当初は「任意接種」扱いで合計3回分の費用約6万円は自己負担でしたが、2013年4月1日から法律で「定期接種」となりワクチン接種するものは公費の補助を受けられるようになりました。
ところがそのわずか2か月後に今度は厚生労働省が、接種を勧めることは差し控えるようにと市町村に通達しました。
初めは政府自体が推奨していたのに、いろいろな副作用が出てきたら、今度は「特に推奨はしない」
で「今は予防接種はいいかもしれないし、ダメかもしれないし・・・うにゃうにゃ」とどっちなんだ!状態です。
誰も責任をとりたがらない日本らしい対応です。
「よく国がちゃんと認めたものだから安心」と言う人がいますが、今回のワクチンに限らずに国なんて、こんなものですよ。
トクホなんかも、その【国】が認めたサプリメントですが「国ってこんなもの」から考えたほうがいいと思います。あれも業界の裏の話では金とコネさえあれば取れるらしいので。
今の政府が頼りないのではなく、ネットによって、真相がいろいろとわかるようになっただけなんでしょうね。多分。
さて政府の対応はおいといて、うちで不妊治療をしている人からよく「そろそろ、インフルエンザワクチンを受けたいのですが、受けた方がいいですか?」と質問されます。
そういう質問もあり、この記事を読むきっかけもありましたので、ワクチンのことを実際にどうなんだろうとネットで調べてみました。
まずは子宮頸癌のワクチンから調べてみたのですが、なかなかキナ臭いワクチンですね。
絶対反対派の方も多くいらっしゃるようで、その方々のサイトをみていると、ワクチン自体が全く意味がないというところまで問題が発展しています。
ワクチン自体に意味がない・・・
じゃあ、インフルエンザの予防接種ってどうなんだろうと調べました。
今までインフルエンザワクチンは何種類からあるインフルエンザのうちワクチンとの型が合えば、その年は当たりでインフルエンザが防げるし、実際に流行したインフルエンザとインフルエンザワクチンの型が合っていなければ普通にインフルエンザになります。
確実ではないですが、少なくともいくらかは防げる可能性があるんじゃないですか。って話です。
しかし、ワクチン自体が身体に意味がないのであれば、僕みたいにインフルエンザになったら、なったで漢方薬で治せばいいや!って思った次第ですが、その記事を読んでいると、どうもおかしな医学理論を展開しているような感じ。
その記事の説明では免疫が初めにインフルエンザと接触するのは鼻や喉の粘膜で免疫を強化するワクチンは血液中に打ち込むのでワクチンは血中では意味がないと書いてあります。
いくつかのサイトに同じことが書いてあるし、結構、しっかりしたつくりのサイトです。
???
ワクチンのシステムが粘膜とか血液とか関係あるの!?
ここからは僕の想像ですが、どうも記事を読んでいるとワクチンが直接、ウィルスと戦う免疫強化剤か何かと勘違いしていて、それを血液中に打ち込んだら、粘膜に侵入してくるウィルスとは関係なくなってしまう。だからワクチンは効かないみたいな話のようです。
他の記事を読むと結構、医学的に詳細にしっかり書いてあるサイトだったので、「えっ僕のワクチンに関する知識って今まで間違っていたの?」と思ってしまいました。
そこで独りよがりにならないよう、元外科医の師匠に確認。
そしたら、記事はやっぱり間違い。
ワクチンはそもそもリンパ球で免疫に勉強させて、そこから今度、同じ型のウィルスが侵入してきた時に免疫を侵入部である粘膜にも送り込むので、ワクチンを血中に打っちゃったら効かないなんて話はおかしいとおっしゃられていました。
はい、やっぱり昔に師匠に教えていただいた通り。
よかった。
こういう、いかにも専門的な感じでウソ書いているのって怖いですね。
それも複数のWebページで。
ネットでいろんな人がどんな情報でもとれるようになりましたが、大半が偽情報で、結局、師匠に確認をとるというアナログが一番、正しい方法だったというのがなんとも皮肉です。
ネットの情報はまず間違っている情報かも?と疑ってから検証するような形にしないとエラい目に合うかもしれませんよ。
あっ!それと、よく不妊治療中でインフルエンザの予防接種を受けた場合、どれくらいはタイミングなどをとらないほうがいいですかと聞かれますが、大事をとるなら1周期を見送るのがいいと思います。
最短で考えるなら、通常、インフルエンザが治るのに1週間位かかります。身体の中は完全に治っていないことを考えれば、倍の2週間。
それくらいをみたほうがいいかなと思います。
それも体質によって違ってくるとは思いますが。