2014年06月11日

漢方薬は長く続けても治らないこともある。

漢方薬って体質に合わせて処方します。

この辺りは知ってる!知ってる!って感じですよね。

この「体質に合わせる」という意味が、一般的には誤解されているようなので、漢方治療で体質に合わせていくとはどういうことなのかを詳しくみてみましょう。

「体質に合わせる」という意味合いは病院でも誤解されていることがあります。

どんな誤解かというと体質に合った漢方薬を飲み続けていけば、いつか自動的に治っていくんじゃないかということ。

だから、よく同じ種類の漢方薬を何ヶ月も飲み続けている人がいます。

で「飲んでいてどんな感じでしょうか?」って聞いてみても「よくわからない」という答えが返ってきます。

何年も飲んでるのに。

病院などは漢方薬って、どれくらい飲み続けないといけないのかわかっていないことが多いので、ただ漠然と処方し続けているのです。

でも、いくら飲み続けても漢方薬ってダメな時はダメなことがあります。

これには2つのパターンがありますよ。

1つは単純に漢方薬と体質が合っていない。

病院などは最適な漢方薬を選ぶための体質診断をしませんので、必然的に自分に合っている漢方薬を選んでもらう確率が非常に低くなります。

こうなると、もともとが合っていないので、いくら何年続けても、良くならないものは良くならないのです。

漢方薬が効いてくるのに時間がかかることはありますが、あくまで体質と漢方薬が合っていればの話しです。

「合っていないものも時間をかければ、いつか効いてくる」なんて漢方薬はファンタージーに出てくる魔法の薬ではありません。

何百種類の中から、ピタッと体質に合ったものを選ばないといけないのです。

そんな超現実的な治療の漢方ですが初めに体質を分析していない方法(漢方的な問診をとらないでマニュアルで処方する)で処方しちゃうと、良くならなくっても、次にどの漢方薬に変更していっていいか、ぶっちゃけ先生自身がわからなかったりするのですね。

こうなったら悲惨。

ただ、ただ、合ってるかどうかもわからない漢方薬を永遠と続けていくだけです。

今の漢方薬を続けてもダメなパターンの2つ目は、その漢方薬の治療範囲が終わっている場合。

ちゃんと漢方治療をするところは、全身の症状や状態をみて、体質を分析し最適な漢方薬を選びます。

漢方は全身の症状などをお聞きしているので、治る時も1つの症状ではなく、いろいろな症状が良くなっていくことが多いです。

でも、漢方薬だからって、どれもが全身の症状の改善全てをカバーしているとは限らないのです。

漢方薬は、その漢方薬が持っている治療の守備範囲というものがあります。

全ての症状を良くできるわけではないのですね。

ただし基本的には全身全ての症状が治るように漢方薬を選ぶようにはします。

でも漢方薬も万能ではないのです。

漢方薬ごとに特異な治療範囲や役割があるのですね。

この治療範囲はマニュアル的にはっきりとは決まっていません。

治療している中で漢方の先生が分析していくしかありません。

初めに劇的に腰の痛みが良くなった。

しかし、まだ4割位、腰の痛みが残っている。

この場合、単純に飲み続けていけば良くなることもありますが、具合の悪いレベルと漢方薬の治療範囲が合っていなければ、どれだけ飲み続けても、初めに良くなったレベルから進まないのです。

そこで治療終了。

この状態に陥ったら、今、飲んでいる漢方薬は直ちに変更しなければいけません。

ダラダラと治療の止まった漢方薬を飲み続けても事態は変わらないのです。

事態が変わらなければ、漢方薬事態を変更し、次のステージに治療を進めなければいけません。

一般的には漢方薬は長く続けないといけないと思われていますが、身体の様子をマメにチェックしながら、漢方薬はどんどん変更していく場合も必要なんですね。

漢方薬自体が持っている守備範囲。

自分の体調の変化がどこ辺りで止まってしまったか、チェックしてみてください。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方ってなんだろう? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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