2014年04月10日

良い漢方相談の病院やお店の選び方マニュアル

漢方って一般の人には余りに謎すぎて、漢方の治療は誤解されている部分が多いです。

ヘタすれば現時点で漢方相談している先生ですら、漢方の事を理解せずに相談していることもあったりなかったり。

そこで今回は世の中の漢方治療ってどんな形で行われているのか、業界の専門的な見方からタイプ別に簡単にまとめてみたいと思います!

まず本来の漢方治療とはどんなものなのか?

それがわからないと比べることができませんので、本来の漢方治療ってどんな感じなのかを説明します。

漢方はおよそ2千年前に中国で確立された医学です。

なので、西洋医学とは何の関係もありません。

今の病院で「あなたはアトピーですよ」とか「あなたはメニエルですよ」と言われる病名は西洋医学の理論で決められたことであって、漢方医学の中には存在しません。

細かいことですが、ココ重要です。

漢方は発達した歴史も場所も違うので、現在のスタンダード医学である西洋医学の理論は漢方とは直接は関係ありません。

漢方は自然治癒力に合わせて治療するというのが、治療の原則です。

体質を見るところから始めるのもそのためですね。

西洋医学の薬は身体の働きを無理矢理、変えて治療します。

ここが大きな違いです。

ではでは、これらを踏まえて各業界で漢方治療ってどう行われているかを見てみましょう。


【ほぼいない漢方専門家タイプ】 漢方専門でされている先生達
病院でもお店でも、その先生自身が漢方を専門的に学んでいれば本来の漢方治療の方法をとっています。

逆にその先生自身が専門的に勉強していなければ、病院であっても漢方に関しては素人と変わりありません。

(問診) :体質を診断するために東洋医学的な問診をとります。

西洋医学の問診や検査は漢方的に体質を判断することと直接は関係ありません。

ただし西洋医学の情報を「参考」にはします。

(診断) :中医学とか日本漢方とか各流派によって体質の考え方が異なりますが、その流派の治療原則に沿って体質の判断をいたします。

診断を中医学では弁証論治、日本漢方では証を証明すると呼んだりもします。

(漢方薬の処方) :体質に合わせて漢方薬を選びます。

西洋医学の病名で選びません。

(特徴) :漢方は基礎の医学理論さえやっていればいいというものではなく、それを更に発展させて独自に自分の治療方法を考えだしていく必要もあります。

よって専門性の高いお店ほど個性的で変わった先生が多いです。「個性的」がかならずしも良い方向とは限りません。


【よくある漢方専門風のタイプ】 大半の漢方相談をしている薬局や薬店

(問診) :漢方薬を選ぶための問診をとるところがあったり、症状だけをその場で聞いたりするところもあり、まちまちです。

(診断) :病院よりは漢方の事を少し理解しています。

しかし専門で勉強がせず、大半は漢方薬メーカー主催の勉強会で聞きかじった情報を元に診断します。

病院のような病名マニュアルだけで処方するようなヒドさはないですが、症状をあてはめて診断するといった感じでしょうか。

体質はよくわかっていない先生が多いです。

(漢方薬の処方) :病院が西洋医学的な病名に設定された漢方薬マニュアルでの処方なら、こちらは症状からのマニュアル的な処方です。

漢方薬メーカー主催の勉強会では切れ切れにしか勉強できないので、漢方の医学理論を体系的には学んでいない人が多いです。

病名マニュアルプラス症状から漢方薬を選ぶといった感じ。

(特徴) :結局、根本の考え方が西洋医学だったりする人が多いです。

説明も東洋医学と西洋医学が混じったような曖昧な説明をします。

サプリメントと漢方薬を抱き合わせで販売する人が多いです。

ちなみにサプリメントは漢方とは何の関係もありません。

中には生薬系サプリメントも漢方薬だと勘違いしている人もいます。


【保険適用の病院タイプ】 大半の病院(漢方1本の専門でないところ)

(問診) :体質を判断するための問診は一切とりません。

ちょっとかじった先生だと2、3どうでもいいことを聞いたりします。

(診断) :体質を知るための問診をとっていませんので、漢方的には診断が不可能です。

(漢方薬の処方) :メーカーさんが用意した西洋医学の病名と漢方薬を設定したマニュアルや臨床資料を参考にするか、または漢方薬メーカー主催の勉強会で小耳に挟んだ情報を元にマニュアル的に処方します。

2千年前に中国で確立された漢方と2百年前辺りからヨーロッパで発達してきた西洋医学は何の関係もありませんので、病名と漢方薬は直接は何の関係もありません。

特徴: 医大では漢方の医学理論を体系的には一切、教えてくれないので、大半の医者がツムラなどから貰ったマニュアルをみて処方しています。

体質などは理解も説明もできないことが多いです。

体質の概念が理解できていないので漢方薬が効いたかどうかも確認できないので、ただ漠然と長期間、同じ漢方薬を処方しつづける傾向があります。


【ドラッグ、ネット通販タイプ】 ドラッグや自分自身で選んで購入する

問診も診断も漢方薬の処方などの方法のノウハウを知りません。

素人の方が知識と経験なく飲まれる場合は、残念ながら、ただのお試しです。

ラッキーであれば治るだろうしアンラッキーであれば、体質と合っていない漢方薬を飲んで、より体質がこじれて状況が悪くなることもあります。

ちなみにこのタイプはネットの情報が正しいと勘違いしている人が多く、ネットの漢方薬の情報自体が合っているかどうかは非常に怪しいところです。

このタイプは論外なんで、おいといて、漢方を専門にやっている先生から見れば漢方に関しては病院が一番最低です。

一般の方は以外かもしれません。

普段は西洋医学の仕事に謀殺されるために漢方を片手間でやらざる得ないところが多いというのが現実の状況じゃないでしょうか。

全部の病院やお店がこんなステレオタイプ的に分けられるわけではないです。

またこの評価はあくまで僕の個人的な評価です。

どちらにしろ、これをどう考えるかは実際に治療を受けたときの「患者さん」がどう思うかですね。

以前にも似たような記事を書いたと思いますが、今回はまとめてみました。

ご参考になればと思います。

●PMS(月経前症候群)など、漢方相談ご希望の方は、こちらのまごころ漢方の「無料漢方相談」から送信してください。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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