2013年11月13日

楽天から見る、本当に良い漢方薬のお店の調べ方

楽天ショッピングの2重価格表示が問題になっていますね。

「1万2000円のシュークリーム”は楽天が価格チェック済みだった 「ルール甘かった」と三木谷社長が陳謝」(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1311/12/news034.html

簡単に言えば普段から2600円で売ってたシュークリームを優勝セールにのっかって「通常価格1万2000円を今なら楽天優勝セールで77%オフの2600円」とやっていた問題です。

言わば価格の偽装。詐欺といってもいいと思います。
問題になった当初は三木谷社長は「そのお店が勝手にやったこと」と言ってましたが、ネットで「そんなことないだろ」というような意見が上がってから手のひら返して「正式に楽天が価格をチェックし審査した上で販売したものでした。すみません」とあやまっています。

実は楽天は IT に強い人達からすると、なるべく買わないほうがよいネットショップになっています。

うちも不思議なことなんですが、楽天で買ったものだけが1年以内に全部潰れています。
「そんなの他の店でも同じものを売ってるんだから、こじつけだろ」と言われそうですが、今回のように社長からして嘘ついて逃げるような会社の考え方に賛同して店を出しているようなところであれば、もしかしたら在庫の処分品だったりと店主の考え方もあまり客のことを考えて売っているようなところではないので、物の管理が悪かったのかもしれません。

こんな問題が起こる前から元々、楽天ショッピング自体が好きでないので、楽天で買い物をしませんが、これからは絶対に楽天では買わないでおこうと思いました。
ちょっと位、高くなったって他のショップで買います。
(だって楽天の買い物って正に安物買いの銭失いになりそうだから)

この前提をわかっていただいた上で本題です。

お店に来られた患者さんによく聞かれることがあります。

「本当に良い漢方のお店ってどうやって調べたらいいんですか?」

その簡単な目安に楽天などのショッピングモールにカート方式でワンクリックで漢方薬を買えるようにしているところは偽物の漢方薬のお店と言えると思います。

楽天に限らず要は相談を一度もしないでネットだけで漢方薬の通販が成り立つお店は偽物です。その中でも楽天にショップを出しているのはおそらく

「治すことよりも儲けること」しか考えていません。

だから、信頼できる漢方のお店の目星をつけたら、まず「●●漢方薬局 楽天」と検索しましょう。「そのお店の店名と楽天」で検索ですね。

それでその店が出てきたら、相談なしにカートのクリックのみで漢方薬が買えるかどうか確認しましょう。

買えそうだったらアウト。
一応、言っておくと表向きはページに「相談できます」とか「相談しましょう」とか書いてありますよ。いいように言わないと買ってくれないですから。
宣伝文句は関係ないです。結果的に相談なしに買えるかどうか。

買えたらアウト。
そこはおそらく「治す」ためでなく「儲ける」ためにやってます。
また楽天に限らず、そのサイトで相談なしにカートだけで買えるかどうかを探しましょう。買えたら同じくアウト。

最低でも、こういう店に相談に行く事を外していけば良い漢方薬のお店に行き当たる確率も高くなります。

そもそも、漢方薬は効果というものがあらかじめ決まっていません。
あらかじめ決まっているようにマニュアル的に処方する先生もいますが、あれは漢方理論がわからないので逃げて簡単な方法をとっているだけ。

漢方薬は処方する体質によって効果が変わります。
また漢方薬の副作用は全ての漢方薬にあります。

ただし副作用が起きる条件があります。
それは、体質と合っていない漢方薬を飲んだ場合。

うちで一番、ひどかった副作用はうちの嫁さん。
ちょっと特殊な水イボを治そうとある漢方薬を使ったら、3日間、歩けなくなりました。

それくらい、ヤバい時はヤバい副作用が出ます。
逆に体質みないでどっかの本からパクってきたような効果を頼りに処方してもウンともスンともいいません。

漢方薬は常に現在の体質と症状の変化をみながら専門家が確認しながら調整していかないといけないのです。
西洋医学の薬とは別物です。

そんな理由があるので、何も相談しないで買えてしまうということは、見方を変えれば売る方の先生は「あなたがどうなろうと知ったこっちゃない」ということです。

もちろん、責任はメーカーがとってくれますが、自分として漢方家?としては責任をとる気がないということをネットで宣言しているようなものです。

「うちの漢方薬は簡単に買えます。僕は体質など見る気がないです。または見る事ができませんので、勝手に買ってください。説明は本から適当な効果を抜き出して書いておいたので、勝手に読んで買ってください」

どんなに治りそうな良い宣伝文句が書いてあったって言ってることの本質はこういうこと。
先生の(本音)はこういう考え方なんですね。

ましてや、ネットの苦手な人を社長ぐるみで平気で騙そうとするような楽天ショップに賛同し、二重価格の詐欺をしているショップと並んで売っている店ですよ。

裏でそんなことをしているお店にあなたは相談にいきますか?

もし、真剣に相談したいのなら、そんな店はやめておいたほうがいいと思います。
安けりゃいいと言う人は積極的に利用しましょう。
ただし「治す」目的で買うのはやめましょう。目的が違います。
「買いやすかった。安かった。」で目的は全部達成されていますので。
そこに「治す」はありません。治ったらラッキーだったと思いましょう。

それでは「店名 楽天」で検索して確認してみよう!

posted by 華陀 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方薬の選び方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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