2013年11月14日

ひどい手荒れの患者さん

いやーこの症例、書きたくて、しょうがなかったんですよ。
でも、来られた時はまだ治るかどうかがわからなかったし、自分の見立てがあっているかもわからなかったので1ヶ月待ちました。

なんで治るかどうかも分からない相談し始めた時から書きたかったかというと、医師の診断がひどかったから。

ただ、こっちで治らないとそれは言えない。結果を出さないとただの批判です。
だから、このブログを書くのが待ち遠しかったのですね。

今回、長いですが最後まで読んでください。病院には怖さがあることもわかります。

患者さんはひどい手荒れの方。
60代で両手の皮膚がボロボロにめくれています。かゆみと痛みが混ざった状態で両手が使えない。
それまで病気一つしたことがない元気な患者さんです。
4月頃から軽い手荒れはあり、7月位から急激に悪くなったとのこと。

悪くなった頃、足の皮もポロポロとめくれていたとのことです。
急激にひどくなったため病院へ行きました。

初めは医師の大好きなステロイド。
その後、よりひどくなったので、ステロイド+抗菌剤。

で、より悪くなるばかり。

その後、医師は掌蹠膿疱症と尋常性乾癬の合併の状態との診断。
すごいですね。
掌蹠膿疱症と尋常性乾癬の合併!
どちらも難病ですが、70歳近くまで元気だった人が急に2つの難病を併発したと診断!!
今までの生きてきた背景とか仕事の環境とか完全無視。

で、この方にステロイド+抗菌剤を処方していましたが、それにメトトレキサートという抗がん剤を処方。

「抗がん剤」の処方です。やります。
尋常性乾癬だと自分の診断を疑わないすばらしい処方。
抗がん剤出すのに診断が間違っていたらどうしようなんて1mmも考えてません。

抗がん剤まで動員して総攻撃した結果・・・順調に悪化。
で、病院ではラチが開かないと、うちに相談に来られました。

僕は相談する時にまず医師の診断が誤診かもというところから入ります。
普通の方は医師は最高クラスの学歴を持っているので疑わないですが、高度であるのは間違いないですが所詮、免許なんですよ。免許。

運転免許をとったからといって、F1レースで優勝できるのは世界で一握りなんです。
F1まで行かなくてもレーサー並に運転できる人なんて免許があろうがなかろうが関係ない一握りの才能ある者だけです。

だから、医師免許も一緒。
免許持ってても医学を知ってるだけっていうのが大半だと思います。
運転免許取得者とレーサーが違うように医師免許取得者と「治すこと」は別物。
「治す」とはレースで勝つことができること。運転できることじゃないです。

僕の経験では7割がヤブ医者(免許もってるだけ)で2割が普通医者、1割が優秀な医者って感じだと思っています。(外科医、小児科医、救急医除く)

だから、病院の診断が誤診かどうかから入ります。
別に僕が新たに西洋医の真似事するわけじゃないです。
誤診するということは誤った薬を処方をするということ。
誤診による薬は身体に悪い影響を与えます。

その誤った処方による身体に対する悪い影響を調べるために誤診してないかどうかから入ります。体質みますから。(ちなみに自分の知識でわからない場合は、師匠のツテを辿って慶応とか阪大とかの西洋医のアドバイスも求めますよ。だから揚げ足とらないでね。)

そして今回、僕は見た瞬間、白癬菌による手荒れとみました。
足の皮がめくれるというのも詳しく聞くと半月も経たずに治ったとのこと。
これもただ単に水虫だと思う。

医師には足の皮がめくれることが治ったのは聞かれていないから答えていないらしいです。このパターンよくあります。医学の問題はなくコミュニケーションの問題。

ということで掌蹠膿疱症がそんな簡単に治るはずがない。
おそらく水虫に抗菌剤が効いたのでしょう。

手荒れの状態は文字では説明しずらいですが、特に湿疹が密集している部位とめくれている部位をみていけば菌系なんて一目瞭然。

ここで病院は西洋医学的に1つの間違いをしています。
漢方的にじゃないですよ。「西洋医学的に」

手荒れの見た目がひどかったので単純にそうしちゃったのと思うのですが、
抗菌剤とステロイドを一辺に処方しているのです。

ステロイドは炎症を抑えますが、免疫抑制の効果もあるのです。
だから菌だと診断したのであればステロイドと一辺に出しちゃダメ。

どっちか決めて様子をみながらやっていかないと。
様子を見ながら治療を変えていくことが必要。
大体、医師は治療方針を再検討して変えていくのではなく、薬をいたずらに増やしていくことが多いみたいです。

そして、うちでは簡単な外用ケアと体質に合わせた漢方薬をお渡ししました。

結果、2週間でかゆみがほぼなくなり、手のめくれていた皮は新たには、めくれなくなりました。
1ヶ月後は手のところどころ赤みが残っている状態。
一皮めくれた状態は普通の肌になっています。
まだ指先はひび割れたりしています。爪も半月はキレイになってますが、先はボロボロ。
でも完全に治るのは時間の問題。

菌による手荒れとみて、それに対する外用ケアと漢方薬をお渡しして短期間で治っています。ということは結果からは見立ては合っていたと考えられます。

で、もひとつ問題になるのは「抗がん剤」を処方していたこと。
医師が誤診して「抗がん剤」を処方。その時に抗がん剤なのに何の説明もなし。

実際、聞いた見たところ、飲んでいた時期は本人も、ものすごく身体がしんどかったそうです。そりゃそうですね。「抗がん剤と何の関係もない人に抗がん剤処方している」のですから。

なんにせよ、治ってよかったです。




posted by 華陀 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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