2014年07月11日

病院(医者)は実は漢方を知らないことが多いのです

漢方治療で一般的にひっじょーうぅに誤解されていることがあると思うので、その誤解を解いておきたいと思います。

これは批判というよりも、「ただの事実」で、患者さんにフェアに考えてもらえたらと思って記事にしました。

病院ブランドに対する誤解です。

病院は病気を治してくれるところです。

いわば、治療のエキスパートですね。

治療機関は他にも薬局やら、整骨院や鍼灸などもありますが、治療の頂点はなんといっても病院です。

本当にどうしようもない病気で困ったら病院ですね。

ここで、おっきな誤解が生まれています。

「漢方も医学だから医者が詳しいんじゃないか」と思っている事。

これ、まったくの誤解です。

確かに西洋医学は超優秀な大学で6年間、医学を学びます。

そして、その後、国家試験に通れば医師になれます。

6年間も医学のことを専門に勉強するのだから、そりゃ、医学のエキスパートになりますよね。

でも、これって、ほぼ西洋医学だけなんです。

漢方のこともチョロっと勉強するらしいですが、漢方の学ぶ時間って6年間で何万時間もある医学の勉強の中のたった6時間(3時間だったかな)もないらしいです。

うちに医者の卵の医大生が患者さんとして来ていたのですが、漢方に興味をもって「もっと勉強したい」と大学の教授にお願いしたら、医大では教えてないから「個人的に勝手にやってくれ」と言われたそうです。

確かに医大側としては漢方で治療できるほどの事は教えていないと思います。

つまり、普通に医師になるための勉強をしたきた医者の場合、漢方に関しては専門家でもなんでもないのです。

漢方は「医師」も何も関係なく、自分で個人的に勉強しなければいけません。

個人の人が本集めて、独学で勉強するのと同じです。

病院は治療のエキスパート。

しかし、漢方薬に関しては、それがほとんどあてはまらないのです。

漢方医学って医師免許のような資格がありません。

僕が持っている国際中医師という中国政府が認定したものはありますが、これだって漢方治療のエキスパートを示すわけではありません。

サイトにはタテマエ的に「国際中医師」とは・・・と、えらそぶって書いていますが、ぶっちゃけ、原付の試験みたいな暗記だけで合格できます。(それでも現役で漢方の店やってて落ちる残念な先生もいますが)

この国際中医師、漢方の知識をひけらかして、自慢するには役立ちますが、実践の治療では1mmも役立ちません。

これも残念ながら持っているからといって治せるわけじゃないのです。

漢方治療の腕って資格や権威が関係ない世界なのです。

存在するのは実力のみ!

どこどこ大学を出たとか、よくありがちな中国のどこどこ大学で学んだとか、西洋医学で役立ちそうな肩書きは一切、意味がありません。

さっきの国際中医師と一緒で、ないよりはあったほうがいいけど、持ってるからって治せません。

ただ、つめこみ記憶で試験に受かっただけ。みたいな。

漢方はどこまでいっても「その人」の漢方治療のセンスがどうなのか?だけです。

でも、まだまだ無条件に病院の方が漢方を知っていると誤解している人が多いようです。

ちなみに医師になるための医大では、ほとんど勉強できないのに、どうやって漢方薬を勉強しているのでしょう。

それはメーカーさんから貰った資料やマニュアルを参考にしたりして、簡単に処方できるマニュアル方法だけ勉強しているのです。

後、そのメーカーなどの勉強会に出席したり。

メーカーの勉強会って言ったってヒドイもんですよ。

僕は修業時代にツムラの勉強会に何度か出席したことがありますが、現役の医者の質問が講師に対して「この病気だったら何の漢方薬を処方したらいいですか?」とかマニュアル治療を知りたがっている質問ばかりでした。

手っ取り早く処方したいんでしょうね。

漢方的な体質の分析とかめんどいですものね。わかります。

多分、バリバリの漢方治療専門でやっていない病院以外は、ちゃんとした勉強も、まともにしたこともないんじゃないかと思います。

つまり、ちょっと漢方の本をかじった人なら、漢方に関しては医者とあなたは変わらないということです。

病院は治療のブランドと思いたいところですが、残念ながら漢方においては、あてはまりません。

素人同然。

あなたは自分と変わらないような実力の人に自分の治療をお願いしたいですか?

僕はツムラの漢方処方のためのマニュアル資料を持っています。

それを患者さんに見せてあげると「あ、ほんとだ!この通りに処方してました」って皆さん、おっしゃられます。

病院の全部が全部、そういうわけではないと思いますが、皆さんが考えているような、漢方を医大でみっちりと基礎から学んでいるわけではないということです。

「医師」ということは関係なく「その人」が独学(師匠につくなども含む)でどれだけ研究したか?も必要な医学なんですね。

なにせ、漢方治療は経験を積むほど、治せるようになる経験医学なので。

だから、本当の漢方治療に取り組んでいるところを探すのは大変かもしれませんが、うちのブログがその参考になれればと思います。

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【このブログの著者】
まごころ漢方薬店 国際中医師 松村直哉

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posted by 華陀 at 19:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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