか家の修繕をお願いしたら、毎日、修繕しないと住めませんと言われているのと一緒です。

誰がそんな修理を望むでしょうか。「治ることまで、ちゃんとしろッ!」って話。
修理が終わったら、しばらく使えるようにしてほしいとお願いしているのです。
ずっと治し続けないと使えないなら、それってもう「治せない」ってことですよね。

物なら、そんなめんどいものは捨てて交換です。

「治る」には、そんなすれ違いがあるのです。

漢方は違います。漢方が目指すのは、病院の薬にも漢方薬にすら頼らなくても良い「体質」をつくること。

漢方薬で治療する期間は病態や体質によって変わってきますが、最終的に目指すのは何にも頼らずに健康な身体になることです。

でも、そんな漢方にも弱点はあります。
漢方薬は西洋医学の対症療法のように使うこともできますが、数時間で1つの症状を止めようと思ったら、西洋医学の薬の方が優れていること。

かゆみを止めたり、湿疹などの炎症をなくしたり、何時間かでピタッと止めるという芸当は漢方薬では難しいです。

下痢や痛み系だったら、何時間かでいけますけどね。

だから、とにかく症状だけを今すぐになんとかしたい。と言う場合は、西洋医学の薬の方が得意なんですね。
薬の効果時間が切れたら再発するっていったって、とりあえずは症状を止めてくれます。
ただし、ステロイドのようにそれを使ってしまうと漢方の治療を邪魔するというものもあります。

なので、僕の勝手な考えかもしれませんが、西洋医学の治療は、とりあえず今なんとかしたいとか、外傷を治すとか、即刻、解熱しないといけないとか、菌を殺す以外の治療には向いていないと思っています。

要は急性病とか、外科的なものだけで、西洋医学はほとんどの慢性病は治せないということですね。
病院側も、それに気づいているから勉強もしてなくても漢方薬を処方しているのではないでしょうか。
僕ならその場しのぎの対症療法の治療で1ヶ月位してダメだったらサッさとあきらめて漢方に切り替えます。

実際は急性病も漢方薬で対応していますが。

西洋医学と東洋医学はどっちが上とか下とかではありません。
治療の用途が全く違うということですね。
自分の状態を考えて適切な治療を選びましょう。
病院は治し続けないと治らない。治りきらない治療をしていますので。




posted by 華陀 at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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