2014年02月05日

漢方が効いているかどうかの確認方法

「以前に漢方薬を飲みましたが効いているかどうかわからないのでやめました」

うちに相談に来た人からよく聞く話しです。

以前、効かなかった漢方薬をうちの店で再チャレンジしてもらえるのはありがたい話しです。

さて、ここでよく誤解しがちなのが「前に飲んだ漢方薬が効かなかったのはモノが良くなかったから」と思われていること。

確かにそれはあります。

でも漢方の場合は西洋医学とは違うので、その前にもっと重要なことがあります。

それは「今、飲んでいる漢方薬が体質と合っているかどうか」

漢方薬の場合は体質と合っていなければ効果を発揮しません。

だから世界一の品質と効果をもった漢方薬であっても、処方する先生の体質の判断が間違っていれば、効かないのです。

逆に、そこそこの品質の漢方薬でも、体質と合っていれば効果を発揮してくれます。

最も重要なのは、良い成分だとか成分濃度が濃いとか、漢方薬自体の効果の高さではなく処方する先生の体質を分析する力です。

「体質を分析する力=漢方薬の効果」といってもいいと思います。

以前に漢方薬を飲んでもよくわからなかったという人の大半は、病院で処方された漢方薬を飲んでいたことが多いです。

病院はマニュアルをみながら漢方薬を処方していることが多いので、大体のところが体質を判断せずに処方します。

おまけに病院で処方するのは3倍量は飲まないと効かないと業界的にも、まことしやかに噂になっているツムラの漢方薬。

体質を分析しない。

効かなさそうな品質の漢方薬。

こんなダブルパンチなので、逆に効いたほうがラッキーですよ。

僕的には「東洋医学的な問診をとらない」「体質判断もしないで漢方薬の処方をする」病院の漢方なんて治療ではなく、漢方薬のお試し体験だと思ったほうがいいと思うくらいです。

多分、出してる医者本人も「漢方薬が新薬よりもシャープに効くことがある」なんて思ってないですから。

漢方薬が効いているかどうかというのは、それを確認するより前に「体質をちゃんとみて、効くように出してくれているのか?」という問題があるということですね。

それにもう一つは「その薬が効いたか?」「効いていないか?」の考え方の違い。

漢方を東洋医学理論的にわかっていない医者も一般の人も、漢方薬の効果を考える時って西洋医学のお薬と同じように考えちゃっているのですね。

通常の新薬までの処方の流れは・・・

@頭痛で悩んでいる患者さんがいる。

Aだから痛みを止める鎮痛剤を処方した。

B鎮痛剤は体内の痛みの物質を止めるので頭痛がなくなる。

といった流れです。

西洋医学の薬の効果の考え方は直接的で単純なものが多いです。

→ 痛みがあるから体内の痛み物質を止める。

→ 胃酸が出過ぎているから胃酸を止める。

→ 血圧が高いから血管を広げる。

→ 湿疹があるから皮膚の炎症を抑える。

大体どれも「止める」「抑える」「切り替える」といった働きです。

その効果は単純で基本的には1つの症状を1つの薬で治す感じです。

しかも新薬は設計上、20分位で体内に吸収されて効果を発揮して、その後は排泄されて体内に成分がなくなれば効果もなくなります。

「飲んだら治って、薬の効果時間が切れたら、また症状が復活して、飲んだら治って・・・」

と繰り返すのはこういった新薬の性質上からきます。

漢方薬の効果は、これと同じように考えることができません。

なぜなら漢方薬は痛みの発する体内の物質を止めるとか、直接的に効かせるわけではないからです。

「漢方薬の中の●●という成分が痛みを止めているんじゃないか?」

とか、必死で研究しているところもありますが、漢方薬を使うに当たっての東洋医学のルールの中にそんな考えはありません。

それはそれで「まー趣味でやってればいいんじゃないの」と思います。

漢方薬は体質をみて「血が不足しているから」とか、「水がうまく流れていないから」とか、そういう東洋医学的な病気の原因で、頭痛という症状が出ていると考えます。

体内の痛みの物質を直接抑えるわけではありません。

「血」からくる頭痛。「水」からくる頭痛。だから漢方薬は同じ頭痛でも漢方薬が変わります。

漢方薬の効果は、直接的に働きかけるわけじゃないので「自分の気になる症状が良くならない。だから漢方薬は効いていない」ではないのですね。

全身の身体の状態の変化をみて、気になる症状の改善につながるかどうかを見ていかないといけないのです。

漢方薬でも急性に発生した咳をなんとかしたいとか、頭痛をなんとかしたいなどの時は漢方薬で咳が治まったか?頭痛がなくなったか?と目的の症状自体が直接的にどうなったか?をみていきます。

それ以外は、体を全体的にみないといけないのです。

だからひょっとしたら、今の漢方薬を飲んでからの不快な症状も治っていく途中なのかもしれません。

はたまた、単純に漢方薬が体質と合っていなくて効いていないだけなのかも。

気になる人は漢方薬を処方してくれた先生に直接、聞いてみましょう!


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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉


posted by 華陀 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気を治す方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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